JPH0536208A - マルチメデイア対応再生専用デイスク、その記録方法及び再生装置 - Google Patents

マルチメデイア対応再生専用デイスク、その記録方法及び再生装置

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JPH0536208A
JPH0536208A JP3137433A JP13743391A JPH0536208A JP H0536208 A JPH0536208 A JP H0536208A JP 3137433 A JP3137433 A JP 3137433A JP 13743391 A JP13743391 A JP 13743391A JP H0536208 A JPH0536208 A JP H0536208A
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JP3137433A
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Masatoshi Otake
正利 大竹
Nobuo Hamamoto
信男 浜本
Yoshito Tsunoda
義人 角田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生専用光ディスクの方式に関し、特にオー
ディオ情報と映像情報などの各種メディア情報を同時に
再生する簡便な方式を提供することにある。 【構成】 16ビットワード構成のディジタルデータ列
の重みの重い方のビット側(MSB)はオーディオ情
報、反対に重みの軽い方のビット側(LSB)には映像
情報などの各種メディア情報を配するように、前記オー
ディオデータと各種メディアデータをディジタル的に単
純合成する。 【効果】 オーディオデータと各種メディアデータをデ
ィジタル的に単純合成するフォーマットを採用したこと
により、原盤作成装置及びその再生装置が極めて簡単化
される。また、LSB側のメディア情報を誤ってオーデ
ィオとして再生したとしても大きな問題にはならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア対応再生
専用ディスク、その記録方法及び再生装置更に詳しくい
えば、コンパクトディスク(再生専用光ディスク,C
D)のオーディオ信号の高品位音質を維持したまま、グ
ラフィック情報、文字情報等のマルチメディア情報も記
録され、再生できる再生専用ディスク、その再生専用デ
ィスクへの記録方法及び上記再生専用ディスクを使用し
た再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグラフィック情報、文字情報等の
マルチメディア情報に対応可能なコンパクトディスク
は、特開昭64−33728号公報に記載のように、コ
ンパクトディスクの規格に定められているサブコード部
のデータ部分に上記メディア情報を挿入する構成となっ
ていた。なお、規格上のサブコードフォーマットを図4
に示す。同図において、アドレス部分はそれに続くデー
タ部分の種別を示しており(通常はランダムアクセスの
ための情報データであることを示している)、そのデー
タ部分にエラーがあるか否かはCRC(サイクリック
リダンダンシ チェック)コードを用いて判定すること
になっており、もしエラーと判定したときにはそのデー
タを使用しないことが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、オー
ディオ用コンパクトディスクの規格に定められた応用の
範疇であり、膨大なグラフィック情報などのマルチメデ
ィア情報に対処できないばかりでなく、メディア情報部
にエラービットが生じた際のエラー訂正に対する配慮が
なされておらず、実用上で大幅な制約を余儀なくされる
問題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、通常のオーディオ
情報以外のメディア情報の量的な制約を大幅に緩和し、
その他のメディア情報を再生する際に必然的に発生する
読出しエラービットを自動的に訂正することが可能なマ
ルチメディア対応の再生専用ディスクを提供することに
ある。本発明の第2の目的は、一般のオーディオ用コン
パクトディスク(CD)再生装置又はコンパクトディス
ク読出し専用メモリ(CD−ROM)の性能、即ち高品
位の音質及び優れた自動ランダムアクセス機能などを可
能な限り維持したまま、膨大なグラフィック情報などの
マルチメディア情報を高品質のオーディオ情報と同時に
再生可能なマルチメディア対応の再生専用ディスク、及
び再生装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、不特定多数のメディア端末にたいして、高品質のオ
ーディオ情報及びマルチメディア情報を同時に提供する
ことが可能なシステムに適したマルチメディア対応の再
生専用ディスク及びその再生装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、オーディオデータコードの重みの軽いビット(LS
B)側に、上記オーディオデータコード以外の他のメデ
ィア情報(以下単にメディア情報と呼ぶ)コードを挿
入、又はオーディオデータコードのワード(16ビッ
ト)又はバイト(8ビット)単位で挿入し、オーディオ
情報とメディア情報を、ディジタル的に合成し、更にデ
ィジタル的に合成した一定数のビット数に対し、エラー
訂正コードを付加して再生専用ディスクを構成した。ま
た、上記本発明の再生専用ディスクを製造するために、
通常のコンパクトディスク製造装置を用い、オーディオ
情報とその他のメディア情報とのディジタル的な編集混
合を行なった後で、ECC(エラー コレクト コー
ド)生成を行なうようにした。
【0006】上記他の目的を達成するためには、上記再
生専用ディスクからオーディオデータ及びその他のメデ
ィア情報を再生する再生装置に、エラー自動訂正後のオ
ーディオデータコードを、その他のメディア情報ビット
の分離抽出を行うためのメディア情報分離回路へ入力す
るようにした。また、通常のオーディオ情報だけのコン
パクトディスク(CD)又はコンパクトディスク読みだ
し専用メモリ(CD−ROM)をフルスペックで再生す
る機能をも持たせるために、サブコード部のアドレス情
報で、その他のメディア情報が含まれているとしている
ときにのみ、その他のメディア情報の分離抽出回路を動
作させるようにした。
【0007】上記他の目的を達成するためには、マルチ
メディア対応の再生専用ディスク再生装置のオーディオ
情報ディジタル出力、並びにその他のメディア情報ディ
ジタル出力のそれぞれに複数のターミナルを設け、ユニ
ット化したメディア情報再生部を前記ターミナルに接続
するようにした。なお、以下の実施例の説明において
は、本発明の有効な実施対象である再生専用光ディスク
について説明するが、本発明は光ディスクに限定される
ものではない。
【0008】
【作用】例えば、左右2チャンネルのそれぞれ16ビッ
トのコードデータは、再生時にECCコードと共にエラ
ー訂正回路に入力され、上記エラー訂正回路の作用で通
常は10のマイナス10乗以下のエラー率でデータは再
現される。それによってオーディオデータの一部に替え
て挿入されているメディア情報も非常に高い確立で再現
されることになるので、誤りの無い信頼性の高いメディ
ア情報を再生することができる。なお、オーディオ情報
をディジタルコード化するには10乃至14ビット以上
あれば充分であり、オーディオ用コンパクトディスク規
格(又は、ディジタルオーディオテープ規格)の16ビ
ットデータのLSB側の何ビットかが欠落したとしても
基本的な音質低下はない。
【0009】また、サブコード部で認識したその他のメ
ディア情報が含まれているというフラグは、オーディオ
情報再生用DAコンバータに対して、総ての再生コード
データを入力させるか否かを選択する回路に作用する。
それによって、通常のオーディオのみのコンパクトディ
スクをマルチメディア対応の再生専用ディスク再生装置
で再生する際には、規格に従ったフルスペックの再生方
式となるので、充分なダイナミックレンジを確保するこ
とができる。
【0010】また、コンパクトディスク再生部分と、メ
ディア情報再生部分をユニット化しターミナルを介して
接続することは、一台のコンパクトディスク再生ユニッ
トで複数のメディア再生ユニットに対し、低速度のディ
ジタル信号として同時に情報を伝達することができる。
それによって、多数のメディア端末を必要とする教育施
設等のシステム化に当っては、結果として経済的なシス
テムを構築することができる。
【0011】
【実施例】実施例の説明をする前に、図3を用いて従来
のコンパクトディスクのデータフォーマット規格を説明
する。同図(a)は、オーディオ用CDのセクタフォー
マットである。それぞれ2バイトの左チャネルデータと
右チャネルデータを組み合わせた588単位(2352
バイト)で単位セクタが構成される。一般的にオーディ
オ情報は連続したものであり、セクタは信号処理のため
に便宜的に設けられたものである。また、最近はコード
データの再生専用メモリとしてCDを活用することを目
的としたCD−ROMもよく使用されており、同図
(b)にそのCD−ROMのデータフォーマットの一例
を示す。この例は、CD−ROMの中でもマルチメディ
ア化を特に指向しているCD−Iと呼ばれているもので
あり、単位セクタの先頭に12バイトの同期と4バイト
のヘッダと8バイトのサブヘッダが付けられている。こ
の結果、前記(a)のオーディオ用データフォーマット
との比較において、単位セクタ内における有効データ数
が24バイト分少なくなっている。
【0012】以下本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明による再生専用光ディスクのデータ構
成の一例を示す図である。同図(a)に示すように、左
右のオーディオ情報のそれぞれ16ビットの下位6ビッ
トに、メディア情報であるビデオ情報を挿入した例であ
る。同図(b)は、CDフォーマットの便宜上の区切り
である単位セクタに格納すべきデータ量を示しており、
左右チャネルの16ビット情報は、第1チャネルならび
に第2チャネルデータとして、それぞれ588ワード分
(合計2352バイト分)が単位セクタに格納される。
同図(c)は、上記チャネルデータの24バイト分をス
クランブル(抽出し並べ替える)し、エラー訂正コード
(ECC)、フレームの先端を示すスタートバイト
(S)、制御情報であるコントロールバイト(C)を付
加したCD規格上の単位フレームフォーマットを示して
いる。
【0013】同図(d)は、上記フレームを98個集め
たCD規格上のセクタフォーマットを示している。実際
の光ディスク(CD)には、このセクタデータをピット
変調(EFM:エイト フォーティーン モジュレーシ
ョン)されたものが、ピット列として記録されている。
同図(e)は、上記セクタデータを各種メディア情報と
して分離再生した状況を示している。すなわち、CDの
基準クロックである44.1kHzの周期(T=約2
2.68ミリ秒)ごとに、左右のオーディオ情報それぞ
れ1単位と、メディア情報の2単位分が再生されること
を示している。
【0014】図2は、本発明による再生専用光ディスク
のデータ構成の他の例を示す図である。本実施例はCD
−ROM規格に準拠した再生専用光ディスクのデータ構
成を示す図であり、図1との違いは、2図(d)の第1
フレーム目(#0フレーム)に、同期ならびにヘッダ情
報が挿入されていることにある。その結果、同図(e)
に示すように各種メディア情報は、約43.65kHz
の周期(約T’=22.91ミリ秒)ごとに再生され
る。なお、同図(d)の最終フレーム(#97フレー
ム)を空白フレームにし、上記同期情報の検出精度を図
ることもあり、そのときのデータ量は2304バイトと
なり、上記各種メディア情報の再生周波数は同図(e)
で示す式を準用し43.2kHzとなる。
【0015】図5は本発明による上記マルチメディア対
応の再生専用光ディスクの原盤を製造するための原盤カ
ッティング装置の1実施例を示すブロック構成図であ
る。光源にはアルゴンガスレーザ27を用い、ポッケル
ス効果による光変調器(EOM)28でレーザ光源27
からの発射光を変調し、ミラーと対物レンズを一定速度
で直線送りすることにより、ホトレジスト剤を塗布した
原盤ディスク上には螺旋状にピット列が形成される。一
方、右チャネル用と左チャネル用の16ビットADコン
バータ20−R、20−L及びメディア情報を一時蓄え
るデータメモリ22は、周波数44.1kHzのサンプ
リングクロックで同時にそれぞれのデータが出力され、
ミキシング回路21で編集混合される。
【0016】上記ミキシング回路21の出力データはE
CC生成回路23でリード ソロモン符号とよばれるエ
ラー訂正コード(ECC)が付加され、生成回路23の
出力とサブコード発生回路24の出力はフォーマッタ2
5でコンパクトディスク(CD)又はコンパクトディス
ク読出し専用メモリ(CD−ROM)のフォーマットに
編集され、EFM変調回路26でピット列信号に変換さ
れた後、光変調器28の光変調駆動信号になる。
【0017】上記実施例によれば、編集混合されオーデ
ィオ情報とメディア情報の組合せの一定ビット数に対し
てでエラー訂正コードが付加されて再生専用光ディスク
にプリフォーマットされるため、メディア情報用のエラ
ー訂正コードを新たに付加すること無く上記ディスクの
再生時にエラー訂正を行なうことが可能となる。
【0018】図6は本発明による再生装置の第1の実施
例を示すブロック図である。コンパクトディスク1、光
ピックアップ2、アナログ波形整形回路3、同期検出回
路4、誤り訂正機能付きのディジタル信号処理回路5、
フォーカストラッキング回路6、再生クロック発生用P
LL(フェーズ ロックド ループ)発振回路7、マイ
クロプロセッサで構成されるサブコード検出回路8、回
転制御回路9、スピンドル回転モータ10、左右のDA
コンバータ12−L、12−R、出力アナログアンプ1
3−L、13−R、スピーカ(又はヘッドホン)14−
L、14−Rを有して構成される従来知られているタイ
プのコンパクトディスク再生装置(CD)又はコンパク
トディスク読出し専用メモリ装置(CD−ROM)に、
各種メディア情報を分離し抽出する分離回路11と分離
回路11で分離抽出したメディア情報を一時的に蓄えリ
フレッシュ動作を行なうFIFO(入力した順に出力す
る)メモリ15と液晶パネルコントローラ16並びに液
晶パネル17が、追加され全体が構成されている。
【0019】マルチメディア情報がプリフォーマットさ
れているコンパクトディスク1が線速度一定で回転し、
フォーカスとトラッキングが良好な状態において、コン
パクトディスク1のピット列データは光ピックアップ2
から出力され、アナログ波形整形回路3で前記ピット列
データ波形の立上りエッジ及び立下がりエッジを検出
し、その後、ディジタル的な信号処理が同期検出回路4
とPLL回路7および信号処理回路5によってなされ
る。処理回路5で該当個所が抽出されたサブコード部デ
ータはサブコード検出回路8に送信され、ランダムアク
セス等の制御を通常は行なっているが、マルチメディア
対応のディスク又はその個所を再生中である旨を認知し
たときには、複合データフラグを立て(“真”にして)
分離抽出回路11がメディア情報を分離するように要求
する。
【0020】一方、信号処理回路5でエラービットが訂
正された左右のオーディオチャネルデータは、純粋なオ
ーディオ情報とメディア情報を含んだままデータ分離回
路11へ入力され、上記複合データフラグが立って
(“真”)いるときは前記二つの情報は分離され、オー
ディオ情報はDAコンバータ12側へ出力され、メディ
ア情報はリフレッシュメモリ15へ記録される。リフレ
ッシュメモリ15に蓄えられたグラフィック(映像)デ
ータは、その後順次読み出され液晶コントローラ16を
経て液晶パネル17の画面上に表示される。
【0021】図7は図6のデータ分離抽出回路11の1
実施例のブロック図であり、簡単化のためオーディオ情
報に混合するメディア情報は1ビットだけにした。ディ
ジタル信号処理回路(図6の5)のエラー訂正後の右チ
ャネル側16ビット出力データはラッチレジスタ30お
よび31へ、左チャネル側の16ビット出力データはラ
ッチレジスタ32および33へそれぞれ入力され、4
4.1kHzのオーディオ信号再生クロック信号(図6
のPLL回路7で作られた再生クロックを分周して作り
出したもの)で同時にラッチされる。この時、それぞれ
のチャネルの最小重みのビット(LSB)のラッチ出力
ビットはデータセレクタ34及び35へ入力され、複合
データフラグ(図6のサブコード検出回路8から出力さ
れる)が“真”のときは、メディア情報出力としてDO
0及びDO1が分離抽出され、上記複合データフラグが
“偽”のときにはレジスタ30、31、32及び33に
ラッチされているLSBを含めその他のビットと共に左
右チャネルのDAコンバータ12−L及び12−Rへ入
力されることになる。なお、挿入されているメディア情
報のビット数が多い場合は、データセレクタ34及び3
5のビット数を増加させればよい。
【0022】以上再生装置の第1の実施例によれば、オ
ーディオ情報データの最下位ビットをメディア情報とし
て使用したが、それでも15ビットコードのハイファイ
ステレオ音が再生できると同時に、1秒間の演奏時間中
に約88キロビットのグラフィック情報等を得ることが
できる。これは、300×250ドット構成の液晶パネ
ルの一画面分余に相当するデータ量である。また、デー
タの下位2ビットをその他のメディア情報として使用し
たケースにおいても、再生オーディオ信号の音質の劣化
はほとんど無い状態であり、かつ1秒間に2画面分以上
のグラフィック情報を得ることができる。さらに、下位
6ビットを映像情報として使用したケースでは、多少音
質の劣化はみられるものの、既に広く普及しているCD
再生装置に若干手を加える程度で音声と映像を実時間で
再生させることができる。
【0023】図8は本発明による再生装置の第2の実施
例におけるデータ分離抽出回路の構成ブロック図であ
る。簡明のため片側チャネルのみ示した。なお、再生装
置の全体構成は図6の実施例の構成と同じである。本実
施例は、コンパクトディスク1のデータホーマットが、
16ビットのワード単位でオーディオ情報を周期的に抜
取り、上記抜取り個所にメディア情報を挿入したもので
ある。先ず、ディジタル信号処理回路(図6の5)によ
ってエラー訂正された16ビットの出力データは、ラッ
チレジスタ30及び31へ入力され、オーディオ再生ク
ロック信号でラッチされ、上記ラッチされた出力はデー
タセレクタ42、43を経てDAコンバータ12−Rへ
入力される。
【0024】一方、オーディオ再生クロック信号はn分
の1分周カウンタ40(実施例ではn= 16)のカウ
ントクロックとなり、カウンタ40のオーバーフローが
生じる毎に、即ち実施例においては16回クロックが入
力される毎に1クロック周期分だけデータセレクタ4
2、43の被選択入力系統を切り換え、データ補完回路
41の出力信号をDAコンバータ12−Rへの入力デー
タにし、同時に前記オーバフロー期間中のラッチレジス
タ30、31の出力データを他のラッチレジスタ44へ
移し、メディア情報として出力する。なお、データ補完
回路41はその前後のデータの差を取ることによって、
欠落部分のデータを補完する構成になっている。上記第
2の実施例によれば、オーディオ情報の16ビットコー
ドのダイナミックレンジを維持したままで毎秒約88キ
ロビットのグラフィック情報等を得ることができる。
【0025】図9は本発明による再生装置の第3の実施
例を示すもので、特にメディア情報再生ユニット部の構
成ブロック図である(図6で示すデータ分離抽出回路1
1までの流れをコンパクトディスク再生ユニット部と
し、残りの系統ブロックがメディア情報再生ユニット部
60になる)。データ分離抽出回路(図6の11)から
のオーディオ情報出力は、DAコンバータ12でアナロ
グ信号にされ、アナログ加算回路59でサウンドアナロ
グ信号(後述)と加算され、アンプ13を経てヘッドホ
ン14’に伝達される。上記データ分離抽出回路の他方
の出力データD0φ〜D0n、即ち、メディア情報は、
メディア区分に従って振り分けて分配される。文字コー
ドデータは文字コードメモリ50へ、グラフィック動画
データは映像用FIFO(ファーストイン ファースト
アウト)メモリ51へ、静止画データはデータ分配回路
55で分配されてリフレッシュメモリ52−1又は52
−2へ交互に記録され、また、効果音データ及び音声合
成データは、サウンドジェネレータ回路57へ入力され
合成音信号が生成される。
【0026】文字コードメモリ50の出力はキャラクタ
ジェネレータ53でグラフィックデータ化され、他のグ
ラフィックデータと共にミキシング回路54でメディア
種別フラグ(図6のサブコード検出回路8から出力され
る)の指示に従って選択又は合成され、その結果を液晶
コントローラ16へ入力させることにより、液晶パネル
17には映像が表示される。なお静止画情報は頁指示ボ
タンの操作によって、頁コントローラ56が動作し、次
々と改頁され、一方のメモリ、例えば52−1側の表示
が終了したときには引き続いて52−2側を表示し、先
の52−1側のメモリには速やかに次のブロックの静止
画を転送しておく。上記第3の実施例によれば、音楽と
共に変化する映像を楽しめるばかりでなく、劇画様の静
止画を効果音及び高音質のバックミュージックならびに
ナレーションを交えながら楽しむことができる。
【0027】図10は本発明による再生装置の第4の実
施例の要部構成を示すブロック図である。本実施例は、
オーディオ情報と混在して挿入したメディア情報データ
そのものにインデックス(ID)情報を持たせて記録し
たコンパクトディスクから情報を再生する装置である。
図11は上記インデックス(ID)情報のフォーマット
図であり、同図(a)はインデックス(ID)情報のフ
ォーマット、同図(b)はその波形図をそれぞれ示す図
である。
【0028】ID情報部はグラフィック情報の水平走査
線毎に付加し、5バイトで構成されている。ラインマー
クは、グラフィック情報の水平走査線の先頭を示すと共
にID情報の先頭をも示す重要なマークである。本実施
例では16進表現で(0A)をマーク#1、同じく(F
5)をマーク#2と定義したが、メディア情報部分で同
じコードが出現してしまう確立もゼロとはいえない状態
にある。そこでID部の最後にCRC(サイクリック
リダンダンシ チェック:巡回冗長検査)バイトを設け
ている。即ち、このCRCバイトはデータの再生エラー
をチェックするものではなく、メディア情報部分に生じ
るであろう贋のラインマークコードを、正規のラインマ
ークとして誤認識してしまう確立を極力少なくするため
に設けてある。
【0029】本実施例で用いたCRCの生成多項式は X8+X5+X2+1 であり、上記多項式にもとずくCRC生成論理展開図を
図12に示す。原盤カッティング時においては、リセッ
ト後(CLEAR入力をパルス的ローレベルにする)ラ
インマーク#2、属性コード及びラインアドレスの3バ
イト分のクロック(CLOCK入力の立ち下がり)と同
期した直列データを順次Di入力へ印加することによ
り、2の0乗に相当するフリップフロップ81−1から
2の7乗に相当するフリップフロップ81−8には、生
成多項式にもとずくCRCコードが生成されたことにな
るので、その後、2の7乗ビット側から順次2の0乗ビ
ットまで直列データとして出力することによってCRC
バイトが形成される。 一方、再生時においては、ライ
ンマーク#1を事前に予測したタイミングで検出したケ
ースでのみリセット動作(CLEAR入力をパルス的に
ローレベルにする)を行い、ラインマーク#2からCR
Cコードまでの4バイト分の直列データをDi入力に順
次与える。その結果、即ちCRCコードデータの2の0
乗ビットが入力された直後において、Q0(2の0乗ビ
ット相当のフリップフロップ81−1)からQ7(2の
7乗ビット相当のフリップフロップ81−8)までの総
てのフリップフロップの内容がゼロであれば、正規のI
D部を認識したものとみなし、それ以降に続くメディア
情報データに対処することになる。
【0030】図11に示す属性コードバイトの中のメデ
ィア分類コードは、ID部以降に続くメディア情報デー
タの分類を示している。表1はメディア分類コードビッ
ト(M3・M2・M1・M0)の組合せとメディアの分類指
定の関係の一例を示す一覧表である。
【表1】 上記分類を大別すると、第一は表示の点滅、拡大及び縮
小などを制御するための制御情報が入っていることを示
すコントロールコード指定、第二は標本化周波数8kH
z、量子化ビット数8ビットの音声情報であることを示
す副音声情報指定(音声合成用のコード情報並びに音階
指定用のコード情報指定を含む)、第三はモノクロまた
はカラーの映像情報指定、最後に英文(8ビット)また
は和文(16ビット)による文字コード情報指定などで
ある。このようなメディア分類指定にともなって、図1
1で示すラインアドレス(ADR)の内容が持つ意味も
変化することになる。更にラインアドレス(ADR)の
内容が持つ意味はVマークコードビット(V2・V1・V
0)の組合せによっても変化しなければならない。表2
はグラフィックモード指定のときのVマークコードビッ
ト(V2・V1・V0)の組合せとラインアドレス(AD
R)の内容が持つ意味との関係を示す一覧表である。
【0031】
【表2】 表3は文字列モード指定のときのVマークコードビット
(V2・V1・V0)の組合せとラインアドレス(AD
R)の内容が持つ意味との関係を示す一覧表である。
【0032】
【表3】 表4は副音声(音声合成及びカラオケを含む)モード指
定のときのVマークコードビット(V2・V1・V0)の
組合せとラインアドレス(ADR)の内容が持つ意味と
の関係を示す一覧表である。
【表4】
【0033】図10はメディア情報データ列にID情報
を持たせたケースにおける実施例を示すメディア制御回
路のブロック図であり、第3の実施例を示す図9の前段
側に挿入することになる。また、システム全体の構成は
第1の実施例を示す図6と同じである。メディア制御回
路部は、1ビットの直列データをバイト単位のデータに
変換するための直並列変換シフトレジスタ71、贋ID
部を排除するために巡回冗長検査を行うCRC回路7
2、動作モードを選択するためのカウンタ73並びにそ
の選択スイッチ74、ラインマークを判定するためのラ
インマーク弁別回路75及びメディア情報再生ユニット
部60に対しメディア情報データ(図9のDO0〜n)
並びに各種メディア出力を制御するためのメディア種別
フラグ送りこむためのメディアコントロールプロセッサ
76で構成されている。
【0034】図10に戻り、データ分離回路11によっ
て分離抽出された本来のオーディオ情報以外のメディア
情報は、シフトレジスタ71とCRC回路72へ入力す
る。シフトレジスタ71でバイト単位に編集されたメデ
ィア情報は、ラインマーク弁別回路75でラインマーク
#1のコードパターン(16進表現で0Aコード)所定
の手続きに従ってサーチし、もしラインマーク#1のコ
ードパターンを見出したときは、CRC回路72をリセ
ット(図11参照)するのと同時にコントロールプロセ
ッサ76の入力ポートDI20に反映し、引き続きライ
ンマーク#2のコードパターン(16進表現でF5コー
ド)を認識したときには、コントロールプロセッサ76
の入力ポートDI21に反映させる。コントロールプロ
セッサ76は入力ポートDI20と入力ポートDI21
が続いて入力された場合は、シフトレジスタ71の出力
データを入力ポートDI10〜DI17を介して2バイ
ト分(属性コードバイトとラインアドレスバイト)読み
取り、更にCRC回路72によるチェック結果の良否を
入力ポートDI22介して読み取り、上記チェック結果
が良ければ属性コードバイトとラインアドレスバイトの
解読を実行し、上記解読の実行結果にもとずいてメディ
ア情報データを入力ポートDI10〜DI17を介して
読み取りながら、出力ポートDO10〜DO17を通じ
てメディア情報再生ユニット部60へメディア情報を送
信する(1ビットの直列データ形式の場合は出力ポート
DO10のみを用いる)。一方、どのような手順で各種
メディア情報を出力させるかの動作モードは、モード設
定スイッチ74を押す毎にカウントアップする4ビット
のモードカウンタ73の内容を、コントロールプロセッ
サ76が入力ポートDI24〜DI27を介して読み取
ることによって判断し、出力ポートDO20〜DO23
からメディア種別フラグをメディア情報再生ユニット部
60へ送ることによって制御する。
【0035】なお、本実施例で用いた動作モードの例を
下記に示すが、コントロールプロセッサ76の制御プロ
グラムを追加することにより、16種類の動作モードを
設定することが可能である。 モード0:オーディオのみの再生(従来のCD演奏と同
じ) 表示パネルには、曲名及び時間(サブコード部の情報)
などを表示 モード1:オーディオは、ナレーション、カラオケ、B
GMなどを流す 表示パネルには、オーディオに同期して変化する静止画
像 モード2:オーディオは、ナレーション、カラオケ、B
GMなどを流す 表示パネルは静止画像、頁操作に同期して効果音などを
流す モード3:オーディオはリピート演奏、または全曲連続
演奏(単なるBGM) 表示パネルは静止画像、頁操作に同期して効果音などを
流す
【0036】上記第4の実施例によれば、オーディオデ
ータと混在しているその他のメディア情報データの中に
ID情報が含まれているため、映像グラフィック情報、
副音声情報並びに文字情報などを複雑に混在させること
が可能となり、より応用範囲の広いシステムを構築する
ことができる。
【0037】図13は本発明による再生装置の第5の実
施例を示す構成図である。本実施例は1台のコンパクト
ディスク再生ユニットに、複数のメディア再生ユニット
を接続した例である。コンパクトディスク再生ユニット
内部のデータ分離抽出回路11から出力されるオーディ
オ情報データ及びその他のメディア情報データは、複数
の接続ターミナル61−1、61−2、61−3及び6
1−nを経由してメディア再生ユニット60−1、60
−2、60−3及び60−nに接続されている。 な
お、コンパクトディスク再生ユニットとメディア再生ユ
ニットとのディジタルデータ転送速度が比較的遅い(1
6ビットの並列データで88.2kHz)ため、上記接
続ターミナル61と接続ターミナル60間を無線通信で
接続することも容易である。上記第5の実施例によれ
ば、教師がディスク再生ユニット側を操作し、多数の生
徒が端末側のメディア再生ユニットを操作することによ
り、音楽教育はもちろんのこと、その他の科目において
も優れた教育システムを安価に構築することができる。
【0038】図14は本発明によるコンパクトディスク
の原盤作成装置の他の実施例の構成図である。本実施例
は、特にCD−ROM(CD−I)規格に準拠したコン
パクトディスクを対象としたもので、図5で示す原盤作
成装置の実施例に、オーディオ用FIFOメモリ82、
同期並びにヘッダパターン発生用ROM83、データセ
レクタ84並びに周波数シンセサイザ回路85を追加し
た構成となっている。CDの基準周波数44.1kHz
を周波数シンセサイザ85で43.65kHz(又は4
3.2kHz)のサンプリングクロックを発生し、右チ
ャネル用と左チャネル用の16ビットADコンバータ2
0−R、20−Lの出力データ及びその他のメディア情
報は上記シンセサイザ85で生成したサンプリングクロ
ックで、同時にそれぞれのデータが対応するFIFOメ
モリ82−L、82−R及び22入力される。
【0039】メモリ82−L、82−R及び22へ一時
蓄えられたデータは、CDの基準周波数 44.1kH
zのクロックで入力された順に出力され(なお、図2
(d)で説明した #0フレームの期間は出力しな
い)、ミキシング回路21で単純混合される。ミキシン
グ回路21の出力データは、#0フレームの以外のとき
(図2(d)参照)だけROM83の出力データが排除
されるようにデータセレクタ84で選択され、ECC生
成回路23でリード ソロモン符号とよばれるエラー訂
正コード(ECC)が付加され、生成回路23の出力と
サブコード発生回路24の出力はフォーマッタ25でコ
ンパクトディスク読出し専用メモリ(CD−ROM)の
フォーマットに編集され、EFM変調回路26でピット
列信号に変換された後、光変調機28の光変調駆動信号
になり、レーザ光源27から発射されたレーザ光は、オ
ンオフ変調され原盤ディスクが作成されることになる。
【0040】図15は、本発明による再生装置の第6の
実施例の構成ブロック図を示す。本実施例はCD−RO
M規格に準拠したマルチメディアCDの再生を行うもの
である。図6に示した実施例と基本的には同じ構成であ
るが、CDの基準周波数44.1kHzから 43.6
5kHz(図2の説明で述べたように、43.2kHz
の場合もあるが以下便宜的に43.65kHzでだいひ
ょうさせる)のメディア再生クロックを発生するための
周波数シンセサイザ86と、ディスク1からの読出しデ
ータを44.1kHzで入力し、43.65kHzで出
力するタイムベース変換用FIFOメモリ87が付加さ
れている。
【0041】マルチメディア情報がプリフォーマットさ
れているコンパクトディスク1が線速度一定で回転し、
フォーカスとトラッキングが良好な状態において、コン
パクトディスク1のピット列データは、光ピックアップ
2から出力され、アナログ波形整形回路3で上記ピット
列データ波形の立上りエッジ及び立下がりエッジを検出
し、その後ディジタル的な信号処理が同期検出回路4と
PLL回路7及び信号処理回路5によってなされる。処
理回路5で該当個所が抽出されたサブコード部データは
サブコード検出回路8に送信され、ランダムアクセスな
どの制御を通常は行なっているが、マルチメディア対応
のディスク又はその個所を再生中である旨を認知したと
きには、複合データフラグを立て(“真”にして)分離
抽出回路11がその他のメディア情報を分離するように
要求する。
【0042】一方、ディジタル信号処理回路5でエラー
ビットが訂正された左右のオーディオチャネルデータ
は、CDの基準クロック周波数44.1kHzを用い
て、純粋なオーディオ情報と他のメディア情報を含んだ
ままFIFOメモリ87へ入力される(図2(d)の#
0フレーム期間は除く)。メモリ87へ一時的に書き込
まれた情報データは、周波数シンセサイザ86で発生し
た43.65kHzのクロック速度で読出されデータ分
離回路11へ入力され、上記複合データフラグが立って
(“真”)いるときは上記二つの情報を分離してオーデ
ィオ情報はDAコンバータ12側へ出力し、その他のメ
ディア情報はリフレッシュメモリ15へ書き込まれる。
リフレッシュメモリ15に一時的に蓄えられたグラフィ
ック(映像)データは、その後順次読出され、液晶コン
トローラ16を経て液晶パネル17の画面上に表示され
る。
【0043】図16は、図14及び図15で用いた周波
数シンセサイザ85又は86の回路ブロック図を示す。
44.1kHzの基準クロック入力信号は、291分の
1分周器91の出力との位相差を位相検出回路88で検
出され、積分器89で直流化し、VCO(電圧制御発振
器)90に入力される。その結果、発振器90の発振周
波数は44.1kHzの291倍の12.8331MH
zとなるようにロックされ、294分の1分周器92の
出力は43.65kHzになる。上記第6の実施例によ
れば、CD−ROM(CD−I)規格に準拠したケース
においても、従来装置に簡単な回路を付加する程度で、
原盤ディスクの作成及びその再生を容易に行なうことが
できる。
【0044】図17及び図18はそれぞれ本発明による
再生装置の第7の実施例の要部構成ブロック図及びその
動作説明のためのタイムチャート図を示す。本実施例
は、オーディオ情報に10ビット、その他のメディア情
報としてカラー映像情報用としてR(赤色情報)G(緑
色情報)B(青色情報)それぞれ2ビットずつ計 6ビ
ットを割当てた例であり、図1及び図2で説明したデー
タ構成を採用している。図17は、再生装置のメディア
情報再生部のブロック構成図であり、再生装置全体の構
成は基本的に図6の全体構成と同じである。データ分離
回路(図6の11)で抽出分離されたメディア情報は、
FIFOタイプの2面フレームメモリ15−A及び15
−Bへ、再生クロック周期(オーディオCD準拠時は4
4.1kHz、CD−ROM規格準拠時は43.65k
Hz又は43.2kHz)で入力し、水晶発振器 95
で発生したビデオ信号クロックの周期(4倍のサブキャ
リア周波数、4fsc=14.31818メガヘルツ)
で出力する。6ビットの上記出力データは、RGBそれ
ぞれ2ビットずつに振り分けられ、それぞれ該当するD
Aコンバータ93へ入力され、NTSCエンコーダ94
で標準カラーテレビジョン信号に変換された後、液晶カ
ラーテレビモニタ17’で表示される。
【0045】一方、データ分離回路(図6の11)を通
過した左右それぞれ10ビットのオーディオ情報信号
は、オーディオ用DAコンバータ12−L、12−R
と、20kHzのローパスフィルタ13’−L、13’
−R及び出力アンプ13−L、13−Rを経て、液晶カ
ラーテレビモニタ17’の音声入力になる。ここで、フ
ィールドメモリ15−A、15−Bへの書き込み読出し
を制御するメモリコントローラ15−Cの動作を図18
のタイムチャート図を用いて説明する。同図(a)は、
データ分離回路(図6の11)から出力される静止画像
単位の映像データの種類とタイミングを示している(同
図では、#n画面の直後に#n+1という画面が転送さ
れ、その後、#n+2、#n+3の順に画面情報が分離
され転送されていることを示している)。同図(b)
は、フィールドメモリA(図17の15−A)に対する
書き込みクロックであり、同図(c)は、フィールドメ
モリB(図17の15−B)に対する書き込みクロック
である。また、同図(d)は、フィールドメモリA(図
17の15−A)に対する読出しクロックであり、同図
(e)は、フィールドメモリB(図17の15−B)に
対する読出しクロックである。メモリAとメモリBに
は、画面毎に交互に書き込み、書き込み終了と同時にそ
のメモリのデータを読出すように制御される。その結
果、同図(f)に示すような画面が表示され、また、同
図(g)に示すオーディオ情報が再生される。図17に
示した実施例によれば、オーディオ情報は約60デシベ
ル、映像は64色のフルカラーとなり、いわゆるストッ
プモーション劇画とその台詞及びBGM程度であれば充
分な性能を有しており、カラー映像ソフト及びその再生
装置を経済的に実現する。
【0046】図19は本発明による再生装置の第8の実
施例の要部構成ブロック図を示す。本実施例は再生装置
におけるNTSCモードのときのメディア再生部の構成
に関するもので、特にオーディオ情報に8ビット、その
他のメディア情報として標準カラー映像情報であるNT
SC信号をそのままAD変換した8ビットを割当てた例
である。 再生装置の全体構成は基本的には図6に示し
た再生装置の全体構成と同じである。
【0047】データ分離回路(図6の11)で抽出分離
された8ビットの分離メディア情報(ディジタル化NT
SC信号)は、FIFOタイプの2面フレームメモリ1
5−A及び15−Bへ再生クロック周期(オーディオC
D準拠時は44.1kHz、CD−ROM規格準拠時は
43.65kHz又は43.2kHz)で入力され、水
晶発振器95で発生したビデオ信号クロックの周期(4
倍のサブキャリア周波数、4fsc=14.31818
MHz)で出力する。8ビットの上記出力データは、D
Aコンバータ93’へ入力し、NTSC信号に戻した
後、液晶カラーテレビモニタ17’でカラー表示する。
【0048】一方、データ分離回路(図6の11)を通
過した左右それぞれ8ビットのオーディオ情報信号は、
オーディオ用DAコンバータ12−L、12−Rと20
kHzのローパスフィルタ13’−L、13’−R及び
出力アンプ13−L、13−Rを経て、液晶カラーテレ
ビモニタ17’の音声入力になる。なお、メモリコント
ローラ15−Cの動作及び映像再生とオーディオ再生と
の関係は、図18で説明した実施例でのものと同じであ
る。上記第8の実施例によれば、NTSC信号をそのま
まAD変換して光ディスクに記録し、再生時にはそのま
まDA変換してNTSC信号に戻すことになるので、画
質が優れていることはもちろんのこと、ディスク原盤の
作成が簡便であり、その再生装置も非常に簡単化され
る。なお、この時のオーディオ情報は8ビットであるた
め、量子化ノイズが多少気になるが、実用上ではほとん
ど問題にならなかった。
【0049】なお、帯域圧縮した映像信号を用いると、
映像情報の転送時間が短縮され、より効果的な装置を実
現することができる。また、再生装置の上面部カバー
(実施例では上蓋)を液晶表示パネルで兼用する構造に
することにより、コンパクトで可搬性に優れたマルチメ
ディア再生専用光ディスク再生装置を実現することがで
きた。更に、液晶表示パネルの表面に透明なタッチセン
サフィルムを実装し、スタート、ストップ、改頁、頁戻
し、早送り及びズームアップ等の操作をパネル面の指示
個所を触れることによって行なうことにより、シンプル
で操作性に優れたマルチメディア再生専用光ディスク再
生装置を実現することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、従来流通しているコン
パクトディスク(CD又はCD−ROM)との上位互換
性を保ちながら、大規模な各種メディア情報を記録した
媒体を大量に頒布することができるので、従来にない娯
楽性を加味した形で電子劇画本や電子新聞などを非常に
低価格で提供できる効果がある。また、従来一般的に大
量生産形態で市販されているコンパクトディスク再生装
置の基本構成を変えずに、部分的な機能追加を行なう程
度でマルチメディア対応の再生装置を実現することがで
きるので、大幅なコストアップを招くこと無く安価なマ
ルチメディア対応のコンパクトディスク再生装置を提供
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による再生専用光ディスクのデータ構成
の一例を示す図である。
【図2】本発明による再生専用光ディスクのデータ構成
の他の例を示す図である。
【図3】コンパクトディスク(CD)のデータフォーマ
ットを示す図である。
【図4】コンパクトディスク(CD)のサブコードのフ
ォーマットを示す図である。
【図5】本発明によるマルチメディア対応再生専用光デ
ィスクの原盤カッティング装置の1実施例を示すブロッ
ク構成図である。
【図6】本発明による再生装置の第1の実施例を示すブ
ロック図である。
【図7】図6のデータ分離抽出回路11の1実施例のブ
ロック図である。
【図8】本発明による再生装置の第2の実施例における
データ分離抽出回路のブロック図である。
【図9】本発明による再生装置の第3の実施例における
メディア情報再生ユニット部の構成ブロック図である。
【図10】本発明による再生装置の第4の実施例の要部
構成を示すブロック図である
【図11】インデックス(ID)情報のフォーマット図
であり、同図(a)はインデックス(ID)情報のフォ
ーマット、同図(b)はその波形図をそれぞれ示す図で
ある。
【図12】図12のCRC回路の構成図である。
【図13】本発明による再生装置の第5の実施例を示す
構成ブロック図である。
【図14】本発明によるコンパクトディスクの原盤作成
装置の他の実施例の構成ブロック図である。
【図15】本発明による再生装置の第6の実施例の構成
ブロック図である。
【図16】図14及び図15で用いた周波数シンセサイ
ザ85又は86の回路ブロック図である。
【図17】本発明による再生装置の第7の実施例の要部
構成ブロック図である。
【図18】図17の構成ブロックの動作説明のためのタ
イムチャート図である。
【図19】本発明による再生装置の第8の実施例の要部
構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…コンパクトディスク、 2…光ピックアップ、 5…ディジタル信号処理回路、 8…サブコード検出回路、 11…データ分離抽出回路、 12…オーディオ用DAコンバータ、 15…メディア情報再生用メモリ、 16…メディアコントロール用プロセッサ、 17…液晶パネル、 20…オーディオ用ADコンバータ、 23…エラー訂正コード生成回路、 41…データ補完回路、 60…メディア情報再生ユニット、 61…接続ターミナル、 71…直並列変換用シフトレジスタ、 75…ラインマーク弁別用ROM回路、 85、86…周波数シンセサイザ、 93…ビデオ信号再生用DAコンバータ、 95…水晶発振器。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともオーディオコードデータが時
    系列に記録されている再生専用ディスクにおいて、上記
    オーディオコードデータの重みの軽いビットに、上記オ
    ーディオコード以外のメディア情報コードが挿入され、
    かつ上記オーディオコードデータと上記メディア情報コ
    ードからなる一定ビット数に対してエラー訂正コードが
    付加されたことを特徴とするマルチメディア対応再生専
    用ディスク。
  2. 【請求項2】 少なくともオーディオコードデータが時
    系列に記録されている再生専用ディスクにおいて、上記
    オーディオコードデータの時系列のデータ中に周期的に
    上記オーディオコード以外のメディア情報データコード
    がワード単位で挿入されたことを特徴とするマルチメデ
    ィア対応再生専用ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の再生専用ディスクにおい
    て、上記オーディオコードデータと上記メディア情報デ
    ータコードからなる一定ビット数に対してエラー訂正コ
    ードが付加されたことを特徴とするマルチメディア対応
    再生専用ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の再生専用ディ
    スクにおいて、上記時系列に記録されているデータがピ
    ット列で構成されたことを特徴とするマルチメディア対
    応再生専用光ディスク。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の再生専用光ディスクにお
    いて、上記メディア情報データコードが水平ライン走査
    の画像情報、文字コード情報、音声合成用コードのすく
    なくとも1つを含むことを特徴とするマルチメディア対
    応再生専用光ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の再生専用光ディスクにお
    いて、上記メディア情報データコードにインデックス情
    報が付加され、上記インデックス情報が少なくともメデ
    ィア情報データの分類を示すコード、上記インデックス
    情報に対するCRCコードを持つことを特徴とするマル
    チメディア対応再生専用光ディスク。
  7. 【請求項7】 オーディオ情報及び上記オーディオ情報
    以外のメディア情報をディジタルコード化し、上記ディ
    ジタルコード化したオーディオコードデータの一部を上
    記メディア情報のコードデータで置換した複合データを
    作り、上記複合データの一定ビット数ごとにエラー訂正
    コードを付加し、上記エラー訂正コードを付加した複合
    データを光変調して再生専用光ディスクに記録すること
    を特徴とする再生専用光ディスクの記録方法
  8. 【請求項8】 請求項7記載の再生専用光ディスクの記
    録方法において、上記オーディオ情報及び上記オーディ
    オ情報以外のメディア情報をディジタルコード化を第1
    の基準クロックで行ない、上記ディジタルコード化した
    オーディオコードデータの一部を上記メディア情報のコ
    ードデータで置換した複合データを第2の基準クロック
    で作り、上記複合データの一定バイト数ごとに第2の基
    準クロックで動作するヘッダパターンを付加し、上記ヘ
    ッダパターンを付加した上記複合データの一定ビット数
    ごとにエラー訂正コードを付加することを特徴とする再
    生専用光ディスクの記録方法。
  9. 【請求項9】 請求項9記載の再生専用光ディスクの記
    録方法において、上記第1及び第2の基準クロックがそ
    れぞれ43.65kHz又は43.2kHz及び44.
    1kHzであることを特徴とする再生専用光ディスクの
    記録方法。
  10. 【請求項10】 請求項4記載のマルチメディア対応再
    生専用光ディスクからオーディオ情報及びメディア情報
    を再生する再生装置であって、上記再生専用光ディスク
    からの信号を電気信号にし、同期検出、誤り訂正機能を
    持つディジタル信号処理回路と、上記ディジタル信号処
    理回路の出力からオーディオコードデータとメディア情
    報コードデータとを分離するデータ分離回路と、上記デ
    ータ分離回路で分離されたオーディオコードデータをア
    ナログ信号にしてオーディオ信号にするオーディオ信号
    再生部を有することを特徴とするマルチメディア対応再
    生専用光ディスクの再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の再生装置に、上記デ
    ータ分離回路で分離されたメディア情報コードデータを
    記憶するメモリと、上記メモリのコードデータからメデ
    ィア情報を再生するメディア情報再生部を付加して構成
    されたことを特徴とするメディア対応再生専用光ディス
    クの再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の再生装置に
    おいて、上記メディア対応再生専用光ディスクには更に
    上記メディア情報の有無の示すコードを含むサブコード
    が記録され、上記ディジタル信号処理回路に上記サブコ
    ードを検出するサブコード検出回路が付加され、上記デ
    ータ分離回路が上記サブコード検出回路でメディア情報
    が含まれている旨を検出した場合に、上記メディア情報
    データコードを分離するように構成されたことを特徴と
    するマルチメディア対応再生専用光ディスクの再生装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項10又は11記載の再生装置に
    おいて、上記メディア対応再生専用光ディスクに記録さ
    れた上記ディジタルコード化したオーディオコードデー
    タの一部を上記メディア情報のコードデータで置換した
    複合データが上記オーディオコードデータを一定周期毎
    にワード単位にメディア情報に置換されたものであり、
    上記オーディオ信号再生部が上記アナログ信号にする前
    に、上記ワード単位にメディア情報に置換された元のオ
    ーディオコードデータを他のオーディオコードデータか
    ら補間する補完回路を有することを特徴とするメディア
    対応再生専用光ディスクの再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項10又は11記載の再生装置に
    おいて、上記再生専用光ディスクのメディア情報には音
    響合成コードが含まれ、上記オーディオ信号再生部に上
    記音響合成コードを音響信号に変換するサウンドジェネ
    レータと、上記音響信号を上記オーディオ信号に合成す
    る回路とを付加したことを特徴とするメディア対応再生
    専用光ディスクの再生装置。
  15. 【請求項15】 光ピックアップとオートフォーカス並
    びにトラッキング回路とサブコード検出回路とエラーコ
    ード訂正回路を含むディジタル信号処理回路とその他の
    メディアの情報コードデータとオーディオコードデータ
    とを分離するデータ分離回路部と、上記データ分離回路
    部で分離抽出されたメディア情報を復元する回路とDA
    コンバータよりなるマルチメディア対応再生専用光ディ
    スクの再生装置において、上記その他のメディアの情報
    コードデータとオーディオコードデータとを分離するデ
    ータ分離回路部と、上記データ分離回路部で分離抽出さ
    れたメディア情報を復元する回路ならびに表示部分がそ
    れぞれユニット化され、一台の上記データ分離回路部に
    複数の接続ターミナルを設け、複数の上記メディア情報
    復元ユニットを前記ターミナルを介して接続することを
    特徴とするマルチメディア対応再生専用光ディスクの再
    生装置。
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