JPH0625925Y2 - コイル用ボビン - Google Patents

コイル用ボビン

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JPH0625925Y2
JPH0625925Y2 JP1988148790U JP14879088U JPH0625925Y2 JP H0625925 Y2 JPH0625925 Y2 JP H0625925Y2 JP 1988148790 U JP1988148790 U JP 1988148790U JP 14879088 U JP14879088 U JP 14879088U JP H0625925 Y2 JPH0625925 Y2 JP H0625925Y2
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JP
Japan
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coil
bobbin
terminal
tap
helical coil
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JP1988148790U
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範史 岩城
正人 鈴木
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Toko Inc
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Toko Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主にヘリカルコイルを巻回する場合に好適な
コイル用ボビンに関する。
〔従来技術〕
ヘリカルコイルは一端を開放され、他端をアース端子に
接続してボビンに巻回される。複数のヘリカルコイルを
用いてヘリカルフイルタを構成する場合、第5図の結線
図に示すように、その信号の入出力端子1はヘリカルコ
イル2のタップ3に接続される場合が多い。そしてタッ
プ3からアース端子4までのヘリカルコイル2の長さは
短く、通常1ターン以下であるので、ベース部6上を引
き回す部分で形成される。そしてこのタップ3の位置
や、タップ3を挟むヘリカルコイル2間の結合状態がフ
イルタ特性に大きく影響する。
第4図はヘリカルコイルの巻回されている従来のコイル
用ボビンの平面図であるが、ヘリカルコイル2のアース
される側は、入出力端子1となる端子5Aに接続され、
さらに端子5Aからアース端子4となる端子5Bに引き
回して接続される。そして、端子5Aが入出力端子1と
タップ3の役割をする。なお端子5A、5Bは、ボビン
のベース部6の側面から水平に突出しており、直接回路
基板の導体パターンに面接続される。
〔課題〕 しかし第4図のようなボビンでは、ヘリカルコイル2の
タップ3とアース端子4の長さは、端子5A、5B間を
結ぶ最も短い長さになる。また、ボビンの巻回部7に巻
回されているヘリカルコイル2の部分と、端子5A、5
B間のヘリカルコイル2の部分の位置関係もボビンの巻
回部7や端子の位置関係により決まるから、タップ3を
挟むヘリカルコイル2の結合状態もボビンの巻回部7や
端子の位置関係により決まる。
従って、ヘリカルコイル2のタップ3とアース端子4間
の長さや、タップ3を挟むヘリカルコイル2の結合状態
を変化させて特性を調節しようとしても、これらは端子
の位置を含めたボビンの形状により決定されるので自由
度がない。ボビンの形状を変えるためには、金型を変え
る必要があり時間と費用を要する。
このことは設計に基づきヘリカルフイルタを作り、タッ
プ3の位置を微調節して要求される特性に一致させて最
終的なヘリカルコイルの巻回状態を決定しようと試作す
る場合に特に不便である。
〔課題を解決するための技術手段〕
本考案のコイル用ボビンは、タップ用の端子とアース用
の端子の役割をする面接続部とを連結し、ベース部に埋
設固定される。
すなわち本考案のコイル用ボビンは、コイルの端子の役
割をする3つ以上の面接続部とその面接続部を結ぶ連結
部からなる面接続用端子の該連結部を該ベース内に埋設
してあることを特徴とする。
〔実施例〕
第1図、第2図は本考案のコイル用ボビンを説明するた
めの図であり、第1図は正面図、第2図は平面図であ
る。
第1図と第2図において、10はコイルの巻回部、11
はベース部、12Aと12Bはベース部11の側面から
突出している面接続用端子12の面接続部であり、12
Cは面接続部12A、12Bを結ぶ連結部である。1
3、14は、1つの面接続部からなる単独の面接続用端
子である。
面接続用端子12の平面形状はU形であり、連結部12
Cはベース部11に埋設されている。
このようなボビンに巻回されるヘリカルコイル2のアー
ス側は、端子12の面接続部12Aに接続されるが、そ
の後はベース部11上を引き回す必要はない。面接続部
12Aが第5図の入出力端子1とタップ3、面接続部1
2Bがアース端子4の役割を夫々する。そして連結部1
2Cが、タップ3よりアース側のヘリカルコイル2の役
割をする。
第3図は、本考案のコイル用ボビンの実施例を示す平面
図である。第1図、第2図と同じ部分は同一符号を付与
してある。
第3図のボビンのベース部11には、3つの面接続部2
0A、20B、20Cとそれらの面接続部を結ぶ連結部
20Dからなる面接続用端子20を設けてある。ここで
連結部20Dは、ベース部11に埋設固定されている。
ヘリカルコイル2のアース側が接続される面接続部20
Aが、入出力端子1とタップ3の役割をする。面接続部
20B、20Cのいずれもアース端子4の役割をし、面
接続部20Bを用いれば1/4ターン、面接続部20C
を用いれば1/2ターンのタップ3からアース端子4ま
でのヘリカルコイル2の長さを得ることができる。その
際アース端子4として用いない面接続部は、切断して回
路基板の導体パターンに接続できないようにする。
連結部の平面形状は、実施例のように直線的であった
り、巻回部10に沿って円弧状に形成してあってもよ
い。
また、いずれの実施例でもタップ3を挟むヘリカルコイ
ル2の結合状態、つまりボビンの巻回部10に巻回され
るヘリカルコイル2と、タップ3よりアース側のヘリカ
ルコイル2間の結合状態は、巻回部10に対する連結部
のベース部11の埋設する位置やその形状により決ま
る。
連結部を有する面接続用端子を埋設する位置や形状は、
ボビンを樹脂成形する時にリードフレームを用いて容易
に設定できる。
〔効果〕
以上述べたように本考案のコイル用ボビンは、端子の役
割をする面接続部を3つ以上有しており、その面接続部
を結ぶ連結部をベース部に埋設させた面接続用端子を設
けてある。従って、その端子の面接続部をコイルのタッ
プや入出力端子、さらにその両方を合わせた役割を持た
せることができる。
このような構成は、ヘリカルコイルを巻回する場合のよ
うにタップの位置を細かく調節する必要のある場合に、
埋設されている連結部にヘリカルコイルのタップからア
ース端子までの役割をさせることができる。連結部の長
さや埋設位置、さらに形状は同じ金型を用いてボビンを
成形する時にリードフレームを用いれば容易に変えるこ
とができる。
従って金型を変えて、端子の役割をする面接続部の位
置、端子間の長さの異なる別形状のボビンを成形しなく
ても、ヘリカルコイル2のタップ3とアース端子4間の
長さや、タップ3を挟むヘリカルコイル2の結合状態を
調節して最終的なヘリカルコイルの巻回状態を決定で
き、さらに生産に速やかに移行できる利点がある。
また、ヘリカルコイルのアース側は面接続用端子に1ケ
所で接続すればよいので、端子への接続工数を減らすこ
とができる。
なお本考案のコイル用ボビンは、ヘリカルコイルを巻回
する場合に効果が限定されるものではなく、通常の高周
波コイルを巻回する場合でもタップを必要とする場合に
は同様の効果を得る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のコイル用ボビンを説明するための正面
図、第2図は本考案のコイル用ボビンを説明するための
平面図、第3図は実施例を示す平面図、第4図は従来の
コイル用ボビンの平面図、第5図はヘリカルコイルの結
線図である。 2:ヘリカルコイル、3:タップ、10:巻回部、1
1:ベース部、12:面接続用端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルの巻回部とその下側のベース部から
    なり、端子の役割をする3つ以上の面接続部とその面接
    続部を結ぶ連結部からなる面接続用端子の該連結部を該
    ベース内に埋設してあることを特徴とするコイル用ボビ
    ン。
JP1988148790U 1988-11-15 1988-11-15 コイル用ボビン Expired - Fee Related JPH0625925Y2 (ja)

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JPH0268408U JPH0268408U (ja) 1990-05-24
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5621407B2 (ja) * 1979-05-30 1981-05-19
JPS6220976U (ja) * 1985-07-22 1987-02-07

Family Cites Families (1)

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JPS6218004Y2 (ja) * 1979-07-26 1987-05-09

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JPH0268408U (ja) 1990-05-24

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