JP3107013U - 肩覆い毛布 - Google Patents

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Abstract

【課題】上掛け毛布について、就寝時において使用者の肩部および首回りを包み込むことにより、毛布の保温性および感触性を高める。
【解決手段】就寝時に重ね布片3で使用者の両肩部を覆うことによって肩部の露出を防ぐために、ほぼ四半円形平面を有する重ね布片の外側辺4、5は直交状で毛布本体2の偶部周辺と対応し、且つ両重ね布片の内周辺6は突出状に湾曲しており、2枚の重ね布片の外側辺を毛布本体裏側の前方偶部にそれぞれ縫着するかまたは着脱可能に取り付ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、上掛け毛布について、就寝時に使用者の肩部および首回りを包み込むことにより、保温性および感触性が優れている肩覆い毛布に関する。
上掛け毛布のサイズは通常140×200cmであり、使用時に全身を覆うのに十分な幅と長さを有する。使用者が就寝時に毛布を掛けると、比較的柔軟なアクリル毛布であっても、使用者の体形に完全に沿うことなく、肩部付近でわずかに浮き上がり、保温効果が減殺されることが多い。このため、綿布やポリエステルなどの縁布を毛布の前辺に縫着すると、該縁布が就寝時に使用者の顔に接触して冷たく感じることが多く、且つ一般に柔軟な毛布に比べて多少堅いので、毛布生地よりも腰が強くて身体にフィットしにくく、外気が衿元から毛布内に入り込みやすい。肩付近からの外気侵入を防ぐために、一般に衿布を毛布前辺に表側だけ縫着すると、該衿布が汚れやすくて不潔になりやすいうえに、使用者の首回りへの外気侵入の防止効果はそれほど高くない。
上掛け毛布には、使用者の首部を保温するために、毛布前辺の中央部分を半円形状に切り抜き、この半円形部分に使用者の首部を入れる毛布も存在する。この種の毛布では、使用時に半円形部周辺の縁布が使用者の首部周面に全面的に接触して感触が良くなく、使用者の肩部付近での毛布浮き上りも多少残存する。
登録実用新案第3013651号は、前記の点を改良するために、図5に示すように縦方向を通常の毛布よりも長くするとともに、該毛布の前辺30の中央部をほぼV字形平面に切り込み、この切り込み部分32の周辺を細幅生地34で玉縁縫いする。細幅生地34は柔毛調であって毛足が数cmのファアーでもよく、毛布36において切り込み部分32を除く四辺には縁布38を縫着する。毛布36は、使用者の首筋や衿元に感触が良好な柔毛が配置され、毛布上部の延長部分40が使用者の肩部に沿って敷布団の表面まで達し、使用者の寝相が多少変化しても毛布自体が動くことが少ない。毛布36では、首筋や衿元に硬い縁布が存在せず、使用時に縁布が使用者の顔に接触して不快感を与えることも殆どない。
登録実用新案第3013651号公報
登録実用新案第3013651号に開示された毛布は、毛布上部の延長部分40が使用者の肩部に沿って敷布団の表面まで達するので、使用者が首部を切り込み部分32に深く潜り込ませると延長部分40の重量が使用者の肩部に掛かって多少重苦しく感じ、切り込み部分32への潜り込みが浅いと肩部付近が浮き上がって冷気が入り込みやすい。切り込み部分32の周辺に玉縁縫いした柔毛調の細幅生地34は、その部分だけを取り外して洗濯できないので、使用を継続すると汚れて不潔になりやすい。
本考案は、V字形形切り込み毛布や衿布付き毛布に関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、就寝時に両重ね布片で使用者の肩部全体を覆うことで良好な保温性を付与する肩覆い毛布を提供することを目的としている。本考案の他の目的は、良好な保温性と感触性によって快適な睡眠を達成する肩覆い毛布を提供することである。
本考案に係る肩覆い毛布は、就寝時に重ね布片で使用者の両肩部を覆うことによって肩部の露出を防ぐ。本考案の肩覆い毛布は、ほぼ四半円形平面を有する重ね布片の外側辺は直交状で毛布本体の偶部周辺と対応し、且つ両重ね布片の内周辺は突出状に湾曲しており、2枚の重ね布片の外側辺を毛布本体裏側の前方偶部にそれぞれ縫着または着脱可能に取り付ける。
本考案の肩覆い毛布では、両重ね布片を毛布本体の裏側に取り付けた際に、両重ね布片が使用者の首部を除いて肩部だけを覆うように、両重ね布片の内周辺が接触せずに若干の間隙を有すると好ましい。また、好ましくは、本考案の肩覆い毛布は、両重ね布片が毛布本体と同じまたは異なる毛布地からなる。
本考案を図面によって説明すると、重ね布片3,3は、図1に示すように毛布本体2の裏側に配置され、通常、該毛布本体と同じ1枚ものの毛布地である。重ね布片3,3は、毛布本体2と同じ毛布地でも、該毛布本体よりも多少薄い毛布地でもよく、パイル織地などを使用することもできる。毛布本体2には、2枚合わせ毛布地を用いたり、その周囲をオーバーロック縫いまたは縁布を縫い付けることが可能である。重ね布片3,3は、毛布本体2と同じ図柄や着色でも、デザインに変化を与えるために別にしてもよい。
重ね布片3,3の平面形状は、ほぼ四半円形平面を有し、これは完全な四半円形平面であっても、多少変形させて矩形平面の1偶部を大きく円弧状に面取りした形状でもよい。一般に、重ね布片3の外側辺4,5は直線状で直交し、且つ内周辺6は突出状に湾曲している。内周辺6の下側6aは内側に向かってやや上向きに傾斜すると好ましい。
重ね布片3,3は、毛布本体2をオーバーロック縫いする時に、その外側辺4,5を同時に縫い付ければよく、その着脱は不可能である。重ね布片3,3は、単独で毛布本体2に縫い付けたり、縁布と同時に縫い付けることもできる。重ね布片3,3は、スライドファスナ、スナップ、ボタンなどを介して毛布本体2に取り付けてもよく、この場合には着脱可能である。
本考案に係る肩覆い毛布は、両重ね布片で使用者の両肩部を包み込むように覆うことによって肩部の露出を防ぎ、就寝時に肩部を冷やすことによる肩こりや肩痛が発症しなくなる。本考案の肩覆い毛布を用いると、肩部および首筋の辺りの保温性が良く、厳冬期でも冷気が入り込まずに常に暖かさを感じる。本考案の肩覆い毛布では、使用者が重ね布片内へ肩部を入れるだけで外部からの冷気を阻止し、毛布内に深く潜り込んでも毛布全体の重量が使用者の肩部全体に掛かることがないので重苦しさを感じることが少ない。
本考案の肩覆い毛布では、就寝時に使用者の首部を両重ね布片の間隙に入れると、使用者の肩部に沿って重ね布片が敷布団の方へ回り込むので、該毛布の端縁を使用者の首部周辺と強く接触させなくても、肩部付近での毛布の浮き上りが解消して外気が毛布内に入り込まない。また、本考案の肩覆い毛布では、首筋や衿元に硬い縁布が存在せず、該縁布が使用時に使用者の首周辺と接触しないことにより、毛布前辺の縁布が使用者の顔に接触して不快感を与えることがない。
次に、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は実施例に限定されるものではない。図1には本考案に係る肩覆い毛布1の裏側を示す。肩覆い毛布1には、通常の毛布と同寸法である毛布本体2の裏側に重ね布片3,3を取り付ける。毛布本体2は、平面長方形の各隅部を円弧状に面取りし、周囲をオーバーロックミシンで縁取りする。
重ね布片3は、平面矩形の1偶部を大きく円弧状に面取りしたほぼ四半円形平面を有し、その直交状の外側辺4,5を毛布本体2の裏側の前方偶部にそれぞれ縫着する。両重ね布片3,3を毛布本体2の裏側に縫着した際に、突出状に湾曲する内周辺6,6が相互に接触することなく、図示のように若干の間隙7を有すると好ましい。重ね布片3の内周辺6も、周囲をオーバーロックミシンで縁取りする。
一般に、毛布本体2の寸法は140×200cmであり、重ね布片3の縦横が60cmであればよく、この場合には間隙7は20cmである。重ね布片3,3は、毛布本体2の周囲をオーバーロックミシンで縁取りする際に、同時に縫着することができる。
毛布本体2と重ね布片3,3に用いる長寸の毛布素材(図示しない)は、織毛布地または編毛布地のいずれでもよい。例えば、編毛布地の場合には、公知のダブルラッセル編機を用いて、アクリルパイル糸をポリエステルフィラメントの縦編み基布地の間に掛け渡して二重編素材を編成する。このパイル糸は、羊毛,綿,絹,カシミヤ,ナイロン,ポリエステルなどの天然ないし合成繊維またはこれらの混紡繊維などのいずれでもよい。
1枚もの毛布の場合には、パイル糸の目付は一般に高く、ハーフゲージでなくてフルゲージの総詰めである。ダブルラッセル編機で編成した二重編素材は、センターカットによって2枚の片面パイル編地になり、ついで該片面パイル編地の表面に連続的に捺染処理を施す。捺染後の片面パイル編地は、表面パイル糸を毛割り加工して十分に解繊してパイル面を形成する。ついで公知の起毛機を用いて、パイル編地基布地の裏面を起毛してパイル化した後に、パイル両面に捌きおよびシャーリング,ポリッシャなどの仕上げ加工などを行なって、両面パイルの毛布素材を得る。
例えば、毛布本体2は、得た毛布素材を幅140cmになるように裁断し、ついで1枚ずつ200cmごとに寸断してから、四隅部を円弧状に面取りをして丸みを形成する。一方、重ね布片3,3は、通常、同じ毛布素材からほぼ四半円形平面になるように採寸し、その外側辺4,5を直線状に直角に交差して面取りし、且つ内周辺6が突出状に湾曲するように裁断する。
図2および図3に示すように、使用者8が就寝時に肩覆い毛布1を上掛けすると、毛布本体2は使用者8の上下半身9の上に載るとともに、両重ね布片3,3は毛布本体2から離れて下方に垂れ、使用者8の肩部10に近接しながら敷き布団12の表面に達する。重ね布片3の外側辺4,5は毛布本体2の上辺と側辺に縫着されているから、両重ね布片3、3が使用者8の両肩部を包み込むように覆うことになり、肩部10が毛布1から露出することを防ぎ、該肩部および首筋の辺りの保温性が良くなる。
肩覆い毛布1では、就寝時に使用者8の首部14を両重ね布片の間隙7に入れると、両重ね布片3,3の内周辺6が使用者8の首部14(図2)に殆ど接触することがないから、重ね布片3,3を負担に感じることはない。重ね布片3,3は使用者8の肩部10に沿って敷布団12の方へ回り込むので、毛布1の端縁を使用者の首部周辺と強く接触しなくても、肩部10付近での毛布1の浮き上りが解消して外気が毛布内に入り込まない。
図4は本考案の変形例を示し、四周に縁布を縫着した肩覆い毛布20について、毛布本体26の裏側の前方偶部にスライドファスナ24,24をL字形に縫着し、該スライドファスナ24を介して両重ね布片22,22を毛布本体26に取り付ける。スライドファスナ24は、例えば、比較的軟質であるリング状のプラスチック製である。毛布20では、スライドファスナ24が使用者と直接接触しないように前立て布(図示しない)を縫着すると好ましい。
毛布20は、前記の肩覆い毛布1と同様の作用効果を有する。毛布20は、厳冬期を過ぎて両重ね布片22,22が不要になれば、該重ね布片だけを取り外して毛布本体26だけを使用することができる。また、両重ね布片22,22が汚れた場合には、該重ね布片だけを取り外して洗濯することも可能である。
本考案に係る肩覆い毛布の裏側を示す平面図である。 肩覆い毛布の使用状態を示す概略断面図である。 図2の肩覆い毛布の使用状態を前方から見た概略側面図である。 本考案の変形例を示す図1と同様の概略平面図である。 従来のV字形切り込み毛布を示す平面図である。
符号の説明
1 肩覆い毛布
2 毛布本体
3,3 重ね布片
4,5 重ね布片の外側辺
6 重ね布片の内周辺

Claims (3)

  1. 就寝時に重ね布片で使用者の両肩部を覆うことによって肩部の露出を防ぐ肩覆い毛布であって、ほぼ四半円形平面を有する重ね布片の外側辺は直交状で毛布本体の偶部周辺と対応し、且つ両重ね布片の内周辺は突出状に湾曲しており、2枚の重ね布片の外側辺を毛布本体裏側の前方偶部にそれぞれ縫着している肩覆い毛布。
  2. 就寝時に重ね布片で使用者の両肩部を覆うことによって肩部の露出を防ぐ肩覆い毛布であって、ほぼ四半円形平面を有する重ね布片の外側辺は直交状で毛布本体の偶部周辺と対応し、且つ両重ね布片の内周辺は突出状に湾曲しており、2枚の重ね布片の外側辺を毛布本体裏側の前方偶部にそれぞれ着脱可能に取り付ける肩覆い毛布。
  3. 両重ね布片を毛布本体の裏側に取り付けた際に、両重ね布片が使用者の首部を除いて肩部だけを覆うように、両重ね布片の内周辺が接触せずに若干の間隙を有する請求項1または2記載の肩覆い毛布。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102328674B1 (ko) * 2021-05-18 2021-11-17 박미숙 치매환자의 보호구를 포함하는 침구

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