JPH07114743B2 - 寝具用肩口保温装置 - Google Patents

寝具用肩口保温装置

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JPH07114743B2
JPH07114743B2 JP4272249A JP27224992A JPH07114743B2 JP H07114743 B2 JPH07114743 B2 JP H07114743B2 JP 4272249 A JP4272249 A JP 4272249A JP 27224992 A JP27224992 A JP 27224992A JP H07114743 B2 JPH07114743 B2 JP H07114743B2
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cloth
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滋晴 木原
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滋晴 木原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、就寝に当たり肩口の保
温に用いる寝具用肩口保温装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来肩冷え防止装置として、布団の一端
縁に半円状凹部を施したもの、或いは寝具用タオルケッ
トの一端に半円状凹部を施してチャックで着脱自在に形
成したもの、布団の一端縁に布を垂下させて敷布団と布
団との間の隙間を塞ぐように形成したものが提案されて
いる。また、肩掛けふとん体の表裏二枚の外皮の上縁部
中央を凹状に切抜いたものが提案されている(実開昭6
2−55978号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の肩冷え防止装置
においては、布団に直接凹部を施したものでは布団が移
動すると直ちに肩口から離れて隙間を防止することが出
来ず、また、タオル、或いは布を寝具より垂下させるよ
う取り付けてもタオル又は布が軽いので、無意識に就床
の形態を変えた場合、布団の内部に折り込まれ、肩口に
常に密着していることは不可能であるという問題点があ
った。また、実開昭62−55978号は、肩掛けふと
ん体の上縁部中央の凹部が半円状であるため前述のよう
に寝具の移動により直ちに肩口があいて風邪引きの原因
となり、更に前記ふとんの周縁にミシン縫を施している
ので、保温部材を取り出すことは出来ず、直接日光消毒
ができないという多数の問題点がある。
【0004】そこで本発明は、就床中寝返りしても、カ
バーの形態に変化を来さず、常に肩口に密着して冷え込
みを防止することを目的としており、さらに寝具類の端
部に容易に着脱ができる寝具用肩口保温装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の寝具用肩口保温装置においては、布地を二
つ折りとなし、上方側の一辺を内方に折り返して折返し
布を形成した二重布の中央部にクリ衿を設け、両端部を
開口した長方形袋体カバーを構成し、該カバー内に前記
カバーの縦幅より稍々広く形成し、内部に保温部材を重
点し、ミシン縫いを施した相似形の羽毛肩布団を挿入し
て成るものである。
【0006】上記袋体カバーの一側縁に取付具を形成し
て寝具類の端部に着脱自在に取りつけ、カバーの自重作
用により肩口に常に密着するようにしている。
【0007】
【作用】上記のように構成されたカバーを寝具類例えば
タオルケット、毛布、或は布団に取付けて、就床する場
合、クリ衿部に首を当てると、カバーの自重作用により
肩口に常に密接して寝返りをうっても肩口から離れるこ
とがなく安定して就眠することができる。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1ないし図5において、布地を二つ折りにして上布の
両端の側縁2を内方に折り返して折返し布3を形成して
重合し、内端部にミシン縫い4を施して取付部5を形成
する。取付部5には取付具6例えば凸形マジックテー
プ、或はチャック等を取付け、外端部の中央部には円弧
状クリ衿7を設け、両端部を開口部8にした長方形袋体
カバー1とする。
【0009】そして前記長方形袋体カバー1内には、該
カバー1より縦幅を広く形成した図4に示す相似形の羽
毛肩布団9を充填して左右開口部8より自然に露出しな
いよう折返し布3にて制止する。羽毛肩布団9内には羽
毛を入れて安定するよう、交叉させたミシン縫い10を
施しており、布団9全体が図5に示すように若干膨らみ
を保持させている。
【0010】図6は毛布11に羽毛肩布団9を充填した
長方形袋体カバー1を取付けた状態を示すものであっ
て、毛布11と長方形袋体カバー1とはほぼ直線状にあ
る。
【0011】図7ないし図9に示される他の実施例で
は、長方形袋体カバー1の全体の構成は同様であり、異
なるところは取付部5の上布と下布の内面によって寝具
類例えば毛布等を挟むように形成し、上下取付部5、5
の内面に取付具6例えばマジックテープを適当位置に取
付ける。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下記載される効果を奏する。長方形袋体
カバーの外端中央部がクリ衿になっているので、肩、首
筋が暖かく常に首筋に密着して離れないから風邪等の病
気を防止する。
【0013】中身に羽毛を使用した羽毛肩布団を構成
し、羽毛の安定を図るためミシン縫いにより交叉させて
いるので長方形袋体カバー内に挿入しても、該カバーの
縦幅に比して広く形成しているから常に一定の膨らみを
保持し、かつ肌ざわりがソフトで保温性に優れている。
【0014】羽毛肩布団を挿入した長方形袋体カバーに
は自重作用があって常に首、首筋その他肩口等を包被す
るの著大な効果がある。
【0015】 長方形袋体カバーが汚損した場合に羽毛
肩布団を左右開口部の何れかより取り出して洗濯が簡単
に出来ると共に、左右の開口部より容易に出し入れが出
来るばかりでなく、羽毛肩布団の日光消毒ができて衛生
的である。
【0016】長方形袋体カバーの左右両端の開口部の上
方部に折返し布を設けているので、羽毛肩布団が露見せ
ず、しかもみだりに抜け出る虞れがない。
【0017】カバー全体が軽いので肩がこらない。
【0018】毛布のヘムにマジックテープが容易に接着
できるよう形成しているので、マジックテープの何れか
一方を省略しうるので安価であり経済的効果がある。
【0019】請求項2に示すように取付部を上布と下布
に形成することにより寝具の衿を汚損しない著効があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明寝具用肩口保温装置の一部切欠平面図で
ある。
【図2】本発明寝具用肩口保温装置の側面図である。
【図3】折返し布の状態を示す一部切除した説明図であ
る。
【図4】羽毛肩布団の平面図である。
【図5】羽毛肩布団の側面図である。
【図6】長方形袋体カバーを寝具に取付けた状態を示す
説明図である。
【図7】取付部を上布と下布に形成した他の実施例を示
す一部切欠平面図である。
【図8】同上の側面図である。
【図9】図7を取付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 長方形袋体カバー 2 側縁 3 折返し布 5 取付部 6 取付具 7 クリ衿 8 開口部 9 羽毛肩布団 10 ミシン縫い

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーを有する肩掛け布団体内の上半部
    に中綿、羽毛を充填し、上端部中央を凹状に切抜き、下
    半部に上布と下布とを設けて取付部を寝具に着脱自在に
    取り付けた掛け布団において、布地を二つ折りにして上
    布の両端の側端を内方に折り返して、折返し布を形成
    し、該折返し布を有する布地の上縁部中央に両端を狭さ
    くしたクリ衿を設けると共に、前記布地内に布地と相似
    形の保温布団を着脱自在に挿入して、該布地の両端部を
    開口した長方形袋体首廻りカバーを形成したことを特徴
    とする寝具用肩口保温装置。
JP4272249A 1992-08-29 1992-08-29 寝具用肩口保温装置 Expired - Fee Related JPH07114743B2 (ja)

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JPH0670834A JPH0670834A (ja) 1994-03-15
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JPS60147385A (ja) * 1984-01-12 1985-08-03 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 感熱記録紙

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