JP2607638Y2 - 積層チップ型インダクタンス部品 - Google Patents

積層チップ型インダクタンス部品

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JP2607638Y2
JP2607638Y2 JP1993056118U JP5611893U JP2607638Y2 JP 2607638 Y2 JP2607638 Y2 JP 2607638Y2 JP 1993056118 U JP1993056118 U JP 1993056118U JP 5611893 U JP5611893 U JP 5611893U JP 2607638 Y2 JP2607638 Y2 JP 2607638Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チップインダクタ,チ
ップLCフィルタ,チップトランス等の積層チップ型イ
ンダクタンス部品に係り、要点はスパイラル状に接続形
成される内部導体パターンと共に、外部端子とも接続す
るのに設けられる外部接続用パターンの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層チップ型のインダクタンス部
品においては、複数層一体に積層形成される磁性フェラ
イト等による絶縁層を介し、片側の相対位置する端部相
互を順次に接続することによりスパイラル状を呈する内
部導体用パターンで回路構成するものが知られている
(特公昭60−50331号,実開昭59−14500
9号)。
【0003】その積層チップ型のインダクタンス部品に
おいては、内部導体用パターンに加えて、部品本体の両
側端部に設けられる外部端子と内部導体用パターンの端
部とを接続するべく、絶縁層を介して外部接続用パター
ンを設けて回路構成することも行なわれている。
【0004】その外部接続用パターンは、絶縁層の面内
側に位置する内部導体用パターンの端部と、部品本体の
両側端部に設けられる外部端子との位置関係から形状的
に定められる。このため、外部接続用パターンは内部導
体用パターンの端部が絶縁層の面内側のいずれに位置す
るかで形状的に変わる。
【0005】図4で示すような4分の3パターンの内部
導体用パターン1a,1b,1cをスパイラル状に接続
する場合で説明すると、内部導体用パターン1a,1
b,1cは特に図示しない部品本体を形成する絶縁層を
介して端部向きを順次違えて位置し、端部10a,11
a、11b,12a…を相互に順次に接続することによ
りスパイラル状に接続される。
【0006】それを3つのパターンから形成すると仮定
すれば、内部導体用パターン1a,1cの終始端10
b,12bを外部端子と接続するには、外部接続用パタ
ーン2,3としては内部導体用パターン1a,1cの各
端部10b,12bと接続する導体側2a,3aと、外
部端子と接続する導体側2b,3bとから略コの字状の
帯状パターンに形成することが必要になる。
【0007】これに対し、図5,6で示すように内部導
体用パターンによるターン数を増やし、或いは積層基準
となる絶縁層における内部導体用パターンの端部向き如
何によって端部位置が変わる。そのため、外部接続用パ
ターン3,4としては略G,L字状等の帯状パターンに
形状を変える必要がある。
【0008】このことから、積層チップ型のインダクタ
ンス部品を構成するには外部接続用パターンが製品設計
を大きく左右し、現状においては製品設計毎の専用化し
たパターンを設計,用意することにより製造されている
のが実情である。
【0009】然し、これでは回路構成が複雑なものにな
るばかりでなく、パターン数も多くなることによりコス
ト高を招く。また、製品の設計から製造までに要する時
間が長く、製版製造業務からも鑑みると極めて生産性に
劣るものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、外部接続用
パターンを任意の端部位置から任意の場所に接続できし
かも多くの製品に共用できる共通のパターンに改良する
ことにより、製品設計,製版製造から製品製造に至るま
でのリードタイムを短縮化し、コストダウンを図って生
産性を向上できる積層チップ型インダクタンス部品を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案に係る積層チップ
型インダクタンス部品においては、複数層一体に積層形
成される絶縁層の各層を介し、1ターンの4分の3に相
当するパターンの内部導体形成用パターンを相対位置す
る端部間で複数順次に接続させてスパイラル状の内部導
体を形成する共に、その内部導体を外部端子と接続する
外部端子接続用パターンを形成することにより回路構成
する積層チップ型のインダクタンス部品において、上記
外部端子接続用パターンとしては、内部導体の1ターン
形状と平面上に相応するループ状の内部導体接続用導体
部と、内部導体の一辺から絶縁層の端縁側に延びて絶縁
層の幅方向に亘るT字状の外部接続用導体部とからなる
外部接続用パターンを設けることにより構成されてい
る。
【0012】
【作用】本考案に係る積層チップ型インダクタンス部品
では、外部接続用パターンがどの位置の内部導体用パタ
ーンの端部とも接続可能なループ状の導体部を有するか
ら、内部導体用パターンの端部が絶縁層の面内いずれの
位置にあっても共通のパターンを適用できて製品の設計
を容易に行え、また、その内部接続用導体部の一辺から
絶縁層の端縁側に延びて絶縁層の幅方向に亘るT字状の
外部接続用導体部を有することにより外部端子と確実に
接続できて回路構成も簡略化でき、製品の製造までに要
するリードタイムを短縮することができる。
【0013】それに加えて、パターン製版数を減少で
き、多くの製品にも共用できるから総じてコストダウン
を図ることができる。また、同一の部品中でも共通化で
きることから導体間の接続を容易に確実に行えて小型な
部品でも高精度なものに構成することもできる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜3を参照して説明すれば、図1
〜3では要点を説明する便宜上、内部導体用パターン1
a,1b,1c…と、内部導体用パターンの端部を外部
に接続する外部接続用パターン20,30とによる回路
構成のみが示されている。また、内部導体用パターン1
a,1b,1c…の片側端部における接続個所並びに内
部導体用パターンの端部と外部接続用パターンとの接続
個所が点線で示されている。
【0015】但し、その内部導体用パターン1a,1
b,1c…の各パターン数は便宜上のもので、実際の回
路構成よりも簡略化されて示されている。また、部品本
体,部品本体を形成する複数層の各絶縁層並びに外部端
子は図面上省略されている。
【0016】この積層チップ型のインダクタンス部品
は、印刷法やシート法を適用し、磁性フェライト等の絶
縁層を積層することにより部品本体が形成される。内部
導体用パターン,外部接続用パターンは絶縁層の面内に
印刷形成され、その絶縁層を複数枚積層させて一体に焼
成処理することにより内部導体用パターン並びに外部接
続用パターンによる回路構成を内蔵したインダクタンス
部品として製造される。
【0017】図1で示す積層チップ型のインダクタンス
部品においては、4分の3ターンの内部導体用パターン
1a,1b,1cが端部10a,11a、11b,12
aを相互に導電材料の印刷でまたはスルーホール充填で
順次に接続することによりスパイラル状に形成されてい
る。また、内部導体用パターン1a,1cの終始端10
b,12bと部品本体の両側端部に設けられる外部端子
とを接続する外部接続用パターン20,30を設けるこ
とにより回路構成されている。
【0018】その外部接続用パターン20,30は、内
部導体用パターン1a,1cのどの位置の端部10b,
12bとも接続可能なスパイラル形状と相応したループ
状の内部接続用導体部20a,30aと、その内部接続
用導体部20a,30aの一辺から絶縁層の端縁側に延
びて絶縁層の幅方向に亘るT字状の外部接続用導体部2
0b,30bとから形成されている。
【0019】その外部接続用パターン20,30は、パ
ターン向きが逆で左右対称の電極パターンになる以外は
共通のパターンを有する。また、図2,3で示すように
内部導体用パターン1d,1e…の数を増やしても、同
じパターンのまま備えることができる。特に、図2で示
すように内部導体用パターン1a,1dの終始端向きが
全く異なっていても共通パターンのまま適用することが
できる。
【0020】なお、上述した実施例では内部導体用パタ
ーンの終始端と接続する外部接続用パターンを示した
が、内部導体用パターンの中間から引き出す外部接続用
引出しパターンとしても適用できる。
【0021】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係る積層チップ型
インダクタンス部品に依れば、内部導体用パターンのど
の位置の端部とも接続可能なスパイラル形状と相応した
ループ状の内部接続用導体部と、その内部接続用導体部
の一辺から絶縁層の端縁側に延びて絶縁層の幅方向に亘
るT字状の外部接続用導体部とからなる外部接続用パタ
ーンを設けることにより、任意の端部位置から任意の場
所に共通のパターンで接続でき、回路設計を容易にしか
も回路構成を簡略にできて製造リードタイムを短縮でき
ると共にコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る積層チップ型インダクタンス部品
の回路構成を示す展開斜視図である。
【図2】同インダクタンス部品の別の回路構成を示す展
開斜視図である。
【図3】同インダクタンス部品の更に別の回路構成を示
す展開斜視図である。
【図4】従来例に係る積層チップ型インダクタンス部品
の回路構成を示す展開斜視図である。
【図5】同インダクタンス部品の別の回路構成を示す展
開斜視図である。
【図6】同インダクタンス部品の更に別の回路構成を示
す展開斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d… 内部導体用パターン 10a,10b、11a,11b、12a,12b…
内部導体用パターンの端部 20,30 外部接続用パターン 20a,30a ループ状の導体部 20b,30b T字状の導体部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数層一体に積層形成される絶縁層の各
    層を介し、1ターンの4分の3に相当するパターンの内
    部導体形成用パターンを相対位置する端部間で複数順次
    に接続させてスパイラル状の内部導体を形成する共に、
    その内部導体を外部端子と接続する外部端子接続用パタ
    ーンを形成することにより回路構成する積層チップ型の
    インダクタンス部品において、上記外部端子接続用パタ
    ーンとしては、内部導体の1ターン形状と平面上に相応
    するループ状の内部導体接続用導体部と、内部導体の一
    辺から絶縁層の端縁側に延びて絶縁層の幅方向に亘るT
    字状の外部接続用導体部とからなる外部接続用パターン
    を設けたことを特徴とする積層チップ型インダクタンス
    部品。
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