JPH05280615A - 作業車のミッション構造 - Google Patents

作業車のミッション構造

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JPH05280615A
JPH05280615A JP8175592A JP8175592A JPH05280615A JP H05280615 A JPH05280615 A JP H05280615A JP 8175592 A JP8175592 A JP 8175592A JP 8175592 A JP8175592 A JP 8175592A JP H05280615 A JPH05280615 A JP H05280615A
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JP
Japan
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gear transmission
case
main
mission
transmission device
Prior art date
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Pending
Application number
JP8175592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Osuga
正史 大須賀
Toshiaki Kagawa
敏昭 加川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH05280615A publication Critical patent/JPH05280615A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 走行用副ギヤ変速装置11とPTO用ギヤ変
速装置12を備えた主ミッションケースCに、主クラッ
チ17を介して入力する動力をPTO用ギヤ変速装置1
2に伝達する入力軸19と走行用主ギヤ変速装置20と
を備えた前部ケースCfを連結してミッションケース6
を構成するとともに、油圧ポンプと油圧モータとから成
るHSTを、前部ケースCfにおける主ギヤ変速装置2
0の組込みスペースSに収まる状態で、主ギヤ変速装置
20に代えて前部ケースCfに装備可能に構成する。 【効果】 ギヤ変速装置仕様とHST仕様との変更に拘
らずにミッションケースを共通使用でき、金型費を廉価
に抑えることができて製品単価の低減に寄与できたとと
もに、部品の共通化によって製作工程・管理が楽にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタや芝刈機とい
った作業車のミッション構造に係り、詳しくは、ミッシ
ョン全体の形状を変えることなく主ギヤ変速装置とHS
Tとの組み替えが行えるようにしたミッション構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】作業車のミッション構造を、走行系の主
変速装置がギヤ変速装置、HSTとで大別すると、
前者のものでは実開昭63−134339号公報が、後
者のものでは特開昭63−258219号公報が挙げら
れる。のものでは伝達効率の点で、のものでは円滑
に無段変速操作が現出できる良好な操作性の点で、夫々
優れた利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでトラクタ等で
は、使用状況に応じてユーザーが上記2種のミッション
を選べるようにするべく、同機種にギヤ変速装置仕様と
HST仕様とを設定する場合がある。しかしながら、前
述した2例の公報で示されるように、とのミッショ
ンとは構造が根本的に異なるために、仕様によってミッ
ションを丸ごと変更設定するものであり、これでは別々
に必要となるミッションケースの金型費が高くつくと
か、組付工程が大幅に異なるといった不利があり改善の
余地があるように見受けられる。本発明の目的は、ミッ
ション構造全体の見直しにより、極力前記2種のミッシ
ョン構造の共通化を図ることによって上記不利を改善さ
せる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、走行系の副ギヤ変速装置及びPTO系のギヤ
変速装置を備えた主ミッションケースに、クラッチを介
して入力されるエンジン動力をPTO系のギヤ変速装置
に伝達する伝達機構とエンジン動力を複数段に変速して
走行系の副ギヤ変速装置に伝達する主ギヤ変速装置とを
備えた前部ケースを連結してミッションケースを構成す
るとともに、エンジン動力で駆動される油圧ポンプと、
この油圧ポンプの吐出圧を走行系の副ギヤ変速装置に伝
達する回転力に変換するための油圧モータとから成るH
STを、前部ケースにおける主ギヤ変速装置の組込みス
ペースに収まる状態で、主ギヤ変速装置に代えて前部ケ
ースに装備可能に構成してあることを特徴とする。
【0005】
【作用】つまり、主ミッションケースと前部ケースとか
らミッションケースを構成するに、前部ケース内に主ギ
ヤ変速装置又はHSTを収納するようにし、かつ、主ギ
ヤ変速装置とHSTとの組み替えによってギヤ変速装置
仕様とHST仕様とのミッションの仕様変更を行えるよ
うにさせる考えである。PTO系のギヤ変速装置に伝達
する伝達機構とエンジン動力を複数段に変速して走行系
の副ギヤ変速装置に伝達する主ギヤ変速装置とを前部ケ
ースに備えると、ギヤ変速装置仕様のミッションにな
る。そして、エンジン動力で駆動される油圧ポンプと、
この油圧ポンプの吐出圧を走行系の副ギヤ変速装置に伝
達する回転力に変換するための油圧モータとから成るH
STを、主ギヤ変速装置の代わりに前部ケースに装備す
ればHST仕様のミッションにすることができる。これ
によれば、主ミッションケースと前部ケースとはいずれ
の仕様のミッションにおいても使用できるものであるか
ら、ミッションケース全体を丸ごと変更しなければなら
ない従来手段に対して、本発明のものではミッションケ
ースの共通化を図ることが可能になる。
【0006】
【発明の効果】その結果、伝動構造の見直しによってギ
ヤ変速装置仕様とHST仕様との変更に拘らずにミッシ
ョンケースを共通使用でき、金型費を従来より廉価に抑
えることができて製品単価の低減に寄与できたととも
に、部品の共通化によって製作工程・管理が楽になる利
点もある。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例をトラクタのミッシ
ョンの場合について図面に基づいて説明する。図1にト
ラクタの側面図が示され、1は前輪、2は後輪、3はエ
ンジン、4はエンジンボンネット、5は操縦部、6はミ
ッションケースである。エンジン3の後にはサポート部
材8に支持された燃料タンク7が配置され、このサポー
ト部材8にエンジンボンネット4を横支点P周りで開閉
自在に支承するとともに、ハンドル9が突出配備される
パネルカバー10もサポート部材8に取付けてある。
【0008】次に、ミッション構造について述べる。こ
のトラクタでは、走行系の主変速装置がギヤ式のものと
HST式のものと2種用意されており、先ず、ギヤ式の
ものを説明する。図2、図3に示すように、ミッション
ケース6は、前部ケースCfと主ミッションケースCと
から成り、主ミッションケースCはミッション本体部C
hとデフケース部Cdに区分される。主ミッションケー
スCには、走行系の副ギヤ変速装置11、PTO系のギ
ヤ変速装置12、デフ装置13、ミッドPTO軸14、
リヤーPTO軸25及びミッドPTOクラッチ15を備
え、前部ケースCfには、クラッチハウジング16内の
主クラッチ17を介して入力されるエンジン動力を、P
TO系のギヤ変速装置12にギヤ連動されるPTO伝動
軸18に伝達する入力軸19(伝達機構に相当)と、走
行系の主ギヤ変速装置20とを備えている。21はバッ
ク軸、22は走行系の伝動軸23にギヤ連動される前輪
駆動用軸であり、24は前輪駆動を断続するクラッチで
ある。次に、HST式のものを説明する。図4に示すよ
うに、入力軸19H に装備される油圧ポンプ26と、こ
の油圧ポンプ26の吐出圧を走行系の副ギヤ変速装置1
1に伝達する回転力に変換するための油圧モータ27と
から成るHST28を、前部ケースCfにおける主ギヤ
変速装置20の組込みスペースSに収まる状態で、主ギ
ヤ変速装置20に代えて前部ケースCfに装備すること
により、HST式のミッションが構成される。
【0009】〔別実施例〕図5、図6に示すように、走
行系の副ギヤ変速装置11に油圧クラッチ29を設ける
とともに、PTO系のギヤ変速装置12にトルクリミッ
タ付きの油圧クラッチ30を設けて、油圧クラッチ変速
が行えるようにしたものでも良い。この場合でも前部ケ
ースCfには、主ギヤ変速装置20(図5)とHST2
8(図6)とを組み替え自在に装備できるのである。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図
【図2】ギヤ変速仕様のミッション構造を示す展開側面
【図3】図2における逆転機構部分の構造を示す要部の
拡大展開図
【図4】HST仕様のミッションの構造を示す展開側面
【図5】トルクリミッタ付きギヤミッションを示す展開
側面図
【図6】トルクリミッタ付きHSTミッションを示す展
開側面図
【符号の説明】
6 ミッションケース 11 走行系の副ギヤ変速装置 12 PTO系の変速装置 17 クラッチ 20 主ギヤ変速装置 26 油圧ポンプ 27 油圧モータ 28 HST C 主ミッションケース Cf 前部ケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行系の副ギヤ変速装置(11)及びP
    TO系のギヤ変速装置(12)を備えた主ミッションケ
    ース(C)に、クラッチ(17)を介して入力されるエ
    ンジン動力を前記PTO系のギヤ変速装置(12)に伝
    達する伝達機構(19)と前記エンジン動力を複数段に
    変速して前記走行系の副ギヤ変速装置(11)に伝達す
    る主ギヤ変速装置(20)とを備えた前部ケース(C
    f)を連結してミッションケース(6)を構成するとと
    もに、前記エンジン動力で駆動される油圧ポンプ(2
    6)と、この油圧ポンプ(26)の吐出圧を走行系の副
    ギヤ変速装置(11)に伝達する回転力に変換するため
    の油圧モータ(27)とから成るHST(28)を、前
    記前部ケース(Cf)における前記主ギヤ変速装置(2
    0)の組込みスペースに収まる状態で、前記主ギヤ変速
    装置(20)に代えて前記前部ケース(Cf)に装備可
    能に構成してある作業車のミッション構造。
JP8175592A 1992-04-03 1992-04-03 作業車のミッション構造 Pending JPH05280615A (ja)

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