JPH0564387A - モータ装置 - Google Patents

モータ装置

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JPH0564387A
JPH0564387A JP3250486A JP25048691A JPH0564387A JP H0564387 A JPH0564387 A JP H0564387A JP 3250486 A JP3250486 A JP 3250486A JP 25048691 A JP25048691 A JP 25048691A JP H0564387 A JPH0564387 A JP H0564387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor device
outside
magnetic fluid
pressure difference
communication hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP3250486A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Noguchi
清春 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP3250486A priority Critical patent/JPH0564387A/ja
Priority to US07/883,644 priority patent/US5325004A/en
Publication of JPH0564387A publication Critical patent/JPH0564387A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ装置の内部と外部との間に気圧差が生
じた場合、気圧差を解消して磁性流体の散逸を防ぎ、而
も内部の潤滑剤微粒子等が外へ飛散するのを防ぐ。 【構成】 磁性流体シール60及び64により、モータ
装置内部と外部との境界部において、回転部76と固定
軸14との間を密封する。ブッシュ部材30に、それを
上下に貫通する連通孔34を設け、その上端部をフィル
タ36で覆っている。フィルタ36は実質上気体のみを
透過させるので、気圧差を解消すると共に、モータ装置
内部の潤滑剤微粒子等がモータ装置外へ飛散することを
防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸受を含むモータ装置
内部とモータ装置外部との境界部において、回転部と固
定部との間が磁性流体シールによって密封されているモ
ータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】軸受を含むモ
ータ装置内部とモータ装置外部との境界部において、回
転部と固定部との間を磁性流体シールによって密封する
ことにより、モータ装置の内部を外部に対し密閉する
と、モータ装置内部の潤滑剤微粒子等がモータ装置外へ
飛散することがほぼ完全に防がれるため、例えばハード
ディスク装置のようにモータ装置外部のディスク室内を
清浄に維持する必要がある場合に好適に使用されてい
る。
【0003】しかしながら、温度や大気圧の変化などに
よって、モータ装置の内部と外部との間に一定限度を越
える気圧差が生じると、前記磁性流体シールにおける磁
性流体がその気圧差に耐えられなくなって散逸してしま
うことがあり、大きな長所を有する磁性流体が、却って
重大なトラブルの原因ともなっていた。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、モータ装置の内部と外部との間に気圧差が生じ
た場合でも、気圧差がほぼ解消されて磁性流体シールに
おける磁性流体の散逸が防がれ、而もモータ装置内部の
潤滑剤微粒子等がモータ装置外へ飛散することが防がれ
るモータ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモータ装置は、軸受を含むモータ装置内部
とモータ装置外部との境界部において、回転部と固定部
との間が磁性流体シールによって密封されているモータ
装置であって、回転部又は固定部に、気体のみ透過させ
るフィルタ手段を介してモータ装置の内部と外部とを連
通する連通孔が設けられているものとしている。
【0006】
【作用】温度変化や大気圧の変化などによって、磁性流
体シールにより密封されているモータ装置の内部と外部
との間に気圧差が生じた場合、連通孔を通じて気体が出
入りする。連通孔におけるフィルタ手段は、実質上気体
のみを透過させるので、モータ装置内部の塵埃等、特に
軸受の潤滑剤微粒子がモータ装置外へ飛散することは防
がれる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の1実施例としてのハードディスク
駆動用スピンドルモータ装置の断面図である。
【0008】10はブラケットである。図1におけるブ
ラケット10の上側に、中央部が盛り上がった円形の凹
部12が設けられ、その中央部に、強磁性材料製の固定
軸14が立設されている。
【0009】固定軸14の中間部の外周面に環状突部1
6が設けられており、ステータコア18は、その環状突
部16の上側において固定軸14に外嵌固定されてい
る。20は、ステータコア18に捲回されたステータコ
イルである。
【0010】22は、図1におけるステータコイル20
の上方において固定軸14に外嵌固定されている第1玉
軸受、24は、環状突部16の下側において固定軸14
に外嵌固定されている第2玉軸受である。
【0011】26は、強磁性材料製のロータヨークであ
る。ロータヨーク26は、上端部の径が絞られた円筒状
をなし、径が絞られていない大径部26aの上部内周側
に円筒状のロータマグネット28が固定されている。ま
た大径部26aの下端部が環状のブッシュ部材30を介
して第2玉軸受24に支持され、径が絞られた小径部2
6bが第1玉軸受22に支持されることによって、ロー
タヨーク26は固定軸14に対し回転自在に支持されて
いる。そしてロータマグネット28は、ステータコア1
8に対し径方向間隙を隔てて相対する。
【0012】34は、ブッシュ部材30を上下に貫通す
る連通孔である。連通孔34は、対称位置の2個所に設
けられており、以て回転のバランスがとられている。
【0013】36は、連通孔34の上端部を覆うフィル
タである。このフィルタ36は、実質上気体のみを透過
させる材料を用いている。そのような材料の例として
は、GORE−TEX(ゴアテックス)[登録商標;極
小の孔を有するポリテトラフルオロエチレン系樹脂膜]
や、それに類するものを挙げることができる。
【0014】48、50は、強磁性材料製の環状板より
なるポールピース、52は、2枚のポールピース48及
び50の間に挟まれた環状永久磁石体、54は環状のカ
バー部材である。このカバー部材54は、外周部が上側
のポールピース48の上面に固着され、内周部は、ポー
ルピース48の上面から立ち上げられ、ポールピース4
8及び50の内周縁よりやや内側に達している。これら
のポールピース48及び50、環状永久磁石体52並び
にカバー部材54は、環状ホルダ56の内側に固定され
ている。
【0015】環状ホルダ56は、ロータヨーク26の小
径部26bの内周側における第1玉軸受22の上側に固
定され、各ポールピース48、50と固定軸14との間
に磁性流体58が配装されて磁性流体シール60が構成
されている。カバー部材54は、ポールピース48及び
50並びに環状永久磁石体52と一体化しており、ロー
タヨーク26に対し別に取りつける必要がないので、組
立工程が簡略化される。
【0016】64は、これと上下対称状に設けられた磁
性流体シールである。66、68はポールピース、70
は環状永久磁石体、72はカバー部材、74は環状ホル
ダであって、環状ホルダ74は、ブッシュ部材30の内
周側における第2玉軸受24の下側に固定され、各ポー
ルピース66及び68と固定軸14との間に磁性流体5
8が配装されている。
【0017】これらの磁性流体シール60及び64によ
り、第1玉軸受22、第2玉軸受24、ステータコア1
8、ステータコイル20、ロータマグネット28等を含
むスピンドルモータ装置内部と外部との境界部におい
て、回転部76と固定軸14との間が密封されている。
【0018】78は、アルミニウム製のロータハブであ
る。ロータハブ78は略円筒状をなし、図1における下
端部に、外方張出し部80を有する。またロータハブ7
8は、その上下中間位置における内周部全周に亙って帯
状突部82を有し、この帯状突部82においてロータハ
ブ78がロータヨーク26の外周面に外嵌固定されてい
る。ロータハブ78とロータヨーク26との間は、帯状
突部82以外においては、径方向の空隙を有する。この
ような構成によって、両者の熱膨張率の差による屈曲の
発生を可及的に防止するものである。
【0019】そしてロータハブ78の外周部における外
方張出し部80上にハードディスク84が外嵌され、そ
の上に、スペーサ86を介して順次ハードディスク84
が積み重ねられ、ロータハブ78の上端部に固定される
クランプ部材88と前記外方張出し部80との間にこれ
らのハードディスク84が固定される。
【0020】ロータハブ78、ロータヨーク26及びブ
ッシュ部材30の下端部は、ブラケット10の凹部内に
挿入された状態となっている。
【0021】このスピンドルモータ装置の内部と外部と
の境界部は、例えば、ロータハブ78の外方張出し部8
0とブラケット10との間の部分にまで及ぶ。従って原
則的には、磁性流体シールを設ける位置として、このよ
うに一定の範囲に亙る境界部における任意の位置を選択
し得る。
【0022】このスピンドルモータ装置では、第1玉軸
受22及び第2玉軸受24等を含むスピンドルモータ装
置内部と、スピンドルモータ装置外部との境界部におい
て、回転部76と固定軸14との間が磁性流体58シー
ルにより密封されているが、温度変化や大気圧の変化に
よって内部と外部との間に気圧差が生じた場合、連通孔
34を通じて空気等の気体が出入りすることによって気
圧差がほぼ解消されるので、磁性流体シール60及び6
4における磁性流体58が内外気圧差によって散逸する
ことが防がれる。
【0023】また連通孔34の上端部を覆うフィルタ3
6は、実質上気体のみを透過させるので、スピンドルモ
ータ装置内部の潤滑剤微粒子等がモータ装置外へ飛散す
ることが防がれる。
【0024】なお、連通孔を、スピンドルモータ装置の
回転部76における他の部分に設けたり、固定軸14な
どの固定部に設けることも可能である。また連通孔を1
個所とすることや3個所以上とすることも勿論可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明のモータ装置では、磁性流体シー
ルにより密封されているモータ装置の内部と外部との間
に気圧差が生じた場合でも、連通孔を通じて空気等の気
体が出入りすることによって気圧差がほぼ解消されるの
で、磁性流体シールにおける磁性流体の散逸が防がれ
る。
【0026】而も、連通孔におけるフィルタ手段は、実
質上気体のみを透過させ、モータ装置内部の潤滑剤微粒
子等がモータ装置外へ飛散することを防ぐので、例えば
ハードディスク装置のようにモータ装置外部のディスク
室内を清浄に維持する必要がある場合にも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードディスク駆動用スピンドルモータ装置の
断面図である。
【符合の説明】
14 固定軸 22 第1玉軸受 24 第2玉軸受 34 連通孔 36 フィルタ 60 磁性流体シール 64 磁性流体シール 76 回転部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受を含むモータ装置内部とモータ装置外
    部との境界部において、回転部と固定部との間が磁性流
    体シールによって密封されているモータ装置であって、 回転部又は固定部に、実質上気体のみ透過させるフィル
    タ手段を介してモータ装置の内部と外部とを連通する連
    通孔が設けられていることを特徴とするモータ装置。
JP3250486A 1991-05-16 1991-09-02 モータ装置 Pending JPH0564387A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3250486A JPH0564387A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 モータ装置
US07/883,644 US5325004A (en) 1991-05-16 1992-05-15 Motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3250486A JPH0564387A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 モータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0564387A true JPH0564387A (ja) 1993-03-12

Family

ID=17208580

Family Applications (1)

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JP3250486A Pending JPH0564387A (ja) 1991-05-16 1991-09-02 モータ装置

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JP (1) JPH0564387A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5396134A (en) * 1992-01-22 1995-03-07 Nagano Nidec Corporation Spindle motor
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WO2015068733A1 (ja) 2013-11-05 2015-05-14 イーグル工業株式会社 フィルタ装置
CN107606171A (zh) * 2017-10-24 2018-01-19 北京鼎臣世纪超导科技有限公司 一种磁流体密封装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000822