JPH05226U - 金属板の折曲加工装置 - Google Patents

金属板の折曲加工装置

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JPH05226U
JPH05226U JP4571391U JP4571391U JPH05226U JP H05226 U JPH05226 U JP H05226U JP 4571391 U JP4571391 U JP 4571391U JP 4571391 U JP4571391 U JP 4571391U JP H05226 U JPH05226 U JP H05226U
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JP
Japan
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work
roller
rotating roller
bending
rotating
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Application number
JP4571391U
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Inventor
美治 淡路
Original Assignee
大和工業株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム状もしくはパイプ状のワークの端縁部
を回転ローラを用いて折曲加工する際に、ワークの裏面
から亀裂が入ることがなく、製品の品質を高めることが
できる折曲加工装置を提供することを目的とする。 【構成】 折曲加工装置20を構成する装置本体15の
一端に、先端部にワーク3の内側に当接して該ワーク3
を積極的に折り曲げる第1の回転ローラ19が装着され
た固定式ローラ機構21を設ける一方、前記装置本体1
5の他端に、先端部にワーク3の外側に当接して該ワー
ク3を第1の回転ローラ19方向に押し付ける第2の回
転ローラ29及び該第2の回転ローラ29を駆動するア
クチュエータ31とを備え、装置本体15に対して回動
可能に軸支された回転式ローラ機構33を設けた構成に
してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドラム状もしくはパイプ状の金属製ワークの端縁部を適宜な角度まで 広げたり折り曲げるようにした折曲加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からドラム状もしくはパイプ状の金属板で成るワークの端縁部を広げたり 折り曲げる等の加工処理を施す方法として、一般に金型を用いたプレス加工手段 とかローラを利用した回転加工手段が採用されている。図5はプレス加工手段の 1例を示しており、下部金型1に形成された貫通孔1aの内壁上側部にテーパ部 1bを設けておき、この貫通孔1a内にパイプ状のワーク3を嵌合して、該ワー ク3の下端部を押出治具5の上面に当接させ、下部金型1の上方から上部金型7 を下降駆動させる。すると上部金型7のテーパ部7aと下部金型1のテーパ部1 bによってワーク3の上方端縁部3bが仮想線3aに示した位置まで拡開され、 このようなプレス処理を行った後に上部金型7を上動し、更に押出治具5を上動 することによって下部金型1の上方に製品が取り出される。
【0003】 図6は回転加工手段の1例を示すものであって、前記例と同様なパイプ状のワ ーク3は、中心軸Oを回転中心として図外の回転装置によって矢印Aに示したよ うに回転可能に支持されている。そして該ワーク3の上方端縁部3bをローラ軸 9の先端部に装着された回転ローラ11を押圧するようにした回転加工装置13 を用いて処理することにより、ワーク3の上方端縁部3bが適宜角度だけ拡開処 理されて所望の製品が得られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来のプレス加工手段及び回転加工手段を用いた金属 板の折曲加工装置の場合には、何れもワーク3の片側から荷重をかけて該ワーク 3の端縁部を折曲処理しているため、折曲されるワーク3の裏面から亀裂が入る ことがあり、このような亀裂によって製品が破断し易くなってしまい、製品とし ての品質が低下してしまうという課題があった。
【0005】 そこで本考案はこのような従来の金属板の折曲装置が有している課題を解消し て、ワークの両側から荷重をかけて端縁部を折曲処理することにより、ワークの 裏面から亀裂が入ることがなく、製品の品質を高めることができる折曲加工装置 を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために、ドラム状もしくはパイプ状の金属製ワ ークの端縁部を、ローラ軸に装着された回転ローラの押圧作用に基づいて適宜な 角度まで広げるかもしくは折り曲げるようにした折曲加工装置において、先ず請 求項1により、上記折曲加工装置を構成する装置本体の一端に、先端部にワーク の内側に当接して該ワークを積極的に折り曲げる第1の回転ローラが装着された 固定式ローラ機構を設ける一方、前記装置本体の他端に、先端部にワークの外側 に当接して該ワークを第1の回転ローラ方向に押し付ける第2の回転ローラ及び 該第2の回転ローラを駆動するアクチュエータとを備え、装置本体に対して回動 可能に軸支された回転式ローラ機構を設けた構成にしてあり、請求項2により、 先端部にワークの内側に当接して該ワークを積極的に折り曲げる第1の回転ロー ラが装着された第1のローラ機構を設ける一方、先端部にワークの外側に当接し て該ワークを第1の回転ローラ方向に押し付ける第2の回転ローラが装着された 第2のローラ機構を設け、上記第1,第2のローラ機構を電子的制御装置によっ て駆動制御される別個のロボット装置に接続した構成にしてある。
【0007】
【作用】
かかる請求項1の構成によれば、固定式ローラ機構側の第1の回転ローラをワ ークの内側に当接させ、次にアクチュエータを働かせることによって、第2の回 転ローラがワークの外側に圧接される。
【0008】 従ってワークは内外から折曲加工用の第1の回転ローラと押付用の第2の回転 ローラとによって挾持された状態となり、この状態から装置本体を徐々に移動さ せることによってワークを内外から挾持している上記第1の回転ローラと第2の 回転ローラの回転に伴って該ワークの端縁部が順次拡開処理され、所望の折曲加 工処理が施される。
【0009】 又、請求項2の構成によれば、折曲加工用のローラ軸と押付用のローラ軸とが 支持された別個のロボット装置を電子的制御装置によって数値制御することによ り、ワークを内外から挾持している第1の回転ローラと第2の回転ローラとによ ってワークの端縁部を折曲加工処理することができる。
【0010】 従って上記何れの構成にあっても、第1及び第2のローラ軸によってワークの 両側から荷重が加えられるので、折曲加工時におけるワークの亀裂が防止されて 製品の品質が高められる。
【0011】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案にかかる金属板の折曲加工装置の一実施例を詳述す る。
【0012】 図1は本考案の第1実施例を示す概要図であり、図中の3は被加工物としての ドラム状もしくはパイプ状のワークであって、このワーク3の中心軸Oは図外の 回転装置によって矢印Bに示したように回転可能に支持されている。
【0013】 20は本第1実施例の主要な構成要素である折曲加工装置であり、以下に該折 曲加工装置20の構成を説明する。
【0014】 即ち、15は装置本体であり、この装置本体15の一端にはローラ軸17の固 定部17aが固定され、このローラ軸17の先端部に第1の回転ローラ19が回 転自在に装着されている。上記ローラ軸17と第1の回転ローラ19とによって 固定式ローラ機構21が構成されている。
【0015】 一方、23はピン25によって装置本体15の他端に回転可能に軸支された基 板であり、この基板23にはローラ軸27の固定部27aが固定され、このロー ラ軸27の先端部に第2の回転ローラ29が回転自在に装着されている。更に装 置本体15には、ローラ軸27が固定された基板23を駆動するアクチュエータ 31が配設されている。このアクチュエータ31は基板23を左方へ牽引する方 向、即ち基板23がピン25を中心として図示上の時計方向に回動するように駆 動制御される。
【0016】 上記ローラ軸27と第2の回転ローラ29及びアクチュエータ31とによって 回転式ローラ機構33が構成されている。又、上記の装置本体15は、図外の駆 動源によって仮想線15aに示した方向に移動可能に設定されている。
【0017】 かかる第1実施例によれば、図1に示したように固定式ローラ機構21の第1 の回転ローラ19をワーク3の上方端縁部3bの内側に当接させ、且つアクチュ エータ31を働かせて基板23がアクチュエータ31側に牽引されるように駆動 することにより、第2の回転ローラ29がワーク3の上方端縁部3bの外側に圧 接される。
【0018】 従ってワーク3の上方端縁部3bは、図2に示したように内外から第1の回転 ローラ19と第2の回転ローラ29とによって挾持された状態となる。そしてこ の状態を維持したまま図外の回転装置を駆動することにより、中心軸Oを回転中 心としてワーク3が矢印Bに示す方向に回転を開始する。
【0019】 同時に図外の駆動源を起動して装置本体15を仮想線15aに示した位置に徐 々に移動させると、ワーク3を内外から挾持している上記第1の回転ローラ19 と第2の回転ローラ29とが該ワーク3の回転方向とは逆方向に自転しながら該 ワーク3の上方端縁部3bを外側に向けて順次拡開処理し、図3に示したように ワーク3の上方端縁部3b近傍に所望の折曲加工処理が施される。
【0020】 尚、このような折曲加工時において、固定式ローラ機構21側の第1の回転ロ ーラ19はワーク3を積極的に折り曲げる機能を有しており、他方の回転式ロー ラ機構33側の第2の回転ローラ29は、ワーク3が折り曲げられる方向から該 ワーク3を第1の回転ローラ19方向に押し付ける機能を有している。
【0021】 図4は本考案の第2実施例を示す概要図であり、本例の場合には先端部に第1 の回転ローラ19が回転自在に装着されたワーク3の折曲加工用のローラ軸17 と、先端部に第2の回転ローラ29が回転自在に装着された押付用のローラ軸2 7とがそれぞれ別個のロボット装置35,37に支持されており、このロボット 装置35,37を電子的制御装置(コントローラ)39によって駆動制御する構 成にしてある。そしてNC制御手段に基づいてロボット装置35,37を数値制 御することによって、前記第1実施例と同様にワーク3を内外から挾持している 第1の回転ローラ19と第2の回転ローラ29とによってワーク3の上側部を外 側に向けて順次拡開処理することができて、ワーク3の上方端縁部3b近傍に折 曲加工処理を施すことができる。
【0022】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる金属板の折曲加工装置によれば、 ドラム状もしくはパイプ状の金属製ワークは内外から折曲加工用の第1の回転ロ ーラと押付用の第2の回転ローラとによって挾持された状態として該ワークの端 縁部が順次拡開処理され、所望の折曲加工処理が施されるので、折曲されるワー クの裏面から亀裂が入ることがなくなり、このような亀裂に起因する製品の破断 が防止されて、製品の品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる金属板の折曲加工装置の第1実
施例を示す概要図。
【図2】同作動時の状態を示す要部平面図。
【図3】同折曲加工後の状態を示す概要図。
【図4】本考案の第2実施例を示す概要図。
【図5】従来のプレス加工手段を用いた折曲加工装置の
一例を示す要部断面図。
【図6】従来のローラを利用した回転加工手段による折
曲加工装置の一例を示す要部断面図。
【符号の説明】
3…ワーク、15…装置本体、17,27…ローラ軸、
19…第1の回転ローラ、20…折曲加工装置、21…
固定式ローラ機構、23…基板、25…ピン、29…第
2の回転ローラ、31…アクチュエータ、33…回転式
ローラ機構、35,37…ロボット装置、39…電子的
制御装置。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム状もしくはパイプ状の金属製ワー
    クの端縁部を、ローラ軸に装着された回転ローラの押圧
    作用に基づいて適宜な角度まで広げるかもしくは折り曲
    げるようにした折曲加工装置において、上記折曲加工装
    置を構成する装置本体の一端に、先端部にワークの内側
    に当接して該ワークを積極的に折り曲げる第1の回転ロ
    ーラが装着された固定式ローラ機構を設ける一方、前記
    装置本体の他端に、先端部にワークの外側に当接して該
    ワークを第1の回転ローラ方向に押し付ける第2の回転
    ローラ及び該第2の回転ローラを駆動するアクチュエー
    タとを備え、装置本体に対して回動可能に軸支された回
    転式ローラ機構を設けたことを特徴とする金属板の折曲
    加工装置。
  2. 【請求項2】 ドラム状もしくはパイプ状の金属製ワー
    クの端縁部を、ローラ軸に装着された回転ローラの押圧
    作用に基づいて適宜な角度まで広げるかもしくは折り曲
    げるようにした折曲加工装置において、先端部にワーク
    の内側に当接して該ワークを積極的に折り曲げる第1の
    回転ローラが装着された第1のローラ機構を設ける一
    方、先端部にワークの外側に当接して該ワークを第1の
    回転ローラ方向に押し付ける第2の回転ローラが装着さ
    れた第2のローラ機構を設け、上記第1,第2のローラ
    機構を電子的制御装置によって駆動制御される別個のロ
    ボット装置に接続したことを特徴とする金属板の折曲加
    工装置。
JP4571391U 1991-06-18 1991-06-18 金属板の折曲加工装置 Pending JPH05226U (ja)

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