JPH11220849A - クリーン用回転形電動機 - Google Patents

クリーン用回転形電動機

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JPH11220849A
JPH11220849A JP3405298A JP3405298A JPH11220849A JP H11220849 A JPH11220849 A JP H11220849A JP 3405298 A JP3405298 A JP 3405298A JP 3405298 A JP3405298 A JP 3405298A JP H11220849 A JPH11220849 A JP H11220849A
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JP
Japan
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frame
motor
bracket
rotating shaft
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP3405298A
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English (en)
Inventor
Koji Takeshita
浩二 竹下
Tatsuo Suzuki
健生 鈴木
Satoshi Murakami
智 村上
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厳しいクリーン度が要求される環境下におい
ても十分対応できるクリーン用回転形電動機を提供す
る。 【解決手段】 筒状のフレーム2と、固定子コア4とこ
の固定子コア4に装着される固定子巻線5とからなる固
定子3と、ブラケット6、7と、ブラケット6、7に軸
受9、10を介して回転自在に支承された回転軸8と、
回転軸8に取り付けられた回転子11とを有するクリー
ン用回転形電動機において、フレーム2に、フレーム内
部とフレーム外部とを結ぶ貫通穴14を形成するととも
に貫通穴14に多孔質膜フィルタ15を取り付けるよう
にする。多孔質膜フィルタ15は、パーティクルを透過
しないので、パーティクルを電動機外部に放出すること
なく、電動機の内部と外部とで通気性を保って電動機内
部と外部の圧力差を小さくし、発塵源である軸受部を通
る空気を少なくして、電動機外部へ放出されるパーティ
クルを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルーム等
で使用される回転形電動機に係り、特に、半導体製造工
程において、ウェハの洗浄装置や、フォトレジストの塗
布装置、ウェハ搬送装置などに使用される回転形電動機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化と高機能化
に伴って、半導体製造工程におけるクリーン化の要求も
ますます厳しくなっている。特に、ウェハ表面に対する
パーティクルによる汚染は、製品の歩留まりの悪化をも
たらすため、重要な問題となっている。そのため、半導
体製造装置は、一般に、クリーン度が厳しく管理された
クリーンルーム内に設置され、ウェハへのパーティクル
の付着を防止している。従来より、回転形電動機は、半
導体の製造工程において、例えば、ウェハの洗浄装置、
フォトレジストの塗布装置などのスピナ用や、ウェハ搬
送装置の駆動用などの用途に広く利用されている。しか
し、クリーン環境下では、必要とするクリーン度に応じ
た対策を行っていないと、電動機からのパーティクルの
発生を抑えることができず、周囲環境を汚染し、ウェハ
を汚染する。回転形電動機の場合、パーティクルの発生
原因としては、構成部品からの錆や、外被の汚れ、塗装
の剥離などもあるが、回転部と静止部の摩擦に起因する
ものが主であり、特に、軸受部からの摩耗粉や飛散した
グリースなどがパーティクルとなり、周囲環境を汚染し
ていた。そこで、クリーン環境下で使用する従来の回転
形電動機は、軸受のグリースを飛散が少ないクリーン用
グリースに交換した回転形電動機が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クリーン用
グリースを用いた電動機の場合でも、パーティクルの飛
散がないわけではなく、電動機の回転速度や軸受サイズ
の増加に伴ってパーティクルは増加し、より厳しいクリ
ーン度が要求される場合には、十分対応ができないこと
があった。そこで本発明は、このような問題点を解決
し、より厳しいクリーン度が要求される環境下において
も十分対応できるクリーン用回転形電動機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、筒状のフレームと、前記フレームの内面
に嵌合される固定子コアとこの固定子コアに装着される
固定子巻線とからなる固定子と、前記フレームの軸方向
端部に取り付けたブラケットと、前記ブラケットに軸受
を介して回転自在に支承された回転軸と、前記回転軸の
外周面に、前記固定子コアの内周面と空隙を介して対向
するように取り付けられた回転子とを有するクリーン用
回転形電動機において、前記フレームに、フレーム内部
とフレーム外部とを結ぶ貫通穴を形成するとともに前記
貫通穴に多孔質膜フィルタを取り付けるようにしたもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1に基
づいて説明する。図1は、本発明の実施例を示す側断面
図であり、例として、永久磁石形同期電動機の場合を示
す。図において、1はクリーン用回転形電動機、2は前
記クリーン用回転形電動機のフレームで、筒状をしてい
る。3は固定子で、前記フレーム2の内面に嵌合された
固定子コア4とこの固定子コア4に装着される固定子巻
線5とからなっている。6、7はブラケットで、前記フ
レーム2の軸方向端部に取り付けられている。8は中空
状の回転軸で、前記ブラケット6、7を貫通するととも
に、前記ブラケット6、7に軸受9、10を介して回転
自在に支承されている。11は回転子で、前記回転軸8
の外周面に、前記固定子コア4の内周面と空隙を介して
対向するように取り付けられた回転子鉄心12と永久磁
石13とからなっている。14は貫通穴で、前記フレー
ム2に、フレーム2の内部と外部とを連通している。1
5は多孔質膜フィルタで、前記貫通穴14を覆うように
前記フレーム2に取り付けられている。多孔質膜フィル
タ15は、四ふっ化エチレン樹脂製で、1cm2 あたり数
億個の微細孔をもつため、防水・防塵性を有しつつ、通
気性がある。16は保護カバーで、前記貫通穴14と連
通する通気口17を有し、前記多孔質膜フィルタ15を
フレーム2との間に挟むようにして、前記フレーム2に
取り付けられている。なお、前記保護カバー16の通気
口17は、前記多孔質膜フィルタ15にものが当たって
損傷することがないように、回転軸方向に向いている。
18は検出器部で、前記回転軸8に固定された回転ディ
スク19と、前記ブラケット7に固定されたセンサ部2
0とで構成されている。21は検出器カバーで、前記ブ
ラケット7に取り付けられている。22は前記回転軸8
とブラケット6との間に設けた非接触のラビリンスシー
ル部、23は前記回転軸8と検出器カバー21との間に
設けた非接触のラビリンスシール部、24は前記回転デ
ィスク19と前記ブラケット7との間隙に設けた非接触
のラビリンスシール部である。25は前記クリーン用回
転形電動機1の内部空間である。このような構成におけ
る多孔質膜フィルタ15とラビリンスシール部21、2
2、23の働きについて以下に説明する。クリーン用回
転形電動機1の運転を開始すると、主に、前記固定子巻
線5が発熱源となって、電動機の内部空間24の温度が
上昇し、内圧が上昇する。しかし、内圧が上昇しても、
前記多孔質膜フィルタ15を取り付けた前記貫通穴14
を通して、内気を電動機外部に逃がすことができる。し
たがって、発塵源である軸受9、10を通って外部へ放
出される空気が少なくなり、電動機外部へ放出されるパ
ーティクルが減少する。前記多孔質膜フィルタ15の微
細孔の孔径は、小さすぎると通気量が減少し、大きすぎ
るとパーティクルが透過してしまうので、電動機の内部
空間25の容積や、前記多孔質膜フィルタ15の有効面
積、あるいは、必要なクリーン度に応じて、0.1μm
〜1μmの範囲で選択するのが好ましい。例えば、厳し
いクリーン度が要求される場合には、0.1μm程度の
細かい孔径の多孔質膜フィルタ15を用いて、フィルタ
部の有効面積を大きくとって通気量を確保するとよい。
なお、多孔質膜フィルタ15は、通気性を有しつつ、防
水性、防塵性を兼ね備えているため、電動機外部から水
や塵挨が進入することがなく、電動機の性能を損なうこ
とはない。また、前記回転軸8とブラケット6との間に
非接触のラビリンスシール部22を設けるとともに、前
記回転軸8と検出器カバー21との間に非接触のラビリ
ンスシール部23を設け、さらに前記回転ディスク19
と前記ブラケット7との間隙に非接触のラビリンスシー
ル部24を設けることにより、軸受9、10を通る空気
がさらに少なくなり、より効果的にパーティクルの抑制
が行われる。さらに、ラビリンスシール部24を設ける
ことにより、回転ディスク19の回転による電動機の内
部空間25の空気の吸い出しが抑制され、回転軸8と検
出器カバー21との間隙から放出されるパーティクルが
抑制される。なお、前記実施例では、前記ブラケット7
と回転軸8との間には、ラビリンスシール部は設けてい
ないが、前記ブラケット7と回転軸8との間にも、ラビ
リンスシール部を設けるようにしてもよい。また、前記
実施例では、永久磁石形同期電動機の場合を例として示
したが、本発明は、誘導電動機など、他の形式の回転形
電動機にも適用することができる。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればつぎ
のような効果がある。 (1) 多孔質膜フィルタは、空気のような気体は透過する
が、パーティクルは透過しないので、パーティクルを電
動機外部に放出することなく、電動機の内部と外部とで
通気性を保つことができ、電動機内部と外部の圧力差を
小さくすることができる。このため、発塵源である軸受
部を通る空気を少なくすることができ、電動機外部へ放
出されるパーティクルを減少させることができる。 (2) また、外枠に貫通部を設けているので、軸受部を通
る空気を減少させることができ、その結果、クリーン用
グリースを使うことなく、一般のグリースでパーティク
ルの少ない電動機を提供することできる。 (3) さらに、回転軸とブラケットの間に非接触のラビリ
ンスシール部を設けることにより、軸受部を通る空気を
さらに少なくすることができ、よりパーティクルの少な
いクリーン用回転形電動機を提供することができる。 (4) さらにまた、前記回転ディスクと前記ブラケットと
の間隙に、非接触のラビリンスシール部を設けることに
より、回転ディスクの回転による電動機の内部空間の空
気の吸い出しを抑制し、電動機から放出されるパーティ
クルを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すクリーン用回転形電動機
の側断面図である。
【符号の説明】
1:クリーン用回転形電動機 2:フレーム 3:固定子 4:固定子コア 5:固定子巻線 6:ブラケット 7:ブラケット 8:回転軸 9:軸受 10:軸受 11:回転子 12:回転子鉄心 13:永久磁石 14:貫通穴 15:多孔質膜フィルタ 16:保護カバ 17:通気口 18:検出器部 19:回転ディスク 20:センサ部 21:検出器カバー 22:ラビリンスシール部 23:ラビリンスシール部 24:ラビリンスシール部 25:内部空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のフレームと、前記フレームの内面
    に嵌合される固定子コアとこの固定子コアに装着される
    固定子巻線とからなる固定子と、前記フレームの軸方向
    両端部に取り付けたブラケットと、前記ブラケットに軸
    受を介して回転自在に支承された回転軸と、前記回転軸
    の外周面に、前記固定子コアの内周面と空隙を介して対
    向するように取り付けられた回転子とを有するクリーン
    用回転形電動機において、 前記フレームに、フレーム内部とフレーム外部とを結ぶ
    貫通穴を形成するとともに前記貫通穴に多孔質膜フィル
    タを取り付けたことを特徴とするクリーン用回転形電動
    機。
  2. 【請求項2】 前記回転軸と、ブラケットの間に非接触
    のラビリンスシール部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のクリーン用回転形電動機。
  3. 【請求項3】 前記回転軸が前記ブラケットに対して回
    転軸方向に貫通し、前記回転軸に固定された回転ディス
    クと、前記ブラケットに固定されたセンサ部とで構成さ
    れた検出器部を備え、前記回転ディスクと前記ブラケッ
    トとの間隙に、非接触のラビリンスシール部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかの項
    に記載のクリーン用回転形電動機。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに検出器カバーを取り付
    けるとともに、前記検出器カバーと前記回転軸との間隙
    に、非接触のラビリンスシール部を設けたことを特徴と
    する請求項3に記載のクリーン用回転形電動機。
JP3405298A 1998-01-30 1998-01-30 クリーン用回転形電動機 Pending JPH11220849A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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