JPS61242942A - 高強度コンクリ−トおよび高強度モルタルの製造方法 - Google Patents
高強度コンクリ−トおよび高強度モルタルの製造方法Info
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- JPS61242942A JPS61242942A JP60081293A JP8129385A JPS61242942A JP S61242942 A JPS61242942 A JP S61242942A JP 60081293 A JP60081293 A JP 60081293A JP 8129385 A JP8129385 A JP 8129385A JP S61242942 A JPS61242942 A JP S61242942A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、高炉水砕スラグ粉末を原料とする高強度コン
クリートおよび高強度モルタルの製造方法に関するもの
である。
クリートおよび高強度モルタルの製造方法に関するもの
である。
〈従来の技術〉
粉砕スラグ粉末を原料として、高炉セメントで代表され
るスラグ系セメントが生産されている。高炉セメント中
に含まれている粉砕スラグ粉末の混合割合は、10〜6
0%程度であり、粉砕スラグ粉末の粉末度は、3500
〜4500c+J/g程度が普通である。
るスラグ系セメントが生産されている。高炉セメント中
に含まれている粉砕スラグ粉末の混合割合は、10〜6
0%程度であり、粉砕スラグ粉末の粉末度は、3500
〜4500c+J/g程度が普通である。
ここで、普通セメントの一部を、粉砕スラグ粉末で置換
した場合、これがコンクリートの圧縮強度に与える影響
について、文献(1)を引用して紹介する。コンクリー
トの配合を表−1に示す。
した場合、これがコンクリートの圧縮強度に与える影響
について、文献(1)を引用して紹介する。コンクリー
トの配合を表−1に示す。
表−1コンクリートの配合
表−1に示すコンクリートの各配合に基づいて、それぞ
れ粉砕スラグ粉末の粉末度を、3000゜3500、4
000c+J/gの各水準について、コンクリートの圧
縮強度試験を行っている。
れ粉砕スラグ粉末の粉末度を、3000゜3500、4
000c+J/gの各水準について、コンクリートの圧
縮強度試験を行っている。
普通セメント使用のコンクリートの圧縮強度を100と
した場合の当該コンクリートの圧縮強度比を表−2に示
す。なお、文献(Dでは、圧縮強度比を図で示している
が、これを数値化して示したものが、表−2である。
した場合の当該コンクリートの圧縮強度比を表−2に示
す。なお、文献(Dでは、圧縮強度比を図で示している
が、これを数値化して示したものが、表−2である。
表−2より、材令1週間程度では、粉砕スラグ粉末の置
換率、あるいは、水セメント比の大小にかかわらず、粉
砕スラグ粉末の粉末度の高いものほど、圧縮強度が大き
くなる傾向があることが分かるが、しかし、普通セメン
ト使用のコンクリート強度に比較して、5〜9割程度の
強度しか得られていない。
換率、あるいは、水セメント比の大小にかかわらず、粉
砕スラグ粉末の粉末度の高いものほど、圧縮強度が大き
くなる傾向があることが分かるが、しかし、普通セメン
ト使用のコンクリート強度に比較して、5〜9割程度の
強度しか得られていない。
一方、長期材令においては、粉砕スラグ粉末の置換率が
50%であるNo、2. No、5の配合の場合におい
ては、普通セメント使用のコンクリートより高強度とな
るが、粉砕スラグ粉末の粉末度が細かくなっても、強度
がそれほど増大せずに、粉末度3500c+J/g程度
で最大強度を示し、それ以上の粉末度にすると、強度が
低下する傾向が見られる。
50%であるNo、2. No、5の配合の場合におい
ては、普通セメント使用のコンクリートより高強度とな
るが、粉砕スラグ粉末の粉末度が細かくなっても、強度
がそれほど増大せずに、粉末度3500c+J/g程度
で最大強度を示し、それ以上の粉末度にすると、強度が
低下する傾向が見られる。
また、水セメント比を40%とした高強度コンクリート
の配合で、粉砕スラグ粉末の置換率が、70%であるN
o、3の配合の場合は、材令52週でも、普通セメント
使用のコンクリートの強度におよばず、また、粉砕スラ
グの粉末度を細かくしても改善できないことを示唆して
いる。
の配合で、粉砕スラグ粉末の置換率が、70%であるN
o、3の配合の場合は、材令52週でも、普通セメント
使用のコンクリートの強度におよばず、また、粉砕スラ
グの粉末度を細かくしても改善できないことを示唆して
いる。
なお、従来から、普通セメントを使用するよりも、粉砕
スラグ粉末の混合割合の多い高炉セメントを使用した方
が、耐海水性および耐透水性に優れたコンクリートある
いはモルタルが得られることが知られている。
スラグ粉末の混合割合の多い高炉セメントを使用した方
が、耐海水性および耐透水性に優れたコンクリートある
いはモルタルが得られることが知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
粉末度が、3500〜4500cj/g程度の粉砕スラ
グ粉末で、セメントの一部を置換したコンクリートあ乞
いはモルタルの圧縮強度は、初期材令では、普通セメン
ト使用のコンクリートあるいはモルタルより低い強度と
なるが、粉末度を更に細かくすれば、初期強度は改善で
きる。しかしながら、高炉水砕スラグは、粉砕困難な物
質であるために、従来技術による粉砕工程のみでは、高
粉末度にするための粉砕動力費が膨大となり、経済的な
方法ではない。
グ粉末で、セメントの一部を置換したコンクリートあ乞
いはモルタルの圧縮強度は、初期材令では、普通セメン
ト使用のコンクリートあるいはモルタルより低い強度と
なるが、粉末度を更に細かくすれば、初期強度は改善で
きる。しかしながら、高炉水砕スラグは、粉砕困難な物
質であるために、従来技術による粉砕工程のみでは、高
粉末度にするための粉砕動力費が膨大となり、経済的な
方法ではない。
また、水セメント比を小さくして、材令4週の圧縮強度
400kg/cd以上であることを目標とする高強度コ
ンクリートあるいは高強度モルタルの領域では、耐海水
性および耐透水性を改善する目的で、粉砕スラグ粉末の
置換率を太き(すると、普通セメント使用の高強度コン
クリートあるいは高強度モルタルに比べて、圧縮強度が
低下するという欠点がある。この欠点は、従来技術によ
る粉砕工程のみでは、粉末度を更に細かくしても、改善
が困難であるという問題点を有している。
400kg/cd以上であることを目標とする高強度コ
ンクリートあるいは高強度モルタルの領域では、耐海水
性および耐透水性を改善する目的で、粉砕スラグ粉末の
置換率を太き(すると、普通セメント使用の高強度コン
クリートあるいは高強度モルタルに比べて、圧縮強度が
低下するという欠点がある。この欠点は、従来技術によ
る粉砕工程のみでは、粉末度を更に細かくしても、改善
が困難であるという問題点を有している。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は、乾燥した高炉水砕スラグを粉砕して得た粉末
から、分級手段によって生産されたブレーン法による比
表面積が5000から12000cd/gである粉末で
、ポルトランドセメントの一部を置換した材料を用いる
ことによって、耐海水性および耐透水性を改善すること
を特徴とする高強度コンクリートおよび高強度モルタル
の製造方法である。
から、分級手段によって生産されたブレーン法による比
表面積が5000から12000cd/gである粉末で
、ポルトランドセメントの一部を置換した材料を用いる
ことによって、耐海水性および耐透水性を改善すること
を特徴とする高強度コンクリートおよび高強度モルタル
の製造方法である。
く実 施 例〉
実 験−1
従来の技術による粉砕手段によって、粉末度が3720
cd/ g (CR1と記す)である粉砕スラグ粉末、
および、前記のCRIから分級手段によって、粉末度が
4800cwf/g (PMIと記す)と、粉末度が8
130cd/g (PM2と記す)と、粉末度が122
50ti/g (P M3と記す)である3種類の分級
スラグ粉末を得た。普通セメント(NCと記す)の40
%を、これらのスラグ粉末で置換した材料を用いて、J
IS−R−2501に準じてモルタルの圧縮強度を測定
した。普通セメントモルタルの圧縮強度を100とした
場合の当該モルタルの圧縮強度比を表−3に示す。
cd/ g (CR1と記す)である粉砕スラグ粉末、
および、前記のCRIから分級手段によって、粉末度が
4800cwf/g (PMIと記す)と、粉末度が8
130cd/g (PM2と記す)と、粉末度が122
50ti/g (P M3と記す)である3種類の分級
スラグ粉末を得た。普通セメント(NCと記す)の40
%を、これらのスラグ粉末で置換した材料を用いて、J
IS−R−2501に準じてモルタルの圧縮強度を測定
した。普通セメントモルタルの圧縮強度を100とした
場合の当該モルタルの圧縮強度比を表−3に示す。
表−3モルタルの圧縮強度比
表−3より、CR1モルタルは、初期強度が低いが、材
令28日から、普通セメントモルタルの圧縮強度を凌駕
する。
令28日から、普通セメントモルタルの圧縮強度を凌駕
する。
PM2モルタルにおいては、初期強度は普通セメントモ
ルタルの圧縮強度と同程度であり、材令28日以降では
、普通セメントモルタルの圧縮強度の約1.5倍の強度
となる。
ルタルの圧縮強度と同程度であり、材令28日以降では
、普通セメントモルタルの圧縮強度の約1.5倍の強度
となる。
PM1モルタルにおいては、初期強度がPM2モルタル
に劣るものの、材令28日以降では、高強度を示した。
に劣るものの、材令28日以降では、高強度を示した。
PM3モルタルにおいては、初期材令から高強度である
が、材令91日の強度が低下する傾向が見られた。
が、材令91日の強度が低下する傾向が見られた。
以上の実験の結果から、普通セメントの40%程度を置
換した場合において、良好な強度発現を得るための分級
スラグ粉末の粉末度は、soo。
換した場合において、良好な強度発現を得るための分級
スラグ粉末の粉末度は、soo。
〜12000c+j/g程度であり、好ましく (t、
8000cd/g前後であることが分かった。
8000cd/g前後であることが分かった。
実 験−2
従来の技術による粉砕手段によって得た粉末度が364
0cd/gである粉砕スラグ粉末(以、降、CRと記す
)、および、前記のCRがら分級手段によって得た粉末
度が7150cd/gである分級スラ □グ粉末(以
降、PMと記す)を使用した高強度コンクリートの圧縮
強度を比較した。
0cd/gである粉砕スラグ粉末(以、降、CRと記す
)、および、前記のCRがら分級手段によって得た粉末
度が7150cd/gである分級スラ □グ粉末(以
降、PMと記す)を使用した高強度コンクリートの圧縮
強度を比較した。
コンクリートの配合を表−4に示し、圧縮強度の試験結
果を表−5に示す。
果を表−5に示す。
なお、本実験は、減水剤、空気連行剤、流動化剤を添加
した流動化コンクリートで試験したものである。
した流動化コンクリートで試験したものである。
表−4コンクリートの配合
表−5圧縮強度の試験結果
表−5より、CR系コンクリートでは、従来の知見どお
り、いずれの材令においても、粉砕スラグ粉末の置換率
が増すほど強度が低下し、置換率70%では、材令13
週においても、スラグ置換率0%、即ち、普通セメント
使用コンクリートの7割程度の強度しか得られなかった
。
り、いずれの材令においても、粉砕スラグ粉末の置換率
が増すほど強度が低下し、置換率70%では、材令13
週においても、スラグ置換率0%、即ち、普通セメント
使用コンクリートの7割程度の強度しか得られなかった
。
一方、PM系コンクリートは、分級スラグ粉末の置換率
を70%にしても、材令1週で、普通セメント使用のコ
ンクリートと同等の強度が得られた。また、材令4週で
は、いずれの分級スラグ粉末置換率においても、普通セ
メント使用コンクリートより強度が強(なり、特に、材
令13週においては、スラグ置換率40〜70%で、普
通セメント使用コンクリートに比べて、約2割の強度増
加が得られ、スラグ置換率が大きい方が、高強度になる
ことが分かった。このような特徴は、モルタル試験にお
いても、同様の結果が得られている。
を70%にしても、材令1週で、普通セメント使用のコ
ンクリートと同等の強度が得られた。また、材令4週で
は、いずれの分級スラグ粉末置換率においても、普通セ
メント使用コンクリートより強度が強(なり、特に、材
令13週においては、スラグ置換率40〜70%で、普
通セメント使用コンクリートに比べて、約2割の強度増
加が得られ、スラグ置換率が大きい方が、高強度になる
ことが分かった。このような特徴は、モルタル試験にお
いても、同様の結果が得られている。
実 験−3
スラグ置換率40%の場合について、実験−2と同一の
配合のコンクリートで透水試験を行った。透水試験結果
を表−6に示す。
配合のコンクリートで透水試験を行った。透水試験結果
を表−6に示す。
表−6透水試験結果
表−6より、普通セメント使用のコンクリートよりCR
系コンクリートの方が拡散係数が小さく、耐透水性が改
善されていることが分かるが、PM系コンクリートの拡
散係数は前二者の約半分である。このことは、分級スラ
グ粉末を使用したPM系コンクリートは、コンクリート
の組織が緻密化していることを示し、また、海水あるい
は雨水等の浸透が少ないために、耐久性の高いコンクリ
ートであることを示している。
系コンクリートの方が拡散係数が小さく、耐透水性が改
善されていることが分かるが、PM系コンクリートの拡
散係数は前二者の約半分である。このことは、分級スラ
グ粉末を使用したPM系コンクリートは、コンクリート
の組織が緻密化していることを示し、また、海水あるい
は雨水等の浸透が少ないために、耐久性の高いコンクリ
ートであることを示している。
本実験は、コンクリートの実験であるが、モルタルにお
いても、同様な結果が得られることは、容易に推測でき
る。
いても、同様な結果が得られることは、容易に推測でき
る。
実験−4
高強度コンクリートのモルタル部分を想定して、水セメ
ント比が40%、砂セメント比が150%のモルタルを
海水浸漬して、塩素浸透試験を行った。海水浸漬の方法
は、材令1週まで20℃で水中養生した、4x 4X1
6c+sのモルタル供試体を60℃で一昼夜乾燥し、翌
日海水に一昼夜浸漬し、これを1サイクルとして、7サ
イクルの乾湿海水養生を繰返した促進養生試験である。
ント比が40%、砂セメント比が150%のモルタルを
海水浸漬して、塩素浸透試験を行った。海水浸漬の方法
は、材令1週まで20℃で水中養生した、4x 4X1
6c+sのモルタル供試体を60℃で一昼夜乾燥し、翌
日海水に一昼夜浸漬し、これを1サイクルとして、7サ
イクルの乾湿海水養生を繰返した促進養生試験である。
モルタル供試体の表面からの深さで7〜14mの間の部
分を分取して、乾燥および粉砕した試料の塩素イオンの
濃度を測定した。
分を分取して、乾燥および粉砕した試料の塩素イオンの
濃度を測定した。
表−7に、測定結果およびスラグ置換率 0%、即ち、
普通セメントを使用したモルタル中の塩素イオン濃度を
100とした場合の当該モルタルの塩素イオン濃度比を
示す。
普通セメントを使用したモルタル中の塩素イオン濃度を
100とした場合の当該モルタルの塩素イオン濃度比を
示す。
表−7より、分級スラグ粉末を使用したPM系モルタル
の塩素浸透量は、普通セメントを使用したモルタルの約
115であり、CR系モルタルの約1/2である。
の塩素浸透量は、普通セメントを使用したモルタルの約
115であり、CR系モルタルの約1/2である。
従来から、普通セメントを使用するよりも、粉砕スラグ
粉末が混合されている高炉セメントを使用した方が、耐
海水性に優れたコンクリートあるいはモルタルが得られ
ることが知られているが、本発明によるPM系モルタル
は、CR系モルタルすなわち、高炉セメントモルタルよ
り、更に2.5倍の塩素浸透抵抗性があることが分かっ
た。
粉末が混合されている高炉セメントを使用した方が、耐
海水性に優れたコンクリートあるいはモルタルが得られ
ることが知られているが、本発明によるPM系モルタル
は、CR系モルタルすなわち、高炉セメントモルタルよ
り、更に2.5倍の塩素浸透抵抗性があることが分かっ
た。
このことは、PM系コンクリートを海洋環境下のコンク
リート構造物に使用した場合、鉄筋に対する防蝕効果が
大きいことを示している。
リート構造物に使用した場合、鉄筋に対する防蝕効果が
大きいことを示している。
〈発明の効果〉
以上のように、粉末度が5000〜12000cd/g
である分級スラグ粉末で、セメントの一部を置換した材
料を使用すれば、これまでのコンクリートあるいはモル
タルよりも、高強度で、かつ、耐海水性および耐透水性
が改善されたコンクリートあるいはモルタルが、経済的
に製造できる効果がある。
である分級スラグ粉末で、セメントの一部を置換した材
料を使用すれば、これまでのコンクリートあるいはモル
タルよりも、高強度で、かつ、耐海水性および耐透水性
が改善されたコンクリートあるいはモルタルが、経済的
に製造できる効果がある。
く参考文献〉
(D小林−輔、魚本健人、鴫文雄:
rコンクリート混和材としての高炉水砕スラグ粉末の品
質がコンクリートの圧縮強度ならびに乾燥収縮に及ぼす
影響」 コンクリート工学、 Vol、17.No、5.May
1979特許出願人 第一セメント株式会社 外1名
質がコンクリートの圧縮強度ならびに乾燥収縮に及ぼす
影響」 コンクリート工学、 Vol、17.No、5.May
1979特許出願人 第一セメント株式会社 外1名
Claims (2)
- (1)通常の手段によって粉砕された高炉水砕スラグ粉
末から、分級手段によって生産された比表面積が500
0〜12000cm^2/gである高炉水砕スラグ粉末
で、ポルトランドセメントの10〜80%を置換した材
料を用いることによって、耐海水性および耐透水性を改
善することを特徴とする高強度コンクリートおよび高強
度モルタルの製造方法。 - (2)上記の高強度コンクリートおよび高強度モルタル
の水セメント比が20〜50%であることを特徴とする
特許請求の範囲第(1)項記載の高強度コンクリートお
よび高強度モルタルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081293A JPS61242942A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 高強度コンクリ−トおよび高強度モルタルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081293A JPS61242942A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 高強度コンクリ−トおよび高強度モルタルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61242942A true JPS61242942A (ja) | 1986-10-29 |
Family
ID=13742332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60081293A Pending JPS61242942A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 高強度コンクリ−トおよび高強度モルタルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61242942A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418956A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-23 | Daiichi Cement Co Ltd | Low alkaline cement composition having high strength |
JPH0369534A (ja) * | 1989-08-04 | 1991-03-25 | Nittetsu Cement Co Ltd | セメントの水和熱および強度の比を調整する方法 |
JPH04164849A (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-10 | Nippon Steel Corp | 高充填性コンクリート材料、該コンクリート材料を用いた鉄筋コンクリート構造物及び鋼コンクリート複合構造 |
JP2012171805A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-10 | Ohbayashi Corp | 高じん性・高強度モルタル組成物 |
JP2012254909A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Taiheiyo Cement Corp | セメント組成物 |
JP2015027926A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-02-12 | 宇部興産株式会社 | 低品位高炉スラグ混合セメント組成物及びその製造方法 |
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