JP6170692B2 - 通信障害時にデュエット歌唱を継続可能な通信カラオケシステム - Google Patents

通信障害時にデュエット歌唱を継続可能な通信カラオケシステム Download PDF

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Description

本発明は、通信回線を介して通信可能に接続された複数台のカラオケ装置を有し、デュエット歌唱を行うように構成された通信カラオケシステムに関する。
通信回線を介して通信可能に接続された複数台のカラオケ装置を利用し、デュエット歌唱を行うように構成された通信カラオケシステムが知られている。例えば、特許文献1には、情報管理サーバーを通信回線(通信網)に接続するとともに、この通信回線に利用者の音楽演奏通信装置や携帯電話等も接続することで、遠隔地且つ多拠点でのデュエットや合唱カラオケを実現するシステムが開示されている。
通信回線を用いて映像や音声を送受信する場合、通信の遅延や障害が問題となる。このような問題に対して、特許文献1のシステムでは、過度な遅延を抑制すべく音響信号を他の信号等に優先させて通信回線に配信している。
また、特許文献2には、動画コンテンツの再生中に通信回線(ネットワーク)が切断された場合、自動的に代替の動画コンテンツを再生する技術が開示されている。この技術は、ネットワークの切断時までにバッファリングされた動画コンテンツが再生されることから、リアルタイムのデュエット歌唱を行う通信カラオケシステムに適用することは困難である。
また、特許文献3には、複数曲のボーカル音を記憶させておき、歌唱者の音声が途絶えたときに自動的にボーカル付き演奏に切り替える技術が開示されている。この技術は、楽曲を完全にマスターしていない歌唱者を対象にした技術であることから、デュエット歌唱を行う通信カラオケシステムについて何ら考慮されていない。
特開2005−77485号公報 特開2006−279544号公報 特開平4−298793号公報
前述のように、デュエット歌唱を行う通信カラオケシステムに関し、通信回線の障害に対する有効な対策は、いまだ提案されていない。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信回線に障害が発生してもデュエット歌唱を継続的に行えるようにすることにある。
前述の目的を達成するため、本発明は、複数のカラオケ装置を通信回線で相互に接続し、送信側カラオケ装置での歌唱に基づく歌唱音声データを前記通信回線を通じて送信し、再生側カラオケ装置で再生することで、或る楽曲のデュエット歌唱を行わせる通信カラオケシステムであって、前記再生側カラオケ装置は、前記或る楽曲のボーカルデータが記憶されたボーカルデータ記憶手段と、前記通信回線における通信障害の有無を判定する障害判定手段と、通信障害有りと判定された場合に、前記歌唱音声データに代えて前記ボーカルデータを再生させる再生制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、通信障害有りと判定された場合に、再生制御手段により、ボーカルデータ記憶手段に記憶されたボーカルデータが読み出され、送信側カラオケ装置からの歌唱音声データに代えて再生されるので、歌唱音声データを受信できなくてもデュエット歌唱を継続的に行うことができる。
前述の通信カラオケシステムにおいて、前記再生側カラオケ装置は、前記通信回線を通じて受信した前記歌唱音声データに基づき、当該歌唱音声データに対応する歌唱パートを判定する歌唱パート判定手段を有し、前記ボーカルデータ記憶手段には、前記ボーカルデータが歌唱パート毎に記憶され、前記再生制御手段は、通信障害有りと判定された場合に、前記歌唱音声データに代えて、前記歌唱パート判定手段で判定された歌唱パートの前記ボーカルデータを再生させることが好ましい。この通信カラオケシステムでは、相手方パートのボーカルデータが再生されるので、パート毎のデュエット歌唱を継続的に行うことができる。
前述の通信カラオケシステムにおいて、前記再生側カラオケ装置は、前記障害判定手段によって通信障害有りと判定された後、前記歌唱音声データの再生音量に基づき、通信障害が復旧されたことを判定する復旧判定手段を有し、前記再生制御手段は、通信障害から復旧したと判定された場合に、前記ボーカルデータに代えて前記歌唱音声データを再生させることが好ましい。この通信カラオケシステムでは、通信障害が復旧された場合に、送信側カラオケ装置の歌唱者と再度デュエット歌唱を行うことができる。
前述の通信カラオケシステムにおいて、前記復旧判定手段は、前記歌唱音声データの再生音量が予め設定された閾値よりも規定時間に亘って大きくなったことを条件に、通信障害から復旧されたと判定することが好ましい。この通信カラオケシステムでは、通信が安定した状態で、送信側カラオケ装置の歌唱者と再度デュエット歌唱を行うことができる。
前述の通信カラオケシステムにおいて、前記障害判定手段は、前記歌唱音声データの再生音量が予め設定された閾値よりも小さくなったことを条件に、前記通信回線を通じて前記送信側カラオケ装置に確認要求を送信し、前記送信側カラオケ装置からの応答を規定時間内に受信できなかった場合に、通信障害有りと判定することが好ましい。この通信カラオケシステムでは、通信障害の有無を確実に判定することができる。
本発明の通信カラオケシステムによれば、通信回線に障害が発生してもデュエット歌唱を継続的に行うことができる。
通信カラオケシステムの概略構成を説明する概念図である。 ホスト装置の構成を説明するブロック図である。 カラオケ装置の構成を説明するブロック図である。 カラオケ本体の構成を説明するブロック図である。 音響処理部の構成を説明するブロック図である。 デュエットを行う一対のカラオケ装置が通信回線を介して接続された状態を説明するブロック図である。 通信デュエット時における各カラオケルームの様子を説明する図である。 障害発生時の処理の概略を説明する図である。 再生側カラオケ装置の処理を説明するフローチャートである。 判定音量を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示す通信カラオケシステムは、ホスト装置1とカラオケ装置2とユーザー端末3とを有している。そして、これらが通信回線4を介して通信可能に接続されている。カラオケ装置2は、例えばカラオケ店KBの各カラオケルームRMに設置されている。そして、通信回線4を通じたデュエット歌唱(以下、通信デュエットという)を行う場合、一対のカラオケ装置2,2が通信回線4を介して相互に接続される。以下、通信カラオケシステムを構成する各装置について説明する。
まず、ホスト装置1について説明する。ホスト装置1は、サーバーとして機能し、顧客情報などの各種情報を蓄積して管理する。図2に示すように、ホスト装置1は、ホスト側制御部11と、ホスト側通信部12と、ホスト側記憶部13とを有している。ホスト側制御部11は、ホスト装置1における制御の中心となる部分であり、CPU11aやメモリ11bを有している。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムに従って各種の制御を実行する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶素子である。ホスト側通信部12は、ホスト装置1を通信回線4に接続するためのインタフェースを提供する。
ホスト側記憶部13は、大容量の情報を記憶する記憶装置であり、ハードディスクドライブ等によって構成されている。ホスト側記憶部13の一部領域は、利用者(歌唱者)の個人情報や履歴データが記憶される顧客情報記憶領域として用いられている。この顧客情報記憶領域には、個人情報、来店履歴、歌唱履歴等を示すデータが利用者IDに対応付けられた状態で記憶される。
次に、カラオケ装置2について説明する。カラオケ装置2は、カラオケ演奏や歌唱採点を行うものであり、例えば図3に示すように、カラオケ本体21と、スピーカ22と、モニタ23と、マイク24と、ビデオカメラ25と、リモコン装置26と、映像用通信端末27と、音声用通信端末28とを有している。
カラオケ本体21は、選択されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞及び背景映像の表示制御、マイク24を通じて入力された歌唱音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う部分である。このカラオケ本体21については、後で詳しく説明する。
スピーカ22は、カラオケ本体21に接続されており、カラオケ本体21からの放音信号に基づいて放音する。モニタ23もカラオケ本体21に接続されており、カラオケ本体21からの映像信号に基づいて映像を画面に表示する。マイク24もカラオケ本体21に接続されており、歌唱者の音声をアナログの歌唱音声信号に変換してカラオケ本体21に入力させる。ビデオカメラ25もカラオケ本体21に接続されており、撮影された映像(例えば歌唱中の映像)を歌唱映像データとしてカラオケ本体21に入力させる。
リモコン装置26は、カラオケ本体21との間で情報を送受信するための双方向通信可能な短距離無線通信部を備えており、カラオケ楽曲の予約時などに操作される。カラオケ楽曲の予約時において、リモコン装置26からは、演奏対象の楽曲を識別するための楽曲IDを含んだ操作信号が送信される。登録された利用者がリモコン装置26を通じてログインした場合、その利用者の利用者IDがホスト装置1に送信される。この利用者IDに基づき、ホスト装置1は、歌唱を行う利用者(歌唱者)をカラオケ装置2に対応付けた状態で認識できる。
また、本実施形態のリモコン装置26は、通信デュエットにおける開始信号を送信する開始信号送信手段としても機能する。詳細は後述するが、この通信カラオケシステムでは、通信デュエットの実行時において、或るカラオケ装置2が親機として機能し、他のカラオケ装置2が子機として機能する。そして、親側のカラオケ装置2が有するリモコン装置26からの開始信号が、親側のカラオケ本体21と子側のカラオケ本体21のそれぞれに送信される。この場合において、親側のカラオケ本体21に対しては開始信号が直接入力され、子側のカラオケ本体21に対しては開始信号が近隣のアクセスポイント(図示せず)及び通信回線4(汎用通信回線4A)を介して送信される。
映像用通信端末27及び音声用通信端末28は、通信デュエットが行われる際に、相手側のカラオケ装置2と通信回線4を介して接続される部分であり、ビデオカメラ25で撮影された歌唱映像データ、及び、マイク24等を通じて取得された歌唱音声データが送受信される。具体的には、映像用通信端末27は、映像用通信回線4Bを介して歌唱映像データを、相手側のカラオケ装置2が有する映像用通信端末27と送受信する。同様に、音声用通信端末28は、音声用通信回線4Cを介して歌唱音声データを、相手側のカラオケ装置2が有する音声用通信端末28と送受信する。これらの映像用通信回線4B及び音声用通信回線4Cでは、接続先となるカラオケ装置2を電話番号やIPアドレスなどによって選択できる。
映像用通信端末27で受信された相手側のカラオケ装置2からの歌唱映像データは、カラオケ本体21に入力される。同様に、音声用通信端末28で受信された相手側のカラオケ装置2からの歌唱音声データもまた、カラオケ本体21に入力される。なお、カラオケ本体21は、汎用通信回線4Aを介して相手側のカラオケ本体21やホスト装置1と通信可能に接続されている。そして、通信デュエット時の歌唱映像データ及び歌唱音声データを除く各種のデータや情報は、汎用通信回線4Aを介して送受信される。このように、本実施形態の通信カラオケシステムでは、通信デュエット時の歌唱映像データ及び歌唱音声データが、専用の映像用通信回線4B及び音声用通信回線4Cを介して送受信されている。
次に、カラオケ本体21について詳細に説明する。図4に示すように、カラオケ本体21は、本体側制御部31と、本体側通信部32と、本体側記憶部33と、音響処理部34と、表示処理部35と、映像入力部36と、操作部37とを有している。そして、これらの各部がバスBSを介して通信可能な状態に接続されている。
本体側制御部31は、カラオケ本体21における制御の中心となる部分であり、CPU31aやメモリ31bを有している。CPU31aは、メモリ31bに記憶された動作プログラムに従って各種の制御を実行する。例えば、操作部37からの操作を受け付ける操作入力処理やシーケンサとして動作するシーケンサ処理を行う。メモリ31bは、CPU31aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶素子である。本体側通信部32は、カラオケ本体21を通信回線4(汎用通信回線4A)に接続するためのインタフェースを提供する。この本体側通信部32は、本体側制御部31によって動作が制御される。
本体側記憶部33は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、例えばハードディスクドライブによって構成されている。この本体側記憶部33には、例えば、楽曲データ記憶領域や背景映像データ記憶領域が設けられる。楽曲データ記憶領域には、リモコン装置26で選択されたカラオケ楽曲を演奏するための楽曲データが記憶され、背景映像データ記憶領域には、モニタ23に背景映像を表示させるための背景映像データが記憶される。
ここで、楽曲データについて説明する。楽曲データは、ヘッダ、伴奏音トラック、歌詞トラック、及び、ボーカル音トラックを含んで構成されている。
ヘッダは、曲名、曲番号、及び、演奏時間などの情報である。伴奏音トラックは、演奏の具体的な処理を示す演奏イベントデータ及び演奏イベントデータの実行タイミングを示すデュレーションデータを含んだシーケンスデータで構成されている。歌詞トラックは、歌詞表示などの具体的な処理を示す歌詞表示データ及び歌詞表示データの実行タイミングを示す時間情報データを含んだシーケンスデータで構成されている。
ボーカル音トラックは、プロ歌手やハイアマチュアの歌唱者が歌唱したガイドボーカル音声をデータ化したものであり、ボーカルデータに相当する。音響処理部34は、ボーカル音トラックに基づいてガイドボーカル音声を再生する。このボーカル音トラックは、ガイドメロディ対応の各カラオケ楽曲に対して予め作成され、楽曲データ記憶領域に記憶されている。そして、本実施形態では、主旋律のボーカル音トラックに加え、パート毎のボーカル音トラックも記憶されている。例えば、男性パート、女性パート、高音パート、及び、低音パートのボーカル音トラックが記憶されている。そして、このようなボーカル音トラックを記憶する本体側記憶部33は、ボーカルデータ記憶手段に相当する。
そして、アシストモードが選択されると、マイク24を通じて入力される歌唱音量が閾値未満であることを条件に、主旋律や相手側パートのボーカル音トラックが読み出されて再生される。また、通信デュエットの実行時には通信障害の発生判定を条件に、相手側歌唱者が歌唱しているパートのボーカル音トラックが読み出されて再生される。
音響処理部34は、カラオケ楽曲に対する演奏の制御、マイク24を通じて入力された歌唱音声信号の処理、及び、音声用通信端末28を通じて入力された歌唱音声データの処理を行う部分である。図5に示すように、音響処理部34は、音声再生部41、音声レベル調整部42、音源装置43、ミキサ44、及び、アンプ45を有している。
音声再生部41は、ボーカル音トラックに基づいてボーカル音信号を生成する部分である。音声レベル調整部42は、歌唱者の歌唱音声、デュエット相手の歌唱音声、及び、ガイドボーカル音声のそれぞれについて、音量を調整する部分である。音声レベル調整部42には、音声再生部41からのボーカル音信号と、マイク24からの歌唱音声信号と、音声用通信端末28からの歌唱音声データとが入力される。そして、音声レベル調整部42からは、ボーカル音信号、歌唱音声信号、及び、歌唱音声データのアナログ変換で得られた相手側歌唱音声信号が、音量を調整された状態で出力される。
音源装置43は、例えばMIDI音源などであり、伴奏音トラックに基づいて楽音信号を生成する。ミキサ44は、音源装置43及び音声レベル調整部42から出力される各種信号を適当な比率でミキシングしてアンプ45に出力する。本実施形態では、ボーカル音信号、歌唱音声信号、相手側歌唱音声信号、及び、楽音信号が適宜ミキサ44へ入力される。アンプ45は、ミキサ44からのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ22へ出力する。これにより、スピーカ22からは放音信号に基づくカラオケ演奏音や歌唱音声が放音される。
図4に示す表示処理部35は、カラオケ演奏時における背景映像の表示等の制御を行う。カラオケ演奏時において、表示処理部35には背景映像データが入力されており、この背景映像データのデコードが行われる。そして、表示処理部35は、デコードで生成された背景映像の映像信号に歌詞テロップを合成し、合成後の映像信号をモニタ23に出力する。その結果、モニタ23には、背景映像に歌詞テロップが重ねられた映像が表示される。
また、表示処理部35は、通信デュエットが行われている際、映像用通信端末27を介して受信した相手側の歌唱映像データをモニタ23に表示させる。このとき、モニタ23の所定位置には、ビデオカメラ25から直接入力された映像データに基づく映像、すなわち歌唱者の歌唱映像が上書き(スーパーインポーズ)される。
映像入力部36は、ビデオカメラ25からの歌唱映像データの取り込み処理を行う部分であり、いわゆるビデオカードで構成されている。この映像入力部36は、例えば、ビデオカメラ25及び映像用通信端末27と接続するための外部インタフェースと、バスBSを通じて本体側制御部31等と接続するための内部インタフェースと、フレームバッファとしてのビデオメモリを有している(何れも図示せず)。
操作部37は、パネルスイッチやリモコン受信回路などからなっており、利用者によるパネルスイッチやリモコン装置26の操作に応じた操作信号を本体側制御部31に対して出力する。本体側制御部31は、操作入力処理を行うことで操作信号を検出し、対応する処理を実行する。なお、パネルスイッチやリモコン装置26は、操作を選択するための種々のキースイッチ(図示せず)を備えている。そして、リモコン装置26を通じた操作により、アシストモードや通信デュエットの実行を選択できる。
次に、上記構成を有する通信カラオケシステムの動作について説明する。このカラオケシステムは、通信デュエットの処理に特徴を有している。このため、通信デュエットの動作を中心に説明を行う。
図6は、通信デュエットを行う一対のカラオケ装置2A,2Bが通信回線4(4A〜4C)を介して接続された状態を説明するブロック図である。通信デュエットの実行時には、一方のカラオケ装置2Aが親側となり、他方のカラオケ装置2Bが子側となる。便宜上、以下の説明では、親側のカラオケ装置2を親側カラオケ装置2Aといい、子側のカラオケ装置2を子側カラオケ装置2Bという。そして、親側カラオケ装置2Aが備える各部を「親側」の語を付して示し、子側カラオケ装置2Bが備える各部を「子側」の語を付して示すこととする。
親側リモコン装置26Aや子側リモコン装置26Bの操作によって通信デュエットが選択されると、親側映像用通信端末27Aと子側映像用通信端末27Bとが映像用通信回線4Bを介して通信可能に接続され、親側音声用通信端末28Aと子側音声用通信端末28Bとが音声用通信回線4Cを介して通信可能に接続される。これにより、親側ビデオカメラ25Aで撮影された映像が子側モニタ23Bで視認可能となり、親側マイク24Aで集音された音声が子側スピーカ22Bから放音されるようになる。同様に、子側ビデオカメラ25Bで撮影された映像が親側モニタ23Aで視認可能となり、子側マイク24Bで集音された音声が親側スピーカ22Aから放音されるようになる。
すなわち、送信側のカラオケ装置2で取得された歌唱映像データ及び歌唱音声データが通信回線4を通じて送信される。そして、再生側のカラオケ装置2が歌唱映像データ及び歌唱音声データを受信し、これらのデータを再生する。なお、親側カラオケ本体21Aと子側カラオケ本体21Bとは汎用通信回線4Aを介して常時通信可能に接続されているので、必要な情報は、汎用通信回線4Aを介して送受信することができる。
また、通信デュエットが選択されると、親側カラオケ本体21Aの本体側制御部31と子側カラオケ本体21Bの本体側制御部31のそれぞれに、通信デュエットの対象となるカラオケ楽曲の楽曲IDが記憶され、演奏可能な状態で待機される。その後、各ビデオカメラ25A,25Bの角度や各マイク24A,24Bの入力感度等が調整され、通信デュエットが行える状態になったならば、親側リモコン装置26Aにより、通信デュエットの開始が指示される。
これにより、親側リモコン装置26Aから開始信号が送信され、親側カラオケ本体21Aと子側カラオケ本体21Bに受信される。本実施形態における開始信号は、親側カラオケ本体21Aに対しては直接送信され、子側カラオケ本体21Bに対しては、アクセスポイント及び汎用通信回線4Aを通じて送信される。そして、開始信号が各カラオケ本体21A,21Bで受信されると通信デュエットが開始される。すなわち、親側カラオケ本体21Aと子側カラオケ本体21Bのそれぞれでカラオケ伴奏が開始される。各歌唱者は、カラオケ伴奏にあわせて歌唱を行うことで、デュエット歌唱を行うことができる。
図7は、通信デュエットの様子を説明する図である。同図に示すように、親側カラオケルームRM(親)では、親側モニタ23Aに子側歌唱映像XBと親側歌唱映像XAが表示されている。同様に、子側カラオケルームRM(子)では、子側モニタ23Bに親側歌唱映像XAと子側歌唱映像XBが表示されている。また、親側カラオケルームRM(親)及び子側カラオケルームRM(子)では、親側歌唱音声と子側歌唱音声とが合成された合成音声が親側スピーカ22A及び子側スピーカ22Bから放音される。このように、通信回線4で接続された一対のカラオケ装置2A,2Bで歌唱映像と歌唱音声が共有されることにより、通信デュエットが実現される。
この通信カラオケシステムでは、アシストモードや通信デュエットの実行時に、ボーカル音トラックが用いられる。例えば、アシストモードの実行時には、マイク24からの歌唱音量が測定され、歌唱音量が閾値未満であることを条件にガイドボーカル音声がフェードインされる。一方、歌唱音量が閾値以上になったことを条件にガイドボーカル音声がフェードアウトされる。
また、通信デュエットの実行時には、デュエット相手の歌唱音量等に基づいて通信障害の有無が判定され、通信障害有りと判定された場合にガイドボーカル音声がフェードインされる。また、デュエット相手の歌唱音量が規定時間に亘って閾値以上である場合に、ガイドボーカル音声がフェードアウトされる。
便宜上、以下の説明では、通信デュエットの実行時において、相手側歌唱者の歌唱音声が再生されている状態をデュエットモードといい、相手側歌唱者の歌唱音声に代えてガイドボーカル音声が再生されている状態をガイドボーカルモードという。
例えば、図8に示す例では、時刻t0でデュエット歌唱が開始されている。なお、歌唱開始時点ではデュエットモードに設定されている。そして、時刻t1で相手側の歌唱音声の音量が閾値未満まで低下し、時刻t2で通信障害有りと判定されたことを契機に、ガイドボーカルモードに移行する。これにより、ガイドボーカル音声の再生が、曲の途中からタイミングをあわせて行われる。その後、時刻t3で相手側の歌唱音声の音量が閾値以上に復帰し、それが時刻t4まで継続していることから通信が安定状態と判断される。これに伴い、デュエットモードに復帰される。すなわち、時刻t4でガイドボーカル音声の再生が停止されると共に、相手側歌唱音声の再生が開始される。その後、時刻t5までデュエット歌唱が行われている。
このような制御を行うことで、通信障害によって歌唱音声データを受信できなくても、その期間に亘ってガイドボーカル音声が放音され、デュエット歌唱を継続させることができる。そして、歌唱者は、デュエット歌唱が中断されないので、気分よく歌唱を行うことができる。
以下、上記の制御を図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。このフローチャートは、デュエット歌唱を行う各カラオケ装置2A,2Bの再生側動作を説明するものである。言い換えれば、再生側のカラオケ装置2の動作を説明するものである。
通信デュエットを行うに際し、親側カラオケ装置2Aの利用者及び子側カラオケ装置2Bの利用者(歌唱者)は、事前操作を行う(S1)。この事前操作では、それぞれ親側リモコン装置26A及び子側リモコン装置26Bを操作し、各カラオケ装置2A,2Bを通信デュエットモードに設定する。この事前操作により、親側映像用通信端末27Aと子側映像用通信端末27Bとの間で歌唱映像データが相互に送受信されるとともに、親側音声用通信端末28Aと子側音声用通信端末28Bとの間で歌唱音声データが相互に送受信される。また、デュエット歌唱されるカラオケ楽曲が選択され、演奏(シーケンス制御)の準備がなされる。
事前操作が終了したならば、開始信号の受信を待つ(S2)。ここで、再生側のカラオケ装置2が親側カラオケ装置2Aである場合には、親側リモコン装置26Aからの開始信号を直接受信する。一方、再生側のカラオケ装置2が子側カラオケ装置2Bである場合には、アクセスポイント及び汎用通信回線4Aを通じて送信されてきた開始信号を受信する。
開始信号の受信に伴い、カラオケ楽曲の演奏が開始される(S3)。ここでは、本体側制御部31によるシーケンス制御により、本体側記憶部33に記憶された楽曲データ(伴奏音トラックや歌詞トラック)の読み出しが開始され、音響処理部34や表示処理部35に入力される。これにより、各カラオケ装置2A,2Bでカラオケ伴奏や歌詞表示が開始される。
次に、本体側制御部31は相手側歌唱音声取得手段として機能し、相手側歌唱者の歌唱音声を取得する(S4)。例えば、音響処理部34での変換で得られた相手側歌唱音声信号を測定用にサンプリングする。次に、本体側制御部31は歌唱パート判定手段として機能し、相手側歌唱者が歌唱しているパートを判定する(S5)。例えば、サンプリングした相手側歌唱音声信号をボーカル音トラック(ボーカル音信号)と比較することで、相手側歌唱者が歌唱しているパートを判定する。
パートを判定したならば、本体側制御部31はモード判定手段として機能し、デュエット歌唱のモードを判定する(S6)。ここでは、デュエットモードとガイドボーカルモードの何れが行われているかを判定する。例えば、本体側制御部31は、音声レベル調整部42の動作状況に基づき、相手側歌唱音声信号が出力されている場合にはデュエットモードと判定し、ボーカル音信号が出力されている場合にはガイドボーカルモードと判定する。なお、モードの判定に関しては、この方法に限らず他の方法を用いてもよい。
ステップS6のモード判定処理でデュエットモードと判定された場合、本体側制御部31は音量判定手段として機能し、相手側歌唱音声の音量を判定する(S7)。例えば、図10に示すように、ガイドボーカル音声の音量VLに基づいて設定された障害判定用の第1閾値TH1と相手側歌唱音声の音量(歌唱音声データの再生音量)とを比較し、相手側歌唱音声の音量が第1閾値TH1以上であるか否かを判定する。そして、第1閾値TH1以上である場合には、通信障害は生じていないとして、ステップS13に移行する。一方、第1閾値TH1未満である場合には、通信障害が生じている可能性があるとして、ステップS8の通信障害判定処理に移行する。
なお、第1閾値TH1は、通信障害の有無を判定する際に用いられることから、ガイドボーカル音声の音量VLに比べて十分に低い値が設定される。例えば、音量VLの20〜30%程度に設定される。この第1閾値TH1は、音量VLに基づく数値に限られず、一定値に定めてもよい。
通信障害有無の判定処理(S8)において、本体側制御部31は障害判定手段として機能し、通信障害の有無を判定する。本実施形態では、各音声用通信端末28A,28Bから音声用通信回線4Cを通じて確認要求(ping等)を送信している。その後、相手側のカラオケ装置2からの応答を規定時間内に受信できた場合に通信障害無しと判定し、受信できなかった場合に通信障害有りと判定する。この場合における規定時間は任意に設定することができるが、例えば0.5〜1.0秒に設定される。この程度の時間であれば、デュエット歌唱に大きな支障は来さないと考えられるためである。そして、通信障害無しと判定された場合にはステップS13に移行する。また、通信障害有りと判定された場合には、デュエットモードからガイドボーカルモードへと切り替えられる。すなわち、ガイドボーカルを放音させる第1モード切替処理(S10)に移行する。
第1モード切替処理(S10)において、本体側制御部31は再生制御手段として機能し、相手側歌唱音声に代えてガイドボーカル音声を放音させる。ここでは、本体側制御部31が音声レベル調整部42を制御し、歌唱音声データに代えてボーカル音トラック(ボーカルデータ)を再生させる。ここで、本体側制御部31は、ステップS5の判定結果に基づき、相手側歌唱者のパートに対応するボーカル音トラックを再生させる。すなわち、シーケンス制御において、ボーカル音トラックを音声再生部41に入力すると共に、音声レベル調整部42に対して音量調整の指令を出力する。この第1モード切替処理を行うことで、対応するパートのガイドボーカル音声がフェードインされると共に、相手側の歌唱音声がフェードアウトされる。この第1モード切替処理を行ったならば、ステップS13に移行する。
また、前述したステップS6のモード判定処理でガイドボーカルモードと判定された場合、本体側制御部31は復旧判定手段として機能し、相手側歌唱音声の音量が規定時間に亘って判定音量以上であるかを判定する(S11)。例えば、図10に示すように、ガイドボーカル音声の音量VLに基づいて設定された復旧判定用の第2閾値TH2と相手側歌唱音声の音量とを比較し、相手側歌唱音声の音量が第2閾値TH2以上であるか否かを判定する。
そして、第2閾値TH2以上であって、この状態が5秒程度継続した場合には、通信障害は復旧したとして、ガイドボーカルモードからデュエットモードへと切り替えられる。すなわち、相手側歌唱音声を放音させる第2モード切替処理(S12)に移行する。一方、第2閾値TH2未満である場合、或いは、第2閾値TH2以上の期間が規定時間に達していない場合には、まだ通信障害から復旧されていないとして、ステップS13に移行する。
なお、第2閾値TH2は、通信障害からの復旧を判定する際に用いられることから、ガイドボーカル音声の音量VLに比較的近い値が設定される。例えば、音量VLの60〜80%程度に設定される。この第2閾値TH2もまた、音量VLに基づく数値に限られず、一定値に定めてもよい。
第2モード切替処理(S12)においても、本体側制御部31は再生制御手段として機能し、ガイドボーカル音声に代えて相手側歌唱音声を放音させる。ここでは、本体側制御部31が音声レベル調整部42を制御し、ボーカル音トラックに代えて歌唱音声データを再生させる。すなわち、音声レベル調整部42に対して音量調整の指令を出力し、その後、ボーカル音トラックの音声再生部41への入力を停止する。この第2モード切替処理を行うことで、相手側の歌唱音声がフェードインされると共に、ガイドボーカル音声がフェードアウトされる。この第2モード切替処理を行ったならば、ステップS13に移行する。
ステップS13では、カラオケ楽曲が終了したか否かが判断される。例えば、本体側制御部31は、再生中のカラオケ楽曲に対するシーケンス制御が最後まで行われたか否かを判断する。そして、演奏途中である場合には、前述のステップS4に移行し、相手側歌唱音声の取得処理から順に、前述の処理を繰り返し行う。一方、演奏が終了したならば、一連の処理を終了する。
以上の処理を行う本実施形態の通信カラオケシステムによれば、各カラオケ装置2は、或る楽曲のボーカル音トラック(ボーカルデータ)が記憶された本体側記憶部33(ボーカルデータ記憶手段)と、通信回線4における通信障害の有無を判定すると共に、通信障害有りと判定された場合に相手側の歌唱音声データに代えてボーカル音トラックを再生させる本体側制御部31(障害判定手段,再生制御手段)を有しているので、送信側のカラオケ装置2からの歌唱音声データを受信できなくてもデュエット歌唱を継続的に行わせることができる。
また、本体側記憶部33には歌唱パート毎のボーカル音トラックが記憶され、本体側制御部31(歌唱パート判定手段,再生制御手段)は、音声用通信回線4Cを通じて受信した相手側の歌唱音声データに基づき、この歌唱音声データに対応する歌唱パートを判定し、通信障害有りと判定した場合に、判定した歌唱パートのボーカル音トラックを再生させるので、パート毎のデュエット歌唱を継続的に行わせることができる。
また、本体側制御部31(障害判定手段)は、相手側からの歌唱音声データの再生音量が予め設定された第1閾値TH1よりも小さくなったことを条件に、音声用通信回線4Cを通じて相手側のカラオケ装置2に確認要求を送信し、このカラオケ装置2からの応答を規定時間内に受信できなかった場合に、通信障害有りと判定しているので、通信障害の有無を確実に判定することができる。
また、本体側制御部31(復旧判定手段)は、通信障害有りと判定された後、相手側からの歌唱音声データの再生音量に基づき、この再生音量が予め設定された第2閾値TH2よりも規定時間に亘って大きくなったことを条件に、通信障害から復旧されたと判定しているので、通信が安定した状態で、相手側のカラオケ装置2の歌唱者と再度デュエット歌唱を行うことができる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
まず、ボーカル音トラック(ボーカルデータ)に関し、各カラオケ装置2の本体側記憶部33に予め記憶されている場合について説明したが、通信デュエットの準備を行っている事前操作期間(S1)にホスト装置1(サーバー)からダウンロードするように構成してもよい。
また、このボーカル音トラックは、記憶データ量を削減する観点からアシストモードで使用されるものと共通であったが、通信デュエット専用のトラックを用意してもよい。
また、ステップS5のパート判定処理に関し、前述の実施形態では、通信デュエットの期間中に亘って逐次判定を行うように構成されていたが、この構成に限られない。例えば、演奏開始時に判定し、その後は判定を行わないようにしてもよいし、事前操作期間(S1)に歌唱パートを決めてしまってもよい。
また、通信回線4に関し、前述の実施形態では、映像用通信回線4Bと音声用通信回線4Cとを専用回線で構成したものを例示したが、これらを汎用回線で構成してもよいし、歌唱映像データ及び歌唱音声データを送受信する通信回線を専用回線で構成してもよい。
1…ホスト装置,2…カラオケ装置,2A…親側カラオケ装置,2B…子側カラオケ装置,3…ユーザー端末,4…通信回線,4A…汎用通信回線,4B…映像用通信回線,4C…音声用通信回線,11…ホスト側制御部,11a…CPU,11b…メモリ,12…ホスト側通信部,13…ホスト側記憶部,21…カラオケ本体,21A…親側カラオケ本体,21B…子側カラオケ本体,22…スピーカ,22A…親側スピーカ,22B…子側スピーカ,23…モニタ,23A…親側モニタ,23B…子側モニタ,24…マイク,24A…親側マイク,24B…子側マイク,25…ビデオカメラ,25A…親側ビデオカメラ,25B…子側ビデオカメラ,26…リモコン装置,26A…親側リモコン装置,26B…子側リモコン装置,27…映像用通信端末,27A…親側映像用通信端末,27B…子側映像用通信端末,28…音声用通信端末,28A…親側音声用通信端末,28B…子側音声用通信端末,31…本体側制御部,31a…CPU,31b…メモリ,32…本体側通信部,33…本体側記憶部,34…音響処理部,35…表示処理部,36…映像入力部,37…操作部,41…音声再生部,42…音声レベル調整部,43…音源装置,44…ミキサ,45…アンプ,KB…カラオケ店,RM…カラオケルーム,XA…親側歌唱映像,XB…子側歌唱映像,BS…バス

Claims (4)

  1. 複数のカラオケ装置を通信回線で相互に接続し、送信側カラオケ装置での歌唱に基づく歌唱音声データを前記通信回線を通じて送信し、再生側カラオケ装置で再生することで、或る楽曲のデュエット歌唱を行わせる通信カラオケシステムであって、
    前記再生側カラオケ装置は、
    前記或る楽曲のボーカルデータが記憶されたボーカルデータ記憶手段と、
    前記通信回線における通信障害の有無を判定する障害判定手段と、
    通信障害有りと判定された場合に、前記歌唱音声データに代えて前記ボーカルデータを再生させる再生制御手段と、
    前記通信回線を通じて受信した前記歌唱音声データに基づき、当該歌唱音声データに対応する歌唱パートを判定する歌唱パート判定手段と、
    を有し、
    前記ボーカルデータ記憶手段には、前記ボーカルデータが歌唱パート毎に記憶され、
    前記再生制御手段は、通信障害有りと判定された場合に、前記歌唱音声データに代えて、前記歌唱パート判定手段で判定された歌唱パートに対応する前記ボーカルデータを再生させることを特徴とする通信カラオケシステム。
  2. 前記再生側カラオケ装置は、前記障害判定手段によって通信障害有りと判定された後、前記歌唱音声データの再生音量に基づき、通信障害が復旧されたことを判定する復旧判定手段を有し、
    前記再生制御手段は、通信障害から復旧したと判定された場合に、前記ボーカルデータに代えて前記歌唱音声データを再生させることを特徴とする請求項に記載の通信カラオケシステム。
  3. 前記復旧判定手段は、前記歌唱音声データの再生音量が予め設定された閾値よりも規定時間に亘って大きくなったことを条件に、通信障害から復旧されたと判定することを特徴とする請求項に記載の通信カラオケシステム。
  4. 前記障害判定手段は、
    前記歌唱音声データの再生音量が予め設定された閾値よりも小さくなったことを条件に、前記通信回線を通じて前記送信側カラオケ装置に確認要求を送信し、前記送信側カラオケ装置からの応答を規定時間内に受信できなかった場合に、通信障害有りと判定することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
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