JP2974894B2 - トラクタの動力伝達装置 - Google Patents
トラクタの動力伝達装置Info
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- JP2974894B2 JP2974894B2 JP5229080A JP22908093A JP2974894B2 JP 2974894 B2 JP2974894 B2 JP 2974894B2 JP 5229080 A JP5229080 A JP 5229080A JP 22908093 A JP22908093 A JP 22908093A JP 2974894 B2 JP2974894 B2 JP 2974894B2
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- transmission
- case
- transmission case
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの動力伝達装
置に関する。
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンに第１〜２ミッションケースを
連設して一体形車体を構成しているトラクタでは、第１
ミッションケースに主変部を、第２ミッションケースに
副変速部とともに後輪デフをそれぞれ内蔵した動力伝達
装置であった。
連設して一体形車体を構成しているトラクタでは、第１
ミッションケースに主変部を、第２ミッションケースに
副変速部とともに後輪デフをそれぞれ内蔵した動力伝達
装置であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術にあ
っては、油圧装置の作動油としてギヤオイル（潤滑油）
を兼用することはできても、燃料タンク、パワーステア
リング用タンク等は別途に必要となって、該タンクを装
備するためのスペースが別途必要であった。そこで本発
明は、車体を構成するミッションケースを、燃料タンク
等に利用可能にしたトラクタの動力伝達装置を提供する
ことが目的である。
っては、油圧装置の作動油としてギヤオイル（潤滑油）
を兼用することはできても、燃料タンク、パワーステア
リング用タンク等は別途に必要となって、該タンクを装
備するためのスペースが別途必要であった。そこで本発
明は、車体を構成するミッションケースを、燃料タンク
等に利用可能にしたトラクタの動力伝達装置を提供する
ことが目的である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、エンジン２に連設した第１ミッションケ
ース４に走行系変速部７を集中して内蔵し、該ケース４
に中間ケース５を介して第２ミッションケース６を連接
し、該第２ミッションケース６に後輪デフ９を内蔵する
とともに、前記中間ケース５を空洞部８に構成してタン
クとしていることを特徴とする。
達成するために次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、エンジン２に連設した第１ミッションケ
ース４に走行系変速部７を集中して内蔵し、該ケース４
に中間ケース５を介して第２ミッションケース６を連接
し、該第２ミッションケース６に後輪デフ９を内蔵する
とともに、前記中間ケース５を空洞部８に構成してタン
クとしていることを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明によれば、中間ケース５の空洞部８を燃
料タンク、パワーステアリング用タンク、油圧装置用タ
ンク等のようにタンクとしていることから、別途タンク
据付けスペースが必要でなくなる。
料タンク、パワーステアリング用タンク、油圧装置用タ
ンク等のようにタンクとしていることから、別途タンク
据付けスペースが必要でなくなる。
【０００６】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図１（Ａ）（Ｂ）において、トラクタ車体１はエン
ジン２と、これにクラッチハウジング３を介して連設し
た第１ミッションケース４と、これに中間ケース５を介
して連設した第２ミッションケース６とからなる。
る。図１（Ａ）（Ｂ）において、トラクタ車体１はエン
ジン２と、これにクラッチハウジング３を介して連設し
た第１ミッションケース４と、これに中間ケース５を介
して連設した第２ミッションケース６とからなる。
【０００７】第１ミッションケース４には主変速部、副
変速部、クリープ変速部等を集中的に配置した走行系変
速部７が内蔵され、中間ケース５は空洞部８とされてい
て第２ミッションケース６には後輪デフ９が内蔵されて
いる。第１ミッションケース４と中間ケース５および第
２ミッションケース６と中間ケース５とは油洩れ防止さ
れていて、中間ケース５にはＰＴＯ伝動軸１０、走行伝
動軸１１が貫通されていて、第１・２ミッションケース
４，６には潤滑油が内有されている。
変速部、クリープ変速部等を集中的に配置した走行系変
速部７が内蔵され、中間ケース５は空洞部８とされてい
て第２ミッションケース６には後輪デフ９が内蔵されて
いる。第１ミッションケース４と中間ケース５および第
２ミッションケース６と中間ケース５とは油洩れ防止さ
れていて、中間ケース５にはＰＴＯ伝動軸１０、走行伝
動軸１１が貫通されていて、第１・２ミッションケース
４，６には潤滑油が内有されている。
【０００８】エンジン２の動力は主クラッチ１２を介し
て変速部７に断続可能であり、エンジン２にて駆動され
るポンプ１３は第１・２ミッションケース４，６内のオ
イルを油圧装置１４の作動油として供給しており、オイ
ルループは閉ループとされている。この閉ループにおい
て、第２ミッションケース６のオイルを第１配管１５に
て第１ミッションケース４上部にシャワー手段１６を介
して上部から供給して変速部７の全体を潤滑しており、
第１ミッションケース４の下部とポンプ１３と第２配管
１７にて接続しているとともに、第３配管１８にて油圧
装置１４のバルブ１４Ａに供給し、バレブ１４Ａの余剰
油は第２ミッションケース６に環流させている。
て変速部７に断続可能であり、エンジン２にて駆動され
るポンプ１３は第１・２ミッションケース４，６内のオ
イルを油圧装置１４の作動油として供給しており、オイ
ルループは閉ループとされている。この閉ループにおい
て、第２ミッションケース６のオイルを第１配管１５に
て第１ミッションケース４上部にシャワー手段１６を介
して上部から供給して変速部７の全体を潤滑しており、
第１ミッションケース４の下部とポンプ１３と第２配管
１７にて接続しているとともに、第３配管１８にて油圧
装置１４のバルブ１４Ａに供給し、バレブ１４Ａの余剰
油は第２ミッションケース６に環流させている。
【０００９】図１（Ｂ）を参照すると、変速部７は筒構
成の推進軸１９と変速副軸２０とにわたってシフタ２
１，２２のシフト操作で１Ｆ（１速）〜４Ｆ（４速）に
変速操作できる常時咬合式の歯車形主変速速部２３と、
推進軸１９と平行に架設されている変速出力軸２７上に
副変速部２４とクリープ変速部２５およびバック変速部
２６を備えてなり、第１シフタ２８を矢示し、Ｂにシフ
ト操作するとそれぞれ副変速低、バックに切換可能とさ
れ、第２シフタ２９を矢示Ｈ、Ｃにシフト操作するとそ
れぞれ副変速高、クリープとに切換可能である。
成の推進軸１９と変速副軸２０とにわたってシフタ２
１，２２のシフト操作で１Ｆ（１速）〜４Ｆ（４速）に
変速操作できる常時咬合式の歯車形主変速速部２３と、
推進軸１９と平行に架設されている変速出力軸２７上に
副変速部２４とクリープ変速部２５およびバック変速部
２６を備えてなり、第１シフタ２８を矢示し、Ｂにシフ
ト操作するとそれぞれ副変速低、バックに切換可能とさ
れ、第２シフタ２９を矢示Ｈ、Ｃにシフト操作するとそ
れぞれ副変速高、クリープとに切換可能である。
【００１０】変速出力軸２７は伝動軸１１を介して後輪
デフ９に連動連結しているとともに、該出力軸２７に備
えた第３シフタ３０の矢示Ｗのシフト操作で前輪駆動部
３１を介して図外の前輪デフに連動連結され、ここに、
４輪駆動形トラクタを構成可能である。中間ケース５は
トラクタ車体１の一部を構成しているがその内部の空洞
部８は第１．２ミッションケース４，６とは油密にシー
ルされていることから、空洞部８には鉄粉等の夾雑物が
混入してないオイル（燃料を含む）を収容することもで
きるし、ここに、空洞部８を燃料専用、油圧装置専用、
パワーステアリング専用のタンクとできるだけでなく、
タンク容量の増大としても機能させることができる。
デフ９に連動連結しているとともに、該出力軸２７に備
えた第３シフタ３０の矢示Ｗのシフト操作で前輪駆動部
３１を介して図外の前輪デフに連動連結され、ここに、
４輪駆動形トラクタを構成可能である。中間ケース５は
トラクタ車体１の一部を構成しているがその内部の空洞
部８は第１．２ミッションケース４，６とは油密にシー
ルされていることから、空洞部８には鉄粉等の夾雑物が
混入してないオイル（燃料を含む）を収容することもで
きるし、ここに、空洞部８を燃料専用、油圧装置専用、
パワーステアリング専用のタンクとできるだけでなく、
タンク容量の増大としても機能させることができる。
【００１１】このように、空洞部８を潤滑兼用でなく、
作動油等の専用とすることにより、夾雑物がないことか
ら、パワーステアリング、油圧装置等の耐久性を向上す
ることもできる。また、トラクタ車体１の前部にフロン
トローダを後部にバックホーを装着したときは、これら
の油圧機器の作動油を空洞部８に収容することができ
る。
作動油等の専用とすることにより、夾雑物がないことか
ら、パワーステアリング、油圧装置等の耐久性を向上す
ることもできる。また、トラクタ車体１の前部にフロン
トローダを後部にバックホーを装着したときは、これら
の油圧機器の作動油を空洞部８に収容することができ
る。
【００１２】また、図示では第１ミッションケース４に
中間ケース５を一体的に連設しているが、これらは組立
分解形にしてもよく、中間ケース５の空洞部８は複数個
の室に区分することもできる。また、ＰＴＯ伝動軸１０
はＰＴＯ変速部３２に連動されていて、該軸１０には、
推進軸１９に内挿されたＰＴＯ推進軸３３が連接されて
いる。
中間ケース５を一体的に連設しているが、これらは組立
分解形にしてもよく、中間ケース５の空洞部８は複数個
の室に区分することもできる。また、ＰＴＯ伝動軸１０
はＰＴＯ変速部３２に連動されていて、該軸１０には、
推進軸１９に内挿されたＰＴＯ推進軸３３が連接されて
いる。
【００１３】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、中間
ケースの空洞部を、タンクとしているので別途、タンク
据付けスペースが必要でない。
ケースの空洞部を、タンクとしているので別途、タンク
据付けスペースが必要でない。
【図１】（Ａ）は全体の構成図、（Ｂ）は変速部の断面
図である。
図である。
２ エンジン ４ 第１ミッションケース ５ 中間ケース ６ 第２ミッションケース ７ 走行系変速部 ８ 空洞部
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジン（２）に連設した第１ミッショ
ンケース（４）に走行系変速部（７）を集中して内蔵
し、該ケース（４）に中間ケース（５）を介して第２ミ
ッションケース（６）を連接し、該第２ミッションケー
ス（６）に後輪デフ（９）を内蔵するとともに、前記中
間ケース（５）を空洞部（８）に構成してタンクとして
いることを特徴とするトラクタの動力伝達装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5229080A JP2974894B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | トラクタの動力伝達装置 |
| US08/273,768 US5465630A (en) | 1993-09-14 | 1994-07-12 | Drive transmitting apparatus for a working vehicle |
| KR1019940017101A KR0148165B1 (ko) | 1993-09-14 | 1994-07-15 | 작업차의 동력전달장치 |
| FR9409217A FR2710121B1 (fr) | 1993-09-14 | 1994-07-26 | Transmission pour un véhicule de travail. |
| AU68745/94A AU657651B1 (en) | 1993-09-14 | 1994-07-28 | Drive transmitting apparatus for a working vehicle |
| ES09401750A ES2117914B1 (es) | 1993-09-14 | 1994-08-04 | Aparato de transmision de accionamiento para vehiculo de trabajo. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5229080A JP2974894B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | トラクタの動力伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781444A JPH0781444A (ja) | 1995-03-28 |
| JP2974894B2 true JP2974894B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=16886440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5229080A Expired - Fee Related JP2974894B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | トラクタの動力伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2974894B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5229080A patent/JP2974894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0781444A (ja) | 1995-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |