JPH0523839U - 脱穀装置の2番還元装置 - Google Patents

脱穀装置の2番還元装置

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JPH0523839U
JPH0523839U JP7489091U JP7489091U JPH0523839U JP H0523839 U JPH0523839 U JP H0523839U JP 7489091 U JP7489091 U JP 7489091U JP 7489091 U JP7489091 U JP 7489091U JP H0523839 U JPH0523839 U JP H0523839U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 処理回転体21から成る再処理部22とスク
リューコンベヤとで、回収2番物を再処理して揺動選別
ケース上に還元する2番還元装置Dにおいて、処理回転
体21を、2番スクリュー14aに連動連結される回転
体15とこの回転体15の外周部分に取付けた複数の回
転歯16とから構成し、かつ、これら回転歯16の軸方
向での取付けピッチもしくは外周方向での取付けピッチ
を、2番スクリュー14aによる2番物の移送方向下手
側に行くほど狭くする。 【効果】 回転歯の取付けピッチを変更するだけの簡単
容易な改造により、再処理部での穀粒損傷を軽減できて
品質向上が図れるとともに、還元効率の改善にも役立つ
ようにできた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、選別部で回収される2番物を再選別処理させるための2番還元装置 に係り、詳しくは、2番スクリューによって移送されてくる2番物を再処理する 処理回転体を2番スクリューの終端側に一体回転する状態で備えた再処理部と、 この再処理部で再処理された2番物を、揺動選別ケース上に搬送する搬送装置と から成る脱穀装置の2番還元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の2番還元装置は、従来、実開平3−31825号公報で示されたもの のように、2番スクリューと一緒に回転する板状の回転体とこの回転体の外周部 分に取付けた複数の回転歯とから成る処理回転体で再処理部を構成したものが知 られている。これによれば、専用の伝動機構を不要としながら、2番スクリュー で運ばれてくる2番物を、これに回転歯との接当衝撃による扱ぎ作用を与えつつ 再処理部に続く搬送装置に受渡しできる利点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
処理回転体での扱ぎ作用によって枝付き籾の脱粒作用も生じるのであるが、し かしながら、回転する処理回転体に軸方向から処理物を供給する再処理部の構造 上、処理回転体の2番スクリュー側部分、すなわち始端側部分には多量の、かつ 、反2番スクリュー側部分となる終端側部分には少量の処理物が供給される状態 となり、詰まり気味となる処理回転体の始端側部分では回転歯による扱ぎ作用が 過剰に働いて処理物を傷めるおそれがあった。 これにより、再処理部での枝付き籾に与える脱粒作用も過剰となって穀粒が損 傷する不都合もあり、何らかの改善が必要になってきた。 本考案の目的は、再処理部の構造を改造することにより、処理回転体の始端側 部分での処理物損傷を解消させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のために本考案は、冒頭に記載した脱穀装置の2番還元装置に おいて、処理回転体を、2番スクリューに連動連結される回転体とこの回転体の 外周部分に取付けた複数の回転歯とから構成するとともに、これらの回転歯の軸 方向での取付けピッチを、2番スクリューによる2番物の移送方向下手側に行く ほど狭くしてあることを特徴とする。 また、処理回転体を、2番スクリューに連動連結される回転体とこの回転体の 外周部分に取付けた複数の回転歯とから構成するとともに、これらの回転歯の周 方向での取付けピッチを、2番スクリューによる2番物の移送方向下手側に行く ほど狭くしてあるようにしても良い。
【0005】
【作用】
請求項1及び2のずれの構成でも、処理物量が多い処理回転体での軸方向の始 端側部分では、処理回転体の回転に伴う単位時間当たりでの回転歯の数が多く、 処理物量が少なくなる終端側に行くに従って単位時間当たりでの回転歯の数も少 なくしてあるので、つまり、再処理部における処理物の分布状態に合わせて回転 歯の存在密度を変化させることにより、部分的に扱ぎ作用が過剰になったり過小 になったりがなく、処理回転体のどの部分でも一様な再処理作用が生じる状態に することが可能になる。
【0006】
【考案の効果】
その結果、請求項1及び2記載のいずれの脱穀装置でも、回転歯の取付けピッ チを変更するだけの簡単容易な改造により、再処理部での穀粒損傷を軽減できて 品質向上が図れるとともに、還元効率の改善にも役立つ2番還元装置を提供する ことができた。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例をコンバインの脱穀装置に適用した場合について図面 に基づいて説明する。 図3にコンバインの脱穀装置が示されており、この脱穀装置は脱穀部A、選別 部B、及び回収部Cとを備えている。 脱穀部Aには、扱室1、扱胴2、受網3、フィードチェーン4等が備えられ、 受網3から漏下する処理物を選別部B上に供給する。 選別部Bは、揺動選別ケース5とこの揺動選別ケース5に選別風を送る唐箕6 とからなる。揺動選別ケース5は、揺動駆動自在な枠体7の両側に亘ってグレン パン8とグレンシーブ9とを前後に一連の状態で設けるとともに、上下二段のス トローラック10, 11を前後に設けて構成してある。そして、受網3から漏下 してきた処理物をグレンパン8によって受け止め、比重差選別しながら後方のグ レンシーブ9へ揺動移動した後、グレンシーブ9で穀粒を漏下選別しながら非漏 下物を後方へ揺動移送し、後端から落下放出するようになっている。一方、扱室 1の送塵口1aから排出された処理物を上段のストローラック10で受け止め、 漏下選別しながら後方へ揺動移送して下段のストローラック11へ放出し、下段 のストローラック11で再度漏下選別して後端から機外へ排出する。12は選別 部B内で発生した浮塵を機外へ吸引排出するための排塵ファンである。 回収部Cは、グレンシーブ9から漏下してきた籾を回収する1番物回収部13 とグレンシーブ9の後端から放出されたり、ストローラック10,11から漏下 した枝付き籾などを回収する2番物回収部14とからなる。1番物回収部13に は、回収された1番物を横一側へ搬送するための1番スクリュー13aを、2番 物回収部14には、回収された2番物を横一側へ搬送するための2番スクリュー 14aを夫々設けてある。
【0008】 次に、2番物回収部14で回収された2番物を揺動選別装置5上に還元する2 番還元装置について説明する。 図1及び図2で示すように、2番スクリュー14aの終端部には4枚の放てき 羽根(回転体に相当)15を放射状に設けるとともに、これら放てき羽根15の 各々に複数の処理歯(回転歯に相当)16を、その軸方向での取付けピッチが2 番スクリュー14aによる2番物の移送方向下手側に行くほど狭くなる状態で取 付けて成る処理回転体21を、処理ケース17で囲って再処理部22を構成する とともに、連結ケース18を介して処理ケース17の排出口が連結される2番縦 送りスクリユーコンベア(搬送装置に相当)19を設けて2番還元装置Dを構成 してある。 処理回転体21は、2番スクリュー14aによって処理ケース17内に送られ てきた2番物を処理歯16で解しながら処理ケース17に取付けられた受刃20 との共働で扱き処理し単粒化する。また同時に、放てき羽根15で2番物に打撃 を与えて更に単粒化するとともに、その打ち出し作用によって連結ケース18内 を通して2番縦送りスクリューコンベア19の始端部へ送る働きをする。処理ケ ース17から送り出されてきた2番物は揚送されて、選別部Bの揺動選別装置5 上へ還元されるようになっている。
【0009】 〔別実施例〕 図4、図5に示すように、放てき羽根15部分を一体に備えた部分回転歯16 を多数設けて処理回転体21を構成し、部分回転歯16の周方向での取付けピッ チを、図中左側のものから周方向で4,5,6,8枚に取付けること、すなわち 、2番スクリュー14aによる2番物の移送方向下手側に行くほど狭くなるよう に回転歯16を取付けるものでも良い。 また、回転胴の外周に複数の回転歯16を植立して処理回転体21を構成して ある2番還元装置Dに本考案を適用するも良い。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理回転体の構造を示す断面図
【図2】処理回転体を示す側面図
【図3】脱穀装置の側面図
【図4】別構造による処理回転体の構造を示す断面図
【図5】別構造による処理回転体の回転歯の分布状態を
示す展開図
【符号の説明】
5 揺動選別ケース 14a 2番スクリュー 15 回転体 16 回転歯 19 搬送装置 21 処理回転体 22 再処理部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2番スクリュー(14a)によって移送
    されてくる2番物を再処理する処理回転体(21)を前
    記2番スクリュー(14a)の終端側に一体回転する状
    態で備えた再処理部(22)と、この再処理部(22)
    で再処理された2番物を、揺動選別ケース(5)上に搬
    送する搬送装置(19)とから成る脱穀装置の2番還元
    装置であって、前記処理回転体(21)を、前記2番ス
    クリュー(14a)に連動連結される回転体(15)と
    この回転体(15)の外周部分に取付けた複数の回転歯
    (16)とから構成するとともに、これらの回転歯(1
    6)の軸方向での取付けピッチを、前記2番スクリュー
    (14a)による2番物の移送方向下手側に行くほど狭
    くしてある脱穀装置の2番還元装置。
  2. 【請求項2】 2番スクリュー(14a)によって移送
    されてくる2番物を再処理する処理回転体(21)を前
    記2番スクリュー(14a)の終端側に一体回転する状
    態で備えた再処理部(22)と、この再処理部(22)
    で再処理された2番物を、揺動選別ケース(5)上に搬
    送する搬送装置(19)とから成る脱穀装置の2番還元
    装置であって、前記処理回転体(21)を、前記2番ス
    クリュー(14a)に連動連結される回転体(15)と
    この回転体(15)の外周部分に取付けた複数の回転歯
    (16)とから構成するとともに、これらの回転歯(1
    6)の周方向での取付けピッチを、前記2番スクリュー
    (14a)による2番物の移送方向下手側に行くほど狭
    くしてある脱穀装置の2番還元装置。
JP7489091U 1991-09-18 1991-09-18 脱穀装置の2番還元装置 Expired - Lifetime JP2550940Y2 (ja)

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JPH0523839U true JPH0523839U (ja) 1993-03-30
JP2550940Y2 JP2550940Y2 (ja) 1997-10-15

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