JPH0217459Y2 - - Google Patents

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JPH0217459Y2
JPH0217459Y2 JP17762684U JP17762684U JPH0217459Y2 JP H0217459 Y2 JPH0217459 Y2 JP H0217459Y2 JP 17762684 U JP17762684 U JP 17762684U JP 17762684 U JP17762684 U JP 17762684U JP H0217459 Y2 JPH0217459 Y2 JP H0217459Y2
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core
coil
winding
control coil
tuning
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Priority to KR1019850000562A priority patent/KR890003368B1/ko
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はカーチユーナ等の電子同調回路に用い
られる電流制御型可変インダクタに関するもので
ある。
〔従来技術とその問題点〕
第5図は従来のこの種の可変インダクタの側面
図であるが、夫々磁性体のU形のコア1とI形の
コア2を組合せ、コア1に制御コイル3と同調コ
イル4を巻回してある。同調コイル4はコア1の
先端に設けた溝5を通して巻回される。そして制
御コイル3には直流電流又は低周波電流を流すこ
とによつてコア1とコア2に点線6のように閉磁
路を形成し、電流により磁束密度を変化すること
によつて同調コイル4内のコア1の実効透磁率を
制御し、そのインダクタンスを変化させる。点線
7は同調コイル4による磁路であり、又溝5は主
に同調コイル4を貫く制御コイル3の磁束密度を
構造的に調節するために設けられている。
ところが制御コイル3と同調コイル4の磁路を
完全に閉磁路にしてあるこのような構造は、コア
1とコア2の接触状態によつて同調コイル4の特
性であるインダクタンスや温度特性がばらつきや
すい。つまりコア1とコア2の接触部分8の表面
の鏡面仕上げの状態や寸法のわずかのばらつきが
種々の特性に影響をおよぼす。コア1とコア2は
通常接着剤によつて固着されるから接触部分8に
接着剤が侵入することによつて接触状態の変る場
合もある。又制御コイル3や同調コイル4をU形
のコア1に直接巻回することはできないので別に
巻回したものをコア1に嵌めこまなくてはならな
い。さらに前記したようにコア1とコア2間の接
着作業も必要である。このように従来の構造はコ
ア間の組立精度、特に接触部分の精度の要求が高
いので特性のばらつきを小さくすることが難し
く、組立作業も面倒であつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的はこのような従来の種々の欠点を
改善して実用性の高い可変インダクタを提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の電流制御型可変インダクタは、同調コ
イルを巻回してある第1のコアの巻線部に中空部
を設けてあり、該中空部に制御コイルを巻回して
ある第2のコアをその巻線部が第1のコアの巻線
部と平行になるようにして挿入してあり、さらに
第1のコアはその巻線部がポツト状の第3のコア
の底面に垂直になるように該第3のコアに挿入し
てあり、同調コイルと制御コイルにより生ずる
夫々の磁路が第2のコアの巻線部で重なることを
特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の電流制御型可変インダクタの実施
例を示す第1図、第2図を参照しながら説明す
る。第1図はコアだけを示してある分解斜視図で
あり、第2図は第1図を組立てた場合の中央の縦
断面における説明図である。
第1図、第2図において、10と11はドラム
状の夫々第1と第2のコア、12はポツト状の第
3のコア、13はベースであり、第1のコア1
0、第2のコア11、第3のコア12はいずれも
磁性体であるフエライトからなる。ベース13は
合成樹脂からなる。
両端に円形の鍔を有する第1のコア10の巻線
部14には横断面が円形の中空部15を設けてあ
り、その開口部は下鍔20にある。そして巻線部
14には同調コイル17が巻回されている。両端
に円形の鍔を有する第2のコア11の巻線部18
には制御コイル19が巻回され、巻線部18が第
1のコア10の巻線部14と平行になるように中
空部15に挿入されている。第2のコア11の上
鍔21は中空部15の底面22に接触する。なお
23は制御コイル19のリード線を引き出すため
の溝である。さらに第1のコア10は第3のコア
12に挿入されているが、巻線部14は第3のコ
ア12の底面24に垂直になつている。上鍔25
は底面24に接触する。円形のベース13は上面
の中央に円形の突部26が設けてあり、下面には
同調コイル17と制御コイル19のリード線を接
続するための端子ピン27が植設されている。突
部26の上に第2のコア11が固着され、その周
囲に第1のコア10がある。又ベース13の側面
は第3のコア12の内側面16に固着している。
突部26はベース13上の第1のコア10と第2
のコア11の位置決めを容易にする。又突部26
により第2のコア11の位置を高くすることによ
り、第2のコア11は第1のコア1をベース13
からわずかに持上げた状態で中空部15の底面2
2に接触するのでその接触状態を安定に保持でき
る。そして第1のコア10の下鍔20と第3のコ
ア12の内側面16との間、第2のコア11の下
鍔28と第1のコア10の中空部15の内側面と
の間は夫々わずかに離れている。なお第2のコア
11の上鍔21と中空部15の底面22との接触
部分、第1のコア10の上鍔25と第3のコア1
2の底面24との接触部分は振動による破損を防
ぐためにマイラーフイルムや接着剤を介して接触
させてあつてもよい。
このように構成された本考案の可変インダクタ
は同調コイル17による磁路が点線29で表すよ
うに第1のコア10の巻線部14内にある第2の
コア11の巻線部18、第3のコア12、第1の
コア10の下鍔20、第2のコア11の下鍔28
に主に延在する。他方制御コイル19による磁路
は点線30で表すように第2のコア11の巻線部
18、第1のコア10の上鍔25と下鍔20、第
2のコア11の下鍔28に主に延在する。そして
同調コイル17による磁路29と制御コイル19
による磁路30は第1のコア10の巻線部14内
にある第2のコア11の巻線部18で最も多く重
なり、制御コイル19により巻線部14の磁束密
度を変化させることにより外側の第2のコア11
の実効透磁率が制御され、同調コイル17のイン
ダクタンスを変化させることができる。
第3図、第4図は本考案の可変インダクタの
夫々別の実施例を示す縦断面図である。
第3図において、40は中空部41が貫通して
いる第1のコア、42は第2のコア、43は第3
のコア、44はベースである。第1のコア40に
は同調コイル50、第2のコア42には制御コイ
ル51が夫々巻回されている。第2のコア42と
中空部41の内側面46、第1のコア40の下鍔
45と第3のコア43の内側面47間は離れてい
る。又第1のコア40は弾性材48によつてベー
ス44に弾性的に載置してあり、第1のコア40
の高さの寸法が第2のコア42の高さの寸法と多
少異つても第3のコア43の底面49への両方の
コアの接触状態が変らないようにしてある。中空
部41が貫通しており、中空部41全体に第2の
コア42があるので制御コイル51によるわずか
の磁束密度の変化によつて同調コイル50のイン
ダクタンスを変化させることができる。
第4図では第2のコア62の下鍔63にテーパ
ー64を設けてある。第1のコア60の中空部6
1は貫通しており、下鍔65の内側にテーパーを
設けてある。そして第2のコア62のテーパー6
4と第1のコア60のテーパーを嵌め合わせてあ
る。66は第3のコアである。このようにすれば
テーパー同志の嵌め合わせによつて第1のコア6
0と第2のコア62の相対位置が定まるので都合
がよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の電流制御型可変イン
ダクタは制御コイルを巻回した第2のコアを内側
にしてその外側に同調コイルを巻回した第1のコ
ア、ポツト状の第3のコアを配置してベースに固
着してある。製造時にはベースに固着した第2の
コアに制御コイルを巻回し、次に外側の第1のコ
アに同調コイルを巻回し、最後に第3のコアを被
せればよく高周波コイルの技術、特に巻線技術を
用い得るので組立も容易である。又同調コイルは
制御コイルの外側にあり、逆の場合よりも巻数を
少くできる。そして同調コイルの巻線間の分布容
量が小さくなるので温度変化によるインダクタン
ス値の変化を減少させることができる。同調コイ
ルや制御コイルによる磁路は完全な閉磁路ではな
く途中に空間が存在する。従つて第5図のように
複数のコアを接触させて閉磁路構造にする従来の
ものに比較して接触部分の鏡面仕上げも不要であ
り、特性のばらつきを小さくできる。かくして本
考案によれば実用性の高い電流制御型可変インダ
クタを提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電流制御型可変インダクタの
実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図を組立
てた場合の説明図、第3図と第4図は本考案の電
流制御型可変インダクタの夫々別の実施例を示す
縦断面図、第5図は従来の電流制御型可変インダ
クタの側面図である。 10,40,60……第1のコア、11,4
2,62……第2のコア、12,43,66……
第3のコア、17,50……同調コイル、19,
51……制御コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同調コイルを巻回してある第1のコアの巻線部
    に中空部を設けてあり、該中空部に制御コイルを
    巻回してある第2のコアをその巻線部が第1のコ
    アの巻線部と平行になるようにして挿入してあ
    り、さらに第1のコアはその巻線部がポツト状の
    第3のコアの底面に垂直になるように該第3のコ
    アに挿入してあり、同調コイルと制御コイルによ
    り生ずる夫々の磁路が第2のコアの巻線部で重な
    ることを特徴とする電流制御型インダクタ。
JP17762684U 1984-01-30 1984-11-22 Expired JPH0217459Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17762684U JPH0217459Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22
US06/694,058 US4630013A (en) 1984-01-30 1985-01-23 Current controlled variable inductor
DE19853502549 DE3502549A1 (de) 1984-01-30 1985-01-25 Stromgesteuerter, veraenderbarer induktor
KR1019850000562A KR890003368B1 (ko) 1984-01-30 1985-01-30 전류제어 가변 인덕터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17762684U JPH0217459Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192024U JPS6192024U (ja) 1986-06-14
JPH0217459Y2 true JPH0217459Y2 (ja) 1990-05-16

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ID=30735196

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