JPH05263336A - 空気噴射式織機の緯糸切れ防止装置 - Google Patents
空気噴射式織機の緯糸切れ防止装置Info
- Publication number
- JPH05263336A JPH05263336A JP8974292A JP8974292A JPH05263336A JP H05263336 A JPH05263336 A JP H05263336A JP 8974292 A JP8974292 A JP 8974292A JP 8974292 A JP8974292 A JP 8974292A JP H05263336 A JPH05263336 A JP H05263336A
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- weft
- nozzle
- main nozzle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 織機回転数を500r.p.mから800
r.p.m以上に上昇せしめても,緯入れ終了時,緯糸
に作用する制動力による糸切れを防止する。 【構成】 貯留装置からの緯糸の繰出しを停止させる制
動部材と,主ノズルからの噴流に乗った緯糸の飛走を順
次段階的に助勢するリレーノズルとを具えた空気噴射式
織機において,経糸開口内の主ノズル側近傍位置に,緯
入れ方向に対し逆方向に圧力空気を噴射する副ノズルを
設ける。そして,主ノズルからの圧力空気噴射停止後,
反緯入れ側のリレーノズルからの圧力空気噴射中に,こ
の副ノズルを作動させて,緯糸の飛走速度を低下せし
め,貯留装置の制動部材作動時,緯糸の自重に基づく慣
性力を軽減せしめた。
r.p.m以上に上昇せしめても,緯入れ終了時,緯糸
に作用する制動力による糸切れを防止する。 【構成】 貯留装置からの緯糸の繰出しを停止させる制
動部材と,主ノズルからの噴流に乗った緯糸の飛走を順
次段階的に助勢するリレーノズルとを具えた空気噴射式
織機において,経糸開口内の主ノズル側近傍位置に,緯
入れ方向に対し逆方向に圧力空気を噴射する副ノズルを
設ける。そして,主ノズルからの圧力空気噴射停止後,
反緯入れ側のリレーノズルからの圧力空気噴射中に,こ
の副ノズルを作動させて,緯糸の飛走速度を低下せし
め,貯留装置の制動部材作動時,緯糸の自重に基づく慣
性力を軽減せしめた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,空気噴射式織機で主ノ
ズルから噴射される圧力空気の噴射停止後,リレーノズ
ルから噴射される圧力空気の噴流に乗って経糸開口内を
移送されてきた緯糸を,緯入れ終了後,その走行を停止
させる時,緯糸に作用する制動力によって糸切れが発生
するのを防止する装置に関する。
ズルから噴射される圧力空気の噴射停止後,リレーノズ
ルから噴射される圧力空気の噴流に乗って経糸開口内を
移送されてきた緯糸を,緯入れ終了後,その走行を停止
させる時,緯糸に作用する制動力によって糸切れが発生
するのを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気噴射式織機で,織機回転数を例えば
500r.p.mから800r.p.mに上昇せしめる
と緯糸切れが頻発する。この緯糸切れの原因は1緯入れ
毎に高速走行している緯糸を制動して急激停止させるか
らである。この緯入れ終了時に高速走行している緯糸を
急停止させることから発生する糸切れを防止するため
に,緯糸に生じる制動応力のピークを減衰させる技術が
開示されている(特開平2−99644号)。
500r.p.mから800r.p.mに上昇せしめる
と緯糸切れが頻発する。この緯糸切れの原因は1緯入れ
毎に高速走行している緯糸を制動して急激停止させるか
らである。この緯入れ終了時に高速走行している緯糸を
急停止させることから発生する糸切れを防止するため
に,緯糸に生じる制動応力のピークを減衰させる技術が
開示されている(特開平2−99644号)。
【0003】この技術は図2に示すように緯糸貯留装置
21と主ノズル22との間に,該緯糸貯留装置21から
の緯糸Yの繰出しを停止させる係止ピン23なる制動手
段に加えて,緯糸をその走行経路から偏向させるため電
磁ソレノイドや圧力空気シリンダー機構等を利用した緯
糸応力減衰手段24を設け,係止ピン23の制動装置作
動直前,緯糸をその進行経路から少しずらして急激停止
する緯糸の制動力を緩和して,糸切れを防止せんとした
ものである。
21と主ノズル22との間に,該緯糸貯留装置21から
の緯糸Yの繰出しを停止させる係止ピン23なる制動手
段に加えて,緯糸をその走行経路から偏向させるため電
磁ソレノイドや圧力空気シリンダー機構等を利用した緯
糸応力減衰手段24を設け,係止ピン23の制動装置作
動直前,緯糸をその進行経路から少しずらして急激停止
する緯糸の制動力を緩和して,糸切れを防止せんとした
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところが,上述の
装置は走行している緯糸を急激に停止させる際の制動応
力を吸収させるため,緯糸を走行方向に対しガイドロー
ラで屈曲せしめているところから,この屈曲時に緯糸は
摩擦力によってしごかれるため,風綿が発生し,この風
綿が減衰手段に堆積して塊となり,時折,経糸開口内に
巻き込まれて弊害となる欠点があった。
装置は走行している緯糸を急激に停止させる際の制動応
力を吸収させるため,緯糸を走行方向に対しガイドロー
ラで屈曲せしめているところから,この屈曲時に緯糸は
摩擦力によってしごかれるため,風綿が発生し,この風
綿が減衰手段に堆積して塊となり,時折,経糸開口内に
巻き込まれて弊害となる欠点があった。
【0005】また,緯糸の走行を停止させる制動力の減
衰手段が,貯留装置と主ノズルとの間に配設されている
ため,この減衰手段と経糸開口内に至る緯糸の切断が解
消されても,貯留装置と減衰手段との間における制動力
は,係止ピン作動時には緯糸を機械的に引張する方向に
作用するところから,糸切れは依然として残り,このた
め機台運転速度を高速化すると,この糸切れは増加する
という問題点は解消されなかった。
衰手段が,貯留装置と主ノズルとの間に配設されている
ため,この減衰手段と経糸開口内に至る緯糸の切断が解
消されても,貯留装置と減衰手段との間における制動力
は,係止ピン作動時には緯糸を機械的に引張する方向に
作用するところから,糸切れは依然として残り,このた
め機台運転速度を高速化すると,この糸切れは増加する
という問題点は解消されなかった。
【0006】そこで,本発明は上述の問題点を解消せん
とするもので,その目的とするところは,織機回転数を
例えば500r.p.mから800r.p.m以上に高
速化しても又緯糸の種類,繊度,撚り数等の製織条件が
変わっても,緯糸切れが無く安定して製織できる緯糸切
れ防止装置を提供せんとするものである。
とするもので,その目的とするところは,織機回転数を
例えば500r.p.mから800r.p.m以上に高
速化しても又緯糸の種類,繊度,撚り数等の製織条件が
変わっても,緯糸切れが無く安定して製織できる緯糸切
れ防止装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】緯糸貯留装置からの緯糸
の繰出しを停止させる制動部材となる係止ピンと,主ノ
ズルとリレーノズルとを備えた空気噴射式織機におい
て,経糸開口内の主ノズル側近傍位置に緯糸進行経路の
緯入れ方向に対し逆方向に圧力空気を噴射する副ノズル
を設ける。そして,主ノズルの圧力空気噴射停止後,緯
入れ終了直前であって,主ノズルとは反対側の機台端近
傍に配設したリレーノズルから圧力空気を噴射中に,こ
の副ノズルから圧力空気を噴射して,経糸開口内を走行
している緯糸の速度を低下させるように構成する。
の繰出しを停止させる制動部材となる係止ピンと,主ノ
ズルとリレーノズルとを備えた空気噴射式織機におい
て,経糸開口内の主ノズル側近傍位置に緯糸進行経路の
緯入れ方向に対し逆方向に圧力空気を噴射する副ノズル
を設ける。そして,主ノズルの圧力空気噴射停止後,緯
入れ終了直前であって,主ノズルとは反対側の機台端近
傍に配設したリレーノズルから圧力空気を噴射中に,こ
の副ノズルから圧力空気を噴射して,経糸開口内を走行
している緯糸の速度を低下させるように構成する。
【0008】
【作用】リレーノズルを備えた空気噴射式織機にあって
は,主ノズルから圧力空気を噴射すると,貯留装置から
緯糸を引き出して,経糸開口内に搬送し,次いでリレー
ノズルから段階的に順次噴射される空気流に乗って,緯
糸は機台端まで搬送されて緯入れが終了する。
は,主ノズルから圧力空気を噴射すると,貯留装置から
緯糸を引き出して,経糸開口内に搬送し,次いでリレー
ノズルから段階的に順次噴射される空気流に乗って,緯
糸は機台端まで搬送されて緯入れが終了する。
【0009】このとき,主ノズルからの圧力空気噴射停
止後,緯入れ終了直前であって,反緯入れ側近傍に配設
されたリレーノズルから圧力空気を噴射中に,経糸開口
内の主ノズル側近傍に設けた副ノズルから緯入れ方向と
逆方向に圧力空気を噴射すると,この噴射流によって緯
糸には制動力となって作用するところから,緯糸飛走速
度は低下する。
止後,緯入れ終了直前であって,反緯入れ側近傍に配設
されたリレーノズルから圧力空気を噴射中に,経糸開口
内の主ノズル側近傍に設けた副ノズルから緯入れ方向と
逆方向に圧力空気を噴射すると,この噴射流によって緯
糸には制動力となって作用するところから,緯糸飛走速
度は低下する。
【0010】したがって,次に貯留装置の制動部材であ
る係止ピンが作動して,緯糸の繰出しを停止時,副ノズ
ルと反緯入れ側機台端のリレーノズルとの間の緯糸に
は,従来に比較して,高速走行している緯糸が急停止す
るために働く制動力は緩和され,この結果,緯糸の有す
る自重に基づく慣性力が起因する糸切れは回避される。
る係止ピンが作動して,緯糸の繰出しを停止時,副ノズ
ルと反緯入れ側機台端のリレーノズルとの間の緯糸に
は,従来に比較して,高速走行している緯糸が急停止す
るために働く制動力は緩和され,この結果,緯糸の有す
る自重に基づく慣性力が起因する糸切れは回避される。
【0011】一方,貯留装置の係止ピンから主ノズルを
経て副ノズルに至る間の緯糸には,糸自身が収縮する方
向に副ノズルからの圧力空気が作用するので,この間の
緯糸も急激停止することによる糸切れは解消される。
経て副ノズルに至る間の緯糸には,糸自身が収縮する方
向に副ノズルからの圧力空気が作用するので,この間の
緯糸も急激停止することによる糸切れは解消される。
【0012】
【実施例】本発明を実施する装置の一例を図面について
具体的に説明すると,図1において,1は緯糸供給源,
2は前記緯糸供給源1から引き出された糸条Yを1緯入
れに必要な量を測長して蓄える貯留装置,3は前記貯留
装置2から引き出された糸条Yの長さが所定長さになる
と降下して緯糸の引き出しを停止せしめる制動部材とな
る係止ピン,4は圧力空気を噴射して前記貯留装置2か
ら糸条Yを引き出し,経糸開口内に緯糸を搬送する主ノ
ズル,5はその中央部に緯糸の通過路となる凹部を有す
る筬,6は前記主ノズル4から噴射された圧力空気流に
乗って搬送されてきた緯糸Yを,経糸開口内に搬送して
機台端まで移送するリレーノズルで,該リレーノズルは
複数個ずつ適宜な間隔を介在してグループ毎に配設さ
れ,緯糸Yを順次段階的に噴射される圧力空気に乗せて
機台端まで搬送するものである。7は経糸開口内の前記
主ノズル4側近傍位置に配設された副ノズルで,該副ノ
ズルは緯糸進行経路の緯入れ方向に対し逆方向に圧力空
気を噴射するもので,前記主ノズル4の噴射が停止した
状態であって,緯入れ終了直前,緯糸Yが機台端部近傍
を通過した検知信号を受けて作動し,また,その噴射流
の圧力の強さは緯糸の種類,繊度,撚り状態によって適
宜選択され,更に噴射開始時刻及び終了タイミングも適
宜選択されるものである。8は前記主ノズル4とは反対
側の機台端部近傍に配設された緯糸吸引装置で,該装置
は筬打時,緯糸の先端を保持するものである。9は経糸
開口内の反緯入れ側近傍に配設された緯糸検知センサー
で,この緯糸センサーが緯糸Yの通過を検知すると,前
記副ノズル7に圧力空気を噴射させる作動指令信号を発
信するものである。尚,逆噴射する副ノズル7の噴射タ
イミングは,上述のような緯糸センサー9からの検知信
号を受ける場合ばかりでなく,貯留装置2から繰出され
る緯糸の長さを予め算出し,この緯糸繰出し量に基づい
て作動させても良い。
具体的に説明すると,図1において,1は緯糸供給源,
2は前記緯糸供給源1から引き出された糸条Yを1緯入
れに必要な量を測長して蓄える貯留装置,3は前記貯留
装置2から引き出された糸条Yの長さが所定長さになる
と降下して緯糸の引き出しを停止せしめる制動部材とな
る係止ピン,4は圧力空気を噴射して前記貯留装置2か
ら糸条Yを引き出し,経糸開口内に緯糸を搬送する主ノ
ズル,5はその中央部に緯糸の通過路となる凹部を有す
る筬,6は前記主ノズル4から噴射された圧力空気流に
乗って搬送されてきた緯糸Yを,経糸開口内に搬送して
機台端まで移送するリレーノズルで,該リレーノズルは
複数個ずつ適宜な間隔を介在してグループ毎に配設さ
れ,緯糸Yを順次段階的に噴射される圧力空気に乗せて
機台端まで搬送するものである。7は経糸開口内の前記
主ノズル4側近傍位置に配設された副ノズルで,該副ノ
ズルは緯糸進行経路の緯入れ方向に対し逆方向に圧力空
気を噴射するもので,前記主ノズル4の噴射が停止した
状態であって,緯入れ終了直前,緯糸Yが機台端部近傍
を通過した検知信号を受けて作動し,また,その噴射流
の圧力の強さは緯糸の種類,繊度,撚り状態によって適
宜選択され,更に噴射開始時刻及び終了タイミングも適
宜選択されるものである。8は前記主ノズル4とは反対
側の機台端部近傍に配設された緯糸吸引装置で,該装置
は筬打時,緯糸の先端を保持するものである。9は経糸
開口内の反緯入れ側近傍に配設された緯糸検知センサー
で,この緯糸センサーが緯糸Yの通過を検知すると,前
記副ノズル7に圧力空気を噴射させる作動指令信号を発
信するものである。尚,逆噴射する副ノズル7の噴射タ
イミングは,上述のような緯糸センサー9からの検知信
号を受ける場合ばかりでなく,貯留装置2から繰出され
る緯糸の長さを予め算出し,この緯糸繰出し量に基づい
て作動させても良い。
【0013】今,主ノズル4から圧力空気が噴射される
と,緯糸供給源1から引き出されて1緯入れに必要な量
の所定長さの緯糸が貯蔵されていた貯留装置2から緯糸
Yが順次繰出されて,経糸開口内に挿入される。次い
で,経糸開口内に所定間隔毎に配設されたリレーノズル
群6から圧力空気が段階的に順次噴射されることによっ
て,緯糸Yは主ノズル側から筬5の緯入れ通過経路に沿
って搬送され,機台端に至り,ここで吸引装置8によっ
て緯糸Yの先端が吸収されることにより緯入れが終了す
る。
と,緯糸供給源1から引き出されて1緯入れに必要な量
の所定長さの緯糸が貯蔵されていた貯留装置2から緯糸
Yが順次繰出されて,経糸開口内に挿入される。次い
で,経糸開口内に所定間隔毎に配設されたリレーノズル
群6から圧力空気が段階的に順次噴射されることによっ
て,緯糸Yは主ノズル側から筬5の緯入れ通過経路に沿
って搬送され,機台端に至り,ここで吸引装置8によっ
て緯糸Yの先端が吸収されることにより緯入れが終了す
る。
【0014】このとき,緯入れ終了直前の緯糸Y先端が
主ノズル4と反対側の機台端近くのリレーノズル6の噴
射流によって搬送されてきたのをセンサー9が検知する
と,副ノズル7に作動指令信号を出す。すると,副ノズ
ル7から圧力空気が進行方向に対し逆方向に噴射され,
このため経糸開口内の緯糸Yには,リレーノズル6と副
ノズル7との2つの相反する方向の圧力空気の噴射力が
働き,この結果緯糸の飛走速度は低下する。
主ノズル4と反対側の機台端近くのリレーノズル6の噴
射流によって搬送されてきたのをセンサー9が検知する
と,副ノズル7に作動指令信号を出す。すると,副ノズ
ル7から圧力空気が進行方向に対し逆方向に噴射され,
このため経糸開口内の緯糸Yには,リレーノズル6と副
ノズル7との2つの相反する方向の圧力空気の噴射力が
働き,この結果緯糸の飛走速度は低下する。
【0015】次いで,貯留装置2の上部近傍に配設した
係止ピン3が作動して,貯留装置2から主ノズル4(主
ノズルは噴射を停止している)を経て,副ノズル7に至
る緯糸Yには,リレーノズル6の噴射による引張力から
副ノズル7の逆噴射による引張力を引いた噴射力が緯糸
進行経路に沿って作動しているので,逆噴射する副ノズ
ル7が無い従来の場合に比較して,緯糸が制動部材であ
る係止ピン3の作動時,高速走行している緯糸停止時の
制動力は緩和され,この結果,機台回転数が800r.
p.m以上であっても係止ピン作動時の糸切れが回避さ
れる。
係止ピン3が作動して,貯留装置2から主ノズル4(主
ノズルは噴射を停止している)を経て,副ノズル7に至
る緯糸Yには,リレーノズル6の噴射による引張力から
副ノズル7の逆噴射による引張力を引いた噴射力が緯糸
進行経路に沿って作動しているので,逆噴射する副ノズ
ル7が無い従来の場合に比較して,緯糸が制動部材であ
る係止ピン3の作動時,高速走行している緯糸停止時の
制動力は緩和され,この結果,機台回転数が800r.
p.m以上であっても係止ピン作動時の糸切れが回避さ
れる。
【0016】一方,経糸開口内の主ノズル4側の副ノズ
ル7と反緯入れ側にあるリレーノズル6との間の緯糸Y
も,係止ピン3の作動時,この間の緯糸の自重による慣
性力も軽減されるので,この間における糸切れも回避さ
れる。
ル7と反緯入れ側にあるリレーノズル6との間の緯糸Y
も,係止ピン3の作動時,この間の緯糸の自重による慣
性力も軽減されるので,この間における糸切れも回避さ
れる。
【0017】
【本発明の効果】本発明は上述のように緯入れ終了直前
に,経糸開口内の主ノズル側近傍に配設した副ノズルか
ら緯糸の進行方向とは逆方向の圧力空気が噴射されるの
で,貯留装置の係止ピン作動時,機台回転数が800
r.p.m以上に高速化した場合であっても,緯糸の有
する自重に基づく慣性力は軽減されることから,糸切れ
が回避されると共に,従来のように緯糸をガイドで機械
的に屈曲せしめる摩擦力が働かないので,風綿が発生す
ることによる弊害を解消することができる等の効果を奏
する。
に,経糸開口内の主ノズル側近傍に配設した副ノズルか
ら緯糸の進行方向とは逆方向の圧力空気が噴射されるの
で,貯留装置の係止ピン作動時,機台回転数が800
r.p.m以上に高速化した場合であっても,緯糸の有
する自重に基づく慣性力は軽減されることから,糸切れ
が回避されると共に,従来のように緯糸をガイドで機械
的に屈曲せしめる摩擦力が働かないので,風綿が発生す
ることによる弊害を解消することができる等の効果を奏
する。
【0018】
【図1】本発明を実施する装置を具備した空気噴射式織
機の緯入れ経路を説明する要部概略図である。
機の緯入れ経路を説明する要部概略図である。
【図2】従来の空気噴射式織機の緯入れ経路を説明する
要部外略図である。
要部外略図である。
1 緯糸供給源 2 緯糸貯留装置 3 制動部材(係止ピン) 4 主ノズル 5 筬 6 リレーノズル 7 副ノズル
Claims (1)
- 【請求項1】 緯糸貯留装置からの緯糸の繰出しを停止
させる制動部材と,主ノズルと該主ノズルから噴射され
た緯糸の飛走を順次段階的に助勢する複数個のリレーノ
ズルとを備えた空気噴射式織機において,経糸開口内の
主ノズル側近傍位置に,緯糸進行経路の緯入れ方向に対
し,逆方向に圧力空気を噴射する副ノズルを設け,主ノ
ズルの圧力空気噴射停止後緯入れ終了直前であって,主
ノズルとは反対側の機台端近傍に配設した前記リレーノ
ズルから圧力空気を噴射中に,この副ノズルを作動させ
て,前記貯留装置の制動部材作動時,繰出されている緯
糸の走行停止時に作用する緯糸の自重に基づく慣性力を
軽減するように構成したことを特徴とする空気噴射式織
機の緯糸切れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8974292A JPH05263336A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 空気噴射式織機の緯糸切れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8974292A JPH05263336A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 空気噴射式織機の緯糸切れ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05263336A true JPH05263336A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13979218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8974292A Pending JPH05263336A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 空気噴射式織機の緯糸切れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05263336A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1314805A2 (en) * | 2001-10-19 | 2003-05-28 | Vyzkumny Ustav Textilnich Stroju Liberec a.s. | A method of weft braking when picking the weft through a shed of a pneumatic weaving machine, device for carrying out the method and a braking jet |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP8974292A patent/JPH05263336A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1314805A2 (en) * | 2001-10-19 | 2003-05-28 | Vyzkumny Ustav Textilnich Stroju Liberec a.s. | A method of weft braking when picking the weft through a shed of a pneumatic weaving machine, device for carrying out the method and a braking jet |
EP1314805A3 (en) * | 2001-10-19 | 2003-12-10 | Vyzkumny Ustav Textilnich Stroju Liberec a.s. | A method of weft braking when picking the weft through a shed of a pneumatic weaving machine, device for carrying out the method and a braking jet |
CZ298377B6 (cs) * | 2001-10-19 | 2007-09-12 | Výzkumný ústav textilních stroju Liberec a. s. | Zpusob brzdení útku pri prohozu útku prošlupem napneumatickém tkacím stroji a brzdicí tryska |
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