JPH05263469A - 柱・梁接合構造 - Google Patents
柱・梁接合構造Info
- Publication number
- JPH05263469A JPH05263469A JP9342592A JP9342592A JPH05263469A JP H05263469 A JPH05263469 A JP H05263469A JP 9342592 A JP9342592 A JP 9342592A JP 9342592 A JP9342592 A JP 9342592A JP H05263469 A JPH05263469 A JP H05263469A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- end plate
- split tee
- joint structure
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 梁上にボルト頭等の突起物が無くて、床板等
を載せる場合の納まりが良く、かつ建方時の梁の仮置き
が出来る作業性の良い接合構造とする。 【構成】 形鋼からなる梁３の上部に、この梁３の上フ
ランジ３ａおよびウェブ３ｃに溶接されたエンドプレー
ト10を設ける。このエンドプレート10を柱１にボルト13
で接合すると共に、梁３の下フランジ３ｂを、スプリッ
トティー５を介して柱１にボルト６，７で接合する。
を載せる場合の納まりが良く、かつ建方時の梁の仮置き
が出来る作業性の良い接合構造とする。 【構成】 形鋼からなる梁３の上部に、この梁３の上フ
ランジ３ａおよびウェブ３ｃに溶接されたエンドプレー
ト10を設ける。このエンドプレート10を柱１にボルト13
で接合すると共に、梁３の下フランジ３ｂを、スプリッ
トティー５を介して柱１にボルト６，７で接合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨作りのラーメン
構造等の建築物における柱・梁接合構造に関する。
構造等の建築物における柱・梁接合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ラーメン構造における柱・梁接合
構造では、梁の端部に予めエンドプレートを溶接してお
いて、これを柱にボルト接合するエンドプレート接合
や、次に示すスプリットティー接合が一般に採られる。
構造では、梁の端部に予めエンドプレートを溶接してお
いて、これを柱にボルト接合するエンドプレート接合
や、次に示すスプリットティー接合が一般に採られる。
【０００３】スプリットティー接合は、図４および図５
に側面図および平面図を各々示すように、上下２個のス
プリットティー20を介して、梁21の上フランジ22および
下フランジ23を柱24にボルト接合するものである。
に側面図および平面図を各々示すように、上下２個のス
プリットティー20を介して、梁21の上フランジ22および
下フランジ23を柱24にボルト接合するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記のエンドプレート
接合は、建方時に梁を仮置きすることができず、作業性
が悪いという問題点がある。
接合は、建方時に梁を仮置きすることができず、作業性
が悪いという問題点がある。
【０００５】図４および図５に示すスプリットティー接
合の場合は、スプリットティー20を柱24に先付けするこ
とにより、これを受けとして梁21の仮置きができ、建方
の作業性が良い。しかし、梁21の上フランジ22上にスプ
リットティー20のウェブやボルト頭が突出するため、梁
21上にデッキプレートや、ＡＬＣ板、ＰＣａ板等の床板
を敷設する際に、納まり上の不具合が生じる。
合の場合は、スプリットティー20を柱24に先付けするこ
とにより、これを受けとして梁21の仮置きができ、建方
の作業性が良い。しかし、梁21の上フランジ22上にスプ
リットティー20のウェブやボルト頭が突出するため、梁
21上にデッキプレートや、ＡＬＣ板、ＰＣａ板等の床板
を敷設する際に、納まり上の不具合が生じる。
【０００６】この発明の目的は、施工性が良く、梁上へ
の床板の納まりも良い柱・梁接合構造を提供することで
ある。
の床板の納まりも良い柱・梁接合構造を提供することで
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の柱・梁接合構
造は、形鋼からなる梁の上部に、この梁の上フランジお
よびウェブに溶接されたエンドプレートを設け、このエ
ンドプレートを柱にボルト接合すると共に、前記梁の下
フランジを、スプリットティーを介して前記柱にボルト
接合したものである。
造は、形鋼からなる梁の上部に、この梁の上フランジお
よびウェブに溶接されたエンドプレートを設け、このエ
ンドプレートを柱にボルト接合すると共に、前記梁の下
フランジを、スプリットティーを介して前記柱にボルト
接合したものである。
【０００８】
【作用】この構成によると、スプリットティーを柱に先
付けしておくことにより、建方時に梁をスプリットティ
ー上に仮置きすることができる。このように仮置きした
状態で、梁に予め溶接されたエンドプレートを柱にボル
ト接合し、かつ梁の下フランジをスプリットティーにボ
ルト接合する。これにより柱と梁の接合を作業性良く行
うことができる。また、梁の上フランジ上にはボルト頭
などが突出しないので、その上に床板を敷設する場合の
納まりが良い。
付けしておくことにより、建方時に梁をスプリットティ
ー上に仮置きすることができる。このように仮置きした
状態で、梁に予め溶接されたエンドプレートを柱にボル
ト接合し、かつ梁の下フランジをスプリットティーにボ
ルト接合する。これにより柱と梁の接合を作業性良く行
うことができる。また、梁の上フランジ上にはボルト頭
などが突出しないので、その上に床板を敷設する場合の
納まりが良い。
【０００９】
【実施例】この発明の一実施例を図１ないし図３に基づ
いて説明する。柱１は角形鋼管からなり、梁仕口部の各
角部には山形鋼からなる補強材２がそれぞれ溶接により
重ねられている。柱１の各側面部には、Ｈ形鋼からなる
梁３の上フランジ３ａと対応する高さ位置にボルト孔４
が設けられ、梁３の下フランジ３ｂと対応する高さ位置
には、スプリットティー５をボルト６で接合するための
ボルト孔（図示せず）が設けられている。スプリットテ
ィー５は、フランジ５ａに柱１のボルト孔と整合するボ
ルト孔（図示せず）が設けられ、ウェブ５ｂに梁３の下
フランジ３ｂをボルト７で接合するためのボルト孔８が
設けられている。
いて説明する。柱１は角形鋼管からなり、梁仕口部の各
角部には山形鋼からなる補強材２がそれぞれ溶接により
重ねられている。柱１の各側面部には、Ｈ形鋼からなる
梁３の上フランジ３ａと対応する高さ位置にボルト孔４
が設けられ、梁３の下フランジ３ｂと対応する高さ位置
には、スプリットティー５をボルト６で接合するための
ボルト孔（図示せず）が設けられている。スプリットテ
ィー５は、フランジ５ａに柱１のボルト孔と整合するボ
ルト孔（図示せず）が設けられ、ウェブ５ｂに梁３の下
フランジ３ｂをボルト７で接合するためのボルト孔８が
設けられている。
【００１０】梁３は、端部の下側部分にスプリットティ
ー５のフランジ５ａの逃がし用の切欠９が形成され、か
つ端部の上側部分つまり上フランジ３ａからウェブ３ｃ
の上半部にわたる部分にはエンドプレート10が溶接され
ている。エンドプレート10は、柱１のボルト孔４と整合
するボルト孔11（図３）を有し、梁３の下フランジ３ｂ
の端部にはスプリットティー５のボルト孔８と整合する
ボルト孔12（図３）が設けられている。
ー５のフランジ５ａの逃がし用の切欠９が形成され、か
つ端部の上側部分つまり上フランジ３ａからウェブ３ｃ
の上半部にわたる部分にはエンドプレート10が溶接され
ている。エンドプレート10は、柱１のボルト孔４と整合
するボルト孔11（図３）を有し、梁３の下フランジ３ｂ
の端部にはスプリットティー５のボルト孔８と整合する
ボルト孔12（図３）が設けられている。
【００１１】この構成の接合構造によると、現場におい
て柱１に梁２を接合するに際し、まず柱１にスプリット
ティー５をボルト接合し、スプリットティー５上に梁３
を仮置きする。この状態でスプリットティー５と下フラ
ンジ３ｂとのボルト７による接合、およびエンドプレー
ト10と柱１とのボルト13による接合が行われる。ボルト
６，７，13には高力ボルトを用い、摩擦ボルト接合とす
ることが好ましい。
て柱１に梁２を接合するに際し、まず柱１にスプリット
ティー５をボルト接合し、スプリットティー５上に梁３
を仮置きする。この状態でスプリットティー５と下フラ
ンジ３ｂとのボルト７による接合、およびエンドプレー
ト10と柱１とのボルト13による接合が行われる。ボルト
６，７，13には高力ボルトを用い、摩擦ボルト接合とす
ることが好ましい。
【００１２】このように、建方時にスプリットティー５
を利用して梁３を仮置きできるため、建方の作業性が良
い。しかも、梁３の上側部分はエンドプレート10で柱１
に接合されるので、梁３の上フランジ３ａ上にボルト等
の突出物がなく、梁３上へ床板等を敷設する場合の納ま
りが良い。また、エンドプレート10と梁１のウェブ３ｃ
とは溶接接合されるので、梁１の剪断力の伝達が円滑に
行える。このように、在来のスプリットティー接合およ
びエンドプレート接合の欠点を克服し、各々の長所を取
り入れた接合構造となる。
を利用して梁３を仮置きできるため、建方の作業性が良
い。しかも、梁３の上側部分はエンドプレート10で柱１
に接合されるので、梁３の上フランジ３ａ上にボルト等
の突出物がなく、梁３上へ床板等を敷設する場合の納ま
りが良い。また、エンドプレート10と梁１のウェブ３ｃ
とは溶接接合されるので、梁１の剪断力の伝達が円滑に
行える。このように、在来のスプリットティー接合およ
びエンドプレート接合の欠点を克服し、各々の長所を取
り入れた接合構造となる。
【００１３】
【発明の効果】この発明の柱・梁接合構造によれば、形
鋼からなる梁の上部に、この梁の上フランジおよびウェ
ブに溶接されたエンドプレートを設け、このエンドプレ
ートを柱にボルト接合すると共に、前記梁の下フランジ
を、スプリットティーを介して前記柱にボルト接合した
ため、柱の上フランジ上に突起物がなく梁上に床板等を
納まり良く敷設できる。しかも、建方時にスプリットテ
ィーを利用して梁の仮置きが行え、施工性が良い。この
ように、在来のスプリットティー接合およびエンドプレ
ート接合の欠点を克服し、各々の長所を取り入れた優れ
た接合構造となる。
鋼からなる梁の上部に、この梁の上フランジおよびウェ
ブに溶接されたエンドプレートを設け、このエンドプレ
ートを柱にボルト接合すると共に、前記梁の下フランジ
を、スプリットティーを介して前記柱にボルト接合した
ため、柱の上フランジ上に突起物がなく梁上に床板等を
納まり良く敷設できる。しかも、建方時にスプリットテ
ィーを利用して梁の仮置きが行え、施工性が良い。この
ように、在来のスプリットティー接合およびエンドプレ
ート接合の欠点を克服し、各々の長所を取り入れた優れ
た接合構造となる。
【図１】この発明の一実施例の斜視図である。
【図２】その側面図である。
【図３】同じくその梁の縦断面図である。
【図４】従来例の側面図である。
【図５】その平面図である。
１…梁、３…梁、３ａ…上フランジ、３ｂ…下フラン
ジ、５…スプリットティー、６，７…ボルト、10…エン
ドプレート、13…ボルト
ジ、５…スプリットティー、６，７…ボルト、10…エン
ドプレート、13…ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 形鋼からなる梁の上部に、この梁の上フ
ランジおよびウェブに溶接されたエンドプレートを設
け、このエンドプレートを柱にボルト接合すると共に、
前記梁の下フランジを、スプリットティーを介して前記
柱にボルト接合した柱・梁接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9342592A JPH05263469A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 柱・梁接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9342592A JPH05263469A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 柱・梁接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263469A true JPH05263469A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14081952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9342592A Pending JPH05263469A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 柱・梁接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05263469A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003082762A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-19 | Nippon Steel Corp | 箱形断面柱とｈ形断面梁の高力ボルト接合構造およびその施工方法 |
| CN110512734A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-29 | 山东大学 | 一种钢管柱和钢梁的连接结构 |
| KR20210001122A (ko) * | 2019-06-27 | 2021-01-06 | 주식회사 가우리안 | 강관 기둥 연결구조 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP9342592A patent/JPH05263469A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003082762A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-19 | Nippon Steel Corp | 箱形断面柱とｈ形断面梁の高力ボルト接合構造およびその施工方法 |
| JP4639012B2 (ja) * | 2001-09-05 | 2011-02-23 | 新日本製鐵株式会社 | 箱形断面柱とｈ形断面梁の高力ボルト接合構造およびその施工方法 |
| KR20210001122A (ko) * | 2019-06-27 | 2021-01-06 | 주식회사 가우리안 | 강관 기둥 연결구조 |
| CN110512734A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-29 | 山东大学 | 一种钢管柱和钢梁的连接结构 |
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