JPH0723627B2 - 鋼製角柱とh型鋼梁の接合構造 - Google Patents

鋼製角柱とh型鋼梁の接合構造

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JPH0723627B2
JPH0723627B2 JP61025579A JP2557986A JPH0723627B2 JP H0723627 B2 JPH0723627 B2 JP H0723627B2 JP 61025579 A JP61025579 A JP 61025579A JP 2557986 A JP2557986 A JP 2557986A JP H0723627 B2 JPH0723627 B2 JP H0723627B2
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shaped
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正弘 稲山
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ミサワホ−ム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、鋼製角柱とH型鋼梁の接合構造に関するもの
であり、更に詳しくは上下階の鋼製角柱を中継材で接続
し、この中継材にH型鋼梁をボルト接合する、所謂鋼製
角柱とH型鋼梁の接合部における仕口接合構造に関す
る。
(従来の技術及び問題点) 例えば鉄骨軸組ブレース構造における鋼製通柱とH型鋼
梁の接合構造は、鋼製柱の内部にダイヤフラムを形成
し、このダイヤフラムを介してH型鋼梁を接合する構造
や、又鋼製柱の外周にスチフナーを設けこれにH型鋼梁
を接合する構造等が用いられている。
更に又第3図で示すように、上下階に連通する所謂通柱
10内部にアングル材20,20をスポット溶接等によって固
定し、螺子孔30を適宜穿孔してH型鋼梁(図示せず)を
ボルト接合する接合構造を採用するが、鋼製角柱10内に
アングル材20,20を固定することが難しく通常チャンネ
ル状の二つ割材、所謂箱型閉鎖断面の角柱を突合せシー
ム溶接して形成する場合がある。
しかし上記接合構造においては、ダイヤフラムや、スチ
フナーの取付施工が複雑であり、又上記アングル材20,2
0を鋼製角柱10内に設けることは技術的にも難しいもの
である。
しかも上記の接合構造では鋼製角柱10にブレースを固定
することも難しく、充分な補剛構造を形成することがで
きなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決する為に発明されたもので、
上下階の鋼製角柱を断面略卍状の中継鋼材で接続し、こ
の中継鋼材のウェッブと梁ウェッブとをブラケットを介
して固定する接合構造を提供するものである。
この接合構造によって上下階の鋼製角柱が一体的、所謂
通柱として形成され、又H型鋼梁やブレースの取付けも
極めて容易になる等補剛と施工とに優れた接合構造を提
供するものである。
(実施例) 以下図面に基づき本発明の鋼製角柱とH型鋼梁の接合構
造を詳細に説明する。
第1図は本発明の接合構造を説明する一部省略斜視図で
あり、第2図は中継鋼材の四面にH型鋼梁を接合した状
態を示す平面図である。
すなわち下階の鋼製角柱1と上階の鋼製角柱2は、その
両間に中継鋼材3を介して所謂通柱として形成される。
鋼製角柱1,2はそれぞれ断面略ロ状の型鋼材であり、そ
の上下端面にはそれぞれ支板11,21が接合されている。
一方中継鋼材3はその略中心で直交したウェッブ31,32
と、各ウェッブの先端を一定方向に略90度に折曲して成
るフランジ33,33,33,33とにより断面略卍状に形成した
ものである。中継鋼材3の高さは後述するH型鋼梁の背
よりも幾分高くし、又ウェッブ31,32及びフランジ33,3
3,33…の断面積は所定の設計強度に基づいて設定され
る。
しかもウェッブ31,32には所定のピッチでボルト挿通孔3
4,34…が穿孔されている。
通常鋼製角柱1,2の各面にフランジ33,33…の面を整合さ
せた状態で接合する。すなわち鋼製角柱1の上端面に設
けた支板11に中継鋼材3の下端を載置して溶接し、中継
鋼材3の上端には鋼製角柱2の支板21を載置して下方か
ら溶接することにより、両鋼製角柱1と2を連続した一
体の通柱に形成する。
次いでH型鋼梁4,4…の端面を中継鋼材3の各フランジ3
3,33…に対向させて突合わせる。H型鋼梁4,4…は梁フ
ランジ41,42間に所定の背を有する梁ウェッブ43を有す
るもので、梁ウェッブ43にはその端面から突出した状態
にブラケット5,5…が溶接され、又突出した部分にはボ
ルト孔51,51…が、上述した中継鋼材3のボルト挿通孔3
4,34…と同様のピッチで穿孔されている。
一方中継鋼材はH型鋼梁4,4よりも背が高く形成されて
いる為、その上方及び下方にブレース6の取付孔35,35
を穿孔することが出来ブレース6,6の先端に設けたプレ
ート61,61を取付孔35,35に整合させてボルト固定するこ
とが可能となる。
次に本発明の接合構造の具体的施工について説明する。
先ず上述したように、鋼製角柱1と鋼製角柱2間で中継
鋼材3を接合し一体の通柱に形成する。そしてH型鋼梁
4の端面を中継鋼材3の各フランジ33,33…に突合せた
状態でH型鋼梁4,4…を配置すれば、ブラケット5に設
けたボルト孔51,51…とウェッブ31,32…に設けたボルト
挿通孔34,34…とは容易に整合し、ボルト例えばハイテ
ンションボルトHV…による接合が簡単となる。又中継鋼
材3の高さは梁背よりも大きいのでウェッブ31,32の上
方,下方には取付孔35,35を設けることができる。そし
てこの孔を介してブレース6,6のプレート61,61を固定で
きる。そしてターンバックル等によって張架する。
上記構成では上下階の鋼製角柱によって形成した通柱の
四面に各H型鋼梁を設ける施工について説明したが、例
えば三面若しくは二面にH型鋼梁を接合して、所謂出隅
部及び入隅部を形成する場合でも接合構造自体に変わり
なく、かつ同様の施工となる。
(効果) 以上説明した様に、本発明の鋼製角柱とH型鋼梁の接合
構造によれば、中継鋼材のフランジにH型鋼梁の端面を
突合わせることで位置合わせが容易となり、H型鋼梁や
ブレース等の取付け作業も簡易となる。しかも上下階の
鋼製角柱の断面性能を喪失することもなく、ダイヤフラ
ムやスチフナー等の補剛材を特に設けることがないので
施工が著しく簡易となる。
更に鋼製角柱内で螺子切りやスポット溶接等の施工を要
しないので施工コストも大幅に低減し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の接合構造を説明する一部省略斜視
図、 第2図は、同平面図、 第3図は、従来の接合構造を説明する一部省略斜視図で
ある。 1,2……鋼製角柱,3……中継鋼材, 31,32……ウェッブ,33,33……フランジ, 4……H型鋼梁,41,42……梁フランジ, 43……梁ウェッブ,5……ブラケット, 6……ブレース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部の鋼製角柱と下部の鋼製角柱との間に
    中継鋼材を溶着して通柱を形成し、前記中継鋼材にH型
    鋼梁を接合した構造において、 前記中継鋼材は、略中心で直交して横断面十字状をなす
    ウェッブと、このウェッブの先端を略90度に折曲して前
    記H型鋼梁の端面と対向するフランジとにより横断面略 状に形成されるとともに、その高さは前記H型鋼梁の梁
    背よりも高いものであって、 前記H型鋼梁の端面と前記フランジとを対向配置した状
    態で、 前記H型鋼梁の梁ウェッブに設けたブラケットを前記中
    継鋼材のウェッブにボルト結合したことを特徴とする鋼
    製角柱とH型鋼梁の接合構造。
JP61025579A 1986-02-07 1986-02-07 鋼製角柱とh型鋼梁の接合構造 Expired - Lifetime JPH0723627B2 (ja)

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IT1226774B (it) * 1988-03-23 1991-02-07 Carannante Biagio Nodi per telai spaziali in carpenteria metallica
CN111827466B (zh) * 2020-03-25 2022-09-09 同济大学 一种预应力钢木组合梁柱节点

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