JPS6013184Y2 - プリント基板におけるコネクタ−接合部 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプリント基板におけるコネクター接合部に関し
、特に、プリント基板とコネクター誤接合の際に、前記
プリント基板に配線された電子回路部品の破損を未然に
防止することにある。

近年、モジュレータ−等の電子機器を他の電子機器であ
るビデオテープレコーダ一本体に電気的に接続する場合
、モジュレータ−に設けたプリント基板の一部を外方へ
突出させ、該突出部にパターンを形成すると共にビデオ
レコーダ一本体には前記突出部を挟持できるコネクター
を設け、該コネクターに突出部を挾持させることにより
モジュレータ−とビデオテープレコーダ一本体を電気的
に接続し、リード線同志の接合を省略するようになって
きた。

第１図は従来例を示す斜視図である。

同図に示すようにビデオテープレコーダ一本体（図示せ
ず）に設けたコネクター１は複数の端子２・・・・・・
が設けてあり、該端子は互いに平行になっている。

４はモジュレータ−５に設けたプリント基板で、該プリ
ント基板４の突出部４′には前記端子２・・・・・・と
同間隔の複数の端子用パターン３・・・・・・が設けで
ある。

そして、モジュレータ−とビデオテープレコーダ一本体
とを電気的に接合するには、突出部４′をコネクター１
に挿入すれば端子２・・・・・・と端子用パターン３・
・・・・・とが接触するものである。

ところで、第２図に示すように誤って、突出部４′をコ
ネクター１に斜めに挿入した場合、１つの端子２が第３
図に拡大して示すように複数のパターン３・・・・・・
に接触してしまい、その結果、電子機器５（モジュレー
タ−）の回路を破損してしまう等の欠点があった。

本考案は途上の点に鑑みなされたもので、以下記載する
構造を採用することにより、前記欠点を解消したもので
ある。

以下、本考案の実施例を第４図および第５図を用いて詳
細に説明する。

なお、前記従来例と同一部品あるいは同一の部分は同一
符号とした。

第４図は平面図、第５図は斜めにコネクター１が挿入さ
れた場合を示す部分拡大図である。

図において、１は例えばビデオテープレコーダ一本体（
図示せず）等の所定位置に設けたコネクターで、該コネ
クター１はプラスチック等の成形品よりなり、後述する
プリント基板を挿入するための挿入孔１ａが設けてあり
、挿入孔１ａ内には複数の端子２・・・・・・が互いに
平行に設けである。

４は例えば前記した電子機器（ビデオテープレコーダー
）に接続されて使用されるモジュレータ−５等の電子機
器内に設けたプリント基板で、該プリント基板４には特
に図示してないが抵抗、コンデンサー等のモジュレータ
−を構成する主要電子部品が積層されている。

そして、プリント基板４の一部はモジュレータ−５の外
枠５ａより外方へ突出し、コネクター接合部４ａを構成
している。

３・・・・・・はコネクター接合部４ａ上に設けた端子
用パターンで、該パターン３・・・・・・は互いに所定
の間隔を置いて平行に設けられ、前記各電子回路部品と
接続している。

６は前記パターン３上に設けた絶縁被膜で、絶縁被膜は
例えばソルダーマスク等を印刷等により設けたものでコ
ネクター挿入方向に対し、その先端は山状もしくは波状
に形成され、山状もしくは波状の頂点６ａが前記各パタ
ーン３・・・・・・に位置し、パターン３の一部は露出
している。

なお、前記絶縁被膜６はコネクター接合部４ａがコネク
ター１挿入孔１ａ内に挿入された際、その一部も挿入孔
１ａ内に挿入されるものである。

そして、モジュレータ−５とビデオテープレコーダ一本
体とを接続するにはプリント基板４に設けたコネクター
接合部４ａをコネクター１に挿入すれば、コネクター１
に設けた端子２・・・・・・とプリント基板４のパター
ン３・・・・・・とが接触し、両者は電気的に接続され
るものである。

なお、この時、第４図に示すように、プリント基板４の
コネクター接合部４ａがコネクター１の挿入孔１ａに斜
めに入ったとしても、第５図に拡大して示すように端子
２の先端は絶縁被膜６上に位置し、パターン３の複数個
に接触することはなく電子機器の破損を未然に防止する
ことができる。

本考案は成上の通り、プリント基板４のコネクター接合
部４ａに複数の端子用パターン３・・・・・・を設ける
と共にパターン上にはコネクター挿入方向に対し、山状
あるいは波状の絶縁被膜６を施し、パターン３の一部が
露出するようにしたので、コネクター接合部にコネクタ
ー１が斜めに挿入されても、コネクターの端子２は、そ
の先端が絶縁被膜６上に位置し、複数のパターンに接続
することなく、単一のパターンのみに接触するので、従
来のように、電子機器（モジュレータ−）内の電子回路
部品を破損することなく、高寿命である等の効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来例を示腰第１図は斜視図、第２図
は平面図、第３図は拡大平面図、第４図および第５図は
本考案の実施例を示し、第４図は平面図、第５図は拡大
平面図である。 １・・・・・・コネクター、２・・・・・・端子、３・
・・・・・端子用パターン、４・・・・・・プリント基
板、４ａ・・・・・・コネクター接合部、５・・・・・
・電子機器（モジュレータ−）、６・・・・・・絶縁被
膜。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モジュレータ−等の電子機器に設けたプリント基板にコ
   ネクター接合部を設け、該コネクター接合部を他の電子
   機器等に設けたコネクターに接合し、電子機器と他の電
   子機器等を電気的に接続したものにおいて、前記プリン
   ト基板のコネクター接合部に複数の端子用パターンを設
   けると共に該パターン上にはコネクター挿入方向に対し
   、山状あるいは波状の絶縁被膜を施し、前記パターンの
   一部が露出するようにしたことを特徴とするプリント基
   板におけるコネクター接合部。