JPH10116087A - 集中カラオケシステム - Google Patents

集中カラオケシステム

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JPH10116087A
JPH10116087A JP8287480A JP28748096A JPH10116087A JP H10116087 A JPH10116087 A JP H10116087A JP 8287480 A JP8287480 A JP 8287480A JP 28748096 A JP28748096 A JP 28748096A JP H10116087 A JPH10116087 A JP H10116087A
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karaoke
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JP8287480A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Terajima
達雄 寺島
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト高を招来することなく複数のカラオケ
端末装置に対して同時に、同じ、或いは異なる画像情報
を送出することができる集中カラオケシステムを提供す
る。 【解決手段】 集中情報送出装置2より複数のカラオケ
端末装置31〜3nに対して少なくとも背景画の画像情
報を送出する集中カラオケシステムにおいて、前記集中
情報送出装置は、前記画像情報を圧縮して記憶するため
に高速アクセス可能な高速アクセス記憶手段22と、前
記画像情報を送出するために前記カラオケ端末装置の数
に少なくとも対応する数のチャネルを有するチャネル手
段23とを備えるように構成する。これにより、同時
に、同じ、或いは異なる画像情報を各端末装置に提供可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集中情報送出装置
より複数のカラオケ端末装置に対して背景画の画像情報
を送出する集中カラオケシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像装置を備えた、いわゆるカラ
オケ装置では、演奏曲の頭出しの高速化を図るため、及
び演奏曲の音楽データが大容量であることから、この種
のメディアとして、MIDI(Musical Ins
trument Digital Interfac
e)を用いるのが一般的となっている。このMIDIを
利用したカラオケ装置においては、背景画に利用する再
生画像データのメディアとしては読み出し専用のビデオ
ディスクを用いるのが一般的であり、曲のイメージ毎に
グループ分けされた画像を再生し、歌詞文字などの情報
をそれに合成することによりカラオケの背景画像を構成
している。
【0003】1曲あたりの演奏時間は通常約5分程度で
あるが、MIDIを利用するカラオケ装置においては通
常、用意される演奏曲数は何千にもおよび、これに対応
するためには、背景画像用ビデオディスクを何十枚も用
意する必要がある。ところで、最近においては、ホテル
やカラオケボックスのように利用者が多人数に及ぶよう
な施設においては、1つの集中情報送出装置に対して、
それ自体は映像装置を持たない複数のカラオケ端末装置
を用意した集中カラオケシステムが開発されている。こ
のシステムによれば、1台の集中情報送出装置から各カ
ラオケ端末装置の対してマルチチャネルで異なった背景
画の画像情報を個別に送出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムに
よれば、各カラオケ端末装置に背景画用のディスク等を
設置する必要がないことから比較的コストがかからない
という利点を有する。しかしながら、上記したような集
中カラオケシステムにおいては、画像情報の記憶媒体と
して、一般的にはレーザディスクや、CD−ROM等の
ビデオディスクを用いていることから、一枚のディスク
から一度に多数のファイルの画像情報を読み出すことは
不可能であり、そのため、集中情報送出装置側において
ビデオディスクの再生プレーヤをカラオケ端末装置の台
数分少なくとも用意しなければならないばかりか、同時
に、複数のカラオケ端末装置から同一の楽曲がリクエス
トされた場合に備えて、同一内容の画像情報を記憶する
ディスクを予備として複数枚用意しなければならなかっ
た。このため、設置スペース及び設備コストの削減効率
が十分ではなく、依然として大きなコストがかかるとい
う不都合があった。
【0005】また、予備枚数以上のリクエストが同時に
あった場合には、不足分のカラオケ端末装置に対して
は、直ちに画像情報を送出できず、利用者を待たせてし
まうことにもなってしまった。更には、画像情報の再生
時には、メカニカルな機構によりディスクの交換も行な
わなければならず、リクエストされてからの応答時間
も、その分長くなる傾向にあった。本発明は、以上のよ
うな問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案され
たものであり、その目的は、コスト高を招来することな
く複数のカラオケ端末装置に対して同時に、同じ或いは
異なる画像情報を送出することができる集中カラオケシ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、集中情報送出装置より複数のカラオケ
端末装置に対して少なくとも背景画の画像情報を送出す
る集中カラオケシステムにおいて、前記集中情報送出装
置は、前記画像情報を圧縮して記憶するために高速アク
セス可能な高速アクセス記憶手段と、前記画像情報を送
出するために前記カラオケ端末装置の数に少なくとも対
応する数のチャネルを有するチャネル手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0007】以上のように構成することにより、画像情
報は、例えばシステム用ハードディスクのように高速ア
クセスが可能な高速アクセス記憶手段に記憶されてお
り、これからの読み出し情報は複数のチャネルを有する
チャネル手段を介して各カラオケ端末装置に対して送出
されることになる。この場合、一般的には、ハードディ
スクドライブの読み出し速度は、ビデオディスクの場合
よりも20〜30倍も早いことから、異なるファイルの
画像情報の読み出しは勿論のこと、同じファイルの画像
情報も各カラオケ端末装置毎に読み出して送出すること
ができる。従って、複数のカラオケ端末装置側から同時
に同じファイルの画像情報の読み出しリクエストが生じ
ても、ほとんど待時間なしでこれに対応することが可能
となる。
【0008】また、上記高速アクセス記憶手段と併せて
従来用いていたビデオディスク等の低速アクセス記憶手
段も用いることができる。この場合、低速アクセス記憶
手段のみに記憶された画像情報に読み出しの要求がなさ
れたならば、このファイルを高速アクセス記憶手段にコ
ピーして記憶させておけば、次のリクエスト時には、高
速アクセス記憶手段から迅速に読み出すことが可能とな
るし、また、複数の同時リクエストにも対応することが
可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る集中カラオ
ケシステムの一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る集中カラオケシステムを示す全体構
成図、図2はカラオケ端末装置を示すブロック構成図、
図3は集中情報送出装置のチャネル手段を示すブロック
構成図である。
【0010】この集中カラオケシステム1は、主に背景
画等の画像情報を送出する集中情報送出装置2と、これ
に共通に接続される多数のカラオケ端末装置31〜3n
とにより主に構成されている。尚、nは整数であり、例
えば一例として12台程度の端末が設けられる。これら
の集中カラオケシステム1は、例えばホテルやカラオケ
ボックス等に設けられる。上記集中情報送出装置2は、
例えば公衆回線7を介して配信センタ8に接続すること
もでき、この配信センタ8には多数の楽曲についての音
楽情報(MIDI情報、歌詞文字情報、コーラス情報
等)と共に静止画や動画(MPEG圧縮画像)などの背
景画に関する画像情報が大容量の記憶媒体、例えばハー
ドディスク9にデータベース化されて記憶されている。
【0011】この配信センタ8の全体は、コンピュータ
よりなるセンタ制御部12の制御下に置かれ、上記ハー
ドディスク9の情報は、センタ送受信部10、インタフ
ェース11を介して必要に応じて集中情報送出装置2側
へ供給できるようになっている。尚、この配信センタ8
を設けることなく、集中カラオケシステム1を単独で動
作させるようにしてもよい。各カラオケ端末装置31
3nは、演奏曲と、MIDI等の音響信号を得る端末本
体5と、ボーカルと音楽演奏音を出力するスピーカ部6
と、映像を表示するモニタ部4とにより主に構成されて
いる。
【0012】図2は1つのカラオケ端末装置を示してお
り、各端末装置は同じ構造に形成されているので、ここ
では代表としてカラオケ端末装置31 を記載してある。
図中、13は入力部であり、利用者がリクエスト曲等を
テンキー等を利用して入力するものである。14はRO
M等よりなる記憶部であり、ここには楽曲とこれに対応
する背景画の種別等が予めテーブル化して記憶されてい
る。15はRAM等よりなるバッファメモリであり、集
中情報送出装置2側から送られてくる楽曲のMIDIデ
ータ、歌詞文字データ、コーラスデータ等が一時的に記
憶される。尚、ここで注意すべき点は、大容量となる背
景画情報やMIDIデータ等は、このカラオケ端末装置
側には記憶されておらず、後述するように集中情報送出
装置2側に記憶されている。
【0013】16は画像合成回路であり、集中情報送出
装置2側から供給される背景画情報と端末制御部17側
から送られてくる歌詞文字等の情報を合成するものであ
る。ここで合成された背景画と歌詞文字は、モニタ部4
にて合成された状態で表示されることになる。17は、
例えばマイクロコンピュータ等よりなる端末制御部であ
り、この端末全体の動作を制御する。18は、MIDI
インタフェースであり、MIDIデータを識別するもの
である。19は、MIDI音源ユニットであり、上記識
別されたMIDIデータに基づいて種々の楽器音の音楽
信号を増幅器20へ送出するようになっている。この増
幅器20では利用者の音声を拾うマイク部21からの音
声信号と音楽信号をミキシングしてスピーカ部6へ送出
するものであり、ボーカルと伴奏音がこれより出力され
る。全体的なタイミングは上記端末制御部19によって
制御され、伴奏音と歌詞などの表示情報と背景画情報が
同期したものとなる。
【0014】図1に戻って、この集中情報送出装置2
は、多数の動画や静止画などの背景画の画像情報を記憶
する高速アクセス可能な高速アクセス記憶手段として例
えばシステム用ハードディスク22を有しており、これ
には上記カラオケ端末装置31〜3nの数に少なくとも
対応した数のチャネルを有するチャネル手段23が接続
されて、各カラオケ端末装置31 〜3nに対して個別独
立的に、異なる或いは同じファイルの画像情報を略同時
に送出し得るようになっている。この点に関しては、図
3を参照して後述する。このように、多数の画像情報を
略同時に送出できるようにするために、上述したように
この高速アクセス記憶手段としては、高速アクセス及び
読み書きが可能なシステム用ハードディスク22を用い
て、後述する従来のビデオチェンジャのアクセス速度の
20〜30倍程のアクセス速度を得ている。このシステ
ム用ハードディスク22の記憶容量は、例えば2Gバイ
ト程度のものを用いることができ、例えば1本6分程の
動画ファイルを30本程度記憶することができる。尚、
このディスク数には限定されず、例えば更に増設して、
記憶容量を大きく設定するなどしてもよいのは勿論であ
る。
【0015】このシステム用ハードディスク22とチャ
ネル手段23とでビデオサーバ24を構成しており、こ
の動作は、例えばマイクロコンピュータ等よりなるサー
バ制御部25により制御されることになる。また、この
集中情報送出装置2は、特定の楽曲に関する音楽情報や
画像情報等を固定的に記憶する低速アクセス記憶手段2
6を有している。この低速アクセス記憶手段26として
は、例えば従来用いられていたビデオディスクチェンジ
ャを用いることができ、この中にはCD−ROMやLD
(レーザディスク)等が再生可能に収容されている。こ
のCD−ROMやLDには、上述のように音楽情報や画
像情報等が固定的に記憶されており、システム用ハード
ディスク22に対して補完的に使用できるようになって
いる。このビデオディスクチェンジャには、例えば通信
回線では配信できないような、いわゆる管理楽曲に関す
る情報を格納させることができる。尚、上述のようにこ
のディスクチェンジャ26は補完的なものであるので、
設けないようにしてもよい。更に、集中情報送出装置2
には、各楽曲のMIDIデータ、歌詞文字データ、コー
ラスデータ等が記憶されたMIDI用ハードディスク4
5が設けられており、カラオケ端末装置からのリクエス
トに応じて所定のMIDIデータ等を送出するようにな
っている。また、この集中情報送出装置2の全体は、コ
ンピュータ等よりなるシステム制御部27により制御さ
れ、更に、システム送受信部28及びインタフェース2
9を介して配信センタ8側との間で情報の送受信を行な
い得るようになっている。
【0016】一方、上記チャネル手段23は、図3に示
すように構成される。すなわち、図中、チャネル手段2
3は、カラオケ端末装置数に対応する数の緩衝メモリ3
1〜31nを有しており、各メモリはディスクインタ
フェース32を介してシステム用ハードディスク22に
接続されている。上記緩衝メモリ311〜31nは、例
えば画像表示にしても1秒程度の記憶容量を有するFI
FOメモリよりなり、先に書き込まれた情報から先に排
出するという、いわゆるファーストイン・ファーストア
ウトの動作をする。この各緩衝メモリの出力側には、パ
ラレル信号をシリアル信号に変換するなどして所定の変
調を行なう変調回路331〜33nが接続されている。
そして、各変調回路からの出力画像信号が上記各カラオ
ケ端末装置31〜3nに個別に伝送させることになる。
これらの各緩衝メモリ311〜31n及び変調回路331
〜33nは、例えばマイクロコンピュータ等よりなるチ
ャネルコントローラ34により制御される。また、図
中、40はビデオサーバ24のバスラインであり、RO
M35は、サーバ制御部25が実行するプログラム等を
記憶する記憶部である。
【0017】次に、以上のように構成された集中カラオ
ケシステムの動作について説明する。まず、全体の流れ
について説明すると、複数台あるカラオケ端末装置31
〜3nの内、いずれかの端末装置の入力部13を用い
て、利用者がリクエスト曲を選曲番号により入力すると
(図2参照)、端末制御部17は選択されたリクエスト
曲を集中情報送出装置2側へ送り、システム制御部27
はリクエスト曲に対応するMIDI情報等をMIDIハ
ードディスク45から、或いはディスクチェンジャ26
から読み出して、これをリクエストのあったカラオケ端
末装置側へ送出する。カラオケ端末装置は受信したMI
DI情報等の音楽情報等を一旦、バッファメモリ15に
記憶し、これから読み出した情報をMIDIインタフェ
ース18へ送出すると同時に、音楽情報中の歌詞文字等
の表示情報を画像合成回路16へ送出する。これと同時
に、端末制御部17は、先の選曲番号によって指定され
た選択曲に対応する背景画をROM14のテーブルから
同定し、同定した背景画選択信号36aを集中情報送出
装置2に向けて送出する。
【0018】集中情報送出装置2においては、システム
制御部27が、上記背景画選択信号36aを受け、例え
ばシステム用ハードディスク22に記憶されているテー
ブルを参照することにより、選曲番号により指定された
背景画情報をビデオサーバ24或いはビデオディスクチ
ェンジャ26に要求し、この背景画情報を読み出す(図
1参照)。読み出された背景画情報36bは(図2参
照)、先の画像合成回路16に送出され、ここで端末制
御部17から送られてくる歌詞文字等の表示情報と合成
され、モータ部4に背景画と共に歌詞文字が重ね合わせ
て表示される。
【0019】一方、MIDIインタフェース18は、端
末制御部17から送出されてきた音楽情報からMIDI
データを識別し、MIDI音源ユニット19から種々の
楽器音の音楽信号37を増幅器20に送出する。そし
て、増幅器20は、この音楽信号37と、マイク部21
からの音声信号38をミキシングし、スピーカ部6から
伴奏音とボーカル音を出力する。1つのカラオケ端末装
置にてリクエストされている間に、他のカラオケ端末装
置から、リクエストがなされた場合にも、上述したと同
様な操作で再生動作が行なわれ、背景画も同時に読み出
されることになる。
【0020】次に、集中情報送出装置2における背景画
データの送出動作について説明する。図1において、例
えばシステム用ハードディスク22には、静止画や動画
などの背景画データのみならず、このシステム用ハード
ディスク22及びビデオディスクチェンジャ26に記憶
されている背景画データの番号と楽曲番号とを対応させ
たテーブルが予め記憶されており、選曲番号がカラオケ
端末装置側から送出されると、このテーブルを参照する
ことによりどちらに記憶されているか認識し、その背景
画データが読み出される。尚、上記テーブルをMIDI
用ハードディスク45に記憶させるようにしてもよい
【0021】ここで、他のカラオケ端末装置からのリク
エストも同時に行なわれ、システム用ハードディスク2
2に記憶されている複数ファイルの背景画データの読み
出しが要求された場合には、このディスク22は高速ア
クセスが可能なことから要求された背景画データを順
次、例えば所定量ずつ高速で読み取り、それぞれを対応
するチャネル手段23のチャネルにディスクインタフェ
ース32を介して流し込み、各カラオケ端末装置に略同
時に送出することが可能となる。ハードディスク22か
らの背景画データの読み出しは、各緩衝メモリ311
31nに記憶できる量のデータを高速で読み出し、緩衝
メモリでこのデータを少しずつ後段側へ排出している間
に、他のチャネルの背景画データも一定量ずつ読み出
し、これを順次繰り返すことによって各チャネルにおけ
る背景画データを途切れることなく出力する。この場
合、複数のカラオケ端末装置から同時に且つ同じ選曲が
なされた場合、或いは他のチャネルで再生中において当
該再生楽曲と同じ楽曲が他のカラオケ端末装置より選曲
されてリクエストされた場合にも、上記した操作により
同一の背景画データを1秒程度の遅れ、或いは待ち時間
は僅かにあるとしても、略同時に各カラオケ端末装置に
送出することが可能となる。尚、ここで、ビデオディス
クチェンジャ26にしか記憶されていない背景画データ
が複数のカラオケ端末装置から同時にリクエストされた
場合には、1のカラオケ端末装置に対する送出再生が完
了するまでは、次のカラオケ端末装置は待機状態となっ
てしまうこともあり得る。
【0022】以上の流れを、図4に示すフローチャート
も参照して説明する。まず、あるカラオケ端末装置にお
いて選曲がなされると(S1)、ビデオサーバ24のシ
ステム用ハードディスク22、或いはMIDI用ハード
ディスク45にテーブル化されて記憶されている、ビデ
オサーバ24とディスクチェンジャ26のインデックス
情報を参照し(S2)、どちらにリクエストされた背景
画データ(画像情報)が記憶されているかを判断する
(S3)。この結果、ビデオサーバ24側に記憶されて
いる場合には、システム用ハードディスク22より対応
する画像情報を読み出して、これをリクエストしたカラ
オケ端末装置に向けて送出する(S4)。尚、MIDI
データ等の音楽情報に関しては、MIDI用ハードディ
スク45から読み出され、対応するカラオケ端末装置に
向けて送出される。次に、選曲があるか否かを判断し
(S5)、YESの場合にはS2に戻って、上述したス
テップを繰り返し実行する。すなわち、ビデオサーバ2
4側にリクエストされた背景画データが存在する場合に
は、先に説明したように高速アクセス可能なシステム用
ハードディスク22から要求された背景画データを読み
出し、マルチチャネルのチャネル手段23(図3参照)
を介して対応するカラオケ端末装置に向けて同時に送出
することができる。この同時送出操作は、背景画データ
のファイルが異なっている場合でも同じ場合、すなわち
同じ楽曲が同時にリクエストされた場合でも、同様に実
行することができる。
【0023】ここで、S3において、リクエストされた
背景画データがディスクチェンジャに記憶されている場
合、または、同じ楽曲がすでに演奏中の場合には、選択
された楽曲の画像情報(背景画データ)が送出中か否か
が判断され(S6)、NOの場合、すなわちその画像情
報がリクエストされていない場合には、この画像情報が
ディスクチェンジャ26から読み出され、対応するカラ
オケ端末装置に向けて送出される(S7)。そして、S
5に移行して次の選曲がなされたか否かを判断する。
【0024】また、S6において、YESの場合、すな
わち他のカラオケ端末装置から先に同じ画像情報がリク
エストされて読み出し送出中の場合には、その楽曲の再
生動作が完全に終了するまで待つことになる(S8)。
従って、この場合には、当該利用者は、他の画像データ
送出中のカラオケ端末装置の演奏が終了するまで、待機
しなければならない。このように、システム用ハードデ
ィスクに記憶されている背景画データがリクエストされ
る限り、同じ楽曲が選択されたか否かに関係なく、複数
のカラオケ端末装置に時間遅れをほとんど生ずることな
く略同時に背景画データを送出することができる。ま
た、従来装置においては、同時に同じ楽曲がリクエスト
された場合に備えて予備ディスクを備え、且つ複数のデ
ィスク再生装置を設けなければならなかったが、本発明
においては、予備ディスクや複数のディスク再生装置を
備えることが不要となり、大幅なコスト削減を図ること
ができる。
【0025】尚、上記再生方法においては、システム用
ハードディスクに記憶されておらず、ディスクチェンジ
ャのみに記憶されている背景画データに関しては、同時
送出が不可能であるが、システム用ハードディスクにキ
ャッシュメモリとしての機能を持たせることにより、上
記した背景画も同時に送出が可能とすることができる。
すなわち、この場合には、ディスクチェンジャのみに記
憶されている背景画データがリクエストされた場合に
は、このデータをカラオケ端末装置側へ送出すると同時
に、このデータをシステム用ハードディスク22側へコ
ピーして記憶させておき、次に同じ背景画データがリク
エストされた場合には、ディスクチェンジャ26側から
ではなく、ビデオサーバ24側からこの背景画データを
送出する。この場合には、システム用ハードディスク2
2は、図5に示すように、ディスクチェンジャに記憶さ
れている画像情報に関して、インデックス情報エリア、
残容量情報エリア、削除優先リストエリア、画像情報エ
リアをテーブル化して用意しておき、ディスクチェンジ
ャからコピーした画像情報の内、利用頻度が少ない情報
に関しては、メモリの残容量を考慮しつつ削除し、新た
なコピー情報のためのエリアを確保するようになってい
る。尚、インデックス情報エリアには、システム用ハー
ドディスク22のみに予め記憶されている背景画データ
に関するインデックス情報も含まれる。
【0026】図示するように、例えばインデックス情報
には、画像番号、当該番号の画像情報の有無、当該画像
情報の容量情報が含まれる。残容量情報エリアは、シス
テム用ハードディスク22の残容量を示すものであり、
コピー時にこの容量が参照されることになる。削除優先
リストエリアは、画像番号とその登録日付、すなわちコ
ピーされた日付が記録され、画像情報を削除する際に参
照される。また、この登録日付は、リクエストがなされ
る毎に更新されて、削除優先度は繰り下げられる。画像
情報エリアには、画像番号が付された実際の画像情報が
記憶される。
【0027】次に、図6に示すフローを参照して、上記
したようにシステム用ハードディスクにキャッシュメモ
リ的機能を持たせた場合の送出方法について説明する。
まず、カラオケ端末装置側で選曲が行なわれると(S1
1)、システム用ハードディスク22にテーブル化され
て記憶された図5に示すようなインデックス情報を参照
し(S12)、対応する画像情報がビデオサーバ24側
に存在するか否かを判断する(S13)。尚、このイン
デックス情報は、MIDI用ハードディスク45に記憶
されるようにしてもよい。ここでYESの場合、すなわ
ちリクエストされた画像情報がビデオサーバ側に存在す
る場合には、システム用ハードディスク22からその画
像情報を読み出してこれをカラオケ端末装置側へ送出す
る(S14)。この場合、複数のカラオケ端末装置から
のリクエストに対しても、マルチチャネルで画像情報を
送出できるのは、前述した通りである。そして、この画
像情報が、ディスクチェンジャ26側からコピーされた
ものであった場合には、削除優先リストの登録日付を更
新し、削除優先度を最下位に持って行く(S15)。
【0028】一方、S13において、NOの場合、すな
わち対応する画像情報が、ビデオサーバ24側にはな
く、ディスクチェンジャ24側に存在する場合には、デ
ィスクチェンジャ26の送出準備を行ない、例えばCD
−ROMを再生機にマウントしたりし(S16)、次
に、ビデオサーバ24のシステム用ハードディスク22
の残容量がほとんどゼロか否かを残容量情報を参照する
ことにより判断し(S17)、NOの場合、すなわち、
残容量が多量に存在する場合には、ディスクチェンジャ
26よりリクエストされた画像情報を読み出してこれを
カラオケ端末装置に送出し(S18)、これと同時にこ
の画像情報をビデオサーバ24のシステム用ハードディ
スク22にコピーして記録する(S19)。そして、コ
ピー操作が完了したならば、図5に示すインデックス情
報を更新して画像情報を”有”とする(S20)。ま
た、削除優先リストの登録日付も当日の日付を記録す
る。
【0029】一方、S17においてYESの場合、すな
わちシステム用ハードディスク22の残容量がほとんど
ゼロの場合には、削除候補となる画像情報を抽出する
(S21)。尚、この抽出操作の一例は後述する。削除
すべき画像情報を抽出したならば、その画像情報のみを
削除し、インデックス情報に関しては残しておく(S2
2)。尚、当然のこととして画像情報の容量は非常に大
きいのに対して、インデックス情報や削除優先リストの
情報は非常に少ないものである。このように画像情報の
みを削除したならば、次に、当該画像情報の削除優先リ
ストの登録日付を、例えばゼロにするなどしてこれをリ
ストから除く(S23)。更に、当該画像情報のインデ
ックス情報に関して、画像情報の存否を”無”に変更し
て更新する(S24)。ステップ17に戻り、コピーが
できるような残容量になったならば、前述したようにS
18に移行して画像情報の送出を開始することになる。
【0030】ここで図7に示すフローを参照して、ステ
ップS21の画像情報の削除候補の抽出方法について説
明すると、まず、図5に示す削除優先リストの登録日付
が最も早い、或いは最も古い画像情報を抽出して(S3
1)、これを削除すべき画像情報として選択する(S3
2)。尚、同日付の画像情報が複数存在したならば、そ
の中からランダムに選択すればよい。そして、削除され
る画像情報の総容量とリクエストされた画像情報の容量
を比較し(S33)、削除される画像情報の総容量がコ
ピーすべき画像情報の容量より大きくなるまで、S3
1、S32、S33を繰り返し行ない、削除すべき画像
情報のリストをここで求める。従って、S22において
は、複数の画像情報を削除する場合も生ずることにな
る。
【0031】このようにして、システム用ハードディス
ク22に記憶されていない画像情報は、一旦リクエスト
がかかるとディスクチェンジャ26側からコピーされる
ので、以後、同一画像情報が複数のカラオケ端末装置か
ら同時にリクエストされても、利用者を待たせることな
く略同時に画像を送出することができる。しかも、利用
頻度の少ない画像情報を削除し、利用頻度の多い画像デ
ータのみをビデオサーバ側に残しておくようにしている
ので、ディスクチェンジャ側に記憶された画像情報の
内、利用頻度の高いものに関しては、ビデオサーバ24
を優先して常時同時リクエストに対応することができ
る。また、この種の画像情報に関しては、ディスクチェ
ンジャから送出しないで済むので、ディスク交換に要す
る時間を削減して、迅速に画像情報を送出することがで
きる。尚、上記実施例においては、キャッシュメモリ的
機能や図5に示すテーブルは単に一例を示したに過ぎ
ず、画像情報に関して他の管理方法を用いてもよいのは
勿論である。また、高速アクセス記憶手段としてはハー
ドディスクに限定されず、これと同等、或いはそれ以上
の高速アクセス可能な他の記憶媒体を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集中カラ
オケシステムによれば、次のように優れた作用効果を発
揮することができる。集中情報送出装置の高速アクセス
記憶手段に多数の画像情報を記憶させて、これを多数の
チャネルで各カラオケ端末装置に個別に送出できるよう
にしたので、従来装置のように複数の再生装置を設ける
必要がない。また、同時に同一楽曲の画像情報が複数の
カラオケ端末装置からリクエストされた場合において
も、同一ファイルの画像情報を略同時に読み出してほと
んど時間遅れが生ずることなく送出することができるの
で、従来装置のように予備ディスクを予め備えておく必
要がない。従って、設備コストを大幅に削減することが
できる。
【0033】また、従来装置では、ディスク交換にかな
りの時間を要していたので、リクエストの入力から画像
情報の送出までにある程度の待ち時間が必要であった
が、本発明ではそのような待ち時間が不要となり、リク
エストの入力後に迅速に画像情報を送出することができ
る。また、従来の低速アクセス記憶手段を併用した場合
には、これにのみ記憶されている特定の楽曲に関する画
像情報や音楽情報も再生することができる。更に、この
低速アクセス記憶手段に記憶されている画像情報がリク
エストされた際に、これを上記高速アクセス記憶手段に
コピーして次のリクエストに備えるようにすれば、利便
性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集中カラオケシステムを示す全体
構成図である。
【図2】カラオケ端末装置を示すブロック構成図であ
る。
【図3】集中情報送出装置のチャネル手段を示すブロッ
ク構成図である。
【図4】ビデオサーバとディスクチェンジャを併用した
時の動作のフローを示す図である。
【図5】高速アクセス記憶手段に登録されるテーブルの
一例を示す図である。
【図6】高速アクセス記憶手段に、いわゆるキャッシュ
メモリ的機能を持たせた時の動作のフローを示す図であ
る。
【図7】削除候補の抽出操作のフローを示す図である。
【符号の説明】
1…集中カラオケシステム、2…集中情報送出装置、3
1〜3n…カラオケ端末装置、4…モニタ部、5…端末
本体、6…スピーカ部、22…システム用ハードディス
ク(高速アクセス手段)、23…チャネル手段、24…
ビデオサーバ、25…サーバ制御部、26…低速アクセ
ス記憶手段(ビデオディスクチェンジャ)、27…シス
テム制御部、311〜31n…緩衝メモリ、331〜33
n…変調回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/173 H04N 5/93 E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集中情報送出装置より複数のカラオケ端
    末装置に対して少なくとも背景画の画像情報を送出する
    集中カラオケシステムにおいて、前記集中情報送出装置
    は、前記画像情報を圧縮して記憶するために高速アクセ
    ス可能な高速アクセス記憶手段と、前記画像情報を送出
    するために前記カラオケ端末装置の数に少なくとも対応
    する数のチャネルを有するチャネル手段とを備えたこと
    を特徴とする集中カラオケシステム。
  2. 【請求項2】 前記高速アクセス記憶手段は、システム
    用ハードディスクであることを特徴とする請求項1記載
    の集中カラオケシステム。
  3. 【請求項3】 前記集中情報送出装置は、少なくとも、
    画像情報を固定的に記憶するために前記高速アクセス記
    憶手段よりも遅いアクセスの低速アクセス記憶手段を有
    することを特徴とする請求項1または2記載の集中カラ
    オケシステム。
  4. 【請求項4】 前記カラオケ端末装置からのリクエスト
    に応じて前記低速アクセス記憶手段から画像情報が読み
    出された時には、前記リクエストされた画像情報は前記
    高速アクセス記憶手段に記憶されて次のリクエストに備
    えるように構成したことを特徴とする請求項3記載の集
    中カラオケシステム。
  5. 【請求項5】 前記カラオケ端末装置からリクエストさ
    れた画像情報が、前記高速アクセス記憶手段と前記低速
    アクセス記憶手段の双方に存在する場合には、前記画像
    情報は前記高速アクセス記憶手段から読み出されること
    を特徴とする請求項3または4記載の集中カラオケシス
    テム。
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Cited By (2)

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WO2001031916A1 (fr) * 1999-10-27 2001-05-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement/reproduction de donnees et support d'enregistrement de programmes
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