JPH052642U - 選別装置の処理物厚さ検出装置 - Google Patents

選別装置の処理物厚さ検出装置

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JPH052642U
JPH052642U JP5168691U JP5168691U JPH052642U JP H052642 U JPH052642 U JP H052642U JP 5168691 U JP5168691 U JP 5168691U JP 5168691 U JP5168691 U JP 5168691U JP H052642 U JPH052642 U JP H052642U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選別板を本体に対して出し入れするときに生
じる検出体の破損の問題を回避しながらも、検出体の誤
動作の問題を解消する。 【構成】 揺動選別板3上方において処理物移送方向下
手側及び上手側へ揺動自在に上端枢支され且つ下向き突
出状態の初期姿勢に復帰付勢された検出体20と、その
検出体20の揺動角度を検出するセンサ21とを設け、
前記検出体20の前記初期姿勢からの揺動に基づいて処
理物の厚さを検出する処理物厚さ検出装置において、前
記検出体20の処理物移送方向上手側への揺動を前記初
期姿勢にて規制するストッパ30を、処理物移送方向上
手側へ移動自在に且つ前記初期姿勢にて規制する状態に
弾性復帰自在に設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は選別装置の処理物厚さ検出装置に関し、更に詳しくは、処理物を移送 しつつ揺動選別する選別板の上方において処理物移送方向下手側へ揺動自在に上 端部が枢支され、且つ、下向き突出状態の初期姿勢に復帰付勢された検出体と、 その検出体の揺動角度を検出するセンサとを設け、前記検出体の前記初期姿勢か らの揺動に基づいて前記処理物の厚さを検出する選別装置の処理物厚さ検出装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記検出体は、処理物移送方向下手側への揺動が行えるのはもちろんのこと、 近年では、処理物移送方向上手側への揺動も行えるようになっており、それによ って変形損傷を抑制するようになっていた。つまり、選別装置の選別板は一般に 、処理物移送方向に沿って長い形状となっており、その選別板を点検・調整のた ために本体に対して出し入れするときには、その選別板を処理物移送方向に沿っ て移動させることにより行われることになる。そして、前記選別板の出し入れを 行う場合、その選別板を移動させる所定の軌跡が定められているわけではないの で、その選別板を誤って前記検出体に衝突させてしまう虞れがあるが、その衝突 の形態が、移送方向上手側から選別板が検出体に衝突するものである場合、検出 体は移送方向下手側へ揺動してその衝突を遣り過ごすことができ、同様に移送方 向下手側から選別板が検出体に衝突するものである場合、検出体は移送方向上手 側へ揺動してその衝突を遣り過ごすことができるのであり、揺動が規制されてい る場合の変形破損を回避できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
検出体を移送方向上手側へも揺動自在に構成すると、選別装置全体が移送方向 上手側ほど下位となる姿勢に傾斜した際に、検出体が移送方向上手側に大きく揺 動した状態となる。そして、選別装置が水平に復帰しても、検出体が元の姿勢に 戻ることが、処理物との接当により規制される虞れがあり、そのため誤動作して しまうという問題があった。尚、選別装置がコンバインの脱穀装置の選別に使用 される場合には、機体のピッチングによって上記問題が顕著になる。 本考案は、かかる実情に着目してなされたものであり、前記選別板を本体に対 して出し入れするときに生じる前記検出体の破損の問題を回避しながらも、前記 誤動作の問題を解消し得る手段を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る選別装置の処理物厚さ検出装置は、前記検出体の処理物移送方向 上手側への揺動を前記初期姿勢にて規制するストッパを、処理物移送方向上手側 へ移動自在に且つ前記初期姿勢にて規制する状態に弾性復帰自在に設けてあるこ とを特徴構成としている。
【0005】
【作用】
かかる特徴構成によれば、前記選別板を本体に対して出し入れするときに、そ の選別板が前記検出体に移送方向下手側から衝突してきても、その検出体は前記 ストッパの処理物移送方向上手側への移動に基づいて処理物移送方向上手側へ揺 動し、その揺動によって前記衝突を遣り過ごすことができるようになる。更に前 記検出体は、前記選別板が傾斜した場合における不必要な処理物移送方向上手側 への揺動が、前記ストッパについて規制される。
【0006】
【考案の効果】
従って、本考案によれば、選別板を本体に対して出し入れするときに、それが 検出体に衝突するとしてもその破損を免れることができるようになる。更に、前 記検出体が処理物移送方向上手側へ不必要に揺動することを回避して、前記誤動 作を解消することができるようになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図4に示すように、コンバインに搭載する脱穀装置は、穀稈の株元を挟持して 搬送するフィードチェーン1と、扱胴2が収納された扱室Aと、揺動選別板3と 、選別風を送風する唐箕4と、一番物を回収する一番口5と、二番物を回収する 二番口6と、二番物を揺動選別板3上に還元する二番物還元用のスロワー7と、 横断流式の排塵ファン8とを備えている。尚、二番物還元用のスロワー7の途中 部分には、二番物を脱穀処理する二番物脱穀部が設けられている。
【0008】 前記扱室Aの下部には、処理物漏下用の受網9が設けられ、且つ、その終端部 には、残存処理物排出用の排出口10が設けられている。前記揺動選別板3は、 前から順に(以下、コンバインの進行方向を前方という)グレンパン11、チャ フシーブ12、ストローラック14を備えており、前記チャフシーブ12の下方 には、補助グレンパン15及びグレンシーブ16が設けられ、更に、前記扱室A の排出口10に対向して、補助ストローラック17及び横幅方向に並ぶ杆状体1 8の複数本が設けられている。そして、上述の各構成部材は左右一対の側板19 の間に固定されている。尚、前記杆状体18の上部には、処理物を後方に掻き飛 ばす回転体13が設けられている。
【0009】 前記揺動選別板3の上方には、その揺動選別板3上の処理物厚さを検出するた めの処理物厚さ検出装置が設けられている。その処理物厚さ検出装置による検出 情報は、前記唐箕4の送風量や前記チャフシーブ12における隣接するチャフの 間隔を調整するのに使用される。その調整は、基本的には処理物量が多いほど送 風量を多くし、且つ、チャフの間隔を大きくするものであり、具体的には、検出 情報を表示して送風量やチャフの間隔を人為的に調整する手動制御形態や、送風 量調整用のアクチュエータ及びチャフの間隔調整用のアクチュエータを検出情報 に基づいて自動的に作動させる自動制御形態が採られる。
【0010】 次に、処理物厚さ検出装置の構成を図1〜図3を用いて具体的に説明する。 その検出装置は、上端部を枢支点として処理物移送方向下手側へ揺動自在に枢 支され且つ下向き突出状態の初期姿勢に自重及び先端装着の重り28の作用で復 帰付勢される検出体20と、その検出体20の揺動角度を検出するセンサとして のポテンショメータ21とを備えている。前記検出体20は、前記ポテンショメ ータ21の回転軸に取り付けられている。検出体20及びポテンショメータ21 は、前記受網9の下面に沿って設けられた弓状の補強枠9aに溶接された取付け 部材22に取り付けられている。
【0011】 前記検出体20は、前後に位相の異なる二個の板状接触部S1,S2の組合せ よりなり、それら接触部S1,S2の各先端と前記枢支点との間隔は、後側に位 置する接触部S1(その接触部S1は当初、鉛直姿勢をとる)よりも前側に位置 する接触部S2の方が短くなるように設定されている。従って、処理物の厚さの 増大に伴って、前記検出体20が処理物移送方向下手側へ揺動する最初の段階で は、後側の接触部S1が処理物上部に接触していたものが、途中から前側の接触 部S2に切り換わって(その切換え時点では両者が同時接触する)処理物上部に 接触するようになり、その切換えによって検出精度の向上が図られるようになる 。
【0012】 前記検出体20は、前記揺動選別板3を本体(コンバインの脱穀装置)に対し て出し入れするときを考慮して処理物移送方向上手側へも揺動できるようになっ ているが、その処理物移送方向上手側への揺動は、それが前記初期姿勢にある状 態で、前記取付部材22のポテンショメータ21側に基端側30bが図2に示す 如くボルト締結されたストッパ30によって規制されるようになっている。その ストッパ30は、その基端側30bが前記取付部材22に沿わされた後に屈曲せ しめれられ、その屈曲部30cが前記取付部材22を左右方向に貫通せしめられ 、その先端側30aが前記取付部材22の反ポテンショメータ21側に導かれた 後、その先端側30aが再度屈曲せしめられて前記検出体20の反ポテンショメ ータ21側に位置せしめられるようになっている。そして、その先端側3aによ って前記検出体20を反ポテンショメータ21側から接当することにより、その 検出体20を前記初期姿勢での処理物移送方向上手側への揺動を規制するように なっている。
【0013】 前記ストッパ30は、弾性線材(具体的には、ピアノ線)によって構成されて いるため、前記規制を行いつつも前記屈曲部30cまわりに前記先端側30aが 回動でき、その回動によって処理物移送方向上手側への移動が自在に構成され、 しかも、前記初期姿勢にて規制する状態に弾性復帰が行えるようになっている。
【0014】 従って、前記揺動選別板3を前記本体に対して出し入れするときには、その揺 動選別板3が前記検出体20に移送方向下手側から衝突してきたとしても、その 検出体20は前記ストッパ30の処理物移送方向上手側への移動に基づいて処理 物移送方向上手側へ揺動し、その揺動によって前記衝突を遣り過ごすことができ るようになる。更に前記検出体20は、上述した如き衝突や、前記揺動選別板3 が実際に駆動されている場合における前記本体の振動等によって処理物移送方向 上手側へ揺動したとしても、前記ストッパ30の弾性復帰に基づいて前記初期姿 勢に復帰することができる。
【0015】 次に、別実施例について説明する。 前記ストッパ30は、上述の実施例においてはピアノ線の如き弾性線材にて構 成されていたが、弾性変形能のないストッパ本体をスプリングにて弾支するよう な形態とした実施例も考えられる。
【0016】 また、前記検出体20を三個以上の接触部の組合せにて構成する等、本考案を 実施するのに必要となる各部の具体構成は、使用対象等に合わせて各種変更でき る。
【0017】 また、前記検出体20を弾性体にて構成すると、前記揺動選別板3の出し入れ 時における前記検出体20の損傷の一層の回避が可能となる。
【0018】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る処理物厚さ検出装置の一実施例を
示す右側面図
【図2】その左側面図
【図3】その背面図
【図4】前記検出装置を備える脱穀装置を示す側面図
【符号の説明】
3 揺動選別板 20 検出体 21 センサ 30 ストッパ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 処理物を移送しつつ揺動選別する選別板
    (3)の上方において処理物移送方向下手側及び上手側
    へ揺動自在に上端部が枢支され、且つ、下向き突出状態
    の初期姿勢に復帰付勢された検出体(20)と、その検
    出体(20)の揺動角度を検出するセンサ(21)とを
    設け、前記検出体(20)の前記初期姿勢からの揺動に
    基づいて前記処理物の厚さを検出する選別装置の処理物
    厚さ検出装置であって、 前記検出体(20)の処理物移送方向上手側への揺動を
    前記初期姿勢にて規制するストッパ(30)を、処理物
    移送方向上手側へ移動自在に且つ前記初期姿勢にて規制
    する状態に弾性復帰自在に設けてある選別装置の処理物
    厚さ検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015128389A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 三菱農機株式会社 脱穀装置
JP2015128390A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 三菱農機株式会社 脱穀装置

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JP2015128389A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 三菱農機株式会社 脱穀装置
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