JPH05294684A - 水硬性材料 - Google Patents
水硬性材料Info
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- JPH05294684A JPH05294684A JP4319133A JP31913392A JPH05294684A JP H05294684 A JPH05294684 A JP H05294684A JP 4319133 A JP4319133 A JP 4319133A JP 31913392 A JP31913392 A JP 31913392A JP H05294684 A JPH05294684 A JP H05294684A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B7/00—Hydraulic cements
- C04B7/14—Cements containing slag
- C04B7/147—Metallurgical slag
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】水硬性の高いスラグ粉を得ることができ、しか
もこの水硬性材料を効率よく低コストで製造できる水硬
性材料を提供する。 【構成】ガラス質高炉スラグを乾式粉砕した後分級して
得られた微粉側のスラグ粉末であって、その粉末度がブ
レーン比表面積で7000〜12000cm2 /gであ
り、分級は、微粉側の目標とする最大粒径である分級点
を5μm〜10μmとしてなる水硬性材料。
もこの水硬性材料を効率よく低コストで製造できる水硬
性材料を提供する。 【構成】ガラス質高炉スラグを乾式粉砕した後分級して
得られた微粉側のスラグ粉末であって、その粉末度がブ
レーン比表面積で7000〜12000cm2 /gであ
り、分級は、微粉側の目標とする最大粒径である分級点
を5μm〜10μmとしてなる水硬性材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス質高炉スラグを
原料とした水硬性材料に関する。
原料とした水硬性材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、高炉水砕スラグに代表される
ガラス質高炉スラグ(以下スラグと略称する)を原料と
して、スラグ系セメントが製造されているが、このスラ
グ系セメントは水和硬化、特に初期材令における水和硬
化が遅いことが欠点とされている。このためスラグを用
いて高炉セメントを製造する場合、必要に応じて細かく
粉砕して、水和硬化を早めるようにしている。しかし通
常、スラグの微粉化は、ブレーン比表面積がたかだか4
200cm2 /g程度となるまでしか行っていない。
ガラス質高炉スラグ(以下スラグと略称する)を原料と
して、スラグ系セメントが製造されているが、このスラ
グ系セメントは水和硬化、特に初期材令における水和硬
化が遅いことが欠点とされている。このためスラグを用
いて高炉セメントを製造する場合、必要に応じて細かく
粉砕して、水和硬化を早めるようにしている。しかし通
常、スラグの微粉化は、ブレーン比表面積がたかだか4
200cm2 /g程度となるまでしか行っていない。
【0003】このように従来は、スラグをあまり高い粉
末度に粉砕することを行っていないが、その理由として
次のものが挙げられる。第1には、比較的低廉な普通ポ
ルトランドセメントなど既存セメントの品質で実用上問
題のないこと、第2にスラグを微粉化するために粉砕能
率が低下し、粉砕コストがかかることである。即ち、通
常、粉砕が進行すると、二次粉子が形成されて、粉砕時
間に対する比表面積の増加率が低下し、微粉化を進めよ
うとすればするほど、能率の悪い粉砕を強いられること
になる。とくに後述する開回路粉砕の場合、この傾向が
著しい。またボールミルなどの通常の粉砕手段を用い
て、スラグを粉砕すると、いわゆるメカノケミカル効果
などにより、表面の活性度が低下することも考えられ
る。このようにスラグを高い粉末度に粉砕することは、
いたずらに時間とエネルギーをかけることとなり、実用
化されていないのが現状である。
末度に粉砕することを行っていないが、その理由として
次のものが挙げられる。第1には、比較的低廉な普通ポ
ルトランドセメントなど既存セメントの品質で実用上問
題のないこと、第2にスラグを微粉化するために粉砕能
率が低下し、粉砕コストがかかることである。即ち、通
常、粉砕が進行すると、二次粉子が形成されて、粉砕時
間に対する比表面積の増加率が低下し、微粉化を進めよ
うとすればするほど、能率の悪い粉砕を強いられること
になる。とくに後述する開回路粉砕の場合、この傾向が
著しい。またボールミルなどの通常の粉砕手段を用い
て、スラグを粉砕すると、いわゆるメカノケミカル効果
などにより、表面の活性度が低下することも考えられ
る。このようにスラグを高い粉末度に粉砕することは、
いたずらに時間とエネルギーをかけることとなり、実用
化されていないのが現状である。
【0004】また従来は、微細なスラグ粉末は初期材令
に効果があるが、長期材令に対しては強度低下があると
考えられており、スラグの分布を微粉側に調整すること
はおこなわれているが、微細なスラグ粉末のみを使用す
るという発想はなかった。たとえば、セメント協会研究
所「昭和41年セメント技術年報XX」第176〜18
0頁には<20μmで比表面積6930cm2 /gのスラ
グ粉末からなる試料(No.2)が記載されているが、
この試料は粗粒子、中間粒子、微細粒子の各特性を解析
するために試製された基準スラグ粉末の一つであり、こ
の試料にかかるスラグ粉末を水硬性材料として使用する
ことに関して、何等記載されていない。ここではむし
ろ、粗粒子、中間粒子、微細粒子をどの様に配合すれば
よいか、すなわち各々の粒子を配合した時の役割を研究
しており、粗粒子や中間粒子を配合することが前提とな
っている。
に効果があるが、長期材令に対しては強度低下があると
考えられており、スラグの分布を微粉側に調整すること
はおこなわれているが、微細なスラグ粉末のみを使用す
るという発想はなかった。たとえば、セメント協会研究
所「昭和41年セメント技術年報XX」第176〜18
0頁には<20μmで比表面積6930cm2 /gのスラ
グ粉末からなる試料(No.2)が記載されているが、
この試料は粗粒子、中間粒子、微細粒子の各特性を解析
するために試製された基準スラグ粉末の一つであり、こ
の試料にかかるスラグ粉末を水硬性材料として使用する
ことに関して、何等記載されていない。ここではむし
ろ、粗粒子、中間粒子、微細粒子をどの様に配合すれば
よいか、すなわち各々の粒子を配合した時の役割を研究
しており、粗粒子や中間粒子を配合することが前提とな
っている。
【0005】一方、セメントは、キルンで焼成されたク
リンカーと少量のセッコウをボールミルと呼ばれる粉砕
機で粉砕して製造されるが、これには開回路粉砕と、閉
回路粉砕の2方式がある。
リンカーと少量のセッコウをボールミルと呼ばれる粉砕
機で粉砕して製造されるが、これには開回路粉砕と、閉
回路粉砕の2方式がある。
【0006】開回路粉砕は、分級機(セパレーター)を
用いることなく、ミルのみで製品を得る方法である。し
かし、この方式はミルの中でセメントの過粉砕が起こり
やすく、製品の粒子組成がブロードになりすぎるばかり
でなく、粉砕温度が高くなりやすく、セメントの品質上
好ましくない。
用いることなく、ミルのみで製品を得る方法である。し
かし、この方式はミルの中でセメントの過粉砕が起こり
やすく、製品の粒子組成がブロードになりすぎるばかり
でなく、粉砕温度が高くなりやすく、セメントの品質上
好ましくない。
【0007】閉回路粉砕はセパレーターを粉砕系に組み
込んだもので、閉回路粉砕のように高い比表面積まで粉
砕する必要がない。このため粉砕系全体の電力原単位も
開回路粉砕より低い。この閉回路粉砕は現在のボールミ
ル粉砕のほとんどに利用されており、この粉砕方式で、
ミルの大型化や高効率セパレーターの導入など多くの技
術開発が進められてきた。
込んだもので、閉回路粉砕のように高い比表面積まで粉
砕する必要がない。このため粉砕系全体の電力原単位も
開回路粉砕より低い。この閉回路粉砕は現在のボールミ
ル粉砕のほとんどに利用されており、この粉砕方式で、
ミルの大型化や高効率セパレーターの導入など多くの技
術開発が進められてきた。
【0008】この閉回路粉砕で使用するセパレーター
は、ミルで粉砕された産物を、微粉(製品)粗粉(戻
粉)に分級する装置である。わが国のセメント工場で最
も普及しているセパレーターは、スターテバント型とサ
イクロン型である。スターテバント型セパレーターは、
微粉の一部がセパレーター内を循環するので分級効率が
悪く、得られた製品の粒子組成も悪い。サイクロン型セ
パレーターは微粉をサイクロンで捕集するので、スター
テバント型のように微粉がセパレーター内で循環するこ
とがなく、分級効率も良く、粒子組成も良い。
は、ミルで粉砕された産物を、微粉(製品)粗粉(戻
粉)に分級する装置である。わが国のセメント工場で最
も普及しているセパレーターは、スターテバント型とサ
イクロン型である。スターテバント型セパレーターは、
微粉の一部がセパレーター内を循環するので分級効率が
悪く、得られた製品の粒子組成も悪い。サイクロン型セ
パレーターは微粉をサイクロンで捕集するので、スター
テバント型のように微粉がセパレーター内で循環するこ
とがなく、分級効率も良く、粒子組成も良い。
【0009】しかし、現在のセメント工業では三千数百
〜4000cm2 /g程度のブレーン比表面積のセメント
を製造しており、分級操作もあくまでも粉砕工程の補助
的手段として行われているにすぎない。このことは、開
回路粉砕(セパレーターを用いない粉砕操作のみの粉砕
工程)も実用的に用いられていることも明らかである。
このように従来のセメント工業では、分級工程を主要
工程としてとり入れておらず、特定の分級点で積極的に
分級するという方式が行われなかった。その理由は、通
常のポルトランドセメントクリンカーなどの粉砕では、
分級により鉱物組成が変化することによる。すなわち、
ポルトランドセメントクリンカー構成鉱物(複数)の被
粉砕特性(粉砕の難易度など)に差があるため、粉砕し
たものを分級することにより製品中の鉱物組成が粉砕前
のものと変わる現象(鉱物の分離)が起こる。このこと
が、セメント工業で分級工程をとり入れた製造方式が考
えにくく、製造技術としてかえりみられなかった理由の
ひとつと推察される。
〜4000cm2 /g程度のブレーン比表面積のセメント
を製造しており、分級操作もあくまでも粉砕工程の補助
的手段として行われているにすぎない。このことは、開
回路粉砕(セパレーターを用いない粉砕操作のみの粉砕
工程)も実用的に用いられていることも明らかである。
このように従来のセメント工業では、分級工程を主要
工程としてとり入れておらず、特定の分級点で積極的に
分級するという方式が行われなかった。その理由は、通
常のポルトランドセメントクリンカーなどの粉砕では、
分級により鉱物組成が変化することによる。すなわち、
ポルトランドセメントクリンカー構成鉱物(複数)の被
粉砕特性(粉砕の難易度など)に差があるため、粉砕し
たものを分級することにより製品中の鉱物組成が粉砕前
のものと変わる現象(鉱物の分離)が起こる。このこと
が、セメント工業で分級工程をとり入れた製造方式が考
えにくく、製造技術としてかえりみられなかった理由の
ひとつと推察される。
【0010】これに対し、スラグの場合、ポルトランド
クリンカーと異なり均質であるため、分級を行っても上
記のような組織の分離は起こらないと本発明者らは考
え、実験によりその点を確認した。
クリンカーと異なり均質であるため、分級を行っても上
記のような組織の分離は起こらないと本発明者らは考
え、実験によりその点を確認した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記知見に
もとづいてなされたもので、従来の知識からの予想に反
して、粉砕後分級された微細スラグ粒子を水硬性材料と
して利用することにより、水硬性の高いスラグ粉を得る
ことができ、しかもこの水硬性材料を効率よく低コスト
で製造できる水硬性材料を提供するものである。
もとづいてなされたもので、従来の知識からの予想に反
して、粉砕後分級された微細スラグ粒子を水硬性材料と
して利用することにより、水硬性の高いスラグ粉を得る
ことができ、しかもこの水硬性材料を効率よく低コスト
で製造できる水硬性材料を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ガラ
ス質高炉スラグを乾式粉砕した後分級して得られた微粉
側のスラグ粉末であって、その粉末度がブレーン比表面
積で7000〜12000cm2 /gであり、分級は、微
粉側の目標とする最大粒径である分級点を5μm〜10
μmとしてなる水硬性材料である。
ス質高炉スラグを乾式粉砕した後分級して得られた微粉
側のスラグ粉末であって、その粉末度がブレーン比表面
積で7000〜12000cm2 /gであり、分級は、微
粉側の目標とする最大粒径である分級点を5μm〜10
μmとしてなる水硬性材料である。
【0013】
【作用】本発明では、例えば3600〜4200cm2 /
gに粉砕したスラグ粉末(通常製造される粉末度)を1
0μmの粒径により分級することにより、ブレーン比表
面積7000cm2 /g程度の粉末度のスラグ粉末を得
る。本発明によれば、粉砕工程は通常の粉砕でよく、単
に分級工程を付加すればよいので、製造コストが安く、
また生産効率が高い。
gに粉砕したスラグ粉末(通常製造される粉末度)を1
0μmの粒径により分級することにより、ブレーン比表
面積7000cm2 /g程度の粉末度のスラグ粉末を得
る。本発明によれば、粉砕工程は通常の粉砕でよく、単
に分級工程を付加すればよいので、製造コストが安く、
また生産効率が高い。
【0014】しかも本発明で得られた得られたスラグ微
粉は、粉砕手段だけを用いて得られた同じブレーン比表
面積の微粉よりも水硬性(試製セメントのモルタル強さ
で評価)が高いものである。例えば、本発明で得たブレ
ーン比表面積7000cm2 /gのスラグ粉の水硬性(J
ISモルタル強さ)は、ボールミルで7000cm2 /g
で粉砕したスラグ粉よりも大きい。このような知見は、
本発明者らの実験(後に実施例として詳述する)により
明らかとなったものである。このように本発明によれ
ば、水硬性材料の品質そのものを改良することができ
る。本発明においてブレーン比表面積を限定したのは次
の理由による。
粉は、粉砕手段だけを用いて得られた同じブレーン比表
面積の微粉よりも水硬性(試製セメントのモルタル強さ
で評価)が高いものである。例えば、本発明で得たブレ
ーン比表面積7000cm2 /gのスラグ粉の水硬性(J
ISモルタル強さ)は、ボールミルで7000cm2 /g
で粉砕したスラグ粉よりも大きい。このような知見は、
本発明者らの実験(後に実施例として詳述する)により
明らかとなったものである。このように本発明によれ
ば、水硬性材料の品質そのものを改良することができ
る。本発明においてブレーン比表面積を限定したのは次
の理由による。
【0015】ブレーン比表面積7000cm2 /g未満で
は、通常の粉砕工程による粉砕だけを用いても製造する
ことができ、別工程としての分級工程を設置する工業的
メリットは小さいものと判断される。
は、通常の粉砕工程による粉砕だけを用いても製造する
ことができ、別工程としての分級工程を設置する工業的
メリットは小さいものと判断される。
【0016】また、ブレーン比表面積12000cm2 /
gを越えると、7000cm2 /gの場合のように通常の
粉砕工程による粉砕だけを用いて製造することは実用上
極めて困難であり、本発明による分級工程が不可欠であ
る。しかし本発明による分級を実施する場合、本発明者
らの検討結果によれば分級点5μm以下としなくてはな
らず、工業的規模の生産量をあげるためには極めて大規
模の設備を設置しなくてはならず、工業的メリットは小
さいものとなる。本発明の範囲のブレーン比表面積のも
のを得るには、分級点がおよそ10μm以下、5μm以
上の範囲とすることが好適である。
gを越えると、7000cm2 /gの場合のように通常の
粉砕工程による粉砕だけを用いて製造することは実用上
極めて困難であり、本発明による分級工程が不可欠であ
る。しかし本発明による分級を実施する場合、本発明者
らの検討結果によれば分級点5μm以下としなくてはな
らず、工業的規模の生産量をあげるためには極めて大規
模の設備を設置しなくてはならず、工業的メリットは小
さいものとなる。本発明の範囲のブレーン比表面積のも
のを得るには、分級点がおよそ10μm以下、5μm以
上の範囲とすることが好適である。
【0017】また、本発明では、粉砕工程時にスラグに
予め石膏を添加するのが好ましい。この添加により、石
膏が分級工程でほぼ完全に微粉側に移動し、かつ微粉と
均一に混合される。このことは本発明者らの実験により
得られた知見である。なおここでいう石膏の添加は、ス
ラグを水和硬化材として用いるときに広く行われている
もので、例えば高炉セメントでも数%SO3 として添加
されている。石膏添加の主目的は、普通ポルトランドセ
メントでは凝結調整、高炉セメントでは初期強度の増進
などである。
予め石膏を添加するのが好ましい。この添加により、石
膏が分級工程でほぼ完全に微粉側に移動し、かつ微粉と
均一に混合される。このことは本発明者らの実験により
得られた知見である。なおここでいう石膏の添加は、ス
ラグを水和硬化材として用いるときに広く行われている
もので、例えば高炉セメントでも数%SO3 として添加
されている。石膏添加の主目的は、普通ポルトランドセ
メントでは凝結調整、高炉セメントでは初期強度の増進
などである。
【0018】
【実施例】以下に実施例と実験例を示す。 実施例 1
【0019】実機ボールミルによりスラグをブレーン比
表面積3800cm2 /gに粉砕し、このスラグ気流分級
機(機名、ホソカワミクロンセパレータMS−1型)に
より、分級点を10μmとして分級して、ブレーン比表
面積7000cm2 /gの本発明スラグ微粉を得た。一方
小型ボールミル(JIS M 4002用ミルを準用し
た)のみでブレーン比表面積7000cm2 /gに粉砕し
て比較材のスラグを得た。
表面積3800cm2 /gに粉砕し、このスラグ気流分級
機(機名、ホソカワミクロンセパレータMS−1型)に
より、分級点を10μmとして分級して、ブレーン比表
面積7000cm2 /gの本発明スラグ微粉を得た。一方
小型ボールミル(JIS M 4002用ミルを準用し
た)のみでブレーン比表面積7000cm2 /gに粉砕し
て比較材のスラグを得た。
【0020】本発明のスラグ微粉と比較材のスラグは同
一ロットのものであり、高炉スラグを通常の方法で水砕
化したもので、ほぼ完全にガラス化している。使用した
スラグの化学成分を第1表に示す。本発明のスラグ微粉
と比較材のスラグの粒度分布(コールタカウンタ法によ
り測定)を図面に示す。
一ロットのものであり、高炉スラグを通常の方法で水砕
化したもので、ほぼ完全にガラス化している。使用した
スラグの化学成分を第1表に示す。本発明のスラグ微粉
と比較材のスラグの粒度分布(コールタカウンタ法によ
り測定)を図面に示す。
【0021】本発明のスラグ微粉と比較材のスラグは、
ブレーン比表面積が7000cm2 /gと等しいにもかか
わらず、5μm以下の粒子の割合は、本発明のスラグ微
粉の方が1.3〜1.4倍も多い。このスラグと混合し
高炉セメントを試製造するための普通ポルトランドセメ
ントのJIS R 5201の物理試験結果を第2表に
示す。試製造した高炉セメントは普通ポルトランドセメ
ント60重量部と、スラグ40重量部を混合したもので
ある。試製造した高炉セメントのJIS R 5201
規定の強さ試験(モルタル)を行い、本発明の効果を確
認した。結果を第3表に示す。第3の結果から本発明の
効果が顕著であることが明らかである。 実験例 1 本発明の効果が起こる理由を検討するために、スラグ粉
末の粒度構成と水硬性の関係を検討した。
ブレーン比表面積が7000cm2 /gと等しいにもかか
わらず、5μm以下の粒子の割合は、本発明のスラグ微
粉の方が1.3〜1.4倍も多い。このスラグと混合し
高炉セメントを試製造するための普通ポルトランドセメ
ントのJIS R 5201の物理試験結果を第2表に
示す。試製造した高炉セメントは普通ポルトランドセメ
ント60重量部と、スラグ40重量部を混合したもので
ある。試製造した高炉セメントのJIS R 5201
規定の強さ試験(モルタル)を行い、本発明の効果を確
認した。結果を第3表に示す。第3の結果から本発明の
効果が顕著であることが明らかである。 実験例 1 本発明の効果が起こる理由を検討するために、スラグ粉
末の粒度構成と水硬性の関係を検討した。
【0022】乾燥した(高炉水砕)スラグを、ボールミ
ル(JIS M 4002用ミルを準用した)でブレー
ン比表面積3600cm2 /gまで粉砕し、粉砕した試料
(第4表の試料1)を、気流分級機で分級し、粒度分布
が異なる7試料(第4表の試料2〜8)を得た。各試料
(1〜8)の粒度構成(光透過式沈降法により測定し
た)第4表に示す。
ル(JIS M 4002用ミルを準用した)でブレー
ン比表面積3600cm2 /gまで粉砕し、粉砕した試料
(第4表の試料1)を、気流分級機で分級し、粒度分布
が異なる7試料(第4表の試料2〜8)を得た。各試料
(1〜8)の粒度構成(光透過式沈降法により測定し
た)第4表に示す。
【0023】1〜8の資料スラグを用いて、スラグと普
通ポルトランドセメントを同重量配合して得た試製高炉
セメントについてJIS R 5201の方法により圧
縮強さを測定した。測定材令は7日と28日とした。そ
の結果得られた圧縮強さと、各粒度区分の単相関分析を
行った結果を第5表に示す。第5表で、 ***:99.9%の確率(有意水準)で相関有り、 **:99%の確率で相関有り、 *:95%の確率で相関有り、 である。また、第5表中の負の符号(−)は負の相関関
係を示す。
通ポルトランドセメントを同重量配合して得た試製高炉
セメントについてJIS R 5201の方法により圧
縮強さを測定した。測定材令は7日と28日とした。そ
の結果得られた圧縮強さと、各粒度区分の単相関分析を
行った結果を第5表に示す。第5表で、 ***:99.9%の確率(有意水準)で相関有り、 **:99%の確率で相関有り、 *:95%の確率で相関有り、 である。また、第5表中の負の符号(−)は負の相関関
係を示す。
【0024】表5から、2μm以下の粒は、7日強度と
99.9%の確率で高度の相関があり、28日強度に対
しては、99%の確率で高度の相関がみられる。2〜5
μmの粒も、7日強度に対して99%の確率で高度の相
関があり、28日強度に対しても95%の確率で相関が
見られる。
99.9%の確率で高度の相関があり、28日強度に対
しては、99%の確率で高度の相関がみられる。2〜5
μmの粒も、7日強度に対して99%の確率で高度の相
関があり、28日強度に対しても95%の確率で相関が
見られる。
【0025】実験例1の結果を、実施例1の結果に照ら
し合わせてみると、本発明のスラグ微粉は圧縮強度と正
の相関がある5μm以下の粒子を多く含み、負の相関の
傾向がみられる10μm以上の粒子をほとんど含まない
ことがわかる。以上述べたように、本発明によれば、実
施例に示すように、スラグをしてきわめて有効な水硬性
材料とすることができる。
し合わせてみると、本発明のスラグ微粉は圧縮強度と正
の相関がある5μm以下の粒子を多く含み、負の相関の
傾向がみられる10μm以上の粒子をほとんど含まない
ことがわかる。以上述べたように、本発明によれば、実
施例に示すように、スラグをしてきわめて有効な水硬性
材料とすることができる。
【0026】実験例1で示されたように、スラグの粒度
が5μm以下、より効果的には2μm以下で顕著な強度
発現効果を示すことから、スラグの水和硬化性はブレー
ン比表面積よりも粒度構成と密接に関係するものである
ことが示唆される。
が5μm以下、より効果的には2μm以下で顕著な強度
発現効果を示すことから、スラグの水和硬化性はブレー
ン比表面積よりも粒度構成と密接に関係するものである
ことが示唆される。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【図1】同じ比表面積の本発明スラグ微粉Aと比較材ス
ラグ微粉Bとの分布を比較して示す説明図。
ラグ微粉Bとの分布を比較して示す説明図。
A…本発明のスラグ微粉、B…比較材のスラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 安 神奈川県横浜市戸塚区南舞岡3の8の16 (72)発明者 石川 陽一 東京都目黒区目黒本町1の8の12 (72)発明者 鯉渕 清 神奈川県横浜市緑区しらとり台22の12
Claims (1)
- 【請求項1】 ガラス質高炉スラグを乾式粉砕した後分
級して得られた微粉側のスラグ粉末であって、その粉末
度がブレーン比表面積で7000〜12000cm2 /g
であり、分級は、微粉側の目標とする最大粒径である分
級点を5μm〜10μmとしてなる水硬性材料。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59261083A JPS61141647A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 水硬性材料及びその製造方法 |
EP86900244A EP0215123A1 (en) | 1984-12-11 | 1985-12-10 | Hydraulic hardening material and method of manufacturing the same |
PCT/JP1985/000678 WO1986003482A1 (en) | 1984-12-11 | 1985-12-10 | Hydraulic hardening material and method of manufacturing the same |
US07/077,079 US4981519A (en) | 1984-12-11 | 1987-07-24 | Hydraulic hardening material and method of manufacturing the same |
JP4319133A JPH05294684A (ja) | 1984-12-11 | 1992-11-30 | 水硬性材料 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59261083A JPS61141647A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 水硬性材料及びその製造方法 |
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JP59261083A Division JPS61141647A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 水硬性材料及びその製造方法 |
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JPH05294684A true JPH05294684A (ja) | 1993-11-09 |
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Family Applications (2)
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EP (1) | EP0215123A1 (ja) |
JP (2) | JPS61141647A (ja) |
WO (1) | WO1986003482A1 (ja) |
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JP2002265241A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Taiheiyo Cement Corp | 高耐久性セメント組成物 |
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JPH0829963B2 (ja) * | 1986-09-19 | 1996-03-27 | 日本鋼管株式会社 | 吹付けコンクリート用セメント組成物 |
JPS63162561A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-06 | 株式会社吉兆総合商事 | 無塩素防水剤含有セメント組成物 |
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JPH0639342B2 (ja) * | 1987-05-25 | 1994-05-25 | 住友金属工業株式会社 | 水砕スラグ超微粉の製造方法 |
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FR2952050B1 (fr) | 2009-11-05 | 2012-12-14 | Saint Gobain Weber France | Liants pour materiaux de construction |
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- 1984-12-11 JP JP59261083A patent/JPS61141647A/ja active Granted
-
1985
- 1985-12-10 EP EP86900244A patent/EP0215123A1/en not_active Ceased
- 1985-12-10 WO PCT/JP1985/000678 patent/WO1986003482A1/en not_active Application Discontinuation
-
1987
- 1987-07-24 US US07/077,079 patent/US4981519A/en not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-11-30 JP JP4319133A patent/JPH05294684A/ja active Pending
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WO1986003482A1 (en) | 1986-06-19 |
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EP0215123A1 (en) | 1987-03-25 |
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