JPH0377142B2 - - Google Patents
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- JPH0377142B2 JPH0377142B2 JP60109531A JP10953185A JPH0377142B2 JP H0377142 B2 JPH0377142 B2 JP H0377142B2 JP 60109531 A JP60109531 A JP 60109531A JP 10953185 A JP10953185 A JP 10953185A JP H0377142 B2 JPH0377142 B2 JP H0377142B2
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- ethanol
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、高炉水砕スラグ等のガラス質高炉
スラグ粉末を原料としてセメント小比重のボード
等の軽量成形体等の水硬性材料を製造する方法に
関する。 [従来の技術] 高炉水砕スラグ等のガラス質高炉スラグ(以
下、スラグと略す)を原料としてセメント等の水
硬性材料を製造する場合に、このスラグ系セメン
トの水和硬化、特に初期材令における水和硬化が
遅いという欠点がある。この欠点を解消するため
には、スラグを細かく粉砕して微細粉末によれば
よく、この微細化により水和硬化の促進が図られ
ると共に、緻密な硬化体組織が得られ、水和硬化
体の耐久性が向上するという効果も得ることがで
きる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来、高炉セメント用のスラグ
はボールミルで粉砕した場合に、ブレーン比表面
積で高々8000cm2/gの細かさにしか粉砕されな
い。このように、従来、微粉末に粉砕していない
理由としては、まず、比較的低廉なポルトランド
セメント等既存のセメントにおいてはその程度の
粉末度で充分であることが考えられる。また、ス
ラグをボールミル等にて微粉砕する場合に、二次
粒子が形成されて粉砕時間に対する比表面積の増
加率が低下し、微粉化を進めようとすればする
程、能率の悪い粉砕を強いられることになる。こ
のように、従来、スラグを微粉末化することは、
時間とエネルギの浪費になり、実用性がないのに
加え、いわゆるメカノケミカル効果により、表面
の活性度が低下してしまう虞がある。 [問題点を解決するための手段] この発明はかかる事情に鑑みてなされたもので
あつて、高炉スラグを低コストで且つ高効率で微
細な粉末に粉砕することができ、しかも粉砕粒子
の分級効率を高めることができ、水和硬化が促進
され、緻密な硬化組織を得て水和硬化体の耐久性
を向上させることができる水硬性材料の製造方法
を提供することを目的とする。 この発明に係る水硬性材料の製造方法は、高炉
スラグにエタノール、メタノール又はこれらの混
合物を添加して粉砕する粉砕工程と、その後に残
留するエタノール、メタノール又はこれらの混合
物の存在下で粉砕したスラグを分級してブレーン
比表面積で6000乃至12000cm2/gのスラグ粉末を
得る分級工程と、を有することを特徴とする。 エタノール若しくはメタノール又はこれらの混
合物の添加量は、高炉スラグ100重量部に対し、
0.01乃至0.22重量部とするのが好ましい。 以下、この発明について具体的に説明する。こ
の発明の特徴は、粉砕工程において、スラグにエ
タノール及び又はメタノールを添加することと、
粉砕後に分級工程を設けたことにある。 本願発明者等がスラグを高効率で微粉末化すべ
く鋭意検討を重ねた結果、スラグを粉砕する際
に、粉砕助剤としてエタノール若しくはメタノー
ル又はこれらの混合物をスラグに添加することに
より、スラグの粉砕効率が極めて高くなることを
知見した。この様なアルコールは粉砕により粒子
の表面に生じた反応サイトと双極子結合すること
により、反応サイトの結合力を低下させ、粒子の
凝集を阻止する作用を有する。このように、エタ
ノール及び又はメタノールが二次粒子の発生を抑
制する作用を有するので、スラグを高効率で粉砕
することができる。 スラグの粉砕促進効果は、種々のアルコールに
おいて存在するが、特に、エタノール若しくはメ
タノール又はこれらの混合物が優れた粉砕促進効
果を有する。この場合に、これらの添加量は、少
なすぎるとその添加効果がなく、また多すぎても
添加効果が飽和してしまうので、スラグの100重
量部に対してエタノール及び又はメタノール総量
が0.01乃至0.22重量部であることが好ましい。特
に、添加量がスラグの100重量部に対してエタノ
ール及び又はメタノール量が0.03乃至0.13重量部
であるときに優れた粉砕促進効果を有する。 粉砕工程においては、通常粉砕されていた程度
の粒度(3500乃至4500cm2/g)にスラグが粉砕さ
れ、分級工程において、このスラグ粉末を10μm
程度の粒径により分級する。この分級により、粉
砕スラグの微粉部分が濃縮され、ブレーン比表面
積が6000乃至12000cm2/gの粉末度がスラグ粉末
が得られる。 このような分級により微細なスラグ粉末が得ら
れ、水硬性材料の収率を高めることができる。こ
の場合に、粉砕工程においては通常の軽程度の粉
砕で良く、次工程として分級工程を付加するのみ
で良いから、迅速且つ容易に微粉砕を得ることが
できる。このため、水硬性材料の製造が低コスト
であり、また生産効率が高い。 分級工程においては、ブレーン比表面積が6000
乃至12000cm2/gの微粉末を収集する。ブレーン
比表面積が6000cm2/g未満の粉末は、通常の粉砕
工程のみによつても製造することができるので、
更に分級工程を設けることの工業的メリツトが少
ない。また、ブレーン比表面積が12000cm2/gを
超える微粉末を得るためには、本願発明者等の検
討結果によると、分級点を5μm未満にする必要が
ある。このように分級点が低い場合は、工業的規
模の生産量を確保するために、極めて大規模の設
備を設置する必要があり、工業的メリツトが少な
い。このため、ブレーン比表面積を12000cm2/g
以下に設定する。このようにブレーン比表面積を
規定する本願発明においては、分級工程における
分級点を5乃至10μmに設定することができる。 このようにエタノール及び又はメタノールを添
加する粉砕工程と分級工程との結合により、微細
なスラグ粉末を得、優れた硬化特性を有する水硬
性材料を高収率で得ることができる。 [実施例 1] 以下、この発明の実施例について説明する。 〈実施例〉 下記第1表に記載の化学組成を有するスラグを
充分乾燥した後、2.5KgだけJISM4002試験用ボー
ルミルに投入し、70rpmの回転速度で粉砕した。
スラグ粉末を原料としてセメント小比重のボード
等の軽量成形体等の水硬性材料を製造する方法に
関する。 [従来の技術] 高炉水砕スラグ等のガラス質高炉スラグ(以
下、スラグと略す)を原料としてセメント等の水
硬性材料を製造する場合に、このスラグ系セメン
トの水和硬化、特に初期材令における水和硬化が
遅いという欠点がある。この欠点を解消するため
には、スラグを細かく粉砕して微細粉末によれば
よく、この微細化により水和硬化の促進が図られ
ると共に、緻密な硬化体組織が得られ、水和硬化
体の耐久性が向上するという効果も得ることがで
きる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来、高炉セメント用のスラグ
はボールミルで粉砕した場合に、ブレーン比表面
積で高々8000cm2/gの細かさにしか粉砕されな
い。このように、従来、微粉末に粉砕していない
理由としては、まず、比較的低廉なポルトランド
セメント等既存のセメントにおいてはその程度の
粉末度で充分であることが考えられる。また、ス
ラグをボールミル等にて微粉砕する場合に、二次
粒子が形成されて粉砕時間に対する比表面積の増
加率が低下し、微粉化を進めようとすればする
程、能率の悪い粉砕を強いられることになる。こ
のように、従来、スラグを微粉末化することは、
時間とエネルギの浪費になり、実用性がないのに
加え、いわゆるメカノケミカル効果により、表面
の活性度が低下してしまう虞がある。 [問題点を解決するための手段] この発明はかかる事情に鑑みてなされたもので
あつて、高炉スラグを低コストで且つ高効率で微
細な粉末に粉砕することができ、しかも粉砕粒子
の分級効率を高めることができ、水和硬化が促進
され、緻密な硬化組織を得て水和硬化体の耐久性
を向上させることができる水硬性材料の製造方法
を提供することを目的とする。 この発明に係る水硬性材料の製造方法は、高炉
スラグにエタノール、メタノール又はこれらの混
合物を添加して粉砕する粉砕工程と、その後に残
留するエタノール、メタノール又はこれらの混合
物の存在下で粉砕したスラグを分級してブレーン
比表面積で6000乃至12000cm2/gのスラグ粉末を
得る分級工程と、を有することを特徴とする。 エタノール若しくはメタノール又はこれらの混
合物の添加量は、高炉スラグ100重量部に対し、
0.01乃至0.22重量部とするのが好ましい。 以下、この発明について具体的に説明する。こ
の発明の特徴は、粉砕工程において、スラグにエ
タノール及び又はメタノールを添加することと、
粉砕後に分級工程を設けたことにある。 本願発明者等がスラグを高効率で微粉末化すべ
く鋭意検討を重ねた結果、スラグを粉砕する際
に、粉砕助剤としてエタノール若しくはメタノー
ル又はこれらの混合物をスラグに添加することに
より、スラグの粉砕効率が極めて高くなることを
知見した。この様なアルコールは粉砕により粒子
の表面に生じた反応サイトと双極子結合すること
により、反応サイトの結合力を低下させ、粒子の
凝集を阻止する作用を有する。このように、エタ
ノール及び又はメタノールが二次粒子の発生を抑
制する作用を有するので、スラグを高効率で粉砕
することができる。 スラグの粉砕促進効果は、種々のアルコールに
おいて存在するが、特に、エタノール若しくはメ
タノール又はこれらの混合物が優れた粉砕促進効
果を有する。この場合に、これらの添加量は、少
なすぎるとその添加効果がなく、また多すぎても
添加効果が飽和してしまうので、スラグの100重
量部に対してエタノール及び又はメタノール総量
が0.01乃至0.22重量部であることが好ましい。特
に、添加量がスラグの100重量部に対してエタノ
ール及び又はメタノール量が0.03乃至0.13重量部
であるときに優れた粉砕促進効果を有する。 粉砕工程においては、通常粉砕されていた程度
の粒度(3500乃至4500cm2/g)にスラグが粉砕さ
れ、分級工程において、このスラグ粉末を10μm
程度の粒径により分級する。この分級により、粉
砕スラグの微粉部分が濃縮され、ブレーン比表面
積が6000乃至12000cm2/gの粉末度がスラグ粉末
が得られる。 このような分級により微細なスラグ粉末が得ら
れ、水硬性材料の収率を高めることができる。こ
の場合に、粉砕工程においては通常の軽程度の粉
砕で良く、次工程として分級工程を付加するのみ
で良いから、迅速且つ容易に微粉砕を得ることが
できる。このため、水硬性材料の製造が低コスト
であり、また生産効率が高い。 分級工程においては、ブレーン比表面積が6000
乃至12000cm2/gの微粉末を収集する。ブレーン
比表面積が6000cm2/g未満の粉末は、通常の粉砕
工程のみによつても製造することができるので、
更に分級工程を設けることの工業的メリツトが少
ない。また、ブレーン比表面積が12000cm2/gを
超える微粉末を得るためには、本願発明者等の検
討結果によると、分級点を5μm未満にする必要が
ある。このように分級点が低い場合は、工業的規
模の生産量を確保するために、極めて大規模の設
備を設置する必要があり、工業的メリツトが少な
い。このため、ブレーン比表面積を12000cm2/g
以下に設定する。このようにブレーン比表面積を
規定する本願発明においては、分級工程における
分級点を5乃至10μmに設定することができる。 このようにエタノール及び又はメタノールを添
加する粉砕工程と分級工程との結合により、微細
なスラグ粉末を得、優れた硬化特性を有する水硬
性材料を高収率で得ることができる。 [実施例 1] 以下、この発明の実施例について説明する。 〈実施例〉 下記第1表に記載の化学組成を有するスラグを
充分乾燥した後、2.5KgだけJISM4002試験用ボー
ルミルに投入し、70rpmの回転速度で粉砕した。
【表】
60分間粉砕した後、エタノールを種々の添加量
で添加し、さらに180分間粉砕を継続した。粉砕
終了後、光透過法により粒径が10μmの粒子の含
有率を測定し、次いで、気流分級機を使用して
10μmの粒径で分級した。下記第2表に、各粉砕
試料における10μm以下の微粉含有率及び分級に
よる微粉収率を示す。
で添加し、さらに180分間粉砕を継続した。粉砕
終了後、光透過法により粒径が10μmの粒子の含
有率を測定し、次いで、気流分級機を使用して
10μmの粒径で分級した。下記第2表に、各粉砕
試料における10μm以下の微粉含有率及び分級に
よる微粉収率を示す。
【表】
この第2表から明らかなように、0.22%までの
範囲で、エタノールの添加量が増加する程、スラ
グ粉末の内の微粉の含有率及び収率が高くなり、
微粉を高効率で濃縮することができる。 エタノールを0.03%添加して粉砕した後分級し
て得られたスラグ粉末(ブレーン比表面積7000
cm2/g)について、高炉セメントのJISR5201規
定のモルタル強さ試験をした。その結果を下記第
3表に示す。なお、比較のために、小型ボールミ
ル(JISM4002)のみを使用してブレーン比表面
積7000cm2/gに粉砕したスラグ粉末について同様
の強さ試験をした結果を第3表に合わせて示す。
範囲で、エタノールの添加量が増加する程、スラ
グ粉末の内の微粉の含有率及び収率が高くなり、
微粉を高効率で濃縮することができる。 エタノールを0.03%添加して粉砕した後分級し
て得られたスラグ粉末(ブレーン比表面積7000
cm2/g)について、高炉セメントのJISR5201規
定のモルタル強さ試験をした。その結果を下記第
3表に示す。なお、比較のために、小型ボールミ
ル(JISM4002)のみを使用してブレーン比表面
積7000cm2/gに粉砕したスラグ粉末について同様
の強さ試験をした結果を第3表に合わせて示す。
【表】
第3表から明らかなように、ブレーン比表面積
は同一であつても、この発明に係る方法により製
造された水硬性材料は従来の粉砕方法により製造
された水硬性材料よりも水和硬化性が著しく高
い。 〈実施例 2〉 実施例2においては、粉末助剤としてエタノー
ルの替りにメタノールを使用した。他の製造条件
は実施例1と同様である。メタノールを0.03%添
加したものについて、微粉含有率及び分級収率を
第4表に、モルタル強度を第5表に示す。
は同一であつても、この発明に係る方法により製
造された水硬性材料は従来の粉砕方法により製造
された水硬性材料よりも水和硬化性が著しく高
い。 〈実施例 2〉 実施例2においては、粉末助剤としてエタノー
ルの替りにメタノールを使用した。他の製造条件
は実施例1と同様である。メタノールを0.03%添
加したものについて、微粉含有率及び分級収率を
第4表に、モルタル強度を第5表に示す。
【表】
【表】
この第5表から明らかなように、メタノールを
添加した場合であつても、エタノール添加の場合
と同様に水和硬化性能が優れた水硬性材料を製造
することができる。 [発明の効果] この発明によれば、高炉スラグを高効率且つ低
コストで微細な粉末に粉砕することができ、水和
硬化特性が優れた水硬性材料を容易に得ることが
できる。特に、この発明によれば、粉砕工程で添
加したアルコール類を積極的に残留させるので、
この残留アルコール類が分級工程における粉砕粒
子の分散性を改善し、分級効率を大幅に向上させ
ることができる。また、本発明によれば、ブレー
ン比表面積で6000乃至12000cm2/gというスラグ
粉末を簡易な方法で製造することができる。この
ような微細なスラグ粉末は、セメント・コンクリ
ート原材料以外にも用途が拡がり、例えば、比重
0.5程度のボード等の軽量成形体の原材料にも用
いることができる。
添加した場合であつても、エタノール添加の場合
と同様に水和硬化性能が優れた水硬性材料を製造
することができる。 [発明の効果] この発明によれば、高炉スラグを高効率且つ低
コストで微細な粉末に粉砕することができ、水和
硬化特性が優れた水硬性材料を容易に得ることが
できる。特に、この発明によれば、粉砕工程で添
加したアルコール類を積極的に残留させるので、
この残留アルコール類が分級工程における粉砕粒
子の分散性を改善し、分級効率を大幅に向上させ
ることができる。また、本発明によれば、ブレー
ン比表面積で6000乃至12000cm2/gというスラグ
粉末を簡易な方法で製造することができる。この
ような微細なスラグ粉末は、セメント・コンクリ
ート原材料以外にも用途が拡がり、例えば、比重
0.5程度のボード等の軽量成形体の原材料にも用
いることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガラス質高炉スラグにエタノール、メタノー
ル又はこれらの混合物を添加して粉砕する工程
と、その後に残留する前記添加物の存在下で前記
粉砕したスラグを分級してブレーン比表面積で
6000乃至12000cm2/gのスラグ粉末を得る分級工
程と、を有することを特徴とする水硬性材料の製
造方法。 2 エタノール、メタノール又はこれらの混合物
の添加量は、高炉スラグ100重量部に対して0.03
乃至0.22重量部であることを特徴とする請求項1
記載の水硬性材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60109531A JPS61270240A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 水硬性材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60109531A JPS61270240A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 水硬性材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61270240A JPS61270240A (ja) | 1986-11-29 |
JPH0377142B2 true JPH0377142B2 (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=14512612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60109531A Granted JPS61270240A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 水硬性材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61270240A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0639342B2 (ja) * | 1987-05-25 | 1994-05-25 | 住友金属工業株式会社 | 水砕スラグ超微粉の製造方法 |
JPS6485149A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-30 | Nippon Kokan Kk | Classifying method |
JPH01180285A (ja) * | 1988-01-11 | 1989-07-18 | Nkk Corp | 分級方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5659656A (en) * | 1979-10-20 | 1981-05-23 | Chichibu Cement Kk | Manufacture of cement |
JPS5767051A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-23 | Onoda Cement Co Ltd | Hydraulic composition |
JPS61163145A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-23 | 日本鋼管株式会社 | 高炉スラグの粉砕方法 |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP60109531A patent/JPS61270240A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5659656A (en) * | 1979-10-20 | 1981-05-23 | Chichibu Cement Kk | Manufacture of cement |
JPS5767051A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-23 | Onoda Cement Co Ltd | Hydraulic composition |
JPS61163145A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-23 | 日本鋼管株式会社 | 高炉スラグの粉砕方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61270240A (ja) | 1986-11-29 |
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