JPH0526925Y2 - - Google Patents

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JPH0526925Y2
JPH0526925Y2 JP15644887U JP15644887U JPH0526925Y2 JP H0526925 Y2 JPH0526925 Y2 JP H0526925Y2 JP 15644887 U JP15644887 U JP 15644887U JP 15644887 U JP15644887 U JP 15644887U JP H0526925 Y2 JPH0526925 Y2 JP H0526925Y2
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JP
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hub
magnetic fluid
pivot shaft
motor bracket
magnetic
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JP15644887U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スピンドルモータに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来のスピンドルモータ、特に磁気記録デイス
ク取付用のハブを有する形式のものに於ては、ハ
ブが回転すると、ハブの端面とモータブラケツト
の対向する空間部に存在する空気が、回転摩擦に
よつて外径方向に排出され、該空間部の内径寄り
に於て、負圧を生ずる場合がある。該空間部の内
径寄りには磁性流体シールが配設されているか
ら、磁性流体シールの内外で圧力差が発生し、磁
性流体シールの磁性保持部材と枢支軸との間に保
持された磁性流体が負圧の上記内径寄りの空間部
へ飛散し、清浄なデイスク室を汚染するという問
題を生じていた。
本考案は、上記問題点を解決したスピンドルモ
ータを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、モータブラケツトに固着される枢支
軸と、該枢支軸に軸受を介して回転可能に支持さ
れるハブと、該ハブと該枢支軸との半径方向間隙
部に設けられると共に磁性保持部材と磁性流体と
からなる磁性流体シールと、を備えたスピンドル
モータに於て、上記モータブラケツトの内側面と
上記磁性流体シールとの間の空間部に空気を流入
させるための通気孔が、上記モータブラケツトに
貫設され、かつ、該通気孔における上記内側面側
の開口端を、上記磁性保持部材の外周面よりも内
径側の位置となるように、設定したものである。
〔作用〕
ハブの回転によつて、ハブ端面とモータブラケ
ツトの内側面との空間部の内径寄りに局所的な負
圧が発生しようとした時、通気孔から空気が流入
して、上記負圧の発生を防止する。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて詳説する。
第1図と第2図に於て、1は本考案に係るスピ
ンドルモータであつて、モータブラケツト2に固
着される枢支軸3と、該枢支軸3に軸受4,4を
介して回転可能に支持されるハブ5と、該ハブ5
と該枢支軸3との半径方向間隙部6に設けられる
と共に磁性保持部材7と磁性流体8とからなる磁
性流体シール9,9と、を備えている。ハブ5の
外周面には仮想線で示すように磁気記録デイスク
21…が取付けられる。ハブ5の内周面10に
は、ヨーク11を介してロータマグネツト12が
固着れている。該ロータマグネツト12の内径側
には、枢支軸3の外周面13に固着されたステー
タ14が近接して配置されている。上記磁性流体
シール9,9のうち、モータブラケツト2側のも
のは、図例では上記ヨーク11の内周面に鉄ブツ
シユ15及び介装部材16を介して取付けられ
る。磁性保持部材7,7は、中間の平板環状磁石
17と、該磁石17の両面からサンドウイツチ状
に挾着する平板環状の第1ポールピース18と第
2ポールピース19とからなり、また、磁性流体
8は、第1・第2ポールピース18,19の内周
面と枢支軸3の外周面13との空隙部20,20
に注入保持される。なお、第2ポールピース19
にのみ磁性流体8を保持させるも好ましい(図示
省略)。
また、モータ1は、モータブラケツト2を仮想
線で示すシヤーシ26に固着することによつて取
付けている。
しかして、モータブラケツト2の内側面22−
デイスク室D側の面をいう−と磁性流体シール9
との間の空間部Vに空気Aを流入させるための調
圧用の小径の通気孔23を、モータブラケツト2
に貫設し、該通気孔23における上記内側面22
側の開口端24が、磁性保持部材7の外周端縁部
25よりも内径側に位置するように設定した。通
気孔23を形成したことにより、上記空間部Vを
介して、シヤーシ26によつて隔てられたデイス
ク室D側と大気M側とを連通したこととなる。通
気孔23における入口、つまりモータブラケツト
2の大気M側の面31にはゴミ等の侵入防止用の
エアフイルター30を付設する。なお、枢支軸3
に形成された挿通孔28にはステータコイル引出
線27が挿通されている。
ハブ5が回転することにより、上記空間部V内
の空気を含むハブ5の一端面29とモータブラケ
ツト2の内側面22との間に存在する空気は、該
一端面29との摩擦による遠心力を受けて、矢印
B方向に放出され、空間部V内の気圧Pvはデイ
スク室Dの気圧Pdより低くなろうとする。この
負圧によつて、モータ1内部の気圧(ほぼPdに
等しいと考えられる)との均衡が破れて、磁性流
体8は、仮想線が示す矢印方向Cへ引かれる虞れ
がある。しかし、この時、直ちに大気M側の空気
Aが通気孔23から空間部V内へ入り、瞬時にし
て負圧状態が解消される。このように空間部V内
の気圧Pvは直にPdとほぼ等しくなるので、磁性
流体8は矢印C方向へ引かれず、飛散が防止でき
る。また、フイルター30を通気孔23に設けた
ので大気M側のゴミ等は空間部V内へ侵入するこ
とはない。
上述のPdとPvとの瞬間的な圧力差は、ハブ外
径が大きい程大となり、さらに上記内側面22と
一端面29間の距離によつても影響されるが、本
考案では、磁性流体シール9の近傍部に空気Aが
自動的に補充されるようにして上記圧力差を解消
するようにしたものである。
通気孔23の位置については、モータブラケツ
ト2と枢支軸3外周面13との境界面に付設して
もよく、また、複数箇所に設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により次のような顕著な実
用的効果を奏する。
清浄であるべきデイスク室D内への磁性流体
8の飛散が防止され、デイスク21…の表面が
磁性流体8によつて汚染されることはない。
通気孔23を形成するだけでよく、構造簡易
であるから従来のスピンドルモータにも容易に
適用可能である。
磁性流体8の飛散が防止でき、磁性流体シー
ル9のシール性能が長期間保存できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面正面図、
第2図は要部拡大断面図である。 2……モータブラケツト、3……枢支軸、4…
…軸受、5……ハブ、6……半径方向間〓部、7
……磁性保持部材、8……磁性流体、9……磁性
流体シール、22……内側面、23……通気孔、
24……開口端、25……外周端縁部、V……空
間部、A……空気。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モータブラケツト2に固着される枢支軸3と、
    該枢支軸3に軸受4を介して回転可能に支持され
    るハブ5と、該ハブ5と該枢支軸3との半径方向
    間隙部6に設けられると共に磁性保持部材7と磁
    性流体8とからなる磁性流体シール9と、を備え
    たスピンドルモータに於て、 上記モータブラケツト2の内側面22と上記磁
    性流体シール9との間の空間部Vに空気Aを流入
    させるための通気孔23が、上記モータブラケツ
    ト2に貫設され、該通気孔23における上記内側
    面22側の開口端24を、上記磁性保持部材7の
    外周端縁部25よりも内径側の位置となるよう
    に、設定したことを特徴とするスピンドルモー
    タ。
JP15644887U 1987-10-13 1987-10-13 Expired - Lifetime JPH0526925Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0161850U JPH0161850U (ja) 1989-04-20
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