JP3050143U - 掛け敷き両用毛布 - Google Patents

掛け敷き両用毛布

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JP3050143U
JP3050143U JP1997011739U JP1173997U JP3050143U JP 3050143 U JP3050143 U JP 3050143U JP 1997011739 U JP1997011739 U JP 1997011739U JP 1173997 U JP1173997 U JP 1173997U JP 3050143 U JP3050143 U JP 3050143U
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JP1997011739U
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Inventor
四郎 西川
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興洋染織株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掛け毛布と敷き毛布との両用になり、睡眠時
に掛け毛布部がずれることがなくて保温性が高い。 【解決手段】 矩形平面の掛け毛布部と敷き毛布部とか
らなり、敷き毛布部を掛け毛布部よりも長くして前方へ
延設し、掛け毛布部の前辺を除いて、該掛け毛布部の周
囲を敷き毛布部の周囲に一体的に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、掛け毛布と敷き毛布との両用になる複合毛布に関し、睡眠時に掛け 毛布部がずれることがなくて保温性が高い両用毛布に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本では、アクリル毛布は保温用の寝具として冬季に多用されており、大多数 の家庭において複数枚所有している。既存の毛布には主に掛け毛布と敷き毛布が 存在し、その形状は殆どが矩形のシート状であり、掛け毛布として掛けふとんの 下側に敷き込んだり、または敷き毛布として敷布の代わりに敷きふとんの上に載 置して用いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
アクリル毛布は、保温性をより効果的に高めるために、敷き毛布よりも掛け毛 布として使用されるのが普通である。アクリル毛布を掛け毛布として掛けふとん の下側に敷き込むと、冬季でもふとんの中が非常に暖かくなるので、着用者の睡 眠時の動きが活発になり、睡眠中に肩や手足を掛け毛布の外に出して風邪を引く ことがある。睡眠時の動きは、掛け毛布と敷き毛布を併用してふとん内がいっそ う暖かいとさらに活発になり、睡眠中に肩や手足を掛け毛布の外に出して目が覚 めたり、風邪を引く機会が多くなってしまう。
【0004】 本考案は、従来の掛け毛布に関する前記の問題点を改善す るために提案されたものであり、睡眠時に掛け毛布部がずれることがなく、保温 機能がいっそう良好な掛け敷き両用毛布を提供することを目的としている。本考 案の他の目的は、掛け毛布部と敷き毛布部との間に出入りしやすく、しかも寝心 地の良い掛け敷き両用毛布を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る掛け敷き両用毛布は、図1に示すよ うに、矩形平面の掛け毛布部と敷き毛布部とからなる複合毛布である。本考案の 両用毛布において、掛け毛布部は通常両面起毛のアクリル毛布地であり、且つ敷 き毛布部は上面起毛のアクリル毛布地であると好ましい。また、掛け毛布部と敷 き毛布部に羊毛や綿などの天然繊維素材を用いてもよい。
【0006】 本考案の両用毛布は、敷き毛布部を掛け毛布部よりも長く して前方へ延設し、通常、掛け毛布部の前辺および両側辺の前方部を除いて、該 掛け毛布部の周囲を敷き毛布部の周囲に取り付けると好ましい。本考案において 、掛け毛布部を敷き毛布部に取り付けるには、掛け毛布部の周囲を敷き毛布部の 周囲に縫い付けて永久的に一体化するか、またはスライドファスナ、スナップま たはボタンなどで分離可能に一体化すると好ましい。
【0007】 本考案の両用毛布では、掛け毛布部の前縁部を折り返して 衿状の二重部を形成すると好ましい。また、この両用毛布の使用時には、掛け毛 布部よりも前方へ突出する敷き毛布部の前縁部を敷きふとんの下方へ折り返せば よく、この折り返し部分は平坦のままであっても、図2に示すように、ふとん前 端部の差し込みが可能なように袋状に両側縁を縫い付けていてもよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の掛け敷き両用毛布1は、図1に示すように、矩形平面の掛け毛布部2 と敷き毛布部3とからなり、一般に毛布部2,3は両面起毛と上面起毛の1枚物 であるけれども、掛け毛布部2を片面起毛の合わせ毛布地にすることも可能であ る。両用毛布1では、通常、毛布部2,3としていずれもアクリル毛布地を用い るが、吸湿性を高めるために敷き毛布部3に綿毛布地を用いてもよい。
【0009】 両用毛布1では、掛け毛布部2の前辺および両側辺の前方 部を除いて、毛布部2の周囲を敷き毛布部3の周囲に一体的に取り付け、この取 り付けには永久固着と分離可能とがある。永久固着法としてはミシンによる縫い 付けが一般的であり、毛布部2,3を裏向けで周囲をオーバーロックしてから表 へ返しても、普通に重ねて縁布を被せながら周囲を縫着してもよい。また、分離 可能な方法では、スライドファスナ、スナップ、両面ファスナまたはボタンなど を用いる。スナップの場合には、毛布部2,3の周囲に凸型と凹型の留め具を対 称に取り付ける。両面ファスナの場合には、敷き毛布部3の裏側にループ状面を 縫い付けるとともに、掛け毛布部2の周囲の延設部にフック状面を縫い付け、各 延設部を毛布部3の裏側に折り返して一体化させる。また、ボタンの場合には、 毛布部2,3の一方の周囲にボタンを縫い付け、他方の周囲に紐状の円環部やボ タン穴を対称に形成すればよい。
【0010】 両用毛布1では、一般に、掛け毛布部2の前縁部を折り返 して衿状の二重部8を形成する。衿状の二重部8により、使用者12(図2)の 首や肩部が就眠時に柔らかい毛布部2の折り返し部と接触し、比較的硬い毛布縁 布と接触しないので好ましい。衿状の二重部8は、所定の寸法に裁断した毛布地 を人手によって折り返してテープ状布10を縫い付けても、長尺のパイル編地か ら裁断と同時に二重部8を機械的に折り返す装置を使用し、その後にテープ状布 10を縫い付けてもよい。
【0011】
【実施例】
次に、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は実施例に限定されるも のではない。本考案の両用毛布1は、図1に示すように、矩形平面の掛け毛布部 2と敷き毛布部3とからなり、掛け毛布部2と敷き毛布部3とは多少横幅が異な る。両用毛布1において、掛け毛布部2は両面起毛のアクリル毛布からなり、且 つ敷き毛布部3は上面起毛のアクリル毛布からなる。
【0012】 掛け毛布部2では、その前縁部を折り返して衿状の二重部 8を形成するために、該前縁部を上方へ折り返し、テープ状布10を毛布地前辺 に被せて直線状に縫着する。最後に、その前端から約45cmの長さに亘って両 側縁に縁布11を縫着する。また、特殊ミシンによって、テープ状布10を使用 せずに二重部8を形成してもよい。
【0013】 掛け毛布部2と敷き毛布部3をともに裏向きにして重ね、 後辺と両側辺を合致させてからオーバーロックミシンで縫い合わせる。さらに、 掛け毛布部2の両側辺の前方部を縫い付けずに、使用者12が出入りしやすいよ うに開放端部14を形成する。最後に、毛布部2,3を表へ返すと両用毛布1が 完成する。
【0014】 両用毛布1は、一般に敷きふとん6(図2)の上に載置し 、該ふとん前方部を折り返し部5へ差し込む。図1のような平坦な敷き毛布部3 であれば、線Bに沿って敷き毛布部3の前縁部を敷きふとん6の下方へ折り返せ ばよい。両用毛布1の上には、さらに掛けふとん15を載せて使用する。使用者 12は、掛け毛布部2の衿状の二重部8を上げて毛布1内へ入ればよく、二重部 8によって首や肩部が就眠時に柔らかい毛布部2の折り返し部と接触する。両用 毛布1は、図3に示すように掛け毛布部2と敷き毛布部3とが使用者12の身体 と常に密接し、睡眠時に掛け毛布部2がずれることがないので全体的に保温機能 が優れている。
【0015】 図4は本考案の変形例を示し、両用毛布17では掛け毛布 部2および敷き毛布部3は前記と同じ素材である。両用毛布17において、掛け 毛布部2と敷き毛布部3とは、後辺ならびに両側辺に亘って、金属またはプラス チック製のスライドファスナ18を取り付けて分離可能に一体化する。ファスナ 18は2個のスライダ20を有し、両端に開金具を取り付ける。両用毛布17は 、洗濯時や天日乾燥時に掛け毛布部2と敷き毛布部3を分離できるので清潔であ る。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る掛け敷き両用毛布は、睡眠時に掛け毛布部がずれることがなく、 全体的に保温機能が優れている。本考案の両用毛布は、単なるシート状のアクリ ル毛布や綿毛布などに比べて、上下両側から外気を遮断して使用者を保温し、横 から冷たい空気が入ることがないので寝心地がいっそう良好である。この両用毛 布は、単に日本の冬季用だけでなく、世界各地の寒冷地方において防寒寝具とし て適用することができる。
【0017】 本考案の両用毛布では、掛け毛布部の両側辺の前方部を除 いて敷き毛布部と一体化することにより、幅30〜50cmの開放端部を有し、 この部分を開くことで温度調整が容易である。さらに、この開放端部の形成によ って、使用者が掛け毛布部と敷き毛布部との間に出入りしやすく、掛けふとん部 が胸を圧迫しないので寝心地が良い。
【0018】 また、本考案の両用毛布は、一般に掛け毛布部と敷き毛布 部のいずれも1枚物のアクリル毛布地であるから、全体の重さが従来の重ね合わ せ毛布と大差がなく、比較的軽量であるうえに、アクリル毛布地を使用するので 保温性に優れている。この両用毛布について、掛け毛布部のパイル糸を形状変化 させると薄くて軽い毛布にでき、両用毛布としての品質と物性に変化を加えるこ とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る両用毛布を示す斜視図である。
【図2】 図1の両用毛布の使用状態を掛けふとんを除
去して示す斜視図である。
【図3】 図2のA−A線に沿って切断した概略断面図
である。
【図4】 本考案の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 両用毛布 2 掛け毛布部 3 敷き毛布部 5 折り返し部 8 衿状の二重部 14 開放端部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形平面の掛け毛布部と敷き毛布部とか
    らなる複合毛布であって、敷き毛布部を掛け毛布部より
    も長くして前方へ延設し、掛け毛布部の前辺を除いて、
    該掛け毛布部の周囲を敷き毛布部の周囲に一体的に取り
    付け、敷き毛布部の前縁部を敷きふとんの下方へ折り込
    んだ掛け敷き両用毛布。
  2. 【請求項2】 矩形平面の掛け毛布部と敷き毛布部とか
    らなる複合毛布であって、敷き毛布部を掛け毛布部より
    も長くして前方へ延設し、掛け毛布部の前辺および両側
    辺の前方部を除いて、該掛け毛布部の周囲を敷き毛布部
    の周囲に一体的に取り付け、敷き毛布部の前方部の前縁
    部を下方へ折り返してから両側辺を縁縫いして袋状とす
    る掛け敷き両用毛布。
  3. 【請求項3】 矩形平面の両面起毛のアクリル掛け毛布
    部と上面起毛のアクリル敷き毛布部とからなる複合毛布
    であって、敷き毛布部は掛け毛布部よりも長くて前方へ
    延設し、掛け毛布部の前縁部を折り返して衿状の二重部
    を形成するとともに、掛け毛布部の前辺および両側辺の
    前方部を除いて、該掛け毛布部の周囲を敷き毛布部の周
    囲に一体的に取り付け、該敷き毛布部の前縁部を敷きふ
    とんの下方へ折り込んだ掛け敷き両用毛布。
  4. 【請求項4】 掛け毛布部と敷き毛布部をともに裏向き
    にして重ね、後辺と両側辺を合致させてからオーバーロ
    ックミシンで縫い合わせて一体化する請求項1から3の
    いずれかに記載の両用毛布。
  5. 【請求項5】 掛け毛布部の周囲と敷き毛布部の周囲と
    をスライドファスナ、スナップ、両面ファスナまたはボ
    タンなどで分離可能に一体化する請求項1から3のいず
    れかに記載の両用毛布。
JP1997011739U 1997-12-24 1997-12-24 掛け敷き両用毛布 Expired - Lifetime JP3050143U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021041050A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 Bears Rock株式会社 毛布、掛布団セット及び布団セット

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