JPH05243886A - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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JPH05243886A
JPH05243886A JP4292492A JP4292492A JPH05243886A JP H05243886 A JPH05243886 A JP H05243886A JP 4292492 A JP4292492 A JP 4292492A JP 4292492 A JP4292492 A JP 4292492A JP H05243886 A JPH05243886 A JP H05243886A
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JP
Japan
Prior art keywords
resonator
lid
container
spring terminal
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP4292492A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Irie
誠 入江
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長さ振動を主振動モードとする共振子を内蔵
し、かつ、リード端子を有さないチップタイプの圧電部
品を得る。 【構成】 矩形状の共振子1の上下面に振動電極2,3
を設ける。この共振子1を金属製ばね端子10とセラミ
ック製蓋30に設けた導電シート35の間に挟んだ状態
で、セラミック製容器20の凹部21に共振子1とばね
端子10を収納する。蓋30は容器20の開口端面20
aに接着剤を介して接合される。共振子1と外部回路と
の電気的接続は、ばね端子10と容器20及び蓋30に
それぞれ設けた引出し電極22,23及び導電シート3
5を利用して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路等に使用され
る圧電部品に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】数K〜数百KHzの周波数帯域で
使用する圧電部品の一種類として、長さ振動を主振動モ
ードとする共振子を用いたものが知られている。従来、
長さ振動を主振動モードとする共振子を用いた圧電部品
は、リード端子を有するタイプのものしかなかった。そ
のため、圧電部品が高温又は低温環境下に置かれると、
樹脂ケースとリード端子の熱膨張係数の違いから樹脂ケ
ースとリード端子の接合界面に隙間が生じ、圧電部品の
内部に形成されている振動空間の密閉性が確保できない
という問題があった。また、従来の圧電部品はリード端
子を有するため、部品サイズの小型化には限界があっ
た。
【0003】そこで、本発明の課題は、長さ振動を主振
動モードとする共振子を内蔵し、かつ、リード端子を有
さないチップタイプの圧電部品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る圧電部品は、長さ振動を主振動
モードとする共振子と、導電性ばね端子と、凹部を有す
ると共に引出し電極を表面に設けた容器と、引出し電極
を表面に設けた蓋とを備え、前記共振子を前記導電性ば
ね端子と前記蓋に設けた引出し電極の間に挟んだ状態
で、前記容器に設けた引出し電極と前記導電性ばね端子
とが接触するように前記容器の凹部に前記共振子と導電
性ばね端子が収納され、かつ、前記蓋にて前記容器の開
口部が塞がれていることを特徴とする。
【0005】以上の構成において、圧電部品は容器の開
口部を蓋によって塞ぐことにより内部に振動空間が形成
され、長さ振動モードで共振する。容器と蓋は、通常、
同じ材料からなり、容器と蓋の間に膨張係数の違いはほ
とんどない。従って、圧電部品が高温又は低温環境下に
置かれても、容器と蓋の接合界面に隙間が生じることは
なく、振動空間の密閉性が確実に確保される。圧電部品
に内蔵された共振子と外部回路との電気的接続は、導電
性ばね端子と容器に設けた引出し電極と蓋に設けた引出
し電極を利用して行なわれ、従来のリード端子は不要と
なる。
【0006】また、本発明に係る圧電部品は、共振子の
表面に係止部が設けられると共に、導電性ばね端子に前
記係止部に係合する受け部が設けられていることを特徴
とする。共振子の係止部が導電性ばね端子の受け部に係
合することにより、共振子は振動空間での位置ずれが規
制されると共に、安定した状態で蓋に設けた内部電極と
導電性ばね端子に挟持されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る圧電部品の実施例を添付
図面を参照して説明する。各実施例において、同一部品
及び同一部分には同じ符号を付した。 [第1実施例、図1〜図4]第1実施例は2端子の圧電
部品について説明する。この圧電部品は、共振子1と、
金属製ばね端子10と、セラミック製容器20と、セラ
ミック製蓋30とで構成されている。
【0008】共振子1は矩形状をしており、上下面に振
動電極2,3を設けている。図2に示すように、共振子
1の振動電極3側には中央部(いわゆる、振動の節とな
る部分)に曲面状の溝5が設けられ、さらに長さ振動の
スプリアスを少なくするために厚み縦振動を分割する溝
6を共振子1の長手方向に溝5と交差させて設けてい
る。なお、溝5の表面には導電性膜を形成してもよい。
共振子1の材料にはPZTのセラミックス基板等が使用
されている。振動電極2,3に電気信号が印加される
と、振動電極2,3の間に共振子1の長さ方向に振動す
る振動モードが生じる。
【0009】金属製ばね端子10は、前記共振子1を載
置するための受け部11と、この受け部11の両側に延
在した足部17,18とからなる。受け部11には共振
子1に設けた溝5に係合する突起12が設けられ、さら
に共振子1の幅方向の位置決めをするための側壁13,
14が設けられている。ばね端子10の材料としては弾
性及び導電性に優れた金属(例えば、リン青銅等)が用
いられる。
【0010】セラミック製容器20は凹部21を有して
おり、左端部には凹部21の内壁面にまで延在している
引出し電極22が設けられ、右端部には下地電極23が
設けられている。セラミック製蓋30は、左端部に下地
電極31が設けられ、右端部に引出し電極33が設けら
れている。引出し電極33は蓋30の裏面にまで延在し
ており、その先端部には導電シート35が導電性接着剤
を介して固着される。この導電シート35は蓋30の引
出し電極の一部を構成すると共に、引出し電極が共振子
1の振動の節となる部分のみに接触するように作用す
る。
【0011】以上の構成からなる共振子1、ばね端子1
0、容器20及び蓋30は組み付けられて製品とされ
る。すなわち、共振子1をばね端子10と蓋30に固着
された導電シート35に挟んだ状態で、容器20の凹部
21に共振子1とばね端子10を収納し、かつ、蓋30
は容器20の開口端面20aに接着シート又は接着剤を
介して接合される。このとき、ばね端子10は撓んだ状
態で収納され、ばね端子10の弾性力を利用して共振子
1が蓋30に設けた導電シート35とばね端子10によ
り確実に挟持されている。さらに、図3に示すように、
製品の両側部に外部電極38,39が設けられる。
【0012】得られた圧電部品は、図4に示すように、
容器20と蓋30とで密閉された振動空間が形成され、
外部電極38に引出し電極22が電気的に接続され、外
部電極39に引出し電極33が電気的に接続されてい
る。ばね端子10の足部17は、その先端部が引出し電
極22に圧接された状態で導電性ペースト40にて固定
されている。一方、足部18は、その先端部を固定しな
い状態にしておかれ、先端部と容器20の側壁内面との
間には任意の隙間41が形成されている。この隙間41
はばね端子10が撓んだ際の足部18の逃げとして機能
する。共振子1の振動電極2は導電シート35及び引出
し電極33を介して外部電極39に電気的に接続され、
振動電極3はばね端子10及び引出し電極22を介して
外部電極38に電気的に接続されている。共振子1はば
ね端子10の受け部11に載置されている。共振子1に
設けた溝5はばね端子10の突起12に係合し、共振子
1の振動空間内での位置ずれが規制されると共に、安定
した状態で共振子1が蓋30に固着した導電シート35
とばね端子10に挟持されることになる。
【0013】以上の構造を有する圧電部品は、容器20
と蓋30が同じセラミック材料からなり、容器20と蓋
30の間に熱膨張係数の違いはほとんどない。従って、
この圧電部品は高温又は低温環境下に置かれても、容器
20と蓋30の接合界面に隙間が生じることはなく、振
動空間は確実に密閉される。しかも、圧電部品に内蔵さ
れた共振子1と外部回路との電気的接続は、従来のよう
にリード端子を用いることなく、ばね端子10と導電シ
ート35と引出し電極22,33を利用して行なうこと
ができる。従って、チップタイプの小型圧電部品が得ら
れる。
【0014】[第2実施例、図5〜図8]第2実施例は
3端子の容量内蔵型圧電部品について説明する。この圧
電部品は、共振子1と金属製ばね端子10と、セラミッ
ク製容器20と、セラミック製蓋30と、セラミック製
誘電体基板50とで構成されている。共振子1は、図6
に示すようにその振動電極3側の中央部(いわゆる、振
動の節となる部分)に導電性ペーストを幅0.3〜0.
6mm程度に塗布して硬化することにより、半円柱状突
起8が設けられている。長さ振動のスプリアスを少なく
するための溝6は突起8と交差している。金属製ばね端
子10は、その受け部に共振子1に設けた突起8に係合
する曲面状溝15が設けられている。セラミック製容器
20は引出し電極22及び下地電極23に加えてその中
央部に下地電極24が設けられている。セラミック製蓋
30は下地電極31に加えて、その中央部に下地電極3
4が設けられている。引出し電極33の先端部には導電
シート35が接着剤にて固着される。セラミック製誘電
体基板50は、左右端部及び中央部にそれぞれ容量電極
51,52,53が設けられている。容量電極51−5
3間及び容量電極52−53間に容量が形成されること
になる。
【0015】以上の構成からなる共振子1、ばね端子1
0、容器20、蓋、誘電体基板50は組み付けられて製
品とされる。すなわち、共振子1をばね端子10と蓋3
0に固着された導電シート35に挟んだ状態で、容器2
0の凹部21に共振子1とばね端子10を収納し、か
つ、蓋30は容器20の開口端面20aに接合される。
さらに、誘電体基板50が蓋30に接着シート又は接着
剤を介して接合された後、図7に示すように、製品の両
端部及び中央部に外部電極68,69,70が設けられ
る。
【0016】得られた圧電部品は、図8に示すように、
外部電極68に容量電極51及び引出し電極22が電気
的に接続され、外部電極69に容量電極52及び引出し
電極33が電気的に接続されている。さらに、外部電極
70に容量電極53が電気的に接続されている。共振子
1の振動電極2は導電シート35及び引出し電極33を
介して外部電極69に電気的に接続され、振動電極3は
ばね端子10及び引出し電極22を介して外部電極68
に電気的に接続されている。共振子1に設けた突起8は
ばね端子10の溝15に係合し、共振子1の振動空間で
の位置ずれが規制されると共に、安定した状態で共振子
1は蓋30に固着した導電シート35とばね端子10に
挟持されることになる。以上の構造を有する圧電部品
は、前記第1実施例の圧電部品と同様の作用、効果を奏
する。
【0017】[他の実施例]本発明に係る圧電部品は前
記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。共振子に設ける係止部の
形状は任意であって、図9に示すように半球状突起9で
あってもよい。さらに、係止部を共振子1の振動電極2
側の面に設けてもよい。この場合、共振子1は振動電極
2側をばね端子10に接触させ、振動電極3側を導電シ
ート35に接触させた状態で挟持されることになる。
【0018】また、蓋の形状は任意であり、図10
(a),(b)に示すように、導電シート用凹部30a
を裏面に設けた蓋30であってもよい。また、容器や蓋
の材料としては、熱膨張係数が小さく、かつ、機械的強
度が強い材料(例えば、セラミックス材料)が好ましい
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、エポキシ
等の樹脂材料を用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、長さ振動を主振動モードとする共振子を導電性
ばね端子と蓋に設けた引出し電極の間に挟んだ状態で、
引出し電極を設けた容器の凹部に共振子と導電性ばね端
子を収納し、かつ、蓋にて容器の開口部を塞ぐ構造にし
たので、圧電部品には内部に共振子を収納した振動空間
が形成され、その振動空間の密閉性は容器と蓋によって
確実に確保される。そして、圧電部品に内蔵された共振
子と外部回路との電気的接続は導電性ばね端子と容器及
び蓋に設けた引出し電極を利用して行うことができる。
この結果、長さ振動を主振動モードとする共振子を内蔵
し、かつ、リード端子を有さないチップタイプの圧電部
品が得られる。
【0020】また、共振子の表面に係止部を設けると共
に、導電性ばね端子に係止部に係合する受け部を設けた
ので、共振子を振動空間内で位置ずれさせることなく、
安定した状態で挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電部品の第1実施例を示す分解
斜視図。
【図2】図1に示した圧電部品に用いられる共振子の斜
視図。
【図3】図1に示した圧電部品の外観を示す斜視図。
【図4】図3のX−X’の垂直断面図。
【図5】本発明に係る圧電部品の第2実施例を示す分解
斜視図。
【図6】図5に示した圧電部品に用いられる共振子の斜
視図。
【図7】図5に示した圧電部品の外観を示す斜視図。
【図8】図7のX−X’の垂直断面図。
【図9】圧電部品に用いられる共振子の変形例を示す斜
視図。
【図10】圧電部品に用いられる蓋の変形例を示すもの
で、(a)は表面側、(b)は裏面側から見た斜視図。
【符号の説明】
1…共振子 2,3…振動電極 5…溝(係止部) 8…半円柱状突起(係止部) 9…半球状突起(係止部) 10…金属製ばね端子 11…受け部 12…突起 15…溝 20…容器 21…凹部 22…引出し電極 30…蓋 33…引出し電極 35…導電シート(引出し電極)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ振動を主振動モードとする共振子
    と、導電性ばね端子と、凹部を有すると共に引出し電極
    を表面に設けた容器と、引出し電極を表面に設けた蓋と
    を備え、 前記共振子を前記導電性ばね端子と前記蓋に設けた引出
    し電極の間に挟んだ状態で、前記容器に設けた引出し電
    極と前記導電性ばね端子とが接触するように前記容器の
    凹部に前記共振子と導電性ばね端子が収納され、かつ、
    前記蓋にて前記容器の開口部が塞がれていること、 を特徴とする圧電部品。
  2. 【請求項2】 共振子の表面に係止部が設けられると共
    に、導電性ばね端子に前記係止部に係合する受け部が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の圧電部
    品。
JP4292492A 1992-02-28 1992-02-28 圧電部品 Pending JPH05243886A (ja)

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JP4292492A JPH05243886A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 圧電部品

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JP (1) JPH05243886A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07321592A (ja) * 1994-05-25 1995-12-08 Nec Corp 圧電振動子
US5747916A (en) * 1995-02-28 1998-05-05 Nec Corporation Packaged piezoelectric transformer unit
JP2009147976A (ja) * 2002-03-25 2009-07-02 Seiko Epson Corp 電子部品

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