JP2535612Y2 - チップ形ジャンパー素子 - Google Patents
チップ形ジャンパー素子Info
- Publication number
- JP2535612Y2 JP2535612Y2 JP1129992U JP1129992U JP2535612Y2 JP 2535612 Y2 JP2535612 Y2 JP 2535612Y2 JP 1129992 U JP1129992 U JP 1129992U JP 1129992 U JP1129992 U JP 1129992U JP 2535612 Y2 JP2535612 Y2 JP 2535612Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- electrode
- jumper element
- type jumper
- chip type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気絶縁性を有する基
体に接着剤を使用せずに電極を嵌め込み又は刺し込みに
より固定したチップ形ジャンパー素子に関する。
体に接着剤を使用せずに電極を嵌め込み又は刺し込みに
より固定したチップ形ジャンパー素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチップ形ジャンパー素子として
は、例えば図4ないし図6に示されるように、電気絶縁
性を有する合成樹脂等により形成された基体(例えば凸
部を有する略直方体形状等)の外周に接着剤を介して、
電極を固定したチップ形ジャンパー素子が知られてい
る。
は、例えば図4ないし図6に示されるように、電気絶縁
性を有する合成樹脂等により形成された基体(例えば凸
部を有する略直方体形状等)の外周に接着剤を介して、
電極を固定したチップ形ジャンパー素子が知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のような接着剤による固定では、接着剤の塗布工
程及び、その焼付等の工程が複雑となり、少なくとも数
10分の時間を要してしまう。又、面実装部品として使
用する場合には、半田中に浸漬されるため、接着剤には
耐熱性の良好な材料を選定しなければならない。又、長
時間の使用又は放置等により接着強度が劣化し、半田中
への浸透時に電極が基体より脱落するという問題があ
る。
来技術のような接着剤による固定では、接着剤の塗布工
程及び、その焼付等の工程が複雑となり、少なくとも数
10分の時間を要してしまう。又、面実装部品として使
用する場合には、半田中に浸漬されるため、接着剤には
耐熱性の良好な材料を選定しなければならない。又、長
時間の使用又は放置等により接着強度が劣化し、半田中
への浸透時に電極が基体より脱落するという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の課題を
解決することを目的としてなされたもので、上述の課題
を解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、請
求項1記載のチップ形ジャンパー素子は、少なくとも一
端を電気絶縁性の基体の孔部に嵌め込むか前記基体に刺
し込み、前記一端の残部を前記基体の外表面に略沿って
折曲した電極と、少なくとも前記電極を嵌め込むための
前記孔部を有する前記基体とから成るものである。
解決することを目的としてなされたもので、上述の課題
を解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、請
求項1記載のチップ形ジャンパー素子は、少なくとも一
端を電気絶縁性の基体の孔部に嵌め込むか前記基体に刺
し込み、前記一端の残部を前記基体の外表面に略沿って
折曲した電極と、少なくとも前記電極を嵌め込むための
前記孔部を有する前記基体とから成るものである。
【0005】
【作用】以上の構成において、本考案のチップ形ジャン
パー素子は、電極を折曲することにより、基体の一部に
形成した孔部、又は基体自身へ電極の一端を嵌め込み挿
入するか、もしくは、刺し込み固定するため、従来のよ
うな接着剤の塗布、焼付等の各工程(接着剤を使用する
場合は硬化するまでに数10分を要する)が不要とな
り、又、接着剤の劣化により、半田中への浸透時の基体
からの電極の脱落を防止することができる。
パー素子は、電極を折曲することにより、基体の一部に
形成した孔部、又は基体自身へ電極の一端を嵌め込み挿
入するか、もしくは、刺し込み固定するため、従来のよ
うな接着剤の塗布、焼付等の各工程(接着剤を使用する
場合は硬化するまでに数10分を要する)が不要とな
り、又、接着剤の劣化により、半田中への浸透時の基体
からの電極の脱落を防止することができる。
【0006】
【第1実施例】以下、本考案のチップ形ジャンパー素子
の一実施例を図1ないし図3によって説明する。
の一実施例を図1ないし図3によって説明する。
【0007】図1は、本考案に係わる電気絶縁性を有
し、孔部を2個有する場合の基体1の斜視図であり、基
体1はPPS(ポリフェニレンスルファイド)よりな
る。ここで、基体1の材質としては、他の合成樹脂、例
えば液晶ポリマー又はゴム類等の耐熱性のよいもの、あ
るいはセラミックスであってもよい。基体1は2種類の
孔部を有している。下面2の一部には、元々、略平板形
状であったものを、プレス加工して図2のような形状と
した電極6を嵌め込み又は挿入できる孔部4を2個所有
している。又、基体1の上面3には凹部5が形成されて
いる。ここで、基体1の形状は直方体に限定されること
はなく、立方体もしくは、円柱形等であってもよい。
し、孔部を2個有する場合の基体1の斜視図であり、基
体1はPPS(ポリフェニレンスルファイド)よりな
る。ここで、基体1の材質としては、他の合成樹脂、例
えば液晶ポリマー又はゴム類等の耐熱性のよいもの、あ
るいはセラミックスであってもよい。基体1は2種類の
孔部を有している。下面2の一部には、元々、略平板形
状であったものを、プレス加工して図2のような形状と
した電極6を嵌め込み又は挿入できる孔部4を2個所有
している。又、基体1の上面3には凹部5が形成されて
いる。ここで、基体1の形状は直方体に限定されること
はなく、立方体もしくは、円柱形等であってもよい。
【0008】図2は、本考案に係わる電極6の斜視図で
あり、銅(半田メッキしたもの)よりなる。ここで、電
極6は、洋白、ステンレス(いずれも半田メッキしたも
の)等であってもよい。電極6の外観は左右対称の略L
字形の組合せ形に形成されており、前記基体1に対応す
る寸法で加工される(電極6の折曲加工は、例えばプレ
ス加工で行う)。左右対称の略L字形の組合せ形に形成
された電極6の両端部7,7は、基体1に形成された孔
部4,4に嵌め込むように凸状となっている。したがっ
て、電極6の各稜線8は、幾らか曲面もしくは曲率を有
している。
あり、銅(半田メッキしたもの)よりなる。ここで、電
極6は、洋白、ステンレス(いずれも半田メッキしたも
の)等であってもよい。電極6の外観は左右対称の略L
字形の組合せ形に形成されており、前記基体1に対応す
る寸法で加工される(電極6の折曲加工は、例えばプレ
ス加工で行う)。左右対称の略L字形の組合せ形に形成
された電極6の両端部7,7は、基体1に形成された孔
部4,4に嵌め込むように凸状となっている。したがっ
て、電極6の各稜線8は、幾らか曲面もしくは曲率を有
している。
【0009】図3は、本考案のチップ形ジャンパー素子
の全体斜視図である。図3において、電極6は例えば基
体1の上面3から覆い、かつ嵌め込むように組み込まれ
る。そして基体1の孔部4,4に電極6の凸状を有する
端部7,7が嵌め込まれ固定される。
の全体斜視図である。図3において、電極6は例えば基
体1の上面3から覆い、かつ嵌め込むように組み込まれ
る。そして基体1の孔部4,4に電極6の凸状を有する
端部7,7が嵌め込まれ固定される。
【0010】 尚、本考案のチップ形ジャンパー素子を
プリント基板上に実装した状態の一例は、図7及び図8
に示されるとおりである。
プリント基板上に実装した状態の一例は、図7及び図8
に示されるとおりである。
【0011】
【第2実施例】図9は、基体1に1個の凹部5を設け、
そこに第1実施例と同様に、電極6を前記基体1の上面
3から覆うようにして嵌め込む。電極6の各稜線8は、
前記第1実施例と同様に、幾らか曲面もしくは曲率を有
している。
そこに第1実施例と同様に、電極6を前記基体1の上面
3から覆うようにして嵌め込む。電極6の各稜線8は、
前記第1実施例と同様に、幾らか曲面もしくは曲率を有
している。
【0012】
【考案の効果】請求項1の考案のチップ形ジャンパー素
子によれば、基体への電極の固定は接着剤を使用しない
嵌め込み又は刺し込みによる固定であるため、接着剤の
塗布工程及び、その焼付等の工程が不要となり、生産性
を向上させることができる。又、半田浸透時における基
体からの電極の脱落(接着剤の劣化による)を防止する
ことも可能である。
子によれば、基体への電極の固定は接着剤を使用しない
嵌め込み又は刺し込みによる固定であるため、接着剤の
塗布工程及び、その焼付等の工程が不要となり、生産性
を向上させることができる。又、半田浸透時における基
体からの電極の脱落(接着剤の劣化による)を防止する
ことも可能である。
【図1】本考案の一実施例を示す基体の斜視図である。
【図2】同上電極の斜視図である。
【図3】本考案のチップ形ジャンパー素子の斜視図であ
る。
る。
【図4】従来の基体の縦断面図である。
【図5】従来のチップ形ジャンパー素子の縦断面図であ
る。
る。
【図6】従来のチップ形ジャンパー素子の斜視図であ
る。
る。
【図7】本考案のチップ形ジャンパー素子をプリント基
板上に実装した状態を示す平面図である。
板上に実装した状態を示す平面図である。
【図8】同図7のA−A線縦断面図である。
【図9】 本考案の第2実施例を示すチップ形ジャンパ
ー素子の縦断面図である。
ー素子の縦断面図である。
1. 基体 2. 下面 3. 上面 4. 孔部 5. 凹部 6. 電極 7. 端部 8. 稜線 9. 接着剤 10. チップ形ジャンパー素子 11. 配線パターン 12. 半田 13. プリント基板
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも一端を電気絶縁性の基体の孔
部に嵌め込むか前記基体に刺し込み前記一端の残部を前
記基体の外表面に略沿って折曲した電極と、少なくとも
前記電極を嵌め込むための前記孔部を有する前記基体と
から成ることを特徴とするチップ形ジャンパー素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1129992U JP2535612Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | チップ形ジャンパー素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1129992U JP2535612Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | チップ形ジャンパー素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636231U JPH0636231U (ja) | 1994-05-13 |
JP2535612Y2 true JP2535612Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=11774119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1129992U Expired - Lifetime JP2535612Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | チップ形ジャンパー素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535612Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP1129992U patent/JP2535612Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636231U (ja) | 1994-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4640581A (en) | Flexible printed circuit board for a display device | |
KR840000080A (ko) | 혼성집적회로부품 및 그 부착방법 | |
US4626962A (en) | Circuit board assembly with built in wire gripper | |
JP2000124588A (ja) | 電子回路ユニット、並びに電子回路ユニットの製造方法 | |
JP2535612Y2 (ja) | チップ形ジャンパー素子 | |
JPH025495Y2 (ja) | ||
US4630170A (en) | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof | |
JPH05226803A (ja) | 実装回路基板 | |
JPS6214665Y2 (ja) | ||
JPH0593075U (ja) | 電気部品の取付け構造 | |
JP2750595B2 (ja) | 表面実装用電子部品の接続部材 | |
JPH0110942Y2 (ja) | ||
JPS593524Y2 (ja) | 端子の取付け構造 | |
JP2858252B2 (ja) | 表面実装用電子部品の電極構造 | |
JPH0412665Y2 (ja) | ||
JPH0132734Y2 (ja) | ||
JP2000124587A (ja) | 電子回路ユニットのプリント基板への取付構造、並びに電子回路ユニットのプリント基板への取付方法 | |
JPH0410709Y2 (ja) | ||
JPH09190952A (ja) | 電子部品 | |
JPH0528724Y2 (ja) | ||
JPS6013184Y2 (ja) | プリント基板におけるコネクタ−接合部 | |
JPS6041744Y2 (ja) | リ−ドレス電子部品用回路基板 | |
JPS608446Y2 (ja) | フレキシブル基板を利用した絶縁装置 | |
JPH0349389Y2 (ja) | ||
JPH0410641Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |