JPH05250631A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH05250631A JPH05250631A JP4998592A JP4998592A JPH05250631A JP H05250631 A JPH05250631 A JP H05250631A JP 4998592 A JP4998592 A JP 4998592A JP 4998592 A JP4998592 A JP 4998592A JP H05250631 A JPH05250631 A JP H05250631A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロッピィディスク装置用磁気ヘッドの製造
リードタイム削減と製造コスト低減。 【構成】 フロッピィディスク装置用磁気ヘッドにおい
て、リードライトギャップ3の空隙長L1 と、イレーズ
ギャップ4a,4bの空隙長L2 をL1 =L2 なる関係
にする。
リードタイム削減と製造コスト低減。 【構成】 フロッピィディスク装置用磁気ヘッドにおい
て、リードライトギャップ3の空隙長L1 と、イレーズ
ギャップ4a,4bの空隙長L2 をL1 =L2 なる関係
にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドに関し、特に
トンネル消去ギャップを備えたフロッピィディスク装置
用磁気ヘッドに関する。
トンネル消去ギャップを備えたフロッピィディスク装置
用磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフロッピィディスク装置用磁気ヘ
ッド(以下磁気ヘッドと呼ぶ)は、図2に示すように、
リードライトコア5とイレーズコア6とを接合し、各々
のコアに形成されたリードライトギャップ7およびイレ
ーズギャップ8a,8bを用いてデータの書込みとトン
ネル消去を行っている。リードライトギャップ7の空隙
長L3 と、イレーズギャップ8a並びに8bの空隙長L
4 は、一般にL4 >L3なる関係をもっている。
ッド(以下磁気ヘッドと呼ぶ)は、図2に示すように、
リードライトコア5とイレーズコア6とを接合し、各々
のコアに形成されたリードライトギャップ7およびイレ
ーズギャップ8a,8bを用いてデータの書込みとトン
ネル消去を行っている。リードライトギャップ7の空隙
長L3 と、イレーズギャップ8a並びに8bの空隙長L
4 は、一般にL4 >L3なる関係をもっている。
【0003】L4 >L3 とする理由は、信号再生時にイ
レーズギャップ8a,8bがひろった磁束がリードライ
トコア5へと漏洩し、クロストークが発生してS/Nが
悪化するのを防ぐためである。つまり、記録されている
信号の磁化反転長に対しイレーズギャップ8a,8bの
空隙長L4 が再生感度を充分低く抑えるように大きくす
る必要があるためである。さらに、イレーズコア6の効
率が低いため、イレーズギャップ8a,8bの空隙長L
4 を大きくしておかないと充分な消去が行えない。
レーズギャップ8a,8bがひろった磁束がリードライ
トコア5へと漏洩し、クロストークが発生してS/Nが
悪化するのを防ぐためである。つまり、記録されている
信号の磁化反転長に対しイレーズギャップ8a,8bの
空隙長L4 が再生感度を充分低く抑えるように大きくす
る必要があるためである。さらに、イレーズコア6の効
率が低いため、イレーズギャップ8a,8bの空隙長L
4 を大きくしておかないと充分な消去が行えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
磁気ヘッドでは、リードライトギャップ7の空隙長L3
と、イレーズギャップ8a,8bの空隙長L4 が異なる
ため、各空隙長を形成するギャップ材スパッタ工程にお
いて、異なるスパッタリング時間を設定する必要があ
る。このため、同時に双方のコア材料に対してスパッタ
が行えず、製造工程上リードタイムが長くなり、コスト
高となるという問題点がある。
磁気ヘッドでは、リードライトギャップ7の空隙長L3
と、イレーズギャップ8a,8bの空隙長L4 が異なる
ため、各空隙長を形成するギャップ材スパッタ工程にお
いて、異なるスパッタリング時間を設定する必要があ
る。このため、同時に双方のコア材料に対してスパッタ
が行えず、製造工程上リードタイムが長くなり、コスト
高となるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は安価な磁気ヘッドを提供す
ることにある。
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、書き込み読み
出し用磁気ギャップを備えた書き込み読み出し用磁気コ
ア半体と、トンネル消去用磁気ギャップを備えたトンネ
ル消去用磁気コア半体とを接合してなるフロッピィディ
スク装置用磁気ヘッドにおいて、前記書き込み読み出し
用磁気ギャップの空隙長L1 と前記トンネル消去用磁気
ギャップの空隙長L2 との関係を1.2L1 ≧L2 ≧
0.8L1 に規定したことを特徴としている。
出し用磁気ギャップを備えた書き込み読み出し用磁気コ
ア半体と、トンネル消去用磁気ギャップを備えたトンネ
ル消去用磁気コア半体とを接合してなるフロッピィディ
スク装置用磁気ヘッドにおいて、前記書き込み読み出し
用磁気ギャップの空隙長L1 と前記トンネル消去用磁気
ギャップの空隙長L2 との関係を1.2L1 ≧L2 ≧
0.8L1 に規定したことを特徴としている。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1は本発明の一実施例の斜視図である。
【0009】リードライトコア1とイレーズコア2を接
合してあり、各々のコアには空隙長L1 のリードライト
ギャップ3と空隙長L2 のイレーズギャップ4a,4b
が形成されている。ここで空隙長L1 とL2 はL1 =L
2 なる関係をもっている。但し、製造工程上の誤差は含
むこととする。
合してあり、各々のコアには空隙長L1 のリードライト
ギャップ3と空隙長L2 のイレーズギャップ4a,4b
が形成されている。ここで空隙長L1 とL2 はL1 =L
2 なる関係をもっている。但し、製造工程上の誤差は含
むこととする。
【0010】リードライトコア1とイレーズコア2の製
造工程において、各々の空隙長L1とL2 を設計上同一
にしたことにより、ギャップ材スパッタ工程において同
一スパッタ装置で同時に処理できるため、生産リードタ
イムは従来より短縮し、コスト低減がはかれた。
造工程において、各々の空隙長L1とL2 を設計上同一
にしたことにより、ギャップ材スパッタ工程において同
一スパッタ装置で同時に処理できるため、生産リードタ
イムは従来より短縮し、コスト低減がはかれた。
【0011】また、図2の従来例で示したようにリード
ライトギャップ7の空隙長L3 と、イレーズギャップ8
a,8bの空隙長L4 の関係をL4 >L3 とせしめた。
イレーズコア6からリードライトコア5への再生時のク
ロストークや、イレーズコア6の消去効率の悪さについ
ては、磁気コア用の磁性材料の高透磁率化によってもれ
磁束を減少させ解決した。
ライトギャップ7の空隙長L3 と、イレーズギャップ8
a,8bの空隙長L4 の関係をL4 >L3 とせしめた。
イレーズコア6からリードライトコア5への再生時のク
ロストークや、イレーズコア6の消去効率の悪さについ
ては、磁気コア用の磁性材料の高透磁率化によってもれ
磁束を減少させ解決した。
【0012】図3は従来使用していた磁気コアと、高透
磁率磁性材料を用いて製作した高透磁率コアのイレーズ
ギャップ長とイレーズ特性の関係を示すグラフである。
イレーズ特性とは消去率のことで所定の磁気記録媒体に
一定の磁界により書き込まれた信号をイレーズギャップ
によりどれだけ消去できるかを測定したものである。高
透磁率コアは従来コアに比べ、小さいイレーズギャップ
長で最大の消去率が得られ、またその値は従来コアより
も優れている。この特性によって消去率を低下させるこ
となくイレーズギャップ長を狭くすることができた。
磁率磁性材料を用いて製作した高透磁率コアのイレーズ
ギャップ長とイレーズ特性の関係を示すグラフである。
イレーズ特性とは消去率のことで所定の磁気記録媒体に
一定の磁界により書き込まれた信号をイレーズギャップ
によりどれだけ消去できるかを測定したものである。高
透磁率コアは従来コアに比べ、小さいイレーズギャップ
長で最大の消去率が得られ、またその値は従来コアより
も優れている。この特性によって消去率を低下させるこ
となくイレーズギャップ長を狭くすることができた。
【0013】イレーズギャップの空隙長L2 とリードラ
イトギャップの空隙長L1 との関係は、1.2L1 ≧L
2 ≧0.8L1 の範囲であればよく、この範囲であれ
ば、製造工程がコスト高とならずしかも特性上充分満足
できる。
イトギャップの空隙長L1 との関係は、1.2L1 ≧L
2 ≧0.8L1 の範囲であればよく、この範囲であれ
ば、製造工程がコスト高とならずしかも特性上充分満足
できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、リード
ライトギャップの空隙長L1 と、イレーズギャップの空
隙長L2 をL1 =L2 (1.2L1 ≧L2 ≧0.8
L1 )なる関係にしたので、各々のコアの製造工程上で
ギャップ材スパッタ工程を同時に同一装置で行いうるよ
うになり、生産リードタイムの短縮とコスト低減がはか
れるという効果がある。
ライトギャップの空隙長L1 と、イレーズギャップの空
隙長L2 をL1 =L2 (1.2L1 ≧L2 ≧0.8
L1 )なる関係にしたので、各々のコアの製造工程上で
ギャップ材スパッタ工程を同時に同一装置で行いうるよ
うになり、生産リードタイムの短縮とコスト低減がはか
れるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】従来例の斜視図である。
【図3】高透磁率コア及び従来のコアのイレーズギャッ
プ長とイレーズ特性との関係を示す図である。
プ長とイレーズ特性との関係を示す図である。
1 リードライトコア 2 イレーズコア 3 リードライトギャップ 4a,4b イレーズギャップ 5 リードライトコア 6 イレーズコア 7 リードライトギャップ 8a,8b イレーズギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 敦士 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 永島 光雄 群馬県太田市大字西矢島32番地 群馬日本 電気株式会社内 (72)発明者 町田 邦博 群馬県太田市大字西矢島32番地 群馬日本 電気株式会社内 (72)発明者 長沢 亮一 群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町乙872 光山電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 書き込み読み出し用磁気ギャップを備え
た書き込み読み出し用磁気コア半体と、トンネル消去用
磁気ギャップを備えたトンネル消去用磁気コア半体とを
接合してなるフロッピィディスク装置用磁気ヘッドにお
いて、前記書き込み読み出し用磁気ギャップの空隙長L
1 と前記トンネル消去用磁気ギャップの空隙長L2 とを
1.2L1 ≧L2 ≧0.8L1 なる関係に規定したこと
を特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4998592A JPH05250631A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4998592A JPH05250631A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05250631A true JPH05250631A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12846316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4998592A Pending JPH05250631A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05250631A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7199985B1 (en) | 1998-10-12 | 2007-04-03 | Fujitsu Limited | Magnetic sensor, magnetic head, magnetic encoder and hard disk device |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4998592A patent/JPH05250631A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7199985B1 (en) | 1998-10-12 | 2007-04-03 | Fujitsu Limited | Magnetic sensor, magnetic head, magnetic encoder and hard disk device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990609 |