JPH0527880A - システムリスタート装置 - Google Patents
システムリスタート装置Info
- Publication number
- JPH0527880A JPH0527880A JP3205672A JP20567291A JPH0527880A JP H0527880 A JPH0527880 A JP H0527880A JP 3205672 A JP3205672 A JP 3205672A JP 20567291 A JP20567291 A JP 20567291A JP H0527880 A JPH0527880 A JP H0527880A
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- JP
- Japan
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- memory
- checksum
- power supply
- cpu
- crc
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主電源断に応じてCPUの内部情報及びメモ
リのチェックサム・CRC等を記憶させ、復電後にチェ
ックサム・CRC等の照合を行うことで、停電などによ
る電源遮断時におけるコンピュータシステムの立ち上が
りが迅速に行えるようにする。 【構成】 バッテリ8を電源としてダイオード7及びD
C−DCコンバータ9を含んで構成されてメモリに対す
る一定時間の電源供給を可能にするバックアップ電源
と、主電源である交流電源の遮断を検出する停電検出部
2、この停電検出部2による交流電源の遮断検出に基づ
いてCPUの処理を中止すると共に前記CPUの内部情
報及びメモリのチェックサム・CRC等の計算結果を前
記メモリに格納するバックアップ手段と、停電検出部2
が交流電源の復電を検出したことをもって復電後に計算
したメモリのチェックサム・CRC等とメモリに格納さ
れているチェックサム・CRC等とを比較し、両者が一
致しているときにアプリケーションプログラムの再開を
許可する復帰手段とを設ける。
リのチェックサム・CRC等を記憶させ、復電後にチェ
ックサム・CRC等の照合を行うことで、停電などによ
る電源遮断時におけるコンピュータシステムの立ち上が
りが迅速に行えるようにする。 【構成】 バッテリ8を電源としてダイオード7及びD
C−DCコンバータ9を含んで構成されてメモリに対す
る一定時間の電源供給を可能にするバックアップ電源
と、主電源である交流電源の遮断を検出する停電検出部
2、この停電検出部2による交流電源の遮断検出に基づ
いてCPUの処理を中止すると共に前記CPUの内部情
報及びメモリのチェックサム・CRC等の計算結果を前
記メモリに格納するバックアップ手段と、停電検出部2
が交流電源の復電を検出したことをもって復電後に計算
したメモリのチェックサム・CRC等とメモリに格納さ
れているチェックサム・CRC等とを比較し、両者が一
致しているときにアプリケーションプログラムの再開を
許可する復帰手段とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は停電などに対してコンピ
ュータシステムの再立ち上げを短時間に行えるようにし
たシステムリスタート装置に関するものである。
ュータシステムの再立ち上げを短時間に行えるようにし
たシステムリスタート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムはプログラムやデ
ータをRAMなどの揮発性メモリに記憶しており、停電
や不注意によって電源が断たれるとメモリ内のデータは
瞬時に消失する。このため、電源を再投入した後、コン
ピュータに接続される各機器は直ちに始動できる状態に
なるが、コンピュータ本体はプログラムやデータ読み込
みあるいはデータ入力を再度行った後でなければ立ち上
がらない。これに対し、従来とられていた対策は、シス
テム全体をバックアップ電源によってバックアップし、
あるいは一旦システムダウンさせた後に再立ち上げを行
うものであった。しかしながら、システムによっては、
制御対象の動作状態を考慮しないと、プログラムやデー
タの読み込みだけでは再起動ができない場合がある。例
えば、制御対象が圧延設備(加熱炉で加熱したスラブを
粗圧延及び仕上げ圧延を行ってコイルを製造する設備)
である場合、その制御はアプリケーションプログラムを
実行するプロセスコンピュータによって行われる。この
とき、スラブの各々には、製造ナンバーが与えられ、そ
のナンバー毎に粗圧延及び仕上げ圧延の条件、実績がデ
ータとして確保されている。このデータはハードディス
ク等に記録されているが、各スラブが現在どこにあるか
というトラッキングデータはメモリにしかない(ex、
スラブ(1),(2)は加熱炉、スラブ(3)は粗圧
延、スラブ(4)は仕上げ圧延、スラブ(5),(6)
はコイラー、スラブ(7)〜(11)は精製というよう
なデータ)。このようなデータを再起動後、オペレータ
がキー入力しなければならない。
ータをRAMなどの揮発性メモリに記憶しており、停電
や不注意によって電源が断たれるとメモリ内のデータは
瞬時に消失する。このため、電源を再投入した後、コン
ピュータに接続される各機器は直ちに始動できる状態に
なるが、コンピュータ本体はプログラムやデータ読み込
みあるいはデータ入力を再度行った後でなければ立ち上
がらない。これに対し、従来とられていた対策は、シス
テム全体をバックアップ電源によってバックアップし、
あるいは一旦システムダウンさせた後に再立ち上げを行
うものであった。しかしながら、システムによっては、
制御対象の動作状態を考慮しないと、プログラムやデー
タの読み込みだけでは再起動ができない場合がある。例
えば、制御対象が圧延設備(加熱炉で加熱したスラブを
粗圧延及び仕上げ圧延を行ってコイルを製造する設備)
である場合、その制御はアプリケーションプログラムを
実行するプロセスコンピュータによって行われる。この
とき、スラブの各々には、製造ナンバーが与えられ、そ
のナンバー毎に粗圧延及び仕上げ圧延の条件、実績がデ
ータとして確保されている。このデータはハードディス
ク等に記録されているが、各スラブが現在どこにあるか
というトラッキングデータはメモリにしかない(ex、
スラブ(1),(2)は加熱炉、スラブ(3)は粗圧
延、スラブ(4)は仕上げ圧延、スラブ(5),(6)
はコイラー、スラブ(7)〜(11)は精製というよう
なデータ)。このようなデータを再起動後、オペレータ
がキー入力しなければならない。
【0003】図4は電源断時におけるコンピュータの従
来の復電動作の一例を示すタイミングチャートである。
来の復電動作の一例を示すタイミングチャートである。
【0004】商用電源(AC100V)が停電等により
断たれ、時間t1の時点で通電が再開された場合、AC
−DCコンバータが動作し、コンピュータを動作させる
ためのDC5Vの出力を開始する。この一定時間後にC
PU(中央処理装置)が不図示のリセット手段によりt
2の時点でリセットされ、ついでCPUが動作を開始す
る。この時点からメモリイニシャライズ、自己診断、ハ
ードディスクからのプログラムブート、各種ソフトの立
ち上げがt3の時点まで順次実行され、この後、アプリ
ケーションプログラム(AP)の実行が開始される。こ
のような制御方法によれば、t2〜t3までを実行する
のに5〜10分の時間を要する。特に、ハードディスク
からのプログラムブート及び各種ソフトの立ち上げのた
めに大半の時間を浪費している。
断たれ、時間t1の時点で通電が再開された場合、AC
−DCコンバータが動作し、コンピュータを動作させる
ためのDC5Vの出力を開始する。この一定時間後にC
PU(中央処理装置)が不図示のリセット手段によりt
2の時点でリセットされ、ついでCPUが動作を開始す
る。この時点からメモリイニシャライズ、自己診断、ハ
ードディスクからのプログラムブート、各種ソフトの立
ち上げがt3の時点まで順次実行され、この後、アプリ
ケーションプログラム(AP)の実行が開始される。こ
のような制御方法によれば、t2〜t3までを実行する
のに5〜10分の時間を要する。特に、ハードディスク
からのプログラムブート及び各種ソフトの立ち上げのた
めに大半の時間を浪費している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術にあっては、電源断が生じると、その時点のデータ
が全て消失する。そこで、システムの立ち上げ後にキー
操作により再設定を行うわけであるが、頓雑であり、シ
ステムの稼働開始までに多大の時間を要することにな
り、実績データの破壊を招く恐れ(ex、実績データと
コイルNo.がずれたりすると使い物にならなくなるか
修復は大変)がある。これを解決する1つの方法はシス
テム全体をバックアップすることであるが、システムが
大型化すると共にコストアップを招く不具合がある。
技術にあっては、電源断が生じると、その時点のデータ
が全て消失する。そこで、システムの立ち上げ後にキー
操作により再設定を行うわけであるが、頓雑であり、シ
ステムの稼働開始までに多大の時間を要することにな
り、実績データの破壊を招く恐れ(ex、実績データと
コイルNo.がずれたりすると使い物にならなくなるか
修復は大変)がある。これを解決する1つの方法はシス
テム全体をバックアップすることであるが、システムが
大型化すると共にコストアップを招く不具合がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、停電等による電
源遮断時におけるコンピュータシステムの立ち上がりを
迅速に行えるようにしたシステムリスタート装置を提供
することにある。
源遮断時におけるコンピュータシステムの立ち上がりを
迅速に行えるようにしたシステムリスタート装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主電源以外を電源としてメモリに対する
一定時間の電源供給を可能にするバックアップ電源と、
前記主電源の遮断を検出する検出手段と、この検出手段
による主電源の遮断検出に基づいてCPUの処理を中止
すると共に前記CPUの内部情報及びメモリのチェック
サム・CRC等の計算結果を前記メモリに格納するバッ
クアップ手段と、前記検出手段が復電を検出したことを
もって復電後に計算した前記メモリのチェックサム・C
RC等と前記メモリに格納されているチェックサムとが
一致したときにプログラムの再開を許可する復帰手段と
を設けている。
に、本発明は、主電源以外を電源としてメモリに対する
一定時間の電源供給を可能にするバックアップ電源と、
前記主電源の遮断を検出する検出手段と、この検出手段
による主電源の遮断検出に基づいてCPUの処理を中止
すると共に前記CPUの内部情報及びメモリのチェック
サム・CRC等の計算結果を前記メモリに格納するバッ
クアップ手段と、前記検出手段が復電を検出したことを
もって復電後に計算した前記メモリのチェックサム・C
RC等と前記メモリに格納されているチェックサムとが
一致したときにプログラムの再開を許可する復帰手段と
を設けている。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、主電源の電源断(停
電)の検出に基づいてCPUの処理を中止するための割
り込みがCPUにかけられ、CPUの内部情報及びチェ
ックサム・CRC計算結果が揮発メモリに格納され、ま
たメモリに対するバックアップが開始される。そして、
主電源の復電が検出されると、チェックサム・CRCの
計算が行われ、この計算結果とメモリに格納されている
復電前のチェックサムとの照合が行われ、一致時にアプ
リケーションプログラムの実行を再開する。したがっ
て、システムのリスタートまでの時間を短縮することが
でき、データの破壊などを防止することができる。
電)の検出に基づいてCPUの処理を中止するための割
り込みがCPUにかけられ、CPUの内部情報及びチェ
ックサム・CRC計算結果が揮発メモリに格納され、ま
たメモリに対するバックアップが開始される。そして、
主電源の復電が検出されると、チェックサム・CRCの
計算が行われ、この計算結果とメモリに格納されている
復電前のチェックサムとの照合が行われ、一致時にアプ
リケーションプログラムの実行を再開する。したがっ
て、システムのリスタートまでの時間を短縮することが
でき、データの破壊などを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0010】図1は本発明によるシステムリスタート装
置の一実施例を示すブロック図である。
置の一実施例を示すブロック図である。
【0011】主電源としての交流電流源(AC100
V)に接続するためのライン1には、交流電流源(=商
用電源)の停電の有無を検出する検出手段としての停電
検出部2、+5Vの直流(DC)を出力する直流電源部
3、及びバックアップ用の直流電圧(+30V)を出力
する直流電源部4の各々が接続されている。なお、直流
電源部3は、その出力電圧が後記するボードを接続した
状態で10〜20mSは+5Vを保持するように設計さ
れている。直流電源部4の出力ラインには、ダイオード
5が順方向に接続され、そのカソードにはバックアップ
用の直流+5Vを出力するDC−DC(直流−直流)コ
ンバータ9が接続されている。ダイオード5のカソード
とアース間には、ダイオード7を並列接続した抵抗6を
介してバッテリ8(例えば、24Vを出力できるもの)
が接続されている。ダイオード7は、バッテリ8に対し
て順方向となるように接続されている。更に、DC−D
Cコンバータ9には、ボード10が接続されている。こ
のボード10には、更に停電検出部2から出力される割
り込み信号(NMI)及び直流電源部3の出力電圧が印
加されている。以上の直流電源部4、ダイオード5,
7、抵抗6、バッテリ8及びDC−DCコンバータ9か
らなる回路によりバックアップ電源が構成される。
V)に接続するためのライン1には、交流電流源(=商
用電源)の停電の有無を検出する検出手段としての停電
検出部2、+5Vの直流(DC)を出力する直流電源部
3、及びバックアップ用の直流電圧(+30V)を出力
する直流電源部4の各々が接続されている。なお、直流
電源部3は、その出力電圧が後記するボードを接続した
状態で10〜20mSは+5Vを保持するように設計さ
れている。直流電源部4の出力ラインには、ダイオード
5が順方向に接続され、そのカソードにはバックアップ
用の直流+5Vを出力するDC−DC(直流−直流)コ
ンバータ9が接続されている。ダイオード5のカソード
とアース間には、ダイオード7を並列接続した抵抗6を
介してバッテリ8(例えば、24Vを出力できるもの)
が接続されている。ダイオード7は、バッテリ8に対し
て順方向となるように接続されている。更に、DC−D
Cコンバータ9には、ボード10が接続されている。こ
のボード10には、更に停電検出部2から出力される割
り込み信号(NMI)及び直流電源部3の出力電圧が印
加されている。以上の直流電源部4、ダイオード5,
7、抵抗6、バッテリ8及びDC−DCコンバータ9か
らなる回路によりバックアップ電源が構成される。
【0012】ボード10は、CPUならびに周辺回路か
らなるCPUブロック11及びメモリ及びこのメモリを
制御するためのメモリ/制御回路12が実装されてい
る。このコンピュータシステムは、ボード10のほか、
CPUブロック11によって制御される回路、あるいは
特定の制御を実行するための独立したCPUを実装した
ボードを複数枚有しており、同一ラック内に実装されて
いる。そして、メモリ/制御回路12においては、直流
電源部3とメモリ/制御回路12の間にはダイオード1
3が挿入接続され、更にDC−DCコンバータ9とメモ
リ/制御回路12の間にはダイオード14が挿入されて
いる。
らなるCPUブロック11及びメモリ及びこのメモリを
制御するためのメモリ/制御回路12が実装されてい
る。このコンピュータシステムは、ボード10のほか、
CPUブロック11によって制御される回路、あるいは
特定の制御を実行するための独立したCPUを実装した
ボードを複数枚有しており、同一ラック内に実装されて
いる。そして、メモリ/制御回路12においては、直流
電源部3とメモリ/制御回路12の間にはダイオード1
3が挿入接続され、更にDC−DCコンバータ9とメモ
リ/制御回路12の間にはダイオード14が挿入されて
いる。
【0013】次に、以上の構成による実施例の動作につ
いて、図2及び図3のタイミングチャートを参照して説
明する。
いて、図2及び図3のタイミングチャートを参照して説
明する。
【0014】通常時には、直流電源部3から出力される
直流電源(+5V)がCPUブロック11に供給され、
メモリ/制御回路12に対してはダイオード13を介し
て直流電源部3の出力及びダイオード14を介してDC
−DCコンバータ9の出力が並列にされている。このと
き、直流電流3とDC−DCコンバータ9の出力間は、
2つのダイオードが逆向きに接続されているので、電圧
差かあっても一方から他方へ逆流する恐れはない。ま
た、バッテリ8には、ダイオード5及び抵抗6を介して
直流電源部4の出力電圧が印加されており、抵抗6を介
して微小な電流がバッテリ8に供給されている。したが
って、バッテリ8は交流電源が正常であれば、常時フロ
ーティング充電が行われている。そして、ダイオード5
の出力電圧がダイオード7の出力を阻止するように機能
しているので、バッテリ8から電流が流れ出ることはな
い。
直流電源(+5V)がCPUブロック11に供給され、
メモリ/制御回路12に対してはダイオード13を介し
て直流電源部3の出力及びダイオード14を介してDC
−DCコンバータ9の出力が並列にされている。このと
き、直流電流3とDC−DCコンバータ9の出力間は、
2つのダイオードが逆向きに接続されているので、電圧
差かあっても一方から他方へ逆流する恐れはない。ま
た、バッテリ8には、ダイオード5及び抵抗6を介して
直流電源部4の出力電圧が印加されており、抵抗6を介
して微小な電流がバッテリ8に供給されている。したが
って、バッテリ8は交流電源が正常であれば、常時フロ
ーティング充電が行われている。そして、ダイオード5
の出力電圧がダイオード7の出力を阻止するように機能
しているので、バッテリ8から電流が流れ出ることはな
い。
【0015】この状態で、図2に示すように、t4の時
点において交流電源が停電等により遮断されると、停電
検出部2は停電状態の発生を検出し、NMI信号をt5
の時点でボード10のCPUブロック11へ送出する。
NMI信号を受けたCPUは、通常アプリケーションプ
ログラムの実行を中止し、メモリチェックサム・CRC
等の停止処理(或はハードディスクへのセーブ処理)を
実行し、引き続いてHALT処理を実行する。このHA
LT処理の実行過程のt6の時点でメモリへの書き込み
禁止処理を行う。また、このt6時点までは、メモリ内
容の変更は自由に行うことができ、t6時点以後はメモ
リの保持状態になる。HALT処理が終了したt7の時
点では、CPUのリセットが行われる。この時点から数
mS後のt8時点(t4〜t8までの時間は10〜20
mS程度である)に至ると、直流電源部3,4内の電解
コンデンサの電荷が完全に放電し、各直流電源部の出力
は消失し、以後はバッテリ8を電源としてバックアップ
が行われる。すなわち、バッテリ8の出力はダイオード
7を介してDC−DCコンバータ9に供給され(このと
き、ダイオード5が設けられているので、バッテリ8の
出力が直流電源部4へ逆流することはない)、コンバー
タ出力はダイオード14を介してメモリ/制御回路12
のメモリ部に供給され、メモリのバックアップが行われ
る。
点において交流電源が停電等により遮断されると、停電
検出部2は停電状態の発生を検出し、NMI信号をt5
の時点でボード10のCPUブロック11へ送出する。
NMI信号を受けたCPUは、通常アプリケーションプ
ログラムの実行を中止し、メモリチェックサム・CRC
等の停止処理(或はハードディスクへのセーブ処理)を
実行し、引き続いてHALT処理を実行する。このHA
LT処理の実行過程のt6の時点でメモリへの書き込み
禁止処理を行う。また、このt6時点までは、メモリ内
容の変更は自由に行うことができ、t6時点以後はメモ
リの保持状態になる。HALT処理が終了したt7の時
点では、CPUのリセットが行われる。この時点から数
mS後のt8時点(t4〜t8までの時間は10〜20
mS程度である)に至ると、直流電源部3,4内の電解
コンデンサの電荷が完全に放電し、各直流電源部の出力
は消失し、以後はバッテリ8を電源としてバックアップ
が行われる。すなわち、バッテリ8の出力はダイオード
7を介してDC−DCコンバータ9に供給され(このと
き、ダイオード5が設けられているので、バッテリ8の
出力が直流電源部4へ逆流することはない)、コンバー
タ出力はダイオード14を介してメモリ/制御回路12
のメモリ部に供給され、メモリのバックアップが行われ
る。
【0016】次に、復電後の動作について図3を参照し
て説明する。
て説明する。
【0017】t9の時点で交流電源の停電が回復したと
すると、この直後のt10の時点で直流電源部3,4が
動作を再開し、これらによってCPUブロック11及び
メモリ/制御回路12への電源供給が開始される。つい
で、t11の時点でメモリに対する書き込み禁止がCP
Uによって解除され、メモリ内容は自由に変更できる状
態になる。更に、t12の時点に到達すると、CPUの
リセットが行われ、ついでCPUはメモリチェックサム
・CRCの計算を実行し、停電直後にメモリに格納した
メモリチェックサム・CRCとの照合をし、一致したと
きにはブートすることなく、直ちにアプリケーションプ
ログラムの実行を再開する。また、停電時に限らず、シ
ステムをプログラム開発などのために停止しても、ブー
ト時間の短縮が可能であるため、開発効率を高めること
もできる。また、工場等におけるトラッキングデータの
オペレータによるキー入力を不要とする。
すると、この直後のt10の時点で直流電源部3,4が
動作を再開し、これらによってCPUブロック11及び
メモリ/制御回路12への電源供給が開始される。つい
で、t11の時点でメモリに対する書き込み禁止がCP
Uによって解除され、メモリ内容は自由に変更できる状
態になる。更に、t12の時点に到達すると、CPUの
リセットが行われ、ついでCPUはメモリチェックサム
・CRCの計算を実行し、停電直後にメモリに格納した
メモリチェックサム・CRCとの照合をし、一致したと
きにはブートすることなく、直ちにアプリケーションプ
ログラムの実行を再開する。また、停電時に限らず、シ
ステムをプログラム開発などのために停止しても、ブー
ト時間の短縮が可能であるため、開発効率を高めること
もできる。また、工場等におけるトラッキングデータの
オペレータによるキー入力を不要とする。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明は、主電源
以外を電源としてメモリに対する一定時間の電源供給を
可能にするバックアップ電源と、前記主電源の遮断を検
出する検出手段と、この検出手段による主電源の遮断検
出に基づいてCPUの処理を中止すると共に前記CPU
の内部情報及びチェックサムの計算結果を前記メモリに
格納するバックアップ手段と、前記検出手段が復電を検
出したことをもって復電後に計算した前記メモリのチェ
ックサム・CRCと前記メモリに格納されているチェッ
クサムとが一致したときにプログラムの再開を許可する
復帰手段とを設けるようにしたので、システムのリスタ
ートまでの時間を短縮することができ、システムの暴走
などを防止することができる。しかも、システム全体を
バックアップする場合に比べ、ローコスト化を図りなが
ら長時間のバックアップが可能になる。
以外を電源としてメモリに対する一定時間の電源供給を
可能にするバックアップ電源と、前記主電源の遮断を検
出する検出手段と、この検出手段による主電源の遮断検
出に基づいてCPUの処理を中止すると共に前記CPU
の内部情報及びチェックサムの計算結果を前記メモリに
格納するバックアップ手段と、前記検出手段が復電を検
出したことをもって復電後に計算した前記メモリのチェ
ックサム・CRCと前記メモリに格納されているチェッ
クサムとが一致したときにプログラムの再開を許可する
復帰手段とを設けるようにしたので、システムのリスタ
ートまでの時間を短縮することができ、システムの暴走
などを防止することができる。しかも、システム全体を
バックアップする場合に比べ、ローコスト化を図りなが
ら長時間のバックアップが可能になる。
【図1】本発明によるシステムリスタート装置の一実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】停電時のコンピュータシステム動作状態を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図3】復電時のコンピュータシステム動作状態を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図4】従来の電源遮断時に伴う復元動作の一例を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
1 ライン 2 停電検出部 3 直流電源部 4 直流電源部 5 ダイオード 6 抵抗 7 ダイオード 8 バッテリ 9 DC−DCコンバータ 10 ボード 11 CPUブロック 12 メモリ/制御回路 13 ダイオード 14 ダイオード
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 主電源以外を電源としてメモリに対する
一定時間の電源供給を可能にするバックアップ電源と、
前記主電源の遮断を検出する検出手段と、この検出手段
による主電源の遮断検出に基づいてCPUの処理を中止
すると共に前記CPUの内部情報及びメモリのチェック
サム・CRC等の計算結果を前記メモリに格納するバッ
クアップ手段と、前記検出手段が復電を検出したことを
もって復電後に計算した前記メモリのチェックサム・C
RC等と前記メモリに格納されているチェックサム・C
RC等とが一致したときにプログラムの再開を許可する
復帰手段とを具備することを特徴とするシステムリスタ
ート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205672A JPH0527880A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | システムリスタート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205672A JPH0527880A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | システムリスタート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527880A true JPH0527880A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16510784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205672A Withdrawn JPH0527880A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | システムリスタート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527880A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001079245A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2001079246A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2002017978A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-22 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2002052206A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-19 | Sankyo Kk | 遊技機 |
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