JPH0523763A - 被ヘミング材のクランプ装置 - Google Patents

被ヘミング材のクランプ装置

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JPH0523763A
JPH0523763A JP20751691A JP20751691A JPH0523763A JP H0523763 A JPH0523763 A JP H0523763A JP 20751691 A JP20751691 A JP 20751691A JP 20751691 A JP20751691 A JP 20751691A JP H0523763 A JPH0523763 A JP H0523763A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラー式ヘミング装置を用いてヘミング加
工を行う際に、被ヘミング材を載置するための下型に付
設されたクランプ装置の存在を考慮することなくヘムロ
ーラーを被ヘミング材の周縁に沿って転圧可能とするこ
とで、途切れることのない連続したヘミング加工を行い
得るようにする。 【構成】 上記クランプ装置は、被ヘミング材Wの周縁
を下型に押圧するためのクランプアーム2を備えたクラ
ンプ装置本体1と、該クランプ装置本体1に対するヘム
ローラーrの接近と通過を検出するためのローラー位置
検出手段10と、該ローラー位置検出手段10を介して
ヘムローラーrの接近を検出して前記クランプアーム2
をアンクランプ位置に、ヘムローラーrの通過を検出し
て前記クランプアーム2をクランプ位置に復帰させるよ
うに前記クランプ装置本体1を作動させるための制御手
段20とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラー式ヘミング装
置を用いてヘミング加工を行う際に、被ヘミング材を下
型に載置して固定するためにこの下型に付設されるクラ
ンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先に特願平3−8149
0号公報あるいは特願昭60−103059号公報にお
いて「ローラー式ヘミング装置」を開示した。
【0003】このローラー式ヘミング装置(以下、単に
「ヘミング装置」という)は、所定の移動軌跡が予め記
憶されたロボットハンドにヘムローラーを装着して、こ
のヘムローラーを被ヘミング材の周縁に沿って転圧させ
ることでヘミング加工を行うよう構成したもので、本装
置によればヘムローラーを被ヘミング材の周縁に正確に
追従させて転圧することができ、これにより連続した滑
らかなヘミング加工を行うことができるものであった。
【0004】そして、このヘミング装置には、被ヘミン
グ材を載置するための下型が併用され、この下型には被
ヘミング材を固定するためにクランプ装置が付設されて
おり、このクランプ装置には例えば図6または図7に示
すように構成したものがあった。
【0005】図6に示すクランプ装置40は、下型41
の周囲に沿って適数箇所に付設されており、押しボルト
40a、押しアーム40b、リンク機構40c、把手4
0dおよびクランプ支柱40e等から構成され、作業者
が手作業で把手40dを操作して押しボルト40aを被
ヘミング材Wに押し当てることで当該被ヘミング材Wを
位置決め固定する構成であった。
【0006】また、図7に示すクランプ装置50は、被
ヘミング材Wの周縁部を押圧可能なクランプアーム53
を例えばエアシリンダ52を用いて上下方向に回動可能
に支持し、このエアシリンダ52は例えばロボットハン
ドの制御装置から集中して制御可能に構成したもので、
クランプ・アンクランプの動作を遠隔操作可能としたも
のである。
【0007】以上のようなクランプ装置40または50
により、被ヘミング材Wは下型41または51上に強固
に固定され、これにより上記ヘミング装置の機能を十分
に発揮させることができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のクランプ装置では次のような問題があった。す
なわち、例示した両クランプ装置40または50は、押
しアーム40bまたはクランプアーム53が被ヘミング
材Wの周縁部を跨ぐように位置しているため、ヘムロー
ラーの移動に際してこのヘムローラーがクランプ装置4
0または50に干渉しないよう対処する必要があり、そ
のために従来はクランプ装置40または50を回避すべ
くロボットハンドの移動軌跡を修正する等していた。こ
のため、ロボットハンドに入力されるプログラムあるい
はティーチング作業が複雑かつ煩雑になる問題があっ
た。
【0009】また、クランプ装置40または50を回避
してヘミング加工を行えば、クランプされる部位はヘミ
ング加工されずに残ってしまい、このためこの部位につ
いては下型41または51から外した後に改めて処理す
る必要がある。このことから、連続した滑らかなヘミン
グ加工を行うことが困難であるばかりか余分な工程を必
要とし、この点でローラー式ヘミング装置の機能を損な
う結果となっていた。
【0010】本発明はこれら従来のクランプ装置に関す
る問題点を解消すべくなされたもので、従来のようにク
ランプ装置を回避させることなくヘムローラーを被ヘミ
ング材の周縁に沿って連続して転圧させることが可能な
被ヘミング材のクランプ装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決するため、被ヘミング材の周縁を前記下型に押
圧するためのクランプアームを備えたクランプ装置本体
と、該クランプ装置本体に対する前記ヘムローラーの接
近と通過を検出するためのローラー位置検出手段と、該
ローラー位置検出手段を介して前記ヘムローラーの接近
を検出して前記クランプアームをアンクランプ位置に、
前記ヘムローラーの通過を検出して前記クランプアーム
をクランプ位置に復帰させるように前記クランプ装置本
体を作動させるための制御手段とを備えた被ヘミング材
のクランプ装置としたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、ヘムローラーがクランプ装
置本体に接近すると、ローラー位置検出手段によりこの
ヘムローラーの接近が検出され、この検出信号が制御手
段に伝達される。制御手段はこの信号を受けてクランプ
装置本体を作動させ、クランプアームはアンクランプ位
置に移動する。これにより、クランプアームは被ヘミン
グ材の折曲げ部上方から退去し、よってヘムローラーは
そのまま折曲げ部を転圧しつつ移動してクランプ部位を
通過することができる。
【0013】また、このクランプ部位を完全に通過した
時点で再度ローラー位置検出手段によりこのヘムローラ
ーの位置が検出され、この検出信号が制御手段に伝達さ
れる。これによりクランプ装置本体が作動して、クラン
プアームは再度クランプ位置に移動し被ヘミング材を押
圧固定する。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。なお、ローラー式ヘミング装置は、従
来と同様に集中制御装置Rcを介して予め所定の移動軌
跡が記憶されたロボットハンドRに、被ヘミング材Wの
周縁に沿って転圧されるヘムローラーrを装着して構成
されたものであって、特に変更を要するものではない。
【0015】また、上記被ヘミング材Wは、アウタパネ
ルWO とインナパネルWI とからなる例えば車両のドア
パネルであって、アウタパネルWO の周縁は予めほぼ直
角に折り曲げられて、この折曲げ部WE の内側に沿って
インナパネルWI の周縁を重ね合わせた状態とされたも
ので、ヘミング加工によってこの折曲げ部WE をインナ
パネルWI 側へ折り返し状に折曲げてインナパネルWI
の周縁を挟み込むことでアウタパネルWO とインナパネ
ルWI とが一体に結合される。
【0016】このような被ヘミング材Wは、ヘミング加
工に先立って予め下型5に載置され、この下型5に付設
された以下説明するクランプ装置本体1〜1によって固
定されている。各クランプ装置本体1〜1は、それぞれ
同様に構成され、下型5の周縁に沿って適宜間隔をおい
て設置されている。
【0017】さて、本例のクランプ装置は、上記被ヘミ
ング材Wの周縁を下型5に押圧するためのクランプアー
ム2を備えたクランプ装置本体1と、このクランプ装置
本体1に対する前記ヘムローラーrの接近と通過を検出
するためのローラー位置検出手段10と、このローラー
位置検出手段10を介して前記ヘムローラーrの接近を
検出して前記クランプアーム2をアンクランプ位置に、
前記ヘムローラーrの通過を検出して前記クランプアー
ム2をクランプ位置に復帰させるように前記クランプ装
置本体1を作動させるための制御手段20とを備えてい
る。
【0018】以下、それぞれの構成について説明する。
先ず、クランプ装置本体1は図1に示すように、下型5
の側面に取付けられたブラケット3と、このブラケット
3に上下方向に回動可能に支持された複動型のエアシリ
ンダ4と、このエアシリンダ4のロッド4aの先端に回
動可能に取付けられたクランプアーム2と、このクラン
プアーム2のほぼ中央部と上記ブラケット3との間に掛
け渡し状にして、しかも両端を回動可能に支持されたリ
ンク部材6とを備え、これら各部材間で四節リンクを構
成しており、これにより上記エアシリンダ4のロッド4
aを往復動させることで、クランプアーム2をクランプ
位置とアンクランプ位置との間で移動可能に構成されて
いる。
【0019】図中7は、クランプアーム2の後端とリン
ク部材6の下端との間に取付けられた引張りコイルバネ
であって、このコイルバネ7により、クランプアーム2
は常時上方に回動する方向に付勢されており、クランプ
位置またはアンクランプ位置への移動に際して常に上方
への回動動作を先行させることにより、その先端部が被
ヘミング材Wの折曲げ部WE に干渉しないようになって
いる。
【0020】ここで、クランプアーム2のクランプ位置
は、図4に示すように被ヘミング材Wの折曲げ部WE
跨いでその先端部がアウタパネルWO とインナパネルW
I との重ね合わせ部を押圧する状態となる位置であり、
アンクランプ位置は、図3に示すようにクランプアーム
2が被ヘミング材Wの折曲げ部WE の上方から退去し
て、ロボットハンドRおよびヘムローラーrとは干渉し
ない位置である。
【0021】また、上記エアシリンダ4には一体取付け
型のセンサー(以下、「リードスイッチ」という)4
b,4cが付設されている。このリードスイッチ4b,
4cは、図5に示すように上記したロボットハンドRの
集中制御装置Rcと後述する制御手段20との間に継電
接続されている。なお、このリードスイッチ4b,4c
の作用については後述する。
【0022】次に、ローラー位置検出手段10について
説明する。このローラー位置検出手段10は、上記クラ
ンプ装置本体1に対するヘムローラーrの接近および通
過を検出するために設けられたもので、図2に示すよう
にヘムローラーr(すなわちロボットハンドR)の移動
方向に対してクランプ装置本体1の前後にリミットスイ
ッチ12,13が配設されている。このリミットスイッ
チ12,13は、上記したクランプ装置本体1に対して
図示左右方向に張り出して設けられたセンサーブラケッ
ト11の両端に所定の間隔をおいて取付けられている。
また、両リミットスイッチ12,13は、そのアクチェ
ータ12a,13aが下型5の上面(被ヘミング材Wの
載置面)よりも上方へ突出する状態で取付けられてお
り、ヘムローラーrの移動(図示右側から左側へ移動)
に際してロボットハンドRの先端部がこのアクチェータ
12aまたは13aを進行方向に押すことでヘムローラ
ーrの位置を検出するよう構成されている。
【0023】ここで、図示右側の接近検出用リミットス
イッチ12は、ヘムローラーrの移動速度に対してクラ
ンプアーム2がクランプ位置からアンクランプ位置に移
動してヘムローラーrまたはロボットハンドRとの干渉
を回避するのに必要な時間を確保できる距離だけクラン
プ装置本体1から離れた位置に設置されている。また、
図示左側の通過検出リミットスイッチ13は、クランプ
アーム2がアンクランプ位置からクランプ位置に復帰す
る際に、ロボットハンドRまたはヘムローラーrとの干
渉を回避することができるように、ヘムローラーrがク
ランプ装置本体1から十分な距離だけ通過した位置に取
付けられている。これにより、ヘムローラーrの移動に
際してクランプアーム2がアンクランプ位置に退去する
ことで、このヘムローラーrあるいはロボットハンドR
がクランプ装置本体1に干渉することなく、被ヘミング
材Wの折曲げ部WE (図示省略)に沿って移動可能とな
っている。
【0024】次に、上記クランプ装置本体1の制御手段
20について説明する。この制御手段20は、図5に示
すようにクランプ装置本体1の動作を制御するための空
圧回路21とローラー位置検出手段10およびエアシリ
ンダ4のリードスイッチ4b,4cの入力信号を制御す
るための電気回路22とから構成されている。
【0025】すなわち、エアシリンダ4に接続されたエ
アホース4d,4eが電磁バルブ23に接続され、この
電磁バルブ23はエア源24に接続される一方、リミッ
トスイッチ12,13およびリードスイッチ4b,4c
がラチェトリレー25に接続され、このラチェットリレ
ー25は上記電磁バルブ23のソレノイド23a,23
bに接続されている。
【0026】このラチェットリレー25は、信号を入力
する毎に接点が切り替わってソレノイド23a若しくは
23bに交互に電圧を印加するように構成されたもので
あり、従来より一般的に使用されているリレーである。
【0027】リードスイッチ4b,4cは、ロボットハ
ンドRの集中制御装置Rcと上記制御手段20、具体的
には上記ラチェットリレー25との間に継電接続されて
おり、ラチェットリレー25を介して同集中制御装置R
cからも全クランプ装置本体1〜1を一括して操作可能
とするために付設されたものである。
【0028】ところで、ラチェットリレー25は、上記
したように入力される信号の種類に関係なく接点を切り
換える性質を有するリレーであり、このため、クランプ
アーム2がクランプ位置にある時にオン作動するリード
スイッチ4bは集中制御装置Rcのアンクランプ用操作
スイッチ(図示省略)に接続される一方、クランプアー
ム2がアンクランプ位置にある時にオン作動するリード
スイッチ4cは集中制御装置Rcのクランプ用操作スイ
ッチ(図示省略)に接続されている。
【0029】これにより、クランプ時にはアンクランプ
用操作スイッチだけが有効となり、アンクランプ時には
クランプ用操作スイッチだけが有効となって、クランプ
時にクランプ用操作スイッチをオンしたり、またはアン
クランプ時にアンクランプ用操作スイッチを操作しても
ラチェットリレー25が切り換わることのないよう構成
されている。
【0030】本例は以上のように構成したものであり、
この構成によれば以下に述べるような作用効果を奏す
る。ローラー式ヘミング装置によれば、被ヘミング材W
の折曲げ部WE に沿ってヘムローラーrが転圧されるこ
とでヘミング加工が施され、この際、この被ヘミング材
Wは図4に示すように下型5に載置され、クランプ装置
(クランプアーム2)によってアウタパネルWO とイン
ナパネルWI とが位置ズレしないよう位置決め固定され
た状態とされている。
【0031】このクランプ状態において、クランプアー
ム2は、被ヘミング材Wの折曲げ部WE を跨ぐようにし
てその先端を両パネルWO ,WI の重ね合わせ部に押し
当てており、ヘムローラーrの移動経路を遮断してい
る。以上の状態において、以下クランプ装置の作動を順
を追って説明する。
【0032】図2において、ヘムローラーrは右側から
左側へ移動して被ヘミング材Wの折曲げ部WE に沿って
転圧されている。このヘムローラーrがクランプ装置本
体1から十分に離れた位置にある時には、リミットスイ
ッチ12,13はオフ状態にあり、この時のラチェット
リレー25の接点は電磁バルブ23のクランプ側のソレ
ノイド23bをオンとする側に切り換わっている。ソレ
ノイド23bがオンすることでエアシリンダ4のロッド
4aは上方へ突出し、これによりクランプアーム2が被
ヘミング材Wに押圧されてクランプ状態にある。
【0033】この状態からヘムローラーrがクランプ装
置本体1に接近して、ロボットハンドRの先端部が図示
右側の接近検出用リミットスイッチ12のアクチェータ
12aを押すと、このリミットスイッチ12がオンとな
り、ラチェットリレー25の接点が切り換わって、ソレ
ノイド23bがオフ、ソレノイド23aがオンとなり、
電磁バルブ23が切り換わる。これにより、エアシリン
ダ4のロッド4aは下降し、クランプアーム2はアンク
ランプ位置に移動する(図3に示す状態)。こうしてク
ランプアーム2がアンクランプ位置に移動することで、
このクランプアーム2とヘムローラーrとの干渉は回避
され、ヘムローラーrはそのまま折曲げ部WE に沿って
転圧される。
【0034】なお、このアンクランプ状態は、以下説明
するようにヘムローラーrがクランプ装置本体1を完全
に通過して十分離れた位置に到るまで、すなわちリミッ
トスイッチ13がオンするまで保持される。
【0035】こうして、ヘムローラーrが転圧されてク
ランプ装置本体1を通過して十分離れた位置に到ると、
次にロボットハンドRの先端がリミットスイッチ13の
アクチェータ13aを押す。これにより、リミットスイ
ッチ13はオンとなり、よってラチェットリレー25が
切り換わって再びソレノイド23bがオン、ソレノイド
23aがオフとなり、電磁バルブ23が切り換わる。こ
れにより、エアシリンダ4のロッド4aは上方に突出し
て、クランプアーム2は再びクランプ位置に移動し、被
ヘミング材Wを押圧固定する。
【0036】このように、被ヘミング材Wをクランプし
ているクランプアーム2は、ヘムローラーrの移動経路
を遮断しているのであるが、ヘムローラーrが接近した
際には被ヘミング材Wの折曲げ部WE の上方から退去し
てアンクランプ位置に移動し、この状態が保持される。
そして、ヘムローラーrが折り曲げ部WE を転圧しつつ
クランプ装置本体1を通過して十分離れた位置に到った
時点で、クランプアーム2は再びクランプ位置に移動
し、被ヘミング材Wをクランプする。すなわち、本例の
クランプアーム2は、ヘムローラーrおよびロボットハ
ンドRとの干渉を回避すべく、ヘムローラーrの位置を
検出してクランプ位置またはアンクランプ位置に自動的
に移動するのである。
【0037】このことから、ヘムローラーrの移動に関
して、クランプ装置本体1すなわちクランプアーム2の
存在を考慮する必要はなく、よってヘムローラーrを途
切れることなく折曲げ部WE に沿って転圧することがで
き、連続したヘミング加工を行うことができる。
【0038】なお、本例ではヘムローラーrの通過をリ
ミットスイッチ13で検出する場合を例示したが、これ
に限らず例えば電気回路22にタイマーを設定して、接
近検出用センサー12のオン作動時から所定の時間経過
後ラチェットリレー25を切り換えることとしてもよ
い。
【0039】また、エアシリンダは例えば油圧シリンダ
に置き換えてもよく、その他特許請求の範囲を逸脱しな
い範囲で種々態様の実施が可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記構成としたことから、クラ
ンプ装置の存在を考慮することなくヘムローラーを移動
することができ、従って途切れることなく連続したヘミ
ング加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関し、クランプ装置本体の全
体斜視図である。
【図2】クランプ装置本体およびローラー位置検出手段
の側面図である。
【図3】アンクランプ状態のクランプ装置本体の全体側
面図である。
【図4】クランプ状態のクランプ装置本体の全体側面図
である。
【図5】制御手段を示し、エア回路図を含む電気系統図
である。
【図6】従来のクランプ装置が付設された下型の全体斜
視図である。
【図7】従来のクランプ装置の別態様であって、同装置
の側面図である。
【符号の説明】
R…ロボットハンド、Rc…集中制御装置、r…ヘムロ
ーラー W…被ヘミング材、WO …アウタパネル、WI …インナ
パネル WE …折曲げ部 1…クランプ装置本体、2…クランプアーム、3…ブラ
ケット 4…エアシリンダ、4a…ロッド、4b,4c…リード
スイッチ 5…下型 10…ローラー位置検出手段 12…リミットスイッチ(接近検出用) 13…リミットスイッチ(通過検出用) 20…制御手段、21…エア回路、22…電気回路 23…電磁バルブ、23a,23b…ソレノイド 24…エア源 25…ラチェットリレー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定の移動軌跡が予め記憶されたロボッ
    トハンドに、被ヘミング材の周縁に沿って転圧されるヘ
    ムローラーを装着してなるローラー式ヘミング装置を用
    いてヘミング加工を行う際に、前記被ヘミング材を下型
    に載置して固定するために該下型に付設される被ヘミン
    グ材のクランプ装置であって、 前記被ヘミング材の周縁を前記下型に押圧するためのク
    ランプアームを備えたクランプ装置本体と、該クランプ
    装置本体に対する前記ヘムローラーの接近と通過を検出
    するためのローラー位置検出手段と、該ローラー位置検
    出手段を介して前記ヘムローラーの接近を検出して前記
    クランプアームをアンクランプ位置に、前記ヘムローラ
    ーの通過を検出して前記クランプアームをクランプ位置
    に復帰させるように前記クランプ装置本体を作動させる
    ための制御手段とを備えた被ヘミング材のクランプ装
    置。
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