JPH0529456A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0529456A
JPH0529456A JP3180807A JP18080791A JPH0529456A JP H0529456 A JPH0529456 A JP H0529456A JP 3180807 A JP3180807 A JP 3180807A JP 18080791 A JP18080791 A JP 18080791A JP H0529456 A JPH0529456 A JP H0529456A
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Atsushi Shimizu
淳 清水
Satoru Isomura
悟 磯村
Takeo Yamada
健雄 山田
Toru Kobayashi
徹 小林
Yasuhiro Fujimura
康弘 藤村
Yuko Ito
祐子 伊藤
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    • HELECTRICITY
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    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

Abstract

(57)【要約】 【目的】入出力回路2及び内部論理回路6を備えたAS
IC1において、動作速度の高速化及び高集積化を図
る。又、入出力回路2、内部論理回路6及びクロックア
ンプ回路4を備えたASIC1において、動作速度の高
速化及び高集積化を図る。 【構成】前記ASIC1において、入出力回路2、内部
論理回路6の夫々を一方向に複数個に分割し、前記内部
論理回路6の複数個に分割された夫々の間に入出力回路
2の複数個に分割された夫々を配置する。また、ASI
C1において、クロックアンプ回路4を複数個に分割
し、この分割されたクロックアンプ回路4を中央から周
囲に向って配置しかつ均等な長さの結線で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、ASIC(pplication pecific nte
grated ircuit又はpplication pecific Standar
d Product:特定用途向けIC)に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ASICの設計概念にはスタンダードセ
ル方式、ゲートアレイ方式、カスタム方式等のいずれか
の方式を採用する半導体集積回路装置のすべてが含まれ
る。ASICは、基本的にコンピュータを利用した自動
配置配線システム(DA:esign utomation)の支援
に基づき、設計開発が行われる。例えば、スタンダード
セル方式を採用する半導体集積回路装置は、一般的に、
予め最適な設計がなされた複数種類のマクロセル(機能
回路ブロック)を自動配置配線システムに登録し、必要
に応じていくつかのマクロセルを配置し、このいくつか
のマクロセル間を相互に結線する方式である。したがっ
て、スタンダードセル方式を採用する半導体集積回路装
置は、設計開発期間が短く、集積密度並びに回路性能が
比較的高い特徴を有し、多品種、少量生産に適してい
る。
【0003】前述のASICは一般的には平面形状が方
形状に形成された単結晶珪素基板を主体に構成される。
この単結晶珪素基板(半導体基板)の一主面の中央領域
はマクロセルが複数個、複数種類配置され組立てられた
内部論理回路が構成される。この内部論理回路の周囲に
おいて、単結晶珪素基板の一主面には入力回路、出力回
路のいずれか、又は入力回路及び出力回路を含む入出力
回路が構成される。この入出力回路のさらに周囲におい
て、単結晶珪素基板の一主面上には複数個の外部端子
(ボンディングパッド)が配列される。
【0004】大型コンピュータなどに組込まれる、高速
演算処理及び高実装密度が要求されるASICは、フェ
イスダウンボンディング方式を利用し、マザーボード、
ベビーボード等の実装基板に1個又は複数個実装され
る。フェイスダウンボンディング方式は、ASICの外
部端子、実装基板の端子の夫々の間に半田突起電極(半
田バンプ電極)を介在し、この半田突起電極で両者間を
機械的かつ電気的に接続する方式である。
【0005】このフェイスダウンボンディング方式は、
ワイヤボンディング方式に比べて、ASICの外部端子
と実装基板の端子との間の信号伝達経路、電源供給経路
のいずれもが短くなる。つまり、信号伝達経路の短縮化
は、信号伝達速度の高速化が図れ、回路動作の高速化に
寄与し、電源供給経路の短縮化は、電源ノイズの吸収速
度の高速化が図れ、同様に回路動作の高速化に寄与する
ので、結果的に、ASICの回路動作速度の高速化が図
れる。
【0006】また、フェイスダウンボンディング方式
は、1個の実装基板に複数個のASICを実装した場
合、ASICの封止体の一部を複数個のASICの間で
相互に兼用できるので、実装面積の縮小化が図れ、高密
度実装ができる。
【0007】さらに、フェイスダウンボンディング方式
はASICの裏面(単結晶珪素基板の回路が搭載されな
い他の主面)から強制冷却ができる。つまり、発熱量の
高いASIC例えば内部論理回路がバイポーラトランジ
スタを主体に構成されるASICにおいては、回路動作
上での信頼性を充分に確保できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前述のASICの開発に先立ち、以下の問題点を
見出した。
【0009】(1)前述のASICは内部論理回路を中
心にその周囲に入出力回路、外部端子の夫々が順次配置
される。このため、外部端子から入出力回路を介在して
内部論理回路に至るまでの結線長(信号伝達経路)が長
く、又内部論理回路内において引き回しや迂回により結
線長が長くなるので、信号伝達速度が低下し、ASIC
の回路動作速度が低下する。
【0010】(2)前述のASICの入出力回路の領域
上は、電源配線領域としては使用されるが、内部論理回
路に配置されるマクロセル間やこのマクロセル内の論理
回路間の結線を配置する配線チャネル領域としては使用
されない。このため、入出力回路の領域の有効な利用が
できない(使用されない無駄な領域が発生する)ばかり
か、内部論理回路の結線本数が不足し、内部論理回路の
論理回路セルの使用効率が低下するので、ASICの集
積度が低下する。
【0011】(3)前述のASICは、内部論理回路に
配置されるマクロセル(1つの論理回路)の回路動作を
制御するクロックパルス信号を供給するクロックアンプ
回路が配置される。このクロックアンプ回路が配置され
ると、このクロックアンプ回路の周囲の配線チャネル領
域に配置される結線が多数使用されるので、クロックア
ンプ回路の周囲の論理回路セルがほとんど使用できな
い。また、内部論理回路にクロックアンプ回路が配置さ
れると、内部論理回路の論理回路セルの規則性が乱れ、
マクロセルの配置や結線の配置が難しくなる。このた
め、内部論理回路の論理回路セルの使用効率が低下する
ので、ASICの集積度が低下する。
【0012】(4)前述のASICは半田突起電極を介
在してフェスダウンボンディング方式で実装基板に実装
される。前記半田突起電極は、ASICの回路動作時に
発生する熱などが原因となる応力損傷(例えば、破断)
を防止し、接続信頼性を確保する目的で、通常、外部端
子の平面サイズに比べて、信号伝達経路となる部分の断
面積が大きく構成される。このため、半田突起電極のサ
イズ及び配列ピッチで入出力回路のサイズや配置ピッチ
が制約され、この入出力回路のサイズが大きくなるの
で、ASICの集積度が低下する。
【0013】また、逆に、入出力回路のサイズが大きく
なると、入出力回路の配置数が減少し、多端子(多ピン
化)が図れない。
【0014】本発明の目的は、下記のとおりである。
【0015】(1)入出力回路及び内部論理回路を備え
た半導体集積回路装置において、動作速度の高速化を図
るとともに、集積度を向上する。 (2)入出力回路及び内部論理回路を備えた半導体集積
回路装置において、入出力回路数の増加(多端子化)を
図る。 (3)入出力回路及び内部論理回路を備えた半導体集積
回路装置において、動作上の信頼性を向上する。 (4)入出力回路、内部論理回路及び記憶回路を備えた
半導体集積回路装置において、動作速度の高速化を図る
とともに、集積度を向上する。 (5)入出力回路、内部論理回路及び記憶回路を備えた
半導体集積回路装置において、実装基板への実装上の信
頼性を向上する。 (6)入出力回路、内部論理回路及びクロックアンプ回
路を備えた半導体集積回路装置において、動作速度の高
速化を図る。 (7)入出力回路、内部論理回路及びクロックアンプ回
路を備えた特定用途向け半導体集積回路装置(ASI
C)において、動作速度の高速化を図るとともに、開発
期間を短縮する。 (8)入出力回路、内部論理回路及びクロックアンプ回
路を備えた特定用途向け半導体集積回路装置において、
集積度を向上する。 (9)電源配線に重ね合せて記憶回路を配置する特定用
途向け半導体集積回路装置において、回路動作上の信頼
性を向上する。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0018】(1)入出力回路及びこの入出力回路に結
線される内部論理回路を備えた半導体集積回路装置にお
いて、一方向に前記内部論理回路を3個又はそれ以上の
複数個に分割するとともに、この内部論理回路の複数個
の分割方向と同一方向に前記入出力回路を2個又はそれ
以上の複数個に分割し、前記内部論理回路の複数個に分
割された夫々の間に前記入出力回路の複数個に分割され
た夫々を配置するとともに、この入出力回路の複数個に
分割された夫々とその両側に配置された内部論理回路の
複数個に分割された夫々とが結線される。
【0019】(2)前記手段(1)の分割された1個の
内部論理回路は内部論理回路の複数個の分割方向、その
交差方向に夫々複数個配置された論理回路セルの集合で
構成され、前記分割された1個の入出力回路は入出力回
路の複数個の分割方向、その交差方向に夫々複数個配置
された入出力回路セルの集合で構成され、この分割され
た1個の入出力回路は、分割方向に配置された入出力回
路セル数に比べて交差方向に配置された入出力回路セル
数が多くされ、ストライプ形状に構成される。
【0020】(3)前記手段(2)の1個の入出力回路
セルの交差方向の長さに入出力回路を構成するすべての
入出力回路セルの数を剰じた合計の入出力回路セル長
が、前記内部論理回路の周辺長に比べて長く構成され
る。
【0021】(4)前記手段(2)又は手段(3)の入
出力回路の入出力回路セルの夫々の上部にこの入出力回
路セル毎に配置されかつ電気的に結線される入出力信号
用外部端子が配置される、又はこの入出力信号用外部端
子が配置されるとともに、この入出力信号用外部端子の
上部に入出力信号用外部端子毎に配置されかつ結線され
る入出力信号用突起電極が配置される。
【0022】(5)前記手段(1)乃至手段(4)のい
ずれかの入出力回路の複数個に分割されたうちの1個の
入出力回路の上部、この分割された1個の入出力回路の
両側に配置された内部論理回路の複数個に分割されたう
ちの2個の内部論理回路の上部の夫々には、入出力回路
若しくは内部論理回路の分割方向と同一方向に延在する
電源配線が配置され、この電源配線の両端は分割された
2個の内部論理回路の夫々の上部に配置される電源用外
部端子に電気的に接続されるとともに、前記電源配線の
中央部は分割された1個の入出力回路に電気的に接続さ
れる。
【0023】(6)前記手段(5)の分割された1個の
入出力回路の入出力回路セルの上部に配置された入出力
信号用外部端子の上部には入出力信号用突起電極が配置
されるとともに、前記分割された2個の内部論理回路の
上部に配置された電源用外部端子の上部には電源用突起
電極が配置される。
【0024】(7)前記手段(1)乃至手段(6)のい
ずれかの入出力回路の分割されたうちの1個の入出力回
路は、この入出力回路の分割方向と交差する交差方向に
複数個の入出力回路セルを配置した入出力回路セル列が
前記分割方向に2列に配列され、この2列に配列された
入出力回路セル列の夫々の間には交差方向に延在する1
組の入出力回路制御信号線が延在し、前記2列に配列さ
れた入出力回路セル列の夫々の入出力回路セルが前記1
組の入出力回路制御信号線に結線される。
【0025】(8)前記手段(7)の分割された1個の
入出力回路の入出力回路セルは前記分割方向の辺の長さ
に対して交差方向の辺の長さが長い長方形状で構成さ
れ、前記入出力回路セル列の交差方向への複数個の入出
力回路セルの夫々の配置ピッチに対して、入出力回路セ
ル毎に配置された複数個の入出力信号用突起電極の夫々
の配置ピッチがほぼ同一に構成され、前記分割方向に配
列された2列の入出力回路セル列の夫々毎に配置される
入出力信号用外部端子の配置ピッチが前記交差方向に配
置された入出力信号用突起電極の配置ピッチと同一で構
成され、かつこの配置ピッチに対して分割方向に2列に
配列された入出力回路セル列の夫々の入出力回路セルの
配置ピッチが小さい。
【0026】(9)前記手段(1)乃至手段(8)のい
ずれかの内部論理回路又はその一部の交差方向において
隣接する両側の夫々に記憶回路を複数個に分割した夫々
を配置し、前記内部論理回路又はその一部とその両側に
配置された記憶回路の複数個に分割された夫々とが結線
される。
【0027】(10)前記手段(9)の記憶回路の上部
には、この記憶回路に結線される電源用外部端子が複数
個配置されるとともに、この記憶回路に実質的に結線さ
れずかつ電気的に機能しない外部端子が複数個配置さ
れ、前記電源用外部端子、電気的に機能しない外部端子
の夫々の上部には突起電極が配置される。
【0028】(11)入出力回路、この入出力回路に結
線される内部論理回路、この内部論理回路に結線される
クロックアンプ回路を備えた半導体集積回路装置におい
て、一方向に前記内部論理回路を少なくとも4個の偶数
個に分割するとともに、この内部論理回路の複数個の分
割方向と同一方向に前記入出力回路を少なくとも3個の
奇数個に分割し、前記内部論理回路の複数個に分割され
た夫々の間に前記入出力回路の複数個に分割された夫々
を配置するとともに、この入出力回路の複数個に分割さ
れた夫々とその両側に配置された内部論理回路の複数個
に分割された夫々とが結線され、前記入出力回路の奇数
個に分割されたうち、分割方向の中央部に配置された入
出力回路の領域の一部に前記クロックアンプ回路の初段
回路を配置するとともに、分割方向の初段、後段の夫々
に配置される入出力回路の領域の一部に前記クロックア
ンプ回路の後段回路を配置し、前記クロックアンプ回路
の初段回路と分割方向の初段の後段回路との間、前記初
段回路と分割方向の後段の後段回路との間の夫々がほぼ
同一の結線長で結線されるとともに、前記内部論理回路
の複数個に分割されたうち、分割方向の初段の入出力回
路の両側に配置された2個の内部論理回路とこの分割方
向の初段の入出力回路の領域の一部に配置されたクロッ
クアンプ回路の後段回路とが結線され、かつ分割方向の
後段の入出力回路の両側に配置された2個の内部論理回
路とこの分割方向の後段の入出力回路の領域の一部に配
置されたクロックアンプ回路の後段回路とが結線され
る。
【0029】(12)前記手段(11)の半導体集積回
路装置は特定用途向けの半導体集積回路装置であり、前
記内部論理回路はコンピュータの支援に基づき自動的に
回路及び配線が配置される自動配置配線システムで構成
される。
【0030】(13)前記手段(12)の内部論理回路
の分割された夫々はその分割方向と交差する交差方向に
分割され、この交差方向に分割された内部論理回路の夫
々の間には前記クロックアンプ回路で使用される参照電
圧を生成する電源回路が配置され、前記クロックアンプ
回路の初段回路、後段回路の夫々を接続する結線は前記
入出力回路の領域又は前記電源回路の領域に配置され
る。
【0031】(14)コンピュータの支援に基づく自動
配置配線システムを使用し、所定の配列ピッチで繰返し
配列される複数本の電源配線に重ね合せて、実質的に同
一の記憶回路が自動的に複数個配置される、特定用途向
けの半導体集積回路装置において、前記複数本の電源配
線の延在方向に沿って、前記複数個の記憶回路が配置さ
れる。
【0032】(15)前記手段(1)乃至手段(13)
のいずれかの内部論理回路はバイポーラトランジスタを
主体に構成され、前記手段(9)、手段(10)、手段
(14)のいずれかの記憶回路は相補型MISFETを
主体に構成される。
【0033】
【作用】上述した手段(1)によれば、以下の作用効果
が得られる。 (A)前記内部論理回路を複数個に分割し、この内部論
理回路の複数個の分割毎に複数個に分割された入出力回
路を配置し、分割された1個の入出力回路と分割された
1個の内部論理回路との間を接続する結線長が内部論理
回路の分割数に応じて短縮されるので、分割された1個
の入出力回路と分割された1個の内部論理回路との間の
信号伝達速度を速くでき、半導体集積回路装置の動作速
度の高速化が図れる。 (B)前記入出力回路の複数個に分割された夫々の両側
に内部論理回路の複数個に分割された夫々を配置し、こ
の分割された1個の入出力回路とその両側に配置される
分割された合計2個の内部論理回路の夫々との間が結線
され、分割された1個の内部論理回路の一方向(分割方
向)における寸法の約半分の結線長において、分割され
た1個の入出力回路と分割された1個の内部論理回路と
の間を結線できる(結線長を約半分に短縮できる)の
で、分割された1個の入出力回路と分割された1個の内
部論理回路との間の信号伝達速度を速くでき、半導体集
積回路装置の動作速度の高速化が図れる。 (C)前記入出力回路の複数個に分割された夫々の両側
からすべてにおいて結線を引き出し、入出力回路の複数
個に分割された夫々と内部論理回路の複数個に分割され
た夫々との結線できる確率が高まるので、前記入出力回
路の使用効率を高め(使用されない入出力回路は無駄な
空領域を形成し、単位面積当りに配置される実使用状態
にある入出力回路数を減少する)、半導体集積回路装置
の集積度を向上できる。
【0034】上述した手段(2)によれば、前記分割さ
れた1個の内部論理回路の複数個の論理回路セルの夫々
と対向する位置に分割された1個の入出力回路の入出力
回路セルが対向する数を増加でき、最短距離で結線でき
る論理回路セル及び入出力回路セルの数を増加できるの
で、この入出力回路セルと論理回路セルとの間の信号伝
達速度を速め、半導体集積回路装置の動作速度の高速化
が図れる。また、前記入出力回路セルと論理回路セルと
の間の結線の引き回しを減少でき、結線に要する面積を
縮小できるので、半導体集積回路装置の集積度を向上で
きる。
【0035】上述した手段(3)によれば、内部論理回
路の周辺に沿って入出力回路を配置する場合とほぼ同程
度の入出力回路セル数又はそれ以上の入出力回路セル数
を配置できるので、入出力回路セル数を増加できる(多
端子化若しくは多ピン化を図れる)。
【0036】上述した手段(4)によれば、以下の作用
効果が得られる。 (A)前記入出力回路の入出力回路セル、それに接続さ
れる入出力信号用外部端子の夫々が、他の入出力回路セ
ルや内部論理回路の論理回路セルを迂回することなく、
上層から下層に向ってほぼ直線的に結線でき、この結線
長を短縮できるので、入出力信号用外部端子と入出力回
路セルとの間の信号伝達速度を速め、半導体集積回路装
置の動作速度の高速化が図れる。 (B)前記入出力回路の入出力回路セルの占有面積内若
しくはその一部において入出力信号用外部端子を配置し
たので、入出力信号用外部端子を配置する領域に相当す
る分、半導体集積回路装置の集積度を向上できる。 (C)前記作用効果(A)とほぼ同様に、入出力信号用
突起電極(半田バンプ電極)と入出力回路セルとの間が
入出力用外部端子を介在しほぼ直線的に結線できるの
で、半導体集積回路装置の動作速度の高速化が図れる。
【0037】上述した手段(5)又は(6)によれば、
以下の作用効果が得られる。 (A)前記分割された1個の入出力回路にその両側から
短い電源供給経路を通して(電源供給経路の一部となる
電源配線の供給経路長に寄与する長さが分割された1個
の内部論理回路の分割方向の約半分の長さと同等かそれ
以下になる)電源が供給され、分割された1個の入出力
回路の回路動作上のノイズマージンを向上できるので、
半導体集積回路装置の動作上の信頼性を向上できる。 (B)前記分割された2個の内部論理回路の上部に電源
用外部端子、又は電源用外部端子及び電源用突起電極を
配置し、この内部論理回路の上部の領域を電源給電領域
としたので、この電源給電領域に相当する占有面積を縮
小し、半導体集積回路装置の集積度を向上できる。
【0038】上述した手段(7)によれば、以下の作用
効果が得られる。 (A)前記1組の入出力回路制御信号線を分割された1
個の入出力回路の2列の入出力回路セル列の夫々で兼用
し、1組の入出力回路制御信号線を排除できるので、こ
の1組の入出力回路制御信号線に相当する分、配線の占
有面積を縮小し、半導体集積回路装置の集積度を向上で
きる。 (B)前記1組の入出力回路制御信号線に相当する分、
他の信号配線を配置でき、内部論理回路の使用効率を高
められる(使用されない内部論理回路を低減できる)の
で、半導体集積回路装置の集積度を向上できる。 (C)前記1組の入出力回路制御信号線と2列の入出力
回路セル列の夫々とが入出力回路の分割方向の約半分の
長さに相当する最短距離において結線でき、前記結線の
引き回し配線(迂回配線)を低減できるので、制御信号
の伝達速度を速め、半導体集積回路装置の動作速度の高
速化が図れる。 (D)前記作用効果(C)の結線の引き回し配線を低減
できるので、配線の占有面積を縮小し、半導体集積回路
装置の集積度を向上できる。
【0039】上述した手段(8)によれば、以下の作用
効果が得られる。 (A)前記分割された1個の入出力回路の入出力回路セ
ルを交差方向に配置される入出力信号用突起電極の配置
ピッチに対応させた長方形で構成し、この入出力回路セ
ルを交差方向に長くした分、入出力回路セルを分割方向
に短く構成したので、入出力信号用突起電極の分割方向
の配置ピッチに制約されずに、入出力回路セルの分割方
向の配置ピッチ(入出力回路セル列の配置ピッチ)を小
さくし、入出力回路の占有面積を縮小でき、半導体集積
回路装置の集積度を向上できる。 (B)前記作用効果(A)の入出力回路の占有面積の縮
小により、入出力回路の入出力回路セル数を増加できる
ので、半導体集積回路装置の多端子化が図れる。 (C)前記作用効果(B)の入出力回路の占有面積の縮
小により、内部論理回路の論理回路セルを増加できる。
【0040】上述した手段(9)によれば、前記記憶回
路の複数個に分割された夫々の間に内部論理回路又はそ
の一部を配置し、分割された記憶回路のメモリセルと内
部論理回路又はその一部との間の結線長を交差方向の分
割数に対応して短縮できるので、内部論理回路又はその
一部から記憶回路の所定のメモリセルをアクセスする場
合、アクセス時間を短縮でき、半導体集積回路装置の動
作速度の高速化が図れる。
【0041】上述した手段(10)によれば、以下の作
用効果が得られる。 (A)前記記憶回路の占有面積内に電源用外部端子を配
置するとともに、この電源用外部端子の上部に突起電極
(半田バンプ電極)を配置したので、この電源用外部端
子及び突起電極を配置する領域に相当する分、半導体集
積回路装置の集積度を向上できる。 (B)前記記憶回路の領域に電気的に機能しない外部端
子(ダミー外部端子)を配置するとともに、この電気的
に機能しない外部端子の上部に突起電極を配置し、半導
体集積回路装置をフェースダウンボンディング法で実装
基板に実装する際、この電気的に機能しない突起電極を
半導体集積回路装置と実装基板との間を機械的に補強す
る補強材として使用できるので、半導体集積回路装置の
実装上の信頼性を向上できる。
【0042】上述した手段(11)によれば、前記手段
(1)の作用効果の他に、前記クロックアンプ回路を1
個の初段回路及び2個の後段回路に分割するとともに、
この初段回路と後段回路との結線の結線長をほぼ同一に
し、クロックアンプ回路の初段回路から後段回路を通し
て内部論理回路の複数個に分割された夫々までの間のク
ロックパルス信号経路長をいずれも均一にしたので、ク
ロックパルス信号の位相差をなくし、内部論理回路の回
路動作の待機時間を減少し、半導体集積回路装置の動作
速度の高速化が図れる。
【0043】上述した手段(12)によれば、前記内部
論理回路の領域にクロックアンプ回路を配置せずに、入
出力回路の領域にクロックアンプ回路を配置し、内部論
理回路の規則性をくずさない(内部論理回路の領域に回
路の配置の禁止領域、迂回領域等が存在しない)ので、
クロックアンプ回路の配置による回路(例えば、マクロ
セル、機能回路ブロック等)の配置の制約がなく、内部
論理回路の領域のいずれの個所にも論理回路を容易に配
置できる。この結果、特定用途向け半導体集積回路装置
(ASIC)の開発期間を短縮でき、或いは開発コスト
を削減できる。
【0044】上述した手段(13)によれば、前記入出
力回路の領域又は電源回路の領域にクロックアンプ回路
の初段回路と後段回路とを接続する結線を配置し、内部
論理回路の領域の論理回路間を接続する結線の本数を確
保できる(配線チャネル領域のチャネル本数に制約を生
じない)ので、内部論理回路の配置効率を高め、特定用
途向け半導体集積回路装置の集積度を向上できる。
【0045】上述した手段(14)によれば、前記複数
個の記憶回路(又はマクロセル若しくは機能回路ブロッ
ク)の夫々の配置ピッチと複数本の電源配線の配列ピッ
チとの間にずれが存在しても、複数個の記憶回路の夫々
と複数本の電源配線の夫々との重なる状態がすべてにお
いてほぼ均一になり、複数個の記憶回路の夫々に付加さ
れる寄生容量等の条件を一定にできるので、特定用途向
け半導体集積回路装置に配置される記憶回路の動作上の
信頼性を向上できる。
【0046】上述した手段(15)によれば、前記バイ
ポーラトランジスタは動作特性が速く、内部論理回路の
動作速度を速くできるので、半導体集積回路装置の動作
速度の高速化が図れ、前記相補型MISFETは微細化
ができ、記憶回路の占有面積を縮小できるので、半導体
集積回路装置の集積度を向上できる。
【0047】以下、本発明の構成について、ASICに
本発明を適用した一実施例とともに説明する。なお、実
施例を説明するための全図において、同一機能を有する
ものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0048】
【実施例】(実 施 例 1)本実施例1は、内部論理回
路がバイポーラトランジスタを主体として構成されるA
SICに本発明を適用した、本発明の第1実施例であ
る。
【0049】本発明の実施例1であるASIC(半導体
集積回路装置)の構成を図1(チップレイアウト図)に
示す。
【0050】図1に示すように、本実施例1のASIC
1は、平面形状が方形状(本実施例1においてはほぼ正
方形)で形成され、単結晶珪素基板を主体に構成され
る。ASIC1は、前記単結晶珪素基板の一主面におい
て、中央部分の大半の領域に入出力回路2及び内部論理
回路6が配置される。また、ASIC1は、前記単結晶
珪素基板の一主面において、前記入出力回路2及び内部
論理回路6の周囲を取り囲む領域(単結晶珪素基板の最
縁周囲の方形状の各辺に沿った領域)には診断回路5が
配置される。
【0051】前記内部論理回路6は図1中、横方向、縦
方向のいずれにも規則的に配置された複数個の論理回路
セル(ベーシックセル)6Aで構成される。論理回路セ
ル6Aは所定の論理機能(又は記憶機能)を備えたマク
ロセル(機能回路ブロック)又はこのマクロセルの一部
を構成する繰り返しの基本となる回路が配置される。論
理回路セル6Aは、図4(ASICの要部に搭載される
回路のブロック回路図)に示すように、フリップフロッ
プ回路(F.F)、NANDゲート回路、NORゲート
回路、NOTゲート回路、ORゲート回路等の論理回路
(マクロセル又はマクロセルの一部)が配置できる。
【0052】前記論理回路セル6Aへの前述の論理回路
の配置はコンピュータの支援に基づく自動配置配線シス
テム(DA)でほぼ全面的に自動的に行われる。ASI
C1の開発は、自動配置配線システムで行われる回路シ
ステムの設計段階(回路の配置及び結線の配置)、この
自動配置配線システムで形成された情報に基づき作成さ
れるマスク作成段階、この作成されたマスクを使用し、
半導体製造プロセスで実際のASIC1を製造する製品
製造段階の3段階に大別して行われる。つまり、前記論
理回路セル6Aへの論理回路の配置はASIC1の開発
の比較的初期の段階に行われる。
【0053】前記論理回路セル6Aは、具体的な半導体
素子の配置や個数は示してないが、図18(論理回路セ
ルに配置される回路の一例の回路図)に示すように、E
CL(mitter oupled ogic)回路が容易に組み立
てられる、バイポーラトランジスタTを主体に構成され
る。バイポーラトランジスタTは例えば高速回路動作性
能に優れた縦型構造のnpn型で構成される。本実施例
1において、論理回路セル6Aは4個の縦型構造のnp
n型バイポーラトランジスタTが配置される。論理回路
セル6Aは、バイポーラトランジスタTに限らず、その
他に複数個の抵抗素子(拡散層抵抗素子若しくは多結晶
珪素膜抵抗素子)等が配置される。
【0054】前記内部論理回路6は、図1中、横方向
(第1分割方向)に複数個、本実施例1においては8個
(3個以上、又は4個以上の偶数個)に分割され配置さ
れる。この複数個に分割された内部論理回路6の夫々の
間には入出力回路2が配置される(この入出力回路2も
複数個に分割されており、この複数個に分割された夫々
が配置される)。
【0055】また、内部論理回路6は、図1中、縦方向
(第2分割方向であるとともに、第1分割方向と交差す
る交差方向である)に複数個、本実施例1において8個
に分割され配置される。この複数個に分割された内部論
理回路6の夫々の間には電源回路3が配置される(この
電源回路3も複数個に分割されており、この複数個に分
割された夫々が配置される)。
【0056】つまり、複数個に分割されたうちの1個の
内部論理回路6(図1中、符号6を付けて点線で周囲を
囲んだ領域内に相当する)は、ASIC1の周縁領域に
配置された内部論理回路6を除き、横方向に配置された
2個の入出力回路2及び縦方向に配置された2個の電源
回路3で周囲を規定され囲まれた領域内に配置される。
また、換言すれば、複数個に分割されたうちの2個の内
部論理回路6は横方向において入出力回路2の両側に夫
々配置されるとともに、複数個に分割されたうちの2個
の内部論理回路6は縦方向において電源回路3の上下に
夫々配置される。
【0057】前記内部論理回路6は、入出力回路2、電
源回路3の夫々の配置の領域を除き、単結晶珪素基板1
0の一主面の中央部分のほぼ全域において、所謂結線を
専用に配置する配線チャネル領域を介在せずに配置され
るので、本実施例1のASIC1は敷き詰め(sea of g
ates)方式で構成される。この敷き詰め方式は、基本的
に、内部論理回路6の所定の領域に配置される論理回路
セル6Aにマクロセルを配置し、このマクロセルが配置
されないその周囲の未使用の(論理回路が配置されな
い)論理回路セル6Aが配線チャネル領域として使用さ
れる。
【0058】前記入出力回路2は、図1中、横方向、縦
方向のいずれにも規則的に配置された複数個の入出力回
路セル(ベーシックセル)2A及び2Bで構成される。
この入出力回路2は、ASIC1の外部装置とこのAS
IC1の内部論理回路6に配置された回路(例えばマク
ロセル)とのインターフェイス回路として使用され、主
に入力信号、出力信号の夫々のレベル変換を行う。
【0059】前記入出力回路セル2A、2Bの夫々は、
前記図4及び図14(入出力回路の要部のブロック回路
図)に示すように、繰り返しの基本となる回路例えばN
OTゲート回路、ANDゲート回路等が配置される。入
出力回路2のうち、入出力回路セル2Aは、図14に示
すように、入力信号(又は出力信号)専用回路例えばN
OTゲート回路が配置され、入力バッファ回路として専
用に使用される。入出力回路2のうち、入出力回路セル
2Bは、入力信号専用回路、出力信号専用回路、入力信
号及び出力信号の双方向信号専用回路のいずれかが配置
される。入出力回路セル2Bは、例えばNOTゲート回
路が配置されれば入力バッファ回路として使用され、A
NDゲート回路が使用されれば出力バッファ回路として
使用される。また、入出力回路セル2Bは例えばNOT
ゲート回路及びANDゲート回路が配置されれば入出力
バッファ回路として使用される。
【0060】この入出力回路2の入出力回路セル2A、
2Bの夫々への回路の配置は、前述の内部論理回路6の
論理回路セル6Aへの論理回路の配置と同様に、コンピ
ュータの支援に基づく自動配置配線システムでほぼ全面
的に自動的に行われる。入出力回路2の入出力回路セル
2A、入出力回路セル2Bの入力バッファ回路が配置さ
れる領域の夫々は、ASIC1がバイポーラトランジス
タを主体とした半導体集積回路装置(所謂ピュアバイポ
ーラLSI)の場合において、バイポーラトランジスタ
で構成される。また、入出力回路セル2A、入出力回路
セル2Bの入力バッファ回路が配置される領域の夫々
は、ASIC1が同一単結晶珪素基板の一主面にバイポ
ーラトランジスタ及び相補型MISFETを混在する場
合において、微細化に優れた相補型MISFETで構成
される。入出力回路セル2Bの出力バッファ回路の領域
は次段回路の駆動能力に優れたバイポーラトランジスタ
を主体に構成される。
【0061】前記入出力回路2は、図1中、内部論理回
路6が複数個に分割された第1分割方向と同一の横方向
に複数個、本実施例1においては7個(2個以上、又は
3個以上の奇数個)に分割され配置される。この複数個
に分割された入出力回路2は内部論理回路6の複数個に
分割された夫々の間に配置され、又は複数個に分割され
た入出力回路2の両側には内部論理回路2の複数個に分
割された夫々が配置される。
【0062】複数個に分割された入出力回路2の夫々
は、図1、図4及び図14に示すように、第1分割方向
において2個の入出力回路セル2A又は2個の入出力回
路セル2Bが配置されるとともに、第2分割方向(交差
方向)において入出力回路セル2A、2Bのいずれをも
含み2個よりも多い個数で複数個配置される。つまり、
複数個に分割された入出力回路2の夫々は、第2分割方
向に複数個の入出力回路セル2A及び2Bを配列した入
出力回路セル列が第1分割方向に2列配置することによ
り構成される。前記複数個に分割された入出力回路2の
夫々は、この比率に限定はされないが、本実施例1にお
いて、入出力回路セル2Aの第2分割方向に配列される
個数に比べて、入出力回路セル2Bの第2分割方向に配
列される個数が多く設定される。また、入出力回路セル
2Bは、後述するが、第1分割方向の辺の長さに比べて
第2分割方向の辺の長さが長い平面形状が長方形状で構
成される。つまり、この複数個に分割された入出力回路
2の夫々はASIC1の単結晶珪素基板の方形状の一辺
からこの一辺と対向する他の一辺に延在する(正確に
は、診断回路5で周囲を囲まれた領域内において延在す
る)レイアウトで配置される。
【0063】この結果、複数個に分割された入出力回路
2の夫々は、第1分割方向に短く、第2分割方向に長
い、平面形状が細長い長方形状で構成され、第1分割方
向に内部論理回路6の複数個に分割された夫々を介在し
て配置されるので、入出力回路2の全体のレイアウトは
ストライプ形状(縞形状)で構成される。
【0064】また、前記入出力回路2は、複数個に分割
されたうちの1個の入出力回路2の第2分割方向の長さ
(入出力回路セル列の長さ)が単結晶珪素基板の方形状
の一辺にほぼ対応した長さに設定され、第1分割方向に
2個以上分割される(入出力回路セル列としては4列以
上)。つまり、入出力回路2は、内部論理回路6の周囲
の4辺の夫々に沿って入出力回路2を配置する場合に比
べて、入出力回路セル2A、2Bの夫々の配置個数を増
加できる。換言すれば、入出力回路2はその入出力回路
セル2Bの第2分割方向の長さにすべての入出力回路セ
ル2Bの個数を乗じた(入出力回路2の第1分割方向の
分割数に入出力回路セル列の全体の本数を乗じた)長さ
が得られ、この入出力回路2の長さは内部論理回路6の
周辺長に比べて長く、この内部論理回路6の周辺長より
も長い分、ASIC1は入出力回路2の入出力回路セル
2A、2Bの夫々の配置個数を増加できる。
【0065】この内部論理回路6、入出力回路2の夫々
の横方向における複数個の分割は、複数個に分割された
内部論理回路6の領域内に引き回される結線長が複数個
の分割数に対応して短縮できる。また、この内部論理回
路6、入出力回路2の夫々の横方向における複数個の分
割は、複数個に分割された内部論理回路6の例えば所定
の論理回路セル6Aに配置された論理回路と入出力回路
2との間を接続する結線長を短縮できる。前記内部論理
回路6、電源回路3の夫々の縦方向における複数個の分
割においても、前述と同様の作用効果が得られる。
【0066】前記電源回路3は、前述の内部論理回路6
及び入出力回路2と同様に、第1分割方向、第2分割方
向の夫々に複数個に分割される。電源回路3は、主に、
前記内部論理回路6に配置されたマクロセル若しくはそ
の一部、入出力回路2、後述するクロックアンプ回路4
の夫々で使用される参照電圧を発生する。この電源回路
3の複数個の分割は、複数個に分割された電源回路3と
複数個に分割された内部論理回路6、入出力回路2、ク
ロックアンプ回路4の夫々との間の結線長を短縮でき
る。
【0067】前記ASIC1は、図1及び図16(クロ
ックアンプ回路の位置関係を示すチップレイアウト図)
に示すように、図15(クロックアンプ回路のブロック
図)に示すクロックアンプ回路4が配置される。このク
ロックアンプ回路4は、初段クロックアンプ回路(クロ
ックシェーパ回路)4A、次段クロックアンプ回路4B
及び終段クロックアンプ回路4Cで構成され、クロック
アンプ回路を直列に3段に重ね合せて構成される。
【0068】前記クロックアンプ回路4の初段クロック
アンプ回路4Aは、図1及び図16に示すように、AS
IC1のほぼ中央部において、入出力回路2の領域に配
置される(入出力回路セル2A若しくは2Bが配置でき
る領域であるが、この入出力回路セル2A若しくは2B
に変えて初段クロックアンプ回路4Aが配置される)。
この初段クロックアンプ回路4Aは外部装置からASI
C1に入力されるクロック信号を次段クロックアンプ回
路4Bに分配する。
【0069】次段クロックアンプ回路4Bは、ASIC
1を4分割した夫々のほぼ中央部において、合計4個配
置され、初段クロックアンプ回路4Aと同様に、入出力
回路2の領域に配置される。この次段クロックアンプ回
路4Bは、初段クロックアンプ回路4Aで分配されたク
ロック信号をさらに終段クロックアンプ回路4Cに分配
する。初段クロックアンプ回路4Aと4個の次段クロッ
クアンプ回路4Bの夫々との間はほぼ均一の長さで結線
される。この結線の配置位置、使用される配線層等につ
いては後述する。
【0070】終段クロックアンプ回路4Cは、ASIC
1を16分割した夫々のほぼ中央部において、合計16
個配置され、初段クロックアンプ回路4Aと同様に、入
出力回路2の領域に配置される。この終段クロックアン
プ回路4Cは、その周囲に配置された複数個に分割され
たうちの4個の内部論理回路6に配置されるマクロセル
若しくはその一部(例えば、図15に示すように、論理
回路セル6Aに配置されたフリップフロップ回路)に、
次段クロックアンプ回路4Bで分配されたクロック信号
を供給する。合計16個の終段クロックアンプ回路4C
に対して次段クロックアンプ回路4Bは合計4個配置さ
れているので、1個の次段クロックアンプ回路4Bは4
個の終段クロックアンプ回路4Cにクロック信号を分配
する。1個の次段クロックアンプ回路4Bと4個の終段
クロックアンプ回路4Cの夫々との間はほぼ均一の長さ
で結線される。この結線の配置位置、使用される配線層
等については後述する。
【0071】なお、クロックアンプ回路4は、前述の3
段の分割数に限らず、内部論理回路6の分割数や分割さ
れた内部論理回路6の消費電力等に対応させて、2段、
4段、若しくは4段よりも多い分割数で配置してもよ
い。
【0072】次に、前記ASICの特に配線層の断面構
造について、図3(ASICの要部断面図)を使用し、
簡単に説明する。図3中、右側はASIC1の入出力回
路2の入出力回路セル2の領域を示し、左側は内部論理
回路6の論理回路セル6Aの領域を示す。
【0073】前記ASIC1は前述のように単結晶珪素
基板10を主体に構成される。内部論理回路6の論理回
路セル6A、入出力回路2の入出力回路セル2A、2B
の夫々がバイポーラトランジスタTを主体に構成される
場合、単結晶珪素基板10は例えばp型単結晶珪素基板
の表面(素子形成面)にn型エピタキシャル層を成長さ
せた基体が使用される。バイポーラトランジスタT及び
相補型MISFETを混在する場合も同様である。ま
た、相補型MISFETを主体に構成される場合は、エ
ピタキシャル層を成長しない単結晶珪素基板が使用され
る。
【0074】前記単結晶珪素基板10の一主面には前述
のバイポーラトランジスタT等の半導体素子が構成さ
れ、この半導体素子の上層であって、単結晶珪素基板1
0の上部には7層の配線層が積層される。
【0075】第1層目配線層は半導体素子の上部に層間
絶縁膜(層間絶縁膜、最終保護膜等を総称して符号24
を付ける)を介在して第1層目配線11が配置される。
第1層目配線11は、層間絶縁膜に形成された接続孔
(コンタクトホール)を通して半導体素子の各電極に電
気的に接続され、半導体素子間を主体に結線する。図3
及び図4(ASICの要部平面図)に示すように、第1
層目配線11は、内部論理回路6の論理回路セル6Aの
内部に配置された半導体素子間の結線、入出力回路2の
入出力回路セル2A、2Bの夫々の半導体素子間の結線
等、所謂セル内結線として使用される。
【0076】前記第1層目配線11は、例えば、CVD
法で堆積した、スパッタ法で堆積した若しくは双方で堆
積したW膜で形成し、約0.4〜0.6〔μm〕程度の比
較的薄い膜厚で形成される。W膜は、アルミニウム膜に
比べてエレクトロマイグレーション耐性(EMD)、ス
トレスマイグレーション耐性(SMD)の夫々に優れて
いるので、膜厚を薄くできる。この第1層目配線11の
薄膜化は上層配線の下地の層間絶縁膜の表面を平坦化で
きる。また、W膜は、化学的反応性エッチング(RI
E)等の異方性エッチングで加工できるので、微細加工
に適している。さらに、W膜は、接続孔等の段差領域で
のステップカバレッジが良好であるので、断線不良が防
止できる。なお、第1層目配線11は、W膜に変えて、
Mo膜、Ti膜等の所謂高融点金属膜、高融点金属とS
iとの化合物である高融点金属珪化膜の単層、若しくは
多結晶珪素膜に高融点金属珪化膜を積層した複合膜で形
成してもよい。
【0077】第2層目配線層は第1層目配線層の上部に
層間絶縁膜を介在して第2層目配線13が配置される。
第2層目配線13は、層間絶縁膜に形成された接続孔
(スルーホール)を通して第1層目配線11間を電気的
に接続する。図3及び図5(ASICの要部平面図)に
示すように、第2層目配線13のうち、内部論理回路6
において延在する第2層目信号配線13Sは、内部論理
回路6の1つ又は複数個の論理回路セル6Aに配置した
マクロセル(若しくはマクロセルの一部)間のうち、比
較的近接する位置に配置されたマクロセル間を結線す
る。第2層目信号配線13Sは、内部論理回路6におい
て、縦方向(第2分割方向)に延在する縦方向専用信号
配線として使用される。
【0078】第2層目配線13のうち、入出力回路2に
おいては、第2層目電源配線13V、第2層目入出力回
路制御信号配線13I/O、第2層目入出力信号配線1
3Sの夫々が配置される。
【0079】前記第2層目電源配線13Vは、本実施例
1において、入出力回路2の入出力回路セル2A、2B
の夫々の上部に合計3本配置され、図5中、左側から右
側に向って、低電圧電源(E)、終端電源(T)、接地
電源(C)の夫々が供給される。この第2層目電源配線
13Vは、内部論理回路6において延在する第2層目信
号配線13Sと同様に、縦方向(第2分割方向)に延在
する。
【0080】前記第2層目入出力回路制御信号配線13
I/Oは、入出力回路2の複数個に分割された夫々の2
列の入出力回路セル列の境界領域において複数本配置さ
れ、第2層目電源配線13Vと同一縦方向に延在する。
この複数本の第2層目入出力回路制御信号配線13I/
Oは、複数個に分割された入出力回路2の2列の入出力
回路セル列のいずれをも共通に制御できる1組の第2層
目入出力回路制御信号配線13I/Oである。つまり、
この1組の第2層目入出力回路制御信号配線13I/O
は、複数個に分割された入出力回路2の2列の入出力回
路セル列の境界領域に配置され、この2列の入出力回路
セル列の夫々の回路動作を制御できる。
【0081】1組の第2層目入出力回路制御信号配線1
3I/Oはこの2列の入出力回路セル列のいずれの入出
力回路セル2A若しくは2Bにも最短距離で結線でき
る。また、第2層目入出力回路制御信号配線13I/O
は2列の入出力回路セル列に対して1組が配置されるの
で、1組の第2層目入出力回路制御信号配線13I/O
を配置する占有面積に相当する分、入出力回路2の占有
面積を縮小できる。
【0082】前記第2層目入出力信号配線13Sは、入
出力回路2の入出力回路セル2A若しくは2Bの上部に
おいて配置され、入出力回路セル2A若しくは2B(こ
れに配置された入力バッファ回路、出力バッファ回路又
は入出力バッファ回路)と外部端子(ボンディングパッ
ド)との間を結線する。
【0083】前記第2層目配線13は、例えばTiW膜
上にAl合金膜を積層した積層膜で形成され、約 1.0
〔μm〕程度の中程度の膜厚で形成される。
【0084】下層のTiW膜は、上層のAl合金膜のE
MD、SMDの夫々を高めるとともに、アロイスパイク
現象を低減することを主目的として形成される。下層の
TiW膜は、TiN膜、W等、他の高融点金属膜や高融
点金属化合物膜に変えてもよい。
【0085】上層のAl合金膜は、配線の母体として形
成され、前述のW膜に比べて抵抗値が小さいので、信号
伝達速度の高速化が図れる。この上層のAl膜は、EM
Dを高めるCu、アロイスパイク現象を低減するSiの
少なくともいずれかが添加される。また、Al合金膜は
Al膜に変えてもよい。
【0086】前記第2層目配線13は、図3に示すよう
に、層間絶縁膜に形成された接続孔内に埋込まれた中間
導電層12を通して、下層の第1層目配線11に電気的
に接続される。中間導電層12は例えば選択CVD法で
接続孔内から露出する第1層目配線11の上部にのみ堆
積されたW膜で形成される。この中間導電層12は、接
続孔等の段差領域において、第2層目配線13のステッ
プカバレッジを良好にできるので、この第2層目配線1
3の断線不良が防止できる。
【0087】第3層目配線層は第2層目配線層の上部に
層間絶縁膜を介在して第3層目配線15が配置される。
第3層目配線15は、層間絶縁膜に形成された接続孔
(スルーホール)を通して第2層目配線13間を電気的
に接続する。図3及び図6(ASICの要部平面図)に
示すように、第3層目配線15のうち、内部論理回路
6、入出力回路2の夫々において延在する第3層目信号
配線15Sは、比較的近接する位置に配置されたマクロ
セル間を結線し、横方向(第1分割方向)に延在する横
方向専用信号配線として使用される。
【0088】この第3層目信号配線15Sは、入出力回
路2の領域を横切り、入出力回路2の両側に配置された
内部論理回路6の夫々に配置されるマクロセル間を結線
できる。つまり、入出力回路2の上部の領域は配線チャ
ネル領域として使用され、この配線チャネル領域には第
3層目信号配線15Sが配置される。
【0089】また、入出力回路2の領域には入出力回路
2の入出力回路セル2A、2Bのいずれかに配置された
バッファ回路と外部端子とを結線する第3層目入出力信
号配線15Sが配置される。
【0090】前記第3層目配線15は、前記第2層目配
線13と同様に、TiW膜上にAl合金膜を積層した積
層膜で形成され、約 1.0〔μm〕程度の中程度の膜厚
で形成される。また、この第3層目配線15は、第2層
目配線13と同様に、層間絶縁膜に形成された接続孔内
に埋込まれた中間導電層14を通して、下層の第2層目
配線13に電気的に接続される。
【0091】第4層目配線層は第3層目配線層の上部に
層間絶縁膜を介在して第4層目配線17が配置される。
第4層目配線17は、層間絶縁膜に形成された接続孔
(スルーホール)を通して第3層目配線15間を電気的
に接続する。図3及び図7(ASICの要部平面図)に
示すように、第4層目配線17のうち、内部論理回路6
において延在する第4層目信号配線17Sは中程度の距
離若しくは遠距離に配置されたマクロセル間を結線す
る。この第4層目信号配線17Sは、内部論理回路6に
おいて、縦方向(第2分割方向)に延在する縦方向専用
信号配線として使用される。
【0092】第4層目配線17のうち、入出力回路2に
おいては、第4層目信号配線17S、第4層目入出力信
号配線17S、第4層目クロック信号配線17Cの夫々
が配置される。前記第4層目信号配線17Sは、内部論
理回路6に配置されたマクロセル間を結線する縦方向専
用信号配線として又は内部論理回路6に配置されたマク
ロセルと入出力回路2に配置されたバッファ回路とを結
線する縦方向専用信号配線として使用される。つまり、
入出力回路2の上部の領域は配線チャネル領域として使
用され、この配線チャネル領域には第4層目信号配線1
7Sが配置される。第4層目入出力信号配線17Sはバ
ッファ回路と外部端子とを結線する。
【0093】前記第4層目クロック信号配線17Cは、
図7、図12(ASICの他の領域の要部断面図)及び
図16に示すように、入出力回路2の複数個に分割され
た夫々の2列の入出力回路セル列の境界領域において複
数本配置され、第4層目信号配線17Sと同一縦方向に
延在する。この第4層目クロック信号配線17Cは、ク
ロックアンプ回路4の初段クロックアンプ回路4Aと次
段クロックアンプ回路4Bとの間、又は次段クロックア
ンプ回路4Bと終段クロックアンプ回路4Cとの間のい
ずれかを結線する縦方向専用信号配線として使用され
る。この第4層目クロック信号配線17Cは、入出力回
路2の上部に配置し(入出力回路2の領域を配線チャネ
ル領域として配置し)、内部論理回路6の上部には配置
しないので、配置する占有面積が低減できるとともに、
内部論理回路6の配線チャネル領域がマクロセル間の結
線として自由に使用でき、内部論理回路6にマクロセル
が配置し易くなる。
【0094】前記第4層目配線17は、前記第2層目配
線13と同様に、TiW膜上にAl合金膜を積層した積
層膜で形成され、約 1.0〔μm〕程度の中程度の膜厚
で形成される。また、この第4層目配線17は、第2層
目配線13と同様に、層間絶縁膜に形成された接続孔内
に埋込まれた中間導電層16を通して、下層の第3層目
配線15に電気的に接続される。
【0095】第5層目配線層は第4層目配線層の上部に
層間絶縁膜を介在して第5層目配線19が配置される。
第5層目配線19は、層間絶縁膜に形成された接続孔
(スルーホール)を通して第4層目配線17間を電気的
に接続する。図3及び図8(ASICの要部平面図)に
示すように、第5層目配線19のうち、内部論理回路
6、入出力回路2の夫々において延在する第5層目信号
配線19Sは中程度の距離若しくは遠距離に配置された
マクロセル間を結線する。第5層目信号配線19Sは横
方向(第1分割方向)に延在する横方向専用信号配線と
して使用される。
【0096】この第5層目信号配線19Sは、入出力回
路2の領域を横切り、入出力回路2の両側に配置された
内部論理回路6の夫々に配置されるマクロセル間を結線
できる。つまり、入出力回路2の上部の領域は配線チャ
ネル領域として使用され、この配線チャネル領域には第
5層目信号配線19Sが配置される。
【0097】また、入出力回路2の領域にはバッファ回
路と外部端子とを結線する第5層目入出力信号配線19
Sが配置される。
【0098】第5層目配線19のうち、図13(ASI
Cの他の領域の要部断面図)及び図16に示すように、
電源回路3においては、第5層目クロック信号配線19
Cが配置される。第5層目クロック信号配線19Cは第
5層目信号配線19Sと同一横方向に延在する。この第
5層目クロック信号配線19Cは、第4層目クロック信
号配線17Cと同様に、クロックアンプ回路4の初段ク
ロックアンプ回路4Aと次段クロックアンプ回路4Bと
の間、又は次段クロックアンプ回路4Bと終段クロック
アンプ回路4Cとの間のいずれかを結線する横方向専用
信号配線として使用される。この第5層目クロック信号
配線19Cは、電源回路3の上部に配置し(電源回路3
の領域を配線チャネル領域として配置し)、内部論理回
路6の上部には配置しないので、配置する占有面積が低
減できるとともに、内部論理回路6の配線チャネル領域
がマクロセル間の結線として自由に使用でき、内部論理
回路6にマクロセルが配置し易くなる。
【0099】前記第5層目配線19は、前記第2層目配
線13と同様に、TiW膜上にAl合金膜を積層した積
層膜で形成され、約 1.0〔μm〕程度の中程度の膜厚
で形成される。また、この第5層目配線19は、第2層
目配線13と同様に、層間絶縁膜に形成された接続孔内
に埋込まれた中間導電層18を通して、下層の第4層目
配線17に電気的に接続される。
【0100】前記第6層目配線層、第7層目配線層の夫
々は主に電源配線層として使用される。
【0101】第6層目配線層は第5層目配線層の上部に
層間絶縁膜を介在して第6層目配線21が配置される。
第6層目配線21は層間絶縁膜に形成された接続孔(ス
ルーホール)を通して第5層目配線19に電気的に接続
される。図3及び図9(ASICの要部平面図)に示す
ように、第6層目配線21はその大半が第6層目電源配
線21Vとして構成される。この第6層目電源配線21
Vは、内部論理回路6、入出力回路2の夫々において、
縦方向(第2分割方向)に延在する縦方向専用電源配線
として使用される。
【0102】内部論理回路6の上部において延在する第
6層目電源配線21Vは、同様に内部論理回路6の領域
において規則的に配置された、第5層目電源配線19
V、第4層目電源配線17V、第3層目電源配線15
V、第2層目電源配線13V、第1層目電源配線11の
夫々を通して、マクロセルに電源を供給できる。同様
に、入出力回路2の上部において延在する第6層目電源
配線21Vは、入出力回路2の領域において規則的に配
置された、第5層目電源配線19V、第4層目電源配線
17V、第3層目電源配線15V、第2層目電源配線1
3V、第1層目電源配線11の夫々を通して、バッファ
回路に電源を供給できる。これらの電源は上層から下層
に向って(第6層目電源配線21Vからマクロセルやバ
ッファ回路に向って)単結晶珪素基板10の主面に対し
てほぼ垂直方向に供給が行われる。
【0103】また、入出力回路2の上部には第6層目入
出力信号配線21Sが配置され、この第6層目入出力信
号配線21Sはバッファ回路と外部端子との間を結線す
る。
【0104】前記第6層目配線21は、前記第2層目配
線13と同様の構造つまりTiW膜上にAl合金膜を積
層した積層膜で形成され、電流密度を小くする(許容電
流値を高める)目的で、約 2.0〔μm〕程度の厚い膜
厚で形成される。また、同様の理由に基づき、第6層目
配線21のうち、第6層目電源配線21Vは下層の信号
配線(例えば、第5層目信号配線19S)の配線幅に比
べて配線幅が大きく構成される。また、この第6層目配
線21は、第2層目配線13と同様に、層間絶縁膜に形
成された接続孔内に埋込まれた中間導電層20を通し
て、下層の第5層目配線19に電気的に接続される。
【0105】第7層目配線層は第6層目配線層の上部に
層間絶縁膜を介在して第7層目配線23が配置される。
第7層目配線23は層間絶縁膜に形成された接続孔(ス
ルーホール)を通して第6層目配線21に電気的に接続
される。図3及び図10(ASICの要部平面図)に示
すように、第7層目配線23は、第6層目配線21と同
様に、その大半が第7層目電源配線23Vとして構成さ
れる。この第7層目電源配線23Vは、内部論理回路
6、入出力回路2の夫々において、横方向(第1分割方
向)に延在する横方向専用電源配線として使用される。
つまり、第7層目電源配線23Vは、内部論理回路6及
び入出力回路2に渡って延在し、後述するが、電源用外
部端子(26)及び電源用半田突起電極(7V)が内部
論理回路6の上部に配置されるので、内部論理回路6の
領域から入出力回路2のバッファ回路に電源を最短距離
において供給できる。
【0106】また、入出力回路2の上部には第7層目入
出力信号配線23Sが配置され、この第7層目入出力信
号配線23Sはバッファ回路と外部端子との間を結線す
る。
【0107】前記第7層目配線23は、前記第6層目配
線21と同様に、TiW膜上にAl合金膜を積層した積
層膜で形成され、約 2.0〔μm〕程度の厚い膜厚で形
成される。また、第7層目配線23のうち、第7層目電
源配線23Vは下層の信号配線の配線幅に比べて配線幅
が大きく構成される。また、この第7層目配線23は、
第2層目配線13と同様に、層間絶縁膜に形成された接
続孔内に埋込まれた中間導電層22を通して、下層の第
6層目配線21に電気的に接続される。
【0108】前記ASIC1は、図3及び図11(AS
ICの要部平面図)に示すように、7層配線構造のうち
の最上層である第7層目配線層に外部端子(ボンディン
グパッドに相当する)26が電気的に接続される。この
外部端子26は、ASIC1に入力信号、クロック信
号、電源等を入力し、又ASIC1から出力信号を出力
する。
【0109】前記外部端子26は、入出力回路2、内部
論理回路6の夫々の領域において、最終保護膜(ファイ
ナルパッシベーション膜24)に形成された開口25を
通して一端側が第7層目配線23に接続され、他端側が
最終保護膜の表面上に引き出される。本実施例1のAS
IC1はマザーボード、ベビーボード、プリント配線基
板(PCB)等の実装基板にフェースダウンボンディン
グ法(CCB法)で実装される。したがって、外部端子
26は、第7層目配線23と後述する半田突起電極
(7)との相互拡散を防止するバリアメタル膜、半田突
起電極の濡れ性を高める下地導電膜等を主目的として、
例えばCr膜、Cu膜、Au膜の夫々を順次積層した積
層膜で形成される。
【0110】前記入出力回路2の上部に配置される外部
端子26は、入力信号、出力信号、入出力信号のいずれ
かが印加され、入出力信号用外部端子26として使用さ
れる。この入出力信号用外部端子26は入出力回路2の
入出力回路セル2A若しくは2B毎に1個の割合いで配
置される。入出力回路2の入出力回路セル2A若しくは
2Bの上部に配置された入出力信号用外部端号26は、
この入出力回路セル2A若しくは2Bの領域内におい
て、各配線層に配置された入出力信号配線23S、21
S、19S、17S、15S、13S、11(S)の夫
々を通して、バッファ回路に電気的に接続される。つま
り、入出力回路セル2A若しくは2Bに配置されたバッ
ファ回路は、単結晶珪素基板10の一主面に対してほぼ
垂直方向に向って前記バッファ回路の上部に配置された
入出力信号用外部端子26に結線される。このバッファ
回路と入出力信号用外部端子26との間の結線は、単結
晶珪素基板10の一主面に平行な面において、引き回し
や迂回がほとんどない。
【0111】また、内部論理回路6の上部に配置される
外部端子26は、低電圧電源(E)、終端電源(T)、
接地電源(C)のいずれかが供給され、電源用外部端子
26として使用される。この電源用外部端子26は、図
11に示すように、下層の第7層目電源配線23Vの突
出された部分(接続面積が増加された領域)において、
複数個の多数の開口25を通して接続される。つまり、
電源用外部端子26、第7層目電源配線23Vとの接続
に際しては電流密度が小さく(許容電流量が増加)され
る。電源用外部端子26は下層の第7層目電源配線23
Vに電源を供給し、この第7層目電源配線23Vは下層
の第6層目電源配線21Vを通してさらにその下層の電
源配線19V、17V、15V、13V、11(V)の
夫々に電源を順次分配する。この分配された電源は、内
部論理回路6に配置されるマクロセル、入出力回路2に
配置されるバッファ回路、クロックアンプ回路4、電源
回路3等に供給される。
【0112】なお、電源用外部端子26に供給される電
源の種類と異なる種類の電源の配列については、半田突
起電極(7)の種類と配列に対応するので、この半田突
起電極の説明の際に併せて説明する。
【0113】前述のように、本実施例1のASIC1は
フェースダウンボンディング法で実装されるので、図2
(電極の配列を示すチップレイアウト図)、図3及び図
11に示すように、ASIC1が完成した後に、実装に
際してASIC1の外部端子26に半田突起電極7が構
成される。本実施例1において、半田突起電極7はAS
IC1側に構成されるが、基本的には、実装基板側、又
はASIC1側及び実装基板側のいずれかに半田突起電
極7を構成すればよい。
【0114】入出力回路2の領域において、前記半田突
起電極7は入出力信号用半田突起電極7Sとして使用さ
れる。この入出力信号用半田突起電極7Sは、入出力回
路セル2A若しくは2B毎に配置され、この入出力回路
セル2A若しくは2B毎に配置されるバッファ回路と結
線される入出力信号用外部端子26毎に配置される。入
出力回路2の複数個に分割された夫々は2列の入出力回
路セル列で構成されるので、図2に示すように、入出力
信号用半田突起電極7Sは、横方向に2個配置されると
ともに縦方向(第2分割方向)に2個よりも多い複数個
配置される。さらに、入出力回路2は横方向において複
数個に分割されるので、この分割数に対応し、入出力信
号用半田突起電極7Sが複数本の列(1列は横方向に2
個、縦方向に2個よりも多い複数個配置される)をな
す。すなわち、図2に示すように、入出力信号用半田突
起電極7SはASIC1においてストライプ形状に配置
される。
【0115】前記入出力回路2の領域に配置された入出
力信号用半田突起電極7Sは、図11に示すように、入
出力回路セル2Bの長方形状の長辺(内部論理回路6側
の長辺)のほぼ中央部に中心点が位置し、この入出力回
路セル2Bの縦方向の配列ピッチに一致して配列され
る。つまり、入出力信号用半田突起電極7Sは縦方向に
配列ピッチP2で規則的に配列される。換言すれば、入
出力信号用半田突起電極7Sの縦方向の配列ピッチP2
が決定されると、この配列ピッチP2に一致させて入出
力回路セル2Bが配列される。通常、ASIC1に搭載
される半導体素子、配線等の製造プロセスにおける最小
加工寸法に比べて、入出力信号用半田突起電極7Sの最
小加工寸法は大きいので、入出力信号用半田突起電極7
Sは、前記縦方向の配列ピッチP2を最小配列ピッチと
して決定した場合、横方向の配列ピッチP1もほぼ同一
の寸法に決定される。入出力回路2の複数個に分割され
た夫々は2列の入出力回路セル列で構成され、入出力回
路セル2Bの横方向の配列の制約がなく、又入出力回路
セル2Bの半導体素子の最小加工寸法が小さく、又入出
力回路セル2Bが長方形状で形成されるので、入出力信
号用半田突起電極7Sの横方向の配列ピッチP1に対し
て、入出力回路セル2B(又は2A)の横方向の配列ピ
ッチP3は小さくできる。換言すれば、入出力回路セル
2Bの横方向の配列ピッチP3は、入出力信号用半田突
起電極7Sの配列ピッチP1、P2の夫々に律則され
ず、これらの配列ピッチP1、P2の夫々に比べて小さ
くできるので、入出力回路セル2Bの横方向のサイズを
縮小できる。
【0116】前記内部論理回路6の領域において、半田
突起電極7は電源用半田突起電極7Vとして使用され
る。この電源用半田突起電極7Vは、入出力信号用半田
突起電極7Sとほぼ同一の配列ピッチP1、P2の夫々
で配列され、内部論理回路6のほぼ全域に配置される。
【0117】前記電源用半田突起電極7Vは、内部論理
回路6の横方向(第1分割方向)に複数個に分割された
夫々において、その分割方向の初段及び終段の内部論理
回路6を除き、横方向に2個配置され、縦方向に2個よ
りも多く(入出力信号用半田突起電極7Sと同数で)配
置される。複数個に分割されたうち、分割方向の初段、
終段の内部論理回路6は横方向に3個の電源用半田突起
電極7Vが配置される。
【0118】分割方向の初段、終段の内部論理回路6を
除く、内部論理回路6の領域において、電源用半田突起
電極7Vは、17(電極の配置レイアウト図)に示すよ
うに、縦方向(第2分割方向)に接地電源(C)、低電
圧電源(E)、接地電源(C)、低電圧電源(E)の夫
々を順次繰返して配置される。この電源用半田突起電極
7Vの配列の横方向に隣接する次段の電源用半田突起電
極7Vの配列は、縦方向に終端電源(T)、接地電源
(C)、終端電源(T)、接地電源(C)の夫々を順次
繰返して配置される。つまり、電源用半田突起電極7V
は、縦方向に接地電源(C)を千鳥状に配置し、縦方向
に1配列ピッチ分ずらして、縦方向に低電圧電源
(E)、終端電源(T)の夫々を交互に千鳥状に配置
し、低電圧電源(E)、終端電源(T)の夫々の周囲を
常時接地電源(C)で取り囲むレイアウトで配置され
る。この内部論理回路6に配置される電源用半田突起電
極7Vは、下層の外部端子26、第7層目電源配線23
Vの夫々を通して、複数個に分割された1個の入出力回
路2の両側から電源を供給できる。
【0119】このように、本実施例1のASIC1は以
下の効果が得られる。
【0120】(1)入出力回路2及びこの入出力回路2
に結線される内部論理回路6を備えたASIC1におい
て、横方向(第1分割方向)に前記内部論理回路6を3
個又はそれ以上の複数個に分割するとともに、この内部
論理回路6の複数個の分割方向と同一方向に前記入出力
回路2を2個又はそれ以上の複数個に分割し、前記内部
論理回路6の複数個に分割された夫々の間に前記入出力
回路2の複数個に分割された夫々を配置するとともに、
この入出力回路2の複数個に分割された夫々とその両側
に配置された内部論理回路6の複数個に分割された夫々
とが結線される。この構成により、以下の作用効果が得
られる。(A)前記内部論理回路6を複数個に分割し、
この内部論理回路6の複数個の分割毎に複数個に分割さ
れた入出力回路2を配置し、分割された1個の入出力回
路2と分割された1個の内部論理回路6との間を接続す
る結線長が内部論理回路6の分割数に応じて短縮される
ので、分割された1個の入出力回路2と分割された1個
の内部論理回路6との間の信号伝達速度を速くでき、A
SIC1の動作速度の高速化が図れる。(B)前記入出
力回路2の複数個に分割された夫々の両側に内部論理回
路6の複数個に分割された夫々を配置し、この分割され
た1個の入出力回路2とその両側に配置される分割され
た合計2個の内部論理回路6の夫々との間が結線され、
分割された1個の内部論理回路6の横方向における寸法
の約半分の結線長において、分割された1個の入出力回
路2と分割された1個の内部論理回路6との間を結線で
きる(結線長を約半分に短縮できる)ので、分割された
1個の入出力回路2と分割された1個の内部論理回路6
との間の信号伝達速度を速くでき、ASIC1の動作速
度の高速化が図れる。(C)前記入出力回路2の複数個
に分割された夫々の両側からすべてにおいて結線を引き
出し、入出力回路2の複数個に分割された夫々と内部論
理回路6の複数個に分割された夫々との結線できる確率
が高まるので、前記入出力回路2の使用効率を高め(使
用されない入出力回路2は無駄な空領域を形成し、単位
面積当りに配置される実使用状態にある入出力回路2数
を減少する)、ASIC1の集積度を向上できる。
【0121】(2)前記手段(1)の分割された1個の
内部論理回路6は内部論理回路6の複数個の分割方向
(第1分割方向)、その交差方向(第2分割方向又は縦
方向)に夫々複数個配置された論理回路セル6Aの集合
で構成され、前記分割された1個の入出力回路2は入出
力回路2の複数個の分割方向、その交差方向に夫々複数
個配置された入出力回路セル2A及び2Bの集合で構成
され、この分割された1個の入出力回路2は、分割方向
に配置された入出力回路セル2A及び2B数に比べて交
差方向に配置された入出力回路セル2A及び2B数が多
くされ、ストライプ形状に構成される。この構成によ
り、前記分割された1個の内部論理回路6の複数個の論
理回路セル6Aの夫々と対向する位置に分割された1個
の入出力回路2の入出力回路セル2A及び2Bが対向す
る数を増加でき、最短距離で結線できる論理回路セル6
A及び入出力回路セル2A及び2Bの数を増加できるの
で、この入出力回路セル2A及び2Bと論理回路セル6
Aとの間の信号伝達速度を速め、ASIC1の動作速度
の高速化が図れる。また、前記入出力回路セル2A及び
2Bと論理回路セル6との間の結線の引き回しを減少で
き、結線に要する面積を縮小できるので、ASIC1の
集積度を向上できる。
【0122】(3)前記手段(2)の1個の入出力回路
セル2B(又は2A)の交差方向の長さに入出力回路2
を構成するすべての入出力回路セル2Bの数を剰じた合
計の入出力回路セル長が、前記内部論理回路6の周辺長
に比べて長く構成される。この構成により、内部論理回
路6の周辺に沿って入出力回路2を配置する場合とほぼ
同程度の入出力回路セル2B数又はそれ以上の入出力回
路セル2B数を配置できるので、入出力回路セル2B数
を増加でき、ASIC1の多端子化若しくは多ピン化を
図れる。
【0123】(4)前記手段(2)又は手段(3)の入
出力回路2の入出力回路セル2A及び2Bの夫々の上部
にこの入出力回路セル2A若しくは2B毎に配置されか
つ電気的に結線される入出力信号用外部端子26が配置
される、又はこの入出力信号用外部端子26が配置され
るとともに、この入出力信号用外部端子26の上部に入
出力信号用外部端子26毎に配置されかつ結線される入
出力信号用半田突起電極7Sが配置される。この構成に
より、以下の作用効果が得られる。(A)前記入出力回
路2の入出力回路セル2A若しくは2B、それに接続さ
れる入出力信号用外部端子26の夫々が、他の入出力回
路セル2A若しくは2Bや内部論理回路6の論理回路セ
ル6Aを迂回することなく、上層から下層に向ってほぼ
直線的に結線でき、この結線長を短縮できるので、入出
力信号用外部端子26と入出力回路セル2A若しくは2
Bとの間の信号伝達速度を速め、ASIC1の動作速度
の高速化が図れる。(B)前記入出力回路2の入出力回
路セル2A若しくは2Bの占有面積内若しくはその一部
において入出力信号用外部端子26を配置したので、入
出力信号用外部端子26を配置する領域に相当する分、
ASIC1の集積度を向上できる。(C)前記作用効果
(A)とほぼ同様に、入出力信号用半田突起電極7Sと
入出力回路セル2A若しくは2Bとの間が入出力用外部
端子26を介在しほぼ直線的に結線できるので、ASI
C1の動作速度の高速化が図れる。
【0124】(5)前記手段(1)乃至手段(4)のい
ずれかの入出力回路2の複数個に分割されたうちの1個
の入出力回路2の上部、この分割された1個の入出力回
路2の両側に配置された内部論理回路6の複数個に分割
されたうちの2個の内部論理回路6の上部の夫々には、
入出力回路2若しくは内部論理回路6の分割方向と同一
横方向(第1分割方法)に延在する第7層目電源配線2
3Vが配置され、この第7層目電源配線23Vの両端は
分割された2個の内部論理回路6の夫々の上部に配置さ
れる電源用外部端子26に電気的に接続されるととも
に、前記第7層目電源配線23Vの中央部は分割された
1個の入出力回路2に電気的に接続される。この構成に
より、以下の作用効果が得られる。(A)前記分割され
た1個の入出力回路にその両側から短い電源供給経路を
通して(電源供給経路の一部となる第7層目電源配線2
3Vの供給経路長に寄与する長さが分割された1個の内
部論理回路6の分割方向の約半分の長さと同等かそれ以
下になる)電源が供給され、分割された1個の入出力回
路2の回路動作上のノイズマージンを向上できるので、
ASIC1の動作上の信頼性を向上できる。(B)前記
分割された2個の内部論理回路6の上部に電源用外部端
子26、又は電源用外部端子26及び電源用半田突起電
極7Vを配置し、この内部論理回路6の上部の領域を電
源給電領域としたので、この電源給電領域に相当する占
有面積を縮小し、ASIC1の集積度を向上できる。
【0125】(6)前記手段(5)の分割された1個の
入出力回路2の入出力回路セル2A若しくは2Bの上部
に配置された入出力信号用外部端子26の上部には入出
力信号用半田突起電極7Sが配置されるとともに、前記
分割された2個の内部論理回路6の上部に配置された電
源用外部端子26の上部には電源用半田突起電極7Vが
配置される。この構成により、前記手段(6)の作用効
果と同様の作用効果が得られる。
【0126】(7)前記手段(1)乃至手段(6)のい
ずれかの入出力回路2の分割されたうちの1個の入出力
回路2は、この入出力回路2の分割方向(第1分割方
向)と交差する交差方向(第2分割方向)に複数個の入
出力回路セル2A及び2Bを配置した入出力回路セル列
が前記分割方向に2列に配列され、この2列に配列され
た入出力回路セル列の夫々の間には交差方向に延在する
1組の入出力回路制御信号線13I/Oが延在し、前記
2列に配列された入出力回路セル列の夫々の入出力回路
セル2A若しくは2Bが前記1組の入出力回路制御信号
線13I/Oに結線される。この構成により、以下の作
用効果が得られる。(A)前記1組の入出力回路制御信
号線13I/Oを分割された1個の入出力回路2の2列
の入出力回路セル列の夫々で兼用し、1組の入出力回路
制御信号線13I/Oを排除できるので、この1組の入
出力回路制御信号線13I/Oに相当する分、配線の占
有面積を縮小し、ASIC1の集積度を向上できる。
(B)前記1組の入出力回路制御信号線13I/Oに相
当する分、他の信号配線や電源配線(第2層目信号配線
13Sや第2層目電源配線13V)を配置でき、内部論
理回路6の使用効率を高められる(使用されない内部論
理回路6を低減できる)ので、ASIC1の集積度を向
上できる。(C)前記1組の入出力回路制御信号線13
I/Oと2列の入出力回路セル列の夫々とが入出力回路
2の分割方向の約半分の長さに相当する最短距離におい
て結線でき、前記結線の引き回し配線(迂回配線)を低
減できるので、制御信号の伝達速度を速め、ASIC1
の動作速度の高速化が図れる。(D)前記作用効果
(C)の結線の引き回し配線を低減できるので、配線の
占有面積を縮小し、ASIC1の集積度を向上できる。
【0127】(8)前記手段(7)の分割された1個の
入出力回路2の入出力回路セル2Bは前記分割方向(第
1分割方向)の辺の長さに対して交差方向(第2分割方
向)の辺の長さが長い長方形状で構成され、前記入出力
回路セル列の交差方向への複数個の入出力回路セル2B
の夫々の配置ピッチに対して、入出力回路セル2B毎に
配置された複数個の入出力信号用半田突起電極7Sの夫
々の配置ピッチ(配列ピッチP2)がほぼ同一に構成さ
れ、前記分割方向に配列された2列の入出力回路セル列
の夫々毎に配置される入出力信号用外部端子26の配置
ピッチが前記交差方向に配置された入出力信号用半田突
起電極7Sの配置ピッチ(配列ピッチP2)と同一で構
成され、かつこの配置ピッチに対して分割方向に2列に
配列された入出力回路セル列の夫々の入出力回路セル2
B(若しくは2A)の配置ピッチ(配列ピッチP3)が
小さい。この構成により、以下の作用効果が得られる。
(A)前記分割された1個の入出力回路2の入出力回路
セル2Bを交差方向に配置される入出力信号用半田突起
電極7Sの配置ピッチに対応させた長方形で構成し、こ
の入出力回路セル2Bを交差方向に長くした分、入出力
回路セル2Bを分割方向に短く構成したので、入出力信
号用半田突起電極7Sの分割方向の配置ピッチ(P1)
に制約されずに、入出力回路セル2Bの分割方向の配置
ピッチ(入出力回路セル列の配置ピッチ)を小さくし、
入出力回路2の占有面積を縮小でき、ASIC1の集積
度を向上できる。(B)前記作用効果(A)の入出力回
路2の占有面積の縮小により、入出力回路2の入出力回
路セル2B(若しくは2A)数を増加できるので、AS
IC1の多端子化が図れる。(C)前記作用効果(B)
の入出力回路2の占有面積の縮小により、内部論理回路
6の論理回路セル6Aを増加できる。
【0128】(9)入出力回路2、この入出力回路2に
結線される内部論理回路6、この内部論理回路6に結線
されるクロックアンプ回路4を備えたASIC1におい
て、横方向(第1分割方向)に前記内部論理回路6を少
なくとも4個の偶数個に分割するとともに、この内部論
理回路6の複数個の分割方向と同一方向に前記入出力回
路2を少なくとも3個の奇数個に分割し、前記内部論理
回路6の複数個に分割された夫々の間に前記入出力回路
2の複数個に分割された夫々を配置するとともに、この
入出力回路2の複数個に分割された夫々とその両側に配
置された内部論理回路6の複数個に分割された夫々とが
結線され、前記入出力回路2の奇数個に分割されたう
ち、分割方向の中央部に配置された入出力回路2の領域
の一部に前記クロックアンプ回路4の初段クロックアン
プ回路4Aを配置するとともに、分割方向の初段、後段
の夫々に配置される入出力回路2の領域の一部に前記ク
ロックアンプ回路4の次段クロックアンプ回路4B(又
は終段クロックアンプ回路4C)を配置し、前記クロッ
クアンプ回路4の初段クロックアンプ回路4Aと分割方
向の初段の次段クロックアンプ回路4Bとの間、前記初
段クロックアンプ回路4Aと分割方向の後段の次段クロ
ックアンプ回路4Bとの間の夫々がほぼ同一の結線長で
結線されるとともに、前記内部論理回路6の複数個に分
割されたうち、分割方向の初段の入出力回路2の両側に
配置された2個の内部論理回路6とこの分割方向の初段
の入出力回路2の領域の一部に配置された次段クロック
アンプ回路4Bとが結線され、かつ分割方向の後段の入
出力回路2の両側に配置された2個の内部論理回路6と
この分割方向の後段の入出力回路2の領域の一部に配置
された次段クロックアンプ回路4Bとが結線される。こ
の構成により、前記手段(1)の作用効果の他に、前記
クロックアンプ回路4を1個の初段クロックアンプ回路
4A及び少なくとも2個の次段クロックアンプ回路4B
(本実施例1では4個、又終段クロックアンプ回路4C
は16個)に分割するとともに、この初段クロックアン
プ回路4Aと次段クロックアンプ回路4Bとの結線の結
線長をほぼ同一にし、クロックアンプ回路4の初段クロ
ックアンプ回路4Aから次段クロックアンプ回路4B
(及び終段クロックアンプ回路4C)を通して内部論理
回路6の複数個に分割された夫々までの間のクロックパ
ルス信号経路長をいずれも均一にしたので、クロックパ
ルス信号の位相差をなくし、内部論理回路6の回路動作
の待機時間を減少し、ASIC1の動作速度の高速化が
図れる。
【0129】(10)前記手段(9)のASIC1の内
部論理回路6はコンピュータの支援に基づき自動的に回
路及び配線が配置される自動配置配線システムで構成さ
れる。この構成により、前記内部論理回路6の領域にク
ロックアンプ回路4を配置せずに、入出力回路2の領域
にクロックアンプ回路4を配置し(固定のマクロセルと
して配置し)、内部論理回路6の規則性をくずさない
(内部論理回路6の領域にクロックアンプ回路4の配置
に基づく回路の配置の禁止領域、迂回領域等が存在しな
い)ので、クロックアンプ回路4の配置による回路(例
えば、マクロセル、機能回路ブロック等)の配置の制約
がなく、内部論理回路6の領域のいずれの個所にも論理
回路を容易に配置できる。この結果、ASIC1の開発
期間を短縮でき、或いは開発コストを削減できる。
【0130】(11)前記手段(10)の内部論理回路
6の分割された夫々はその分割方向と交差する交差方向
(第2分割方向)に分割され、この交差方向に分割され
た内部論理回路6の夫々の間には前記クロックアンプ回
路4で使用される参照電圧を生成する電源回路3が配置
され、前記クロックアンプ回路4の初段クロックアンプ
回路4A、次段クロックアンプ回路4B(、終段クロッ
クアンプ回路4C)の夫々を接続する結線は前記入出力
回路2の領域又は前記電源回路3の領域に配置される。
この構成により、前記入出力回路2の領域又は電源回路
3の領域にクロックアンプ回路4の初段クロックアンプ
回路4Aと次段クロックアンプ回路4Bとを接続する結
線を配置し、内部論理回路6の領域に配置されるマクロ
セル(論理回路)間を接続する結線の本数を確保できる
(配線チャネル領域のチャネル本数に制約を生じない)
ので、内部論理回路6のマクロセルの配置効率を高め、
ASIC1の集積度を向上できる。
【0131】(12)前記手段(1)乃至手段(11)
のいずれかの内部論理回路6はバイポーラトランジスタ
を主体に構成される。この構成により、前記バイポーラ
トランジスタは動作特性が速く、内部論理回路6の動作
速度を速くできるので、ASIC1の動作速度の高速化
が図れる。
【0132】(実 施 例 2)内部論理回路及び記憶回
路を搭載したASICに本発明を適用した、本発明の第
2実施例である。
【0133】本発明の実施例2であるASIC(半導体
集積回路装置)の構成を図19(チップレイアウト図)
で示す。
【0134】本実施例2のASIC1は、前述の実施例
1のASIC1と基本的には同様の構造で構成される
が、図19に示すように、単結晶珪素基板10の一主面
の中央部分に配置された入出力回路2、内部論理回路
6、クロックアンプ回路4、電源回路3の他に、記憶回
路30が配置される。このASIC1は例えばマイクロ
プロセッサで使用されるキャッシュメモリとして使用さ
れる。前記記憶回路30は、ASIC1の方形状の各角
部分に夫々4個づつ、合計16個配置される。つまり、
記憶回路30は、複数個(本実施例2では16個)に分
割され、内部論理回路6の複数個に分割された夫々の上
側、下側に(内部論理回路6を中心にその上側、下側)
夫々配置される(上側に8個、下側に8個づつ配置され
る)。記憶回路30は、入出力回路2に配置されたバッ
ファ回路と直接的に、又はこのバッファ回路との間に内
部論理回路6に配置される論理機能を有するマクロセル
を介在して間接的に結線される。
【0135】前記記憶回路30は、これに限定されない
が、SRAM(tatic andom ccess emory)で
構成される。このSRAMの1〔bit〕の情報を記憶す
るメモリセルは情報蓄積部であるフリップフロップ回路
及び2個の転送用MISFET(etal nsulator
emiconductor ield ffect ransistor )で構成さ
れる。情報蓄積部は、2個の駆動用MISFET(nチ
ャネル導電型)及び2個の負荷用MISFET(pチャ
ネル導電型)、つまり相補型MISFETで構成され
る。また、情報蓄積部は負荷用MISFETに変えて高
抵抗負荷素子(例えば多結晶珪素膜)で構成してもよ
い。このように、メモリセルが相補型MISFETで構
成されるSRAMは、バイポーラトランジスタで構成さ
れるメモリセルに比べて占有面積を縮小できるので、A
SIC1の集積度を向上できる。
【0136】複数個に分割された1個の記憶回路30は
アドレスラッチ回路30A、ドライバー回路30D、メ
モリセルアレイ(メモリセルマット)30M、セレクタ
回路30S及びセンス系セレクタ回路30SSを主体に
構成される。
【0137】前記記憶回路30の複数個に分割された夫
々は基本的には第7層目電源配線23Vの延在する横方
向(第1分割方向)と同一横方向に配列される。第7層
目電源配線23Vは本実施例2(実施例1も同様)にお
いて3種類の電源を供給するので3本で1組として配置
され、この1組の第7層目電源配線23Vは所定の配列
ピッチで縦方向(第2分割方向)に繰返し配列される。
したがって、この第7層目電源配線23Vの延在方向に
記憶回路30を配列すれば、第7層目電源配線23Vの
配列ピッチと記憶回路30の配列ピッチが一致しない場
合においても、配列される夫々の記憶回路30に付加さ
れる第7層目電源配線23Vとの間に発生する寄生容量
は均一化される。
【0138】前記ASIC1は、図20(電極の配列を
示すチップレイアウト図)に示すように、前述の実施例
1のASIC1と同様に、内部論理回路6の上部及び入
出力回路2の上部に加えて、記憶回路30の上部にも外
部端子26(図示しない)及び半田突起電極7が配置さ
れる。入出力回路2の上部には入出力信号用半田突起電
極7Sが配置され、内部論理回路6の上部には電源用半
田突起電極7Dが配置される。記憶回路30の上部に
は、電源用外部端子26(図示しない)及び電源用半田
突起電極7Vが配置されるとともに、回路に接続されず
電気的に機能しないダミーとしての外部端子26及び半
田突起電極7Dが配置される。つまり、記憶回路30の
上部の領域は、電源用半田突起電極7Vが配置され、電
源給電領域として使用されるとともに、ダミーとしての
半田突起電極7Dを実装時の機械的な補強材として使用
する。記憶回路30の上部に配置される電源用外部端子
26及び電源用半田突起電極7Vは、内部論理回路6の
上部に配置される電源用外部端子26及び電源用半田突
起電極7Vの配列の規則性を確保する目的で、内部論理
回路6の上部に配置される電源用外部端子26及び電源
用半田突起電極7Vの配列に沿って配列される。また、
ダミーとしての外部端子26及び半田突起電極7Dは、
入出力回路2の配置に変えて記憶回路30が配置された
領域に配置される。
【0139】このように、本実施例2のASIC1は、
前述の実施例1の効果と同様の効果が得られるととも
に、以下の効果が得られる。
【0140】(1)前記実施例1のASIC1のいずれ
かの内部論理回路6又はその一部の縦方向(第2分割方
向)において隣接する両側(上側、下側)の夫々に記憶
回路30を複数個に分割した夫々を配置し、前記内部論
理回路6又はその一部とその両側に配置された記憶回路
30の複数個に分割された夫々とが結線される。この構
成により、前記記憶回路30の複数個に分割された夫々
の間に内部論理回路6又はその一部を配置し、分割され
た記憶回路30のメモリセルと内部論理回路6又はその
一部との間の結線長を縦方向の分割数に対応して短縮で
きるので、内部論理回路6又はその一部から記憶回路3
0の所定のメモリセルをアクセスする場合、アクセス時
間を短縮でき、記憶回路30を搭載するASIC1の動
作速度の高速化が図れる。
【0141】(2)前記手段(1)の記憶回路30の上
部には、この記憶回路30に結線される電源用外部端子
26が複数個配置されるとともに、この記憶回路30に
実質的に結線されずかつ電気的に機能しないダミーとし
ての外部端子26が複数個配置され、前記電源用外部端
子26、電気的に機能しない外部端子26の夫々の上部
には電源用半田突起電極7V、ダミーとしての半田突起
電極7Dの夫々が配置される。この構成により、以下の
作用効果が得られる。(A)前記記憶回路30の占有面
積内に電源用外部端子26を配置するとともに、この電
源用外部端子26の上部に電源用半田突起電極7Vを配
置したので、この電源用外部端子26及び電源用半田突
起電極7Vを配置する領域に相当する分、記憶回路30
を搭載するASIC1の集積度を向上できる。(B)前
記記憶回路30の領域に電気的に機能しないダミーとし
ての外部端子26を配置するとともに、この電気的に機
能しないダミーとしての外部端子26の上部にダミー半
田突起電極7Dを配置し、ASIC1をフェースダウン
ボンディング法で実装基板に実装する際、この電気的に
機能しないダミー半田突起電極7DをASIC1と実装
基板との間を機械的に補強する補強材として使用できる
ので、ASIC1の実装上の信頼性を向上できる。
【0142】(3)コンピュータの支援に基づく自動配
置配線システムを使用し、所定の配列ピッチで繰返し配
列される複数本の第7層目電源配線23Vに重ね合せ
て、実質的に同一の記憶回路30が自動的に複数個配置
される、ASIC1において、前記複数本の第7層目電
源配線23Vの延在方向に沿って、前記複数個の記憶回
路30が配置される。この構成により、前記複数個の記
憶回路(又はマクロセル若しくは機能回路ブロック)3
0の夫々の配置ピッチと複数本の第7層目電源配線23
Vの配列ピッチとの間にずれが存在しても、複数個の記
憶回路30の夫々と複数本の第7層目電源配線23Vの
夫々との重なる状態がすべてにおいてほぼ均一になり、
複数個の記憶回路30の夫々に付加される寄生容量等の
条件を一定にできるので、ASIC1に配置される記憶
回路30の動作上の信頼性を向上できる。
【0143】(4)前記手段(1)乃至手段(3)のい
ずれかの記憶回路30は相補型MISFETを主体に構
成される。この構成により、前記相補型MISFETは
微細化ができ、記憶回路30の占有面積を縮小できるの
で、ASIC1の集積度を向上できる。
【0144】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0145】例えば、本発明は、ゲートアレイ方式、ス
タンダードセル方式、カスタム方式、セミカスタム方
式、マスタスライス方式のいずれの方式を採用する半導
体集積回路装置にも適用できる。
【0146】また、本発明は、同一単結晶珪素基板にバ
イポーラトランジスタ及び相補型MISFETを搭載し
たASICに適用できる。
【0147】また、本発明は、半導体集積回路装置に限
定されず、マザーボード、ベビーボード等の実装基板に
も適用できる。
【0148】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0149】(1)入出力回路及び内部論理回路を備え
た半導体集積回路装置において、動作速度の高速化が図
れるとともに、集積度が向上できる。
【0150】(2)入出力回路及び内部論理回路を備え
た半導体集積回路装置において、入出力回路数の増加
(多端子化)が図れる。
【0151】(3)入出力回路及び内部論理回路を備え
た半導体集積回路装置において、動作上の信頼性が向上
できる。
【0152】(4)入出力回路、内部論理回路及び記憶
回路を備えた半導体集積回路装置において、動作速度の
高速化が図れるとともに、集積度が向上できる。
【0153】(5)入出力回路、内部論理回路及び記憶
回路を備えた半導体集積回路装置において、実装基板へ
の実装上の信頼性が向上できる。
【0154】(6)入出力回路、内部論理回路及びクロ
ックアンプ回路を備えた半導体集積回路装置において、
動作速度の高速化が図れる。
【0155】(7)入出力回路、内部論理回路及びクロ
ックアンプ回路を備えた特定用途向け半導体集積回路装
置(ASIC)において、動作速度の高速化が図れると
ともに、開発期間が短縮できる。
【0156】(8)入出力回路、内部論理回路及びクロ
ックアンプ回路を備えた特定用途向け半導体集積回路装
置において、集積度が向上できる。
【0157】(9)電源配線に重ね合せて記憶回路を配
置する特定用途向け半導体集積回路装置において、回路
動作上の信頼性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1であるASICのチップレイ
アウト図。
【図2】前記ASICの電極の配列を示すチップレイア
ウト図。
【図3】前記ASICの要部断面図。
【図4】前記ASICに搭載される回路ブロック図。
【図5】前記ASICの要部平面図。
【図6】前記ASICの要部平面図。
【図7】前記ASICの要部平面図。
【図8】前記ASICの要部平面図。
【図9】前記ASICの要部平面図。
【図10】前記ASICの要部平面図。
【図11】前記ASICの要部平面図。
【図12】前記ASICの要部平面図。
【図13】前記ASICの要部平面図。
【図14】前記ASICに搭載される入出力回路のブロ
ック図。
【図15】前記ASICに搭載されるクロックアンプ回
路のブロック図。
【図16】前記クロックアンプ回路の配置位置を示すA
SICのチップレイアウト図。
【図17】前記ASICの電極の配置レイアウト図。
【図18】ASICに搭載される論理回路の回路図。
【図19】本発明の実施例2であるASICのチップレ
イアウト図。
【図20】前記ASICの電極の配列を示すチップレイ
アウト図。
【符号の説明】
1…ASIC、2…入出力回路、2A,2B…入出力回
路セル、3…電源回路、4,4A〜4C…クロックアン
プ回路、6…内部論理回路、6A…論理回路セル、7…
突起電極、11,13,15,17,19,21,23
…配線、12,14,16,18,20,22…中間導
電層、26…外部端子、30…記憶回路、T…バイポー
ラトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 D 8427−4M E 8427−4M (72)発明者 小林 徹 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 藤村 康弘 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 伊藤 祐子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力回路及びこの入出力回路に結線さ
    れる内部論理回路を備えた半導体集積回路装置におい
    て、一方向に前記内部論理回路を3個又はそれ以上の複
    数個に分割するとともに、この内部論理回路の複数個の
    分割方向と同一方向に前記入出力回路を2個又はそれ以
    上の複数個に分割し、前記内部論理回路の複数個に分割
    された夫々の間に前記入出力回路の複数個に分割された
    夫々を配置するとともに、この入出力回路の複数個に分
    割された夫々とその両側に配置された内部論理回路の複
    数個に分割された夫々とが結線されることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の分割された1個の
    内部論理回路は内部論理回路の複数個の分割方向、その
    交差方向に夫々複数個配置された論理回路セルの集合で
    構成され、前記分割された1個の入出力回路は入出力回
    路の複数個の分割方向、その交差方向に夫々複数個配置
    された入出力回路セルの集合で構成され、この分割され
    た1個の入出力回路は、分割方向に配置された入出力回
    路セル数に比べて交差方向に配置された入出力回路セル
    数が多くされ、ストライプ形状に構成される。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の1個の入出力回路
    セルの交差方向の長さに入出力回路を構成するすべての
    入出力回路セルの数を剰じた合計の入出力回路セル長
    が、前記内部論理回路の周辺長に比べて長く構成され
    る。
  4. 【請求項4】 前記請求項2又は請求項3に記載のいず
    れかの入出力回路の入出力回路セルの夫々の上部にこの
    入出力回路セル毎に配置されかつ電気的に結線される入
    出力信号用外部端子が配置される、又はこの入出力信号
    用外部端子が配置されるとともに、この入出力信号用外
    部端子の上部に入出力信号用外部端子毎に配置されかつ
    結線される入出力信号用突起電極が配置される。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4に記載のいず
    れかの入出力回路の複数個に分割されたうちの1個の入
    出力回路の上部、この分割された1個の入出力回路の両
    側に配置された内部論理回路の複数個に分割されたうち
    の2個の内部論理回路の上部の夫々には、入出力回路若
    しくは内部論理回路の分割方向と同一方向に延在する電
    源配線が配置され、この電源配線の両端は分割された2
    個の内部論理回路の夫々の上部に配置される電源用外部
    端子に電気的に接続されるとともに、前記電源配線の中
    央部は分割された1個の入出力回路に電気的に接続され
    る。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の分割された1個の
    入出力回路の入出力回路セルの上部に配置された入出力
    信号用外部端子の上部には入出力信号用突起電極が配置
    されるとともに、前記分割された2個の内部論理回路の
    上部に配置された電源用外部端子の上部には電源用突起
    電極が配置される。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項6に記載のいず
    れかの入出力回路の分割されたうちの1個の入出力回路
    は、この入出力回路の分割方向と交差する交差方向に複
    数個の入出力回路セルを配置した入出力回路セル列が前
    記分割方向に2列に配列され、この2列に配列された入
    出力回路セル列の夫々の間には交差方向に延在する1組
    の入出力回路制御信号線が延在し、前記2列に配列され
    た入出力回路セル列の夫々の入出力回路セルが前記1組
    の入出力回路制御信号線に結線される。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の分割された1個の
    入出力回路の入出力回路セルは前記分割方向の辺の長さ
    に対して交差方向の辺の長さが長い長方形状で構成さ
    れ、前記入出力回路セル列の交差方向への複数個の入出
    力回路セルの夫々の配置ピッチに対して、入出力回路セ
    ル毎に配置された複数個の入出力信号用突起電極の夫々
    の配置ピッチがほぼ同一に構成され、前記分割方向に配
    列された2列の入出力回路セル列の夫々毎に配置される
    入出力信号用外部端子の配置ピッチが前記交差方向に配
    置された入出力信号用突起電極の配置ピッチと同一で構
    成され、かつこの配置ピッチに対して分割方向に2列に
    配列された入出力回路セル列の夫々の入出力回路セルの
    配置ピッチが小さい。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至請求項8に記載のいず
    れかの内部論理回路又はその一部の交差方向において隣
    接する両側の夫々に記憶回路を複数個に分割した夫々を
    配置し、前記内部論理回路又はその一部とその両側に配
    置された記憶回路の複数個に分割された夫々とが結線さ
    れる。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載の記憶回路の上部
    には、この記憶回路に結線される電源用外部端子が複数
    個配置されるとともに、この記憶回路に実質的に結線さ
    れずかつ電気的に機能しない外部端子が複数個配置さ
    れ、前記電源用外部端子、電気的に機能しない外部端子
    の夫々の上部には突起電極が配置される。
  11. 【請求項11】 入出力回路、この入出力回路に結線さ
    れる内部論理回路、この内部論理回路に結線されるクロ
    ックアンプ回路を備えた半導体集積回路装置において、
    一方向に前記内部論理回路を少なくとも4個の偶数個に
    分割するとともに、この内部論理回路の複数個の分割方
    向と同一方向に前記入出力回路を少なくとも3個の奇数
    個に分割し、前記内部論理回路の複数個に分割された夫
    々の間に前記入出力回路の複数個に分割された夫々を配
    置するとともに、この入出力回路の複数個に分割された
    夫々とその両側に配置された内部論理回路の複数個に分
    割された夫々とが結線され、前記入出力回路の奇数個に
    分割されたうち、分割方向の中央部に配置された入出力
    回路の領域の一部に前記クロックアンプ回路の初段回路
    を配置するとともに、分割方向の初段、後段の夫々に配
    置される入出力回路の領域の一部に前記クロックアンプ
    回路の後段回路を配置し、前記クロックアンプ回路の初
    段回路と分割方向の初段の後段回路との間、前記初段回
    路と分割方向の後段の後段回路との間の夫々がほぼ同一
    の結線長で結線されるとともに、前記内部論理回路の複
    数個に分割されたうち、分割方向の初段の入出力回路の
    両側に配置された2個の内部論理回路とこの分割方向の
    初段の入出力回路の領域の一部に配置されたクロックア
    ンプ回路の後段回路とが結線され、かつ分割方向の後段
    の入出力回路の両側に配置された2個の内部論理回路と
    この分割方向の後段の入出力回路の領域の一部に配置さ
    れたクロックアンプ回路の後段回路とが結線されること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項11に記載の半導体集積回
    路装置は特定用途向けの半導体集積回路装置であり、前
    記内部論理回路はコンピュータの支援に基づき自動的に
    回路及び配線が配置される自動配置配線システムで構成
    される。
  13. 【請求項13】 前記請求項12に記載される内部論理
    回路の分割された夫々はその分割方向と交差する交差方
    向に分割され、この交差方向に分割された内部論理回路
    の夫々の間には前記クロックアンプ回路で使用される参
    照電圧を生成する電源回路が配置され、前記クロックア
    ンプ回路の初段回路、後段回路の夫々を接続する結線は
    前記入出力回路の領域又は前記電源回路の領域に配置さ
    れる。
  14. 【請求項14】 コンピュータの支援に基づく自動配置
    配線システムを使用し、所定の配列ピッチで繰返し配列
    される複数本の電源配線に重ね合せて、実質的に同一の
    記憶回路が自動的に複数個配置される、特定用途向けの
    半導体集積回路装置において、前記複数本の電源配線の
    延在方向に沿って、前記複数個の記憶回路が配置される
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記請求項1乃至請求項13に記載の
    いずれかの内部論理回路はバイポーラトランジスタを主
    体に構成され、前記請求項9、請求項10、請求項14
    に記載のいずれかの記憶回路は相補型MISFETを主
    体に構成される。
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