JPH0714536B2 - 組立鉄筋の折り曲げ装置 - Google Patents

組立鉄筋の折り曲げ装置

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JPH0714536B2
JPH0714536B2 JP63129276A JP12927688A JPH0714536B2 JP H0714536 B2 JPH0714536 B2 JP H0714536B2 JP 63129276 A JP63129276 A JP 63129276A JP 12927688 A JP12927688 A JP 12927688A JP H0714536 B2 JPH0714536 B2 JP H0714536B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、線状の鉄筋や、例えば第12図と第13図に示
すような縦筋1aと横筋1bからなる網状の平たい組立鉄筋
1を、例えば第14図ないし第16図に示すような形状に冷
間加工で折曲げる組立鉄筋の折り曲げ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の組立鉄筋の折り曲げ装置としては、『組
立鉄筋を載せる網状の支持枠(テーブル)と、該テーブ
ルの折り曲げ面部に対して組立鉄筋を押し付け固定する
押圧体と、該組立鉄筋を折り曲げるローラ状の折曲体
と、該組立鉄筋を前記折り曲げ面部に前進させる組立鉄
筋送り装置を有する構成』のものがある(実公昭55-413
83号公報参照)。
そして、この装置の場合、組立鉄筋を手作業によること
なく、自動的にU字型状や、L字型状に折り曲げ形成で
き、その折り曲げ作業の生産効率を向上させることが可
能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した組立鉄筋の折り曲げ装置の場合、次の
ような効果がある。すなわち、 組立鉄筋は、一個のローラ状の折曲体を用いて、該
折曲体を倣い曲線に沿って移動させることで折り曲げて
いるので、折り曲げ位置の調整が難しい。
特定の倣い曲線に沿って折曲体が移動するので、折
り曲げ角度の任意に変更することが難しい。また、組立
鉄筋の厚みに対応させることが難しい。
等の課題がある。
この発明は、このような課題に対処して創作したもので
あって、その目的とする処は、任意の組立鉄筋の厚みに
対応でき、所望の形状寸法への折り曲げ精度を向上でき
る組立鉄筋の折り曲げ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段としての本発明
の組立鉄筋の折り曲げ装置は、縦筋と横筋を組み合わせ
た網状の組立鉄筋の折り曲げ装置であって、該組立鉄筋
を載せるテーブルと、該テーブルの前部上側に配置され
ていて、該テーブルの上面に対面し、前記組立鉄筋を押
える押えビームと、該押えビームの前方に配置され、上
下方向に回動自在の上部曲げビームと、該上部曲げビー
ムの前方に配置され、上下方向に回動自在の下部曲げビ
ームと、前記テーブルに載せられた組立鉄筋を前進させ
る組立鉄筋送り装置と、組立鉄筋の上向き曲げ、下向き
曲げの折り曲げ方向と折り曲げ角度、組立鉄筋の送り量
及び送り動作と折り曲げ動作順序をプラグラミングし得
る操作装置を有し、前記上部曲げビームは、前記テーブ
ルと協動して前記組立鉄筋を下向きに折り曲げるビーム
であって、前記テーブルに載せられる組立鉄筋の上側に
配置され、該テーブルの前端面より前方に回動中心点を
有し、また前記下部曲げビームは、前記上部曲げビーム
と協動して前記組立鉄筋を上向きに折り曲げるビームで
あって、前記テーブルに載せられる組立鉄筋の下側に配
置され、該テーブルの前端面より前方で、かつ前記上部
曲げビームの回動中心点より前方であって、該上部曲げ
ビームによって回動を阻止されない位置に回動中心点を
有し、該曲げビームの回動中心点の位置が調節自在とさ
れている構成としている。
〔作用〕
本発明の組立鉄筋の折り曲げ装置は、まず、組立鉄筋を
テーブルの上に載せると共に、組立鉄筋送り装置の鉄筋
用挟持機構で掴んで、該組立鉄筋の前端側がテーブルの
前端より所定寸法突出させた状態まで前進させた後、該
テーブルの前部上側にある押えビームで組立鉄筋を押え
る。なお、組立鉄筋の厚みに応じて、曲げビームの回動
中心点の位置を調節させておく。
次に、正曲げの場合、すなわち、鉄筋を第14図に示すよ
うに上に曲げる場合は、第9図や第10図に示すように、
上部曲げビームでも鉄筋を押えた状態で下部曲げビーム
を所定の角度だけ上側に向けて回転させる。
逆曲げの場合、すなわち、鉄筋を第15図に示すように下
に曲げる場合は、第11図に示すように、押えビームで鉄
筋を押え、下部曲げビームを鉄筋曲げの邪魔にならない
位置まで下降させておき、上部曲げビームを所定の角度
だけ下側に向けて回転させる。
鉄筋の送りは、鉄筋の後端部を挾持している挾持部材の
前進量の制御により行う。
また、鉄筋曲げや送りは、個々のインチング操作によっ
て行うこともできるが、自動的に行う場合は、鉄筋の正
曲げ、逆曲げの折曲げ方向と折曲げ角度、鉄筋の送り量
及び鉄筋の送り動作と折曲げ動作順序を操作指示装置に
あらかじめプログラミングしておき、その動作順序に従
って順次作動させ、所定形状の折曲げ製品を得る。
〔実施例〕
第1〜8図は、この発明の方法を実施するための装置の
1実施例を示したものである。
第2〜4図において、2はフレームであり、フレーム2
の上部中央で前後方向に延びたレール部分2aには送行部
材3が車輪4によって送行自在に配置されている。送行
部材3にはシリンダ5の作用によって昇降するブロック
6が取付けられており、ブロック6には数個のマグネッ
ト7が吊下げられている。このマグネット7は、励磁及
び消磁することにより、マグネット7で平たい網状の組
立鉄筋1を吸着したり離したりしうるようになってい
る。なお、多数枚重ねられている組立鉄筋1のうち、一
番上の組立鉄筋1のみを吊上げるためには、マグネット
7の磁力の強さを適宜調節しておく。
8は台車であり、台車8上に多数枚の被折曲げ材である
網状の組立鉄筋1を積んで、後方の位置にあるマグネッ
ト7の下に持って来うるようにした。
9は被折曲げ材としての組立鉄筋1を1枚ずつ乗せるた
めのテーブルである。テーブル9上には、マグネット7
や送行部材3の作用で、台車8から平たい組立鉄筋1を
1枚ずつ運び込む。
第1図に示すように、水平な上面を有するテーブル9の
前部上側には、下面を平面にした押えビーム10が上下動
自在に設けられている。
第6,7図に示すように、押えビーム10の両端部材10aは、
テーブル9の前部付近の両側に設けたフレーム11のガイ
ド部材12によって上下方向に移動しうるようにガイドさ
れている。両端部材10aの下端部には、ピンヒンジによ
って、順次、リンク13、回動部材14のレバー部14a、シ
リンダ15のピストンロッド15aが連結されており、シリ
ンダ15の作動により両端部10a、押えビーム10が上下動
しうるようになっている。16は回動部材14のための軸、
17は軸受、18はシリンダ15の一部を揺動自在に支持した
ブラケットである。
第1、5、7図に示すように、テーブル9の前端面より
も数mm〜数10mmのようにわずかに前方で、 かつ、テーブル9の上面よりも上方にある点B、すなわ
ち軸19を中心として回動可能な上部曲げビーム20の押え
ビーム10の前側に回動自在に取付けられている。軸19は
押えビーム10とその両端部材10aとの間のブラケット10b
の、押えビーム10の前方側に配置されている。上部曲げ
ビーム20の両側上面にはブラケット20aが固定されてお
り、ブラケット20aの後方側には、ピンヒンジによっ
て、シリンダ21のピストンロッド21aが取付けられてい
る。22はシリンダ21を揺動可能に保持しているブラケッ
トである。第1図に示すように、ピストンロッド21aを
後退させている状態では、押えビーム10の下面平面と上
部曲げビーム20の下面平面は面一になようにしてある。
また、軸19の中心軸、すなわち上部曲げビーム20の回動
中心点Bは、上部曲げビーム20の下面平面の側方の延長
面内に含まれる位置に配されている。上部曲げビーム20
は、シリンダ21の作動により点Bを軸として回動する
が、逆曲げ方向の回転角β、すなわち、第1,11図におけ
る反時計回り方向の回転角βは、後記する回転位置の検
出部36,36aの作用によって決まるピストンロッド21aの
前進距離によって決まる。
第1,5,6図に示すように、下部曲げビーム23がテーブル
1の前方で上下動自在に、かつ、上部曲げビーム20の前
端面より数mm〜数10mmのようにわずかに前方で上部曲げ
ビーム23の下面よりも下方にある点Aを中心として回動
自在に設けられている。
フレーム11の垂直なガイド部材12の前方に、このガイド
部材12と平行に上下方向のガイドを行うガイド部材24が
設けられており、ガイド部材24にはガイドブロック25が
上下動自在に取付けられている。ガイドブロック25の下
端部には、ピンヒンジによって、順次、リンク26、回動
部材27のレバー部27a、シリンダ28のピストンロッド28a
が連結されており、シリンダ28の作動によりガイドブロ
ック25が上下動しうるようになっている。29は回動部材
27のための軸、30は軸受、31はシリンダ28の一部を揺動
自在に支持したブラケット、32は回動部材27の回動限を
規制してガイドブロック25の上昇限を規制するためのス
トッパ装置である。
ガイドブロック25の一部には点A位置に軸33が設けられ
ており、第5図に示すように、軸33にブラケット部23a
を介して下部曲げビーム23が回転自在に取付けられてい
る。
34は下部曲げビーム23回動用のシリンダであり、シリン
ダ34のピストンロッド34aの先端部は下部曲げビーム23
の下面に取付けられているブラケット23bに回動自在に
取付けられている。下部曲げビーム23は、シリンダ34の
作動により点Aを軸として回動するが、正曲げ方向の回
転α、すなわち、第1,9図における時計回り方向の回転
角αは、後記する回転位置の検出器40,40a,40bの作用に
よって決まるピストンロッド34aの前進距離によって決
まる。
第1,5図に示すように、押えビーム10のブラケット部10b
には垂直方向にブラケット35が固定されており、ブラケ
ット35には、上部曲げビーム20の回動位置を検知するた
め、数個のリミットスイッチなどの位置検出器36,36aが
取付けられている。一方、上部曲げビーム20のブラケッ
ト20aには円弧状のブラケット37が固定されており、ブ
ラケット37にはストライカ38が位置調整可能に取付けら
れている。そして、位置検出器36,36aの作用により、上
部曲げビーム20の回動位置を検知し、次の動作を指示し
うるようになっている。
また、ガイドブロック25の下端にはブラケット39が固定
されており、ブラケット39には、下部曲げビーム23の回
動位置を検知するため、数個のリミットスイッチなどの
位置検出器40,40a,40bが取付けられている。一方、下部
曲げビーム23のブラケット23aには円弧状のブラケット4
1が固定されており、ブラケット41にはストライカ42が
位置調整可能に取付けられている。そして、位置検出器
40,40a,40bの作用により、下部曲げビーム23の回動位置
を検知し、次の動作を指示しうるようになっている。
第2,3,8図に示されているように、テーブル9には前後
方向に複数個の長溝部9aが設けられている。
テーブル9の上面より下の中央部には前後方向に伸びて
いるボールねじ43が回動自在に取付けられている。44は
軸受、45はプーリ、46はモータ47に取付けたプーリとの
間に巻掛けたタイミングベルトである。
ボールねじ43には、第8図において紙面と直角な方向に
伸びている平板状のブロック48の中央部がねじ部でかみ
合って取付けられており、ブロック48の2個所は、ボー
ルねじ43と同一水平面でボールねじ43と平行状態でテー
ブル9の前後端部間に取付けられている図示していない
ガイドロッドに摺動自在に取付けられている。したがっ
てモータ47の回転により、ブロック48を前後方向に任意
に移動させることができる。
テーブル9の各長溝部9a内において、平板状のブロック
48の上面には、それぞれ組立鉄筋1の端部をはさみうる
挾持装置49が設けられている。各挾持装置49は、シリン
ダ50の作動により、トング部51を開閉しうるようになっ
ている。したがって、複数個の挾持装置49によって組立
鉄筋1の後端部をはさんだ状態で、モータ47を回転させ
れば、平板状のブロック48と挾持装置49が前後進する。
その際、モータ47として例えばパルスモータを使用し、
指令パルスの数によってモータ47の回転量を適宜制御す
ることにより、挟持装置49で保持したテーブル9上の組
立鉄筋1を所望の距離だけ前方へ移動させることができ
るようになっている。なお、モータ47、ボールねじ43、
ブロック48、挾持装置49などは鉄筋送り装置を構成す
る。
第9,11図に示すように、点Aまたは点Bから前方へ突出
させる組立鉄筋1の突出距離a,dは、テーブル9上の組
立鉄筋1が通る任意の点、例えば、押えビーム10の後端
面の下の点Oを基準点として指示し、制御することがで
きる。
すなわち、点Oから点Aまたは点Bまでの距離b、eは
一定なので、突出距離a、dが必要なときは、点Oから
の距離c=a+b,f=d+eを指示しておく。なお、点
Oに組立鉄筋1の先端が位置していることを検知する装
置としては、図示していないリミットスイッチを、O点
でテーブル9の長溝部9a内に配置し、リミットスイッチ
の検知部をテーブル9の上面より突出させて用いること
もできるし、第9,11図において、紙面に直角な方向の点
Oの両側に配した発光器と受光器からなる光電管装置を
用いることもできる。
組立鉄筋1の正曲げ、逆曲げの折曲げ方向と折曲げ角度
α,β、組立鉄筋1の送り量、及び、組立鉄筋1の送り
動作と折曲げ動作順序を押ボタンやテンキーで適宜選択
してプログラミングし、かつ、動作の指示を行いうる図
示していない操作盤などの操作装置が、この鉄筋折曲げ
装置の本体の近くに配置されている。
つぎに、この鉄筋折曲げ装置の作用について説明する。
まず、組立鉄筋1を多数枚積重ねて運んで来た台車8上
から、マグネット7とシリンダ5の作用で1番上の組立
鉄筋1のみを持上げ、テーブル9上に載せる。ここで、
組立鉄筋1の厚みに応じて、上部曲げビーム20、下部曲
げビーム23の回転中心点A,Bの位置を調整しておく。す
なわち、上部曲げビーム20、下部曲げビーム23の位置を
前後方向に移動させる。
つぎに、テーブル9上の組立鉄筋1の後端部を挾持装置
49ではさんで保持する。このとき、第1図に示すよう
に、押えビーム10はテーブル9の上面より持上げられて
いて、その下を組立鉄筋1が通りうるようにしておき、
かつ、組立鉄筋1の先端は点Oよりも後方に位置させて
おく。また、上部曲げビーム20と下部曲げビーム23は第
1図に示した位置にあるようにしておく。
つぎに、モータ47を作動させて、組立鉄筋1の先端を点
Aまたは点Bより所望の距離だけ突出させる。なお、こ
の突出寸法a,dは、基準点である点Oからの距離c,fによ
って定められるし、当然、モータ47の回転量によって決
まる。
鉄筋の正曲げを行う場合は、第9図に示すように、シリ
ンダ15を作動させて押えビーム10と上部曲げビーム20を
下降させて組立鉄筋1の一部を押え、シリンダ34を作動
させて下部曲げビーム23を点Aを軸として所定の角度α
だけ回動させる。そうすると、第14図に示した折曲げ状
態が得られる。組立鉄筋1を90°折げる場合は、第10図
に示すように、下部曲げビーム23を90°回転させる。
鉄筋の逆曲げを行う場合は、第11図に示すように、シリ
ンダ28を作動させて下部曲げビーム23を折曲げ動作の邪
魔にならない下降限位置まで下降させておき、シリンダ
21を作動させて上部曲げビーム20を点Bを軸として所定
の角度βだけ回動させる。そうすると、第15図に示した
ような折曲げ状態が得られる。なお、折曲げたとき、ス
プリングバックにより所望の角度α,βよりも少し小さ
い折げ状態しか得られない場合は、このスプリングバッ
クによる折曲げ誤差を考慮して、所望の角度α,βより
も少し大きい角度だけ下部曲げビーム23や上部曲げビー
ム20を回動させるようにする。
第16図に示したように複雑に折曲げた組立鉄筋1を得る
場合は、その折曲形状、寸法に応じた鉄筋の送り量、正
曲げ逆曲げの折曲げ方向、折曲げ角度と、鉄筋の送り動
作と押えビーム10の上下動、下部曲げビーム23の上下
動、上部曲げビーム20と下部曲げビーム23による折曲げ
動作の作動順序を、図示していない操作装置によってプ
ログラミングしておき、その指示に従って順次曲げてい
く。
第16図に示した折曲形状のものを得る場合は、まず、第
9図に示すように、組立鉄筋1の前端を点Aより距離a
だけ突出させ、押えビーム10と上部曲げビーム20の下面
で組立鉄筋1を押え、上昇限にある下部曲げビーム23を
点Aを中心として第9図において時計回り方向に角度α
だけ回動させる正曲げにより、第1折曲げ部1cを得る。
第1折曲げ部1cの折曲げが終れば、下部曲げビーム23の
上面を元の水平位置まで回動させ、押えビーム10と上部
曲げビーム20を上昇させ、モータ47を作動させてこの組
立鉄筋1を距離gだけ前進させた後、押えビーム10で組
立鉄筋1の一部を押える。つぎに、第11図に示すよう
に、下部曲げビーム23を折曲げ加工の邪魔にならない下
方位置まで降下させた後、上部曲げビーム20を点Bを中
心として第11図において反時計回り方向に角度β(第16
図においては、β=α)だけ回動させる逆曲げにより、
第2折曲げ部1dを得る。
第2折曲げ部1dが得られたら、上部曲げビーム20の下面
を元の水平位置まで回動させ、押えビーム10と上部曲げ
ビーム20を上昇させ、下部ビーム23も元の上昇位置まで
戻し、モータ47を作動させてこの折曲げた組立鉄筋1を
さらに距離hだけ前進させた後、押えビーム10で組立鉄
筋1の一部を押える。つぎに、第9図に示すように下部
曲げビーム23を、点Aを中心として角度γ=45°だけ時
計回り方向に回動させる正曲げを行って、第3折曲げ部
1eを得る。
以下、上記のような動作を、適宜、順次繰返し行う。す
なわち、寸法iだけ更に前進させて角度δ=45°だけ正
曲げして第4折曲げ部1fを得、寸法jだけ更に前進させ
て角度δ=45°だけ正曲げして第5折曲げ部1gを得、寸
法iだけ更に前進させて角度γ=45°だけ正曲げして第
6折曲げ部1hを得、寸法hだけ更に前進させて角度β=
αだけ逆曲げして第7折曲げ部1iを得、寸法gだけ更に
前進させて角度αだけ正曲げして第8折曲げ部1jを得
る。なお、最初に、折曲げる前の組立鉄筋1の長さを、
第16図の寸法形状に合う長さにしておけば、残りの部分
1kの長さは寸法aとなる。勿論、残りの部分1kに余裕を
持たせうる長さの組立鉄筋1を順次折曲げて、第8折曲
げ部1jを折曲げた後に、残りの部分1kが寸法aになるよ
うに切断することもできる。
また、前記実施例においては、下部曲げビーム23を上部
曲げビーム20の前端面よりも前方で上部曲げビーム20の
下面よりも下方にある点Aを中心として回動可能に設け
て正曲げを行うものを示し、また、上部曲げビーム20を
テーブル9の前端面よりも前方でテーブル9の上面より
も上方にある点Bを中心として回動可能に設けて逆曲げ
を行うものを示したが、これらは、下部曲げビーム23を
上部曲げビーム20の前端面よりも前方にある点を中心と
して回動させたり、上部曲げビーム20をテーブル9の前
端面よりも前方にある点を中心として回動させうるよう
にしておけば、場合により、必要とする曲げ力の関係
で、下部曲げビーム23を上部曲げビーム20の下面よりも
若干上方にある点を中心として回動させるようにした
り、上部曲げビーム20をテーブル9の上面よりも若干下
方にある点を中心として回動させうるようにすることも
できる。勿論、この場合は、曲げ開始時に下部曲げビー
ム23の上面は曲げる組立鉄筋1の下面に接しているが、
下部曲げビーム23の回動中心点、すなわち、軸33の中心
は、上部曲げビーム20の前端面よりも前方で上部曲げビ
ーム20の下面よりも上方に位置するようにしておく。ま
た、曲げ開始時に上部曲げビーム20の下面は曲げる組立
鉄筋1の上面に接しているが、上部曲げビーム20の回動
中心点、すなわち、軸19の中心は、テーブル9の前端面
よりも前方でテーブル9の上面よりも下方に位置するよ
うにしておく。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明の組立鉄筋の折
り曲げ装置によれば、テーブル上面に載せた組立鉄筋を
境にして、その上下部位にその回動中心点をずらせて、
該組立鉄筋を上向きに折り曲げる上部曲げビームと、下
向きに折り曲げる下部曲げビームが設けられているの
で、折り曲げ角度、折り曲げ位置の調節を容易に行え
る。また、該回動中心点の位置を調節できるので、組立
鉄筋の任意の厚みに対応して、その折り曲げを精度良く
行えるという効果を有する。
従って、本発明組立鉄筋の折り曲げ装置によれば、冷間
加工によって、所望の形状寸法に精度良く、迅速に、か
つ、自動的に折曲げることができる。勿論、鉄筋を裏返
すこともなく、所望の任意の角度に正曲げも逆曲げも容
易に行うことができ、著しく能率が向上する。特に、プ
ログラミングに基づいて自動的に行うことができるの
で、複雑な形状に折曲げるとき、より良く効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの発明の方法を実施するための装置の1
実施例を示すもので、第1図は第4図のI−I線断面
図、第2図は平面図、第3図は正面図、第4図は左側面
図、第5図は第1図のV−V線断面図、第6図は押えビ
ームと下部曲げビームの上昇装置部の説明図、第7図は
第6図のVII-VII線断面図、第8図は第2図のVIII-VIII
線断面図、第9図及び第10図は正曲げ状態のそれぞれ異
なる実施例を示す説明図、第11図は逆曲げ状態の1実施
例を示す説明図、第12図は折曲げる前の平たい網状の組
立鉄筋の1例を示す平面図、第13図は第12図に示した組
立鉄筋の正面図、第14図〜第16図は組立鉄筋を折曲げた
もののそれぞれ異なる実施例を示すものである。 1……組立鉄筋、3……送行部材、5,15,21,28,34,50…
…シリンダ、7……マグネット、8……台車、9……テ
ーブル、10……押えビーム、10a……両端部材、12,24…
…ガイド部材、19,33……軸、20……上部曲げビーム、2
3……下部曲げビーム、25……ガイドブロック、36,36a,
40,40a,40b……リミットスイッチ、38,42……ストライ
カ、47……モータ、49……挾持装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦筋と横筋を組み合わせた網状の組立鉄筋
    の折り曲げ装置であって、該組立鉄筋を載せるテーブル
    と、該テーブルの前部上側に配置されていて、該テーブ
    ルの上面に対面し、前記組立鉄筋を押える押えビーム
    と、該押えビームの前方に配置され、上下方向に回動自
    在の上部曲げビームと、該上部曲げビームの前方に配置
    され、上下方向に回動自在の下部曲げビームと、前記テ
    ーブルに載せられた組立鉄筋を前進させる組立鉄筋送り
    装置と、組立鉄筋の上向き曲げ、下向き曲げの折り曲げ
    方向と折り曲げ角度、組立鉄筋の送り量及び送り動作と
    折り曲げ動作順序をプログラミングし得る操作装置を有
    し、前記上部曲げビームは、前記テーブルと協動して前
    記組立鉄筋を下向きに折り曲げるビームであって、前記
    テーブルに載せられる組立鉄筋の上側に配置され、該テ
    ーブルの前端面より前方に回動中心点を有し、また前記
    下部曲げビームは、前記上部曲げビームと協動して前記
    組立鉄筋を上向きに折り曲げるビームであって、前記テ
    ーブルに載せられる組立鉄筋の下側に配置され、該テー
    ブルの前端面より前方で、かつ前記上部曲げビームの回
    動中心点より前方であって、該上部曲げビームによって
    回動を阻止されない位置に回動中心点を有し、該曲げビ
    ームの回動中心点の位置が調節自在とされていることを
    特徴とする組立鉄筋の折り曲げ装置。
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