JPH0523237A - 寝 具 - Google Patents

寝 具

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Publication number
JPH0523237A
JPH0523237A JP20750891A JP20750891A JPH0523237A JP H0523237 A JPH0523237 A JP H0523237A JP 20750891 A JP20750891 A JP 20750891A JP 20750891 A JP20750891 A JP 20750891A JP H0523237 A JPH0523237 A JP H0523237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous film
bedding
antibacterial agent
hydrophilic resin
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP20750891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Chikamori
芳裕 近森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
Japan Gore Tex Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Gore Tex Inc filed Critical Japan Gore Tex Inc
Priority to JP20750891A priority Critical patent/JPH0523237A/ja
Publication of JPH0523237A publication Critical patent/JPH0523237A/ja
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の使用においても微生物やダニの繁殖
がなく、悪臭発生のない寝具を提供する。 【構成】 多孔質フィルムの少なくとも片面に保護布を
部分接着したシートで形成された袋状カバー内に、羽毛
や綿等の保温用繊維材料を詰め込んだ構造を有する寝具
において、(i)該多孔質フィルムとして、その一方の
面又は両方に消臭剤及び/又は抗菌剤を含有する親水性
樹脂層を形成したものを用いることを特徴とする寝具及
び(ii)該保護布として、消臭剤及び/又は抗菌剤を
含有するものを用いることを特徴とする寝具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布団や寝袋等の寝具の
改良に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】羽毛布団において、その布
団カバーとして、表材としての布地に対し、その裏面に
フッ素樹脂多孔質フィルムをラミネートして形成したシ
ートを用いたものは知られている(実開昭59−106
58号、実開昭59−38883号)。このような羽毛
布団は、その布団カバーに防水性、防ダニ性(ダニを通
さない)があることから、布団内部が汚れにくいという
利点がある。しかし、この布団の場合、布団カバーの表
材である布地が汚れてその布地に微生物が繁増して臭気
を生じた場合に、布団内部が汚れていないにもかかわら
ず、布団を丸洗いしなければならないという問題があ
る。その上、この公知の布団の場合、布団カバー内にお
いて、羽毛が一部にかたよることを防ぐために、布団カ
バー内に羽毛を入れた状態でキルティング加工する必要
があるが、この際に生じる針穴のせいで、その好ましい
特性である防ダニ性を著しく損ってしまい、羽毛中にお
けるダニの繁殖を長期間にわたって有効に防止できない
という問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来の寝具に見られる問題を解決し、長期間の使用におい
ても微生物やダニの繁殖がなく、悪臭発生のない寝具を
提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、多孔質フィルムの少な
くとも片面に保護布を部分接着したシートで形成された
袋状カバー内に、羽毛や綿等の保温用繊維材料を詰め込
んだ構造を有する寝具において、該多孔質フィルムとし
て、その一方の面又は両方に消臭剤及び/又は抗菌剤を
含有する親水性樹脂層を形成したものを用いることを特
徴とする寝具が提供される。また、本発明によれば、多
孔質フィルムの少なくとも片面に保護布を部分接着した
シートで形成された袋状カバー内に、羽毛や綿等の保温
用繊維材料を詰め込んだ構造を有する寝具において、該
保護布として、消臭剤及び/又は抗菌剤を含有するもの
を用いることを特徴とする寝具が提供される。
【0005】本発明における寝具の表材を形成する通気
性カバー(寝具カバー)としては、(a)少なくとも一
方の表面に消臭剤及び/又は抗菌剤を含有する親水性樹
脂層を形成した多孔質フィルムの片面又は両面に保護布
を部分接着して形成したシート、又は(b)多孔質フィ
ルムの片面又は両面に消臭剤及び/又は抗菌剤を含有す
る保護布を部分接着して形成したシートを用いる。な
お、(b)のシートにおいては、その多孔質フィルムと
しては、前記(a)のシートで示したその少なくとも一
方の表面に消臭剤及び/又は抗菌剤を含有する親水性樹
脂層を形成したものを用いることができる。
【0006】前記の多孔質フィルムとしては、従来公知
の多孔質の高分子フィルム、例えば、ポリオレフィン系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
エーテル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系
樹脂、フッ素樹脂等の樹脂から形成された多孔質フィル
ムが挙げられる。特に、防水性の点で、ポリテトラフル
オロエチレンの延伸多孔質フィルムの使用が好ましい。
この多孔質フィルムにおいて、その細孔径は、ダニの通
過を防止できかつ通気性、透湿性を損わない程度のもの
であればよい。また、この多孔質フィルムは、防水性を
有するのが好ましい。多孔質フィルムにラミネートさせ
る保護布としては、従来公知の繊布、不織布等の布地を
用いることができる。多孔質フィルムと保護布とのラミ
ネートは、接着剤により行うが、この場合の接着は部分
接着により行う。全面接着によりラミネートするときに
は、通気性、透湿性が大きく損われるため、人体から発
散される汗を蒸気として寝具外部へ逃散させることがで
きず、汗が寝具内部にこもり、寝具使用時における快適
性が悪化する。
【0007】消臭剤及び抗菌剤としては、従来公知の有
機系及び無機系のものが用いられ、常温で固体状を示す
ものであればどのようなものでも使用可能である。例え
ば、消臭剤としては、銅酸化物、鉄酸化物、マグネシウ
ム酸化物、亜鉛酸化物、アルミナ、シリカ等の金属酸化
物や、ゼオライト等のケイ酸塩、フタロシアニン銅等の
金属塩、脂肪族系及び芳香族系のカルボン酸等が挙げら
れる。抗菌剤としては、ヒノキチオールや、塩化ベンザ
ルコニウム等の人体に対して安全性の高いものであれば
よく、従来公知のものを使用できる。
【0008】親水性樹脂としては、従来公知の各種のも
の、好ましくはポリエーテルウレタン樹脂や、ペルフル
オロスルホン酸樹脂等が用いられる。多孔質フィルムに
対して消色剤及び/又は抗菌剤を含有する親水性樹脂層
を形成するには、消臭剤及び/又は親水性樹脂からなる
コーティング材を用い、これを常法により多孔質フィル
ムの片面又は両面に塗布乾燥すればよい。消臭剤及び/
又は抗菌剤の使用量は、樹脂100重量部に対し1〜2
00重量部、好ましくは10〜80重量部の割合であ
る。また、多孔質フィルムに対する塗布量は、乾燥基準
で約5〜100g/m2である。この場合のコーティン
グ材の塗布は、その樹脂が親水性であることから、全面
塗布でも寝具に必要な透湿性を確保できるが、一方通気
性が損われるという問題がある。例えば、寝具を折りた
たんで収納する場合に、寝具内の空気が外部へ逃げにく
くなるため、コンパントに収納しにくくなる。従って、
この消臭剤及び/又は抗菌剤を含有する親水性樹脂を多
孔質フィルム上にコーティングする場合には、その消臭
効果や抗菌効果と通気性とのバランスを考えて、部分的
塗布、例えば、点状、網目状、筋状等のパターンで、そ
の合計塗布面積が、多孔質フィルム面積の5〜95%、
好ましくは10〜80%の割合になるように塗布すれば
よい。本発明においては、保護布に対して消臭剤及び/
又は抗菌剤を含有させることができるが、この場合に
は、消臭剤及び/又は抗菌剤とバインダー樹脂を含む塗
布液をその保護布表面に塗布乾燥するか、又は保護布を
その塗布液中に浸漬した後、乾燥すればよい。
【0009】
【実施例】次に本発明の寝具の1つの実施例について図
面を参照して説明する。図1は羽毛布団の断面構成図を
示す。この図において、1は保護布、2は多孔質フィル
ム、4は親水性樹脂層を示し、これらは袋状の通気性カ
バー5を形成する。親水性樹脂層4及び/又は保護布1
は、消臭剤及び/又は抗菌剤を含有する。3はその通気
性カバー5内に充填された羽毛を示す。6は羽毛のかた
よりを防止するためにキルティング加工を施して形成し
た糸を示し、7は通気性カバー1の周縁部における縫合
部を示す。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、ダニや微生物の繁殖防
止性及び透湿性にすぐれ、悪臭の発生防止にすぐれた寝
具、例えば、羽毛布団、綿布団、寝袋等が提供される。
即ち、本発明の寝具においては、通気性カバー素材に透
湿性を有するがダニの通過し得ない多孔質フィルムを用
いていることから、透湿性及びダニの繁殖防止性にすぐ
れるとともに、さらに、その通気性カバーの素材に消臭
剤及び/又は抗菌剤を含有させたことから、通気性カバ
ーが汚れても、そのカバー部分での悪臭の発生や微生物
の繁殖が防止される。さらに、カバー部分にキルティン
グ加工による針穴がある場合にも、そのカバーに抗菌剤
を含有させることにより、その針穴を通してのダニの通
過を防止できる。従って、本発明では、通気性カバー部
分及びカバー内に充填された羽毛や綿等の保温用繊維材
料部分での悪臭の発生及びダニ及び微生物の繁殖を長期
間にわたって防止することができる。特に、通気性カバ
ー素材としてポリテトラフルオロエチレンの延伸多孔質
フィルム等の防水性多孔質フィルムを用いるときには、
水等の液体の透過が防止されるので、寝具が水、飲物
や、人体からの分泌物で濡れても、それによって内部の
羽毛や綿が汚染されるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施例である羽毛布団について
の断面構成図である。
【符号の説明】
1 保護布 2 多孔質フィルム 3 羽毛 4 親水性樹脂層 5 通気性カバー 6 糸 7 縫合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質フィルムの少なくとも片面に保護
    布を部分接着したシートで形成された袋状カバー内に、
    羽毛や綿等の保温用繊維材料を詰め込んだ構造を有する
    寝具において、該多孔質フィルムとして、その一方の面
    又は両方に消臭剤及び/又は抗菌剤を含有する親水性樹
    脂層を形成したものを用いることを特徴とする寝具。
  2. 【請求項2】 多孔質フィルムの少なくとも片面に保護
    布を部分接着したシートで形成された袋状カバー内に、
    羽毛や綿等の保温用繊維材料を詰め込んだ構造を有する
    寝具において、該保護布として、消臭剤及び/又は抗菌
    剤を含有するものを用いることを特徴とする寝具。
  3. 【請求項3】 多孔質フィルムが、ポリテトラフルオロ
    エチレンの延伸多孔質フィルムである請求項1又は2の
    寝具。
JP20750891A 1991-07-24 1991-07-24 寝 具 Pending JPH0523237A (ja)

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JP20750891A JPH0523237A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 寝 具

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JP (1) JPH0523237A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07327781A (ja) * 1994-06-06 1995-12-19 Morishita Kagaku Kogyo Kk 敷 物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20000704