JPH0527765B2 - - Google Patents
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- JPH0527765B2 JPH0527765B2 JP62094961A JP9496187A JPH0527765B2 JP H0527765 B2 JPH0527765 B2 JP H0527765B2 JP 62094961 A JP62094961 A JP 62094961A JP 9496187 A JP9496187 A JP 9496187A JP H0527765 B2 JPH0527765 B2 JP H0527765B2
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- attached
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
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- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
本発明は、パーソナルコンピユータにおける表
示板や、液晶テレビにおける表示板(画面)等を
それらの本体から起こし、傾斜した状態で停止さ
せるためのチルト機構に関するものであり、特に
表示板の開閉当初には小トルクで開閉させること
ができ、また停止位置付近あるいは収納位置付近
においては大トルクでのみ開閉することができ、
これにより所定位置での停止をも可能にしたもの
に関する。
示板や、液晶テレビにおける表示板(画面)等を
それらの本体から起こし、傾斜した状態で停止さ
せるためのチルト機構に関するものであり、特に
表示板の開閉当初には小トルクで開閉させること
ができ、また停止位置付近あるいは収納位置付近
においては大トルクでのみ開閉することができ、
これにより所定位置での停止をも可能にしたもの
に関する。
(b) 従来技術
従来よりパーソナルコンピユータ、ワープロ、
液晶テレビ等においては、携帯に便利なように本
体に表示板を重ねるようにして折りたたみ収納可
能にしたものが市販されている。
液晶テレビ等においては、携帯に便利なように本
体に表示板を重ねるようにして折りたたみ収納可
能にしたものが市販されている。
従来のパーソナルコンピユータ等においては、
その本体に表示板を回転自在に軸着し、予め本体
のケース等に設けられた突起に表示板が当接して
その回転を規制したものがあつた。
その本体に表示板を回転自在に軸着し、予め本体
のケース等に設けられた突起に表示板が当接して
その回転を規制したものがあつた。
また、軸にコイルバネを取り付け表示板を起こ
すと軸がコイルバネを巻き込んで、コイルバネを
圧縮し、その圧縮反力により表示板を所定位置に
止めるものもあつた。
すと軸がコイルバネを巻き込んで、コイルバネを
圧縮し、その圧縮反力により表示板を所定位置に
止めるものもあつた。
(c) 発明が解決しようとする問題点
上記従来例において、表示板が予め決められた
角度に規制されてしまうものは、その使用状態等
に応じて表示板を任意の位置で停止させることが
できないという問題点があつた。
角度に規制されてしまうものは、その使用状態等
に応じて表示板を任意の位置で停止させることが
できないという問題点があつた。
また、コイルバネの力により表示板を停止させ
るものにおいては、本体側のキーボード等の操作
により振動して表示が見にくくなるという問題点
があつた。
るものにおいては、本体側のキーボード等の操作
により振動して表示が見にくくなるという問題点
があつた。
また、強いバネの力が必要なため、バネの線径
を大きくしバネ自体を大型化しなければならず、
装置自体が大型化するという問題点もあつた。
を大きくしバネ自体を大型化しなければならず、
装置自体が大型化するという問題点もあつた。
(d) 問題点を解決するための手段
本発明は、開閉当初は小トルクで回動し、また
停止位置付近では大トルクでのみ回転するように
して、開閉操作がし易くかつ所望の位置での確実
な停止をも可能にしたチルト機構を提供すること
を目的とする。
停止位置付近では大トルクでのみ回転するように
して、開閉操作がし易くかつ所望の位置での確実
な停止をも可能にしたチルト機構を提供すること
を目的とする。
上記問題点を解決し、目的を達成するため本発
明のチルト機構は、軸方向に形成された溝を有す
る軸と、この軸に回動自在に取り付けられかつそ
の一面側に突出する突出部を有するアームと、円
板状をなし、中央には軸に適合する穴が設けら
れ、外周部には所定角度の間隔をあけて設けられ
ると共にアームの突出部に係合する2つの係合部
を有し、軸に回動自在に取り付けられる複数の可
動板と、円板状をなし、中央には軸に適合する穴
が設けられかつその穴の内周部に軸の溝に適合す
る内方突起が設けられ、これが溝に適合すること
により軸に固定される複数の固定板と、軸に取り
付けられ、可動板と固定板とを圧接させる弾性部
材と、軸の端部に取り付けられるナツトと、から
なり、アームを回動させたときに、アームの突出
部が可動板の係合部間に位置しているときには小
トルクで回動し、突出部が係合部に当接して可動
板と共に回動するときには大トルクでのみ回動す
ることを特徴とする。
明のチルト機構は、軸方向に形成された溝を有す
る軸と、この軸に回動自在に取り付けられかつそ
の一面側に突出する突出部を有するアームと、円
板状をなし、中央には軸に適合する穴が設けら
れ、外周部には所定角度の間隔をあけて設けられ
ると共にアームの突出部に係合する2つの係合部
を有し、軸に回動自在に取り付けられる複数の可
動板と、円板状をなし、中央には軸に適合する穴
が設けられかつその穴の内周部に軸の溝に適合す
る内方突起が設けられ、これが溝に適合すること
により軸に固定される複数の固定板と、軸に取り
付けられ、可動板と固定板とを圧接させる弾性部
材と、軸の端部に取り付けられるナツトと、から
なり、アームを回動させたときに、アームの突出
部が可動板の係合部間に位置しているときには小
トルクで回動し、突出部が係合部に当接して可動
板と共に回動するときには大トルクでのみ回動す
ることを特徴とする。
(e) 実施例
以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例に係るチルト機構の
構成を示す分解斜視図、 第2図は当該実施例に係るチルト機構の断面図
である。
構成を示す分解斜視図、 第2図は当該実施例に係るチルト機構の断面図
である。
1は軸で、その本体の径よりも小さい径の段部
1aと、この段部1aよりも更に径の小さい取付
部1bが設けられている。
1aと、この段部1aよりも更に径の小さい取付
部1bが設けられている。
この取付部1bには、軸方向に溝1cが形成さ
れており、また端部付近にはネジ部1dも形成さ
れている。
れており、また端部付近にはネジ部1dも形成さ
れている。
2は穴2aを有するアームであり、第3図及び
第4図に示すような平面及び断面形状を有するも
ので、軸1の段部1aに回動自在に取り付けられ
ている。
第4図に示すような平面及び断面形状を有するも
ので、軸1の段部1aに回動自在に取り付けられ
ている。
このアーム2にはその一面側に突出する突出部
が設けられている。
が設けられている。
本実施例における突出部2bは、アーム2に設
けられた穴にピンを嵌入することにより形成して
いるが、この他アーム2の一部を折り曲げる等に
より形成することもできる。
けられた穴にピンを嵌入することにより形成して
いるが、この他アーム2の一部を折り曲げる等に
より形成することもできる。
3は可動板であり、第5図に示すような平面形
状を有する。
状を有する。
即ち、この可動板3は円板状をなし、その中央
には穴3aが設けられ、またその外周部には、係
合部としての2つの突起3b,3cが設けられて
いる。
には穴3aが設けられ、またその外周部には、係
合部としての2つの突起3b,3cが設けられて
いる。
この突起3b,3cの間の角度Aは略90度に設
定されている。
定されている。
このような形状からなる可動板3は、軸1の取
付部1bに回動自在に取り付けられる。
付部1bに回動自在に取り付けられる。
4は固定板であり、第6図に示すような円板状
の平面形状を有し、その中央には穴4aが設けら
れ、この穴4aの内周部に軸1の溝1cに適合す
る内方突起4bが設けられている。
の平面形状を有し、その中央には穴4aが設けら
れ、この穴4aの内周部に軸1の溝1cに適合す
る内方突起4bが設けられている。
この固定板4は、軸1の取付部1bに取り付け
られ、このときにその内方突起4bが溝1cに適
合して回動しないように設定されている。
られ、このときにその内方突起4bが溝1cに適
合して回動しないように設定されている。
この固定板4と可動板3は、第1図及び第2図
に示すように、交互に配列されて軸1の取付部1
bに取り付けられている。
に示すように、交互に配列されて軸1の取付部1
bに取り付けられている。
5,6は弾性部材としての皿バネであり、軸1
の取付部1bに取り付けられた可動板3及び固定
板4を押圧するように取付部1bにはめ込まれ
る。
の取付部1bに取り付けられた可動板3及び固定
板4を押圧するように取付部1bにはめ込まれ
る。
尚、この皿バネ5,6は、コイルバネでもよ
い。7はナツトで、軸1のネジ部1dに取り付け
られる。第2図に示すように、軸1にはアーム
2、固定板4、可動板3、皿バネ5,6、ナツト
7の順に取り付けられ、皿バネ5,6の弾力によ
り可動板3と固定板4が圧接されている。
い。7はナツトで、軸1のネジ部1dに取り付け
られる。第2図に示すように、軸1にはアーム
2、固定板4、可動板3、皿バネ5,6、ナツト
7の順に取り付けられ、皿バネ5,6の弾力によ
り可動板3と固定板4が圧接されている。
また、アーム2はその突出部2bが可動板3の
突起3b,3c間に位置するように取り付けられ
ており、このアーム2を回動させると、この突出
部2bが突起3b又は3cに当接して可動板3も
このアーム2と共に回転する。
突起3b,3c間に位置するように取り付けられ
ており、このアーム2を回動させると、この突出
部2bが突起3b又は3cに当接して可動板3も
このアーム2と共に回転する。
可動板3は、固定板4と交互に配列され、さら
に皿バネ5,6によりこの固定板4に圧接されて
いるため、この両者間の摩擦により回転させるに
は比較的大きな力が必要となる。
に皿バネ5,6によりこの固定板4に圧接されて
いるため、この両者間の摩擦により回転させるに
は比較的大きな力が必要となる。
次にこのチルト機構の動作を第7図及至第12
図を用いて説明する。
図を用いて説明する。
尚、説明上構造は簡略して図示している。
第7図及至第9図に示すように、本実施例にお
けるチルト機構10は、パーソナルコンピユータ
等の本体8と、その表示板9との間に設けられて
いる。
けるチルト機構10は、パーソナルコンピユータ
等の本体8と、その表示板9との間に設けられて
いる。
本実施例においては、チルト機構10の軸1が
本体8に固定され、アーム2が表示板9に固定さ
れて取り付けられている。
本体8に固定され、アーム2が表示板9に固定さ
れて取り付けられている。
第7図に示すように本体8に表示板9を重ねる
ように倒した状態にある場合、アーム2は第10
図に示すような状態になつている。
ように倒した状態にある場合、アーム2は第10
図に示すような状態になつている。
この状態のときに、第8図に示すように表示板
9を略A度まで起こすと、アーム2は第11図に
示すようになる。
9を略A度まで起こすと、アーム2は第11図に
示すようになる。
即ち、このときにアーム2の突起部2bは可動
板3の突起3b,3c間で移動することになり、
アーム2は極めて軽く動く。
板3の突起3b,3c間で移動することになり、
アーム2は極めて軽く動く。
従つて、表示板9も角度Aまでは軽く動かすこ
とができる。
とができる。
その後さらに表示板9を第9図に示すように略
B度まで起こすと、アーム2は第12図に示すよ
うにその突出部2bが可動板3の突起3cに当接
し、この可動板3と共に回動することになる。
B度まで起こすと、アーム2は第12図に示すよ
うにその突出部2bが可動板3の突起3cに当接
し、この可動板3と共に回動することになる。
この可動板3は、前述したように固定板4に圧
接されているため、その間の摩擦力に抗してアー
ム2を回転させなければならず、アーム2は重く
なる。
接されているため、その間の摩擦力に抗してアー
ム2を回転させなければならず、アーム2は重く
なる。
従つて、表示板9を動かすには、より大きな力
が必要となり、任意の位置で表示板9を停止させ
ることができる。
が必要となり、任意の位置で表示板9を停止させ
ることができる。
この結果、表示板9を起こすと、略90度までは
軽く起こすことができ、その後は重くなり任意の
位置で停止させることができる。
軽く起こすことができ、その後は重くなり任意の
位置で停止させることができる。
また、表示板9を倒す場合には略90度もどすま
では軽く動かすことができ、その後完全に本体8
に重なる前にアーム2の突出部2bが可動板3の
突起3bに当接して可動板3も回転するため、表
示板9は重くなり、この表示板9が本体8に強く
ぶつかることなく完全に重ねて閉じることができ
る。
では軽く動かすことができ、その後完全に本体8
に重なる前にアーム2の突出部2bが可動板3の
突起3bに当接して可動板3も回転するため、表
示板9は重くなり、この表示板9が本体8に強く
ぶつかることなく完全に重ねて閉じることができ
る。
尚、本実施例においては、アーム2が可動板3
の突起3b,3c間で自由に動くように構成して
いるが、このアーム2と可動板3とを一体化して
アーム2の全可動範囲内で任意に停止できるよう
にしてもよい。
の突起3b,3c間で自由に動くように構成して
いるが、このアーム2と可動板3とを一体化して
アーム2の全可動範囲内で任意に停止できるよう
にしてもよい。
また、可動板3の突起3b,3c間の角度は、
略90度に設定しているが、これはパーソナルコン
ピユータ等における表示板が略90度起こした状態
から+60度の範囲内で使用することが多いため、
この角度に設定しているが、これは必要に応じて
任意に変更可能なものである。
略90度に設定しているが、これはパーソナルコン
ピユータ等における表示板が略90度起こした状態
から+60度の範囲内で使用することが多いため、
この角度に設定しているが、これは必要に応じて
任意に変更可能なものである。
さらに、本実施例においては軸1を本体8に固
定して固定部材とし、かつアーム2を表示板9に
固定して可動部材としているが、これらを逆に取
り付けても同一の動作を得ることができる。
定して固定部材とし、かつアーム2を表示板9に
固定して可動部材としているが、これらを逆に取
り付けても同一の動作を得ることができる。
また、皿バネ5,6(又はコイルスプリング)
及び調整ネジ7との構成を設けることにより、可
動板3と固定板4との圧接力を調整することが可
能となるが、調整が必要でない場合にはこの調整
ネジ7を取り付けなくてもよい。
及び調整ネジ7との構成を設けることにより、可
動板3と固定板4との圧接力を調整することが可
能となるが、調整が必要でない場合にはこの調整
ネジ7を取り付けなくてもよい。
第13図は本発明の他の実施例に係るチルト機
構を示す分解斜視図、第14図はその断面図であ
る。本実施例における軸11には、前述した実施
例と同様の取付部11b、溝11c、ネジ部11
dが設けられている。
構を示す分解斜視図、第14図はその断面図であ
る。本実施例における軸11には、前述した実施
例と同様の取付部11b、溝11c、ネジ部11
dが設けられている。
また、本実施例におけるアーム12は、第15
図及び第16図に示すような平面及び側面形状か
らなる略Ω状の取付金具からなる。
図及び第16図に示すような平面及び側面形状か
らなる略Ω状の取付金具からなる。
このアーム12の側面には穴12aが設けられ
ており、またその上面中央には本体の一部を下方
に折り曲げて形成した突出部12bが形成されて
いる。
ており、またその上面中央には本体の一部を下方
に折り曲げて形成した突出部12bが形成されて
いる。
可動板13は、その機能自体は前述した可動板
3と同一であるが、本実施例においては、第17
図にも示すように、外周の一部に切欠13dを設
けることにより、その端部13b,13cが可動
板3の突起3b,3cと同じ作用をするようにし
ている。
3と同一であるが、本実施例においては、第17
図にも示すように、外周の一部に切欠13dを設
けることにより、その端部13b,13cが可動
板3の突起3b,3cと同じ作用をするようにし
ている。
固定板14、皿バネ15,16及びナツト17
は、前述した実施例におけるものと同一である。
は、前述した実施例におけるものと同一である。
本実施例における軸11をパーソナルコンピユ
ータ等の本体に取り付け、またアーム12を表示
板等に取り付けた場合にも前述した実施例と同じ
動作を得ることができる。
ータ等の本体に取り付け、またアーム12を表示
板等に取り付けた場合にも前述した実施例と同じ
動作を得ることができる。
即ち、軸11の取付部11bに可動板13を取
り付けるときに、この可動板13の切欠13d内
にアーム12の突出部12bが突出するように取
り付け、この切欠13dの範囲内ではアーム12
のみが回動し、突出部12bが可動板13の端部
13b又は13cに当接するとこの可動板13も
アーム12と共に回動するようにしている。
り付けるときに、この可動板13の切欠13d内
にアーム12の突出部12bが突出するように取
り付け、この切欠13dの範囲内ではアーム12
のみが回動し、突出部12bが可動板13の端部
13b又は13cに当接するとこの可動板13も
アーム12と共に回動するようにしている。
また、本実施例においては、第18図に示すよ
うな中央に穴18aを有し、かつ外周にアーム1
2の突出部12bに適合する凹部18bを有する
円板からなるトルク制御板18を固定板14及び
可動板13と共に軸11に取り付けている。
うな中央に穴18aを有し、かつ外周にアーム1
2の突出部12bに適合する凹部18bを有する
円板からなるトルク制御板18を固定板14及び
可動板13と共に軸11に取り付けている。
このトルク制御板18は、その凹部18bがア
ーム12の突出部12bに嵌合されるため、常時
アーム12と共に回動する。
ーム12の突出部12bに嵌合されるため、常時
アーム12と共に回動する。
従つて、アーム12を回動させる場合には常時
一定のトルク値以上の力が必要となる。
一定のトルク値以上の力が必要となる。
これを図示すると第19図及び第20図のよう
になる。
になる。
第19図はこのトルク制御板18を使用しない
場合のアーム12を回動させるためのトルクと角
度の関係を示すグラフであり、第20図はトルク
制御板18を使用した場合のものである。
場合のアーム12を回動させるためのトルクと角
度の関係を示すグラフであり、第20図はトルク
制御板18を使用した場合のものである。
このトルク制御板18は、このチルト機構を取
り付ける装置の大きさ、重量、使用状態等に応じ
て使用するか否か、あるいはその枚数等を任意に
決めることができるものである。
り付ける装置の大きさ、重量、使用状態等に応じ
て使用するか否か、あるいはその枚数等を任意に
決めることができるものである。
このトルク制御板18を使用することにより、
ナツト17の締め付け力によるトルク調整を行な
わなくてもトルクの調整をすることが可能であ
る。
ナツト17の締め付け力によるトルク調整を行な
わなくてもトルクの調整をすることが可能であ
る。
また、このようにナツト17を必要としない場
合には、第21図に示すように、その取付部11
bの端部付近に周状溝11eを設けた軸11を使
用し、皿バネ15,16を押える平座金とE形又
はC形の止め輪をこの周状溝11eに取り付けて
固定しても良い。
合には、第21図に示すように、その取付部11
bの端部付近に周状溝11eを設けた軸11を使
用し、皿バネ15,16を押える平座金とE形又
はC形の止め輪をこの周状溝11eに取り付けて
固定しても良い。
さらに、第22図に示すように固定板14や可
動板13に複数の孔を設けて、ここに潤滑油を注
入することにより、長時間安定したトルクが得ら
れることも実験により確認している。
動板13に複数の孔を設けて、ここに潤滑油を注
入することにより、長時間安定したトルクが得ら
れることも実験により確認している。
(f) 発明の効果
本発明によれば、可動板と固定板との摩擦力で
アームを回動させるトルクを制御することによ
り、使用者が手で押せば所望の角度まで回動させ
ることができ、手をはなすことによりその場で停
止させることができ、確実かつ任意の位置まで回
動させ、停止させることができる。
アームを回動させるトルクを制御することによ
り、使用者が手で押せば所望の角度まで回動させ
ることができ、手をはなすことによりその場で停
止させることができ、確実かつ任意の位置まで回
動させ、停止させることができる。
また、バネ等の弾力により停止させているもの
と異なり、表示板が振動することもない。
と異なり、表示板が振動することもない。
また、可動板と固定板の数を増減したり、ある
いは皿バネの押圧力を変える等により可動板と固
定板との摩擦力を増減することができ、これによ
つて大小各種の装置に取り付けることができる。
いは皿バネの押圧力を変える等により可動板と固
定板との摩擦力を増減することができ、これによ
つて大小各種の装置に取り付けることができる。
第1図は本発明の一実施例に係るチルト機構を
示す分解斜視図、第2図は本発明の一実施例に係
るチルト機構の断面図、第3図及び第4図は第1
図に示すアームの平面図及び断面図、第5図は第
1図に示す可動板の平面図、第6図は第1図に示
す固定板の平面図、第7図及至第9図は本実施例
に係るチルト機構を取り付けたパーソナルコンピ
ユータ等の本体と表示板の動作を示す図、第10
図及至第12図は本実施例に係るチルト機構の動
作を示す図、第13図は本発明の他の実施例に係
るチルト機構を示す分解斜視図、第14図は第1
3図に示す実施例に係るチルト機構の断面図、第
15図及び16図は第13図に示すアームの平面
図と側面図、第17図は第13図に示す可動板の
平面図、第18図は第13図に示すトルク制御板
の平面図、第19図及び第20図はトルク制御板
を使用しない場合と使用した場合のアームを回動
させるためのトルクと角度の関係を示すグラフ、
第21図は軸11の他の例を示す図、第22図は
潤滑剤注入用孔を設けた固定板を示す図である。 1,11……軸、1a……段部、1b,11b
……取付部、1c,11c……溝、1d,11d
……ネジ部、2,12……アーム、2a,12a
……穴、2b,12b……突出部、3,13……
可動板、3a,13a……穴、3b,3c……突
起、4,14……固定板、4a,14a……穴、
4b,14b……内方突起、5,6,15,16
……皿バネ、7,17……ナツト、8……本体、
9……表示板、10……チルト機構、13b,1
3c……端部、13d……切欠、18……トルク
制御板。
示す分解斜視図、第2図は本発明の一実施例に係
るチルト機構の断面図、第3図及び第4図は第1
図に示すアームの平面図及び断面図、第5図は第
1図に示す可動板の平面図、第6図は第1図に示
す固定板の平面図、第7図及至第9図は本実施例
に係るチルト機構を取り付けたパーソナルコンピ
ユータ等の本体と表示板の動作を示す図、第10
図及至第12図は本実施例に係るチルト機構の動
作を示す図、第13図は本発明の他の実施例に係
るチルト機構を示す分解斜視図、第14図は第1
3図に示す実施例に係るチルト機構の断面図、第
15図及び16図は第13図に示すアームの平面
図と側面図、第17図は第13図に示す可動板の
平面図、第18図は第13図に示すトルク制御板
の平面図、第19図及び第20図はトルク制御板
を使用しない場合と使用した場合のアームを回動
させるためのトルクと角度の関係を示すグラフ、
第21図は軸11の他の例を示す図、第22図は
潤滑剤注入用孔を設けた固定板を示す図である。 1,11……軸、1a……段部、1b,11b
……取付部、1c,11c……溝、1d,11d
……ネジ部、2,12……アーム、2a,12a
……穴、2b,12b……突出部、3,13……
可動板、3a,13a……穴、3b,3c……突
起、4,14……固定板、4a,14a……穴、
4b,14b……内方突起、5,6,15,16
……皿バネ、7,17……ナツト、8……本体、
9……表示板、10……チルト機構、13b,1
3c……端部、13d……切欠、18……トルク
制御板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸方向に形成された溝を有する軸と、 該軸に回動自在に取り付けられかつその一面側
に突出する突出部を有するアームと、 円板状をなし、中央には前記軸に適合する穴が
設けられ、外周部には所定角度の間隔をあけて設
けられると共に前記アームの突出部に係合する2
つの係合部を有し、前記軸に回動自在に取り付け
られる複数の可動板と、 円板状をなし、中央には前記軸に適合する穴が
設けられかつ該穴の内周部に前記軸の溝に適合す
る内方突起が設けられ、該内方突起が溝に適合す
ることにより軸に固定される複数の固定板と、 前記軸に取り付けられ、前記可動板と固定板と
を圧接させる弾性部材と、 前記軸の端部に取り付けられるナツトと、から
なり、 前記アームを回動させたときに、該アームの突
出部が前記可動板の係合部間に位置しているとき
には小トルクで回動し、前記突出部が係合部に当
接して可動板と共に回動するときには大トルクで
のみ回動することを特徴とするチルト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9496187A JPS63266207A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | チルト機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9496187A JPS63266207A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | チルト機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63266207A JPS63266207A (ja) | 1988-11-02 |
JPH0527765B2 true JPH0527765B2 (ja) | 1993-04-22 |
Family
ID=14124526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9496187A Granted JPS63266207A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | チルト機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63266207A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230225A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Takara Sangyo Kk | 物干し装置 |
US9046860B2 (en) | 1995-03-27 | 2015-06-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Coupling part, photosensitive drum, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0710538Y2 (ja) * | 1989-06-09 | 1995-03-08 | 富士電機株式会社 | 電子応用装置 |
JP2540677Y2 (ja) * | 1993-04-16 | 1997-07-09 | 株式会社創美工芸 | 枢着構造 |
JP2540679Y2 (ja) * | 1993-07-30 | 1997-07-09 | 株式会社創美工芸 | 枢着構造 |
JP3792786B2 (ja) * | 1996-06-07 | 2006-07-05 | 日本発条株式会社 | 軸ロック装置 |
JP3792795B2 (ja) * | 1996-08-27 | 2006-07-05 | 日本発条株式会社 | 軸ロック装置 |
WO2010134211A1 (ja) * | 2009-05-22 | 2010-11-25 | 株式会社ストロベリーコーポレーション | ヒンジ装置 |
JP2011021650A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Panasonic Corp | 回動装置、及びこれを備えた開閉式携帯端末 |
JP6725391B2 (ja) | 2016-10-12 | 2020-07-15 | 富士フイルム株式会社 | 移動型放射線発生装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS448893Y1 (ja) * | 1966-03-02 | 1969-04-11 |
-
1987
- 1987-04-17 JP JP9496187A patent/JPS63266207A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013230225A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Takara Sangyo Kk | 物干し装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS63266207A (ja) | 1988-11-02 |
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