JPH0526799Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高周波機器、特に、その端子ブロツ
クの取付け構造に関する。

従来技術とその問題点 従来、第４図、第５図に示す様に、電子チユー
ナ等の高周波機器において、複数の端子７をター
ミナルボード６に圧入した端子ブロツク５は、回
路基板３上に取り付けられ、シールド板２を備え
たフレーム１に組み込まれている。

しかしながら、このものでは、端子ブロツク５
は端子７が回路基板３の孔に圧入されているのみ
であるため、半田付け時に、ターミナルボード６
に浮き上がりや傾きが発生し、端子７の位置ず
れ、長さ不足を生じるという問題点を有してい
る。特に、ターミナルボード６が長形状である
と、浮き上がりや傾きが顕著である。

問題点を解決するための手段 そこで、本考案に係る高周波機器は、長形状の
ターミナルボードに複数の端子を並設した端子ブ
ロツクを回路基板上に取り付け、このターミナル
ボードをシールド板に形成した切欠きに収納した
状態で該切欠きにて前記回路基板上に押圧したこ
とを特徴とする。

作 用 即ち、以上の構成において、回路基板上に取り
付けられた端子ブロツクは長形状のターミナルボ
ードがシールド板の切欠きに収納されて該切欠き
にて押圧されることにより、確実に回路基板上に
保持され、長形状のターミナルボードが半田付け
時等に浮き上がつたり、傾いたりするおそれはな
い。

実施例 以下、本考案に係る高周波機器の実施例につき
第１図、第２図、第３図を参照して説明する。

第１図、第２図、第３図において、１０はフレ
ーム、１１はシールド板、１２は回路基板、１５
は端子ブロツクである。

端子ブロツク１５は、絶縁材からなる長形状の
ターミナルボード１６に複数の端子１７を一列に
圧入固定したもので、回路基板１２上に取り付け
られている。シールド板１１はフレーム１０と一
体に構成され、回路基板１２上に取り付けられた
端子ブロツク１５のターミナルボード１６に上方
から押圧可能な切欠き１１ａが形成されている。

前記端子ブロツク１５は回路基板１２に対して
は端子１７が該基板１２の孔に圧入されており、
これのみでは浮き上がつたりするおそれを有して
いる。しかし、シールド板１１の切欠き１１ａに
て押圧することにより、この様なおそれは確実に
除去される。そして、切欠き１１ａはターミナル
ボード１６に対して上方のみならず側方からも係
合してターミナルボード１６をフレーム１０の内
壁面に押圧し、水平面上での位置ずれをも防止し
ている。

また、前記切欠き１１ａには面取り部１１a′が
形成されている。これは、組立てをスムーズなも
のとするためである。

考案の効果 以上の説明で明らかな様に、本考案によれば、
長形状のターミナルボードをシールド板に形成し
た切欠きに収納した状態で該切欠きにて回路基板
上に押圧したため、ターミナルボードは確実に回
路基板上に固定され、半田付け時等に浮き上がつ
たり、傾いたりするおそれは全くない。従つて、
端子の位置ずれ、長さ不足を生じることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の要部を示す断面
図、第２図は第１図に示されている端子ブロツク
の斜視図、第３図は第１図に示されているシール
ド板の正面図である。第４図は従来の電子チユー
ナの概略斜視図、第５図はその垂直断面図であ
る。 １０……フレーム、１１……シールド板、１１
ａ……切欠き、１２……回路基板、１５……端子
ブロツク、１６……ターミナルボード、１７……
端子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長形状のターミナルボードに複数の端子を並設
   した端子ブロツクを回路基板上に取り付け、この
   ターミナルボードをシールド板に形成した切欠き
   に収納した状態で該切欠きにて前記回路基板上に
   押圧したことを特徴とする高周波機器。