JPH0427028Y2 - - Google Patents

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JPH0427028Y2
JPH0427028Y2 JP1986058302U JP5830286U JPH0427028Y2 JP H0427028 Y2 JPH0427028 Y2 JP H0427028Y2 JP 1986058302 U JP1986058302 U JP 1986058302U JP 5830286 U JP5830286 U JP 5830286U JP H0427028 Y2 JPH0427028 Y2 JP H0427028Y2
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spindle
spindle shaft
internal space
bracket
hub
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、磁気デイスク装置の駆動源に利用
されるスピンドルモータに関するものである。
「従来の技術」 従来、この種のスピンドルモータとして、例え
ば、本出願人は実願昭60−159983において次のよ
うな「磁気デイスク装置」に適用されたインサイ
ドハブ形スピンドルモータを提案した。
このインサイドハブ形スピンドルモータについ
て説明すると、第5図において符号1はブラケツ
トである。このブラケツト1には、軸線を図中上
下に向けて筒状の円筒部2が配設され、この円筒
部2内には、ベアリング3,3を介して回転自在
にスピンドル軸4が嵌合されている。このスピン
ドル軸4は前記ブラケツト1に対して垂直に向け
て配設され、その上端には、磁気デイスク(図示
せず)が装着されるスピンドルハブ5が固定され
て一体に回転するようになつている。このスピン
ドルハブ5は、上面が閉塞された円筒体であつ
て、その内部、すなわちスピンドルハブ5の内面
とブラケツト1との間で囲まれた部分には中空部
(内部空間)5aが形成されている。この中空部
5aには、前記スピンドルハブ5の内面に固定さ
れたロータマグネツト6と、前記円筒部1の外周
に固定されかつ外周面が前記ロータマグネツト6
の内周面と対向するステータコイル7と、前記ロ
ータマグネツト6にこれを囲むように設けられた
磁気遮蔽部材8とホール素子9とからなる駆動機
構10が設けられている。そして、前記ブラケツ
ト1、円筒部2およびベアリング3,3によつて
支持部11が構成されている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記のインサイドハブ形スピンドル
モータにおいては、スピンドルハブ5内の中空部
5aにステータコイル7が設けられているため、
該ステータコイル7の通電による発生した熱が外
に放出されず、該ステータコイル7の局部的な変
形、スピンドル軸4の軸倒れ、あるいは熱オフト
ラツクが起こる原因となつていた。
また、前記スピンドルハブ5内の中空部5aは
密閉された空間になつており、前記スピンドル軸
4が回転して、該スピンドル軸4の周辺が負圧と
なつた際には、ベアリング3,3とスピンドル軸
4との間が中空部5aと外部とを接続する唯一の
通路となる。従つて、上記のスピンドルモータに
あつては、該ベアリング3,3とスピンドル軸4
との間を流通する空気とともに中空部5aに塵埃
が侵入することを防止するために、該ベアリング
3,3とスピンドル軸4との間に磁性流体等によ
る厳重な軸シールを行う必要があつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
であつて、ステータコイルの局部的な変形、スピ
ンドル軸の軸倒れ、あるいは熱オフトラツクを防
止し、かつ中空部(内部空間)への塵埃の侵入を
防止することを目的とし、この目的を達成するた
めに、スピンドル軸を支持するブラケツトとこの
スピンドル軸の端部に固定されて外面にデイスク
が装着されるスピンドルハブとの間に、該デイス
クを回転させる駆動機構が収容される内部空間を
設けてなるスピンドルモータにおいて、前記内部
空間が位置する前記ブラケツトに、該内部空間を
外部空間へ連通する貫通路を設け、この貫通路に
塵埃を除去するフイルタを設けるようにしてい
る。
「作用」 この考案では、スピンドル軸の起動時に、スピ
ンドルハブとブラケツトとの間の内部空間の圧力
が、外部空間の圧力に対して相対的に低くなつた
場合に、貫通路を通じて内部空間内に外気が供給
され、一方、スピンドル軸の回転が定常となつ
て、前記内部空間と前記外部空間の圧力とが等し
くなつた場合には、前記貫通路を通じて駆動機構
の熱が外部空間に放出される。
また、ブラケツトとスピンドルハブとの間の内
部空間に外気が供給される際に、フイルタにより
外気中の塵埃が除去され、該塵埃が内部空間に侵
入することが防止される。
「実施例」 以下、この考案の実施例について第1図〜第4
図を参照して説明する。
なお、この実施例において、従来の技術に示し
たインサイドハブ形スピンドルモータと構成を共
通にする部分については、同一符号を付してその
説明を省略する。
まず、第1図において、符号Aはスピンドル軸
4、スピンドルハブ5、駆動機構10および支持
部11によつて構成された装置本体であつて、該
装置本体Aは、前記ブラケツト1に固定されたケ
ーシング15内に収容されている。このケーシン
グ15は、トツプカバー15aとベース15bと
から構成されて、前記装置本体Aを気密状態に置
くものである。
また、前記装置本体Aを構成するスピンドルハ
ブ5は、アルミニウム等の非磁性軽量金属材によ
つて形成されており、その外周面には、複数枚の
磁気デイスク16,16,16がスペーサ17,
17を介して該スピンドルハブ5の軸方向(矢印
a−b方向)に一定の間隔をもつて取り付けられ
ている。そして、これら磁気デイスク16,1
6,16は、デイスククランプ18と螺子19に
よつて前記スピンドルハブ5の外面に固定される
ようになつている。
前記ブラケツト1には、第1図〜第3図に示す
ように図中上下方向に向けて中空部5aと外部空
間(符号26で示す)とを接続する貫通路25,
25が設けられている。これら貫通路25,25
は、スピンドル軸4の近傍に設けられ、また、第
4図に示すようにスピンドル軸4の周囲に一定の
間隔をもつて配設されて、外部の空気が該中空部
5aに向けて流通されるようになつている。
また、前記ブラケツト1の底面には、第3図に
示すように凹部30が形成され、この凹部30に
は、フイルタとしての濾紙(フイルタ)31が配
設されている。この濾紙31は、第4図に示すよ
うに、平面視環状に形成されたものあつて、前記
貫通路25,25の空気吸入口25a,25a
(貫通路の途中)に配設されて、中空部5aに吸
入される空気から塵埃を除去するようになつてい
る。
次に、上記のように構成されたスピンドルモー
タの作用について説明する。
まず、駆動機構10によつて磁気デイスク1
6,16,16を回転させる。このとき、回転中
心となるスピンドル軸4の周囲が負圧となり、そ
の圧力差によつて外部の空気が貫通路25a,2
5aを通じて中空部5aに送られる。
すなわち、前記外部空気は、まず貫通路25,
25の空気吸入口25a,25aに設けられた濾
紙31によつてその塵埃が取り除かれる。そし
て、塵埃が除去された前記空気は、貫通路25,
25を通過して中空部5aに導入され、更に、磁
気デイスク16,16の回転によつて周囲と比べ
て相対的に圧力の低くなつたスピンドル軸4の付
近に向けて移動する。
上記のスピンドルモータにおいては、スピンド
ル軸4の近傍のブラケツト1に貫通路25,25
が設けられているので、スピンドル軸4が回転し
て該スピンドル軸4付近が負圧となつた場合に、
その圧力差により、外部の空気が前記貫通路2
5,25を経由して中空部5aに導入される。こ
れによつて、前記中空部5aに導入された外部空
気が、駆動機構10のステータコイル7から発生
した熱を吸収して該駆動機構10の過熱を防止
し、かつ、該中空部5aの温度上昇を防止する。
従つて、上記のスピンドルモータでは、中空部5
aの温度上昇が防止されて、ステータコイル7の
局部的な変形、スピンドル軸4の軸倒れ、あるい
は、熱オフトラツクを防ぐことができる。
また、上記のスピンドルモータでは、スピンド
ル軸4の周囲に設けられた貫通路25,25を通
じて外気が中空部5aに導入されるので、スピン
ドル軸4の周辺が大気圧と略等しくなつて、該ス
ピンドル軸4とベアリング3,3との間の空気流
通が回避され、従つて、従来のスピンドルモータ
のように、スピンドル軸4とベアリング3,3と
の間に厳重な軸シールを必要としない。
なお、上記のスピンドルモータにおいては、フ
イルタを貫通路25の空気吸入口25aに配置し
たが必ずしもこれに限らず、該貫通路25の内部
に配置しても良い。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案によれ
ば、スピンドル軸の起動時に、スピンドルハブと
ブラケツトとの間の内部空間の圧力が、外部空間
の圧力に対して相対的に低くなつた場合に、貫通
路を通じて内部空間内に外気が供給され、一方、
スピンドル軸の回転が定常となつて、前記内部空
間と前記外部空間の圧力とが等しくなつた場合に
は、前記貫通路を通じて駆動機構の熱が外部空間
に放出されることから、駆動機構及びその周辺が
過熱されることが防止され、これによつてステー
タコイルの局部的な変形、スピンドル軸の倒れ、
熱オフトラツク等を防止できる効果が得られる。
また、上記外気は、起動時に最も低圧となる、ス
ピンドルハブとブラケツトとの間の内部空間に対
して供給されるものであるので、この点において
駆動機構及びその周辺が過熱されることを有効に
防止できる効果が得られる。
また、前記貫通路を通じて外気が内部空間に導
入されるので、スピンドル軸とベアリングとの間
の外気流通が最小限に抑えられ、従来のスピンド
ルモータのようにスピンドル軸とベアリングとの
間に厳重な軸シールを必要としないという効果が
得られる。
また、前記ブラケツトとスピンドルハブとの間
の内部空間に外気が供給される際に、フイルタに
より外気中の塵埃が除去され、該塵埃が内部空間
に侵入することが防止される効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例の構成を示す
図であつて、第1図はその全体構成を示す一部切
欠断面図、第2図は装置本体を示す一部切欠断面
図、第3図は貫通路の付近を示す断面図、第4図
は貫通路およびフイルタを底面側から視た図、第
5図は従来のスピンドルモータを示す一部切欠断
面図である。 4……スピンドル軸、5……スピンドルハブ、
5a……中空部(内部空間)、6……ロータマグ
ネツト、7……ステータコイル、10……駆動機
構、11……支持部、16……デイスク、25…
…貫通路、31……濾紙(フイルタ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スピンドル軸を支持するブラケツトとこのスピ
    ンドル軸の端部に固定されて外面にデイスクが装
    着されるスピンドルハブとの間に、該デイスクを
    回転させる駆動機構が収容される内部空間を設け
    てなるスピンドルモータにおいて、 前記内部空間が位置する前記ブラケツトに、該
    内部空間を外部空間へ連通する貫通路を設け、該
    貫通路に塵埃を除去するフイルタを設けたことを
    特徴とするスピンドルモータ。
JP1986058302U 1986-04-18 1986-04-18 Expired JPH0427028Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986058302U JPH0427028Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986058302U JPH0427028Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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Publication Number Publication Date
JPS62171046U JPS62171046U (ja) 1987-10-30
JPH0427028Y2 true JPH0427028Y2 (ja) 1992-06-29

Family

ID=30888758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986058302U Expired JPH0427028Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183972U (ja) * 1984-05-16 1985-12-06 東芝テック株式会社 磁気デイスク記録装置

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JPS62171046U (ja) 1987-10-30

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