JPH05284994A - 抗ヒトpivka−ii抗体、ハイブリドーマおよび免疫学的測定方法 - Google Patents

抗ヒトpivka−ii抗体、ハイブリドーマおよび免疫学的測定方法

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JPH05284994A
JPH05284994A JP4118400A JP11840092A JPH05284994A JP H05284994 A JPH05284994 A JP H05284994A JP 4118400 A JP4118400 A JP 4118400A JP 11840092 A JP11840092 A JP 11840092A JP H05284994 A JPH05284994 A JP H05284994A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 各々ヒトPIVKA−IIと反応するが、ヒト
プロトロンビンおよびヒトトロンビンとは反応しないモ
ノクローナル抗体、ヒトトロンビンおよびヒトプロトロ
ンビンにも反応するモノクローナル抗体、並びにヒトプ
ロトロンビンに反応しヒトトロンビンに反応しないモノ
クローナル抗体、それらを分泌するハイブリドーマ、並
びに前記モノクローナル抗体を用いる免疫学的定量方
法。 【効果】 前記モノクローナル抗体の2種以上の組み合
わせにより、血漿試料中のPIVKA−IIを、希釈工程
を必要とせず、迅速かつ正確に、しかも試料中のプロト
ロンビンの妨害を受けずに特異的に測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトPIVKA−II
(Protein induced by vitamin K absense- II) に対し
て反応性を有する各種のモノクローナル抗体群、それら
のモノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマ群およ
びそれらのモノクローナル抗体群を用いたヒトPIVK
A−IIの免疫学的定量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロトロンビンは血液凝固II因子とも呼
ばれる糖タンパク質であり、そのアミノ末端近傍に10
個のγ−カルボキシグルタミン酸残基(以下Glaとい
う)を有する。肝細胞癌などによる肝実質細胞障害、ビ
タミンKの欠乏、ビタミンK拮抗剤の投与などがある
と、このプロトロンビンの10個のGlaの一部あるい
は大部分は、カルボキシル化が不完全なグルタミン酸残
基(以下Gluという)のままで血中に遊離してくる。
この糖タンパク質を異常プロトロンビンすなわちPIV
KA−IIと呼んでいる。近年、肝細胞癌患者において高
率にPIVKA−IIが発現され、健常人に比較して血漿
中に高濃度に出現することが報告されており、肝細胞癌
の新しい腫瘍マーカーあるいは診断のモニターのための
マーカーとして重要視されている。そのため、血液ある
いは血漿中のPIVKA−IIの量を正確かつ簡便に測定
する必要がある。
【0003】従来から知られているPIVKA−IIの代
表的な測定方法としては、以下の4種類の方法を挙げる
ことができる。第1の方法は、二次元交叉免疫電気泳動
法を用いる方法である。第2の方法は、PIVKA−II
に特異的なポリクローナル抗体を用いた競合的放射免疫
測定法である。第3の方法は、硫酸バリウムで混在する
プロトロンビンを吸着、除去し、PIVKA−IIをラテ
ックスを用いた間接凝集法で測定する。第4の方法は、
PIVKA−IIを特異的に認識するモノクローナル抗体
とプロトロンビンに対するポリクローナル抗体の両者を
用い、その一方を固定化抗体とし、酵素標識抗体として
測定する酵素免疫測定法である。
【0004】しかしながら、第1の方法は感度が低く定
量性に欠けるという欠点があった。第2の方法は、放射
性同位元素を用いるという施設上の問題、およびPIV
KA−IIに特異的なポリクローナル抗体の精製が煩雑で
あり、ロット差があるという種々の問題点がある。第3
の方法では、間接凝集法に用いる抗体がプロトロンビン
に対するポリクローナル抗体であるため、PIVKA−
IIを特異的に測定できない欠点がある。第4の方法で
は、モノクローナル抗体を使用するので、特異性に優れ
抗体を安定に供給できる点で第1および第2の方法の欠
点が改良されているものの、酵素免疫反応が有する欠
点、すなわち操作が煩雑で測定に長時間を要するという
問題点を解消するものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、PIVK
A−IIを簡便、正確かつ再現性よく測定する方法を開発
するべく鋭意研究をした結果、ヒトPIVKA−IIに特
異的に反応性を示すが、ヒトプロトロンビンには反応し
ない第1のモノクローナル抗体群(GLA−1、GLA
−2)、ヒトトロンビンおよびヒトプロトロンビンの両
者に反応性を示す第2のモノクローナル抗体群(T−
1、T−2)、ヒトプロトロンビンに反応を示すが、ヒ
トトロンビンには反応しない第3のモノクローナル抗体
群(PT−1、PT−2)の3種類のモノクローナル抗
体群を見いだし、これらのモノクローナル抗体群の第1
のモノクローナル抗体群と第2あるいは第3のモノクロ
ーナル抗体群の2種類、第1と第2と第3のモノクロー
ナル抗体群の3種類の組み合わせを用いると、血漿中の
PIVKA−IIを迅速かつ正確に、B/F分離を必要と
せず、しかも検体中にPIVKA−IIに比べて大量に存
在するプロトロンビンの妨害を受けずに、特異的に測定
することができることを見いだした。従って、本発明の
目的は、前記の新規モノクローナル抗体、そのモノクロ
ーナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞、およびその
モノクローナル抗体を用いる免疫学的定量方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、
(1)ヒトPIVKA−IIと特異的に反応し、ヒトプロ
トロンビンおよびヒトトロンビンとは反応しないモノク
ローナル抗体、(2)ヒトPIVKA−II、ヒトトロン
ビンおよびヒトプロトロンビンに反応するモノクローナ
ル抗体、および、(3)ヒトPIVKA−IIおよびヒト
プロトロンビンに特異的に反応し、ヒトトロンビンには
反応しないモノクローナル抗体に関する。また、本発明
は、ヒトプロトロンビンを脱炭酸して調製した人工的ヒ
トPIVKA−IIで免疫した哺乳動物の脾臓と哺乳動物
のミエローマ細胞との融合によって形成され、前記の各
モノクローナル抗体(1)、(2)または(3)を分泌
する各ハイブリドーマまたはそれに由来する細胞株にも
関する。更に、本発明は不溶性担体に固定化された、前
記モノクローナル抗体(2)または前記モノクローナル
抗体(3)の少なくとも1種および前記モノクローナル
抗体(1)と、被検試料とを接触させ、被検試料におけ
る凝集反応を観察することを特徴とする、ヒトPIVK
A−IIの測定方法にも関する。
【0007】以下、本発明をモノクローナル抗体、ハイ
ブリドーマおよび免疫学的測定方法の順に説明する。免
疫源として用いる人工的PIVKA−IIは、例えばP.
A.Priceの方法(J.Biol.Chem.25
4,431,1979)に従って調製することができ
る。次に、精製した人工PIVKA−II免疫原溶液を用
いて哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、ヤギ
またはウマ)をイン・ビボ免疫法により免疫する。
【0008】具体的には、例えば、精製した人工PIV
KA−II免疫原溶液を等量のフロインド氏完全アジュバ
ントまたは不完全アジュバントと乳化するまで混合す
る。この混合液を、例えばマウスの皮下に投与する(第
1回免疫)。以後、2〜4週間の間隔で同様の操作を行
い、数回免疫する。最終免疫から数日後に脾臓を無菌的
に取り出し、ステンレスメッシュなどで押しつぶして脾
臓細胞を調製し、細胞融合工程に用いる。
【0009】細胞融合に用いるもう一方の親細胞である
ミエローマ細胞(骨髄腫細胞)としては、各種の公知の
細胞株、例えば、p3(p3/×63−Ag8)[Na
ture,256,495−497(1975)]、p
3−U1[CurrentTopics in Mic
robiology and Immunology,
81;1−7(1978)]、NS−1[Eur.J.
Immunol.,6;511−519(197
6)]、MPC−11[Cell,8;405−415
(1976)]、SP2/0[Nature,276;
269−270(1978)]、FO[J.Immun
ol.Meth.,35;1−21(1980)]、×
63.6.55.3[J.Immunol.,123;
1548−1550(1979)]、S194[J.E
xp.Med.,148;313−323(197
8)]、またはラットにおけるR210[Natur
e,277;131−133(1979)]などを使用
することができる。
【0010】免疫脾臓細胞とミエローマ細胞との細胞融
合は通常の方法で行うことができ、例えば、公知の融合
促進剤(ポリエチレングリコールまたはセンダイウイル
スなど)を用い、場合により補助剤(ジメチルスルホキ
シドなど)を用いることもできる。免疫脾臓細胞とミエ
ローマ細胞との使用比率も常法と同様でよく、例えば、
ミエローマ細胞に対して脾臓細胞を約1〜10倍程度の
量で用いる。融合用培地としては、例えば、40%(w
/v)ポリエチレングリコールを含むダルベッコ改変イ
ーグル培地(DMEM)を用いることができる。融合
は、前記の培地内で免疫脾臓細胞とミエローマ細胞とを
よく混合することによって行う。続いて、選別用培地
(例えば、HAT培地)を用いてハイブリドーマ以外の
細胞を除去し、ハイブリドーマ培養上清の抗体産生の有
無を、例えばELISA法によって測定し、目的とする
ハイブリドーマを分離する。
【0011】こうして得られた、本発明のモノクローナ
ル抗体(後述)を各々分泌するハイブリドーマは、通常
の培地で継代培養することができ、また液体窒素等の中
で容易に長期間保存することができる。
【0012】また、前記のハイブリドーマを培養する培
地としては、ハイブリドーマの培養に適した任意の培地
を用いることができ、好適にはDMEMにウシ胎児血
清、L−グルタミン、L−ピルビン酸および抗生物質
(ペニシリンGとストレプトマイシン)を含む培地が用
いられる。
【0013】前記のハイブリドーマの培養は、イン・ビ
トロの場合には例えば培地中で5%CO2 濃度および3
7℃で約3日間、またイン・ビボ例えばマウスの腹腔中
で培養する場合には約14日間実施するのが好ましい。
【0014】前記のハイブリドーマを常法によって培養
した培養液から、あるいは前記6種のいずれかのハイブ
リドーマを投与した適当な哺乳動物(例えばマウスまた
はラット)の腹水から、目的とするモノクローナル抗体
を分離し、精製することが可能である。
【0015】このようにして製造された培養液またはマ
ウスの腹水からモノクローナル抗体を分離、精製する場
合にはタンパク質の単離、精製に一般的に用いられる方
法を用いることが可能である。そのような方法としては
硫安塩析、イオン交換クロマトグラフィー、分子篩ゲル
を用いる分子篩カラムクロマトグラフィー、プロテイン
A結合多糖類を用いる親和性カラムクロマトグラフィ
ー、透析、凍結乾燥の方法等がある。
【0016】こうして得られた本発明のモノクローナル
抗体は、その反応性によって以下の3種に分類すること
ができる。 (1)ヒトPIVKA−IIと特異的に反応し、ヒトプロ
トロンビンとは反応しない第1のモノクローナル抗体群
(例えば、モノクローナル抗体GLA−1およびGLA
−2)。 (2)ヒトトロンビンおよびヒトプロトロンビンと特異
的に反応する第2のモノクローナル抗体群(例えば、モ
ノクローナル抗体T−1およびT−2)。 (3)ヒトプロトロンビンと特異的に反応し、ヒトトロ
ンビンとは反応しない第3のモノクローナル抗体群(例
えば、モノクローナル抗体PT−1およびPT−2)。
【0017】本発明による前記の第1〜第3のモノクロ
ーナル抗体群を不溶性担体に固定化させ、前記第1のモ
ノクローナル抗体および前記第2および/または前記第
3のモノクローナル抗体を被検試料と接触させると、被
検試料中のプロトロンビンとは凝集反応を起こさず、P
IVKA−IIとの間でのみ凝集反応を起こさせることが
できるので、PIVKA−IIの免疫学的定量方法に用い
ることができ、そして免疫学的定量用試薬としても有用
である。
【0018】本発明の免疫学的定量方法に用いる被検試
料は、PIVKA−IIを含有する可能性のある試料であ
れば特に制限されるものではないが、例えば、生体試
料、特には血液、血漿または尿、好ましくは血漿であ
る。本発明の免疫学的定量方法においては、被検試料を
希釈せずに、そのまま使用しても、被検試料中に遊離の
状態で存在するヒトプロトロンビンの妨害を避けること
ができる。
【0019】不溶性担体としては、抗原抗体の凝集反応
を利用する免疫学的測定方法において一般的に用いられ
る任意の不溶性担体を用いることができ、例えば、ラテ
ックス粒子(特には、ポリスチレンラテックス粒子)を
挙げることができる。
【0020】本発明によるモノクローナル抗体を不溶性
担体に固定化させるには、公知の方法、例えば、化学結
合法(架橋剤としてカルボジイミド、グルタルアルデヒ
ド等を用いる)または物理吸着法を用いることができ
る。こうして、モノクローナル抗体と不溶性担体との複
合体を形成し、これを本発明の免疫学的定量方法に用い
ることができる。
【0021】本発明の免疫学的定量方法においては、前
記の不溶性担体に固定化した少なくとも2種のモノクロ
ーナル抗体を使用する(前記第1のモノクローナル抗体
は必須である)が、或る1種のモノクローナル抗体を不
溶性担体に固定化して調製した複合体を2種または3種
用いるか、あるいは、2種または3種のモノクローナル
抗体を或る1種の不溶性担体に固定化して調製した複合
体を用いることができる。更に、或る1種のモノクロー
ナル抗体を不溶性担体に固定化して調製した複合体1種
と、2種のモノクローナル抗体を或る1種の不溶性担体
に固定化して調製した複合体1種との組み合わせを用い
ることもできる。本発明のモノクローナル抗体2種の組
み合わせとしては、前記の第1のモノクローナル抗体
(GLA−1、GLA−2)と第2のモノクローナル抗
体(T−1、T−2)との組み合わせが好ましい。
【0022】本発明の測定方法においては、前記のモノ
クローナル抗体固定化不溶性担体複合体の既知一定量と
未知量のPIVKA−IIを含有する水性被検試料の一定
量とを適当な反応容器(例えば、スライド板上あるいは
反応セル)中で接触させる。例えば血漿試料の場合に
は、血漿試料(非希釈液)1容量部に対して前記の複合
体懸濁水(1%以上の濃度)を1〜3容量部加えて接触
させる。また、凝集像をより鮮明にするために、試料と
複合体懸濁水に更に緩衝液(例えば、トリス塩酸緩衝
液)を加えて接触させてもよい。こうして形成される凝
集の程度からPIVKA−II濃度の定量を行うことがで
きる。この凝集反応は、血漿試料中に存在する遊離のプ
ロトロンビンの妨害を受けない。例えば、スライド板上
の場合には目視的に、反応セルの場合は特定の波長を用
いて分光学的に凝集反応を測定し、被検試料中のPIV
KA−II濃度を定量することができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は以下の実施例によって限定されるもの
ではない。 実施例1:人工的PIVKA−IIの調製 (a)人工的PIVKA−IIの調製は、精製プロトロン
ビンよりP.A.Priceの方法(J.Biol.C
hem.254,431,1979)に従って行った。
即ち、3mgのヒトプロトロンビンを0.05M塩酸お
よび0.1MNH4 HCO3 に溶解し、凍結乾燥した。
減圧下で乾燥プロトロンビンを110℃で加熱し、その
後セファデックスG−100によるゲルクロマトグラフ
ィーにより(4℃)精製した。
【0024】(b)免疫化脾臓細胞の調製 人工PIVKA−II免疫原溶液(A280nm=0.
1)を等量のフロインド氏完全アジュバントと乳化する
まで混合し、その混合液200μlをBALB/c系マ
ウスの腹腔内に投与することにより免疫を行った(第1
回免疫)。30日経過後、前記と同様の混合液200μ
lを前記のマウスの腹腔内に投与した(第2回免疫)。
第2回免疫から21日経過後、人工PIVKA−II免疫
原溶液(A280nm=0.1)を等量の生理食塩水で
希釈して調製した人工PIVKA−II希釈液200μl
を、前記のマウスの静脈内に投与した(最終免疫)。最
終免疫から3日経過後、脾臓を無菌的にマウスから取り
出し、次の細胞融合工程に使用した。
【0025】(c)細胞融合 15%ウシ胎児血清を含むDME培地5mlを入れたシ
ャーレに、無菌的に抽出した前記の脾臓を入れた。次
に、15%ウシ胎児血清を含むDME培地約15mlで
前記脾臓を還流して脾臓細胞を流出させた後、この脾臓
細胞懸濁液をナイロンメッシュに通した。この脾臓細胞
を50ml遠心チューブに集め、500×gで10分間
遠心した。こうして得たペレットにヘモライジング溶液
(155mM−NH4 Cl、10mM−KHCO3 、1
mM−Na2 EDTA:pH7.0)4mlを加え、懸
濁させた。0℃で5分間放置して懸濁液中の赤血球を破
壊させた。15%ウシ胎児血清10mlを含むDME培
地を加えてから遠心分離した。こうして得たペレットを
DME培地で遠心法により洗浄し、生きている脾臓細胞
数を測定した。
【0026】一方、予め培養しておいたマウスミエロー
マ細胞(骨髄腫細胞)SP2/0−Ag14(理化学研
究所ジーンバンク細胞銀行)約2×107 個に前記脾臓
細胞1×108 個を加え、DME培地中でよく混合し、
遠心分離を行った(500×g、10分間)。その上清
を吸引し、ペレットをよく解きほぐし、40%ポリエチ
レングリコール4000溶液(38℃に保温)0.5m
lを滴下し、遠心チューブを手で1分間穏やかに回転す
ることによってポリエチレングリコール溶液と細胞ペレ
ットとを混合させた。次に、38℃に保温しておいたD
ME培地を30秒毎に1mlずつ加えて、チューブを穏
やかに回転させた。この操作を10回繰り返した後、1
5%ウシ胎児血清20mlを含むDME培地を加えて、
遠心分離(500×g、10分間)を行った。上清を除
去した後、15%ウシ胎児血清を含むHAT培地(DM
E培地にアミノプテリン4×10-7M、チミジン1.6
×10-5M、ヒポキサンチン1×10-4Mになるように
添加したもの)で細胞ペレットを遠心法によって2回洗
浄した後、前記HAT培地40mlに懸濁した。この細
胞懸濁液を96ウエル細胞培養プレートの各ウエルに2
00μlずつ分注し、5%炭酸ガスを含む炭酸ガス培養
器で37℃にて培養を開始した。培養中、2〜3日間隔
で各ウエルの培地を約100μl除き、新たに前記のH
AT培地100μlを加えることによりHAT培地中で
増殖するハイブリドーマを選択した。8日目から15%
ウシ胎児血清を含むHAT培地(DME培地にチミジン
1.6×10-5M、ヒポキサンチン1×10-4Mになる
ように添加したもの)に交換し、ハイブリドーマを観察
するとともに、10日目に、後記のELISA法によ
り、抗人工PIVKA−II抗体産生ハイブリドーマをス
クリーニングした。
【0027】(d)ハイブリドーマの樹立 ハイブリドーマ培養液の上清における産生抗体の有無は
ELISA法により測定した。96ウエルELISA用
プレート(Immulon1.1.、日本ダイナテック株式
会社)の各ウエルに前記の人工PIVKA−II免疫原溶
液(A280nm=0.05、生理食塩水で希釈した)
50μlずつを分注し、25℃で2時間放置した。次
に、0.05%Tween20−生理食塩水で3回洗浄
した後、各ウエルに培養液上清50μlを加え、25℃
で1時間反応させた。
【0028】次に、Tween20−生理食塩水で20
0倍に希釈したペルオキシダーゼ結合抗マウス抗体(ダ
コ社、デンマーク)50μlを各ウエルに加えた。反応
終了後、0.05%Tween20−生理食塩水で各ウ
エルを3回洗浄し、0.5mMアミノアンチピリン、1
0mMフェノールおよび0.005%過酸化水素水を含
む溶液250μlを各ウエルに加え、25℃で30分間
反応させ、各ウエルの490nmにおける吸光度を測定
した。その結果、192ウエル中、6ウエルに抗体産生
が認められた。その6ウエル中のハイブリドーマを24
ウエルプレートに移し、15%ウシ胎児血清を含むHA
T培地で4〜5日間培養した。その後、再度ELISA
法によって抗人工PIVKA−II抗体の産生の有無を確
認してから限界希釈法によりクローニングした。限界希
釈法は、HT培地でハイブリドーマが5個/mlとなる
ように希釈した細胞浮遊液を、予め正常BALB/c系
マウスの腹腔細胞がウエルあたり2×104 個分注して
ある96ウエルプレートの各ウエルに100μlずつ分
注した。10日後、ELISA法によって人工PIVK
A−II特異的抗体を産生するハイブリドーマのクローン
をスクリーニングした。
【0029】その結果、各ハイブリドーマにつき、20
〜40個の抗体産生クローンが得られた。これらのクロ
ーンの中から、増殖力が強く、抗体分泌能が高く、しか
も安定なクローンを選び、前記と同様の方法で再クロー
ン化を行い、6種の抗人工PIVKA−II抗体産生ハイ
ブリドーマGLA−1、GLA−2、T−1、T−2、
およびPT−1、PT−2を樹立した。これら6種のハ
イブリドーマから分泌される6種のモノクローナル抗体
GLA−1、GLA−2、T−1、T−2、およびPT
−1、PT−2とヒトプロトロンビンあるいはヒトトロ
ンビン(アテンズ・リサーチ社、アメリカ)との反応性
を、96ウエルELISA用プレートにヒトトロンビン
あるいはヒトプロトロンビンを被覆し、前記のELIS
A法と同様の方法により調べた。モノクローナル抗体G
LA−1、GLA−2はヒトトロンビンとヒトプロトロ
ンビンの両者とは反応しなかった。モノクローナル抗体
T−1、Tー2はヒトトロンビンとヒトプロトロンビン
の両者と反応した。一方モノクローナル抗体PT−1、
PT−2はヒトプロトロンビンに反応したが、ヒトトロ
ンビンには反応しなかった。
【0030】実施例2:モノクローナル抗体の製造 (a)イン・ビトロ法 マウスハイブリドーマGLA−1、GLA−2、T−
1、T−2、およびPT−1、PT−2を、それぞれ1
5%ウシ胎児血清を含むDME培地で、37℃で5%二
酸化炭素雰囲気中において72〜96時間培養した。培
養物を遠心分離(10000×g、10分間)後、上清
に固形の硫酸アンモニウムを50%最終濃度となるよう
に徐々に加えた。混合物を氷冷下で30分間攪拌した
後、60分間放置してから遠心分離(10000×g,
10分間)処理し、得られた沈渣を少量の10mMリン
酸緩衝液(pH8.0)に溶解し、1000倍量の10
mMリン酸緩衝液ですでに平衡化したDEAE−セルロ
−スのカラムに充填した。モノクローナル抗体の溶出は
10mMリン酸緩衝液(pH8.0)と0.2M−Na
Clを含む10mMリン酸緩衝液(pH8.0)の間で
濃度勾配法により行った。溶出されたモノクローナル抗
体を限外濾過法で濃縮し、0.1Mリン酸緩衝液(pH
8.0)に対して透析した。ウシ血清IgGを除くため
に、透析物をヤギ抗ウシ血清IgG−セファロース4B
カラムに通した。次に、通過液を0.1Mリン酸緩衝液
(pH8.0)で平衡化したプロテインA−セファロー
ス4Bカラムに充填した。カラムをpH3.5の緩衝液
で溶出して、精製した抗ヒトPIVKA−II特異モノク
ローナル抗体GLA−1、同様にモノクローナル抗体G
LA−2、モノクローナル抗体T−1、モノクローナル
抗体T−2、モノクローナル抗体PT−1、およびモノ
クローナル抗体PT−2の溶液を得た。
【0031】(b)イン・ビボ法 プリスタン(2,6,10,14−テトラメチルペンタ
デカン)0.5mlを10〜12週齢のBALB/c系
マウスの腹腔内に投与し、それから14〜20日目のマ
ウスの腹腔内にインビトロで増殖されたハイブリドーマ
GLA−1、GLA−2、T−1、T−2、PT−1、
またはPT−2をマウス一匹あたり2×106 個となる
ように接種した。
【0032】各ハイブリドーマにつき一匹のマウスから
約10〜15mlの腹水が得られた。その抗体濃度は、
2〜10mg/mlであった。腹水中のモノクローナル
抗体の精製は、前記のイン・ビトロ精製と同様の方法
(但し、ヤギ抗ウシ血清IgG−セファロース4Bのカ
ラムを通す操作を除く)で行った。
【0033】実施例3:モノクローナル抗体の免疫グロ
ブリンクラスおよび特異性の同定 モノクローナル抗体GLA−1、GLA−2、T−1、
T−2、PT−1、またはPT−2の免疫グロブリンク
ラスおよび特異性の同定はそれぞれオクテロニー免疫拡
散法およびエンザイムイムノアッセイ法により行った。
結果は表1および表2に示す通りである。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】表1および表2において+はELISA法
で反応を示すことを、そして−はELISA法で反応を
示さないことを意味する。また、図1に示すとおり、プ
レトロンビンの1〜582番目のアミノ酸配列におい
て、プレトロンビン1は158〜582番目、フラグメ
ント1は1〜157番目、フラグメント2は158〜2
75番目、グラ領域は1〜41番目、ペプチドIは1〜
24番目(但し、glaをgluに置換した合成ペプチ
ド)およびペプチドIIは25〜41番目(但し、gla
をgluに置換した合成ペプチド)である。
【0037】実施例4:抗体と不溶性担体(ラテック
ス)との結合 モノクローナル抗体GLA−1(2.0mg/ml)を
含有する水溶液2mlと、ラテックス溶液(2%、Do
w Chemical社:粒径0.482μm)2ml
とを混合し、約1時間攪拌した。遠心(20000×
g、10分間)した後、沈澱を0.1%BSA溶液に懸
濁し、約1時間攪拌した。再び遠心(20000×g、
10分間)した後、沈澱を水に懸濁し、約2時間攪拌し
た。こうして、モノクローナル抗体GLA−1/ラテッ
クス複合体含有液を得た。同様にしてモノクローナル抗
体GLA−2、モノクローナル抗体T−1、モノクロー
ナル抗体T−2、モノクローナル抗体PT−1およびモ
ノクローナル抗体PT−2を用いて、単独の各モノクロ
ーナル抗体とラテックスとの複合体の含有液を調製し
た。
【0038】抗体混合物とラテックスとの複合体は以下
のように調製した。モノクローナル抗体GLA−1、モ
ノクローナル抗体T−1およびモノクローナル抗体PT
−1をそれぞれ0.66mg/mlずつ含有する水溶液
2mlと、ラテックス溶液(2%、Dow Chemi
cal社:粒径0.482μm)2mlとを混合し、約
1時間攪拌した。以下、前記と同様に処理して、モノク
ローナル抗体GLA−1/モノクローナル抗体T−1/
モノクローナル抗体PT−1/ラテックス複合体を調製
した。他の組み合わせも同様の方法で調製した。
【0039】モノクローナル抗体GLA−1およびモノ
クローナル抗体T−1をそれぞれ1mg/mlずつ含有
する水溶液とラテックス溶液とを等量混合すること以外
は前記と同様にして、モノクローナル抗体GLA−1/
モノクローナル抗体T−1/ラテックス複合体を調製し
た。
【0040】実施例5:スライド凝集反応による定量 実施例4で調製した抗体ラテックス複合体含有液30μ
lと種々な濃度のPIVKA−IIを含有する水溶液30
μlとをスライドガラス上で混合し、揺動して3分後に
凝集像を目視的に判定した。結果を以下の表3〜表6に
示す。
【0041】表3〜表6において、+は凝集ありを、そ
して−は凝集なしを各々意味する。また、各表の抗体/
ラテックス複合体の欄において、複合体の種類をその複
合体に結合するモノクローナル抗体によって示す。従っ
て、例えばGLA−1はモノクローナル抗体GLA−1
/ラテックス複合体を意味し、GLA−1+T−1はモ
ノクローナル抗体GLA−1/ラテックス複合体とモノ
クローナル抗体T−1/ラテックス複合体との等量混合
液を意味する。更に、GLA−1/T−1はモノクロー
ナル抗体GLA−1含有液、モノクローナル抗体T−1
含有液およびラテックス溶液を等量混合したものであ
る。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】実施例6:精製PIVKA−IIの添加回収
試験 5種の検体、即ち健常人Aから採取した血漿(検体
1)、健常人Bから採取した血漿(検体2)、肝細胞癌
患者Cから採取した血漿(検体3)、肝細胞癌患者Dか
ら採取した血漿(検体4)および肝細胞癌患者Eから採
取した血漿(検体5)中のPIVKA−II濃度を、実施
例5のモノクローナル抗体GLA−1/モノクローナル
抗体T−1/ラテックス複合体溶液を用いて測定した。
次いで、それぞれの検体に精製PIVKA−IIを表7に
記載の量で添加し添加回収試験を行った。測定値は検体
を倍々希釈して凝集の消失する希釈倍率から半定量的に
測定した。結果は表7に示すように、良好な回収が得ら
れた。
【0047】
【表7】
【0048】実施例7:健常人と肝細胞癌患者群のPI
VKA−II値 実施例6で使用したモノクローナル抗体GLA−1/モ
ノクローナル抗体T−1/ラテックス複合体溶液を用い
て、健常人血漿20検体、肝細胞癌患者血漿55検体の
PIVKA−II量を測定した。結果を第2図に示す。健
常人群のPIVKA−II量は全例0.1μg/ml未満
であった。それに対して肝細胞癌患者群は全例1μg/
ml以上であった。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、血漿試料の希釈操作を
行わなくても、血漿中のプロトロンビンの干渉を受ける
ことなく、患者血漿中のPIVKA−II量を特異的に、
簡便かつ迅速に、凝集法により測定することができる。
これは、本発明によって初めて可能になったものであ
る。従って、本発明は肝細胞癌等の診断および病理研究
に有用な手段を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による各モノクローナル抗体の反応特異
性を同定した際に用いた各種のペプチド断片の構造を示
す説明図である。
【図2】本発明のモノクローナル抗体ラテックス複合体
を用いて、健常人血漿(20検体)および肝細胞癌患者
血漿(55検体)中のPIVKA−II量を測定した結果
を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12N 15/06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトPIVKA−IIと特異的に反応し、
    ヒトプロトロンビンおよびヒトトロンビンとは反応しな
    いモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】 ヒトプロトロンビンを脱炭酸して調製し
    た人工的ヒトPIVKA−IIで免疫した哺乳動物の脾臓
    と哺乳動物のミエローマ細胞との融合によって形成さ
    れ、請求項1記載のモノクローナル抗体を分泌するハイ
    ブリドーマまたはそれに由来する細胞株。
  3. 【請求項3】 ヒトPIVKA−II、ヒトトロンビンお
    よびヒトプロトロンビンに反応するモノクローナル抗
    体。
  4. 【請求項4】 ヒトプロトロンビンを脱炭酸して調製し
    た人工的ヒトPIVKA−IIで免疫した哺乳動物の脾臓
    と哺乳動物のミエローマ細胞との融合によって形成さ
    れ、請求項3記載のモノクローナル抗体を分泌するハイ
    ブリドーマまたはそれに由来する細胞株。
  5. 【請求項5】 ヒトPIVKA−IIおよびヒトプロトロ
    ンビンに特異的に反応し、ヒトトロンビンには反応しな
    いモノクローナル抗体。
  6. 【請求項6】 ヒトプロトロンビンを脱炭酸して調製し
    た人工的ヒトPIVKA−IIで免疫した哺乳動物の脾臓
    と哺乳動物のミエローマ細胞との融合によって形成さ
    れ、請求項5記載のモノクローナル抗体を分泌するハイ
    ブリドーマまたはそれに由来する細胞株。
  7. 【請求項7】 不溶性担体に固定化された、請求項3記
    載のモノクローナル抗体または請求項5記載のモノクロ
    ーナル抗体の少なくとも1種および請求項1記載のモノ
    クローナル抗体と、被検試料とを接触させ、被検試料に
    おける凝集反応を観察することを特徴とする、ヒトPI
    VKA−IIの測定方法。
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