JP4807361B2 - カラオケネットワークシステム、カラオケ装置、コンテンツ取得方法、及びコンテンツ配信方法 - Google Patents

カラオケネットワークシステム、カラオケ装置、コンテンツ取得方法、及びコンテンツ配信方法 Download PDF

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Description

本発明は、各店舗内ネットワークに接続されたカラオケ装置がコンテンツ配信用ホストサーバからコンテンツを取得する技術に関する。
従来、カラオケ装置で再生するコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ配信用のホストサーバから各カラオケ店舗(例えばカラオケボックス)に設置されたカラオケ装置へ配信するカラオケネットワークシステムが広く普及している(例えば特許文献1参照)。
近年、カラオケ店舗に設置されるカラオケ装置の多くは、個別に大容量の記憶手段を備えており、自カラオケ装置で再生するコンテンツを蓄積できるようになっている。このようなカラオケ装置で構成されるカラオケネットワークシステムにおいては、コンテンツ配信用のホストサーバと、カラオケ店舗に設置されている複数のカラオケ装置のうちホストサーバからコンテンツを取得する権限を有する代表のカラオケ装置(以下、マスタ機と称する)とが直接通信することで、ホストサーバからマスタ機へコンテンツが配信される(1次配信)。そして、マスタ機が取得したコンテンツは、カラオケ店舗内に配されたLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、マスタ機から当該カラオケ店舗内でマスタ機の管理下にあるカラオケ装置(以下、スレイブ機)へとコピーされることで、カラオケ店舗内の各カラオケ装置へ配信される(2次配信)。このようにすることで、ホストサーバから直接コンテンツの配信を受けるカラオケ装置の台数を減らすことができ、ホストサーバとマスタ機とによる1次配信時における通信負荷を低減することができる。
また、上述のようなカラオケネットワークシステムにおいて、カラオケサービスを利用する個々のユーザを識別するために、予め登録されたユーザがカラオケ装置の利用を開始する際にシステムに対するログイン手続きを行い、カラオケ装置の利用を終了する際にログアウト手続きを行うといった利用形態を採用したものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
このようなカラオケネットワークシステムによれば、カラオケ楽曲の再生予約、個人のカラオケ利用履歴やその他の情報を蓄積した個人用Webページの作成や配信、カラオケサービスを利用したユーザに対する課金や特典の付与といった種々のサービスを、個々のユーザに対応付けて提供可能である。また、ユーザがどのカラオケ装置を利用しているかを特定するために、ユーザと、このユーザが利用するカラオケ装置とを対応付けてログインを行うことも可能である。さらに、1つのカラオケルームにおいてグループでカラオケサービスを利用する場合を想定して、1台のカラオケ装置に対して複数のユーザが並行してログインできるように構成することも可能である。
このようなカラオケネットワークシステムを構成する端末であるカラオケ装置は、カラオケボックス等のデイ市場であれば、カラオケボックスにおける個々のカラオケルームにそれぞれ配置されている。酒場市場であれば、バーやスナック等に設置されている。通常、ユーザはカラオケルーム、バー、スナック等のカラオケ装置が設置された場所に入室してからカラオケネットワークシステムへログインすると考えられる。つまり、ユーザがカラオケネットワークシステムへログインしたということは、カラオケ装置はユーザの目の前にあり、ユーザはカラオケ装置が再生するコンテンツを視聴、あるいは利用可能な位置にいると特定できる。
特開平10−187176号公報 特開2007−256824号公報
ところで、カラオケ装置からユーザに提供されるコンテンツは、通常の演奏データ(MIDIデータ等)の他、実際の演奏音声をサンプリングした高音質の生音楽曲やプロモーションビデオ(PV)映像、CM映像等、多種多様化しており、そのデータ量も年々増加傾向にある。さらに、コンテンツの配信は、複数のコンテンツの集合体であるパッケージ単位で行われるため、ホストサーバからマスタ機へ配信されるコンテンツのデータ量は膨大である。
一方、カラオケサービスを提供する市場においては、最新のカラオケ楽曲やプロモーションビデオ等をより多くのユーザに対していち早く提供可能にすることがユーザの満足度の向上につながると考えられる。また、CMのコンテンツの場合、最新情報をより多くのユーザに対していち早く視聴してもらうことが宣伝効果の向上につながると考えられる。よって、配信用ホストサーバから各カラオケ店舗のマスタ機へのコンテンツの1次配信や、マスタ機から各スレイブ機へのコンテンツの2次配信を速やかに完了させて、各カラオケ装置において最新のコンテンツを利用できるようにすることが望ましい。
ネットワーク上でIPアドレスを用いたデータの配信を行うための通信技術としては、UDP/IPを用いたマルチキャスト通信、あるいはTCP/IPを用いたユニキャスト(1対1)通信が一般的である。
そこで、ホストサーバとマスタ機との間の1次配信、及びマスタ機とスレイブ機との間の2次配信には、コンテンツを誤りなく確実に配信するために、マルチキャスト通信よりも信頼性の高いユニキャスト通信が採用される。1次配信において、ホストサーバは、CPUの処理能力等の都合により同時に数店舗〜数十店舗分のマスタ機に対してコンテンツの配信指示を出し、この配信指示に応じてコンテンツの配信を要求してきたマスタ機に対してユニキャストによるコンテンツの配信を並行して行う。それらの処理を繰り返すことで、全店舗分のマスタ機に対するコンテンツの配信を実現している。一方、2次配信において、マスタ機は、カラオケ店舗内の各スレイブ機に対してコンテンツを1台ずつ個別に配信し、これを順次繰り返すことで、店舗内の全てのスレイブ機に対するコンテンツの配信を実現している。
しかしながら、カラオケ店舗は全国に数千〜数万店舗程度存在し、その各店舗にマスタ機がそれぞれ配置されている。よって、ホストサーバから1番最初にコンテンツの配信を受けたマスタ機の属するカラオケ店舗と、1番最後にコンテンツの配信を受けたマスタ機の属するカラオケ店舗とでは、当該コンテンツを利用できるようになるまでの時間に数時間程度の時間差が生じてしまうのが現状である。さらに、各カラオケ店舗に設置されている末端のスレイブ機までの配信時間も考慮すると、配信完了までにはさらに時間差が生じるものと考えられる。また、データ量が膨大となったコンテンツの1次配信や2次配信の作業は長時間に及ぶため、各カラオケ店舗の営業時間外及び営業時間内の何れにおいても行われることが多い。このような場合、営業時間内であっても、最新コンテンツを利用可能なカラオケ店舗と、そうでないカラオケ店舗とが発生したり、同じカラオケ店舗内において最新コンテンツを利用可能なカラオケ装置と、そうでないカラオケ装置とが発生してしまう。
そこで、コンテンツの1次・2次配信によるコンテンツの配信が完了するのにカラオケ店舗間やカラオケ装置間でかなりの時間差が生じてしまうことや、コンテンツの1次・2次配信がカラオケ店舗の営業時間外及び営業時間内の何れにおいても行われることを踏まえ、なるべく多くのユーザに対してより早く最新のコンテンツを提供できるように配慮することが肝要である。
しかしながら、コンテンツの1次配信により、そのカラオケ店舗内で最も早く最新のコンテンツを取得して利用可能になるマスタ機は、そのカラオケ店舗内に設置される複数のカラオケ装置の中からカラオケ店舗やホスト配信の管理者等によって予め決定されている等、任意に選出されるものであり、そのカラオケ店舗において最も数多くのユーザが利用中であるカラオケ装置であるとは限らない。つまり、そのカラオケ店舗内で最も早く最新のコンテンツを取得して利用可能になるマスタ機が、そのカラオケ店舗において最も数多くのユーザが利用中であるカラオケ装置であるとは限らないということは、より多くのユーザに対してより早くコンテンツを提供可能にするという目的に適うものではない。
本発明はこのような問題を鑑みなされており、カラオケネットワークシステムにおいて、カラオケ装置のマスタ機がコンテンツ配信用のホストサーバからコンテンツを取得する際に、より多くのユーザに対してより早く当該コンテンツを提供可能な技術を実現することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のカラオケネットワークシステムは、カラオケ楽曲を少なくとも含むコンテンツを再生する複数のカラオケ装置がネットワークを介して通信可能に接続されており、カラオケ装置のうちコンテンツ配信用のホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得権限を唯一所有するマスタ機のみがホストサーバからコンテンツを取得し、この取得したコンテンツをコンテンツ取得権限を所有しないカラオケ装置であるスレイブ機に対して順次配信するように構成されており、次のような特徴を有する。
各カラオケ装置は、自カラオケ装置を使用するユーザを自カラオケ装置に対応付けるユーザ対応付け手段を備えている。そして、当該カラオケネットワークシステムは、個々のカラオケ装置を使用する複数のユーザをユーザ対応付け手段によってそれぞれのカラオケ装置に対応付けて同時に当該カラオケネットワークシステムへログイン可能に構成されている。
さらに、各カラオケ装置は、マスタ機及びスレイブ機の何れとしても機能できるように構成され、自カラオケ装置がコンテンツ取得権限を所有するマスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、取得手段と、比較手段と、コンテンツ取得手段と、コンテンツ取得権移譲手段とを備える。
取得手段は、ホストサーバからコンテンツを取得すべき所定の時機に各スレイブ機に対応付けられてログイン中のユーザの人数を取得する。比較手段は、取得手段により取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数、及び自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数をそれぞれ比較する。コンテンツ取得手段は、比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、ホストサーバからコンテンツを取得する。コンテンツ取得権移譲手段は、比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対してコンテンツ取得権限を移譲し、自カラオケ装置をマスタ機からスレイブ機へ移行させる。
さらに、各カラオケ装置は、自カラオケ装置がコンテンツ取得権限を所有しないスレイブ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、マスタ機からコンテンツ取得権限を移譲された場合、自カラオケ装置をスレイブ機からマスタ機へ移行させ、ホストサーバから当該コンテンツを取得するコンテンツ取得権譲受手段を備える。
このように構成されたカラオケネットワークシステムによれば、このネットワーク(カラオケ店舗内のLAN)に接続されている複数のカラオケ装置のうち、現在ログイン中のユーザが最も多いカラオケ装置がマスタ機となってホストサーバからコンテンツを取得することができる。つまり、そのカラオケ店舗内において、ホストサーバから取得したコンテンツを視聴あるいは利用可能な位置にいるユーザの数が最も多いカラオケ装置が、ホストサーバからコンテンツを取得して最も早くこのコンテンツを利用可能になる。これにより、コンテンツを利用可能になるまでの時間にカラオケ装置間でかなりの時間差が生じてしまう条件下において、より多くのユーザに対してより早く最新のコンテンツを提供することができる。これにより、多くのユーザの満足や高い広告効果が得られることが期待できる。
ところで、ログイン中のユーザが最も多いカラオケ装置が複数存在する場合や、カラオケ店舗の営業時間外のため全てのカラオケ装置においてログイン中のユーザの数が0である場合のように、複数のカラオケ装置の間でそれぞれに対応付けられてログイン中のユーザの人数が同一となる状況では、現在ログイン中のユーザの人数だけでコンテンツを取得するマスタ機を決められない場合も想定される。
そこで、請求項2に記載のように構成するとよい。つまり、各カラオケ装置は、過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数に関する履歴情報を保持する履歴保持手段を更に備える。そして、各カラオケ装置がマスタ機として機能するために備える各手段は次のような特徴を有する。取得手段は、更に各スレイブ機から履歴情報を取得する。比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が複数存在する場合、これらのカラオケ装置の間で当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数を比較する。コンテンツ取得手段は、比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、ホストサーバからコンテンツを取得する。コンテンツ取得権移譲手段は、比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対してコンテンツ取得権限を移譲する。
なお、履歴情報に基づくユーザの人数としては、例えば、所定期間(数週間、数ヶ月間等)における1日あたりの最大同時ログイン人数の平均値を用いることが考えられる。あるいは、請求項3に記載のように、所定期間におけるログイン人数を時間帯別に分類して記録した履歴情報に基づいて、現在時刻に該当する時間帯ごとにログインした人数や、現在時刻に該当する時間帯ごとの同時ログイン人数の最大値を用いることも考えられる。また、請求項4に記載のように、過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数を累積的に記録した履歴情報に基づき、所定期間における累積のログイン人数を用いることが考えられる。
例えば、そのカラオケ店舗で一番大きなカラオケルームに設置されているカラオケ装置であれば、大人数のグループがこのカラオケ装置を利用する機会が多い。また、カラオケ店舗の各カラオケルームに設備やサービス面でランク付けがなされており、各カラオケルーム間で需要に差があるようならば、需要の高いカラオケルームに設置されたカラオケ装置は、より多くのユーザに利用される可能性が高い。また、そのカラオケ店舗がカラオケボックス等のデイ市場であれば、そこにあるカラオケ装置は1日のうち比較的早い時間帯でより多くのユーザに利用され、バーやスナック等の酒場市場であれば、そこにあるカラオケ装置は1日のうち比較的遅い時間帯でより多くのユーザに利用されるといった具合に、1日のうちの時間帯によってもユーザ数の多少についての傾向は変わってくる。
このようなカラオケ装置の設置環境や時間帯によるカラオケ装置ごとの利用者数の多少についての傾向は、過去のログイン人数の履歴を参考にすればある程度把握することができる。よって、複数のカラオケ装置の間で、現在ログイン中のユーザの人数が同一(0人も含む)であっても、過去のログイン人数の履歴に基づいてホストサーバからコンテンツを取得するカラオケ装置を決めることで、今後多くのユーザにコンテンツを利用してもらえることが予想されるカラオケ装置が、より早くコンテンツを取得できるので好適である。
つぎに、請求項5に記載のカラオケネットワークシステムは、以下のような特徴を有する。各カラオケ装置がマスタ機として機能するために備える各手段のうち、コンテンツ取得権移譲手段は、コンテンツ取得権限をスレイブ機に対して移譲すると共に、取得手段により取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数と自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数とを示すログイン管理情報を当該スレイブ機に対して譲渡する。さらに、各カラオケ装置は、自カラオケ装置がマスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、前任のマスタ機からコンテンツ取得権限及び管理情報を譲受してスレイブ機からマスタ機へと移行した際にホストサーバから取得したコンテンツを、その譲受したログイン管理情報に基づくログイン中ユーザの人数が多いスレイブ機から優先して、順次各スレイブ機に対して配信する配信手段を備える。
このように構成されたカラオケネットワークシステムによれば、前任のマスタ機からコンテンツ取得権限を移譲されたカラオケ装置がマスタ機となってホストサーバからコンテンツを取得した後、前任のマスタ機から譲受したログイン管理情報に基づいて、ログイン中ユーザの多いスレイブ機から優先的にコンテンツを2次配信することができる。このようにすることで、マスタ機に次いでログイン中ユーザの多いスレイブ機から優先してコンテンツの2次配信が行われる。つまり、配信されたコンテンツを視聴あるいは利用可能な位置にいるユーザの多いスレイブ機から優先的に最新のコンテンツを利用可能になるため、コンテンツの2次配信が完了する時間にスレイブ機間でかなりの時間差が生じてしまう条件下において、より多くのユーザに対してより早く最新のコンテンツを提供することができる。これにより、多くのユーザの満足や高い広告効果が得られることが期待できる。
つぎに、請求項6〜10に記載のカラオケ装置は、それぞれ請求項1〜5に記載のカラオケネットワークシステムを構成するカラオケ装置として機能するものである。このように構成されたカラオケ装置をカラオケネットワークシステムに適用することで、上述の効果を得られる。
つぎに、請求項11〜15に記載のコンテンツ取得方法及びコンテンツ配信方法は、それぞれ請求項1〜5に記載のカラオケネットワークシステムにおけるコンテンツ取得方法及びコンテンツ配信方法である。このようなコンテンツ取得方法及びコンテンツ配信方法をカラオケネットワークシステムに適用することで、上述の効果を得られる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケネットワークシステム1の構成の説明]
図1は、実施形態のカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、カラオケネットワークシステム1は、ユーザにカラオケサービスを提供するカラオケ店舗内の各カラオケルーム(本事例では、部屋A,B,C,D)にそれぞれ設置されるカラオケ装置4及びリモコン端末5がLAN100を介して接続された店舗内のネットワークが、WAN200を介してホストサーバ2と接続されることによって形成されている。なお、図1においては、説明の便宜上、1つのカラオケ店舗内の部屋A〜Dにそれぞれ1台ずつ、計4台のカラオケ装置4がカラオケネットワークシステム1に接続されている構成を示すが、同一店舗内に更に多くのカラオケ装置4が接続されていてもよい。また、複数の店舗内のネットワークがホストサーバ2に接続されていてもよい。
ホストサーバ2は、カラオケ店舗内の各カラオケ装置4のうち、ホストサーバ2からコンテンツを取得するコンテンツ取得権限を唯一所有するマスタ機に対してカラオケの楽曲データやPV映像、CM映像等といった各種コンテンツを配信するためのカラオケサービス用のサーバ装置であり、適宜な処理能力を有する情報処理装置等で構成される。ホストサーバ2は、WAN200(例えばインターネット)及びカラオケ店舗側のルータ120を介して、カラオケ店舗側のLAN100に接続されている。つまり、ホストサーバ2と、カラオケ装置4のマスタ機及びリモコン端末5との間の通信は、WAN200及びカラオケ店舗側のLAN100を介して行われる。
さらに、ホストサーバ2は、各カラオケ店舗向けに配信するコンテンツデータを格納するデータベースの他に、本システムを利用する権限を有するユーザに関する登録情報を蓄積するユーザ登録データベースや、登録ユーザのカラオケ歌唱に関する情報や当該ユーザから提供される情報等をWAN200を通じて公開するための個人用Webページのデータを蓄積する個人用Webページデータベース等を備えている。
そして、ホストサーバ2は、ユーザ登録データベースや個人用Webページのデータベースに蓄積されたデータを基に、カラオケ店側のリモコン端末5からの要求に応じて、カラオケネットワークシステム1を利用するためにログインしようとするユーザに対する認証や、ログインしたユーザに対する個人用Webページの配信・更新サービスを行う。
カラオケ装置4は、カラオケサービスを利用するユーザから指定されたカラオケ楽曲や、映画、バラエティ番組、ドラマ、CMといった映像コンテンツやオーディション、クイズ等のユーザ参加型のコンテンツ、飲食物の注文といった購買コンテンツ等、様々なコンテンツの再生を行うための装置である。なお、本実施形態においては、固有の識別情報であるID:001〜004番を有するカラオケ装置4が部屋A〜Dにそれぞれ設置されている状態を想定する。なお、固有の識別情報であるIDには、例えばカラオケ装置4ごとに固有のシリアル番号を用いることが考えられる。
カラオケ店舗に設置された各カラオケ装置4のうち、コンテンツ取得権限を唯一所有するマスタ機のみがホストサーバ2との間で直接通信を行うことで、ホストサーバ2からコンテンツの配信を受ける(1次配信)。そして、このマスタ機は、店舗内のLAN100に接続されている自マスタ機以外のカラオケ装置4である各スレイブ機に対して、ホストサーバ2から受信したコンテンツをユニキャスト通信により個別に配信する(2次配信)。また、本実施形態においては、マスタ機の所有するコンテンツ取得権限をLAN100に接続された他のカラオケ装置4に対して移譲することができる。そして、コンテンツ取得権限を他のカラオケ装置4(スレイブ機)に移譲したマスタ機は、それ以降スレイブ機として機能する。一方、前任のマスタ機からコンテンツ取得権限を移譲されたカラオケ装置4(スレイブ機)は、それ以降マスタ機として機能する。
カラオケ装置4は、ハードウェア構成としてCPU41、RAM42、ROM43、ハードディスクドライブ44(以下、HDD44と称する)、操作部45、再生部46、赤外線通信部47、LAN通信部48等を備える。
CPU41は、RAM42やROM43に記憶されたプログラムやデータに従って、カラオケ装置4各部に対する制御及び各種演算を実行する装置で、後述するマスタ機及びスレイブ機としての各種処理は、このCPU41によって実行される。RAM42は、CPU41から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置である。このRAM42には、各種プログラムがHDD44から読み込まれ、また、CPU41による各種演算の結果やHDD44から読み込まれたデータもRAM42に記憶される。後述するマスタ機及びスレイブ機としての処理を実行する際には、各処理をCPU41に実行させるためのプログラムがHDD44からRAM42に読み込まれる。そして、RAM42に記憶されたプログラムに従って、CPU41が各処理を実行することになる。
ROM43は、カラオケ装置4の電源スイッチを切っても記憶内容を保持する記憶装置であり、BIOSや通常であれば更新されない読み出し専用のデータ等を記憶している。HDD44は、カラオケ用の楽曲データや映像データ等のコンテンツデータやプログラム等の各種データを保存しておくための装置である。操作部45は、ユーザからの各種指示を入力するための入力装置であり、複数のキースイッチ等によって構成される。
再生部46は、マイクロフォン、演奏データに基づく演奏再生を行うMIDI音源、MIDI音源から生成されたオーディオ信号及びマイクロフォンから入力されたオーディオ信号をスピーカへ出力する音声制御部、画像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部、映像を表示するためのモニタ等を備える。赤外線通信部47は、リモコン端末5との間で所定の赤外線通信規格に沿った赤外線信号を送受信するための通信インタフェースである。LAN通信部48は、カラオケ装置4をLAN100に接続して外部と通信を行うための通信インタフェースである。
リモコン端末5は、カラオケルーム内でカラオケ装置4を遠隔操作するためのものであり、ユーザが再生を希望するコンテンツの再生の予約を行うための操作等の各種操作をユーザから受け付け、その操作信号を無線LAN規格に従った無線通信によって操作対象のカラオケ装置4に送信する機能を有する。また、無線LAN通信により無線アクセスポイント110経由でLAN100及びWAN200を介してホストサーバ2へアクセスし、ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧や更新を行うための機能も有する。
具体的にリモコン端末5は、CPU51、RAM52、ROM53、操作部54、表示部55、赤外線通信部56、無線LAN通信部57等を備えている。CPU51は、RAM52やROM53に記憶されたプログラムやデータに従って、リモコン端末5各部に対する制御及び各種演算を実行する装置である。RAM52は、CPU51から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置である。このRAM52には、各種プログラムがROM53から読み込まれ、また、CPU51による各種演算の結果やROM53から読み込まれたデータもRAM52に記憶される。
ROM53は、リモコン端末5の電源スイッチを切っても記憶内容を保持する記憶装置であり、BIOSや通常であれば更新されない読み出し専用のデータ、プログラム等を記憶している。操作部54は、ユーザからの各種指示を入力するための入力装置であり、表示部55の表示領域に沿って設置されるタッチパネル及び複数のキースイッチ等によって構成される。表示部55は、画像を表示するための表示装置であり、例えば液晶ディスプレイ等によって構成される。赤外線通信部56は、カラオケ装置4との間で所定の赤外線通信規格に沿った赤外線信号を送受信するための通信インタフェースである。無線LAN通信部57は、LAN100に接続された無線アクセスポイント110との間で所定の無線LAN規格に従った無線通信を行うための通信インタフェースである。
LAN100には無線アクセスポイント110が接続されている。この無線アクセスポイント110は、所定の無線LAN規格に従った無線通信で端末間を接続するための電波中継機であり、複数の端末と同時に通信を行う機能を有する。リモコン端末5とカラオケ装置4とは、この無線アクセスポイント110を中継することによって、LAN100を介して互いにデータ通信を行うことができる。また、リモコン端末5とホストサーバ2とは、この無線アクセスポイント110を中継することによって、LAN100及びWAN200を介して互いにデータ通信を行うことができる。
ルータ120は、異なるネットワーク間を相互接続する通信機器である。このルータ120は、外部ネットワークであるWAN200と、内部ネットワークであるLAN100との接続点に置かれており、LAN100からの通信をWAN200側に送出し、WAN200側からの通信をLAN100へ送出する。各カラオケ店舗に設置されるルータ120は、それぞれにグローバルIPアドレスが割り当てられている。そして、ホストサーバ2から各カラオケ店舗のマスタ機へ送信されるデータは、各ルータ120に割り当てられたグローバルIPアドレス宛に送信される。ホストサーバ2から自身のグローバルIPアドレス宛のデータを受信したルータ120は、この受信したデータの宛先をポートフォワードにより同LAN100内に接続されたマスタ機のプライベートIPアドレスに変換してLAN100へ送出する。このような手順により、LAN100外のホストサーバ2からLAN100内のマスタ機へのアクセスが実現する。
[カラオケ装置4に対するリモコン端末5の括り付け、及びユーザの対応付けの説明]
つぎに、リモコン端末5を操作対象のカラオケ装置4に対応付ける「括り付け」の手順と、括り付けされたリモコン端末5を用いて当該カラオケネットワークシステム1へのログイン手続きを行ったユーザ(以下、ログインユーザとも称する)を、当該ユーザの使用するカラオケ装置4(すなわち、ログインに用いたリモコン端末5と括り付けられたカラオケ装置4)へ対応付ける手順とについて説明する。
本実施形態のリモコン端末5は、無線アクセスポイント110及びLAN100を介した無線LAN通信によって操作対象のカラオケ装置4(すなわち、当該リモコン端末5が使用される部屋に設置されているカラオケ装置4)との間でデータ通信を行う。そのためには、無線LAN通信によって通信可能に接続された複数のリモコン端末5及びカラオケ装置4のうち、同じ部屋内で用いられるリモコン端末5とカラオケ装置4との間で、互いに通信相手を特定する必要がある。もし、リモコン端末5と操作対象のカラオケ装置4との間で、互いに通信相手を適切に特定できなければ、リモコン端末5が使用される部屋とは違う部屋に設置されたカラオケ装置4との間でデータ通信を行ってしまうおそれがある。
一方、カラオケボックス等では、フロントで一括して保管されている多数のリモコン端末5のうちの必要な数の任意のリモコン端末5が入店時にユーザに渡され、これを受け取ったユーザが所定の部屋に設置されたカラオケ装置4に対して使用するという利用形態が多く採用されている。したがって、リモコン端末5とカラオケ装置4とを完全に1対1に対応付けてしまうと、上記のような利用形態には適さない。
そこで、所定の部屋に持ち込まれたリモコン端末5を使用する前に、リモコン端末5と、この部屋に設置されたカラオケ装置4との間で、赤外線通信を用いた所定の括り付け処理を行うことで、リモコン端末5を操作対象のカラオケ装置4に対応付けることができる。赤外線通信に用いられる赤外線信号は、その特性上、部屋の間仕切り等によって遮断されるため、赤外線通信による通信範囲は、その部屋内に自ずと限定されることになる。よって、リモコン端末5とカラオケ装置4との括り付けには赤外線通信を用いることで、互いに異なる部屋にある誤った通信相手と対応付けられるのを防ぐことができ、通信相手を適切に特定できる。
さらに、本実施形態は、上述のようなリモコン端末5とカラオケ装置4との間の括り付けによる対応関係を利用することによって、リモコン端末5を用いたログイン手続きを経てカラオケネットワークシステム1にログインしたユーザと、このログインユーザが使用するカラオケ装置4との対応付けを行う。
図2は、リモコン端末5を操作対象のカラオケ装置4に対応付ける括り付け処理と、ログインユーザを当該ユーザの使用するカラオケ装置4へ対応付ける処理との、一連の処理の手順を示すラダーチャートである。
リモコン端末5が何れのカラオケ装置4とも括り付けがされていない場合、リモコン端末5は、例えば表示部55に括り付け処理の開始を指示するためのスタートアイコンを表示する。そして、このスタートアイコンがユーザにより押下されると、赤外線通信部56を介した赤外線通信により所定の括り付け要求通知をカラオケ装置4に対して送信する。なお、リモコン端末5は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、このシリアル番号と所定の接続コードを含む信号を上記括り付け要求通知としてカラオケ装置4へ送信する。
この括り付け要求通知を赤外線信号で送信することで、壁等を隔てて設置された括り付けを所望されないカラオケ装置4に括り付け要求通知を受信されるのを防止できる。なお、本実施形態において、赤外線通信は、専らこの括り付け要求通知の送受信用の通信手段として用いられ、通常の選曲制御等におけるリモコン端末5とカラオケ装置4との間の通信には、無線アクセスポイント110及びLAN100を介した無線LAN通信が用いられる。
カラオケ装置4は、リモコン端末5から赤外線信号により送信された括り付け要求通知を受信すると、この括り付け要求通知を発信したリモコン端末5との対応付けを行う。具体的には、括り付け要求通知に含まれるシリアル番号に基づいて、当該リモコン端末5に割り当てるIPアドレスを生成し、この生成したIPアドレスを当該リモコン端末5と対応付けてRAM42等に記憶する。そして、受信した括り付け要求通知に対する応答として所定の括り付け結果通知を、LAN通信部48によるLAN100及び無線アクセスポイント110を介した無線LAN通信により、括り付け要求元のリモコン端末5へ送信(返信)する。具体的には、括り付け要求元のリモコン端末5のシリアル番号及びIPアドレス、自カラオケ装置4のIPアドレス及びシリアル番号等を含む信号を括り付け結果通知として、括り付け要求元のリモコン端末5へ送信する。
リモコン端末5は、カラオケ装置4から無線LAN通信により送信された括り付け結果通知を受信すると、この括り付け結果通知を発信したカラオケ装置4との対応付けを行う。具体的には、括り付け結果通知に含まれる自リモコン端末5のIPアドレスと括り付け先のカラオケ装置4のIPアドレスとを対応付けて、RAM52等に記憶する。以上のような手順により、リモコン端末5とカラオケ装置4との間でIPアドレスが相互に交換されることで、リモコン端末5とカラオケ装置4との括り付けが完了する。このようにしてリモコン端末5とカラオケ装置4との括り付けが行われることで、他の機器との間で誤って通信が行われることが防止され、リモコン端末5とカラオケ装置4との間で適切に無線LAN通信を行うことができるようになる。
上述の括り付け処理が完了すると、リモコン端末5においてユーザのログインの受け付けが行われる。ユーザのログインは、所定の手続きを経てホストサーバ2のユーザ登録データベースに登録済みのユーザによってリモコン端末5に入力された認証用のユーザID及びパスワードが、ホストサーバ2において認証されることで成立する。
それには、まず、リモコン端末5が所定のログイン画面を表示する。そして、ユーザは、このログイン画面に従い、リモコン端末5の操作部54を操作することで自身に割り当てられている認証用のユーザID及びパスワードを入力する。ユーザによるユーザID及びパスワードの入力が完了すると、リモコン端末5は、無線LAN通信部57からLAN100及びWAN200を経由して、所定のログイン要求通知をホストサーバ2に対して送信する。具体的には、入力されたユーザID及びパスワードと、ログイン要求元のリモコン端末5のシリアル番号及びIPアドレスとを含む信号をログイン要求通知として、ホストサーバ2へ送信する。
ホストサーバ2は、リモコン端末5からログイン要求通知を受信すると、この受信したログイン要求通知に含まれるユーザID及びパスワードを、ユーザ登録データベースに予め登録されているユーザID及びパスワードと照合する。ここで、送信されてきたユーザID及びパスワードがユーザ登録データベースに登録されているユーザID及びパスワードと適合すると判定した場合、当該ユーザのログインを許可する旨の認証結果通知をWAN200及びLAN100経由で送信する。具体的には、ホストサーバ2は、ログインを許可するユーザに対応するユーザIDや、ユーザ登録データベースに登録されている当該ユーザの名称等の個人情報を含む信号を認証結果通知として生成し、この生成した認証結果通知を、ログイン要求元のリモコン端末5のIPアドレスに宛てて送信する。
リモコン端末5は、ホストサーバ2から認証結果通知を受信すると、この認証結果通知に含まれるユーザID及び個人情報等をRAM52に記憶する。そして、自リモコン端末5と括り付けされたカラオケ装置4に対して、当該ユーザがログインを開始した旨を通知するためのログイン通知を、無線アクセスポイント110及びLAN100を介した無線LAN通信により送信する。このログイン通知には、例えば当該ログインユーザのユーザID等が含まれる。その後、リモコン端末5は、当該ログインユーザが選曲操作や個人用Webページの閲覧・更新を行う操作等を入力するための、当該ログインユーザ専用のGUI(Graphic User Interface)を表示部55に表示し、当該ユーザからの操作を受け付ける。なお、本実施形態では、リモコン端末5は、複数のユーザからのログインを並行して受け付け可能に構成されており、当該リモコン端末5からログインを行った複数のユーザに対して、それぞれ専用のGUIを用意して、各ユーザからの操作を選択的に受け付けることができる。
カラオケ装置4は、リモコン端末5からログイン通知を受信すると、この受信したログイン通知で示されるログインユーザとの対応付けを行う。具体的には、自カラオケ装置4を利用中のログインユーザとして、当該ログイン通知に含まれるログインユーザのユーザIDをRAM42等に記憶する。そして、自カラオケ装置4に対応付けられてログイン中のユーザの人数を管理するためのログインテーブル(図3参照、詳細は後述する)の所定の欄に、新たにログインを開始したユーザの人数を加算する。このログインテーブルは、個々のカラオケ装置4がそれぞれ備えており、例えば各カラオケ装置4のRAM42等に記憶されている。
ここで、上記ログインテーブルの具体的な内容について、図3に基づき説明する。図3は、カラオケ装置4(ID:001)が管理するログインテーブルの一例を模式的に示す説明図である。
ログインテーブルには、図3に示すように、「カラオケ装置ID」の欄に続けて、「同時ログイン人数」の欄に属する「現在」、「1日前」、「2日前」、「3日前」、「4日前」、「5日前」、「6日前」といった欄が設けられている。図3に示す一例では、「カラオケ装置ID」の欄にカラオケ装置4のID番号(001)が記録されている。そして、「同時ログイン人数」の「現在」の欄には、現在時刻に該当する時間帯(0時)と、自カラオケ装置4に対応付けて現在ログイン中のユーザの人数(2人)とが記録されている。つまり、この欄に記録された人数が、自カラオケ装置4を現在使用しているユーザの人数を示すものである。そして、新たなログインユーザが上述のログイン処理によって自カラオケ装置4に対応付けられる度に、その人数がこの欄の数値に加算され、逆に、自カラオケ装置4に対応付けられたユーザがログアウトすることで、その人数がこの欄の数値から減算される。
一方、「同時ログイン人数」の「1〜6日前」の各欄には、1日前から6日前までの間、その日1日の0〜23時の1時間ごとの時間帯別に最も多くのユーザが並行して自カラオケ装置4に対してログインしていたときの人数(過去ログイン人数)が記録されている。この過去ログイン人数は、カラオケ店舗のその日の営業時間が終了するタイミング、あるいは日付が変わる時刻において更新される。
[マスタ機が実行する処理の説明]
つぎに、コンテンツ取得権限を有するマスタ機が、ホストサーバ2からコンテンツの1次配信を受ける際の手順について説明する。この1次配信において、マスタ機は、カラオケ店舗内の各カラオケ装置4(マスタ機及びスレイブ機)に対応付けられて現在ログイン中のユーザの人数を比較する。そして、ログインユーザの人数が最も多いカラオケ装置4が自マスタ機であれば、自マスタ機がホストサーバ2からコンテンツを取得する。一方、ログインユーザの人数が最も多いカラオケ装置4が他のスレイブ機であれば、当該スレイブ機に対してコンテンツ取得権限を移譲する。以下、このマスタ機処理の詳細な手順について、図4のフローチャート及び図5の説明図に基づき説明する。
図4は、マスタ機として機能するカラオケ装置4が実行するマスタ機処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、例えば、コンテンツの1次配信をすべき所定のタイミング(例えば、1日1回等)でホストサーバ2からコンテンツの配信指示を受信した際に実行される。あるいは、カラオケ店舗のマスタ機側からコンテンツの1次配信を所定のタイミングでホストサーバ2に対して要求する場合もある。この場合、コンテンツ取得権限を現在所有するマスタ機が、自身の持つタイマやCPU41の指示に基づくコンテンツの1次配信が必要となる所定の時機になったときに、このマスタ機処理を実行する。そして、このマスタ機処理の結果、コンテンツ取得権限を保持又は譲受したマスタ機から、ホストサーバ2に対してコンテンツの1次配信指示の発行を要求する。
マスタ機は、処理を開始すると、まず、RAM42で記憶している後述のログイン管理テーブルの全レコードを消去してこれを初期化し、自マスタ機が管理しているログインテーブル(図3参照)のレコードをログイン管理テーブルに追加する(S100)。つぎに、カラオケ店舗内のLAN100に接続されている全スレイブ機に対してログインテーブルの問い合わせを行う(S110)。なお、この問い合わせは、各スレイブ機が管理するログインテーブルの送信を要求するものであり、例えばブロードキャストにてLAN100上に送出される。
ログインテーブルの問い合わせ後、所定のタイムアウト時間(例えば1分間)が経過したか否かを判定する(S120)。そして、まだタイムアウト時間が経過していない場合(S120:NO)、ログインテーブルの問い合わせに対する返信としてスレイブ機からログインテーブルを受信すると(S130:YES)、この受信したログインテーブルを当該スレイブ機のレコードとしてマスタ機側のログイン管理テーブルに追加する(S140)。S140の処理を実行後、S120の処理へ戻る。一方、S130の処理において、スレイブ機からのログインテーブルの返信がないと判定した場合(S130:NO)、S120の処理へ戻る。
以上、S110で全スレイブ機に対してログインテーブルの問い合わせを行ってから所定のタイムアウト時間を経過するまでの間、S120〜S140の処理を順次繰り返すことで、マスタ機のRAM42に記憶されているログイン管理テーブル(図5参照)に、各スレイブ機から返信されてきたログインテーブルのレコードが順次追加される。
ここで、マスタ機側で管理しているログイン管理テーブルの詳細な内容について、図5に基づき説明する。図5は、マスタ機のRAM42に記憶されているログイン管理テーブルの一例を模式的に示す説明図である。ログイン管理テーブルは、図5に示すように、自マスタ機が管理するログインテーブルと、各スレイブ機からそれぞれ送信されてくるログインテーブルとの内容を、各カラオケ装置4に対応するレコードの一覧として記録したものである。
図4のフローチャートの説明に戻る。S120で、所定のタイムアウト時間が経過したと判定した場合(S120:YES)、RAM42に記憶しているログイン管理テーブルに含まれるレコードが自マスタ機のレコードのみであるか否かを判定する(S150)。ここで、ログイン管理テーブルに含まれるレコードが自マスタ機のレコードのみであると判定した場合(S150:YES)、ホストサーバ2から1次配信の対象であるコンテンツを取得する(S290)。
一方、S150の判定で、ログイン管理テーブルに含まれるレコードが自マスタ機のレコードのみではないと判定した場合(S150:NO)、ログイン管理テーブルにレコードが記録されているカラオケ装置4のうち、「同時ログイン人数」の「現在」の欄に記録された人数(すなわち、カラオケ装置4に対応付けて現在ログイン中のユーザの人数:以下、現在ログイン人数)が最も多いカラオケ装置4が1台のみであるか否かを判定する(S160)。ここで、現在ログイン人数が最も多いカラオケ装置4が1台のみであると判定した場合(S160:YES)、当該カラオケ装置4が自マスタ機であるか否かを判定する(S200)。そして、現在ログイン人数が最も多いカラオケ装置4が自マスタ機である場合(S200:YES)、ホストサーバ2から1次配信の対象であるコンテンツを取得する(S290)。
一方、現在ログイン人数が最も多いカラオケ装置4が自マスタ機ではない場合(S200:NO)、すなわち、現在ログイン人数が最も多いカラオケ装置4が他のスレイブ機である場合、当該スレイブ機に対して自マスタ機のコンテンツ取得権限と、自マスタ機が記憶している作成当初のログイン管理テーブルとを移譲する(S260)。そして、自機をマスタ機からスレイブ機へと設定変更し(S270)、スレイブ機としての処理を開始する(S280)。
一方、S160の判定で、ログイン管理テーブルにレコードが記録されているカラオケ装置4のうち、現在ログイン人数が最も多いカラオケ装置4が複数存在すると判定した場合(S160:NO)、現在ログイン人数が最も多いカラオケ装置4以外のカラオケ装置4のレコードをログイン管理テーブルから削除する(S170)。そして、指定時間帯として、現在時刻に該当する時間帯をセットする(S180)。ここでは、現在時刻が例えば0時台であれば、指定時間帯は0時に設定される。つぎに、ログイン管理テーブルに残っている各カラオケ装置4について、現在セットされている指定時間帯での1日前から6日前までの過去ログイン人数の平均値をそれぞれ比較し、この平均値が最大であるカラオケ装置4が1台のみであるか否かを判定する(S190)。そして、指定時間帯での過去ログイン人数の平均値が最大であるカラオケ装置4が1台のみであると判定した場合(S190:YES)、当該カラオケ装置4が自マスタ機であるか否かを判定する(S200)。
そして、指定時間帯での過去ログイン人数の平均値が最大であるカラオケ装置4が自マスタ機である場合(S200:YES)、ホストサーバ2から1次配信の対象であるコンテンツを取得する(S290)。指定時間帯での過去ログイン人数の平均値が最大であるカラオケ装置4が自マスタ機ではない場合(S200:NO)、すなわち、指定時間帯での過去ログイン人数の平均値が最大であるカラオケ装置4が他のスレイブ機である場合、当該スレイブ機に対して自マスタ機のコンテンツ取得権限と、自マスタ機が記憶している作成当初のログイン管理テーブルとを移譲する(S260)。そして、自機をマスタ機からスレイブ機へと設定変更し(S270)、スレイブ機としての処理を開始する(S280)。
一方、S190の判定で、指定時間帯での過去ログイン人数の平均値が最大であるカラオケ装置4が複数存在すると判定した場合(S190:NO)、指定時間帯での過去ログイン人数の平均値が最大であるカラオケ装置4以外のカラオケ装置4のレコードをログイン管理テーブルから削除する(S210)。つぎに、指定時間帯を次の時間帯にセットする(S220)。例えば、従前の指定時間帯が0時であれば、次の時間帯として1時にセットされる。そして、このセットした指定時間帯が現在時刻に該当する時間帯であるか否かを判定する(S230)。指定時間帯が現在時刻に該当する時間帯でなければ(S230:NO)、S190の処理へ戻る。指定時間帯が現在時刻に該当する時間帯であれば(S230:YES)、現在のログイン管理テーブルに自マスタ機のレコードが存在するか否かを判定する(S240)。ここで、現在のログイン管理テーブルに自マスタ機のレコードが存在すると判定した場合(S240:YES)、ホストサーバ2から1次配信の対象であるコンテンツを取得する(S290)。
一方、S240の判定で、現在のログイン管理テーブルに自マスタ機のレコードが存在しないと判定した場合(S240:NO)、ログイン管理テーブルにレコードが存在するカラオケ装置4(スレイブ機)の中からID番号の一番小さいカラオケ装置4を選定し(S250)、S260の処理へ移行する。S260では、当該スレイブ機に対して自マスタ機のコンテンツ取得権限と、自マスタ機が記憶している作成当初のログイン管理テーブルとを移譲する。そして、自機をマスタ機からスレイブ機へと設定変更し(S270)、スレイブ機としての処理を開始する(S280)。
[スレイブ機が実行する処理の説明]
つぎに、マスタ機として機能するカラオケ装置4が実行する上述のマスタ機処理に対応して、スレイブ機として機能するカラオケ装置4が実行する処理(スレイブ機処理)について、図6のフローチャートに基づいて説明する。図6は、スレイブ機として機能するカラオケ装置4が実行するスレイブ機処理の手順を示すフローチャートである。この処理はカラオケ装置4がスレイブ機として稼働中に常時実行される。
スレイブ機は、処理を開始すると、まず、マスタ機からのログインテーブルの問い合わせを受信したか否かを判定する(S300)。このログインテーブルの問い合わせは、マスタ機4実行する上述のマスタ機処理(図4参照)のS110で送信されるものである。ここで、マスタ機からログインテーブルの問い合わせを受信したと判定した場合(S300:YES)、この問い合わせに対する返信として、自スレイブ機のRAM42に記憶しているログインテーブル(図3参照)をマスタ機に対して送信し(S310)、S300の処理へ戻る。
一方、ログインテーブルの問い合わせを受信していないと判定した場合(S300:NO)、マスタ機からコンテンツ取得権限及びログイン管理テーブルを譲受したか否かを判定する(S320)。マスタ機からスレイブ機へのコンテンツ取得権限及びログイン管理テーブルの移譲は、上述のマスタ機処理(図4参照)のS260において行われるものである。マスタ機からコンテンツ取得権限及びログイン管理テーブルを譲受した場合(S320:YES)、自機をスレイブ機からマスタ機へと設定変更し、ログイン管理テーブルをRAM42に記憶する(S330)。このとき、他のスレイブ機に対して自機がマスタ機になったことをブロードキャストにて通知することで、各スレイブ機において交代後のマスタ機が登録され、スレイブ機側でマスタ機を特定可能になる。また、ルータ120に対して、WAN200経由でのマスタ機宛ての通信が自マスタ機へと振り分けられるようにポートフォワードの設定を変更することで、ホストサーバ2から交代後のマスタ機へのアクセスが可能になる。
つづいて、S330でスレイブ機からマスタ機へと設定変更した後、ホストサーバ2から1次配信の対象であるコンテンツを取得する(S340)。
[マスタ機が実行するコンテンツの2次配信処理の説明]
つぎに、ホストサーバ2からコンテンツを取得したマスタ機が、取得したコンテンツを他のスレイブ機へ2次配信する際の手順について、図7に基づき説明する。図7は、マスタ機として機能するカラオケ装置4が実行するコンテンツの2次配信処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、ホストサーバ2からのコンテンツの取得が完了した際に実行される。
マスタ機は、処理を開始すると、まず、自マスタ機が記憶しているログイン管理テーブル(図5参照)において、2次配信の対処となるコンテンツをまだ配信していない他のカラオケ装置4(スレイブ機)のうち、現在ログイン人数が最大であるスレイブ機を1台選定する(S400)。なお、スレイブ機の選定に用いるログイン管理デーブルは、上述のマスタ機処理(図4参照)のS100〜S140において自ら作成したものか、あるいは、上述のスレイブ機処理(図6参照)のS320において前任のマスタ機から譲受したものの何れかである。
つぎに、S400で選定したスレイブ機に対してコンテンツを2次配信する(S410)。そして、ログイン管理テーブルに記録されている他の全スレイブ機に対してコンテンツの2次配信が完了したか否かを判定する(S420)。ここで、コンテンツをまだ配信していないスレイブ機があると判定した場合(S420:NO)、S400の処理へ戻る。そして、S400〜S420の処理を順次繰り返し、S420で全スレイブ機に対してコンテンツの2次配信が完了したと判定した場合(S420:YES)、コンテンツの2次配信処理を終了する。
[効果]
上記実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)カラオケ店舗内のLAN100に接続されている複数のカラオケ装置4のうち、現在ログイン中のユーザが最も多いカラオケ装置4がマスタ機となってホストサーバ2からコンテンツを取得することができる。つまり、そのカラオケ店舗内において、ホストサーバ2から取得したコンテンツを視聴あるいは利用可能な位置にいるユーザの数が最も多いカラオケ装置が、ホストサーバ2からコンテンツを取得して最も早くこのコンテンツを利用可能になる。これにより、コンテンツを利用可能になるまでの時間にカラオケ装置間でかなりの時間差が生じてしまう条件下において、より多くのユーザに対してより早く最新のコンテンツを提供することができる。
(2)例えば、カラオケ店舗がカラオケボックス等のデイ市場であれば、そこにあるカラオケ装置4は1日のうち比較的早い時間帯でより多くのユーザに利用され、バーやスナック等の酒場市場であれば、そこにあるカラオケ装置4は1日のうち比較的遅い時間帯でより多くのユーザに利用されるといった具合に、1日のうちの時間帯によってもユーザ数の多少についての傾向は変わってくる。このようなカラオケ装置4の設置環境や時間帯によるカラオケ装置ごとの利用者数の多少についての傾向は、1日の時間帯別の過去ログイン人数を参考にすることで把握できる。よって、複数のカラオケ装置4の間で、現在ログイン人数が同一(0人も含む)であった場合、時間帯別の過去ログイン人数の1週間分の平均値に基づいてマスタ機を決めることで、今後多くのユーザにコンテンツを利用してもらえることが予想されるカラオケ装置4がコンテンツをより早く取得できる。
(3)前任のマスタ機からコンテンツ取得権限を移譲されたカラオケ装置4がマスタ機へ移行してホストサーバ2からコンテンツを取得した後、前任のマスタ機から譲受したログイン管理テーブルに基づいて、現在ログイン人数の多いスレイブ機から優先的にコンテンツを2次配信することができる。このようにすることで、マスタ機に次いでログイン中ユーザの多いスレイブ機から優先してコンテンツの2次配信が行われる。つまり、配信されたコンテンツを視聴あるいは利用可能な位置にいるユーザの多いスレイブ機から優先的に最新のコンテンツを利用可能になるため、コンテンツの2次配信が完了する時間にスレイブ機間でかなりの時間差が生じてしまう条件下において、より多くのユーザに対してより早く最新のコンテンツを提供することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、前任のマスタ機からコンテンツ取得権限を移譲されたスレイブ機がマスタ機へと移行すると、直ちにホストサーバ2からコンテンツを取得する構成であった(図6のS340参照)。これに対して、前任のマスタ機からコンテンツ取得権限を移譲されたスレイブ機がマスタ機へと移行した後、この新任のマスタ機によって上述のマスタ機処理(図4参照)を再び実行するような構成であってもよい。
また、上記実施形態では、個々のカラオケ装置4が管理するログインテーブル(図3参照)に記録されるログイン人数の履歴情報として、1〜6日前の1日の時間帯別の同時ログイン人数を記録する構成となっている。しかし、ログイン人数の履歴情報の記録態様はこれに限らない。例えば、過去の所定期間(例えば1週間や1ヶ月間)に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの合計人数等を履歴情報として記録してもよい。
カラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。 リモコン端末5とカラオケ装置4との括り付け、及びログインユーザのカラオケ装置4への対応付けの手順を示すラダーチャートである。 カラオケ装置4が管理するログインテーブルの一例を模式的に示す説明図である。 マスタ機として機能するカラオケ装置4が実行するマスタ機処理の手順を示すフローチャートである。 マスタ機として機能するカラオケ装置4が管理するログイン管理テーブルの一例を模式的に示す説明図である。 スレイブ機として機能するカラオケ装置4が実行するスレイブ機処理の手順を示すフローチャートである。 マスタ機として機能するカラオケ装置4が実行するコンテンツの2次配信処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…カラオケネットワークシステム、2…ホストサーバ、4…カラオケ装置、5…リモコン端末、41,51…CPU、42,52…RAM、43.53…ROM、44…HDD、45,54…操作部、46…再生部、55…表示部、47,56…赤外線通信部、48…LAN通信部、57…無線LAN通信部、100…LAN、110…無線アクセスポイント、120…ルータ、200…WAN

Claims (15)

  1. カラオケ楽曲を少なくとも含むコンテンツを再生する複数のカラオケ装置がネットワークを介して通信可能に接続されており、前記カラオケ装置のうちコンテンツ配信用のホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得権限を唯一所有するマスタ機のみが前記ホストサーバからコンテンツを取得し、この取得したコンテンツを前記コンテンツ取得権限を所有しないカラオケ装置であるスレイブ機に対して順次配信するように構成されたカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記各カラオケ装置は、自カラオケ装置を使用するユーザを自カラオケ装置に対応付けるユーザ対応付け手段を備え、
    当該カラオケネットワークシステムは、個々の前記カラオケ装置を使用する複数のユーザを前記ユーザ対応付け手段によってそれぞれの前記カラオケ装置に対応付けて同時に当該カラオケネットワークシステムへログイン可能に構成されており、
    さらに、前記各カラオケ装置は、前記マスタ機及び前記スレイブ機の何れとしても機能できるように構成され、自カラオケ装置が前記コンテンツ取得権限を所有するマスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、
    前記ホストサーバからコンテンツを取得すべき所定の時機に前記各スレイブ機に対応付けられてログイン中のユーザの人数を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数、及び自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数をそれぞれ比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲し、自カラオケ装置を前記マスタ機から前記スレイブ機へ移行させるコンテンツ取得権移譲手段とを備え、
    さらに、前記各カラオケ装置は、自カラオケ装置が前記コンテンツ取得権限を所有しないスレイブ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、
    前記マスタ機から前記コンテンツ取得権限を移譲された場合、自カラオケ装置を前記スレイブ機から前記マスタ機へ移行させ、前記ホストサーバから当該コンテンツを取得するコンテンツ取得権譲受手段を備えること
    を特徴とするカラオケネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記各カラオケ装置は、過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数に関する履歴情報を保持する履歴保持手段を更に備え、
    前記各カラオケ装置が前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記取得手段は、更に前記各スレイブ機から前記履歴情報を取得し、
    前記比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が複数存在する場合、これらのカラオケ装置の間で当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数を比較し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするカラオケネットワークシステム。
  3. 請求項2に記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記各カラオケ装置が備える履歴保持手段は、前記履歴情報におけるユーザの人数を所定の時間帯別に分類して記録しておき、
    前記各カラオケ装置が前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置間で、当該カラオケ装置の履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数を比較し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするカラオケネットワークシステム。
  4. 請求項2に記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記各カラオケ装置が備える履歴保持手段は、前記履歴情報として過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数を累積的に記録しておき、
    前記各カラオケ装置が前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置間で、当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数の累計を比較し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数の累計が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数の累計が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするカラオケネットワークシステム。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記各カラオケ装置が前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記コンテンツ取得権限を前記スレイブ機に対して移譲すると共に、前記取得手段により取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数と自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数とを示すログイン管理情報を当該スレイブ機に対して譲渡し、
    さらに、前記各カラオケ装置は、自カラオケ装置が前記マスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、
    前任のマスタ機から前記コンテンツ取得権限及び前記管理情報を譲受して前記スレイブ機から前記マスタ機へと移行した際に前記ホストサーバから取得したコンテンツを、その譲受したログイン管理情報に基づくログイン中ユーザの人数が多いスレイブ機から優先して、順次前記各スレイブ機に対して配信する配信手段を備えること
    を特徴とするカラオケネットワークシステム。
  6. カラオケ楽曲を少なくとも含むコンテンツを再生する複数のカラオケ装置がネットワークを介して通信可能に接続されており、前記カラオケ装置のうちコンテンツ配信用のホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得権限を唯一所有するマスタ機のみが前記ホストサーバからコンテンツを取得し、この取得したコンテンツを前記コンテンツ取得権限を所有しないカラオケ装置であるスレイブ機に対して順次配信するように構成されたカラオケネットワークシステムを構成する前記カラオケ装置であって、
    当該カラオケネットワークシステムへログインして自カラオケ装置を使用するユーザを自カラオケ装置に対応付けるユーザ対応付け手段を備えており、
    さらに、前記マスタ機及び前記スレイブ機の何れとしても機能できるように構成され、自カラオケ装置が前記コンテンツ取得権限を所有するマスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、
    前記ホストサーバからコンテンツを取得すべき所定の時機に前記各スレイブ機に対応付けられてログイン中のユーザの人数を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数、及び自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数をそれぞれ比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲し、自カラオケ装置を前記マスタ機から前記スレイブ機へ移行させるコンテンツ取得権移譲手段とを備え、
    さらに、自カラオケ装置が前記コンテンツ取得権限を所有しないスレイブ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、
    前記マスタ機から前記コンテンツ取得権限を移譲された場合、自カラオケ装置を前記スレイブ機から前記マスタ機へ移行させ、前記ホストサーバから当該コンテンツを取得するコンテンツ取得権譲受手段を備えること
    を特徴とするカラオケ装置。
  7. 請求項6に記載のカラオケ装置において、
    過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数に関する履歴情報を保持する履歴保持手段を更に備え、
    前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記取得手段は、更に前記各スレイブ機から前記履歴情報を取得し、
    前記比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が複数存在する場合、これらのカラオケ装置の間で当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数を比較し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするカラオケ装置。
  8. 請求項7に記載のカラオケ装置において、
    前記履歴保持手段は、前記履歴情報におけるユーザの人数を所定の時間帯別に分類して記録しておき、
    前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置間で、当該カラオケ装置の履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数を比較し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするカラオケ装置。
  9. 請求項7に記載のカラオケ装置において、
    前記履歴保持手段は、前記履歴情報として過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数を累積的に記録しておき、
    前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記比較手段は、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置間で、当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数の累計を比較し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数の累計が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記比較手段による比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数の累計が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするカラオケ装置。
  10. 請求項6ないし請求項9の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
    前記マスタ機として機能するために備える前記各手段のうち、
    前記コンテンツ取得権移譲手段は、前記コンテンツ取得権限を前記スレイブ機に対して移譲すると共に、前記取得手段により取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数と自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数とを示すログイン管理情報を当該スレイブ機に対して譲渡し、
    さらに、自カラオケ装置が前記マスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手段として、
    前任のマスタ機から前記コンテンツ取得権限及び前記管理情報を譲受して前記スレイブ機から前記マスタ機へと移行した際に前記ホストサーバから取得したコンテンツを、その譲受したログイン管理情報に基づくログイン中ユーザの人数が多いスレイブ機から優先して、順次前記各スレイブ機に対して配信する配信手段を備えること
    を特徴とするカラオケ装置。
  11. カラオケ楽曲を少なくとも含むコンテンツを再生する複数のカラオケ装置がネットワークを介して通信可能に接続されており、前記カラオケ装置のうちコンテンツ配信用のホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得権限を唯一所有するマスタ機のみが前記ホストサーバからコンテンツを取得し、この取得したコンテンツを前記コンテンツ取得権限を所有しないカラオケ装置であるスレイブ機に対して順次配信するように構成されたカラオケネットワークシステムにおける前記マスタ機による前記ホストサーバからのコンテンツ取得方法において、
    前記カラオケ装置が前記コンテンツ取得権限を所有するマスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手順として、
    前記ホストサーバからコンテンツを取得すべき所定の時機に前記各スレイブ機に対応付けられて当該カラオケネットワークシステムへログイン中のユーザの人数を取得する取得手順と、
    前記取得手順において取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数、及び自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数をそれぞれ比較する比較手順と、
    前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得手順と、
    前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲し、自カラオケ装置を前記マスタ機から前記スレイブ機へ移行させるコンテンツ取得権移譲手順とを有し、
    さらに、前記カラオケ装置が前記コンテンツ取得権限を所有しないスレイブ機として機能する場合に実行する処理に関する手順として、
    前記マスタ機から前記コンテンツ取得権限を移譲された場合、自カラオケ装置を前記スレイブ機から前記マスタ機へ移行させ、前記ホストサーバから当該コンテンツを取得するコンテンツ取得権譲受手順を有すること
    を特徴とするコンテンツ取得方法。
  12. 請求項11に記載のコンテンツ取得方法において、
    前記カラオケ装置が前記マスタ機として実行する前記各手順のうち、
    前記取得手順では、更に前記各スレイブ機から、過去の所定期間に当該カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数に関する履歴情報を取得し、
    前記比較手順では、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多いカラオケ装置が複数存在する場合、これらのカラオケ装置の間で当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数を比較し、
    前記コンテンツ取得手順では、前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手順では、前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするコンテンツ取得方法。
  13. 請求項12に記載のコンテンツ取得方法において、
    前記カラオケ装置が前記マスタ機として実行する前記各手順のうち、
    前記取得手順では、前記各スレイブ機から、過去の所定期間に当該カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数を所定の時間帯別に分類した前記履歴情報を取得し、
    前記比較手順では、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置間で、当該カラオケ装置の履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数を比較し、
    前記コンテンツ取得では、前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手順では、前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報における現在時刻に該当する時間帯でのユーザの人数が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするコンテンツ取得方法。
  14. 請求項12に記載のコンテンツ取得方法において、
    前記カラオケ装置が前記マスタ機として実行する前記各手順のうち、
    前記取得手順では、前記各スレイブ機から、過去の所定期間に自カラオケ装置に対応付けてログインしたユーザの人数を累積的に記録した前記履歴情報を取得し、
    前記比較手順では、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置間で、当該カラオケ装置の履歴情報に基づくユーザの人数の累計を比較し、
    前記コンテンツ取得手順では、前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数の累計が最も多いカラオケ装置が自マスタ機である場合、前記ホストサーバからコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ取得権移譲手順では、前記比較手順における比較の結果、対応付けられているログイン中ユーザの人数が最も多い複数のカラオケ装置の間で、前記履歴情報に基づくユーザの人数の累計が最も多いカラオケ装置が前記各スレイブ機のうちの1つである場合、当該スレイブ機に対して前記コンテンツ取得権限を移譲すること
    を特徴とするコンテンツ取得方法。
  15. 請求項11ないし請求項14の何れか1項に記載のコンテンツ取得方法により前記マスタ機が前記ホストサーバから取得したコンテンツを、前記各スレイブ機へ配信するコンテンツ配信方法において、
    前記カラオケ装置が前記マスタ機として実行する前記各手順のうち、
    前記コンテンツ取得権移譲手順では、前記コンテンツ取得権限を前記スレイブ機に対して移譲すると共に、前記取得手順において取得した各スレイブ機におけるログイン中ユーザの人数と自マスタ機におけるログイン中のユーザの人数とを示すログイン管理情報を当該スレイブ機に対して譲渡し、
    さらに、前記カラオケ装置が前記マスタ機として機能する場合に実行する処理に関する手順として、
    前任のマスタ機から前記コンテンツ取得権限及び前記管理情報を譲受して前記スレイブ機から前記マスタ機へと移行した際に前記ホストサーバから取得したコンテンツを、その譲受したログイン管理情報に基づくログイン中ユーザの人数が多いスレイブ機から優先して、順次前記各スレイブ機に対して配信する配信手順を有すること
    を特徴とするコンテンツ配信方法。
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