JP3281570B2 - Oa機器用チルトヒンジ - Google Patents
Oa機器用チルトヒンジInfo
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- base plate
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Description
いは卓上型のパソコン、ワープロ等のOA機器のディス
プレー体を開閉させるためのOA機器用チルトヒンジに
関する。
は、小径部を有しディスプレー体の支持部材を兼ねる回
転シャフトと、装置本体側へ取付けられ、前記小径部に
回転自在に支承されたベース板と、このベース板の両側
の前記小径部にそれぞれ配設された摩擦用ワッシャと、
この摩擦用ワッシャを前記ベース板に圧接するように前
記小径部に配設されたスプリングワッシャとを備えてい
る。なお、この種のOA機器用チルトヒンジとして、例
えば実開平5−21079号公報、実開平5−2108
0号公報及び特開平7−324552号公報に示すもの
が知られている。
角度に開いた状態においては、ディスプレー体をその位
置に保持させる保持力を必要とする。従来技術は、ディ
スプレー体を閉じた時も前記ディスプレー体を保持させ
る保持力を有するので、ディスプレー体を開く時に大き
なトルクを要し、装置本体が持ち上がるという問題があ
った。またディスプレー体を閉じている時の大きな保持
力により、装置本体のモールド部が変形するという問題
があった。
度に開いた状態においてはディスプレー体を保持する保
持力を有し、ディスプレー体を開く時は軽く開くことが
できて装置本体が持ち上がることがなく、また装置本体
のモールド部の変形が防止されるOA機器用チルトヒン
ジを提供することにある。
の本発明の手段は、小径部を有しディスプレー体の支持
部材を兼ねる回転シャフトと、装置本体側へ取付けら
れ、前記小径部に回転自在に支承されたベース板と、こ
のベース板の両側の前記小径部にそれぞれ配設された摩
擦用ワッシャと、この摩擦用ワッシャを前記ベース板に
圧接するように前記小径部に配設されたスプリングワッ
シャとを備えたOA機器用チルトヒンジにおいて、前記
ベース板と前記スプリングワッシャ間の前記小径部に配
設され、前記ベース板に係脱自在なスタート板と、前記
回転シャフトと共に回転可能で前記ベース板と前記スタ
ート板間又は前記スタート板と前記スプリングワッシャ
間の前記小径部に配設され、前記スタート板と前記ベー
ス板との係合を係脱させる角付可動摩擦板とを備え、前
記ディスプレー体を閉じた状態より一定角度開く時は、
前記スタート板は前記角付可動摩擦板と共に回転して前
記ベース板に係合して止まり、この状態から更に使用角
度に開く時は、前記スタート板は回転しないで前記角付
可動摩擦板が回転し、前記ディスプレー体を前記使用角
度に開いた状態より閉じる時は、前記角付可動摩擦板が
一定角度回転し、この一定角度閉じた状態より更に閉じ
る時は、前記角付可動摩擦板は前記スタート板を押圧し
て該スタート板と前記ベース板との係合を離脱させるこ
とを特徴とする。
3により説明する。回転シャフト1のつば部1aの一方
側には該つば部1aより小径の小径部1bが形成され、
小径部1bには軸心方向に溝1cが形成されている。小
径部1bには、つば部1aより順次燐青銅よりなる摩擦
用ワッシャ2、ベース板3、燐青銅よりなる摩擦用ワッ
シャ4、角付可動摩擦板5、スタート板6、摩擦可動板
7、スプリングワッシャ8及び押さえ用ワッシャ9が挿
入されている。そして、小径部1bの端部をかしめるこ
とにより、摩擦用ワッシャ2及び4がベース板3の両側
に圧接させられる。
れている。回転シャフト1のつば部1aの他方側の端部
部分には、ディスプレー体11が固定されるディスプレ
ー体保持板12が取付けられる。ベース板3には、スタ
ート板6の突部6aが係合する係合穴3aが形成されて
いる。角付可動摩擦板5は、常に回転シャフト1と共に
回転可能に、回転シャフト1の溝1cに係合する係合部
5aが形成され、外周部には、スタート板6側に折り曲
げられた押圧部5bが形成されている。スタート板6に
は、ベース板3の係合穴3aに係合する突部6aが形成
されている。またスタート板6には、角付可動摩擦板5
を回転させた時に該角付可動摩擦板5の押圧部5bが当
接する作用部6bが形成されている。摩擦可動板7も常
に回転シャフト1と共に回転可能に、回転シャフト1の
溝1cに係合する係合部7aが形成されている。
1を使用角度開いた状態を示す。この状態においては、
角付可動摩擦板5の押圧部5bはスタート板6の作用部
6bより一定角度離れており、スタート板6の突部6a
はベース板3の係合穴3aに係合している。前記したよ
うに、角付可動摩擦板5及び摩擦可動板7の係合部5a
及び7aは回転シャフト1の溝1cに係合しているの
で、角付可動摩擦板5及び摩擦可動板7は常に回転シャ
フト1と共に回転する。
プレー体11を閉じるために該ディスプレー体11を装
置本体10側に倒すと、回転シャフト1は矢印A方向に
回転する。この場合、スタート板6は、突部6aがベー
ス板3の係合穴3aに係合しているので回転しない。従
って、回転シャフト1の回転により、ベース板3の両側
面とスタート板6の両側面にそれぞれ摩擦力が発生す
る。
せると、角付可動摩擦板5の押圧部5bがスタート板6
の作用部6bを押し、スタート板6の突部6aはベース
板3の係合穴3aより離れ、スタート板6は角付可動摩
擦板5に押されて共に回転して図3の状態となり、ディ
スプレー体11は装置本体10に閉じられる。このよう
に、スタート板6が角付可動摩擦板5と共に回転する
と、ベース板3の両側面の摩擦力のみが発生する。
時は、回転シャフト1は図3の状態より矢印B方向に回
転する。この場合、スタート板6は両側面の角付可動摩
擦板5と摩擦可動板7との摩擦力により、角付可動摩擦
板5と共に回転する。従って、ディスプレー体11を開
く時は、ベース板3の両側面の摩擦力のみが発生する。
回転シャフト1が矢印B方向に回転してスタート板6の
突部6aがベース板3の係合穴3aに係合すると、スタ
ート板6は回転しなくなる。従って、この時はベース板
3の両側面とスタート板6の両側面に摩擦力が発生す
る。
度開く時のトルクは、ベース板3の両側面の摩擦力に打
ち勝つ力である。ディスプレー体11を一定角度開いた
後に更に開くトルクは、ベース板3の両側面の摩擦力と
スタート板6の両側面の摩擦力に打ち勝つ力であり、こ
の時の摩擦力はディスプレー体11をその位置に保持さ
せるための保持力である。
時のトルクは、ディスプレー体11を使用角度に保持さ
せる保持力の約半分の力で良い。このため、ディスプレ
ー体11を軽く開くことができ、ディスプレー体11を
開く時に装置本体10が持ち上がることがない。またデ
ィスプレー体11を閉じた状態においては、ディスプレ
ー体11の保持力の約半分の力がベース板3に加わるの
で、装置本体10のモールド部の変形が防止される。
ト板6と摩擦用ワッシャ4間に角付可動摩擦板5を設
け、スタート板6とスプリングワッシャ8間に摩擦可動
板7を設けたが、逆にスタート板6と摩擦用ワッシャ4
間に摩擦可動板7を設け、スタート板6とスプリングワ
ッシャ8間に角付可動摩擦板5を設けても良い。またベ
ース板3に係合穴3aを設け、スタート板6に突部6a
を設けたが、これは雄雌の関係であるので、ベース板3
に突部を設け、スタート板6に係合穴を設けても良い。
ワッシャ間の小径部に配設され、前記ベース板に係脱自
在なスタート板と、回転シャフトと共に回転可能で前記
ベース板と前記スタート板間又は前記スタート板と前記
スプリングワッシャ間の前記小径部に配設され、前記ス
タート板と前記ベース板との係合を係脱させる角付可動
摩擦板とを備え、ディスプレー体を閉じた状態より一定
角度開く時は、前記スタート板は前記角付可動摩擦板と
共に回転して前記ベース板に係合して止まり、この状態
から更に使用角度に開く時は、前記スタート板は回転し
ないで前記角付可動摩擦板が回転し、前記ディスプレー
体を前記使用角度に開いた状態より閉じる時は、前記角
付可動摩擦板が一定角度回転し、この一定角度閉じた状
態より更に閉じる時は、前記角付可動摩擦板は前記スタ
ート板を押圧して該スタート板と前記ベース板との係合
を離脱させるので、ディスプレー体を使用角度に開いた
状態においてはディスプレー体を保持する保持力を有
し、ディスプレー体開く時は軽く開くことができて装置
本体が持ち上がることがなく、また装置本体のモールド
部の変形が防止される。
態を示し、図2のC−C線断面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 小径部を有しディスプレー体の支持部材
を兼ねる回転シャフトと、装置本体側へ取付けられ、前
記小径部に回転自在に支承されたベース板と、このベー
ス板の両側の前記小径部にそれぞれ配設された摩擦用ワ
ッシャと、この摩擦用ワッシャを前記ベース板に圧接す
るように前記小径部に配設されたスプリングワッシャと
を備えたOA機器用チルトヒンジにおいて、前記ベース
板と前記スプリングワッシャ間の前記小径部に配設さ
れ、前記ベース板に係脱自在なスタート板と、前記回転
シャフトと共に回転可能で前記ベース板と前記スタート
板間又は前記スタート板と前記スプリングワッシャ間の
前記小径部に配設され、前記スタート板と前記ベース板
との係合を係脱させる角付可動摩擦板とを備え、前記デ
ィスプレー体を閉じた状態より一定角度開く時は、前記
スタート板は前記角付可動摩擦板と共に回転して前記ベ
ース板に係合して止まり、この状態から更に使用角度に
開く時は、前記スタート板は回転しないで前記角付可動
摩擦板が回転し、前記ディスプレー体を前記使用角度に
開いた状態より閉じる時は、前記角付可動摩擦板が一定
角度回転し、この一定角度閉じた状態より更に閉じる時
は、前記角付可動摩擦板は前記スタート板を押圧して該
スタート板と前記ベース板との係合を離脱させることを
特徴とするOA機器用チルトヒンジ。 - 【請求項2】 前記回転シャフトの前記小径部には、軸
心方向に溝が形成され、前記角付可動摩擦板には、前記
溝に係合する係合部が形成されていることを特徴とする
請求項1記載のOA機器用チルトヒンジ。 - 【請求項3】 前記ベース板と前記スタート板との係合
は、一方に係合穴が形成され、他方に前記係合穴に係合
する突部が形成されていることを特徴とする請求項1記
載のOA機器用チルトヒンジ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09973497A JP3281570B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | Oa機器用チルトヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09973497A JP3281570B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | Oa機器用チルトヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10280781A JPH10280781A (ja) | 1998-10-20 |
JP3281570B2 true JP3281570B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=14255285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09973497A Expired - Fee Related JP3281570B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | Oa機器用チルトヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281570B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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KR100850934B1 (ko) * | 2001-11-23 | 2008-08-12 | 엘지전자 주식회사 | 힌지 클릭 장치 |
JP2007233232A (ja) | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Funai Electric Co Ltd | 表示画面支持機構 |
JP4604254B2 (ja) * | 2008-08-08 | 2011-01-05 | Necインフロンティア株式会社 | チルトヒンジ |
JP5465327B2 (ja) * | 2010-06-07 | 2014-04-09 | 三菱電機株式会社 | ヒンジ機構およびモニタ開閉機構 |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP09973497A patent/JP3281570B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10280781A (ja) | 1998-10-20 |
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