JP2785032B2 - 開閉体の開閉装置 - Google Patents

開閉体の開閉装置

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JP2785032B2
JP2785032B2 JP1048232A JP4823289A JP2785032B2 JP 2785032 B2 JP2785032 B2 JP 2785032B2 JP 1048232 A JP1048232 A JP 1048232A JP 4823289 A JP4823289 A JP 4823289A JP 2785032 B2 JP2785032 B2 JP 2785032B2
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opening
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closing
spring
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良宏 大塚
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KATO DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えばワードプロセッサーやパーソナル
コンピュータ等のOA機器等のディスプレー装置を開閉す
るのに用いて好適なヒンジ装置に関する。
(従来の技術) 従来、ラップトップ型と称せられるOA機器において
は、本体に対して液晶を用いたディスプレー装置等の開
閉体が開閉自在に取り付けられており、そのためにロッ
ク装置を外すとスプリングにより自動的に開閉体が開か
れるように構成した開閉装置が公知である。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来公知の開閉装置は、ディスプレー装置等
の開閉体を操作者が望む任意の開成角度で安定的に停止
保持させることができないという欠点があり、使用しに
くいという問題があった。
この発明は、ロック装置を外すと、ディスプレー装置
等の開閉体が一定開角度までは自動的に開かれるが、し
かる後は摩擦力により任意の開成角度で安定的に停止保
持させつつ全開することができ、しかもこの任意停止力
は、開成方向にも閉成方向にも均等に作用するように構
成した、開閉体の開閉装置を提供せんとするにある。
(課題を解決するための手段) 上述した技術的課題を達成するためにこの発明は、一
端部を開閉体側に固定させたヒンジシャフトを本体側に
設けられたブラケットに回転可能に取り付け、このヒン
ジシャフトの他端部に該ヒンジシャフトとの間で一定の
範囲においてのみ摩擦回動可能にフリクションプレート
を取り付け、前記ヒンジシャフトに取り付けた制御ピン
と前記ブラケットとの間に前記開閉体を自動的に開くト
ルクを有するスプリングを設け、さらに前記制御ピンと
スプリングの端部との間に一定範囲にのみ摺動するよう
にスライダーを介在させたものである。
(作用) 開閉体のロック装置を解除させると、スプリングによ
ってスライダーと制御ピンを介して一方向に附勢されて
いるヒンジシャフトは、自動的に回転して開閉体を開成
させるが、一定の開成角度までくると、スライダーの摺
動が規制されることにより停止し、またフリクションプ
レートの回動も規定されることになる。そこで、開閉体
をさらに開こうとすれば、該開閉体はこれに固定させた
ヒンジシャフトが回転することによって開かれるが、そ
の際にフリクションプレートとヒンジシャフトとの間に
摩擦力が動くので、開閉体は任意の開成角度で安定停止
保持可能に開かれることになり、この停止保持機能はフ
リクションプレートとヒンジシャフトとの間の摩擦力に
より開閉体のどちらの開閉方向にも均等に作用するもの
である。
(実施例) 図面はこの発明の一実施例を示し、第1図において1
は例えばワードプロセッサーの本体であり、キーボード
2が設けられている。本体1には例えば液晶表示による
ディスプレー装置から成る開閉体3が支持部材4を介し
て開閉自在に取り付けられている。また、本体1の手前
側には開閉体3に設けた係合片5、5を係止する公知構
成のロック装置6、6が設けられている。ディスプレー
装置3の支持部材4の左側は、図示していないが公知の
単なるピボットヒンジによって本体1に連結されている
が、右側のaで囲われた部分は以下に説明する開閉装置
を介して連結されている。
第2図乃至第5図において、本体1側にはブラケット
が固着されており、このブラケット7はとくに第5図に
示したように、スプリング環巻部7aと先端を尖らせたシ
ャフト支持部7bを有している。開閉体3側には図示して
ないが、ヒンジシャフト8がその一端部に取付部8aを固
定させており、このヒンジシャフト8は、ブラケット7
にビス9、9で固着されたケース体10を回動自在に貫通
して、他端部に設けた凹部8bへシャフト支持部7bの先端
を嵌入衝接させている。ヒンジシャフト8の他端部の凹
部8bを設けた部分は、とくに第5図に示したように小径
に構成されており、この小径部8cにはストッパーピン11
aを設けたフリクションプレート11とスプリングワッシ
ャー12と、ワッシャー13が装着されており、小径部8cの
端部をかしめることにより、フリクションプレート11が
ヒンジシャフト8の大径部8dの端面に圧接されている。
ヒンジシャフト8にはさらに圧入ピン14が取り付けら
れ、その回動幅を規制されるようになっている。
ブラケット7のスプリング環巻部7aには、開閉体3を
自動的に開成させることのできるトルクを有する捩じり
コイルスプリング15が環巻され、その一端部15aはブラ
ケット7に、他端部15bはケース体10内に一定幅におい
てのみ摺動するように収装されたスライダー16の端部に
それぞれ当接している。このスライダー16はとくに第6
図に示したように、圧入ピン14と当接する下段部16aと
フリクションプレート11のストッパーピン11aと当接す
る上段部16bとを有している。
今、開閉体3が閉じられた状態においては、第7図に
示したように、スプリング15の他端部15bが圧入ピン14
によってスライダー16を介して巻き込まれるので、開閉
体3はヒンジシャフト8を介して時計方向に回動附勢さ
れている。したがって、第1図に示したようにロック装
置6、6を解除させると、開閉体3はスプリング15の回
転トルクによって自動的に開かれる。この時スライダー
16はその一端部をスプリング15の他端部15bによって押
されているので、下段部16aを介して圧入ピン14を押し
てヒンジシャフト8を時計方向へ回動させつつ、第8図
に示したように若干左側へ摺動する。開閉体3が約20゜
開かれると、第9図に示したようにスライダー16は、上
段部16bがストッパー壁10aに当接するストッパーピン11
aに当接することにより、下段部16aで圧入ピン14を介し
てヒンジシャフト8を時計方向へ回動させることができ
ないので、開閉体3の自動開成動作は終了するが、スプ
リング15の回転トルクがスライダー16と圧入ピン14を介
してヒンジシャフト8に作用しているので、開閉体3の
閉成方向にはスプリング15のトルクは作用し、開閉体3
は自然落下することなく保持される。
この状態から開閉体3の前部に手を当てがって開く
と、上述したようにヒンジシャフト8と共に約20゜回転
したフリクションプレート11がそのストッパーピン11a
をケース体10に設けたストッパー壁10aに当接させてい
ることにより共に回動せず、ヒンジシャフト8のみが開
閉体3と共に回動することにより開閉体3は開かれる。
その際にスプリング15のトルクは作用せず、フリクショ
ンプレート11とヒンジシャフト8との間の摩擦力のみが
作用するので、どこで停止させても開閉体3は安定的に
停止保持される状態となる。このようにして約140゜開
かれると、第10図に示したようにヒンジシャフト8と共
に回動している圧入ピン14がストッパー部10bに当接す
ることにより停止され、それ以上は開かれない。
開いた開閉体3を閉じる際にもフリクションプレート
11のストッパーピン11aはスプリング15の他端部15bによ
って押されているスライダー16の上段部16bによって固
定されているのでヒンジシャフト8とともに回動せず、
最初より回動するヒンジシャフト8との間に開く際と同
じ摩擦力が作用してフリーストップにどの開成角度でも
停止可能に閉じられるが、20゜の開成角度になると、圧
入ピン14がスライダー16の下段部16aと当接し、さらに
開閉体3を押圧することによりスライダー16をスプリン
グ15の回転トルクに抗して右側へ摺動させつつ閉じられ
ることになる。開閉体3を完全に閉じると、係合片5、
5がロック装置6、6によってロックされ、開閉体3は
閉成状態を保つものである。
(効果) 以上詳細に説明したようにこの発明によれば、開閉体
は一定開角度まではスプリングトルクによって自動的に
開かれ、一定角度以上においてはスプリングトルクが作
用せずフリクショントルクのみによって開かれるので、
開閉体をさまざまな使用角度で安定的に停止保持させて
おくことができる他、フリクショントルクをフリクショ
ンプレートによって得るようにしたので、開閉体の開成
動作及び閉成動作のどちらにも均等にフリクションが作
用し、安定した開閉動作をさせることができるという効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図はこの発明を
実施したラップトップ型のワードプロセッサーの斜視
図、第2図はこの発明に係る開閉装置の平面図、第3図
は第2図の左側面図、第4図は第2図のA−A線断面
図、第5図はその分解平面図、第6図はスライダーの斜
視図、第7図乃至第10図はこの発明に係る開閉装置の作
動を説明するための説明図であり、その中で第7図は開
閉体の閉成状態のもの、第8図は15゜まで開かれた状態
のもの、第9図は20゜まで開かれた状態のもの、第10図
は140゜まで開かれた状態のものをそれぞれ示してい
る。 1……本体、3……開閉体 7……ブラケット、8……ヒンジシャフト 10……ケース体 11……フリクションプレート 14……圧入ピン 15……捩じりコイルスプリング 16……スライダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 11/10 G06F 1/00 312 - 313 H05K 5/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部を開閉体側に固定させたヒンジシャ
    フトを本体側に設けられたブラケットに回転可能に取り
    付け、このヒンジシャフトの他端部に該ヒンジシャフト
    との間で一定の範囲においてのみ摩擦回動可能にフリク
    ションプレートを取り付け、前記ヒンジシャフトに取り
    付けた制御ピンと前記ブラケットとの間に前記開閉体を
    自動的に開くトルクを保有するスプリングを設け、さら
    に前記制御ピンとスプリングの端部との間に一定範囲に
    のみ摺動するようにスライダーを介在させたことを特徴
    とする、開閉体の開閉装置。
JP1048232A 1989-02-28 1989-02-28 開閉体の開閉装置 Expired - Lifetime JP2785032B2 (ja)

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JPH02229910A JPH02229910A (ja) 1990-09-12
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JPH04114621U (ja) * 1991-03-19 1992-10-09 岩崎通信機株式会社 可動体保持機構
JPH0543216U (ja) * 1991-11-18 1993-06-11 三洋電機株式会社 情報機器のキヤビネツト

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