JP2670735B2 - 柱継手工法 - Google Patents

柱継手工法

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JP2670735B2
JP2670735B2 JP4335072A JP33507292A JP2670735B2 JP 2670735 B2 JP2670735 B2 JP 2670735B2 JP 4335072 A JP4335072 A JP 4335072A JP 33507292 A JP33507292 A JP 33507292A JP 2670735 B2 JP2670735 B2 JP 2670735B2
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浩 勝間田
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Kajima Corp
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築分野において、現
場溶接で行う鉄骨箱形柱の柱継手工法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように鉄骨の箱形柱1
の現場溶接による柱継手は、鉄骨の大梁2の上方(一般
的には約1.2m程度の所)で突き合わせて溶接するの
が通例である。
【0003】図7〜図9はその詳細を示すもので、鉄骨
箱形柱は下階の箱形柱1bと上階の箱形柱1aとで位置
的に区別されるが、例えば上階に該当する柱継手のある
階の柱材は上部分割柱3aと下部分割柱3bとに上下に
分割され、下階では箱形柱1bは鉄骨大梁2の上フラン
ジ2aと下フランジ2bとの接合位置にダイヤフラム4
a,4bを配置し、ダイヤフラム4a,4b間も分割柱
3cとなっている。
【0004】鉄骨大梁2は、鉄骨箱形柱1のうちこの分
割柱3cの部分に溶接する梁ブラケット2cを含む。
【0005】前記ダイヤフラム4a,4bや分割柱3c
や梁ブラケット2cは工場において予め箱形柱1bの上
端部分に溶接されて工場製作品として現場に搬入される
が、その際、上方に位置するダイヤフラム4aの上面に
上階の箱形柱1aの下部分割柱3bの最下部接触面を溶
接して立上げておく。
【0006】このようにして、工場製作されたものは現
場に搬入され建込まれるが、梁ブラケット2cに梁本体
2がガセットプレート等で高力ボルトで締結されて接続
される。
【0007】下部分割柱3bの上端部分はふさぎプレー
ト5で閉塞してあり、下部分割柱3bと上部分割柱3a
とはエレクションピース6で仮り止めした後、現場溶接
で接合される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の鉄骨箱形柱にお
ける柱継手はこのように、下階梁上、上階梁下、中間柱
接合部と溶接個所が3箇所になるものであった。なお、
分割柱3cとダイヤフラム4a,4bも工場で溶接され
るが、この溶接箇所を含めると5箇所にもなる。
【0009】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、溶接箇所を少なくして、柱部材の切断加工費や溶接
加工費を低減することができる柱継手工法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、下階の箱形柱の最頂部のダイヤフラ
ムの上に上階の箱形柱をのせ、上階の箱形柱の下部側面
と、下階の箱形柱の分割柱の上部側面にダイヤフラム端
よりも外側にでる突片を突設し、この突片相互を接合片
で連結してなるエレクションピースでダイヤフラムを跨
ぐように下階の箱形柱と上階の箱形柱とを仮り止めし、
ダイヤフラムの上面と上階の箱形柱の最下部接触面とを
現場にて溶接接合すること、第2に、下階の箱形柱の最
頂部のダイヤフラムの上に上階の箱形柱をのせ、上階の
箱形柱の下部側面にダイヤフラム端よりも外側にでる突
片を突設し、一方、下階側では鉄骨大梁の梁ブラケット
の上フランジ上に突片を突設し、この突片相互を接合片
で連結してなるエレクションピースで梁ブラケットを介
して下階の箱形柱と上階の箱形柱とを仮り止めし、ダイ
ヤフラムの上面と上階の箱形柱の最下部接触面とを現場
にて溶接接合することを要旨とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、柱の現場溶接のある階の溶接
継手は1箇所は工場溶接した上階梁下であり、他の1箇
所は現場溶接する下階梁上であり、このように2箇所と
することにより、柱中間部における現場溶接を無くすこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図1は本発明の柱継手工法の第1実施例を示
す側面図、図2は図1のA−A線断面図で、前記従来例
を示す図8〜図9と同一構成要素には同一参照符号を付
したものである。
【0013】前記従来例と同じく鉄骨箱形柱(ボックス
カラム)は下階の箱形柱1bと上階の箱形柱1aとで位
置的に区別されるが、本発明では下階の箱形柱1bの最
頂部のダイヤフラム4aの上に上階の箱形柱1aをの
せ、エレクションピース6で下階の箱形柱1と上階の箱
形柱1を仮り止めする。この場合上階の箱形柱1aは前
記従来例のごとく上部分割柱と下部分割柱とに分割する
ことはしない。
【0014】このようにしてから、前記ダイヤフラム4
aの上面と箱形柱1aの最下部接触面を現場にて溶接接
合する。
【0015】なお、下階の箱形柱1bは鉄骨大梁2の上
フランジ2aと下フランジ2bとの接合位置にダイヤフ
ラム4a,4bを配置し、ダイヤフラム4a,4b間も
分割柱3cとなっている点や、これらダイヤフラム4
a,4bや分割柱3cや梁ブラケット2cは工場におい
て予め箱形柱1bの上端部分に溶接されて工場製作品と
して現場に搬入される点は前記従来例と同じである。
【0016】本実施例では、前記仮り止め用のエレクシ
ョンピース6は、突片6aを上階の箱形柱1aの下部側
面と、下階の箱形柱1bの分割柱3cの上部側面にダイ
ヤフラム4aより外側にでるようにして突設し、これら
突片6a相互を接合片6bで連結してなるダイヤフラム
4aを跨ぐようなものとした。このエレクションピース
6で、箱形柱1bと上階の箱形柱1aとを直接仮り止め
するようにする。
【0017】図3、図4は本発明の第2実施例を示すも
ので、エレクションピース6は、下階側では突片6aを
鉄骨大梁2の梁ブラケット2cの上フランジ2a上に突
設し、上階側では突片6aを上階の箱形柱1aの下部側
面に突設し、これら突片6a相互を接合片6bで連結し
てなるものとした。エレクションピース6で下階の箱形
柱1bと上階の箱形柱1aとを仮り止めするのに、梁ブ
ラケット2cを介して行うもので、本実施例の場合も、
ダイヤフラム4aを避けてエレクションピース6を設け
ることができる。
【0018】このようにして本発明では図5に示すよう
に鉄骨の箱形柱1の現場溶接箇所αは、下階大梁2上の
1箇所となる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明の柱継手工法は
溶接箇所を少なくして、柱部材の切断加工費や溶接加工
費を低減することができ、コストダウンを実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柱継手工法の第1実施例を示す要部の
側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の柱継手工法の第2実施例を示す側面図
である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】本発明の柱継手工法を示す建物全体の説明図で
ある。
【図6】従来例を示す建物全体の説明図である。
【図7】従来例を示す要部の側面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】図7のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…箱形柱 1a…上階の箱
形柱 1b…下階の箱形柱 2…大梁 2a…上フランジ 2b…下フラン
ジ 2c…梁ブラケット 3a…上部分割柱 3b…下部分割
柱 3c…分割柱 4a,4b…ダ
イヤフラム 5…ふさぎプレート 6…エレクショ
ンピース 6a…突片 6b…接合片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階の箱形柱の最頂部のダイヤフラムの
    上に上階の箱形柱をのせ、上階の箱形柱の下部側面と、
    下階の箱形柱の分割柱の上部側面にダイヤフラム端より
    も外側にでる突片を突設し、この突片相互を接合片で連
    結してなるエレクションピースでダイヤフラムを跨ぐよ
    うに下階の箱形柱と上階の箱形柱とを仮り止めし、ダイ
    ヤフラムの上面と上階の箱形柱の最下部接触面とを現場
    にて溶接接合することを特徴とする柱継手工法。
  2. 【請求項2】 下階の箱形柱の最頂部のダイヤフラムの
    上に上階の箱形柱をのせ、上階の箱形柱の下部側面にダ
    イヤフラム端よりも外側にでる突片を突設し、−方、下
    階側では鉄骨大梁の梁ブラケットの上フランジ上に突片
    を突設し、この突片相互を接合片で連結してなるエレク
    ションピースで梁ブラケットを介して下階の箱形柱と上
    階の箱形柱とを仮り止めし、ダイヤフラムの上面と上階
    の箱形柱の最下部接触面とを現場にて溶接接合すること
    を特徴とする柱継手工法。
JP4335072A 1992-11-19 1992-11-19 柱継手工法 Expired - Lifetime JP2670735B2 (ja)

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JPH06158717A JPH06158717A (ja) 1994-06-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0416637A (ja) * 1990-05-09 1992-01-21 Taisei Corp 鉄骨柱の現場接合構法

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JPH06158717A (ja) 1994-06-07

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