JPH05230891A - 超高層建物の構築工法 - Google Patents

超高層建物の構築工法

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JPH05230891A
JPH05230891A JP3490992A JP3490992A JPH05230891A JP H05230891 A JPH05230891 A JP H05230891A JP 3490992 A JP3490992 A JP 3490992A JP 3490992 A JP3490992 A JP 3490992A JP H05230891 A JPH05230891 A JP H05230891A
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Shinko Morita
真弘 森田
Teruo Watanabe
暉生 渡辺
Susumu Goto
進 後藤
Eiji Muro
英治 室
Tadaharu Hagiwara
忠治 萩原
Tetsuo Kaneiwa
哲夫 金岩
Hiroyuki Nishimura
博之 西村
Hiroshi Kobayashi
浩 木林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 超高層又は超々高層建物の特に地上部分の建
設に好適に実施される構築工法を提供する。 【構成】 本設柱を利用するセルフクライミングのタワ
ークレーン2を設置し、基礎版1上で第1層目のメガト
ラス31 を構築し、タワークレーン2をクライミングさ
せ、しかる後にメガトラス31 を第1層目まで上昇さ
せ、前記本設柱4と一体的に結合する。第1層目のメガ
トラス31 の上で前記タワークレーン2を利用して第2
層目のメガトラス32 の構築を行い、同時に前記第1層
目のメガトラス31 の下の第1層分において梁6や柱7
及び床の躯体を構築する。以下同様の工程をくり返して
所望の高さまで構築を進める。 【効果】 全天候型の作業環境で躯体工事等を進めら
れ、悪天候による作業不能日を無くすることが出来、そ
の分工期の短縮に寄与するとともに、作業場環境の改善
による建築現場の工場化を図れ、労働時間の短縮などが
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超高層又は超々高層
建物の特に地上部分の建設に好適に実施される構築工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の高層建物、超高層建物の地上
部分の構築工法は、地上1階から、同2階、3階と順次
1フロアーずつ積み重ねる形に躯体工事、仕上げ及び設
備工事を進めている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】 従来一般の構築
工法の場合、その工期は1フロアーの工程に制約を受
け、階数に比例して長い工期が必要となる。よって超高
層又は超々高層建物を構築する場合には、長大な工期を
必要とし、その間は同建物の供用が制約される。 従来の構築工法のように下層から上層へと順に構築
を進めるやり方では、特に躯体工事は常に天候条件によ
る影響をもろに受け、悪天候によって工事を中止せざる
を得ない日も生ずる。 同様に、仕上げ、設備工事も、外壁及びサッシュガ
ラスの施工がなされるまでは、天候条件による制約を受
ける。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、この発明に係る超高層建物の
構築工法は、図面に実施例を示したとおり、基礎を完了
後、本設柱を利用するセルフクライミングのタワークレ
ーン2を設置し、前記タワークレーン2を利用して基礎
版1上で第1層目のメガトラス31を構築する段階(図
3〜図5)と、本設柱4を前記第1層目のメガトラス3
1 のセット位置よりも高い位置まで先行して組立て、該
本設柱4の頂部付近までタワークレーン2をクライミン
グさせ、しかる後に既に構築を完成し下面にサークルク
レーン5を設置した前記メガトラス31 を第1層目のセ
ット位置まで上昇させ、前記本設柱4と一体的に結合す
る段階(図6,図7)と、前記第1層目のメガトラス3
1 の上で前記タワークレーン2を利用して第2層目のメ
ガトラス32 の構築を行い、同時に前記第1層目のメガ
トラス31 の下の第1層分において前記サークルクレー
ン5を利用して梁6や柱7及び床の躯体を構築する工
事、外装材の取付け及び仕上げ並びに設備工事を進める
段階(図7,図8)と、以下同様に、本設柱4の組立て
とタワークレーン2のクライミング、メガトラスの構築
と上昇、並びに下層における躯体の構築と仕上げ、設備
工事などをくり返して所望の高さまで構築を進める段階
(図9〜図11)と、より成ることを特徴とする。
【0005】
【作用】第1層目のメガトラス31 の上で第2層目のメ
ガトラス32 を構築する工程と、第1層目のメガトラス
1 の下の第1層分の躯体工事や仕上げ、設備工事など
の工程とを同時に並行して行なうので、工期の短縮を図
れる。この点は各層のメガトラスの構築とそれより下層
での躯体工事等にも共通する特長である。
【0006】各メガトラス31 …を上昇させ、セット位
置に結合した後にそれより下の層で躯体工事等が行なわ
れるので、その躯体工事等は各メガトラス31 …が各層
の屋根代りとなって全天候型の作業を行なえる。
【0007】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1は超高層建物を建設する敷地に山止め用として地下
連続壁10を構築する段階を示し、図2は前記の地下連
続壁10の内方であって建設しようとする超高層建物の
特に高層棟の外壁位置に沿って外壁兼用の地下連続壁1
1を構築し、その後この地下連続壁11の内側地盤の掘
削を進めた段階を示している。図3は根切り底に基礎版
1を構築した段階を示す。この基礎工事の工期が長くか
かりすぎる場合は、基礎のPC化を図ることも一つの有
効的手段である。
【0008】図4は高層棟の外壁位置の本設柱を利用す
るセルフクライミングのタワークレーン2を設置し、ま
た、内外の地下連続壁10,11の間の所謂低層棟部分
の地盤の掘削をも進めている段階を示している。図5は
前記のタワークレーン2を利用して内側の地下連続壁1
1,11の間の基礎版1上で第1層目のメガトラス31
の構築を進めた段階を示す。図6は本設柱4の継ぎ足し
による構築を前記第1層目のメガトラス31 のセット位
置よりも高い位置まで先行して組立て(図7参照)、低
層棟部分の根切り底にも基礎版1’を構築した段階を示
している。
【0009】図7は構築を完成し下面に天井走行型のサ
ークルクレーン5を設置した第1層目のメガトラス31
を、前記本設柱4を伝い登るジャッキ装置13によって
上昇させ、他方では前記基礎版1の上に前記サークルク
レーン5を利用して第1層分の梁6,柱7、床などの躯
体工事、及び外装材の取付け、仕上げ及び設備工事など
も順次に並行して進めている段階を示している。
【0010】この場合、躯体工事などはメガトラス31
を屋根代わりとして全天候型の作業として進められる。
全天候型作業の実効性を考慮して、メガトラス31 から
は外部養生膜12が吊設されている。前記の天井走行型
のサークルクレーン5は、例えば特願平2−15246
7号、及び特願平2−152468号に記載した、ブー
ムが水平旋回と水平伸縮又は移動をし、同ブームに取付
けたリフトによって躯体部分や設備、仕上げユニットの
運搬及び組立てに使用可能なクレーンである。
【0011】図8は前記第1層目のメガトラス31 を本
設柱4に沿ってそのセット位置(地上約100mの位
置、建物の地上約40階相当の位置)まで上昇させ、本
設柱4へ結合(定着)した後、このメガトラス31 の上
で前記タワークレーン2を利用して第2層目のメガトラ
ス32 の構築を行い、他方では前記第1層目のメガトラ
ス31 の下の層において各階の躯体構築と仕上げ及び設
備工事などを並行してどんどん進めている状況を示して
いる。低層棟部分の構築も開始されている。
【0012】図9は第2層目のメガトラス32 の構築が
完成し、その下面に天井走行型のサークルクレーン5を
設置し、ジャッキ装置13で上昇を開始した段階を示し
ている。このとき、タワークレーン2も本設柱4を先行
して組立てながら、前記メガトラス32 よりも先行して
クライミングが行なわれる。メガトラス32 からはやは
り外部養生膜12が吊設されている。低層棟部分の構築
はほぼ終了の段階に近づいている。
【0013】図10は、第1層目のメガトラス31 より
下の層の構築はほぼ完成の域に達し、第2層目のメガト
ラス32 はそのセット位置(地上約200m,建物の地
上約80階の位置)において本設柱4と結合され、その
下の層では躯体の構築等がかなり進んだ状況を示してい
る。第2層目のメガトラス32 の上で構築した第3層目
のメガトラスの上昇が開始され、これより先行して本設
柱4の組立てとタワークレーン2のクライミングが同時
並行の形で行なわれている状況をも示している。
【0014】図11は建物最上部(第5層目、地上約5
00m)のメガトラス35 まで本設柱4との結合が行な
われ、その下の層では躯体の構築が進められている。第
4層目のメガトラス34 より下の層の構築はほとんど完
成し、場合によっては部分的に引渡し、供用が行なわれ
ている状況を示している。なお、各層のメガトラス31
…の上には、各工区の工事を指揮、監督し、あるいは能
率化する事務所兼工場(スカイファクトリー)が設けら
れる。
【0015】
【本発明が奏する効果】本発明に係る超高層建物の構築
工法によれば、超高層建物の高さ(階数)に比例する工
期、の常識を破って超短期間で超高層ないし超々高層建
物を能率的に構築することが出来る。また、全天候型作
業環境で躯体工事等を進められ、悪天候による作業不能
日を無くすることが出来るから、その分工期の短縮に寄
与するとともに、作業場環境の改善による建築現場の工
場化が図れ、労働時間の短縮(週休2日制)などが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下連続壁を構築する工程の断面図である。
【図2】建物の高層棟部分の外壁位置に地下連続壁を構
築し根切りを行なう工程の断面図である。
【図3】根切り底に基礎版を構築した断面図である。
【図4】タワークレーンを設置した断面図である。
【図5】第1層目のメガトラスの構築を行なう工程の立
面図である。
【図6】タワークレーンのクライミングを行なった立面
図である。
【図7】第1層目のメガトラスを上昇させる工程の立面
図である。
【図8】第1層目のメガトラスの上で第2層目のメガト
ラスを構築する工程の立面図である。
【図9】第2層目のメガトラスの上昇工程の立面図であ
る。
【図10】第3層目のメガトラスの上昇工程の立面図で
ある。
【図11】最上層のメガトラスの設置まで行なわれた工
程の立面図である。
【符号の説明】
1 基礎版 2 タワークレーン 31 〜35 メガトラス 4 本設柱 5 サークルクレーン 6 梁 7 柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室 英治 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 萩原 忠治 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 金岩 哲夫 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 西村 博之 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務技術研究所内 (72)発明者 木林 浩 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎を完了後、本設柱を利用するセルフク
    ライミングのタワークレーンを設置し、前記タワークレ
    ーンを利用して基礎版上で第1層目のメガトラスを構築
    する段階と、 本設柱を前記第1層目のメガトラスのセット位置よりも
    高い位置まで先行して組立て、該本設柱の頂部付近まで
    タワークレーンをクライミングさせ、しかる後に構築を
    完成し下面にサークルクレーンを設置した前記メガトラ
    スを第1層目のセット位置まで上昇させ、前記本設柱と
    一体的に結合する段階と、 前記第1層目のメガトラスの上で前記タワークレーンを
    利用して第2層目のメガトラスの構築を行い、同時に前
    記第1層目のメガトラスより下の第1層分において前記
    サークルクレーンを利用して梁、柱及び床の躯体工事と
    外装材の取付け及び仕上げ並びに設備工事を進める段階
    と、 以下同様に、本設柱の組立てとタワークレーンのクライ
    ミング、メガトラスの構築と上昇、並び下層における躯
    体の構築と仕上げ、設備工事をくり返して所望の高さま
    で構築を進める段階と、より成ることを特徴とする、超
    高層建物の構築工法。
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