JPH0525207Y2 - - Google Patents

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JPH0525207Y2
JPH0525207Y2 JP1988100459U JP10045988U JPH0525207Y2 JP H0525207 Y2 JPH0525207 Y2 JP H0525207Y2 JP 1988100459 U JP1988100459 U JP 1988100459U JP 10045988 U JP10045988 U JP 10045988U JP H0525207 Y2 JPH0525207 Y2 JP H0525207Y2
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coil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本考案は、主に面接続可能なヘリカルフイルタ
を構成する場合に好適なコイルボビンの形状に関
する。
〔従来技術〕
回路基板の導体パターンに直接面接続する従来
の高周波コイルの一例は、第8図の平面図、第9
図の側面図に示すように、平面形状が四角形のベ
ース1に面接続用端子2を埋設し、対向する側面
から露呈させてある。そして、ベース1の上面9
に固定したドラム状のコア4に巻回したコイルの
リード5を端子2に接続してある。
インダクタンスの固定タイプの高周波コイルで
あれば、このままコア4の周囲を保護用の合成樹
脂で封止することにより最終的な形状になるが、
可変タイプの場合には第10図の一部断面正面
図、第11図の側面図に示すようにベース1に金
属のケース6を嵌合させ、その内部にコア4を被
つて上下動するつぼ状のコア7を螺合させる。
ベース1に嵌合するケース6は、対向する2側
面を部分的に内部に押圧して形成した凸部8を上
面9に当接し、底面10にケース6のアース端子
を兼ねたラグ11を当接して上下からベース1を
挟持した状態で固定される。凸部8の当接する位
置は、第8図で点線で示すように端子2の露呈し
ない側面3に沿つてあり、リード5が凸部8に接
触して断線することを防ぐ。なお、この高周波コ
イルは、全体が1辺5mmの立方体に入る程度の大
きさである。
コイルが1つのコアに巻回される面接続用の高
周波コイルはこのように構成されるが、夫々1つ
の巻線部にコイルを巻回してあるコイルボビンを
並置して、コイル間の誘導的な結合を利用するコ
イル装置、例えばヘリカルフイルタを構成する場
合には従来の高周波コイルの構成を応用すること
は難しい。
すなわち、ヘリカルフイルタは、ヘリカルコイ
ルを巻線部に巻回したコイルボビンを夫々金属の
ケースで被い、そのケースの1側面を他のコイル
ボビンのケースの1側面と固着し、隣接するヘリ
カルコイル間にあるその固着した側面に窓状の孔
を設け、この孔の大きさで結合を得るように構成
される。
固着される側面は、ベースの端子のない側面に
沿つたケースの側面であり、第10図と第11図
の凸部8のある側面が固着されることに相当す
る。
ところが、この側面に第11図の点線12のよ
うに結合を得る孔を設けようとしても、下側に凸
部8があるのでその大きさが制限され、結合が充
分得られない。固着される側面全体の面積が小さ
いので、凸部8の下側まで孔の大きさは必要であ
るが、孔の下側の位置は凸部8の上側の一点鎖線
13で示す位置に制限される。従つて、面接続可
能なヘリカルフイルタのように、別のコイルボビ
ンの巻線部に巻回されたコイル間の結合を必要と
するコイル装置は未だに実現されていない。
〔課題〕
本考案の課題は、ベースの端子のない側面にコ
イルのリードを通す溝を設け、ベースにケースを
固定するためのケースの凸部を、ベースの端子の
ある側面に沿つて配置できるようにして、コイル
間の結合を密にできるコイルボビンを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のコイルボビンは、筒状のコイルの巻線
部と平面形状が四角形のベースを一体形成してあ
り、ベースに埋設した面接続用端子の露呈位置は
対向する側面にあり、端子の露呈する該側面に交
差する他の側面にはコイルのリードを通す溝を設
けてあることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案のコイルボビンの実施例を示す第
1図、第2図を参照しながら説明する。第1図は
コイルを巻回してあるコイルボビンの平面図、第
2図は側面図である。
コイルボビン20は、円筒形の巻線部21と四
角形のベース22が合成樹脂で一体に形成されて
おり、面接続用端子23が対向するベース22の
側面から露呈している。そして、端子23のない
側面には、上下方向に複数の溝24を設けてあ
り、巻線部21のコイルのリードは、溝24と底
面25を通つて最も近い端子23に接続する。な
お実施例においてコイルボビン20には、第4図
の結線図に示すように一端を開放し、他端をアー
スされるヘリカルコイル26と入出力コイル27
を巻回してあり、リード28Aの接続する特定の
端子23Aと、リード28Bの接続する端子23
Bが入出力端子、リード28Cの接続する端子2
3Cがヘリカルコイルのアース端子の役割をす
る。端子23Dは空き端子である。
このようにヘリカルコイル26と入出力コイル
27の巻回されたコイルボビン20には、金属の
ケースが嵌合して固定される。この固定手法は、
従来の場合と同じであり、凸部とケースの下端の
ラグによりベース22を上下から挟持して固定さ
れる。しかし、凸部の位置が第1図で点線で示す
ように、端子23のあるベース22の側面に沿つ
てあることが従来とは異なる。これは、各リード
が溝24を通つて各端子23に接続されることに
より、凸部に接触して断線する恐れがないからで
ある。
第3図は、コイルボビンのケースの側面を互い
に固着して構成したヘリカルフイルタの一部断面
正面図を示してある。
このヘリカルフイルタは第1図、第2図のコイ
ルボビン20を2個用いて構成してあり、端子2
3のない側のケース29の側面を互いに固着して
ある。固着したケース29の側面には、孔30を
設けてあり、この孔30の大きさにより両方の巻
線部21のヘリカルコイル26の結合が得られ
る。孔30を設けるケース29の側面には、凸部
31が存在しないので孔30の大きさは従来に比
較してはるかに大きくできるので、ヘリカルコイ
ル26間の結合を強くすることが可能であり、面
接続用のヘリカルフイルタの実現が可能になる。
32は、ケース29の内部に螺合するつぼ状の誘
電体である。
第5図と第6図は、本考案のコイルボビンの他
の実施例を示す正面図と側面図である。
コイルボビン40の端子41のないベース44
の側面には、上下方向の溝42を設けてあるが、
溝42のほぼ下半分は端子41の露呈している側
面の隅に通じる水平方向の溝43に連結してお
り、リード45は溝42と溝43を通つて端子4
1に接続する。
第7図は、本考案のコイルボビンのさらに別の
実施例を示す正面図である。
このコイルボビン50の端子51のないベース
52の側面にも、上下方向の溝が設けてあり、さ
らにその溝に連結して端子51の露呈している側
面の隅に通じる水平方向の溝53がある。この溝
53は、ベース52の底面54に開放していない
点が第5図、第6図の溝43と異なり、リード5
5は上下方向の溝と溝54を通つて端子51に接
続する。
本考案のコイルボビンに巻回されたコイルのリ
ードは、このようにまず上下方向の溝を通り、さ
らに必要に応じて設けられた水平方向の溝を通つ
て端子に接続される。
なお上下方向の溝の数は、端子の数と一致しな
くてもよく、共通の溝に複数のコイルのリードを
通すこともできる。また、実施例では端子がベー
スの対向する側面に露呈しているが、片側だけで
もよい。
〔効果〕
以上述べたように本考案のコイルボビンは、端
子の露呈していないベースの側面に溝を設け、そ
の溝を通つて端子にコイルのリードを接続できる
ようにしたものである。ベースにケースを固定す
る場合に、ケースの凸部の当接する位置を端子の
露呈しているベースの側面にそつて配置できる。
従つて、別のコイルボビンに巻回されたコイル間
の結合を利用してコイル装置を構成する場合、そ
の結合を密にできるので面接続用のヘリカルフイ
ルタを実現することができる。
また、単体として用いるコイルを巻回する場合
でも、溝があることによりリードを引き出せる位
置が多くなり、巻数の細かい調節が可能になる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコイルボビンの実施例を示す
平面図、第2図は側面図、第3図は本考案のコイ
ルボビンを用いて構成したヘリカルフイルタの一
部断面正面図、第4図はコイルボビンに巻回され
たコイルの結線図、第5図は本考案のコイルボビ
ンの他の実施例を示す正面図、第6図は側面図、
第7図は本考案のコイルボビンのさらに別の実施
例を示す正面図、第8図は従来の高周波コイルの
平面図、第9図は側面図、第10図はケースのあ
る従来の高周波コイルの一部断面正面図、第11
図は第10図の側面図である。 20……コイルボビン、21……巻線部、22
……ベース、23……面接続用端子、24……
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘリカルフイルタ用のコイルボビンにおいて、
    筒状のコイルの巻線部と平面形状が四角形のベー
    スを一体成形してあり、ベースに埋設した面接続
    用端子の露呈位置は対向する側面にあり、端子の
    露呈する該側面に交差する他の側面にはコイルの
    リードを通す溝を設けてあることを特徴とするコ
    イルボビン。
JP1988100459U 1988-07-28 1988-07-28 Expired - Lifetime JPH0525207Y2 (ja)

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JP1988100459U JPH0525207Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28

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JP1988100459U JPH0525207Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28

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JPH0221709U JPH0221709U (ja) 1990-02-14
JPH0525207Y2 true JPH0525207Y2 (ja) 1993-06-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593513B2 (ja) * 1976-10-12 1984-01-24 アメリカ合衆国 潤滑剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593513U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 東光株式会社 リ−ドレス型固定インダクタ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593513B2 (ja) * 1976-10-12 1984-01-24 アメリカ合衆国 潤滑剤組成物

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JPH0221709U (ja) 1990-02-14

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