JP3177494B2 - 包布と掛け布団を重ねて使用できる病院用寝具の裁断及び縫製方法 - Google Patents

包布と掛け布団を重ねて使用できる病院用寝具の裁断及び縫製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、寝具の製造方法
に関するものであり、詳しくは、病院の施設として設け
られているマットレス兼用敷布団に適合する専用の包布
と掛け布団、毛布、タオルケット等を重ね合せた状態で
一体化されて使用できる寝具の裁断及び縫製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の病院用寝具の基準については昭和
33年厚生省告示第178号により基準が制定されてか
ら、布団(敷布団、掛け布団)の中芯の素材は綿のみ使
用されてきた。厚生省の指導は、布団は事情により汚れ
た都度、並びに週一回は側生地の洗濯を施す事と、中芯
の綿は打ち直す事を義務ずけられている。
【0003】然し、上記の中芯の素材の綿の打ち直しの
みでは綿に含んだ塩分が抜け切れず、保温性を失い、
又、綿に付着した雑菌、汚れも残留して雑菌を繁殖させ
ることになる。特に最近は病院内に於いてMRSA(メ
チシリン抵抗性黄色ブドウ球菌)による院内感染が蔓延
し、入院患者が感染して死亡した例がある。その原因と
なるブドウ球菌等は、クズ綿1グラム当たり最高440
万個検出された。掛け布団のクリーニングによる衛生効
果は洗濯乾燥を120℃2時間で完全に滅菌された(第
42回北海道公衆衛生学会報告)調査報告がある。上記
の現況から寝具全体の丸洗いが必要となるので、操作の
容易なコンパクトで、軽量な構成の品が要求されてきた
のである。
【0004】従来の布団(敷布団、掛け布団)などを病
院が使用していた期間には、上述した問題点があったの
で本課題を解決するため、業界においても技術開発の重
点を容易に洗濯、乾燥、消毒、修理が可能なる布団が開
発されてきたのである。然るに、最近に至っては布団、
特に掛け布団においては、主要な役割とも云うべきであ
る保温性を保ち、透湿性、発汗性に優れている超軟質の
タイプのポリウレタンスポンジを綿に代わった中芯を利
用するものが知られている。(例えば特公平6−714
73号 特許第1940395号参照)マットレス兼用
の敷布団に関しては(実公平3−44188号公報参
照)
【0005】上記の如く、病院用の寝具類は肌に接触す
る物は必ず1週間に1回以上の洗濯を施すことが義務ず
けられていることから、掛け布団カバーとして包布が1
枚、毛布を使用する場合は毛布カバーとして包布がさら
に1枚、計2枚をつけることになる。最近では、院内感
染対策などから、布団類まで丸洗いを義務ずけられてい
るので、軽量であり、病院看護婦達の集配が楽で、洗濯
も容易なものが望まれるようになった。
【0006】病院のベッドは一般の物と比較して幅が狭
いので、軽量な掛け布団、毛布、タオルケットは包布の
中で捲かれたり、片寄ったり、就寝中に無意識に寝返り
をした場合に簡単にベッドより落下し、患者の病状に悪
影響を及ぼす欠陥があった。最近では、包布の四隅に紐
通しを付けて固定して用いているので、これは交換に際
して複数の作業人の必要と時間がかかり大変な労力であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願では、おおよそ下
記の工程を有する製法によって上述の如き問題を解決し
ようとするものである。厚生省の承認基準である寝具類
というのは、ベッド(寝台)に患者が臥床するに必要な
必要な付随設備一切を意味するベッドのための必要品と
して、敷布団、掛け布団、毛布、包布、シーツ類、枕、
枕カバー等があるが、保険医療機関における寝具設備の
基準としては、上記のベッドのための必要品のうち、療
養上必要なものが要求されている。
【0008】療養上の必要品とは、包布及びシーツ類で
ある。包布は、掛け布団等を直接カバーするものであ
り、タップシーツとはいわゆる上シーツであって、包布
の代わりをするもので、毛布、又は掛け布団と患者とが
接触する部分をカバーするのに用いるものであり、ドロ
ウシーツは横シーツであって、重症患者、手術後の患者
の身体の下に敷くものであり、この他敷布団にかけるシ
ーツが必要である。尚、タップシーツによって毛布、掛
け布団等をカバーしている場合はベッドに覆いが必要で
ある。しかし、毛布、掛け布団が包布で全面がカバーさ
れている。要するに布団、毛布が洗濯に容易な包布類で
カバーされていることが望ましい・・・・と厚生省公示第8
9号に掲示されており、本発明の全体が該当するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は1枚の包布で掛け布団と毛布を重ねて使
用することができ、軽量でコンパクトであり、交換時は
時間もかからず手早く省力化で作業が楽に可能である。
【0010】最近、一般的に使用されている包布と掛け
布団は包布の中に掛け布団全体を包。むように挿入する
ため袋状にしたもので、その側面を開口して数箇所紐を
施し、、包布の4隅のも角に穴を明け紐を取り付け、
又、掛け布団の4隅にも紐を付けてズレを止めて、掛け
布団は挿入後に側面の開口部の紐で締めるようになって
いるので、交換時には随分手間を要した。
【0011】上記に対して本発明は、病院のマットレス
兼用敷布団の角の斜張橋のような布生地を利用した唯掛
けるだけの簡単な八の字状の包布と掛け布団下部固定受
け布を取り付け、作業の省力化を図ったものである。
【0012】前記した院内感染対策などから布団類の丸
洗いが義務ずけられているので、軽量で集配が楽で洗濯
もしやすいものが望まれている。軽量で保温性のある商
品は使用した直後は良いが、長時間使用していると、寝
返りを打つ度ベッドの上で片寄ったり、ズレたり落下す
る場合があるので、これに対して足元をカバーするファ
スナーを取り付けたベッドスプレットなどにより包むカ
バーとなっている、例えば特開平7−236556号の
ような構造であり、足元の隙間風の侵入の防止には良い
が、ベッドを包んであるので、洗濯や交換に際しては倍
の手間と時間が必要とするものである。
【0013】上述した問題点の解決に対して、本発明は
病院のマットレス兼用敷布団に適合する構成により固定
するようにマットレスの下方の足部の角部分が包布、掛
け布団の下部固定受け布である直角三角形に折り返した
斜辺面に当たり、ズレを止める直角三角形の角から縫い
付けた部分は、斜張橋の塔と同様で、橋桁をマットレス
の角に当たる構成で固定されるのと、交換に際しても簡
単に取り外せるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】発明に実施の形態について実施に
基ずき図面を参照して説明する。図1において、包布生
地2は病院や特別養護施設等の設備であるマットレス兼
用敷布団に専用にして便益で経済的である包布本体1を
作るための裁断寸法を制定したもので、重点をマットレ
ス兼用敷布団に適応した寸法に形成したものである。
【0015】包布生地2は機織の工程では経糸と緯糸が
交差状に施されているもので、組織E/Cブロード、紡
績34番を用いて平面視、長方形状より成る生地の包布
の幅寸法Aを少なくとも1600mm位とした寸法と、
又、包布の長さ寸法を少なくとも3250mm位に裁断
を施すものとする。
【0016】図2において、掛け布団生地5は洗濯を施
した後に皺の発生の少ないポリエステル100%を用い
る。平面視は長方形状にして、布地の掛け布団の幅寸法
Cの長さは少なくとも1400mm位とし、掛け布団の
長さ寸法は少なくとも2100mm位の設定して切り取
った生地を掛け布団表面4Dと掛け布団裏面4Eに用い
るため2枚を必要とする。
【0017】図3に示される実施例は病院用寝具である
掛け布団、毛布、タオルケット等を重ねて使用できる包
布カバーに関するものである。包布本体1は長方形の包
布生地2の幅寸法1600mm、長さ2350mm位に
裁断し、3分の1に折り返した部分を組合せ、折った部
分を頭部として、この上端から200mm位の空間が設
けてある。この上部開口部1Dは掛け布団本体4を掛け
布団収納口1Aから挿入する際に作業者が両手を入れる
作業口となるのと、中央の部分は掛け布団を使用した場
合に隙間風の入らない襟布の役割をするものあでる。
【0018】又、上部の左右端部には長さ50mmの色
付ミシン糸による目印縫IEが施されているが、この部
分は病院においては包布類は1週間毎に洗濯が義務ずけ
られており、数枚の洗濯を終わり乾燥機に入れる場合に
効果的な操作が可能となる目印を施したものである。開
口部の下部から200mm位に縫合部1Fを施し、その
下部には彩色バイヤステープ1Bを施して挿入に際し強
度を保つように設けた掛け布団収納口1Bが縫製されて
いる。
【0019】図4は図3の包布本体の表面図をA〜A’
矢の方向に断面し、要部の拡大断面を示したものであ
る。図5と図6において、包布本体1の包布本体裏面E
の足部にあたる下部の縁を布地の幅を中心とし、八の字
状に形成されるように左右の端部に設けた受け布折り返
し部3Bの長さ220mmを以て直角三角形の垂直線と
なるように折り曲げて包布下部固定受け布3が構成され
ている。図6に図示の如く底線部であった緯糸2Bが斜
線部2となり、マットレス兼用敷布団の受け部となる該
包布下部受け布3の強度が保ち得るようにしたものであ
る。
【0020】又、マットレス兼用敷布団の受け部の仕切
となる仕切の幅寸法1Cは、約1060mm位に設定し
たのは、病院に設置されているマットレスの幅が900
mm、厚さ80mm迄になっているので、1060mm
あれば差し込み間隔には充分適合している。病院のマッ
トレスは洗濯が義務が義務ずけられており、厚さの10
0mm以上のものは使用されていない。
【0021】図7は包布本体と掛け布団本体を組合せ状
態にしてマットレス兼用敷布団に挿入した状態の側面の
断面である。図8は掛け布団本体4の生地の掛け布団表
面4Dの正面図であり、図9は掛け布団裏面4Eであ
る。この生地2枚を図10に示す如く組合せ、掛け布団
本体4が成形される。又、掛け布団表面4Dと掛け布団
裏面4Eの足部にあたる下部の縁を布地の幅を中心に八
の字状に左右端部に設けた長さ220mmより成る受け
布折り返し部3Bを折り返して掛け布団下部固定受け布
6を設けるのである。
【0022】マットレス兼用敷布団Fの隅を挿入する幅
である仕切の幅寸法4Cは少なくとも1070mmと設
定してある。それは使用に際して包布本体1の上に重ね
て使用するので、該包布本体の幅より10mm長い。掛
け布団下部固定受け布6に施す工程は該仕切の幅寸法以
外は包布下部固定受け布3と図示の如く全く同一であ
る。
【0023】図11、図12は掛け布団表面4Dに挿入
する中芯材である。勿論通常の綿も用いるのである。合
成繊維体9は素材はパイル糸580デニールを用いて、
空気層を構成するように円錐形にトリコット編みを施
し、その下部には細いベース糸の75デニールによる楕
円形状にリング編みよりなるリング経編8の端縁を加熱
によって融着凝固したものが充填室4に組み込まれ、図
10の如く縫い合わされている。
【0024】図13、図14、図15について説明する
と、図13はマットレス兼用敷布団Fに包布本体1と掛
け布団本体4を組み合わせ重ねた状態で包布下部固定受
け布3と掛け布団下部固定受け布6を角に差し込んだ要
部を裏面から見た図で、左右側面には包布が余裕をもっ
て垂れ下がるようにしてある。
【0025】図13と同じ状態をマットレス兼用敷布団
Fの下部である足元から見た正面図で、包布と掛け布団
の下部固定受け布が八の字状に形成されているので、足
を立てることが可能で、足のふくらはぎの筋肉が痛み出
すことがない。
【0026】図15は包布本体1に掛け布団4を挿入す
る操作状態を示した図であり、掛け布団収納口1Aより
掛け布団の先端を少し差し込み、次は上部開口部1Dに
左右の両手を差し込み、掛け布団を手前に引き上げる。
この場合、先に掛け布団下部固定受け布6をマットレス
に固定しておくと、上部の襟元100mmを残して固定
するのである。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】1枚の包布で掛け布団と毛布、そしてタオ
ルケットなど重ねて使用することができ、交換時は時間
も少なく手早く省力化で作業も楽に簡単にセットでき
る。
【0029】マットレスの角にあたる部分に固定される
ので、ベッドからの落下の心配もなく、洗濯も包布1枚
で洗濯が2分の1、集配や交換作業も2分の1で完了す
る。
【0030】利用する患者が足を掛け布団に入れること
により、包布、掛け布団の足元の中央部分が自然に持ち
上がり、マットレスの左右両隅角に包布本体の包布下部
固定受け布に確実に装着され、足元が固定されるので、
下から風が入らないのと、包布、掛け布団がベッドから
落下しない。
【0031】従来、ベッドの上に敷いた掛け布団が位置
ズレしたり、又、ベッドから落ちたり、布団の足元から
隙間風の侵入を防止するためには袋状のファスナー等を
設けた足元カバーなどで固定するのであるが、病院のベ
ッドにて入院患者が長く使用した場合には足の後側の膨
らんだ部分(ふくらはぎこぶら)の筋肉が痛みを伴って
種々の神経筋疾患が発生するが、本発明は足元が袋状で
なく、八の字状に盛り上がるように構成されているの
で、足元に圧迫する負担がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】包布生地のの正面図である。
【図2】掛け布団本体の正面図である。
【図3】包布本体の実施例を示す表面図である。
【図4】図3のA〜A’矢の拡大断面図である。
【図5】包布本体の実施例を示す裏面図である。
【図6】包布下部固定受け布の裁断法を示す正面図であ
る。
【図7】包布本体と掛け布団本体を組合せ、マットレス
兼用敷布団に取り付けた側断面図である。
【図8】掛け布団本体の実施例を示す表面の正面図であ
る。
【図9】掛け布団本体の実施例を示す裏面の正面図であ
る。
【図10】図8C〜C’矢の拡大断面図である。
【図11】合成繊維体の組み合わせを示す正面図であ
る。
【図12】リング経編の状態を示す正面図である。
【図13】マットレス兼用敷布団に取り付けた状態を裏
面より見た図である。
【図14】マットレスの足部をみた正面図である。
【図15】上部開口部より掛け布団を挿入する状態を示
す図である。
【符号の説明】
A 包布の幅寸法 B 包布の長さ寸法さ C 掛け布団の幅寸法 D 掛け布団の長さ寸法 E 包布本体裏面 F マットレス兼用敷布団 1 包布本体 1A 掛け布団収納口 1B 彩色バイヤステープ 1C 仕切の幅寸法 1D 上部開口部 1E 目印縫 1F 縫合部 2 包布生地 2A 経糸 2B 緯糸 2C 斜線部 2D 底線部 2E 垂直線部 3 包布下部固定受け布 3A 受け布縫合部 3B 受け布折り返し部 4 掛け布団本体 4A 仕切の幅寸法 4B キルテング 4C 充填室 4D 掛け布団表面 4E 掛け布団裏面 5 掛け布団生地 6 掛け布団下部固定受け布 7 トリコット編 8 リング経編 9 合成繊維体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程から成ることをを特徴とする
    包布と掛け布団を重ねて使用できる病院用寝具の裁断及
    び縫製方法。 第1工程〜それぞれ用途に適切する寸法と、又繊維生地
    も同じである母材となる包布生地(2)は組織E/Cブ
    ロード、紡績糸34番により長方形の布地の包布の幅寸法
    (A)を少なくとも1600mm位とし、又包布の長さ
    寸法(B)を少なくとも3250mm位に裁断した生地
    と、更に掛け布団生地(5)は洗濯後に皺になり難いポ
    リエステル100%により長方形の布地の掛け布団の幅
    寸法(C)を少なくとも1400mm位とし、又、布地
    の掛け布団の長さ寸法(D)を少なくとも2100mm
    位としたものを二枚つくり、以上の生地を用意するこ
    と。 第2工程〜母材となる包布生地(2)を用いて縫製する
    包布本体(1)は、包布の長さ寸法(B)の約3分の1
    を折り返し、この部分を頭部とし、この上端から長さ2
    00mm位を空間とする上部開口部(1D)を設け、
    又、左右端部に長さ50mm位を色付きミシン糸による
    目印縫(1E)を施す。布地両縁200mmずつ開けた
    上部開口部(1D)の下部から下方に向って両縁の長さ
    を1200mmを縫う縫合部(1F)と、その中間部は
    布地切口の強度を保つ程度の全幅より成る彩色バイヤス
    テープ(1B)を施し、下部は開口し、空間として掛け
    布団を挿入する掛け布団収納口(1A)を設ける縫製方
    法とする。 第3工程〜母材となる包布生地(2)を用いて縫製する
    包布本体(1)の裏面の足部にあたる下部の縁を布地の
    幅を中心として八の字状に成形されるように左右の端部
    の受け布折り返し部(3B)を220mmを折り返し、
    生地の緯糸(2B)が斜線部(2C)となり、折り返し
    部が垂直線部(2E)とする直角三角形状より成る袋状
    の包布下部固定受け布(3)を形成し、直角形の内面に
    マットレス兼用敷布団(F)の角に入る部分の寸法であ
    る仕切の幅寸法(1C)を少なくとも1060mm位と
    して設定し、生地に平行してミシン縫い目が裂けないよ
    うに固定させた7の字状の受け布縫合部(3A)を縫製
    すること。 第4工程〜上述した包布本体(1)の下部の足部に設け
    た包布下部固定受け布(3)は、マットレス兼用敷布団
    (F)の角を挿入する受け布となるので、伸びや縮みの
    発生を防ぐため機織の工程において、経糸(2A)と緯
    糸(2B)が交差状に織りなされた該緯糸を斜線とする
    直角三角形とし、斜線部(2C)、底線部(2D)、垂
    直線部(2E)と設定し、正面視が八の字状に形成し、
    両端部には縫い合わせ目である受け布縫合部(3A)で
    固着する。この包布下部固定受け布(3)は、その構成
    が例えば、塔から斜めに張ったケーブルで橋桁を支える
    斜張橋状としたものである。中心は匙状に縫い付けを施
    すこと。 第5工程〜母材となる掛け布団生地(5)を用いて縫製
    する掛け布団本体(4)の掛け布団表面(4D)と、掛
    け布団裏面(4E)の足部にあたる下部の縁を布地の幅
    を中心とした八の字状に形成されるように左右の端部に
    設ける受け布折り返し部(3B)は、長さ220mmを
    折り返し、直角三角形状と成る掛け布団下部固定受け布
    (6)を形成する。これは上述した第3工程の包布下部
    固定受け布(3)に施した工程と全く同一の方法を施す
    こと。但し、マットレス兼用敷布団(F)の隅を挿入す
    る箇所となる寸法である。仕切の幅寸法(4A)を少な
    くとも1070mm位として設定し、生地に平行してミ
    シン縫い目が裂けないように固定させた7の字状の受け
    布縫合部(3A)を縫製すること。掛け布団本体(4)
    の掛け布団表面(4D)に区画された充填室(4C)を
    設け、その芯材の合成繊維体(9)は素材をパイル糸5
    80デニールを用いて円錐形状のトリコット編みと、そ
    の下部に細い糸であるベース糸75デニールには楕円形
    状のリング編みより成るリング経編(8)が端縁を加熱
    によって融着凝固したものを取り付けられ、掛け布団表
    面(4D)と掛け布団(4E)を重ね合せ、端の全周囲
    を縫合すること。
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