JPH0122209B2 - - Google Patents

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JPH0122209B2
JPH0122209B2 JP55139636A JP13963680A JPH0122209B2 JP H0122209 B2 JPH0122209 B2 JP H0122209B2 JP 55139636 A JP55139636 A JP 55139636A JP 13963680 A JP13963680 A JP 13963680A JP H0122209 B2 JPH0122209 B2 JP H0122209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blast furnace
furnace water
sieve
cement clinker
pulverized
Prior art date
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Expired
Application number
JP55139636A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5767051A (en
Inventor
Kunihiro Takemoto
Haruya Nishi
Eiichi Konuma
Masao Shimoda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は高炉水さいを含む水硬性組成物に関
する。高炉水さいは、本来潜在的に水硬性を有す
るので、この性質を利用して従来から高炉水さ
い、セメントクリンカおよび石こうの粉砕混合物
からなる高炉セメントと称する水硬性組成物が製
造、市販されている。高炉セメントは、硫酸、無
機薬品に対する耐薬品性、耐海水性が優れている
外、発熱量も小さいところから、こうしたことが
要求されるところに広く使用されているが、その
モルタルおよびコンクリートにおける強度発現に
問題点の存することが大きな欠点とされている。
即ち、高炉セメントは高炉水さいを含まないポル
トランドセメントに比較して特に初期の曲げ強さ
および圧縮強さの点でかなり見劣りしていた。 本発明者らは高炉セメントにおける従来の上記
の如き欠点を解消せんとして各方面から研究して
きたものであるが、その結果、高炉水さいを超微
粒に粉砕しかつこれを特定の範囲に整粒したとこ
ろ、これとセメントクリンカおよび石こうとの水
和挙動において初期に微細なコロイド状の水和物
が生成され、次第にこれが結晶成長して最密充填
構造となることが認められ、特にモルタルについ
ては大なる強度発現が達成されることを確認し
た。さらにブリージングが少なくまた耐摩耗性に
もすぐれていることを確認した。よつて本発明者
らはこれらの事実に着目してこの発明を完成した
ものである。 すなわちこの発明は、10μm篩残分25%以下で
しかも5μm篩通過分が15〜30%に粉砕整粒され
た高炉水さい15〜85重量%と、粉砕セメントクリ
ンカ85〜15重量%と、前記粉砕整粒された高炉水
さいと粉砕セメントクリンカの合量に対してSO3
換算で1.0〜10重量%の粉砕石こうとからなる水
硬性組成物である。またこの発明の実施の態様を
示せば、高炉水さいが多価アルコールおよびまた
はエタノールアミンの共存下で粉砕整粒された水
硬性組成物である。以下に、この発明を説明す
る。 この発明になる組成物の主原料の1つである高
炉水さいは、10μm篩残分25%以下でしかも5μm
篩通過分が15〜30%に粉砕整粒されたものであ
る。こうした粒度範囲を図示すると第1図の斜線
で示される通りである。これを従来から市販され
ている高炉セメントにおける高炉水さいと比較す
ると、本発明で用いる高炉水さいは、微粉砕され
ているうえに一定の粒度範囲に限定されている点
で相違しているということが出来る。 こうした高炉水さいの微粉砕には多価アルコー
ル、エタノールアミンのいづれかまたはその双方
を粉砕助剤として用いるのが好適である。ここに
用いる多価アルコールとしては、グリセリン、モ
ノエチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコールなどのグリ
コール類の1種または2種以上、またエタノール
アミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、p−フエ
ネチルアミン、m−フエニレンジアミン、ジメチ
ルアミン、ジフエニルアミン、N−フエニルヒド
ロキシルアミンなどの1種または2種以上であ
る。添加量は高炉水さいに0.001〜3.0%、好まし
くは0.01〜1.0%である。上記の高炉水さい微粉
末に配合される粉砕セメントクリンカは、普通ポ
ルトランドセメントクリンカ、早強ポルトランド
セメントクリンカなど市販のポルトランドセメン
トクリンカをブレーン比表面積2500cm2/g以上に
粉砕したものを用いるとよい。さらに添加する微
粉砕石こうは、2水、半水、無水の各石こうをブ
レーン比表面積2500cm2/g以上に粉砕したものが
好適である。本発明組成物を製造するにあたつて
は、所定の条件に粉砕、整粒された高炉水さいに
市販のセメントを混合してもよく、また高炉水さ
い、セメントクリンカ、石こうのいずれか2種を
同時に粉砕、分級して製造することでも、さらに
は高炉水さい、セメントクリンカ、石こうを別々
に粉砕後混合してもいずれもよい。 本発明における高炉水さい、セメントクリンカ
および石こうの配合割合は、目標とする水硬性組
成物の設定条件に応じて一定の範囲で変更するこ
とができる。その割合は高炉水さい15〜80重量
%、セメントクリンカ85〜15重量%で、石こうは
SO3換算で高炉水さいとセメントクリンカの合量
に対し1.0〜10重量%好ましくは2〜7重量%で
ある。 高炉水さいが15重量%未満であると高炉セメン
トとしての特質である耐薬品性、耐海水性等がて
い減し、また85%を超えるとセメントクリンカの
割合が減少し強度が低下して来る。セメントクリ
ンカの配合比は上述した高炉水さいの配合比での
べたことと表裏の関係で決定されたものである。
石こうは高炉水さいとセメントクリンカの合量に
対し1.0〜10重量%であるが、この範囲を外れる
と強度発現が悪い。 こうした本発明組成物の粉末度をみると、少な
くとをも5300cm2/g、大きいものでは8500cm2/g
もしくはそれ以上となるのが普通である。こうし
てできる本発明組成物の1例(M)を、他市販コ
ロイドセメント(C)、早強ポルトランドセメント
(H)、普通ポルトランドセメント(N)B種高炉セ
メント(F)の各粒径と対比して示したのが第2図で
ある。 本発明の構成は以上のとおりであるが、本発明
によれば高炉セメントの最大の欠点とされている
初期強度の発現のみならず、長期強度をも高め、
それも従来の高炉セメントと対比して優れている
のみならず、普通ポルトランドセメントを凌駕し
た強度を発現する。これは、前述の如く高炉水さ
いを10μm篩残分25%以下でしかも5μm篩通過分
が15〜30%に粉砕整粒することによつて達成され
るものであるが、これについて更に説明すれば次
のとおりである。 第3図は粉砕整粒された高炉水さいの粒径10μ
m篩残分の比率%と、この高炉水さいを用いた
JISモルタルの圧縮強度(Kgf/cm2)の関係を図
示したものである。なお、このモルタルに用いた
水硬性組成物は普通ポルトランドセメントクリン
カと高炉水さいの比率を重量比で2:8に配合
し、また石こうは高炉水さいとセメントクリンカ
の総重量に対しSO3換算で5%添加したものであ
る。同図に示されているとおり、粒径10μm篩残
分25%以下で初期および長期共に圧縮強度が向上
している。また第4図は、第3図と同様粉砕、整
粒された高炉水さいの5μm篩通過分の比率と、
この高炉水さいを用いたJISモルタルの圧縮強度
(Kgf/cm2)の関係を図示したものである。なお
ここで用いた石こうは、高炉水さいとセメントク
リンカの合重量に対しSO3換算で5%である。同
図に示されるように、5μm篩通過分が15〜28%
で短期および長期ともに圧縮強度が最大となつて
いる。 実施例 1 第1表に示すような本発明組成物ならびに普通
ポルトランドセメント、B種高炉セメントを用
い、JISモルタル強さを試験した。なお、第1表
に示す組成物の化学成分を第3表に示す。
【表】
【表】 なお資料1、2の高炉水さいの残留分布は第2
表の通りである。
【表】
【表】
【表】
【表】 同表からもわかるように、本発明によると従来
の高炉セメントと比べ初期の強度発現が著しく、
また高炉水さいを含まない普通ポルトランドセメ
ントと対比してみても本発明組成物の場合は曲げ
強度および圧縮強度のいずれも改善されているこ
とがわかる。 なお、資料番号1組成物のブリージング試験を
普通ポルトランドセメントと対比してみたところ
第5表のとおりであつた。
【表】 *:普通ポルトランドセメント
本発明組成物は、ブリージング率は非常に少な
いことがわかる。 実施例 2 実施例1の資料番号1の組成物並びに普通ポル
トランドセメント、C種高炉セメントを用いて
JISモルタルを作り、これらを6ケ月間20℃の水
中で養生後テーパー式摩耗試験機により摩耗試験
を行つた。結果は第6表に示すとおりで、本発明
組成物は耐摩耗性が大きいことがわかる。
【表】 実施例 3 実施例1の資料番号1を用いたコンクリートの
性質を、普通ポルトランドセメントと対比した。
結果は第7表および第8表のとおりであつた。な
お別にこれらの中性化度についても調べたが、い
ずれも略同程度であつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 4〜7 普通ポルトランドセメントクリンカと二水石こ
うとの混合物のブレーン比表面積を6030cm2/gと
し、スラグ(高炉水砕)のそれは5900cm2/gで
10μm篩残分15.4%、5μm篩通過分16.8%とし、
配合比を第9表に示したもの(実施例4)、 普通ポルトランドセメントクリンカと二水石こ
うとの混合物のブレーン比表面積を5970cm2/gと
し、スラグのそれは5850cm2/gで10μm篩残分
18.9%、5μm篩通過分18.8%とし、配合比を上記
と同じにしたもの(実施例5) 普通ポルトランドセメントクリンカと二水石こ
うとの混合物のブレーン比表面積を5750cm2/gと
し、スラグは実施例4と同一とし、配合比を上記
と同じにしたもの(実施例6) 普通ポルトランドセメントクリンカと二水石こ
うとの混合物のブレーン比表面積は9230cm2/gと
し、スラグのそれは8900cm2/gで10μm篩残分
10.1%、5μm篩通過分15.4%とし、配合比を上記
と同じもの(実施例7) の各々について、その曲げ強さ、圧縮強さを調
べ、あわせて凝結試験も行つた。この結果を次表
に示す。なお、試験はJIS R5201−1974に準じて
行つた。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明組成物で用いる高炉水さいの残
留累積分布範囲を示す図、第2図は本発明組成物
と他の市販セメントの各1例の残留累積分布曲線
図、第3図は高炉水さいの10μm篩残分と圧縮強
度の関係を示す線図、第4図は高炉水さいの5μ
m篩通過分と圧縮強度の関係を示す線図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 10μm篩残分25%以下でしかも5μm篩通過分
    が15〜30%に粉砕整粒された高炉水さい15〜85重
    量%と、粉砕セメントクリンカ85〜15重量%と、
    前記粉砕整粒された高炉水さいと粉砕セメントク
    リンカの合量に対してSO3換算で1.0〜10重量%
    の粉砕石こうとからなる水硬性組成物。 2 高炉水さいが多価アルコールおよびまたはエ
    タノールアミン共存下で粉砕整粒された特許請求
    の範囲第1項記載の水硬性組成物。
JP55139636A 1980-10-06 1980-10-06 Hydraulic composition Granted JPS5767051A (en)

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