JP2624274B2 - 導電性水硬性組成物 - Google Patents
導電性水硬性組成物Info
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電防止床、接地抵抗低減剤又は電磁波遮
断材等導電性を要求される分野に使用される材料に関す
るものである。
断材等導電性を要求される分野に使用される材料に関す
るものである。
セメント等の水硬性物質に対し、炭素繊維等の導電性
繊維又はカーボンブラック等の導電性粉末を添加して導
電性を付与する技術は既に知られている(例えば、特開
昭54−113057号公報、特開昭55−9350号公報)。
繊維又はカーボンブラック等の導電性粉末を添加して導
電性を付与する技術は既に知られている(例えば、特開
昭54−113057号公報、特開昭55−9350号公報)。
導電性繊維の場合は、少ない添加量で優れた導電性を
発現させることが可能であるが、実際には、水と混合す
る際の混合・分散が困難であるために、その優れた導電
性能を十分に発揮し得ないという問題点があった。
発現させることが可能であるが、実際には、水と混合す
る際の混合・分散が困難であるために、その優れた導電
性能を十分に発揮し得ないという問題点があった。
また、導電性粉末の場合は、所定の導電性を得るため
には相当量の添加が必要であるが、添加量が増えるに従
い、水との混合時の分散性が困難になり、且つ硬化後の
硬化体の機械的強度が低下するという問題点があった。
には相当量の添加が必要であるが、添加量が増えるに従
い、水との混合時の分散性が困難になり、且つ硬化後の
硬化体の機械的強度が低下するという問題点があった。
本発明は、ある特定の物質を骨材として用いることに
より、上述の問題点を解決し、従来のものよりも更に優
れた導電性を有する水硬性組成物を提供することを目的
とするものである。
より、上述の問題点を解決し、従来のものよりも更に優
れた導電性を有する水硬性組成物を提供することを目的
とするものである。
本発明は、水硬性物質、導電性物質及びFe2O3 15重量
%以上の骨材を主成分としてなる導電性水硬性組成物で
ある。
%以上の骨材を主成分としてなる導電性水硬性組成物で
ある。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明で用いられる水硬性物質とは、セメントを主成
分とするもの、水ガラスを主成分とするもの、有機ポリ
マーを主成分とするもの、カルシウムアルミネートと石
膏を主成分とするもの、またはカルシウムアルミネート
と同一組成を有する無定形物と石膏を主成分とするもの
等をいう。
分とするもの、水ガラスを主成分とするもの、有機ポリ
マーを主成分とするもの、カルシウムアルミネートと石
膏を主成分とするもの、またはカルシウムアルミネート
と同一組成を有する無定形物と石膏を主成分とするもの
等をいう。
上述の各水硬性物質を単独で使用してもよいし、併用
してもよい。
してもよい。
本発明でいう導電性物質とは、導電性繊維及び/又は
導電性粉末をいう。
導電性粉末をいう。
導電性繊維としては、ピッチ系若しくはPAN系炭素繊
維、ピッチ系若しくはPAN系炭素繊維の原料を高温処理
して得られる黒鉛質繊維、又は鋼繊維若しくは黄銅繊維
等の金属繊維が挙げられる。
維、ピッチ系若しくはPAN系炭素繊維の原料を高温処理
して得られる黒鉛質繊維、又は鋼繊維若しくは黄銅繊維
等の金属繊維が挙げられる。
導電性繊維の形状については、特に限定するものでは
ないが、長さ3〜100mm、直径5〜1000μmが作業性の
点から好ましい。これよりも、極端に長いか、あるいは
短い場合は、繊維の分散不良や導電性能の低下が見られ
るので好ましくない。
ないが、長さ3〜100mm、直径5〜1000μmが作業性の
点から好ましい。これよりも、極端に長いか、あるいは
短い場合は、繊維の分散不良や導電性能の低下が見られ
るので好ましくない。
導電性粉末としては、黒鉛粉末、カーボンブラック若
しくは木炭粉末等の炭素質粉末、NaCl、KCl、MgCl2、Ca
Cl2若しくはNaNO3等の金属塩粉末、鉄、錫、亜鉛、アル
ミニウム、銅若しくは銀等の金属粉末又は錫、亜鉛、ア
ルミニウム、銅若しくは銀の金属酸化物粉末が使用され
る。導電性粉末の粉末度は、ブレーン比表面積が1000〜
8000cm2/gが好ましい。
しくは木炭粉末等の炭素質粉末、NaCl、KCl、MgCl2、Ca
Cl2若しくはNaNO3等の金属塩粉末、鉄、錫、亜鉛、アル
ミニウム、銅若しくは銀等の金属粉末又は錫、亜鉛、ア
ルミニウム、銅若しくは銀の金属酸化物粉末が使用され
る。導電性粉末の粉末度は、ブレーン比表面積が1000〜
8000cm2/gが好ましい。
本発明でいうFe2O3 15重量%以上の骨材(以下、特定
骨材という)としては、Fe2O3分15重量%以上を含有し
てなるスラグ及び/又は鉱物であれば、特にその材料を
限定するものではないが、製鋼風砕スラグ、鉄鉱石、硫
化鉄鉱、銅鉱石、ニッケル鉱石、カリ硝石、柘榴石、蛭
右又はエメリー等が挙げられる。
骨材という)としては、Fe2O3分15重量%以上を含有し
てなるスラグ及び/又は鉱物であれば、特にその材料を
限定するものではないが、製鋼風砕スラグ、鉄鉱石、硫
化鉄鉱、銅鉱石、ニッケル鉱石、カリ硝石、柘榴石、蛭
右又はエメリー等が挙げられる。
上述の各骨材の粒度分布については、土木学会規準JA
SS5 II級の規格を満足するものであればよい。Fe2O3が1
5重量%未満のスラグや鉱物では所定の導電性を発現す
ることが出来ないので、本発明の骨材として用いるのは
好ましくない。
SS5 II級の規格を満足するものであればよい。Fe2O3が1
5重量%未満のスラグや鉱物では所定の導電性を発現す
ることが出来ないので、本発明の骨材として用いるのは
好ましくない。
本発明の導電性水硬性組成物は、以上の水硬性物質、
導電性物質及び特定骨材を各種混合機により、混合する
ことにより得られる。
導電性物質及び特定骨材を各種混合機により、混合する
ことにより得られる。
その混合割合は、水硬性物質100重量部に対して、導
電性物質のうち、導電性繊維は0.5〜10重量部、導電性
粉末は1〜100重量部、及び特定骨材は50〜300重量部で
あることが好ましい。
電性物質のうち、導電性繊維は0.5〜10重量部、導電性
粉末は1〜100重量部、及び特定骨材は50〜300重量部で
あることが好ましい。
これらの混合に際しては、既存の各種混合機、例え
ば、傾胴ミキサー、V型ミキサー、ヘンシェルミキサ
ー、ナウタミキサー、オムニミキサー又はボールミル等
を使用することができる。
ば、傾胴ミキサー、V型ミキサー、ヘンシェルミキサ
ー、ナウタミキサー、オムニミキサー又はボールミル等
を使用することができる。
本発明の導電性水硬性組成物には、砂若しくは砂利等
の通常の骨材、炭酸カルシウム、石英、炭化珪素、アル
ミナ、タルク、シリカヒューム若しくはパーライト等の
充填材、AE減水剤、高性能減水剤、硬化促進剤又は遅延
剤等の混和材料を添加することも可能である。
の通常の骨材、炭酸カルシウム、石英、炭化珪素、アル
ミナ、タルク、シリカヒューム若しくはパーライト等の
充填材、AE減水剤、高性能減水剤、硬化促進剤又は遅延
剤等の混和材料を添加することも可能である。
以下、実施例により本発明を具合的に説明する。
実施例1〜10 第1表に示す割合の各組成物をオムニミキサー(千代
田技研工業社製)にて2分間混合することにより、導電
性水硬性組成物を調製した。
田技研工業社製)にて2分間混合することにより、導電
性水硬性組成物を調製した。
実施例1〜9においては、水硬性物質100重量部に対
して水15重量部、実施例10においては水100重量部を加
えて、モルタルミキサーにて3分間混練した。
して水15重量部、実施例10においては水100重量部を加
えて、モルタルミキサーにて3分間混練した。
各混練物を40×40×160mmの型枠に詰め、20℃、相対
湿度60%の条件下で、所定期間気乾養生した後、比抵抗
を測定した。測定結果を第2表に示した。
湿度60%の条件下で、所定期間気乾養生した後、比抵抗
を測定した。測定結果を第2表に示した。
比較例1〜6 骨材として豊浦標準砂(Fe2O3=1.9重量%)を用いる
こと、また比較例1〜5は水硬性物質100重量部に対し
て水15重量部、比較例6は水100重量部を用いること以
外は、第1表に示す配合に従って、実施例1〜10と同様
に試験を行ない、比抵抗を測定した。
こと、また比較例1〜5は水硬性物質100重量部に対し
て水15重量部、比較例6は水100重量部を用いること以
外は、第1表に示す配合に従って、実施例1〜10と同様
に試験を行ない、比抵抗を測定した。
測定結果を第2表に示した。
〔発明の効果〕 本発明の導電性水硬性組成物を用いることにより、極
めて優れた導電性を示す材料を得ることができる。
めて優れた導電性を示す材料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:48 14:36 14:30) 111:94
Claims (1)
- 【請求項1】水硬性物質、導電性物質及びFe2O3 15重量
%以上の骨材を主成分としてなる導電性水硬性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62305971A JP2624274B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 導電性水硬性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62305971A JP2624274B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 導電性水硬性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01148738A JPH01148738A (ja) | 1989-06-12 |
JP2624274B2 true JP2624274B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17951505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62305971A Expired - Fee Related JP2624274B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 導電性水硬性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2624274B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
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US5447564A (en) * | 1994-02-16 | 1995-09-05 | National Research Council Of Canada | Conductive cement-based compositions |
KR100262272B1 (ko) * | 1997-12-23 | 2000-07-15 | 정몽선 | 주파수별 전자파(電磁波) 차단 콘크리트 및 그 조성산출방법 |
JP2001302371A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-31 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 金属被膜を設けた水硬性組成物成形体 |
KR20030021589A (ko) * | 2001-09-06 | 2003-03-15 | 김견원 | 전자파에너지 변환기 |
KR100661803B1 (ko) * | 2004-07-27 | 2006-12-28 | 김성수 | 전자파 차폐 및 전자파 흡수용 목재 마루판 코팅용 조성물 및 그 제조방법 |
CN103224373B (zh) * | 2013-03-21 | 2014-10-22 | 叶长青 | 防静电装饰板 |
CN104058709B (zh) * | 2014-07-04 | 2016-01-06 | 武汉理工大学 | 一种利用钡渣的抗电磁波辐射的干混砂浆及其制备方法 |
CN105669055B (zh) * | 2016-01-31 | 2017-09-01 | 西安建筑科技大学 | 电导率可调控碱激发钢渣基半导体胶凝材料的制备 |
EP3744701A1 (de) * | 2019-05-28 | 2020-12-02 | Sika Technology Ag | Leitfähiger mörtel |
CN113860808B (zh) * | 2021-11-02 | 2022-10-28 | 湖北三棵树新材料科技有限公司 | 一种具有良好导电性能的水泥基陶瓷砖填缝剂的制备方法 |
CN114262209B (zh) * | 2021-12-23 | 2023-07-07 | 佛山欧神诺陶瓷有限公司 | 一种轻质防静电陶瓷砖及其制备方法 |
HUP2200128A1 (hu) * | 2022-04-25 | 2023-11-28 | Voltocrete Innovation Kft | Villamos felületfûtõ szerkezet és eljárás annak elõállítására |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5727963A (en) * | 1980-07-23 | 1982-02-15 | Kyoei Steel Ltd | Concrete aggregate and manufacture |
JPS58108602A (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-28 | 清水 康敬 | 電波吸収体及びその製造方法 |
JPS6126548A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-05 | 小松 茂富 | 電気抵抗発熱体 |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP62305971A patent/JP2624274B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH01148738A (ja) | 1989-06-12 |
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