JP3223940U - 温肩タオル - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構成で良好な寝心地と保温性を確保することができ、枕カバーを汚さない温肩タオルを提供する。【解決手段】就寝時に首から肩の部分を保温するタオル1であって、該タオルは、該タオルを広げた矩形形状の4辺の内、首部分に当接する1辺の中央部分が略半円形の切れ込み部3を有している。【選択図】図2

Description

本考案は、温肩タオルに関する。
タオルケットは、身体の上にかけたり身体をくるんだりして使用する寝具である。タオル(towel)と、毛布を意味するブランケット(blanket)を掛け合わせた和製英語であって英語ではバスシート(bath sheets)と呼ばれる。
タオルケットは主に夏場に使用され、通気性や保水性に優れたタオル地により快適な寝心地を確保しつつ、体温を下げすぎないようにするために使用される。
材質としては、綿や、綿とポリエステル等の混紡糸を織り上げたタオル地が用いられることが多い。
上記のタオルケットの使われ方からも寝心地と保温性が重要視されていることがわかるが、夏場は特に首回りが覆われると汗の蒸発が妨げられて暑苦しく感じられる。かといって首回りを露出させる掛け方だと肩まで露出してしまい、保温上好ましくない。結局、首回りをだけを露出させるべくタオルケットの辺の中央を押し下げて変形させて使用することになり、タオルケットにしわが寄ってしまう、首の部分に布の固まりが生じてしまう等、決して掛け心地が良いとは言えない使い方をせざるを得なかった。
また、冬場に寝具を使用する際の問題として、就寝中に肩部が露出してしまって体が冷えてしまうということがあった。さらに、季節を問わず就寝中の頭部の発汗によって枕カバーが汚れてしまうのだが、頻繁に洗濯して取り替えるのは容易でないため結果として枕カバーを清潔に保つことが困難となっていた。
特許文献1には、乳幼児等の使用者の肩、胸部上部、手先なども簡単に覆うことができ、かぶせた布のずり落ちを防止することができるタオルケットの考案が開示されている。
実用新案登録第3180060号公報
しかしながら、特許文献1のタオルケットは形状がやや複雑であって、使用者の寝心地と保温性を簡易な形状で実現するものではなく、製作も極めて容易とはいえないものである。また、枕カバーの汚れ対策としても効果を発揮するものではない。
本考案は上記問題点に鑑み、単純な構成で夏場の使用においては良好な寝心地と保温性を確保することができ、冬場の使用においても肩部の保温性を確保できるタオル(以降「温肩タオル」と記す)を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、就寝時に首から肩の部分を保温するタオルであって、タオルを広げた矩形形状の4辺の内、首部分に当接する1辺の中央部分が略半円形の切れ込み部を有していることを特徴とする。
請求項2の考案はさらに、切れ込み部のタオル地端部には所定の処理がなされていることを特徴とする。
請求項3の考案はさらに、切れ込み部を有する1辺に対向する1辺には別の寝具との接続用装置が備えられていることを特徴とする。
本考案により、単純な構成で良好な寝心地と保温性を確保することができ、枕カバーを清潔に保つことが容易な温肩タオルが提供される。
本考案の第1の実施形態を示す模式図である。 第1の実施形態の使用状態例を示す模式図であり、(a)は夏場の使用例、(b)は冬場の使用例を示す。 本考案の第2の実施形態を示す模式図である。 本考案の第3の実施形態を示す模式図である。
以下、本考案の第1の実施形態について図を用いて説明する。まず本実施形態の構成について説明する。
図1に示すように、就寝時に首から肩の部分を保温するタオル1であって、タオル1を広げた矩形形状の4辺2a〜2dの内、首部分に当接する1辺2aの中央部分2eが略半円形の切れ込み部3を有している。タオル1の長さ2b、2cの寸法は特に規定しない。用途に合った長さとしてよい。
切れ込み部3のタオル地端部3aには所定の処理、本実施形態では所定の端部処理がなされている。
次に、本実施形態の機能ついて説明する。
図2(a)に示すように、使用者は就寝時に切れ込み部3を首の部分に配設することで、夏場の使用時において首回りに布の固まりによる停滞を生じることがなく、暑さがこもるようなこともなく良好な寝心地が得られる。同時に直線部4a、4bが使用者の両肩を覆うため保温性も確保される。
切れ込み部3のタオル地端部3aには上記所定の端部処理によりほつれ防止がなされているため、良好な肌触りが保持される。
また、冬場の使用時においては図2(b)に示すように、辺2b、2cの短い温肩タオル1を頭部の側から両肩にかぶせる態様で使用することにより、就寝時に肩部の露出を防止して保温性を確保することができる。この態様による使用方法によれば、温肩タオル1を枕カバー9に被せて使用することになるため、枕カバー9が頭部の発汗によって汚れることがなくなり温肩タオル1を洗濯すればよいため便利である。
本実施形態の温肩タオル1は、材質として通常のタオルケットに使用される木綿を用いているが、ウールなどの材質を用いて夏場以外の使用に対応させることも可能である。
また、本実施形態の温肩タオル1は全体が1つの材質で製作されているが、図3に示すように、切れ込み部3を有する上部5のみを通常のタオルケットで構成し、その下部6は保温性を高める等、別の機能を有する材質で構成し、両者をボタン8やファスナー等で連結する構成としてもよい。
また、図4に示すように、切れ込み部3の周囲3bのみを通常のタオルケットで構成し、両側の直線部4a、4bの部分を含めた残りの部分7を目的に応じた別の材質で作成して上記同様に連結する構成としてもよい。
1 タオル、温肩タオル
2a〜2d 辺
2e 中央部分
3 切れ込み部
3a タオル地端部
3b 周囲
4a、4b 直線部
5 上部
6 下部
7 残りの部分
8 ボタン
9 枕カバー
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、就寝時に首から肩の部分を保温するタ
オルであって、タオルを広げた矩形形状の4辺の内、首部分に当接する1辺の中央部分が
略半円形の切れ込み部を有していることを特徴とする。
請求項2の考案はさらに、切れ込み部のタオル地端部にはほつれ防止の処理がなされていることを特徴とする。
請求項3の考案はさらに、切れ込み部を有する1辺に対向する1辺には別の寝具との接
続用装置が備えられていることを特徴とする。
図1に示すように、就寝時に首から肩の部分を保温するタオル1であって、タオル1を
広げた矩形形状の4辺2a〜2dの内、首部分に当接する1辺2aの中央部分2eが略半
円形の切れ込み部3を有している。タオル1の長さ2b、2cの寸法は特に規定しない。
用途に合った長さとしてよい。
切れ込み部3のタオル地端部3aにはほつれ防止の処理がなされている。
次に、本実施形態の機能ついて説明する。
図2(a)に示すように、使用者は就寝時に切れ込み部3を首の部分に配設することで、夏場の使用時において首回りに布の固まりによる停滞を生じることがなく、暑さがこもるようなこともなく良好な寝心地が得られる。同時に直線部4a、4bが使用者の両肩を
覆うため保温性も確保される。
切れ込み部3のタオル地端部3aにはほつれ防止がなされているため、良好な肌触りが保持される。

Claims (3)

  1. 就寝時に首から肩の部分を保温するタオルであって、
    該タオルは、該タオルを広げた矩形形状の4辺の内、首部分に当接する1辺の中央部分が略半円形の切れ込み部を有している、
    ことを特徴とする温肩タオル。
  2. 上記切れ込み部のタオル地端部には所定の処理がなされていることを特徴とする、請求項1に記載の温肩タオル。
  3. 上記切れ込み部を有する1辺に対向する1辺には別の寝具との接続用装置が備えられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の温肩タオル。
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