JPH0238411Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0238411Y2 JPH0238411Y2 JP5579286U JP5579286U JPH0238411Y2 JP H0238411 Y2 JPH0238411 Y2 JP H0238411Y2 JP 5579286 U JP5579286 U JP 5579286U JP 5579286 U JP5579286 U JP 5579286U JP H0238411 Y2 JPH0238411 Y2 JP H0238411Y2
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- Japan
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- metal film
- coil
- current path
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- Expired
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 15
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は可動部分を用いることなくインダクタ
ンスの調節の可能な高周波コイルの構造に係り、
特にコイルを外面に露呈させないように合成樹脂
でモールドしたり、磁性体のコアで囲んで封止し
た場合に用いて好適である。
ンスの調節の可能な高周波コイルの構造に係り、
特にコイルを外面に露呈させないように合成樹脂
でモールドしたり、磁性体のコアで囲んで封止し
た場合に用いて好適である。
コイルを外面に露呈させないようにした高周波
コイルとしては、従来から第4図の斜視図に示す
ようなモールドタイプのものがある。インダクタ
ンスの調節は、モールド材1に埋設してあるコイ
ル導体の中心に相当する位置の孔2に螺子コア3
を螺合させ、その上下動により行う。4は、面接
続用の端子である。
コイルとしては、従来から第4図の斜視図に示す
ようなモールドタイプのものがある。インダクタ
ンスの調節は、モールド材1に埋設してあるコイ
ル導体の中心に相当する位置の孔2に螺子コア3
を螺合させ、その上下動により行う。4は、面接
続用の端子である。
しかし可動部分によるこのような調節構造は、
高周波コイルの形状のある程度の大きさが必要で
あり、一辺が4mm以内の直方体に入る程度まで小
形化と薄形化が進む現状においては、螺子コア3
とその螺合部分の工作精度や強度に限界があり実
用的でない。
高周波コイルの形状のある程度の大きさが必要で
あり、一辺が4mm以内の直方体に入る程度まで小
形化と薄形化が進む現状においては、螺子コア3
とその螺合部分の工作精度や強度に限界があり実
用的でない。
インダクタンスの調節は、高周波コイルの形状
が小さくなるにつれて難しくなり、特にコイルが
外面に露呈していない場合はいつそう困難であ
る。
が小さくなるにつれて難しくなり、特にコイルが
外面に露呈していない場合はいつそう困難であ
る。
本考案の目的は、基板の主表面に形成してある
金属膜の電流路を主コイルに接続し、しかも金属
膜を線状に切断することにより該電流路の長さを
連続的に変化させて、インダクタンスの調節を行
い得る高周波コイルを提供することにある。
金属膜の電流路を主コイルに接続し、しかも金属
膜を線状に切断することにより該電流路の長さを
連続的に変化させて、インダクタンスの調節を行
い得る高周波コイルを提供することにある。
本考案の高周波コイルは、基板の片側主表面の
ほぼ全面に金属膜を形成し、該主表面に沿つて金
属膜を切断することによりその電流路の長さを変
化可能にすると共に、該電流路を主コイルに接続
してあることを特徴とする。
ほぼ全面に金属膜を形成し、該主表面に沿つて金
属膜を切断することによりその電流路の長さを変
化可能にすると共に、該電流路を主コイルに接続
してあることを特徴とする。
以下、本考案の高周波コイルの実施例を示す第
1図乃至第3図を参照しながら説明する。第1図
は斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は結線図
である。
1図乃至第3図を参照しながら説明する。第1図
は斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は結線図
である。
本考案の高周波コイルは、金属膜10を片側主
表面のほぼ全面に形成してある基板11、ベース
12を一体形成してあるボビン13、ボビン13
を被うつぼ状のフエライトのコア14から主に構
成される。
表面のほぼ全面に形成してある基板11、ベース
12を一体形成してあるボビン13、ボビン13
を被うつぼ状のフエライトのコア14から主に構
成される。
基板11は、セラミツク、フエライトまたはガ
ラスエポキシ樹脂等の合成樹脂を用いて形成され
る。15と16は、金属膜10の存在しない部分
であり、17はスルーホールである。他方の主表
面、つまり裏面には独立した複数の金属膜を形成
してある。裏面18の19A乃至19Fまでの金
属膜は、透視図を第2図の基板11の右横に図示
してある。これらの金属膜は、通常の印刷技術を
用いて形成すればよい。
ラスエポキシ樹脂等の合成樹脂を用いて形成され
る。15と16は、金属膜10の存在しない部分
であり、17はスルーホールである。他方の主表
面、つまり裏面には独立した複数の金属膜を形成
してある。裏面18の19A乃至19Fまでの金
属膜は、透視図を第2図の基板11の右横に図示
してある。これらの金属膜は、通常の印刷技術を
用いて形成すればよい。
細長い金属片からなる20A乃至20Eまでの
外部端子が、裏面18の金属膜に固着している。
外部端子20Aは金属膜19A、外部端子20B
は金属膜19Bというように同じ英字の金属膜に
固着する。
外部端子が、裏面18の金属膜に固着している。
外部端子20Aは金属膜19A、外部端子20B
は金属膜19Bというように同じ英字の金属膜に
固着する。
合成樹脂からなるボビン13は、矩形のベース
12の中央に円筒形の巻線部22を立設してあ
り、巻線部22には3枚の鍔23がある。インダ
クタンスを得るための主コイル、鍔23間に巻回
され、鍔23の切れ目24から引き出されて21
A乃至21Fまでの内部端子に適宜接続される。
内部端子は、ベース12に埋設してあり、対向す
る側面からL形に露呈している。そして内部端子
21Aは金属膜19A、内部端子21Bは金属膜
19Bというように、同じ英字の内部端子と金属
膜をが固着している。
12の中央に円筒形の巻線部22を立設してあ
り、巻線部22には3枚の鍔23がある。インダ
クタンスを得るための主コイル、鍔23間に巻回
され、鍔23の切れ目24から引き出されて21
A乃至21Fまでの内部端子に適宜接続される。
内部端子は、ベース12に埋設してあり、対向す
る側面からL形に露呈している。そして内部端子
21Aは金属膜19A、内部端子21Bは金属膜
19Bというように、同じ英字の内部端子と金属
膜をが固着している。
巻線部22の中心にコア14の柱状部28を嵌
め込んだ状態で、ボビン13はコア14内に収納
される。外部端子は、コア14の側面から底面2
9に延在し、底面29にある部分で別の回路基板
の導体パターンに面接続される。
め込んだ状態で、ボビン13はコア14内に収納
される。外部端子は、コア14の側面から底面2
9に延在し、底面29にある部分で別の回路基板
の導体パターンに面接続される。
なおボビン13では、主コイルは図示を省略し
てあり、第3図に主コイルと内部端子の相互の接
続を示してある。実施例では2個の主コイルを巻
回してあり、主コイル25の両端が内部端子21
Bと内部端子21Cに接続し、主コイル26の両
端は内部端子21Dと内部端子21Fに接続し、
そのタツプ27は内部端子21Eに接続する。内
部端子21Aには、いずれの主コイルも接続され
ない。主コイル25は、主コイル26の内部端子
を介しての金属膜への接続は、裏面18の透視図
にも示してある。
てあり、第3図に主コイルと内部端子の相互の接
続を示してある。実施例では2個の主コイルを巻
回してあり、主コイル25の両端が内部端子21
Bと内部端子21Cに接続し、主コイル26の両
端は内部端子21Dと内部端子21Fに接続し、
そのタツプ27は内部端子21Eに接続する。内
部端子21Aには、いずれの主コイルも接続され
ない。主コイル25は、主コイル26の内部端子
を介しての金属膜への接続は、裏面18の透視図
にも示してある。
そして金属膜19Fと金属膜19A間には、金
属膜10の電流路が接続する。この電流路は、金
属膜10の線状の切断線30によつて設定されて
いる。第1図では、金属膜10の存在しない部分
15から基板11の主表面に沿つてL形に切断線
30があるので、電流路は基板11の一つの隅3
1から矢印のようにスルーホール17に至る。切
断線30がなければ、隅31とスルーホール17
を結ぶ最短距離になる。金属膜10は金属膜19
Fに隅31の縁で接続し、スルーホール17を介
して金属膜19Aに接続する。切断線30の長さ
や形状を変えることにより、電流路の長さを自在
に設定できる。例えば、第2図のように切断線3
0を点線のように渦巻き状に延ばせば、電流路が
延びると共に渦巻き状の電流路が形成される。こ
の電流路は主コイル26に直列接続しており、切
断線30によつて主に電流路の長さを変化させる
ことにより、金属膜10のインダクタンスを変え
て主コイル26のインダクタンスを調節できる。
属膜10の電流路が接続する。この電流路は、金
属膜10の線状の切断線30によつて設定されて
いる。第1図では、金属膜10の存在しない部分
15から基板11の主表面に沿つてL形に切断線
30があるので、電流路は基板11の一つの隅3
1から矢印のようにスルーホール17に至る。切
断線30がなければ、隅31とスルーホール17
を結ぶ最短距離になる。金属膜10は金属膜19
Fに隅31の縁で接続し、スルーホール17を介
して金属膜19Aに接続する。切断線30の長さ
や形状を変えることにより、電流路の長さを自在
に設定できる。例えば、第2図のように切断線3
0を点線のように渦巻き状に延ばせば、電流路が
延びると共に渦巻き状の電流路が形成される。こ
の電流路は主コイル26に直列接続しており、切
断線30によつて主に電流路の長さを変化させる
ことにより、金属膜10のインダクタンスを変え
て主コイル26のインダクタンスを調節できる。
第3図で32は、金属膜10の電流路を表して
いる。基板11の中央の金属膜10のない部分1
6は、Q値を向上するために設けたものである。
又、実施例は複数の主コイルとタツプを有する高
周波コイルなので、基板11の裏面18の金属膜
の構成が複雑になつたが、主コイルが一つだけで
あれば裏面18の金属膜を不要にすることもでき
る。さらに、基板11の縁や金属膜10に直接主
コイルを接続することも可能である。基板11の
金属膜10の表面は、酸化を防ぐために被膜を設
けその上から切断する場合もある。切断線30
は、レーザ光によつて形成すればよい。
いる。基板11の中央の金属膜10のない部分1
6は、Q値を向上するために設けたものである。
又、実施例は複数の主コイルとタツプを有する高
周波コイルなので、基板11の裏面18の金属膜
の構成が複雑になつたが、主コイルが一つだけで
あれば裏面18の金属膜を不要にすることもでき
る。さらに、基板11の縁や金属膜10に直接主
コイルを接続することも可能である。基板11の
金属膜10の表面は、酸化を防ぐために被膜を設
けその上から切断する場合もある。切断線30
は、レーザ光によつて形成すればよい。
なお、基板11の金属膜10に接続される主コ
イルを構成する部分、つまりボビンの形状や主コ
イルの構成は実施例に何等限定する必要はない。
例えばボビンを使わずに合成樹脂内にスプリング
状の主コイルを埋設してあるモールドタイプでも
よい。
イルを構成する部分、つまりボビンの形状や主コ
イルの構成は実施例に何等限定する必要はない。
例えばボビンを使わずに合成樹脂内にスプリング
状の主コイルを埋設してあるモールドタイプでも
よい。
以上述べたように本考案の高周波コイルは、基
板の片側主表面のほぼ全面に形成してある金属膜
をレーザ光等により切断することにより、金属膜
内の電流路の長さや形状を変化できるようにして
あり、その電流路をインダクタンスを得るための
主コイルに接続してある。そして電流路の変化に
よつて主コイルのインダクタンスを調節できるよ
うにしてある。主コイルが外面に露呈していない
モールドタイプや、実施例のようにフエライトの
コアで封止してある高周波コイルでも容易にイン
ダクタンスを調節できる。無論、主コイルが外面
に露呈しているものでもよい。
板の片側主表面のほぼ全面に形成してある金属膜
をレーザ光等により切断することにより、金属膜
内の電流路の長さや形状を変化できるようにして
あり、その電流路をインダクタンスを得るための
主コイルに接続してある。そして電流路の変化に
よつて主コイルのインダクタンスを調節できるよ
うにしてある。主コイルが外面に露呈していない
モールドタイプや、実施例のようにフエライトの
コアで封止してある高周波コイルでも容易にイン
ダクタンスを調節できる。無論、主コイルが外面
に露呈しているものでもよい。
金属膜の切断線は、連続的にその長さを変化で
きるので、インダクタンスの調節も連続的に細か
く伝える。このことは、自動調節をする場合にき
わめて大きな利点となる。しかもレーザ光により
行えるので、ハイブリツド集積回路に取りつけて
他の回路素子と共に高周波コイルを使用する場
合、抵抗等で行われるレーザ光による調節方法と
同じ方法を用い得る利点もある。
きるので、インダクタンスの調節も連続的に細か
く伝える。このことは、自動調節をする場合にき
わめて大きな利点となる。しかもレーザ光により
行えるので、ハイブリツド集積回路に取りつけて
他の回路素子と共に高周波コイルを使用する場
合、抵抗等で行われるレーザ光による調節方法と
同じ方法を用い得る利点もある。
このようにして可動部分を用いないでインダク
タンスの調節を行い得る本考案の高周波コイル
は、その小形化と薄形化に大きく寄与できる。
タンスの調節を行い得る本考案の高周波コイル
は、その小形化と薄形化に大きく寄与できる。
第1図は本考案の高周波コイルの実施例を示す
斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は結線図、
第4図は従来の高周波コイルの斜視図である。 10……金属膜、11……基板、12……ベー
ス、13……ボビン、17……スルーホール、1
8……裏面、19A乃至19F……金属膜、20
A乃至20E……外部端子、21A乃至21F…
…内部端子、22……巻線部、25,26……主
コイル、30……切断線、32……電流路。
斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は結線図、
第4図は従来の高周波コイルの斜視図である。 10……金属膜、11……基板、12……ベー
ス、13……ボビン、17……スルーホール、1
8……裏面、19A乃至19F……金属膜、20
A乃至20E……外部端子、21A乃至21F…
…内部端子、22……巻線部、25,26……主
コイル、30……切断線、32……電流路。
Claims (1)
- 基板の片側主表面のほぼ全面に金属膜を形成
し、該主表面に沿つて金属膜を切断することによ
りその電流路の長さを変化可能にすると共に、該
電流路を主コイルに接続してあることを特徴とす
る高周波コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5579286U JPH0238411Y2 (ja) | 1986-04-14 | 1986-04-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5579286U JPH0238411Y2 (ja) | 1986-04-14 | 1986-04-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62172119U JPS62172119U (ja) | 1987-10-31 |
JPH0238411Y2 true JPH0238411Y2 (ja) | 1990-10-17 |
Family
ID=30884020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5579286U Expired JPH0238411Y2 (ja) | 1986-04-14 | 1986-04-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0238411Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-14 JP JP5579286U patent/JPH0238411Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62172119U (ja) | 1987-10-31 |
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