JPS622907Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS622907Y2
JPS622907Y2 JP14357182U JP14357182U JPS622907Y2 JP S622907 Y2 JPS622907 Y2 JP S622907Y2 JP 14357182 U JP14357182 U JP 14357182U JP 14357182 U JP14357182 U JP 14357182U JP S622907 Y2 JPS622907 Y2 JP S622907Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
air
slit ring
mirror cover
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14357182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5950558U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14357182U priority Critical patent/JPS5950558U/ja
Publication of JPS5950558U publication Critical patent/JPS5950558U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS622907Y2 publication Critical patent/JPS622907Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Induction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は鉄道車両用主電動機などに使用され
る自己強制通風冷却型の回転電機に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来上述した鉄道車両用主電動機としては、内
蔵した冷却用フアンの回転により外気をハウジン
グ内にその一端方から強制吸引して回転子の冷却
を行なわしめながら他端方より排出する自己強制
通風冷却型が多く採用されている。しかも最近で
は交流を電源とした誘導電動機が採用され始めて
来た。
ここで上記車両用主電動機として用いられた自
己強制通風冷却型誘導電動機(以下単に回転電機
と略称する)の構成を第1図乃至第3図により簡
単に述べると、左右車輪1,1間にその車軸2へ
の回転伝達機構3と共に回転電機4は配設され
る。この回転電機4は固定子ハウジング5、固定
子6、回転子7及びその回転子軸8に固定した冷
却用フアン9、並びに前記固定子ハウジンング5
の一端閉塞板5aと他端側の鏡蓋10とに設けた
回転子軸8の軸受11,12などを備えて構成さ
れ、回転子7の回転に車輪1,1を駆動すると共
に、冷却用フアン9が回転して、ハウジング5の
外周一端側寄りの外気取入口5bから外気を吸引
して回転子6に通風させて他端側寄りの排風口5
cから排出し、回転子6の強制通風冷却が図れる
ようになつている。
ところで上記交流を電源とする回転電機4では
回転子6の回転速度を検出して制御器にフイード
バツクすることにより回転制御を行うことから、
回転速度検出装置を備える必要がある。しかし上
述の如く回転電機4は左右車輪1,1相互間に軸
方向に厳しい寸法的制約を受けて配設される上
に、最近の車両高速化に伴い出力アツプすべく大
形化する傾向にあることから、上記回転速度検出
装置の設置がスペース的にむずかしく、このため
ハウジング5内部のデツトスペースを利用すべ
く、図示の様に冷却用フアン9の外側面にスリツ
トリング13を突設し、これと対向する鏡蓋10
の円周方向一個所に近接スイツチの速度センサー
14を取付けて、回転子7の回転に伴い冷却用フ
アン9と一体に回転するスリツトリング13でも
つて速度センサー14の溝内に流れる磁束を間歇
的に遮断することにより、パルス電流を生じさせ
て回転速度の検知を行うようにしている。
又一方上述した構成の回転電機4では、冷却用
フアン9の回転による送風作用で、そのフアン9
の外側面と鏡蓋10の内側面との間の空間15内
の気圧が負圧になると、外部の塵埃を含んだ空気
が中心部の軸受12のラビリンス部(隙間)16
を介して空間15内方へ想像線矢印の如く吸込ま
れるようになつて、その結果軸受12が塵埃で汚
損されてしまう。このために鏡蓋10に風穴17
を設けて、その風穴17から外気が多量に空間1
5内に流入するようになし、これにて空間15内
が負圧にならないようにして、含塵空気の軸受1
2のラビリンス部16への流入を防止する構成と
している。
〔背景技術の問題点〕
上述した構成の回転電機4では軸受12の汚損
防止のために空間15内が負圧にならないよう鏡
蓋10に風穴17を設けて、多量の外気の流入を
可能としていることから、その風穴17を介して
外気と一緒に外部の塵埃が該空間15内に入つて
来て、前記速度センサー14がスリツトリング1
3に附着するようになり、その塵埃中には車輪
1,1とレールと摩耗粉等の金属成分が多量に含
まれていることから、その金属成分が速度センサ
ー14に付着集積されて近接スイツチとしての溝
内に流れる磁束を防害したり、非磁性体であるス
リツトリング13に磁性を発生したりして、正確
な速度検出ができなくなつて事故につながる虞れ
を生じる問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、速
度センサ及びスリツトリング付近への外部含塵空
気の侵入を防止することができて、正確な速度検
知動作を長期間に亘り維持できる安全且つ高性能
な回転電機を提供することを目的となす。
〔考案の概要〕
この考案は冷却用フアンの外周面にスリツトリ
ングを設け、これと対向する固定子ハウジングの
鏡蓋部に速度センサーを設け、且つ鏡蓋内側面と
フアン外側面との間の空間内の負圧防止のために
該鏡蓋に風穴を設けたものおいて、スリツトリン
グ及び速度センサーより外周で風穴より内周位置
に、フアン外側面と鏡蓋内側面とのどちらか一方
又は両方から突出して空気の流通を阻止する隔壁
を設けて構成して、上記目的を達成し得るように
した回転電機である。
〔考案の実施例〕
以下この考案の一実施例を第4図、第5図によ
り説明する。なお図中前記第2図、第3図と同一
構成をなす部分には同一符号を付して説明の簡略
化を図ることにする。
ここで、図中18A,18Bは冷却用フアン9
の外側面から各々一体に突設した隔壁で、これら
両隔壁18A,18Bは互に内外に間隔を存して
配する矩形円筒状をなしている。一方固定子ハウ
ジング5の鏡蓋10の内側面から一体に突出して
円筒状の隔壁19が設けられ、この隔壁19の先
端部が上記内外隔壁18A,18B相互間内に入
り込むようになつている。なお、上記隔壁18
A,18B,19は全て回転子軸8を中心とする
同心円状に配して、フアン9の回転時に隔壁18
A,18Bが隔壁19に対し接触することなく微
小隙間を存した状態を保持して、該フアン9の回
転に支障をきたさないようになている。しかも、
その隔壁18A,18b及び19は鏡蓋10の内
周寄りに設けた速度センサー14及びこれと対向
してフアン9外側面に設けたスリツトリング13
よりも外周側に位置し、且つ鏡蓋10の外周寄り
に設けた風穴17よりも内周側に位置して設けら
れて、鏡蓋10内側面とフアン9外側面との間の
空間を15A,15Bの如く内外に区分するよう
になり、互の微小隙間がコの字状に屈曲するラビ
リンス構造となつていることで該内外空間15
A,15B相互の空気の流通を最少限に阻止でき
るようになつている。
而して、上述した構成の回転電機では、回転子
の回転に伴い冷却用フアン9が回転して自己強制
通風冷却を行う。この時のフアン9の送風作用に
より該フアン9外側面と鏡蓋10の内側面との間
の空気がハウジング5の排風口5c方に引張られ
る現象が起きるが、これに伴い外気が風穴17よ
り多量に流入して来ることで、空間15B内が負
圧になることが無く、従つて隔壁18A,18
B,19を介して区分された内周空間15A内も
負圧になることが無く、このため外部塵空気が軸
受12のラビリンス部16を介して吸引導通され
て該軸受12が汚損される心配がない。しかも多
量の含塵空気が風穴17より空間15B内に流入
して来るが、その含塵空気はラビリンスス構造を
呈する隔壁18A,18B,19により内周空間
15A内方へ行くことがなくハウジング5の排風
口5c方に引張られて外部へ排出されるようにな
る。これにて速度センサー14及びスリツトリン
グ13に塵埃が付着集積されることがなくなつ
て、長期間使用していても常に正確な速度検出が
できて制御器の誤動作を防止できるようになる。
次にこの考案の他の実施例を第6図、第7図に
より説明する。
第6図のものは冷却用フアン9の外側面から矩
形円筒状の隔壁28を突設、それよりも稍々小径
な矩形円筒状の隔壁29を鏡蓋10内側面から突
設し、その隔壁29の外周面に形成して溝29a
にリング状のパツキン30を嵌着して、このパツ
キン30の外周面に上記隔壁29の内周面が摺接
する構成となしたもので、内外空間15A,15
B相互の空気の流通を一層確実に阻止して前述し
た作用効果を得るようになる。
第7図のものは、冷却用フアン9の外側面から
比較的肉厚の矩形円筒状隔壁38を突設し、これ
と同径大にて対向して鏡蓋10内側面から矩形円
筒状隔壁39を突設し、この隔壁39の先端面部
に形成した溝39aにフエルト材等のシール部材
40を嵌着して、このシール部材40に上記隔壁
38の先端面が摺接する構成となしたもので、上
記同様に内外空間18A,18B相互の空気の流
通を阻止して効果を得るようになる。
なお、この考案は上記実施例のみに限定される
ことなく、例えば冷却フアン9の外側面と鏡蓋1
0内側面とのどちらか一方のみから隔壁を突設し
て構成してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述した如くなしたから、速度
センサーとスリツトリング付近に外部含塵空気の
侵入を防止することができて、正確な速度検知動
作を長期間に亘り維持できる安全且つ高性能な回
転電機となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転電機の断面図、第2図は同
従来の速度センサーを備えた鏡蓋と冷却用フアン
との拡大断面図、第3図は同従来の冷却用フアン
の外側面、第4図及び第5図はこの考案の一実施
例をを示すもので、第4図は第2図に相当する拡
大断面図、第5図は第3図に相当するフアン外側
面図、第6図、第7図はこの考案の互に異なつた
他の実施例を示す第4図に相当する拡大断面図で
ある。 1……車輪、2……車軸、3……回転伝達機
構、4……回転電機、5……固定子ハウジング、
6……固定子、7……回転子、8……回転子軸、
9……冷却用フアン、10……鏡蓋、11,12
……軸受、13……スリツトリング、14……速
度センサー、15,15A,15B……空間、1
6……軸受ラビリンス部、17……風穴、18
A,18B,19,28,29,38,39……
隔壁、30……パツキン、40……シール部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却用フアンを回転子軸に固定して固定子ハウ
    ジング内に設け、且つそのフアン外側面部に周方
    向に亘るスリツトリングを突設すると共に、その
    スリツトリングと対向する固定子ハウジング鏡蓋
    部に速度センサーを設け、更に前記鏡蓋外周寄り
    部に、前記フアンの回転に伴う送風作用により前
    記鏡蓋内側面とフアン外側面との間の空間に生じ
    る負圧を外気導入により防止する風穴を設けた回
    転電機において、上記スリツトリング及び速度セ
    ンサーより外周で風穴よりも内周の位置に、前記
    フアン外側面と鏡蓋内側面とのどちらか一方又は
    両方から突出してフアン外側面と鏡蓋内側面との
    間の空間内の内外方向の空気の流通を最少限に抑
    える該フアンの回転に支障をきたさない矩形円筒
    状の隔壁を設けて構成したことを特徴とする回転
    電機。
JP14357182U 1982-09-22 1982-09-22 回転電機 Granted JPS5950558U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14357182U JPS5950558U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14357182U JPS5950558U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5950558U JPS5950558U (ja) 1984-04-03
JPS622907Y2 true JPS622907Y2 (ja) 1987-01-23

Family

ID=30320432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14357182U Granted JPS5950558U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5950558U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619287Y2 (ja) * 1985-04-12 1994-05-18 日本精工株式会社 検出器内蔵形電動機
JP4686228B2 (ja) * 2005-03-23 2011-05-25 株式会社東芝 全閉外扇形電動機
JP5092911B2 (ja) * 2008-06-10 2012-12-05 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP5951182B2 (ja) * 2011-02-18 2016-07-13 株式会社東芝 電動機
JP5907767B2 (ja) * 2012-03-15 2016-04-26 三菱重工業株式会社 電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5950558U (ja) 1984-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU667176A3 (ru) Коллекторный двигатель
US5729403A (en) Disk storage drive
JP7162590B2 (ja) 磁気位置センサを含む回転電気機械
JP2544710Y2 (ja) スピンドルモータ
JPS622907Y2 (ja)
US4827168A (en) Sealing structure in a motor for magnetic discs
JP2548475Y2 (ja) アウターロータ型の密閉型ブラシレスモータ
JPH079064U (ja) ファンモータの防塵構造
JP2547062Y2 (ja) モータ
JPH0510549Y2 (ja)
JPH11220849A (ja) クリーン用回転形電動機
JP2022124646A (ja) 車両用主電動機
JPH03265446A (ja) 集電装置の保護機構
JPH042477Y2 (ja)
CN207835288U (zh) 一种中空轴电机
JP2664954B2 (ja) スピンドルモータ
JP2562207Y2 (ja) モータ
JPS62122457U (ja)
KR900008916Y1 (ko) 스핀들 모우터
JPH0615493Y2 (ja) 回転機
JP2003169436A (ja) 光学式エンコーダ付モータ
JPS5866857U (ja) 歯科用電動機における冷却装置
JPH0631355U (ja) 直流電動機
JPH0214306Y2 (ja)
JPS62111769U (ja)