JP2002043769A - 金属蓋付電子部品 - Google Patents

金属蓋付電子部品

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JP2002043769A
JP2002043769A JP2000230907A JP2000230907A JP2002043769A JP 2002043769 A JP2002043769 A JP 2002043769A JP 2000230907 A JP2000230907 A JP 2000230907A JP 2000230907 A JP2000230907 A JP 2000230907A JP 2002043769 A JP2002043769 A JP 2002043769A
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Masato Murahashi
昌人 村橋
Takanori Maeno
隆則 前野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筐体状ケースの金属蓋による封止性を向上でき
る金属蓋付電子部品を提供する。 【解決手段】上面が開口し、内部に電子素子Aが収容さ
れた筐体状ケース1と、該筐体状ケース1の開口部に接
着され、筐体状ケース1を封止する金属蓋31とを具備
する金属蓋付電子部品であって、金属蓋31の中央部
に、金属蓋31の他の部分よりも変形しやすい易変形部
32を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属蓋付電子部品
に関し、特に、上面が開口し、内部に電子素子が収容さ
れた筐体状ケースと、該筐体状ケースの開口部を封止す
る金属蓋とを具備する金属蓋付電子部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来より、通信機器、電子機器にはマイク
ロコンピュータなどが多用されており、このマイクロコ
ンピュータにはクロック発振回路が接続されていた。
【0003】この発振回路は、図7に示す等価回路のよ
うに、圧電振動子51の両端と接地電位との間に2つの
負荷容量成分C1、C2が接続され、さらに、圧電振動子
51の両端間に帰還抵抗55、インバータ56がそれぞ
れ接続されていた。
【0004】そして、この発振回路によりクロック信号
を発生するには、インバータ56と帰還抵抗55からな
る増幅回路における増幅率をα、移相量をθ1とし、ま
た、圧電振動子51と負荷容成分C1、C2からなる帰還
回路における帰還率をβ、移相量をθ2としたとき、ル
ープゲインがα×β≧1であり、かつ、移相量がθ1
θ2=360°×n(但しn=1、2、…)であること
が必要である。
【0005】一般的に帰還抵抗55及びインバータ56
からなる増幅器は、マイコンに内蔵されている。不発振
や発振停止を起さない、安定した発振を得るためにはル
ープゲインを大きくしなければならない。ループゲイン
を大きくするには、帰還率βのゲインを決定する圧電振
動子のP/V値を大きくする事が必要となる。
【0006】従来、圧電振動子を用いたセラミック発振
子には、2つの容量成分を形成したコンデンサ素子内蔵
の負荷容量内蔵型タイプなどがある。さらに、実装形態
としては、リードピン型と表面実装型の2つに大別され
る。現在では、プリント配線基板への高密度自動実装技
術から、プリント配線基板に他の電子部品とともにリフ
ロー半田接合が可能な表面実装型が主流となっている。
【0007】そして、表面実装型のセラミック発振子に
おいては、圧電振動子の振動動作を妨げないように外装
ケースで被覆し、圧電振動子のP/V値を大きく保ちな
がらいかに小型化を達成するかが重要になる。尚、P/
V値は20log(Ra/Rb)で表されるもので、R
aは反共振インピーダンス、Rbは共振インピーダンス
として定義される。
【0008】従来の表面実装型圧電発振子としては、特
開2000−165179号公報に開示されるようなも
のが知られており、この公報に開示された表面実装型圧
電発振子は、底板内面に複数の導電部材用凹部を有する
樹脂製の筐体状ケースと、筐体状ケースの底板に当接す
る部分が筐体状ケースの内部に向けて突出し、底板内面
に形成された導電部材用凹部に露出する突出部が筐体状
ケースに一体的に設けられた複数のリード端子と、筐体
状ケース内に収容され、底面に複数の接続電極が形成さ
れた電子素子と、導電部材用凹部に設けられ、電子素子
の接続電極とリード端子の突出部とを接続する導電部材
と、筐体状ケースの開口部に接着された金属蓋とを具備
するものであった。
【0009】金属蓋は筐体状ケースに樹脂接着剤により
接着され、筐体状ケースが封止されていた。
【0010】そして、このような表面実装型圧電発振子
を基板上に配置し、リフローすることにより、リード端
子をプリント配線基板上の電極に半田にて接合し、実装
していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の表面実装型圧電発振子では、基板実装時のリフロー
熱で筐体状ケースの内部の空気が膨張し、金属蓋が外に
凸になるように変形し、とくに金属蓋の中心から近い各
辺の中央部が金属蓋のコーナー部に比べて強く引っ張ら
れ、筐体状ケースとの接着部に大きな応力が作用し、樹
脂接着剤で接着された金属蓋が外れたり、もしくは接着
部の一部が剥離して封止性が劣化するという問題があっ
た。
【0012】この問題に対して、筐体状ケースと金属蓋
との接合を強化することが考えられるが、近年における
表面実装型圧電発振子の小型化にともない、例えば、2
mm×2.5mm×1mmのように小型化されており、
このような表面実装型圧電発振子では、金属蓋と筐体状
ケースとの接合面積を広げるにも限界があった。
【0013】また、このように金属蓋の面積が小さくな
ると、筐体状ケース内部の空気膨張による応力が、直
接、金属蓋の接着部に作用することになり、その応力に
より、金属蓋が外れやすいという問題があった。
【0014】本発明は、上述の課題を解決するために案
出されたものであり、筐体状ケースの金属蓋による封止
性を向上できる金属蓋付電子部品を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の金属蓋付電子部
品は、上面が開口し、内部に電子素子が収容された筐体
状ケースと、該筐体状ケースの開口部に接着され、前記
筐体状ケースを封止する金属蓋とを具備する金属蓋付電
子部品であって、前記金属蓋の中央部に、前記金属蓋の
他の部分よりも変形しやすい易変形部を設けてなるもの
である。
【0016】このような構成を採用することにより、リ
フロー半田接合により、金属蓋付電子部品が加熱され、
筐体状ケース内部の空気が膨張し、金属蓋が筐体状ケー
スの内部から外側に向けて押圧されると、その押圧力に
応じて金属蓋の易変形部が変形し、筐体状ケース内部の
空気圧を低下させることができ、金属蓋と筐体状ケース
との接着部に作用する応力を低減でき、金属蓋の外れを
防止して封止性を向上でき、筐体状ケース内に収容され
た電子素子の劣化を防止できる。
【0017】また、本発明では、金属蓋の厚みは100
μm以下であることが望ましい。このように金属蓋の厚
みを100μm以下とすることにより、金属蓋の易変形
部の変形が容易となり、金属蓋の外れをさらに防止でき
る。
【0018】金属蓋の易変形部は、筐体状ケース内部に
向けて凸となる曲面形状であっても良い。このような易
変形部を設けることにより、組立工程で印可される20
0〜300℃の高温条件では、逆に外部に凸になるよう
に変形して内部圧力を吸収することができる。
【0019】また、本発明の金属蓋付電子部品では、電
子素子が、短冊状の圧電基板の両主面に振動電極を形成
した圧電共振素子と、短冊状の誘電体基板の両主面に2
つの容量成分を形成するための電極を有するコンデンサ
素子とを、導電性接続部材を介して電気的に接続して構
成され、筐体状ケースの底面に設けられたリード端子と
前記電子素子とが電気的に接続されているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金属蓋付電子部品
である容量内蔵型圧電共振子を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の金属蓋付電子部品の外観斜視図、図
2はその縦断面図、図3はその横断面図である。
【0021】図1において、符号1は、例えば、液晶ポ
リマー等の耐熱性に優れた樹脂材料からなる筐体状ケー
スを示すもので、この筐体状ケース1は、図2および図
3に示すように、底板3と側壁5が一体となっており、
上方が開口しており、その内部には電子素子Aの収納領
域(内部空間)が形成されている。開口部の内側周囲は
外方に向かって広がるテーパ面6となっており、このテ
ーパ状の開口部によって、電子素子Aの収納配置がスム
ーズに行われるようになっている。筐体状ケース1の外
周面には、洋白、リン青銅などの金属部材からなる3つ
のリード端子7が配置されている。
【0022】筐体状ケース1の底板3の内面には、図4
に示すように、3つの導電部材用凹部8が形成され、こ
れらの導電部材用凹部8は、図2乃至図4に示すよう
に、底板3の下面側の断面積が小さく、上面側の断面積
が大きく形成されている。
【0023】リード端子7は、図2および図3に示すよ
うに、筐体状ケース1の底板3に当接する部分が筐体状
ケース1の内部に向けて突出して形成された突出部9
が、底板3内面に形成された導電部材用凹部8に露出し
ており、これらの突出部9が筐体状ケース1に一体的に
設けられている。即ち、所定の成形型にリード端子7を
配置した後、樹脂材料を流し込み、リード端子7の突出
部9と筐体状ケース1の底板3とが一体となっている。
【0024】筐体状ケース1内には電子素子Aが収容さ
れており、この電子素子Aは、図5に示すように、短冊
状の圧電基板13の両主面に振動電極15、16を形成
した圧電共振素子17と、2つの容量成分を形成し、且
つ短冊状の誘電体基板19の一方主面に3つの接続電極
21を形成したコンデンサ素子23とを、各素子17、
23の対向しあう表面の両端部に配置した導電性接続部
材25を介して電気的に接続して構成されている。
【0025】圧電基板13は、PT(チタン酸鉛)、P
ZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電セラミック材
料、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム及び
四棚酸リチウムなどの単結晶材料から構成されている。
【0026】圧電基板13の上面側主面には、その中央
部から右端まで形成された振動電極15が、圧電基板1
3の右側面を介して下面側主面端部にまで延設されて、
下面側主面右端部に引出電極15aが形成されている。
圧電基板13の下面側主面には、その中央部から左端ま
で形成された振動電極16が、圧電基板13の左側面を
介して上面側主面端部にまで延設されて、上面側主面左
端部に引出電極16aが形成されている。即ち、振動電
極15は、圧電基板13の右側面に形成された導体膜1
5bを介して引出電極15aに接続され、振動電極16
は、圧電基板13の左側面に形成された導体膜16bを
介して引出電極16aに接続されている。
【0027】これら振動電極15、16、引出電極15
a、16aは例えばAg系材料を主成分とする薄膜導体
膜によって形成され、導体膜15b、16bは例えばA
g系材料を主成分とする導電性ペーストの印刷、熱硬
化、もしくはスパッタ等により形成されるAg系薄膜な
どによって形成される。
【0028】コンデンサ素子23はPT(チタン酸
鉛)、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、BaTiO3
(チタン酸バリウム)などの誘電体セラミック材料から
なる短冊状の誘電体基板19と、2つの容量成分を形成
するための複数の接続電極21とから形成されている。
図5において、誘電体基板19の上面側には2つの電極
20a、20bが、誘電体基板19の一方主面である下
側に、容量成分を形成すると同時に、外部(リード端子
7)との接続を達成するための3つの接続電極21a、
21b、21cが形成されている。
【0029】また、上面側の電極20aと下面側の接続
電極21aとは誘電体基板19の一方端面の導体膜22
aを介して接続されており、上面側の電極20bと下側
面の接続電極21bとは誘電体基板19の他方端面の導
体膜22b介して接続されている。さらに、誘電体基板
19の上面側の電極20a、20bは、その一部が誘電
体基板19の下側面の接続電極21cに対向している。
【0030】即ち、誘電体基板19の下面側の接続電極
21cを中心に見た場合、誘電体基板19の厚みを介し
て上面側の電極20aとの間で所定容量成分が形成さ
れ、さらに、電極20aと接続電極21aとの間で所定
容量が形成され、両容量成分が構成されて第一の負荷容
量成分C1となる。また、接続電極21cと電極20
b、電極20bと接続電極21bとの間において第二の
負荷容量成分C2が得られる。
【0031】上述の圧電共振素子17とコンデンサ素子
23とは、導電性接続部材25によって両者の間に所定
間隔を有して機械的に接合され、且つ電気的に接続され
る。これにより、電子素子Aが構成される。尚、上記例
では、圧電共振素子17とコンデンサ素子23とからな
る電子素子Aを筐体状ケース1内に収容した例について
説明したが、圧電共振素子17のみを収容しても良い。
【0032】筐体状ケース1の導電部材用凹部8には、
コンデンサ素子23の接続電極21とリード端子7の突
出部9とを接続する導電部材27が配置されており、こ
の導電部材27は、導電部材用凹部8内に導電性ペース
トを充填することにより形成されている。即ち、導電部
材27は、リード端子7の突出部9側の断面積S1が、
コンデンサ素子23の接続電極21側の断面積S2より
も小さく形成され、導電部材27の側面とリード端子7
の突出部9の上面とのなす角度θが90度未満とされて
いる。
【0033】筐体状ケース1の開口は、キャップ形状の
金属蓋31の周囲壁33を、筐体状ケース1の側壁5に
外嵌することにより封止されている。金属蓋31は、例
えば、ステンレス板から構成されており、厚みは100
μm以下、特には40〜100μmとされている。
【0034】即ち、筐体状ケース1の側壁5の外周面
に、筐体状ケース1内部に向けて傾斜する傾斜部37を
形成し、該傾斜部37と金属蓋31の周囲壁33との間
に、エポキシ系樹脂等からなる樹脂接着剤39を充填す
ることにより、金属蓋31が筐体状ケース1に接着さ
れ、これにより、筐体状ケース1が封止されている。
【0035】そして、本発明では、金属蓋31の中央部
には、金属蓋31の他の部分よりも変形しやすい易変形
部32が設けられている。この金属蓋31の易変形部3
2は、筐体状ケース1内部に向けて凸となる曲面形状と
されている。このような易変形部を形成することによ
り、金属蓋31を薄くしたとしても金属蓋31の剛性を
向上できる。
【0036】尚、易変形部32は図6(a)に示すよう
に、蛇腹状に形成しても良く、この場合にはより変形し
易くなり、また、(b)に示すように、金属蓋31の中
央部に凹部を形成し、この凹部の部分を、筐体状ケース
1外部に向けて凸となる曲面形状としても良い。この場
合には、金属蓋31の周辺部の剛性を向上でき、金属蓋
31と筐体状ケース1との接合部に作用する応力を接合
部全体に分散させることができる。
【0037】また、底板3内面に形成された導電部材用
凹部8の間には、図2および図4に示すように、コンデ
ンサ素子23の接続電極21間の絶縁を図るための絶縁
用凹部41が形成されている。
【0038】このような金属蓋付電子部品は、先ず、図
4に示すような筐体状ケース1の導電部材用凹部8内に
導電性ペーストを充填して導電部材27を形成した後、
上方から電子素子Aを収容し、その接続電極21を導電
部材27に接続する。この時、導電部材用凹部8内の導
電性ペーストの固化と同時に、電子素子Aの接続電極2
1の固定が行われ、筐体状ケース1内に電子素子Aが固
定される。
【0039】導電部材27は、銀粉末や、銅と銀との合
金粉末をエポキシ系接着剤に混合した導電性樹脂ペース
トを供給、硬化して作製される。
【0040】その後、キャップ形状の金属蓋31の周囲
壁33の内側にエポキシ系樹脂からなる樹脂接着剤39
を塗布し、筐体状ケース1の側壁5に形成された外周面
の傾斜部37に外嵌することにより封止し、表面実装型
圧電発振子を作製できる。
【0041】以上のように構成された金属蓋付電子部品
では、金属蓋付電子部品を基板上に配置し、リフローす
ることにより、リード端子7が基板に半田により接合さ
れ、実装される。この際、金属蓋付電子部品が加熱さ
れ、筐体状ケース1内部の空気が膨張し、金属蓋31を
筐体状ケース1の内部から外側に向けて押圧すると、金
属蓋31の易変形部32が変形し、筐体状ケース1内部
の空気圧を低下させることができ、金属蓋31と筐体状
ケース1との接着部に作用する応力を低減でき、金属蓋
31の外れを防止して封止性を向上でき、筐体状ケース
1内に収容された電子素子Aの劣化を防止できる。特
に、筐体状ケース1の開口部の面積が、9mm2以下の
ような小型の金属蓋付電子部品に関して効果的である。
【0042】さらに、筐体状ケース1の外周面に設けら
れたリード端子7の突出部9が筐体状ケース1と一体的
に設けられているため、リード端子7と筐体状ケース1
との間には隙間が殆ど形成されておらず、この隙間から
の水分の浸入等を防止することができ、これにより、封
止性を向上できる。
【0043】また、導電部材27を、そのリード端子7
の突出部9側の断面積S1を、圧電共振素子17の接続
電極21側の断面積S2よりも小さくすることにより、
突出部9と導電部材27の側面とのなす角度θが90度
未満となり、リード端子7と筐体状ケース1との間の隙
間から水分等が浸入してきたとしても、突出部9と導電
部材27との接続部分で浸入が阻止され、筐体状ケース
1の封止信頼性をさらに向上できる。
【0044】さらにまた、キャップ形状の金属蓋31の
周囲壁33を、筐体状ケース1の側壁5に外嵌するとと
もに、筐体状ケース1の側壁5の外周面に、筐体状ケー
ス1内部に向けて傾斜する傾斜部37を形成し、該傾斜
部37と金属蓋31の周囲壁33との間に樹脂接着剤3
9を充填することにより、筐体状ケース1の開口を確実
に封止できるとともに、金属蓋31が金属製であるた
め、金属蓋31の肉厚を100μm以下と薄くでき、表
面実装型圧電発振子の薄型化を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の金属蓋付電子部品によれば、金
属蓋付電子部品が加熱され、筐体状ケース内部の空気が
膨張し、金属蓋が筐体状ケースの内部から外側に向けて
押圧されると、金属蓋の易変形部が変形し、筐体状ケー
ス内部の空気圧を低下させることができ、金属蓋と筐体
状ケースとの接着部に作用する応力を低減でき、金属蓋
の外れを防止して封止性を向上でき、筐体状ケース内に
収容された電子素子の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属蓋付電子部品を示す外観斜視図で
ある。
【図2】図1のa−a線に沿った縦断面図である。
【図3】図2のb−b線に沿った横断面図である。
【図4】リード端子が一体に形成された筐体状ケースを
示す平面図である。
【図5】図2の電子素子の分解斜視図である。
【図6】金属蓋の他の例を示す断面図である。
【図7】表面実装型圧電発振子の発振回路図である。
【符号の説明】
1・・・筐体状ケース 7・・・リード端子 13・・・圧電基板 15、16・・・振動電極 17・・・圧電共振素子 21・・・接続電極 23・・・コンデンサ素子 25・・・導電性接続部材 31・・・金属蓋 32・・・易変形部 A・・・電子素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開口し、内部に電子素子が収容され
    た筐体状ケースと、該筐体状ケースの開口部に接着さ
    れ、前記筐体状ケースを封止する金属蓋とを具備する金
    属蓋付電子部品であって、前記金属蓋の中央部に、前記
    金属蓋の他の部分よりも変形しやすい易変形部を設けて
    なることを特徴とする金属蓋付電子部品。
  2. 【請求項2】金属蓋の厚みが100μm以下であること
    を特徴とする請求項1記載の金属蓋付電子部品。
  3. 【請求項3】金属蓋の易変形部は、筐体状ケース内部に
    向けて凸となる曲面形状であることを特徴とする請求項
    1または2記載の金属蓋付電子部品。
  4. 【請求項4】電子素子が、短冊状の圧電基板の両主面に
    振動電極を形成した圧電共振素子と、短冊状の誘電体基
    板の両主面に2つの容量成分を形成するための電極を有
    するコンデンサ素子とを、導電性接続部材を介して電気
    的に接続して構成され、筐体状ケースの底面に設けられ
    たリード端子と前記電子素子とが電気的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記
    載の金属蓋付電子部品。
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