JP5305438B2 - 繰り返し選曲登録システム - Google Patents
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本発明の実施形態に係る繰り返し選曲登録システムは、カラオケ演奏装置の予約待ち行列にて登録された所定のカラオケ楽曲が演奏された後に、当該楽曲を自動的に再登録可能なシステムであり、カラオケ演奏装置の構成要素とされている。以下、本発明の実施形態に係る繰り返し選曲登録システムを適用するカラオケ演奏装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る繰り返し選曲登録システムを適用するカラオケ演奏装置のブロック図である。
本発明の実施形態に係るカラオケ演奏装置11は、図1に示すように、カラオケ本体21、カラオケリモコン装置22、ミキシングアンプ23、スピーカ24、マイクロホン25、ディスプレイ装置26を備えている。カラオケ本体21とディスプレイ装置26とは、有線方式又は無線方式により接続されている。
カラオケリモコン装置22は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体21の送受信手段35に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置22は、選曲手段22aとして機能する機器及びプログラム、データの送受信を行うための回路基板及びプログラム、カードリーダ等からなる利用者ID取得手段22d、フラッシュメモリ等からなる記憶手段(図示せず)を備えている。
選曲手段22aは、入出力手段22b及び楽曲索引データベース22cを備えており、選曲プログラムの機能により、入出力手段22bからの入力に基づき、楽曲索引データベース22cを参照して楽曲を検索する。さらに、選曲手段22aは、利用者が所望の楽曲について選曲登録を行う際に、所定の繰り返しフラグを付帯させて選曲可能とする機能を有している。
楽曲索引データベース22cは、カラオケ演奏装置11で演奏に供される楽曲についての属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。
入出力手段22bは、タッチパネル式の液晶表示装置からなり、この入出力手段22bにタッチ入力することにより、利用者のログイン操作、楽曲検索操作、選曲指定操作、繰り返し演奏指定操作等の種々の操作が可能となっている。
利用者ID取得手段22dは、利用者がカラオケ演奏装置11を利用する際に、利用者が所持するID媒体27から利用者IDを取得するための電子回路及びプログラムからなる。利用者ID取得手段22dで取得した利用者IDは、RAM33に一時的に記憶され、ログイン利用者管理手段36で管理される。ID媒体27は、例えば、非接触型のICカード、携帯電話、携帯情報端末等からなり、利用者IDを記憶して、利用者ID取得手段22dとの間でデータの送受信を行うことができるようになっている。
カラオケ本体21は、中央制御手段31、ROM32、RAM33、HDD34、送受信手段35、ログイン利用者管理手段36、歌唱採点手段37、予約管理手段38、音楽再生制御手段39、A/Dコンバータ40、映像再生制御手段41を備えている。
中央制御手段31は、カラオケ本体21を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM32等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM32は、カラオケ本体21を構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM33は、アプリケーションプログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM33を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM33を構成してもよい。本実施形態では、RAM33に、予約待ち行列33aが格納されている。予約待ち行列33aについては、後に詳述する。
HDD34には、楽曲データベース34a及び映像データベース34bが格納されている。なお、HDD34に替えて、あるいはHDD34と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
送受信手段35は、カラオケリモコン装置22との間でデータの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。
ログイン利用者管理手段36は、現に当該カラオケ演奏装置11にログインしている利用者を、利用者IDに基づき特定して管理するためのプログラムからなる。すなわち、ログイン利用者管理手段36では、利用者ID取得手段22dにより利用者IDが取得された場合に、この利用者IDに基づいてカラオケ演奏装置11にログインしている利用者を特定して管理する。
利用者IDに基づき利用者を特定して管理することにより、予約管理手段38において、より一層きめ細かな管理を行うことができる。すなわち、同一楽曲について、異なる利用者が予約を行った場合に、利用者IDを含めて予約待ち行列33aを管理することにより、どの利用者により予約された楽曲かを区別することができる。また、繰り返しフラグがセットされた楽曲を予約待ち行列33aに再登録する際にも、利用者IDを含めて再登録することにより、繰り返し演奏の予約を行った利用者を特定することができる。
歌唱採点手段37は、歌唱採点機能を発揮するための手段であり、利用者による任意の楽曲の歌唱について、所定の歌唱区間毎に歌唱採点を行うためのプログラムからなる。
歌唱採点機能では、マイクロホン25より入力され、A/Dコンバータ40でデジタル変換された歌唱者の音声信号から、音程、声量、テンポ等の歌唱評価データを抽出すると共に、この歌唱評価データと演奏楽曲の主旋律等のリファレンス情報とを比較して採点を行う。このような歌唱採点方法については、特開2007−121917号公報等に詳細に記載されている。
予約管理手段38は、利用者によりカラオケリモコン装置22における選曲手段22aの機能を用いて選曲され、送受信手段35を介して送信された当該選曲者の利用者情報(例えば利用者ID)及び選曲された楽曲IDを対応付けて予約待ち行列33aとしてRAM33に格納し、管理するためのプログラムである。この予約管理手段38は、選曲された楽曲に繰り返しフラグが付帯されている場合に、当該楽曲を予約待ち行列33aにて識別可能に登録する機能を有している。また予約管理手段38は、予約待ち行列33aの登録に関連する手段として、演奏曲繰り返し登録手段38a及び繰り返し登録自動解除手段38bを含んでいる。
演奏曲繰り返し登録手段38aは、繰り返しフラグが付帯された楽曲が演奏された後に、当該楽曲を予約待ち行列33aに再登録するためのプログラムからなる。すなわち、繰り返しフラグが付帯された楽曲の演奏が終了すると、演奏曲繰り返し登録手段38aの機能により、自動的に当該楽曲を予約待ち行列33aに再登録する。
なお、後に詳述するが、歌唱力の上達に対応して繰り返し練習を管理する場合には、演奏曲繰り返し登録手段38aにおける繰り返しフラグの確認は、繰り返しフラグが付帯された楽曲が演奏されて、歌唱採点値と採点基準値との比較が行われた後に実施する必要がある。
図2は、選曲登録画面を示す模式図、図3は、予約待ち行列の構成を示す説明図である。
上述したように、選曲手段22aの機能により楽曲の検索が行われて、所望の楽曲が選択されると、カラオケリモコン装置22の入出力手段22bには、図2に示すような選曲登録画面が表示される。この選曲登録画面において演奏キー等の設定を行うが、本発明では、同時に、繰り返し演奏の設定を行うことができる。すなわち、図2に示す選曲登録画面において転送ボタンが操作されると楽曲予約の操作が完了し、予約管理手段38の機能により、当該楽曲に関する予約待ち行列33aが作成されるが、楽曲予約の操作を行う際、繰り返し演奏の設定を行うことができる。具体的には、歌唱練習ボタンを操作することにより、繰り返し演奏の設定が行われる。
予約待ち行列33aは、図3に示すように、演奏順に、利用者ID、楽曲IDを紐付けして構成されているが、繰り返し演奏の設定が行われた楽曲については、繰り返しフラグがセットされる。
繰り返し登録自動解除手段38bは、繰り返しフラグが付帯された楽曲が演奏されると、当該楽曲の歌唱採点値と予め設定された採点基準値とを比較して、当該歌唱採点値が当該採点基準値以上となった場合に、当該楽曲に付帯された繰り返しフラグを解除するためのプログラムからなる。すなわち、歌唱力の上達に対応して繰り返し練習を管理する場合には、繰り返しフラグが付帯された楽曲が演奏されると、歌唱採点手段37の機能により歌唱採点が行われる。そして、繰り返し登録自動解除手段38bの機能により、歌唱採点値と採点基準値とを比較し、歌唱採点値が採点基準値以上となると、繰り返しフラグが解除される。
なお、繰り返し登録自動解除手段38bは、歌唱力の上達に対応して繰り返し練習を管理する構成となっている場合に必要な手段であり、このような管理を行わない場合には省略することができる。
音楽再生制御手段39は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース34aから抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ23に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ23は、マイクロホン25から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段39から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ24より出力させるための装置である。なお、マイクロホン25の数は1本に限られず、2本以上であってもよい。
映像再生制御手段41は、カラオケ演奏中に、映像データベース34bから抽出した映像データ、及び楽曲データベース34aから抽出した楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させてディスプレイ装置26に出力するための電子回路である。さらに、映像再生制御手段41は、カラオケリモコン装置22を介した利用者からの操作指示による予約楽曲リストの表示等をディスプレイ装置26に表示させる機能も有している。
ディスプレイ装置26は、カラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。
次に、本実施形態の繰り返し選曲登録システムを用いた繰り返し選曲登録処理について説明する。図4は選曲登録処理を示すフローチャート、図5は実施形態1に係る繰り返し選曲登録処理を示すフローチャート、図6は実施形態2に係る繰り返し選曲登録処理を示すフローチャート、図7は繰り返し選曲登録の一例を示す説明図である。
本実施形態の繰り返し選曲登録システムを用いて繰り返し選曲登録を行うには、繰り返し演奏の設定を行う必要がある。上述したように、選曲手段22aの機能により楽曲の検索が行われて、所望の楽曲が選択されると、図2に示すような選曲登録画面が表示され、この選曲登録画面において、演奏キー等の設定と共に繰り返し演奏の登録を行うことができる。そして、図4に示すように、予約登録の指示を受けると(S1)、繰り返し登録の設定がされているか否かを判断する(S2)。ここで、繰り返し登録の設定がされている場合には、選曲された楽曲について、繰り返しフラグをセットして予約待ち行列33aに登録する(S3)。一方、繰り返し選曲の設定がされていない場合には、選曲された楽曲について、繰り返しフラグをセットせずに予約待ち行列33aに登録する(S4)。
実施形態1に係る繰り返し選曲登録処理は、本発明の基本的な態様であり、図5に示すように、楽曲の演奏が終了すると(S11)、当該楽曲について繰り返しフラグがセットされているか否かを判断する(S12)。ここで、繰り返しフラグがセットされている場合には、当該楽曲を予約待ち行列33aの最後尾に再登録する(S13)。一方、繰り返しフラグがセットされていない場合には、当該楽曲を予約待ち行列33aから削除する(S14)。例えば、図7に示すように、楽曲ID「***a−01」の楽曲の演奏が終了すると、当該楽曲には繰り返しフラグがセットされているので、楽曲ID「***a−01」の楽曲が予約待ち行列33aの最後尾となるように、楽曲ID「***p−01」の楽曲の後に再登録する。
実施形態2に係る繰り返し選曲登録処理は、歌唱力の上達に対応して繰り返し練習を管理する態様であり、図6に示すように、楽曲の演奏が終了すると(S21)、当該楽曲の歌唱採点値を取得し(S22)、歌唱採点値と採点基準値とを比較して、歌唱採点値が採点基準値以上であるか否かを判断する(S23)。ここで、歌唱採点値が採点基準値以上であれば、繰り返しフラグを解除する(S24)。
本発明の繰り返し選曲登録システム及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
21 カラオケ本体
22 カラオケリモコン装置
22a 選曲手段
22b 入出力手段
22c 楽曲索引データベース
22d 利用者ID取得手段
23 ミキシングアンプ
24 スピーカ
25 マイクロホン
26 ディスプレイ装置
27 ID媒体
31 中央制御手段
32 ROM
33 RAM
33a 予約待ち行列
34 HDD
34a 楽曲データベース
34b 映像データベース
35 送受信手段
36 ログイン利用者管理手段
37 歌唱採点手段
38 予約管理手段
38a 演奏曲繰り返し登録手段
38b 繰り返し登録自動解除手段
39 音楽再生制御手段
40 A/Dコンバータ
41 映像再生制御手段
Claims (2)
- カラオケ演奏装置の予約待ち行列にて登録された所定のカラオケ楽曲が演奏された後に、当該楽曲を自動的に再登録可能なシステムであって、
利用者が所望の楽曲について選曲登録を行う際に、所定の繰り返しフラグを付帯させて選曲可能とするための選曲手段と、
前記選曲された楽曲に繰り返しフラグが付帯されている場合には、当該楽曲を予約待ち行列にて識別可能に登録すると共に、当該繰り返しフラグが付帯された楽曲が演奏された後に、当該繰り返しフラグが付帯された楽曲を自動的に前記予約待ち行列の最後尾に再登録するための予約管理手段と、
を備えたことを特徴とする繰り返し選曲登録システム。 - 前記カラオケ演奏装置は歌唱採点機能を有し、
前記予約管理手段は、前記繰り返しフラグが付帯された楽曲が演奏されると、当該楽曲の歌唱採点値と予め設定された採点基準値とを比較して、当該歌唱採点値が当該採点基準値以上となった場合に、当該楽曲に付帯された繰り返しフラグを解除する、
ことを特徴とする請求項1に記載の繰り返し選曲登録システム。
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